2014年3月3日(月)
おととい 3月初日の土曜日、METライヴのあと、アクロス福岡で開催された
【及川浩治ピアノ・リサイタル】 <不滅のベートーヴェン 5大ソナタ>
を聴きに行きました。 当日券狙いだったのですが、2階の3列目下手よりをGET!
A席:3000円の座席。 全体として、結構空席が目立ちました。

及川浩治ピアノ・リサイタル <不滅のベートーヴェン5大ソナタ +「エリーゼのために」>
「悲愴」(ピアノ・ソナタ第8番) 「月光」(ピアノ・ソナタ第14番) 「ワルトシュタイン」(ピアノ・ソナタ第21番) (休 憩) 「エリーゼのために」 「テンペスト」(ピアノ・ソナタ第17番) 「熱情」(ピアノ・ソナタ第23番) アクロス福岡 シンフォニーホールにて 3月1日(土) 14:00 ~ 16:30
KBCイベント事業部、 CARAVAN
S席4,000円、A席3,000円、学生券2,000円
ピアノ・ソナタ第14番 【月光】 の第1楽章はゆったりとしたテンポで良かった のですが、何と、右手のリズムが左手の『3連音』と同じになってしまっています。 楽譜では、右手は『符点8分音符と16分音符』で、少しズレるはずなのですが・・・ 要するにリズムがアマイ訳です。 一方、第3楽章は速弾き過ぎて、何を演奏しているか?さっぱり解らない有り様。 私は、若い頃この曲を練習したので、どういう構造になっているか知っているのですが、 それでもついて行けないほど速くて、音の洪水というか濁流と云うかクリアではありません。 練習したこともない一般の聴衆にとっては、『速かったね!』 と云う印象しか 残らないのではないでしょうか?
その他の曲も、緩徐楽章以外は、速いばかりで、全く情緒がありませんでした!
ブラボーの声を掛けていた人の気が知れません。 速ければブラボーとでも思っているのでしょうか?!
超高速で弾いてもミスタッチは少なかったので、『テクニック』は確かにあるのでしょうが、 これは演奏家としての人に聴かせる「演奏テクニック」ではありません。
最近、人に聴かせて感動させることを忘れた『独りよがりの演奏家』が多くて困ります!

及川浩治 公式サイト

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