観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2018】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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シネマ歌舞伎 【ふるあめりかに袖はぬらさじ】 を見ました
2013年4月14日(日)

 昨日、映画 【舟を編む】 を 見た後、

午後2時から、シネマ歌舞伎 【ふるあめりかに袖はぬらさじ】 を見ました。

FuruAmericaTop.jpg


 玉三郎が主演でしたが、去年なくなった 中村勘三郎さんも遊郭の主人として出演。

味のある藝を披露していました。

 アメリカ人成金・イルウス:彌十郎に買われることを悲嘆して自害した遊女亀遊:七之助
にまつわる逸話が瓦版いよる誇張により、どんどん「攘夷女郎」の『英雄伝』になってゆく
成り行きを描いた物語で、遊女・亀遊の自害は悲劇ですが、この歌舞伎はコメディ仕立て。

至るところで、オリジナルの劇場でも映画館内でも爆笑が起こっていました。

本当に面白い、現代にも通じる歌舞伎でした。

 出演者も、下記に紹介しているように、オールスターキャストと言っても良いほどで、

『畑違い』の、猿之助(現:猿翁)一門の若手も芸者・遊女などに多数出演しています。

【第一幕】
 所は横浜の外国人居留地にある遊郭「岩亀楼」(がんきろう:外人相手の遊郭)。
 遊女・亀遊(中村 七之助;勘三郎の次男)は病を得て、遊郭の奥の納戸のような処に
押し込められ療養中(しかし、今の企業なら追い出したり解雇しているだろう処を、当時の
遊郭では、少なくとも衣食住は保証していた点では、今よりマシかも・・・)。
 
 その遊女・亀遊を吉原の頃から顔見知りであった年増の芸者・お園(坂東 玉三郎)が
介護(身の回りの世話)しています。

 そこに、「岩亀楼」で通訳を努める藤吉(中村 獅童)が薬を持って見舞いにやってきます。
 二人の気持ちを察した芸者・お園は冷やかしながらも影ながら応援。

【第二幕】
 薬屋・大種屋(片岡 市蔵)が、「岩亀楼」で商売相手のアメリカ人イルウス(坂東 彌十郎)
を接待しようとやってきて遊女を世話するが、日本人相手の遊女と外国人相手の遊女(唐人口)
は明確に区分されていて、唐人口の遊女は成り手が少なく、いわゆる『ブス』ばかり・・・
そこに、大種屋の相手をする遊女として亀遊がやってくる。
 通訳の藤吉は、気が気ではない。

 イルウスは、一度に亀遊が気に入ってしまうが、亀遊は外人を相手にできない決まり。
亀遊は、気が動転して倒れてしまい、奥に引き込む。

 「岩亀楼」の亭主(中村 勘三郎)とイルウスの駆け引きが始まるが、ここが見処。

坂東 彌十郎(イルウス)は、歌舞伎役者なのに殆どの台詞を英語で喋らなければならず、
そのイルウスと亭主の駆け引きを、藤吉(中村 獅童)が大幅に省略して伝えて話が通じず
その辺のやり取りが長く続き、場内爆笑の渦。 

英語も難しいフレーズがないので、観客も省略され方が良く解ってまた面白い。

しまいには、双方頼りない通訳を無視して、ジェスチャで意思疎通。

「亀遊をここで抱くことはできないが、お買い上げなら話は別」 と 
『お断り価格』で600両(6千万円位?)の法外な値を付けて見ると、
イルウスは、「判りました600両、シックス・ハンドレッド・リョウで買いましょう」と
この価格は、通常の『身受け』の数十倍らしい。

その売買契約を知らないまま、悲嘆に暮れた亀遊は、剃刀で首を切って自害。

思わぬ『儲け話』は破談に・・・

【第三幕】
 それからしばらく経って、外聞をはばかって内密に処理したはずの『亀遊の自害』話は、
尾ヒレを付けて『攘夷烈女の美談』となって、瓦版に掲載され、巷間の話題に・・・
 亀遊は、しがない女郎だったのに「武家出身だが訳有って苦界に身を落とした不幸な女性で、
外人に身を任すことを良しとせず、先祖伝来の懐剣で喉をひと突きして自害した」と云う
話になってしまい、「岩亀楼」の亭主は、これに乗って儲けることに。
 お園も仕方なくこれを受入れるが、その内 立派なストーリー仕立てと演技を付けて
維新の志士達に披露する芸達者な役回りに・・・
 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、瓦版に掲載された亀遊の遺書の最後の辞世の句。
しかし、亀遊は遺書など残しておらず、これは瓦版屋の創作の代物。
もちろん 「降る雨」と「アメリカ」を掛詞にし、「降りかかる災難」は受け入れないことを
決然と示した言葉として書かれている訳ですが・・・
 お園が維新の志士達の前で、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」と唄った処でどんでん返しが

【第四幕】
 それから数年後の「岩亀楼」『亀勇・自害の間』(遊女から勇者に変わっている)
 お園が一人語りで、顛末を話している。
 通辞だった藤吉は、アメリカに医学を学ぶために渡っていた。
 演劇的な展開では、その藤吉がアメリカから帰ってきて再会! と云う処だが、
帰ってこなかった。 
 お園の「全部嘘さ」で舞台は幕。

2010年に行われた公演のライヴ収録でした。



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公式サイトより作品解説

【みどころ】
 有吉佐和子の手になる本作は、昭和47年名古屋中日劇場の文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台です。

 そして、平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャスト競演で大評判となりました。 


【出 演】
 芸者お園:坂東 玉三郎
 通辞藤吉:中村 獅童
 遊女亀遊:中村 七之助
 唐人口マリア:中村 福助
 イルウス:坂東 彌十郎
 浪人客梅沢:河原崎 権十郎
 同 佐藤:市川 海老蔵
 同 堂前:市川 右近
 大種屋:片岡 市蔵
 幇間和中:市川 猿弥
 唐人口チェリー:市川 吉弥
  同 メリー:市川 笑也
  同 バタフライ:市川 松也
  同 ピーチ:市川 新悟
 芸者奴:市川 笑三郎
  同 太郎:市川 春猿
 帳場定吉:市川 寿猿
 旦那三河屋:市川 男女蔵
  同 駿河屋:亀蔵
  同 伊東屋:友右衛門
 思誠塾多賀谷:市川 段治郎
  同 飯塚:中村 勘太郎(現・勘九郎)
  同 松本:市川 門之助
  同 小山:中村 橋之助
  同 岡田:坂東 三津五郎
 岩亀楼主人:中村 勘三郎


【あらすじ】
 時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、
ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。
おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、
「攘夷女郎」の伝説にいやおうな一役買っていくお園 …。 




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