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TOP Athelete の世界にまで蔓延している スポーツと暴力・体罰
2013年1月31日(木)

 中学生・高校生の部活での問題から、柔道の TOP Athelete の世界にまで

蔓延している、スポーツと暴力・体罰の問題。 暴力と指導の境目は何処なのか?

女子柔道選手15人、代表監督を告発 パワハラ行為訴え
 (朝日新聞) - 2013年1月29日(火)23:54


 NHK の 【NEWS WEB 24】 でも真正面から取り上げられた。


NEWS WEB 24

 ゲスト・コメンテイターの溝口紀子さんとスポーツ評論家の玉木正之さんは、

暴力・体罰は、グローバル・スタンダードとはかけ離れていると指摘。

(溝口紀子さんはバルセロナ五輪柔道で銀メダルを獲り、フランス代表チームでコーチを
 務めたこともある静岡文化芸術大学准教授)

丸投げJOC 調査は全柔連任せ
 (日刊スポーツ) - 2013年1月31日(木)09:50
 

「関係者としてショックで残念」(溝口紀子さん)

「私たちの時はナショナルチームであり監督もコーチも選手も品格が
 あったので、殴らないと解らないのは底辺が低いと考えていた」(溝口)

「体罰なんかが起こるのはレベルの低い世界。」(玉木)

「柔道は昔から体罰で培われてきた傾向があり切羽詰ると暴力に訴える」(玉木)

「暴力であった柔術を非暴力化したスポーツにしたのが柔道である。」(溝口)

「非暴力化でルールに従うのがスポーツであり、日本は遅れていた」(玉木)

暴力暴言明らかになるも
 …園田監督“大甘”続投

 (サンケイスポーツ) - 2013年1月31日(木)08:00


「TOP15人が訴えたのに、全柔連内が内輪で処理しようとした」(津田大介)

「全柔連の対応は甘かったが、選手たちの勇気は素晴らしい」(玉木)

「ホントに勇気の要る行動で、代表から外されることも覚悟の告発」(溝口)

「告発までやったのに続投となったら、選手のモチベーションはどうなる」(津田) 

「レッドカードを出した人が何故戻って来るの? と選手に混乱が起こる」(溝口)

「グローバルスタンダードと云う前に非暴力はスポーツの常識」(溝口)

「韓国のコーチがアテネオリンピックの試合中に選手を平手打ちして、
 そのままそのコーチは失格となった」(溝口)

「フランスではセクハラとかパワハラとかは直ぐに訴訟になるので注意していた
 が、他のコーチから絞め技などで注意を受けたことがある程」(溝口)


     ******************

溝口紀子さん と 玉木正之 さんの話は、暴力と体罰を許さないという

確固とした立場で現状を説明され、説得力があり、好感を持ちました。 

是非、NHK NEWS WEB 24 の公式 Webサイト から御覧ください。

なお、本日付け【赤旗】 にも 溝口紀子さん の談話が掲載されていました。

混乱招く甘い処分
 静岡文化芸術大学准教授バルセロナ五輪柔道銀メダリスト 溝口紀子さん
 

 園田監督への処分は甘いと感じます。

 全柔連は戒告処分という形で続投させました。いわばイエローカード(警告)です。でも、選手たちはレッドカード(退場)を求めて、JOCに告発したはずです。

 監督との信頼関係がないなかで園田監督を続投させても、現場は混乱するだけです。これでは全柔連自身が選手からの信頼を失ってしまいます。

 私がフランス代表のコーチをつとめていた2004年のアテネ五輪で、韓国の監督が公衆の面前で選手を殴りました。その監督は解任されました。

 これが世界の常識です。フランスでは、指導者が暴力をふるえば刑事事件になり、指導者の資格を失います。人権意識を欠いた暴力監督は、辞任するのがあたり前です。

 日本の柔道界には、体罰を容認する文化が根強く残っています。園田監督は私とほぼ同世代。厳しい大学柔道部のなかで鉄拳をふるわれながら、選手時代を過ごしました。

 もともと、日本では指導者に「はい!」と返事することが美徳とされていますが、フランスでは「ノン!(いいえ)」と言える土壌があります。選手とコーチによる双方向で対等な人間関係が、確立されているのです。

 柔道に限らず、日本のスポーツ界では長らく体罰が容認されてきました。スポーツの民主化が遅れている現状を改めるために、彼女たちの勇気と決意をむだにしてはいけません。
 


     *****************

JOC「あくまでも連盟で解決を」
 柔道代表暴力問題
 
 (産経新聞) - 2013年1月30日(水)22:21


 <以下、私の感想>

 これが、「一人の女子選手が監督を告発した」と云う話なら、「個人的怨恨」 や
監督を陥れるために仕組んだという仮説も成り立ったかも知れない。

 しかし、事態は全く異なる。

 オリンピック代表候補選手も含む女子柔道TOP15名が、園田隆二・全日本女子監督
の暴力行為を告発したことは、指導と称した体罰・暴力が少なくとも柔道界においては
恒常化していたことを示しているものと思う。

 上記番組でも、溝口さんが発言していたが、
自らの日本代表の座も賭して勇気を持って告発したのに、全柔連の処分が戒告等
形式的なものに終わり、レッドカードを出した監督が続投するなんてことになったら
選手たちが精神的にも立場的にも混乱するのは明らかである。

 全柔連は、『続投』させることにしていたが、
一部の報道では、『辞任の方向』 とも出始めた。

女子柔道・園田監督が辞意表明
 「強化に携わることは難しい」

 (サンケイスポーツ) - 2013年1月31日(木)16:07


 園田隆二 個人の責任を問うだけではなく、旧態依然とした全柔連役員が総辞職して
組織体制と考え方を刷新するべきではないかと思う。

 また、今回は女子柔道選手の勇気によって明るみに出たが、他の競技種目でも
さまざまな形態でのパワハラ・セクハラ・体罰・暴力・暴言が行われている可能性が
高いと思う。 この際、徹底的に問題を明らかにするべきである。

 『日本的』旧態依然を放置するなら、東京オリンピック招致活動にもマイナスに
なるだろう。 (私は、招致に反対の立場であるが、もちろん暴力は肯定できない!)

柔道女子告発、JOC会長らが文科相に事情説明
 読売新聞 - 2013年1月31日(木)13時38分



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【関連記事】

朝日新聞 ほぼ 第1報 (2013年1月29日 23:54)
女子柔道選手15人、代表監督を告発 パワハラ行為訴え
 (朝日新聞) - 2013年1月29日(火)23:54
 

 柔道女子の園田隆二・日本代表監督(39)ら指導陣が強化合宿などで選手に暴力などのパワーハラスメント行為をしていたとして、女子トップ選手15人が昨年12月、日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を提出していたことが29日、分かった。

 全日本柔道連盟やJOCの関係者によると、昨夏のロンドン五輪後に園田監督の暴力を問題視する声が柔道界で上がっていた。
しかし強化体制に変化がないことなどから、JOCに訴え出たと見られる。
 今年に入って全柔連とJOCが事務局長レベルで話し合いをもったという。
JOC幹部は「柔道側に正しく対応して欲しい、と指導していた」と話す。

 園田監督は2008年北京五輪で女子代表コーチを務め、同五輪後から監督に就任して昨夏のロンドン五輪に臨んだ。全柔連は昨年11月、同監督の続投を決めている。

 告発したのは12月だったのに、告発を受けた「全柔連」は、
 これまで隠蔽し続けていた!


産経新聞 続報 (2013年1月30日 22:21) 各紙・TVニュースなどでも報道
JOC「あくまでも連盟で解決を」
 柔道代表暴力問題
 
 (産経新聞) - 2013年1月30日(水)22:21
 

 柔道の国内女子トップレベルの選手による指導陣の暴力への集団告発という前代未聞の不祥事。選手らは全日本柔道連盟(全柔連)の自浄能力を疑問視し、日本オリンピック委員会(JOC)に直接告発文を提出したとみられるが、JOC幹部は30日の記者会見で、「あくまでも連盟の中で解決してもらいたい」との考えを繰り返し述べた。

 会見が開かれた東京都渋谷区のJOC本部には多くの報道陣が詰めかけ、硬い表情で現れたJOCの市原則之専務理事らが「心配、迷惑をかけた」と陳謝。

 問題発覚後にJOCからの要請を受けた全柔連によるコーチ陣への聞き取り調査が行われたことなど経緯を説明した。その中で全柔連が選手側への聞き取りを行わずに当事者を処分したことを問題視し、「選手が不安に思ってしまう」として、全柔連に選手側への聞き取りも行うよう求めていることも明かした。

 しかし、質疑応答で「選手らが全柔連には解決できないと思ってJOCに助けを求めたのでは」との質問を受けると、「解決能力はある」ときっぱり。一方、選手らが全柔連に対しても匿名とすることを希望している中で、何度も「どのように全柔連が聞き取りを行うのか」と何度も尋ねられたが「どういう形で進められるのかを検討する」と歯切れの悪い回答を繰り返した。

 選手らが求めている人事の刷新についても、表情を変えずに「越権行為になるのでJOCがそういうことはできない」と述べるに留めた。

 一方、五輪のたびに“お家芸”として期待の高い柔道だけに「問題の背景に五輪での金メダル至上主義があったのでは」と問われると、「柔道でも銅でも銀でも大変ありがたいと思っている」ときっぱりと否定した。



詳報 さすが「スポーツ紙」 (2013年1月31日 08:00)
暴力暴言明らかになるも
 …園田監督“大甘”続投

 (サンケイスポーツ) - 2013年1月31日(木)08:00
 

 ロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む女子のトップ選手15人が、園田隆二女子代表監督(39)やコーチによる暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題で、全日本柔道連盟(全柔連)は30日、東京都内で会見し、園田監督を留任させる方針を明らかにした。2010年8月から昨年2月の間に、暴力や「死ね」という暴言など5件の事実があったことを認めたが、それでも処分は戒告のみ。“大甘裁定”は波紋を呼びそうだ。

 柔道界を襲った大スキャンダル発覚から一夜明け、“事件”の詳細が判明した。女子選手に浴びせた暴力や暴言。全柔連は事実を認めて謝罪したが、お家芸にあるまじき非道な内容だった。

 「あってはならないことが起きてしまった。選手たちを強くしたい気持ちから体罰やパワハラになってしまったと思う」

 上村春樹会長(61)は緊急会見で深々と頭を下げた。2010年8月から昨年2月のアジア大会や代表合宿の際、園田監督らコーチ陣が選手に対し、「蹴ったり、頬の平手打ちや棒で胸を小突いたりなど暴力を振るったほか、暴言を浴びせる行為があった」(小野沢弘史専務理事)という。

 告発を受けた日本オリンピック委員会(JOC)側も会見。プライバシーを優先したいとして15人の選手名は伏せたが、全員が被害者との認識を示した。今月10日と27日に、既に引退した選手も含む延べ9人と面談。
 平真事務局長は「顔は笑っていても怖かった、不安だったとの声を聞いた」と説明し、「死ね」という暴言があったことを明かした。従わないと強化選手から「外す」と、脅迫まがいの内容もあったという。

 発端はロンドン五輪後の昨年9月末だった。
代表選手の1人が園田監督から暴力を受けたことを訴えた。だが、全柔連は選手の聞き取り調査だけで済ませ、事態を隠蔽したまま11月には監督の続投を決定。監督の処分は始末書提出と厳重注意にとどまった。

 その直後、選手15人が連名で代表チームで暴力やパワハラがあったとJOCに告発した。
「我慢が限界に達して一種のクーデターに出た」と関係者は見る。

 全柔連は再び聞き取り調査を実施。事実を認定したが、今月19日に同監督と男性コーチら強化スタッフ6人に下された処分は、文書による戒告だった。小野沢専務理事は「深く反省しているし、今後は一切しないと言っているので信じている」としたが、“大甘”の感は否めない。

 「(首脳陣を)一掃するのは簡単だが、それではわだかまりが消えない」としていた上村会長も、「真の解決は見ていない」として今後の調査次第では新たな処分を科す意向を示した。下村博文文部科学相は「事実なら大変遺憾」と話し、JOCに調査するよう指示。JOCは全柔連と協力して選手への聞き取り調査をした上で、解決を図る方針を示した。

 2月5日からの欧州遠征は園田監督が率いる予定で、上村会長は近日中に同監督の会見を行うことを約束したが、展開は不透明。ロンドン五輪で金メダル1個に終わった柔道ニッポン。復権への道は前途多難だ。 



こちらは、主としてJOCの投げやりな状況を報道 (2013年1月31日 09:50)
丸投げJOC 調査は全柔連任せ
 (日刊スポーツ) - 2013年1月31日(木)09:50
 

 柔道女子日本代表の園田隆二監督(39)が暴力行為をしていた問題を受け、日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事は都内で会見した。
五輪選手を含めた15人から昨年12月にJOCに告発文書と嘆願書を提出され、駆け込んで被害を直訴した選手もいたことを明かした。
選手からの訴えは聞いたものの、主導的に動かず、全柔連に全選手への聞き取り調査を要請するにとどまった。
問題の解決は全く見えず、スポーツ総本山のJOCに駆け込んだ選手の思いはかなわなかった。

 悲痛な叫びが届かない-。女子柔道のロンドン五輪代表を含むトップ15選手が、全柔連を飛び越え、スポーツ総本山のJOCに、暴力とパワーハラスメントを訴えてから約1カ月半。選手生命を懸けた異例の直接行動だったが、いまだに全選手への聞き取りすら行われていない。

 JOCによると、10年11月のアジア大会前の合宿では「死ね」との発言も出ていたという。小突かれ、たたかれ、蹴られるなどの暴力行為と言葉の暴力。アジア大会はもちろん、昨夏ロンドン五輪と大舞台の代表選考を控えた選手たちは不安と恐怖感と闘っていた。

 選手たちは昨年12月、JOCに告発文書と、強化体制見直しと合宿の凍結、第三者による調査を希望する嘆願書を提出。今月10日には4人、同27日には5人の選手がJOCに出向いて被害を訴えた。
だが、JOCの動きは鈍い。選手たちの思いに反し、主導的な調査に乗り出さず、全柔連にゆだねた

 JOC、全柔連の事務局同士の話し合いは続けていたが、選手の訴えから1カ月以上が経過した事件発覚1日前の28日の段階で、JOCは全柔連に全選手への聞き取り調査を要望していた。市原専務理事は「選手も事を荒立てることを望んでいない。プライバシーを尊重しなければならない」と慎重な対応の理由を説明したが、スピード感のなさは否めなかった。

 全選手への聞き取り調査は、全柔連主体で、JOC関係者も立ち会って行う。選手たちは今月の代表合宿と来月の欧州遠征前の問題解決を望んでいたが、JOCの平真事務局長は「早く(聞き取りを)したいが、選手も試合に集中して気持ちを高める時期」と実施時期のめどは立っていない。全柔連は園田監督を続投させる方針。暴力とパワハラを訴えた選手たちは不安を抱えたまま、来月5日から欧州遠征に向かう。【田口潤】

 ◆JOCと全柔連の関係 JOCは選手強化や、東日本大震災の復興支援、アスリートの就職支援などを行っている組織。全柔連など53団体が正加盟し、6団体が準加盟。各団体の会長や理事などの役職者が、JOCの役員を兼任している。全柔連では、会長の上村春樹氏は常務理事と選手強化本部の本部長を、全柔連国際委員会副委員長の山口香氏は、理事と女性スポーツ専門部会の部会長を務めている。 



こちらは、暴力・暴言を選手へのヒアリングから描写 (2013年1月31日 08:10)
園田監督ら言葉でも暴力「死ね」「ブタ」
 …女子柔道暴力告発問題

 (スポーツ報知) - 2013年1月31日(木)08:10
 

 ロンドン五輪代表を含む柔道女子選手15人らが、女子代表の園田隆二監督(39)=警視庁=らから暴力を受けたなどとして強化指導陣を集団告発した問題で、現場を目撃した複数の関係者が30日、生々しい暴行の実態をスポーツ報知に証言。「死ね」「ブタ」など常軌を逸した暴言を受けるなど、日の丸を背負う選手がショッキングな扱いを受けていたことが判明した。
 この日、全日本柔道連盟は、園田監督ら強化スタッフ6人を戒告処分としていたことを公表。園田監督には続投を要請した。

 こうべを垂れ、泣きじゃくる選手を小突き、平手打ちし、どなりつける―。
園田監督らコーチ陣と女子選手しかいない密室の畳で横行したパワハラ・暴行指導の実態が明らかになった。


 複数の関係者の証言によると、
園田監督らは背中や尻を竹刀で叩き、頭部にゲンコツ、顔面には平手打ちを浴びせていた。
「特にA選手に対してはひどかった。Aは実力はあるけど、何度、教えてもできないタイプ。腹を立てた監督に何度もひっぱたかれていた」と現場にいた関係者。
けがを抱えた五輪代表へのしごきも壮絶だったという。
「1本6分の乱取りを10本ぶっ続けでやらされ、男性コーチに代わる代わる(乱取りで)まわされていた。グッタリしながら投げられて、見ていて、かわいそう。ひどかった」 と別の関係者は明かした。

 別の指導者の言葉の暴力も目に付いた。
重量級の女子選手の髪の毛をわしづかみにし「お前なんか柔道やってなかったら、ただのブタだ」と人権無視の言葉で小突きまわす場面も見られた。
JOCの事情聴取では「死ね」という言葉の暴力も明らかになった。会見したJOCの平真事務局長は「(提出された文書には)『死ね』とかそういった言葉が練習の中で出されていたということが記載されていた」と報告した。

 異常とも言える暴力の背景には、日本のお家芸死守がある。金メダルは04年アテネの5個から08年北京で2個に沈み、ロンドンに向けて、メダル減少を焦る上層部からの「絶対に金メダルを取れ」との重圧が園田監督ら指導陣を間違った方向へ追い立てたと言える。

 選手は逆らえば五輪という強化の輪から外される恐怖心から沈黙するしかなかった。「強化の先生方に嫌われたら、もう呼ばれなくなる。五輪の青畳に上がるためだと思えば我慢できた」。ある選手は当時、傷だらけの体をさすりながら話していた。
 暴力行為が判明した昨年9月下旬、全柔連は当該選手1人の聞き取り調査だけで済ませ、指導陣の続投を決めた。
沈黙していた選手らもここで我慢の限界に達した。「内部だけで収めようとした隠蔽が(選手の)不信感を決定的にした。我慢の限界に達して一種のクーデターに出た」と、関係者は話した。

 今後も隠蔽を続ければさらなる火の手が上がる可能性もある。
にもかかわらず、全柔連の上村春樹会長(61)は問題を起こした園田監督の続投を支持。選手15人の意を決した叫びは一蹴された。
隠し続けた全柔連では真の解決はほど遠い。 




柔道女子告発、JOC会長らが文科相に事情説明
 読売新聞 - 2013年1月31日(木)13時38分
 

 ロンドン五輪代表を含む柔道女子15選手が暴力を受けたとして、園田隆二・全日本女子監督らを告発した問題で、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らは31日、文部科学省を訪れ、下村文科相に事情を説明した。


 竹田会長は、「心からおわび申し上げたい」と謝罪し、「各競技団体に(暴力が)起こらないようにきちんと指導したい」と報告した。これに対し、下村文科相は、「(柔道に対して)JOCが主体的に再調査して判断してほしい。他競技でも(暴力など問題行為が)ないか、調査をお願いしたい」と要望、さらに「(2020年)五輪招致に影響が出ないよう、日本のスポーツに対する信頼を回復するよう対応していただきたい」と話した。

 会談後、竹田会長は近くJOCの臨時理事会を開く意向を示した。 




当然の結果ながら、当事者である園田隆二女子代表監督は、辞任を表明したが、
全柔連には自己浄化作用は、皆目無いようである。

女子柔道・園田監督が辞意表明
 「強化に携わることは難しい」

 (サンケイスポーツ) - 2013年1月31日(木)16:07
 

 柔道の女子選手15人が暴力を受けたと集団告発した問題を受けて、園田隆二女子代表監督(39)は31日、東京都文京区の講道館で会見を行い、「これ以上、強化に携わることは難しい」と話し、進退伺を提出するとともに、監督職からの辞意を表明した。

 園田監督は会見で「このたびは私の行動、言動により、選手をはじめ皆様方に大変なご迷惑をおかけしていることを大変深く反省しております。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。「今回の件で私自身、これ以上、強化に携わっていくのは難しいと思っております。それを踏まえ、(全日本柔道)連盟のほうには進退伺を出させていただきたいと思います」と話した。

 全柔連の上村春樹会長(61)は30日の会見で、「本人たちも深く反省している」として園田監督の留任を明言。JOCは「(全柔連は)恐らく解決能力がある」と説明し、園田監督の続投については「人事(に口を挟むの)は越権行為」と明言を避けていた。 



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