2013年8月11日(日)
ユナイテッド・シネマの短文解説を見て、面白そうなので、見てみました。

期待通り、くだらなく面白い ラヴ・コメディ映画 でした。
荒唐無稽な処もありますが、若い男女の絡みは現代的なのかもしれません。
 有名な、アカデミー賞授賞監督 ウディ・アレンさんが、監督・脚本・出演。
まだ、イタリア旅行をしたことが無い私にとっては、数々の観光名所を見るのも
楽しめた一つかも知れません。
公式サイト から、それらの有名観光地を紹介すると・・・
『カンピドリオ広場;Piazza del Campidoglio』 
『トレヴィの泉;Fontana di Trevi』 
『ローマ・テルミニ駅;Stazione Termini』 
『トラステヴェレ;Trastevere』 
『コロッセオ;Colosseo』 
『ヴィッラ・デイ・クインティーリ(クインティーリ荘);Villa dei Quintili』 
『ボルゲーゼ公園;Laghetto di Villa Borghese』 
『ヴェネト通り;Via Veneto』 
『スペイン階段;Scalinata di Trinità dei Monti』 
ストーリーは異なりますが、【ローマの休日】(白黒)のカラー版とでも言いますか。
ラヴ・コメディ映画 としては、【ローマの休日】 との共通点もあります。
まぁ、中の良いカップルなのに、ちょっとした行き違いから、別の相手とお熱い中になる
と云うストーリーで、オペレッタなどにも出てくる手法。
ストーリー展開の中で、婚約を決めた二人の親同士が面談する席で、たまたま汚れ作業から
上がった『花婿』の父親がシャワーを浴びながらベルディのオペラの一節を朗々と歌い上げる
処を、元オペラのプロデューサーだった『花嫁』の父が聴き付け、そのあまりのうまさに注目。
彼を、オペラの世界にデビューさせようとするサブストーリーが荒唐無稽で、超面白い!
何しろ、デビューのオペラ【道化師】で主役(テナー:その父親)が歌う場面では、
手を変え品を替えてシャワーが登場し、シャワーを浴びながら歌うという演出。
その演出は、花嫁の父親が行なった! 結果は、大盛況・大成功のうちに終わる・・・
そのオペラが趣味の父親を演じた、ファビオ・アルミリアート は、映画解説を読んでみたら
本当の有名なオペラ歌手だとのこと。

そういう部分もあるので、クラシック好きには、お腹の底から笑える映画であり、
イタリア語や英語を勉強している人たちには、ヒアリングの練習になること請け合い。
(イタリア語と英語が半々と云うところ・・・)
期待した以上に、くだらなく面白い映画でした。 9:30 からの上映に観客僅か 3人
クラシック好きや英語・イタリア語勉強中で “暇のあるお方” は、
見る『値打ち』がある映画だと思います。
昨日見た、日本映画 【少年H】 は、暇の無い方も暇を作ってでも見るべき映画です。

Movie Walker より 【ローマでアモーレ】 作品紹介の引用 ローマを舞台に年齢も性別も異なる男女の4つの物語が繰り広げられる、ウディ・アレン監督によるラブ・コメディ。 オールローマロケを敢行し、コロッセオやトレヴィの泉といった数々の観光名所が登場するほか、人気テノール歌手ファビオ・アルミリアートによるオペラの名曲をふんだんに盛り込み、ハッピーな気分にさせてくれる。
【ストーリー】
旅行先のローマで電撃的に恋に落ち婚約した娘のために、アメリカから来た元オペラ演出家(ウディ・アレン)。葬儀屋を営む娘の恋人の父親(ファビオ・アルミリアート)がシャワーを浴びながら歌を口ずさむのを聞いて、あまりの美声に感銘を受けた演出家は彼をなんとか舞台に使おうとするが、彼はシャワーを浴びている間しか美声を発揮できなかった。 建築家を目指す青年(ジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人の親友である女優(エレン・ペイジ)の小悪魔的な魅力にメロメロになる。 叔父に仕事を紹介され、田舎から移住してきた新婚カップル。妻の不在中部屋に突如色気たっぷりなコールガール(ペネロペ・クルス)が現れ、夫は慌てふためく。 ごく普通の中年男(ロベルト・ベニーニ)は、ある日突然、なぜか大スターに祭り上げられパパラッチに追われるはめに。
ローマの街で繰り広げられる4つのエピソードは、どれも愛にあふれている。
【キャスト】
ジェリー(元オペラ演出家):ウディ・アレン ジョン(ジャックに付き纏う有名建築家;妖精かも):アレック・ボールドウィン レオポルド(何故か突然マスメディアで有名人になる中年男):ロベルト・ベニーニ アンナ(高級コールガール:凄く魅惑的) :ペネロペ・クルス フィリス :ジュディ・デイヴィス ジャック(建築家を目指す青年) :ジェシー・アイゼンバーグ サリー(ジャックの恋人):グレタ・ガーウィグ モニカ(ジャックを惑わす小悪魔的女優) :エレン・ペイジ ヘイリー :アリソン・ピル ホテル強盗 :リッカルド・スカマルチョ ルカ :アントニオ・アルバネーゼ ジャンカルロ(葬儀屋・趣味でオペラを朗詠):ファビオ・アルミリアート(本当のオペラ歌手) ミリー :アレッサンドラ・マストロナルディ ピア :オルネラ・ムーティ ミケランジェロ(映画冒頭で恋に落ちるイタリア人男子):フラビオ・パレンティ アントニオ :アレッサンドロ・チベリ
【スタッフ】
監督 ウディ・アレン 脚本 ウディ・アレン 製作 レッティ・アロンソン 、 スティーヴン・テネンバウム 、 ジャンパオロ・レッタ 、 ファルック・アラトン 撮影 ダリウス・コンジ 美術 アン・セイベル 編集 アリサ・レプセルター 衣裳デザイン ソニア・グランデ

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テーマ:ヨーロッパ映画
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