2014年2月27日(木)
 東京都杉並区の田中良区長(右から2人目)にアンネ・フランクに関する書籍を 贈呈したイスラエル大使館のレヴィ公使(同3人目)と日本ユダヤ教団の ローゼンフェルド会長(同4人目)=27日午後、東京都杉並区役所 (産経新聞) 2014年2月27日(木)20:35(原川貴郎撮影)
アンネの日記被害 イスラエル大使館など関連書籍を寄贈 (産経新聞)- 2014年2月27日(木)20:35 東京都内の図書館で「アンネの日記」をはじめ、ユダヤ人迫害に関する書籍が破られる事件が相次いでいるのを受け、イスラエル大使館のペレグ・レヴィ公使と日本ユダヤ教団のフィリップR・ローゼンフェルド会長は27日、東京都杉並区を訪れ、関連書籍を贈呈した。同大使館と同教団は今後、被害冊数が最も多かった杉並区を窓口に、被害に遭った自治体にアンネやホロコーストに関する書籍計約300冊を寄贈する。
イスラエル大使館が300冊寄贈=杉並など被害自治体に―「アンネの日記」破損事件 (時事通信)- 2014年2月27日(木)18:20
 東京都内の図書館で「アンネの日記」などユダヤ人迫害の関連書籍が相次いで引き裂かれた事件で、イスラエル大使館は27日、アンネ・フランクに関連する書籍300冊を被害自治体に寄贈した。
贈呈式は27日午後、最も被害冊数の多い杉並区の区役所で行われ、被害自治体を代表して田中良区長が、ペレグ・レヴィ駐日イスラエル公使から本を受け取った。田中区長は「大変ありがたい。より多くの方が歴史の事実に関心を寄せ、平和の尊さを願う心が広がっていくことを強く望む」と謝辞を述べた。
レヴィ公使は「被害の報道を悲しい気持ちで聞いた」と述べた上で、「日本の皆さまから多くの励ましの言葉を頂き、感謝の気持ちでいっぱいになった。事件は日本全体の意思でないと理解している」と語った。
都内では昨年2月以降、3市5区の公立図書館38カ所で、計308冊の関連書籍が引き裂かれるなどの被害が確認されている。杉並区では121冊の被害が確認された。相次ぐ被害を知ったイスラエル大使館が寄贈を申し出た。
アンネの日記:書籍寄贈相次ぐ 「杉原千畝」名の送り主も (毎日新聞)- 2014年2月27日(木)20:25 東京都内の公立図書館で「アンネの日記」や関連図書300冊以上が破られた事件で、在日イスラエル大使館のペレグ・レヴィ公使らが27日、約120冊の被害に遭った杉並区役所を訪れ、アンネ・フランクに関連する図書3冊を寄贈した。被害図書中には絶版になったものもあるため、被害自治体の要望を聞いたうえで計300冊を寄贈するという。
レヴィ公使は「報道を悲しい気持ちで聞いたが、日本の方々から温かい言葉や励ましをいただき、感謝の気持ちでいっぱい。友情の証しとして寄贈することにした」と述べた。田中良区長は「事件に強い怒りを感じるが、平和の尊さを皆で考える機会になれば」と話した。区には大使館からの申し出と別に、26日までに8件11冊の寄贈があったという。
また、都立中央図書館(港区)には「杉原千畝(ちうね)」を名乗る人物から、アンネ関連図書137冊が届いた。同館によると、24日に段ボール箱が届き、「寄贈」と書かれた紙に名前が記されていた。杉原千畝は第二次世界大戦中にナチス・ドイツの迫害から逃れようとしたユダヤ人へビザを発給した元駐リトアニア領事代理。【戸上文恵】

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