2014年10月10日(金)
ノーベル平和賞の 『最有力候補』 だと期待されていた 日本国憲法第9条は惜しくも選外!
イスラム過激派に銃撃され一時重篤に陥ったが奇跡的に回復し、その後 国際社会に 「平和」 と 「女子への教育」 を 訴えかけてきた マララ・ユスフザイさん(17) さんが 受賞しました!
おめでとうございます!
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ノーベル賞:勇気とリーダーの資質 マララさん国連演説 毎日新聞 - 2014年10月10日 21時32分
【ニューヨーク草野和彦】ノーベル平和賞に決まったマララ・ユスフザイさん(17)が国連本部で初めて演説したのは、昨年7月12日。彼女の誕生日だ。国連が「マララ・デー」と命名したその日、演説の様子を見ていた私には、二つのことが印象に残った。
一つ目は、彼女からみなぎる勇気だ。ピンクの民族衣装に身を包んだマララさんは演説の冒頭、「私はブット氏のショールを着ています」と打ち明けた。ブット氏は2007年12月に暗殺された元パキスタン首相だ。
マララさんがイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の男に頭部を銃撃されたのは12年10月。再びタリバンに襲われる可能性もある中で、「暴力には絶対に屈しない」という強烈な意思表示だった。
演説でも、銃撃を受けたことで逆に「私の中で弱さと恐怖、絶望が死に、強さと力、勇気が生まれた」と主張した。最も大きな拍手がわいた瞬間だった。
「タリバンとすべてのテロリスト、過激派の息子と娘たちに教育を受けさせたい」。マララさんは両親から学んだ「許しの心」を強調しつつ、「教育(の普及)のためには平和が必要」と、演説のテーマを自分の経験から普遍的な真理へと発展させた。
約17分間の演説は格調高く、説得力に満ちていた。総立ちの聴衆の拍手はしばらく鳴りやまなかった。「リーダーになる資質を持った人間とはこういうものなのか」と思った。
10日のノーベル平和賞決定は、若き指導者への期待値の大きさを示している。その分、彼女を暴力から守り通す国際社会の責務も重いといえる。
憲法9条:「思う心は広がった」ノーベル平和賞逃す 毎日新聞 - 2014年10月10日 20時57分 今年のノーベル平和賞で、候補だった「日本国憲法9条を保持する日本国民」は受賞を逃した。「それでも平和を願い、9条を大切に思う心は確実に広がった」。草の根で署名活動を展開した市民団体(事務局・相模原市)のメンバーらは、充実した表情を見せた。
「日本国民」を平和賞の候補に押し上げたのは、「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」。神奈川県座間市の主婦、鷹巣(たかす)直美さん(37)が1人で始めた活動だ。賛同は広がり、実行委によると署名数は10日時点で計44万2443人に上った。
2児の母の鷹巣さんは「世界中の子供を戦争から守りたい」と昨年、ノーベル委員会に平和賞授与を求めるメールを送付。実行委を結成して署名集めと推薦人探しを進めた。今年、受賞者を「日本国民」として推薦人43人と約2万5000人分の署名でエントリー。4月にノーベル委から「今年の受賞候補に入った」と返事がきた。
9条は今、試練を迎えている。集団的自衛権を巡り2月、安倍晋三首相が「改憲しなくても解釈変更で行使は可能」などと発言。署名数は6月に10万人を突破した。7月に政府が行使を容認する閣議決定をすると爆発的に増え、9月中に40万人を超えた。
実行委の共同代表の一人で元大学職員の落合正行さん(81)は、全国から届く紙の署名を数日おきに郵便局へ取りに行く役。閣議決定後は重さ10キロを超え1人で運べなくなった。「署名に込められた気持ちはさらに重いと感じた」
今年の平和賞はパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)ら。鷹巣さんは笑顔で「心から応援の声を届けたい」と祝福し、仲間たちとの取り組みを「小さな声も集まれば大きな力になると実感できた」と振り返った。
ノーベル委からは「日本国民」を来年も平和賞にエントリーするとの趣旨のメールが届いている。鷹巣さんらは署名100万人を目指す。 【河津啓介、高木香奈、高橋和夫】

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