観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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映画 【Emperor】 (邦題:終戦のエンペラー) レビュー
2013年7月31日(水)


 今日は、先だっての日曜日に見た  【Emperor】(邦題:終戦のエンペラー) 

Emperor_Top.jpg

について、レビューを書きます。

 昭和天皇・裕仁に戦争責任があったのかどうか?

戦争責任があったとして、有罪にして処刑すると日本国民がどういう行動を起こすだろうか?

昭和天皇の名に依って辛酸を舐めた人々に対する想いは感じられません。

 終始、戦勝国・アメリカ合衆国の日本支配の御都合主義から判断されます。

また、マッカーサー総司令官が、次期・大統領選に勝利するかどうかと云う思惑で

動いていることも描かれます。

 さらには、占領軍の中堅幹部の間での出世競争と競争相手を陥れる陰謀も・・・

 結局、昭和天皇が戦争犯罪者として有罪かどうかは不明なまま、天皇とマッカーサーが

直接面談することで事態の解決(天皇を『無罪放免』にする)が謀られます。

 対談の場では、昭和天皇が「戦争の罪は私の身・一身にあり、国民には罪はない」

と発言し、責任を総身に感じていたように描かれていますが、史実は明らかではありません。

 この映画のプロデューサーの一人が日本人の奈良橋陽子さんであり、彼女の祖父が

昭和天皇に近しい人であったため、一貫して昭和天皇は平和を求めていた善人として

描かれるのはやむを得ないのかも知れません。

 劇中に登場する関屋宮内次官は、私の祖父(関屋貞三郎/奈良橋の母方)にあたり、共同プロデューサーであり、息子である野村祐人の曾祖父にあたります。
 その為、この映画は私たち家族の話でもあります。
 父(奈良橋一郎)は外交官で、私は子供のころから外国との関係を身近に感じていました。些細な行き違いからはじまる誤解や喧嘩。ひとりひとりがそれぞれ平和を願う立場を理解すれば、戦争はなくせる―。
 私自身が孫を持つ今、心から平和な未来を願うひとりの人間としてこの映画を皆様にお届けします。
  プロダクション・ノート より   奈良橋陽子(プロデューサー) 



 また、映像として原爆は描かれますが、米国のこの戦争犯罪については、深くは

触れられません。 端役の言葉の中には出ていましたが・・・

     **************

 エンドクレジットを見ていたら、この映画はニュージーランドで制作されたらしい

ことが解りました。 

 日曜日の夕方ですが、観客は、100人ほど。

公式サイト

  Movie Walker による作品紹介

<ストーリー>
 1945年8月30日。第二次世界大戦で降伏した日本にGHQを引き連れたマッカーサー(トミー・リー・ジョーンズ)が降り立つ。
 直ちにA級戦犯の容疑者たちの逮捕が命じられ、日本文化の専門家であるボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は“名誉”の自決を止めるため、部下たちを急がせる。

 その頃、前首相東條英機(火野正平)は自ら胸を撃つが、心臓を外して未遂に終わる。

 マッカーサーはフェラーズに、戦争における天皇(片岡孝太郎)の役割を10日間で探れと命じる。連合国側は天皇の裁判を望み、GHQ内にもリクター少将(コリン・モイ)を始めそれを当然と考える者たちがいたが、マッカーサーは天皇を逮捕すれば激しい反乱を招くと考えていた……。

 大学生の頃、フェラーズは日本人留学生アヤ(初音映莉子)と恋に落ちるが、彼女は父の危篤のため帰国。あれから13年、フェラーズは片時もアヤを忘れたことはなかった。だがアヤの捜索を頼んでいた運転手兼通訳の高橋(羽田昌義)から、アヤが教員をしていた静岡周辺は空襲で大部分が焼けたという報告が届く。

 そんな中、フェラーズは開戦直前に首相を辞任した近衛文麿(中村雅俊)に会い、開戦の3ヶ月前、戦争回避のため秘密裏に米国側と接したが、国務省がそれを拒否したという事実を知る。

 調査が行き詰まり、宮内次官の関屋貞三郎(夏八木勲)に狙いを定めたフェラーズは、マッカーサーの命令書を楯に強引に皇居へ踏み込む。関屋は開戦前の御前会議で、天皇が平和を望む短歌を朗読したと語る。説得力のない証言に腹を立てて立ち去るフェラーズだったが、深夜、天皇に最も近い相談役である内大臣、木戸幸一(伊武雅刀)が現れ、天皇が降伏を受諾し反対する陸軍を封じるために玉音放送に踏み切り、千人の兵士から皇居を襲撃されたという経緯を聞かされる、だがその話を証明する記録は全て焼却、証人の多くも自決していた。

 戦争を始めたのが誰かはわからない。だが終わらせたのは天皇だ。フェラーズはマッカーサーに、証拠のない推論だけの報告書を提出する。マッカーサーは結論を出す前に、天皇本人に会うことを希望。異例の許可が下り、社交上の訪問としてマッカーサーに会うという建前に沿って、ついに天皇がマッカーサーの公邸に現れる。しかし、天皇は周りの誰も知らない日本の未来を決めるある一大決意を秘めていた……。
 
<スタッフ>
監督 : ピーター・ウェーバー
脚本 : デイヴィッド・クラス 、 ヴェラ・ブラジ
原作 : 岡本嗣郎
製作 : 奈良橋陽子 、 ゲイリー・フォスター 、 野村祐人 、 ラス・クラスノフ
撮影監督 : スチュアート・ドライバーグ
美術 : グラント・メイジャー
音楽 : アレックス・ヘッフェス
音楽監修 : デイヴ・ジョーダン
編集 : クリス・プラマー
衣裳デザイン : ナイラ・ディクソン
キャスティング : 奈良橋陽子 、 ジェーン・ジェンキンス
字幕 : 石田泰子 、 茶谷誠一


<キャスト> 役   名 : 配 役
ボナー・フェラーズ : マシュー・フォックス
ダグラス・マッカーサー : トミー・リー・ジョーンズ
アヤ : 初音映莉子
カジマ・鹿嶋 : 西田敏行
ショウワテンノウ・昭和天皇・裕仁 :片岡孝太郎
タカハシ・高橋(通訳兼運転手): 羽田昌義
キドコウイチ・木戸幸一 : 伊武雅刀
セキヤテイザブロウ・関屋貞三郎 : 夏八木勲
コノエフミマロ・近衛文麿 : 中村雅俊
トウジョウヒデキ・東條英機 : 火野正平
カシマノツマ・鹿嶋の妻 : 桃井かおり
 


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