2014年3月24日(月)
映画は、【メリーポピンズ】 を ミュージカル映画にしようとした ウォルト・ディズニー と 断り続けてきた原作者 P・L・トラヴァース との 『攻防』 を描いた実録再構成映画です。
主人公たちは、実名で出てきます。 エマ・トンプソンが原作者でイギリス人作家のP・L・トラヴァースに

トム・ハンクスがウォルト・ディズニーに扮しています。

私が子どもの頃は、まだ普及し始めたばかりのテレビで毎週 【ウォルト・ディズニー 劇場】 (正式な番組名は忘れましたが、ディズニー・ランドの4つの国を週替わりで紹介していました。) を見るのが楽しみでした。 その番組では、冒頭にウォルト・ディズニー本人が番組の内容解説をしていました。 (もちろん字幕は無くて、『日本語吹き替え』で、聞いていました。)
そういう懐かしい思い出もあるので、映画の始めでは、トム・ハンクスのウォルト・ディズニー には違和感が強かったのですが、その内慣れてしまいました。
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映画のストーリーは、まだ公開されたばかりなので、あまり書きませんが、 『偏屈な』 原作者 ミズ・トラヴァースをようやく説き伏せて映画化に至ったまでは良いが 「打ち合わせの全てを録音しておくように」(当時ビデオはまだ無かった)との夫人の指示で 細かいやりとりや作曲家が歌っている場面も録音。
トラヴァース夫人は、台本の細かい処まで全てチェックし、指示通り直させると云う人。 その徹底ぶりと言ったら、台詞だけではなく、『ト書き』まで修正させるほど。 「そこは映画には出ないので」と言っても「私は台本を読みますから」と反論し、 直させるほど。 (そういう細かい処まで再現されていました)
映画になるまでは、何度も暗証に乗り上げ、夫人が「映画化中止」を叫ぶ場面も。
そして、ようやっと完成した 【メリーポピンズ】 の 極一部が流れます。
映画のエンドクレジットでは、録音された音声がテープレコーダーの映像と伴に 流れるのですが、この声は俳優ではなく、おそらく実際の本人の声らしい。 「打ち合わせの全てを録音しておくように」 との指示が生きて、このエンディングは もちろん、この映画そのものの脚本のベースになっているようでした。

【ウォルト・ディズニーの約束】 公式サイト
Movie Walker による解説・作品紹介 日本でも1965年に公開された、アカデミー賞5部門受賞の不朽の名作『メリー・ポピンズ』。いまもなお世界中で愛されるミュージカル映画の誕生秘話をディズニーならではの幻想的な映像でつづるファンタジー。エマ・トンプソンが原作者でイギリス人作家のP・L・トラヴァースを、トム・ハンクスがウォルト・ディズニー役に扮する。
【あらすじ】 夢のある映画を作り人々を喜ばせてきたウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)は、魔法を使うシッターを描いた児童文学『メリー・ポピンズ』を映画化しようとするが、原作者のP.L.トラヴァースはそれを拒否。 しかしウォルトは決して諦めようとせず、トラヴァースは住んでいるイギリスからウォルトのいるハリウッドまで出て決着を付けようとする。 ウォルトら映画製作者が出す脚本アイディアを片っ端から認めないトラヴァース。 彼女が頑なに作品を守ろうとする背景には、幼い頃の父親との思い出があった。それを知ったウォルトは、トラヴァースとある約束をする……。
【キャスト・スタッフ】 配 役 : 役 名 トム・ハンクス :ウォルト・ディズニー エマ・トンプソン:P・L・トラヴァース コリン・ファレル:トラヴァース・ゴフ (夫人の父;アル中) ポール・ジアマッティ:ラルフ ジェイソン・シュワルツマン:リチャード・シャーマン;作曲家 B・J・ノヴァク:ロバート・シャーマン(リチャードの兄弟)
監督 : ジョン・リー・ハンコック 脚本 : ケリー・マーセル 、 スー・スミス 製作総指揮 : クリスティーン・ランガン 、 アンドリュー・メイソン 製作 : イアン・コリー 、 アリソン・オーエン 、 フィリップ・スチュワー 撮影 : ジョン・シュワルツマン プロダクション・デザイン : マイケル・コレンブリス 音楽 : トーマス・ニューマン 編集 : マーク・リヴォルシー 衣装 : ダニエル・オルランディ

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