観劇レビュー&旅行記
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【はだしのゲン】 「閲覧制限要請」 を 撤回 ・・・ 松江市教委
2013年8月26日(月)

 子どもの目から「戦争と原爆投下の不法性と原爆による惨禍と悲劇」を見えないように

しようとした『右派』勢力の目論見は、完全に裏目に出て、寧ろ 【はだしのゲン】 への

社会的関心を高め、言論抑制への批判の声も広がった。

その広がりの中で、 【はだしのゲン】 の「閲覧制限」は撤回され、増刷を決めたという。

    「はだしのゲン」閲覧制限を撤回 松江市教委
   PN2013082601001821.jpg
          (共同通信) 2013年8月26日(月)17:03

 既に多くのマスメディアでも解説されているが、今日の毎日新聞が簡潔に纏めている。

この事件の発端は、天皇主義『右派』勢力による云わば恫喝から始まった。

【※ 昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として、小中学校の図書室からゲンを撤去するよう求める陳情が市議会に提出されたが
※ 同年12月の本会議で全会一致で不採択となった。
※ しかし、市教委が改めて内容を確認。「(旧日本軍が)首を切ったり、女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断
※ 同月と今年1月の校長会でゲンを教師の許可なく閲覧できない閉架とするよう求めた。】  


 そして、今回改めて取り扱いが検討された結果、

【清水教育長は「学校図書の取り扱いは学校長の所管。要請は軽率だったと言わざるを得ない」と、閲覧制限を求めることを決めた前教育長らの対応を批判した。内藤委員長は「(市教委事務局が独断で決めた)手続きに不備があり、要請前の状態に戻すことが妥当」などの素案を委員に提案し、全会一致で承認された。】 

 
 なお、上に書いた【天皇主義『右派』勢力による云わば恫喝】とは以下のような内容

件名
松江市の小中学校の図書室から「はだしのゲン」の撤去を求める陳情

要旨
マンガ「はだしのゲン」は子どもの教育に悪影響を及ぼし、間違った歴史認識を植えつけているので、一刻も早く松江市の小中学校の図書室から撤去されるよう求めるもの。

陳情理由
平成11年8月13日法律第127号「国旗及び国歌に関する法律」が施行され、教育基本法にも「国と郷土を愛する態度を養うこと」が盛り込まれました。「はだしのゲン」には、天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されています。このように、間違った歴史認識により書かれた本が学校図書室にあることは、松江市の子どもたちに間違った歴史認識を植え付け、子どもたちの「国と郷土を愛する態度の涵養」に悪影響を及ぼす可能性が高いので、即座に撤去されることを求めます。もし撤去できないのであるならば、別紙1から4で表現されている事項について、根拠となる資料を提出されるよう望みます。 

 『はだしのゲン』閲覧制限、かみ合わぬ論点
「原爆の悲惨さ伝えるべき」「誤った歴史認識」

 The Huffington Post 執筆者: 安藤健二 2013年08月19日 12時33分



【関連記事】

ゲン閲覧制限撤回:松江市教委「混乱させたことをおわび」
 (毎日新聞) - 2013年8月26日(月)21:12
 

はだしのゲン閲覧制限要請を撤回…松江市教委
 (読売新聞) - 2013年8月26日21時11分


閲覧制限を撤回=「手続きに問題」と判断
― はだしのゲン、松江市教委

 (時事通信) - 2013年8月26日(月)20:38


「ゲン」閲覧制限要請 松江市教委が撤回へ
 (NHK) - 2013年8月26日(月) 17時2分


「ゲン」閲覧制限の背景は
 NHK 松江放送局の後藤匡記者が解説します。

 (NHK) - 2013年8月22日(木) 23時55分 (長いのでリンクのみ)


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ゲン閲覧制限撤回:松江市教委「混乱させたことをおわび」
 (毎日新聞) - 2013年8月26日(月)21:12
 

 松江市教育委員会が故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を全小中学校に要請している問題で、市教育委員5人による臨時会議が26日、松江市役所であった。「市教委事務局が(審議を経ずに)学校側に閲覧制限を求めた手続きに不備がある」との意見で全員が一致し、制限の撤回を決めた。閲覧は今後、各学校の判断に任せられる。委員の一人の清水伸夫教育長(62)は会議後の記者会見で「子供の健やかな成長を願った判断だったが、結果として混乱させたことをおわびする」と陳謝した。

 会議には委員全員が出席し、論点を整理して意見を交わした。

 「ゲンの内容」については、残虐、暴力的な場面があるが、平和教育という意味で実績があるという見解で一致した。布野(ふの)由美委員(48)は「平和や命の尊さ、戦争の悲惨さを学ぶ価値がある作品」、内藤富夫委員長(71)も「時代背景もあり、暴力を肯定しているのではない」と語った。一方、清水教育長は「平和教育で実績がある作品だが、(子供の)発達段階で何らかの制限を加えることもあり得る」との意見を述べた。

 「子供の知る権利」について、桜井照久委員(61)が「知識を自由に得ることをコントロールすることは問題だ」と指摘した。

 さらに、清水教育長は「学校図書の取り扱いは学校長の所管。要請は軽率だったと言わざるを得ない」と、閲覧制限を求めることを決めた前教育長らの対応を批判した。内藤委員長は「(市教委事務局が独断で決めた)手続きに不備があり、要請前の状態に戻すことが妥当」などの素案を委員に提案し、全会一致で承認された。

 同市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として、小中学校の図書室からゲンを撤去するよう求める陳情が市議会に提出されたが、同年12月の本会議で全会一致で不採択となった。しかし、市教委が改めて内容を確認。「(旧日本軍が)首を切ったり、女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、同月と今年1月の校長会でゲンを教師の許可なく閲覧できない閉架とするよう求めた。問題発覚後、市教委が市内の小中学校全49校にアンケートを実施したところ、43校がゲンの漫画を保有。うち42校が閲覧を制限していた。

 市教委には22日までに2555件の意見が全国から寄せられた。7割が市教委の判断に反対する内容だった。【曽根田和久】  



はだしのゲン閲覧制限要請を撤回…松江市教委
 (読売新聞) - 2013年8月26日21時11分
 

松江市教育委員会が、漫画家・中沢啓治さんの代表作「はだしのゲン」の描写が過激だとして、子供が閲覧する際に教員の許可が必要な「閉架」扱いにするよう全市立小中学校に要請した問題で、同市教委は26日、臨時の教育委員会会議を開き、要請撤回が妥当と判断した。

 教育委員や学校現場と協議せず要請した手続きに不備があったためとした。市教委は同日、この結果を各校にメールで連絡。作品の扱いは各校の判断に任される。

 清水伸夫教育長を含む委員5人が全会一致で決めた。

 会議では、作品について「戦争の悲惨さを伝えており、平和学習の教材として価値がある」と全委員が評価。旧日本軍がアジアの人の首をはねたり、女性が乱暴されたりする場面の表現に対しては、4人の委員が「子供の発達段階に応じた配慮が必要」などとする意見を述べた。

 その上で、「校長、教諭らとの議論が必要だった」「教育委員会会議に報告、相談するべきだった」などの意見が相次いだ。

 委員らは、会議終了後、記者会見。内藤富夫教育委員長は、「今回は、教育行政として閉架に至った経緯を調べる必要があり、根本的に手続きが誤っていると判断した」と説明した。

(2013年8月26日21時11分 読売新聞) 



閲覧制限を撤回=「手続きに問題」と判断
― はだしのゲン、松江市教委

 (時事通信) - 2013年8月26日(月)20:38

 松江市教育委員会が広島の原爆被害を描いた漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を市内の小中学校に要請していた問題で、市教委は26日、教育委員5人による会議を開き、要請の撤回が妥当との結論を出した。清水伸夫教育長は同日中にメールなどで各校に撤回を連絡。今後の取り扱いは「学校の自主性を尊重する」として、各校に判断を委ねた。

 清水教育長を含む委員5人は、閲覧制限が教育委員の会議や校長会で議論されないまま、当時の教育長と事務方の判断で要請に至ったと指摘。「手続きに不備があり、昨年12月の要請前の状態に戻すことが妥当」と判断した。

 26日の会議は公開で行われ、委員からは「一部の人で協議して閉架措置を要請したのは問題」「要請を市教委の方針や指示と受け止めた校長が多い。強制と取られてもしょうがない」などの意見が相次いだ。

 首を切る場面など問題とされた描写については「残虐な表現は事実だが、一律に見せないのは問題」「時代背景の意味を考えて教育すれば、大きな問題はない」などの意見が多数を占めた。一方で「後半部分は過激なものがある。何らかの制限を加えてもいい」と指摘する委員もいた。

 清水教育長らは終了後に記者会見し、「結果として事態が混乱したことは大変申し訳ない。白紙の状態に戻し、学校や保護者と今後について協議していきたい」と述べた。 



「ゲン」閲覧制限要請 松江市教委が撤回へ
 (NHK) - 2013年8月26日(月) 17時2分
 

 漫画「はだしのゲン」の一部に過激な表現があるとして、松江市教育委員会が、小中学校の図書室で自由に読むことができない措置をとるよう学校側に要請していた問題で、松江市教育委員会は、26日開いた臨時会議で、「要請が事務局だけで決定されるなど手続きに不備がある」として、要請を撤回するのが妥当だとする結論をまとめました。

 この問題は、中沢啓治さんの漫画、「はだしのゲン」について、松江市教育委員会の前の教育長が、「一部に過激な描写がある」として、去年12月に開かれた小・中学校の校長会で、子どもが図書室などで、自由に読むことができない「閉架」の措置をとるよう要請していたものです。
 この要請は、市教育委員会の事務局だけで決定されていたことなどから、大学の名誉教授など5人で構成する教育委員会は、26日、臨時の会議を開き、対応を協議しました。
 この中では、要請が事務局だけで決定され、教育委員に報告されていなかったことは、「慎重さに欠けていた」と委員全員から指摘されました。
 また、「閲覧の制限を行うかどうかは、それぞれの学校が決めるべきだ」という意見が出されました。

 そのうえで、会議では「要請が事務局だけで決定されるなど手続きに不備がある」として、要請を撤回するのが妥当だとする結論をまとめました。
 また、今後の取り扱いについては「各学校の自主性を尊重する」としています。

 教育委員会会議のあと、記者会見した松江市の清水伸夫教育長は、「今回の件で、混乱を生じさせたことを改めておわびします」と述べました。
 そのうえで清水教育長は、「学校の自主性を尊重するという結論に至ったので、今後は、児童や保護者にどう説明するかを、学校としっかりと協議していきたい」と述べました。
 また、松江市教育委員会の内藤富夫委員長は、「手続きには不備があったが、当時の担当者が十分に考えて行った措置であったので、間違っていないと思う」と述べたうえで、「今後、学校の対応について、しっかりと見守っていきたい」と話していました。

 漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの妻のミサヨさん(70)は、「松江市教育委員会の要請が撤回されて、本当によかったです。夫は『ゲン』を通して、戦争や原爆のことを知ってほしいと、子どもたちにも分かるように、絵やストーリーを考えて作品を描きました。これからも、子どもたちに自由に手にとって読んでもらいたい」と話していました。 




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