2015年3月14日(土)
1週間ほど前の番組の感想ですが・・・
【戦後70年 千の証言スペシャル 私の街も戦場だった】 RKB
米軍による残虐な民間人殺戮を記録した『ガンカメラ(機銃掃射のボタンを押すと カラー映像の撮影を開始する)』の映像を元に、日本全国で起きた悲劇を検証し、 その中の一つの悲劇を再構成ドキュメンタリー・ドラマとして放映。

残虐非道の無差別空襲と機銃掃射で子どもたちも含む民間人が殺されてゆく!
番組冒頭では、ドローン(超小型無人ヘリ)で、ガンカメラと同じ角度から現在の町並みを撮し、 それをガンカメラ映像と切り替えながら放映するので、恐怖の臨場感がある。
戦争を起こしてはならないと云う強いメッセージ性がある渾身の作と言えるのではないだろうか?
そう云えば、番組の一番最初にナビゲーターの佐藤浩市さんが 「今日は、東京大空襲のあった3月9日です」と紹介された。
【私の街も戦場だった】 公式サイト 【ガンカメラが映し出す鮮明な空襲映像】
戦闘機が急降下し、家々の屋根すれすれから機関銃を放つ。走る列車が被弾し火花が散り、駅舎が燃え上がる。 機銃は何発も何発も発射され、学校の校庭に着弾して土煙が上がる。
70年前、日本中のあらゆる街が空襲を受けた。
原爆投下や東京大空襲…大規模な空襲に隠れ、余り顧みられてこなかった機銃掃射を中心とする空襲。 その様子は、全て米軍の戦闘機の翼などに設置されたカメラ=ガンカメラに、映像として捉えられていた。 多くは鮮明なカラー映像で、機銃の引き金を引くと同時に録画が開始される仕組みだ。
低空で撮影された映像には、はっきりと当時の街が攻撃される様子が映っている。 (中略) 「映像を見れば、戦争を経験していない我々のような人でも、日本全土が攻撃されたことを実感できるのではないか」。 そんな思いに突き動かされ、彼らは、全国120以上の市町村で空襲があったことを、ガンカメラ映像から証明した。 ガンカメラ映像は今や、「私の街も戦場だった」ことを証明する、大切な史料なのだ。 (中略) なぜ、市井の人々が犠牲にならなければならなかったのか…。 どんな思いで、パイロットたちは引き金を引いたのか。 私たちは湯の花トンネルで列車を撃った元パイロットを探し、アメリカに飛ぶ。 そしてついにその元パイロットにたどり着く。 彼は妻に宛てて、282枚にも及ぶ手紙を、拠点としていた硫黄島から送っていた。
【私の街も戦場だった】 facebook
 番組で紹介された当時の作戦に従事した米兵や被害者や証言などを数多く掲載その一部を引用
証言集 米軍 元パイロット ジョン・ジョセフ・グラント氏が妻へあてた手紙 「機関車を狙って撃った。列車はトンネルに辿り着いて止まっていた。後方車両は外に出たままだった。再び列車の上を飛ぶと民間人らしき人たちが逃げていくのが見えた。僕は撃たなかった」 「ダメだ。あの人たちを銃で撃つなんて僕にはできない。幼い子どもたちとわが子の姿が僕には重なって見える。ちくしょう、戦争は地獄だ。残酷で冷たくて犠牲はあまりに大きい」
証言集 米軍・第506飛行隊 元パイロット ビル・エバーソール氏(89) 「列車は撃った。だけど、僕が撃ったのは客車ではない。貨物列車だった。列車の前方に貨物車両があった」 「何でどうしてこんなことに。撃った人が誰であろうと僕らの国がしてしまったことを謝罪したい。あまりにも酷い。僕は謝りたい。これはいけない」 「戦争は起こしてはいけないとみんなに気付いて欲しい。戦争は間違っている」

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テーマ:ドキュメンタリー
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