観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 gooブログでも【JUNSKYblog2007】のタイトルで、政治・時事評論を中心に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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ヴァイオリンと二胡、パーカッションのライブ
広島のバンド「祈り部」(「おりべ」ではない、「いのりべ!」)のライブに誘われて行った。

 ヴァイオリンと二胡の竹内ふみの(女性)、パーカッションの宮本香緒理(女性)、そしてベース(コントラバス&エレキベース)の渡辺祐平、ギターの公文まちゃあきの4名のユニットによるバンドである。 

Inoribe01.jpg

 ライブが開催されたのは、暮れも押し迫った12月29日午後2時から。
幸い昨日仕事納めだったので、参加することができた。
 小規模な会場でやるので、素人の趣味のバンドと思って、付き合い上参加した。

 会場は、福岡市東区箱崎の筥崎宮すぐ横の宮の杜ギャラリー「もも庵」。
壁全面のガラス窓の後に筥崎宮の木々を借景にしている。
ステージの後が樹木の緑で覆われているという絶好のシチュエーション。
(私はカメラを持参していなかったので、写真は友人から送って頂いたもの)
参加費は1200円+ドリンク代(必須)500円。

 どのようなコンサートでもそうであるが、私は演奏団体や個人のネームバリューで真に受けた聴き方はしない。 知り合いのバンドだからと言って甘く見ることもない。
 必ず、本物かどうか、私の耳で聞き分けることにしている。
もっとも、「私の耳」がどれほどのものか、世の中に通用するとは思っていない。
自らの鑑賞に資するだけのものであり、個人的な趣向である。

 と言う訳で、「祈り部」のライブも最初は冷静な立場で(最前列で!)聴いていた。

 しかし、しばらくすると、このグループのパーカッションは本物であるとすぐに解った。
ソリストは、ヴァイオリンと二胡を曲目ごとに持ち替えているが、パーカッションの香緒理さんは、曲目進行の中で各種撥(バチ)の持ち替え、楽器の持ち替えなど忙しく立ち回り、どの楽器もプロさながらに完璧に演奏していた。
 その上、随所に見せる笑顔が最高に良い。会場の雰囲気を大いに“Intimate”にする。
また、ソリストやギター・ベースなどの仲間に絶えず視線を送り、にこやかながら息を測り又さりげなく合図を送っている。
 どうやら、このバンドのペースメーカーというか影の指揮者は、このパーカッションの香緒理さんのようだ。

            Inoribe02.jpg


 休憩時間中に話を聞いたところ、元は某音楽大学でクラシックのパーカッションを勉強してきたと言う。 私が「岩城宏之さんの系統ですね」と話を進めると「岩城さんをとても尊敬している」とのこと。
 やはり、これだけ演奏できるという背景には、きちんと勉強・鍛錬してきたことがあるのだ。
私は、このパーカッショニストに惚れ惚れとしてしまった。
 機会があれば、また聴いて見たいものである。

 ヴァイオリンと二胡のソリストの竹内ふみのさんも「本物」であると言えるだろう。
表現もテクニックも相当のものであった。
 同じ弓で弾く弦楽器ではあるが、ヴァイオリンと二胡ではボウイング(弓の引き方)方法や弦の押さえ方など演奏方法は、全く異なる。
 ヴァイオリンでは、弓は基本的には重力の働く方向に『押える』方向でのボウイングだが、二胡では、重力に直交する方向でのボウイングであり、しかも2本の弦の間に弓の「毛」が挟まっているので、方側の弦は押える方向で、もう一方は引く方向でのボウイングとなる。
 その二つの楽器を自在に弾きこなしている姿は本物の演奏家であった。

 竹内さんは、休憩後の2部の冒頭で「祈り部」のスタンスというかポリシーというか存在意義を述べた。
 原爆都市の広島から発信するからには、「語り部」ならぬ「祈り部」として訴えて行きたいとのこと。
 この姿勢には共感させられる。

DSCF0090.jpg

 演奏曲目は、オリジナル曲を配しながら、ピアソラの「リベロ・タンゴ」からペルーの曲や中国の曲、果ては「ソーラン節」に至るまで各国多国籍の曲目。
 演奏方法は、ソロの連携やアドリブなどジャズ的な色彩の感じられるものであった。

 前半・後半あわせて十数曲を演奏し、2時間半に亘る本格的な演奏会であった。

「祈り部」のホームページは、ここをクリック
ブログもあるようです、ここをクリック


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テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

足をはこんでいただきありがとうございました。
過分なるご評価、みんなよろこんでいるでしょう。

【2008/01/01 20:19】 URL | あんくるトム #- [ 編集]


先日は、祈り部のライブに足をお運びいただきまして、ありがとうございました!
このような素晴らしいホームページにご感想を残していただき、大変嬉しいです!
他のレビューも拝見させていただくと、いろいろなジャンルに興味をお持ちのようですね。
たくさんの知識をお持ちの方の前で演奏するのは、違う意味で緊張しますが(笑)、また次回もお会いできる日を心から楽しみにしています!
お体にお気をつけて、いいお年をお迎えください

ありがとうございました!

【2007/12/31 13:01】 URL | 祈り部 香おり #- [ 編集]



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