観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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MET Live Viewing 【カルメン】 を 土曜日に見ました!
2014年12月14日(日)

 昨日(12/13)、中洲太洋で 
  MET Live Viewing 【カルメン】 を 見ました!

Carmen_img_1.jpg

 ミカエラ を演じた アニータ・ハーティッグ が秀逸で、カーテンコールでも主役以上の拍手喝采を
受けていました。 MET Live では初登場の新星だとのこと。 (MET出演経験はある)
 本当に上手かった!
Carmen_img_2.jpg

 主役・カルメン を演じた アニータ・ラチヴェリシュヴィリ もさすがに上手かったですが、
最近主流の スリムな体形 ではなくて、昔ながらの堂々たる恰幅の メゾ・ソプラノ でした。

 闘牛士・エスカミーリョ を演じた イルダール・アブドラザコフ(バス) も迫力ありました! 

 ドン・ホセ を演じた アレクサンドルス・アントネンコ も上手かったですが、ミカエラには及びません 
Carmen_img_9.jpg
 
 公式サイトに名前は載っていませんが、タバコ工場でカルメンの同僚二人(ソプラノとアルト)
そしてカルメン(メゾ・ソプラノ)の三重唱もここそこに配置され絶妙のアンサンブルを聴かせて
いました。 特にソプラノは良かった!
Carmen_img_8.jpg


     (開幕直後の見処)


     (終盤の見処)

   MET Live Viewing 【カルメン】 公式サイトによる作品紹介 

ビゼー作曲 【カルメン】
 Carmen - Bizet

上映期間:2014年12月13日(土)〜12月19日(金)
指揮:パブロ・エラス=カサド 演出:リチャード・エア
出演:
  役 名 : 配  役 (歌手)
 カルメン : アニータ・ラチヴェリシュヴィリ(メゾ・ソプラノ)、
 ドン・ホセ : アレクサンドルス・アントネンコ(テナー)、
 エスカミーリョ : イルダール・アブドラザコフ(バス)、
 ミカエラ : アニータ・ハーティッグ(ソプラノ)

上映時間(予定) : 3時間22分(休憩1回 10分含む)
[ MET上演日 2014年11月1日 ]
言語 :フランス語

【解説とあらすじ】
 奔放なジプシー女に魅入られたその瞬間、真面目な兵士の転落が始まる・・・。
 男女の間に横たわる永遠の愛の溝をヒットメロディの数々で綴った大人気オペラ、それが《カルメン》だ。
 ライブビューイング史上最大のヒットを記録したR・エアの記念碑的プロダクションで、不朽の名作がぐっと身近に。
 話題の新星A・ラチヴェリシュヴィリが歌う〈ハバネラ〉が、パワフルな大型新人A・アントネンコが熱唱する〈花の歌〉が、宿命の悲劇の幕を切って落とす!

 19世紀のスペイン、セヴィリャ。連隊の伍長ドン・ホセは、いずれ故郷に帰って幼なじみのミカエラと結婚する日を夢見ている。
 そんな彼の前に、自由奔放なジプシー女のカルメンが現れた。カルメンの手管に魅入られたホセは、けんか騒ぎを起こして捕らえられたカルメンを逃がし、営倉送りに。
 出所したホセはカルメンを愛するあまり、彼女を取り巻くならず者の仲間に加わる。
しかし間もなくカルメンの心は花形闘牛士に傾いてゆき・・・。 




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   超人気作にパワフルで実力ある歌手陣が集結!《カルメン》のみどころ
 石戸谷結子(音楽ジャーナリスト) 2014年12月3日水曜日
 

 自由奔放で情熱的だけれど、ちょっと気まぐれ。どこかミステリアスな雰囲気もたたえた謎の美女、カルメン。歯切れのいい啖呵も切るけれど、繊細さも持ち合わせ、自分の運命の行く末も見えている頭脳明晰ないい女だ。

いまそのカルメン役で、もっとも注目を集め、世界各地の歌劇場からひっぱりだこなのが、グルジア出身のアニータ・ラチヴェリシュビリだ。まだスカラ座の研修生だったときに指揮者のバレンボイムに見出され、スカラ座の晴れ舞台に抜擢されたのだ。力強い歌唱と魅力的な演技、そしてカリスマ的な雰囲気をたたえたラチヴェリシュビリは、瞬く間にスター街道を駆け上った。MET の聴衆にもすっかりお馴染みで、大人気を博している。

 彼女のカルメン像は、ちょっと姐御的な雰囲気を持つ、気性の荒い大胆不敵な女性だ。そんなカルメンに魅了されるのが、アントネンコ扮する一途な真面目男のドン・ホセだ。アントネンコはムーティに見出されてザルツブルク音楽祭でオテロを歌って話題になったラトヴィア出身のドラマティック・テノール。ハンサムで堂々とした体格と情熱的な歌い方で、ラチヴェリシュビリと対等に渡り合う。その二人の間に割って入るのが、ミカエラ役のアニータ・ハーティッグだ。ミカエラのイメージ通りの清純で優しい女性で、ほっそりと美しく、声ものびやかなリリック・ソプラノ。ルーマニア出身でもあり、ゲオルギューの再来と噂されている実力派で演技もうまい。今回はこの3人がみごとにそれぞれの役にはまっていて、エキサイティングな舞台を創りあげている。

2幕からはこの3人に、魅力的なイルダール・アブドラザコフが加わる。《イーゴリ公》でも《フィガロの結婚》でも主役を歌ったMET の花形バス・バリトンで、背が高く美形で声は朗々と深い。まさにMET ならではの贅沢なキャスティングで、もつれた愛の四角関係は、ますます白熱していく。

 演出のリチャード・エアは、イギリスのシェイクスピア劇を得意とする人だけに、すみずみまで目がいき届いた演劇的な舞台が特徴だ。また随所でフラメンコ・ダンスやモダン・バレエをアクセントに挿入し、エキゾチックな雰囲気を盛り上げていて、目が離せない。指揮のパブロ・エラス=カサドは、このところにわかに注目されている若手。スペイン出身で、バロックオペラや現代オペラを得意としているが、MET では《リゴレット》でデビューして成功を収め、今回の再登場となった。繊細でニュアンスに富んだ指揮ぶりで《カルメン》をドラマチックにまとめあげた。この舞台、パワフルで実力ある歌手が揃っていることと、演出・指揮ほか全体のバランスが取れていることが、大きな魅力だ。

 《カルメン》は世界中で、常にベスト5にランクされる超人気作品。誰もが知っている「ハバネラ」や「闘牛士の歌」、有名な「前奏曲」など、エキサイティングなメロディが満載された、エスプリの効いたフランス・オペラの傑作だ。妖艶なカルメンに魅せられ、人生を転げ落ちていくドン・ホセの生きざまを、ぜひ大スクリーンで実感してみてください。 




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