2015年5月11日 (月)
今日は、東京新聞のWeb記事で注目するべきものがあったので転載します。
千畝の勇気、海越え響け 「命のビザ」発給地 リトアニアでオペラ 「オペラ杉原千畝物語『人道の桜』」安藤由布樹・作曲・演出 東京新聞 - 2015年5月11日 (月) 07時03分 第二次世界大戦中の欧州で、日本人外交官の杉原千畝(ちうね)氏が発給し、多くのユダヤ難民を救った「命のビザ」の実話を基にしたオペラが完成し、ビザ発給の地・リトアニアで十二日、世界初演される。同国との親善に取り組み企画した音楽家らは「杉原さんと、その行動を支えた多くの人々の姿を表現できれば」と期待している。 (榎本哲也)
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⇒ 舞台監督を務める作曲家の安藤由布樹さん(53)は 広島原爆の火をカイロに移して福岡県星野村に持ち帰った山本さんの 実話をテーマにした【この灯(ひ)を永遠(とわ)に】を作曲した方で、 二十数年前に私も合唱団に参加して歌いました。(福岡での公演) 当時は新進気鋭の『社会派作曲家』でしたが、今も戦争に向き合っている とは尊敬致します!
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千畝の勇気、海越え響け 「命のビザ」発給地 リトアニアでオペラ 「オペラ杉原千畝物語『人道の桜』」安藤由布樹・作曲・演出 東京新聞 - 2015年5月11日 (月) 07時03分 (上記リード文のつづき)
作品名は「オペラ杉原千畝物語『人道の桜』」。
物語は杉原氏の妻、幸子さんが主役。史実を基に、当時の日本の時代背景を盛り込みながら物語は進む。早稲田大生時代、外交官としての活躍、幸子さんとの出会い、「命のビザ」発給、ユダヤ難民たちの逃避行と彼らを温かく受け入れた日本人、そして戦後…。せりふや歌詞はほぼ全編日本語で、「回覧板」「隣組」など日本独特の言葉も随所に盛り込んでいる。 「リトアニアの方々は思った以上に期待している」と舞台監督を務める作曲家の安藤由布樹さん(53)=東京都調布市=は初演に向けての決意を語る。 安藤さんは、音楽活動を通じてリトアニアと交流を続けており、日本リトアニア友好協会理事を務める。リトアニアが舞台である杉原氏の物語をオペラで表現する構想も、長く温めていた。長年の音楽仲間で、杉原氏が題材の歌曲集に参加したことがある、ソプラノ歌手の新南田(しなだ)ゆりさん(52)=三鷹市=に脚本執筆を依頼、構想が具体化した。 出演者はプロ歌手のほか、公募で集まった東京や千葉など首都圏の市民合唱団有志。リトアニアには十日、計四十人が向かった。 会場は首都ビリニュスの国立ドラマ劇場。演奏はビリニュス市立のオーケストラが務め、ビリニュス市民合唱団など現地の人々がステージの三つの場面で日本語のオペラ曲を協演するなど、現地の音楽関係者が総出で支援する態勢が整った。 リトアニアでは小児がん患者が増えており、安藤さんはその支援にも以前から取り組んでいる。今回の公演でも日本で募金を集め、現地で医療寄付金とグランドピアノを寄贈する。 オペラの題名「人道の桜」は、ビリニュスにある杉原氏の記念碑周辺に、杉原氏生誕百年記念で二〇〇一年に日本から贈られ、植樹された桜の木にちなんだ。唱歌「さくらさくら」も劇中歌として登場する。 脚本担当の新南田さんは主役の幸子夫人を演じる。「千畝さんの業績を支えた気丈で、自分の意見をしっかり持っている女性だったと思う。それを表現したい」と意気込む。杉原千畝氏役を演じるバリトン歌手の女屋(おなや)哲郎さん(61)は、「杉原さんの気持ちを歌で表現できれば」と話している。 日本公演は、七月二十六日に東京都新宿区の早稲田大で、十二月五日に品川区のきゅりあん大ホールで予定されている。詳細は未定。問い合わせはフェイスブックの公式ページで。「人道の桜」で検索。
<命のビザ> 杉原千畝氏(1900~86年)が駐リトアニア日本領事代理だった40年、ナチス・ドイツの迫害から逃れようと領事館に押し寄せたユダヤ難民に、日本政府の訓令を無視して独断で大量発給した日本通過ビザ。これを手にした難民たちはシベリア鉄道で旧ソ連・ウラジオストクへ向かい、船で福井・敦賀港から日本に入国。神戸や横浜などに滞在したのち、米国やカナダなど安住の地へと旅立った。杉原氏は戦後間もなく外務省を事実上解雇された。イスラエル政府は85年、杉原氏に「諸国民の中の正義の人賞(ヤド・バシェム賞)」を贈った。 (東京新聞・ 榎本哲也)
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 リトアニア公演は明日。 日本と同じデザインのチラシがリトアニア語で作成されていました! すでにほぼ満席とのことです(*^_^*)!頑張ります!!

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