2014年3月19日(水)
アインシュタインが予言し、1980年代初めに自然科学研究機構の佐藤勝彦機構長が インフレーション理論を提唱したが、実際にはその証拠を見つけるのが困難とされてきた 「重力波」の痕跡を観測したと云う、今度もノーベル賞級のニュースです。
先だっての 『STAP細胞』 の話もノーベル賞級と言われていましたが、その後の展開は 肝心のデータや画像の信頼性が失われると云う残念な結果になっています。
今度の発表は、数年掛けた自己検証や審査の上で発表されているらしいのですが・・・
幾つかのニュースを読みましたが、『理系』の私にもサッパリ解りません。
特に インフレーション理論では、宇宙誕生時の高密度エネルギーによって、誕生から1秒の1兆分の1の さらに1兆分 の1の さらに100万分の1 以内の時間で、宇宙の境界が指数関数的に膨張していったと想定されている。
宇宙は誕生したその瞬間、人類が観測可能な領域(直径約920億光年)を超えてはるか彼方まで広がっていっ たのだ。重力波はそのとき生まれたものであり、今回の研究は、宇宙誕生の謎を解明する大きな一歩となると期 待されている。 宇宙膨張の決定的証拠を発見 (ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - 2014年3月18日(火)19:14
カオ=リン・クオ(Chao-Lin Kuo)スタンフォード大・准教授は今回南極のBICEP2望遠鏡で初めて重力波、つまり時空の揺れ―「ビッグバンで起きた最初の揺れ」―の観測に成功したチームの一員。 (ワインで乾杯後の談話。)「ここで話題にしてるのは、ビッグバン直後の何十億×何十億×何十億×何百万分の1秒の話さ。 ビッグバンの顔(姿形)が、重力波(手をニョロニョロ動かす)に乗っかったイメージとして残ってるんだ、純粋な量子重力の特徴としてね。これが揃わないと理論は完結しない。 もしこれが本当なら、自然の解明がとてつもないスケールで飛躍する、まさに世紀の瞬間だ。いんやートリックとかじゃないといいんだが。 わしのビッグバン理論は間違ってなかった …重力波初観測の大ニュースに涙ぐむ物理学者 (Gizmodo Japan) - 2014年3月19日(水)23:00 と云う処など・・・
分子より小さい“物体”が、そんなに短い時間(1秒の1兆分の1のさらに1兆分 の1の さらに100万分の1以内の時間)に、直径約920億光年の領域にまで膨張(インフレーション) したとか、私の理解できる範囲を超越している!
「大変ありがたい話」=インフレーション理論提唱の佐藤機構長―重力波観測で (時事通信) - 2014年3月18日(火)12:35 宇宙が誕生直後に急膨張したという「インフレーション理論」を裏付ける原始重力波の観測に、米ハーバード大などのチームが成功したとの発表を受け、この理論を提唱した自然科学研究機構の佐藤勝彦機構長は18日、東京都内で記者会見し「大変ありがたい話だ。今後は直接、重力波を測定し、宇宙の生まれた瞬間の『写真』を出してほしい」と研究の進展に期待を寄せた。
1980年代初めにインフレーション理論を提唱し、宇宙が火の玉で始まったとするビッグバン理論では説明しきれない「なぜ火の玉が生まれたのか」の解明に挑んだ佐藤機構長。「提唱した時には、とても(理論を裏付ける)データが得られるとは思えなかった」と振り返り、「この30年の技術の進歩で、桁違いの研究が可能になった。本当に素晴らしい時代になった」と成果をたたえた。
インフレーション理論を裏付ける発見は、ノーベル物理学賞に値するとの見方が強い。佐藤機構長は「十分に可能性がある話だと思うが、他のグループも同様の観測をしており、データを確かめていく必要がある。いろいろなグループで研究が進んでいるので、半年、一年くらいで結論が出るのではないか」と述べた。自身の受賞については「期待は持ちたいが、何とも分からない」と苦笑した。
重力波観測で開く“多宇宙”への扉 (ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - 2014年3月19日(水)16:43</a>

原始重力波:宇宙誕生時の痕跡観測 米チーム (毎日新聞)- 2014年3月18日(火)10:58

宇宙が誕生直後に急激に膨張したとする「インフレーション理論」を裏付ける直接証拠を初めて発見したと、米ハーバード大などのチームが17日、発表した。急な膨張で発生した「原始重力波」の痕跡を検出した。同理論は、1980年代に佐藤勝彦・自然科学研究機構長や米国のアラン・グース博士らがそれぞれ独自に提唱した。宇宙創成期の謎を解明する重要な手がかりで、ノーベル賞級の成果として注目される。
現在、広く受け入れられている理論では、宇宙は約138億年前に誕生。その直後に急激に膨張し、火の玉のようになって大爆発(ビッグバン)を起こしたとされる。その後の約38万年間は、電子などに邪魔されて光が進むことはできず、宇宙誕生直後の様子を知ることが極めて困難だった。
チームは、大気が安定している南極に電波望遠鏡を設置。ビッグバンの名残で宇宙誕生直後から存在するマイクロ波「宇宙背景放射」を精密に観測した。
その結果、マイクロ波の振動方向の分布が特定のパターンを描いており、原始重力波による影響と予測されていたパターンに一致したという。
重力波は非常に重い星などが運動する際、時間や空間の振動が周囲に伝わる現象。アインシュタインが一般相対性理論で存在を予言したが、これまでに直接とらえられたことはない。チームの一人は「干し草の山で針を探すようなものだった」と話している。【西川拓】
宇宙膨張、裏付ける重力波=南極の電波望遠鏡で初観測―初期の姿明確に・米チーム (時事通信) - 2014年3月18日(火)10:59

【私の関連ツイート】
【ナショナルジオグラフィック】重力波観測で開く“多宇宙”への扉 http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/world/20140319002-ng.html … ビッグバン後に広がっていった重力波の存在は、我々の暮らす世界が多くの宇宙からなる「マルチバース(多宇宙)」であることを示しているという。 ⇒ 私には、さっぱり解らん!
【Gizmodo】わしのビッグバン理論は間違ってなかった…重力波初観測の大ニュースに涙ぐむ物理学者 http://news.goo.ne.jp/article/gizmodo/trend/gizmodo-92827.html … もしこれが本当なら、自然の解明がとてつもないスケールで飛躍する、まさに世紀の瞬間だ。いんやートリックとかじゃないといいんだが。
【ナショナルジオグラフィック】宇宙膨張の決定的証拠を発見 http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/world/20140318005-ng.html … インフレーション理論は、初期宇宙の誕生直後から想像を絶するほどの大きさまで膨張した成り立ちを説明す る進化モデルで、「火の玉の爆発で始まった」とするビッグバン理論を補完する
【時事】宇宙膨張、裏付ける重力波=南極の電波望遠鏡で初観測―初期の姿明確に・米チーム http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140318X336.html … 東京大宇宙線研究所で重力波を研究する大橋正健准教授は「初期宇宙の姿がより正確に分かってくると思う。確認されれば、ノーベル賞級のすごい成果だ」と話した
【ジムゾー】宇宙の起源、またひとつわかった? ビッグバン後の急膨張を裏付けるデータ http://news.goo.ne.jp/article/gizmodo/trend/gizmodo-92826.html … 今このタイミングの日本人としては、「世紀の大発見」にはちょっと懐疑的になってしまう面もあるかと思います。それでも100年越しで続いてきた宇宙の謎解きが
【時事】「大変ありがたい話」=インフレーション理論提唱の佐藤機構長―重力波観測で http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140318X399.html … この理論を提唱した自然科学研究機構の佐藤勝彦機構長は「大変ありがたい話だ。今後は直接、重力波を測定し、宇宙の生まれた瞬間の『写真』を出してほしい」

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