2012年11月4日(日)
昨日、11月3日・文化の日(土曜日) 公開が始まった 【北のカナリアたち】 を
MET Live Viewing "L'Elisir d'Amore" を見た後に、全く同じスクリーンで見た。

中洲太洋劇場では、最も大きいスクリーンでの上映である。 観客ざっと百人ほど。
吉永小百合扮する「川島はる」が、定年(おそらく60才)を迎えた時期と、
その20年前の頃(すなわち40才前後)の時期を演じているが、いずれも少しも不自然ではない。
と云うのは、ニュースによれば、【女優吉永小百合(67)】と書いてあるからだ。
やはり、日頃水泳や運動で鍛えているだけあって、67才には見えない。
60前後と云うのは、老けメークでそれなりに出せてはいるが、40前後のころが丁度好い程。
「母べえ」の時は、逆に設定があまりにも若くて「それはないだろう」と云う感じだったが。

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「川島はる」が北海道の離島(利尻島?)の教師をしていた20年前に起こった
ある事件について、たった6人の教え子と「川島はる」自身が抱えていたワダカマリを
それぞれが知り、それを克服できるかどうかと云うストーリーである。
その事件のことを書くと『ネタバレ』に及んでしまいそうなので、省略。
自動車で長距離巡り歩く訳ではないが、「川島はる」が列車とバスを乗り継いで教え子を
尋ねて回るという設定は、一種の『ロードムーヴィー』と言えるだろう。
映画の最終盤で、子どもの頃唄っていた歌を大人になった主人公たちが合唱する処は、
定番の修まり方ではあるが、やはり感動した。
 北のカナリアたち - goo 映画
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goo映画より 【あらすじ・解説】 東映創立60周年記念として製作された本作は、湊かなえのミステリー「往復書簡」に収められている「二十年後の宿題」を原案に、20年前に起こった“ある事故”の謎に翻弄されるひとりの女性の姿を描いた、サスペンス仕立てのドラマ。日本を代表する女優・吉永小百合を主演に迎え、『大鹿村騒動記』や『闇の子供たち』など細かな人間描写で定評のある阪本順治監督がメガホンをとった。撮影監督・木村大作のカメラによる北の離島の美しい自然も作品のアクセントのひとつ。脇を固める共演陣も柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、宮崎あおい、満島ひかりと実力と人気を備えた役者がずらりと並んで、見応え十分な作品となっている。
【解説】 湊かなえの小説『往復書簡』の一編『二十年後の宿題』を原案に、「大鹿村騒動記」の阪本順治監督が映画化。ある事件を機に離れ離れになった女教師と6人の生徒たちそれぞれが抱える後悔や心の傷を描く。出演は「おとうと」の吉永小百合、「ハゲタカ」の柴田恭兵、「行きずりの街」の仲村トオル、「スクール・ウォーズ HERO」の里見浩太朗、「モテキ」の森山未來。
【あらすじ】 夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に北海道の離島にやってきた小学校教師、はる(吉永小百合)が受け持つことになったのは6人の生徒たち、鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。
彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。「先生が来るまで学校がつまらなかった」とこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになり、大自然に響き渡るその歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。
そんな時、担当した事件が原因で心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。
ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。 子供たちは心に深い傷を負い、はるは心配する父(里見浩太朗)を一人置いて、追われるように島を出ることになる。だが、島を離れた後も心に残るのは6人の生徒たちのことだった……。
20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。 その真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。 久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった……。
【キャスト】 吉永小百合 (川島はる) 柴田恭兵 (川島行夫) 仲村トオル (阿部英輔) 里見浩太朗 (堀田久) 森山未來 (鈴木信人) 満島ひかり (戸田真奈美) 勝地涼 (生島直樹) 宮崎あおい (安藤結花) 小池栄子 (藤本七重) 松田龍平 (松田勇) 小笠原弘晃 (鈴木信人) 渡辺真帆 (戸田真奈美) 相良飛鷹 (生島直樹) 飯田汐音 (安藤結花) 佐藤純美音 (藤本七重) 菊池銀河 (松田勇)
【スタッフ】 監督 阪本順治 脚本 那須真知子 原案 湊かなえ 企画 黒澤満 プロデューサー 國松達也,服部紹男 撮影 木村大作 美術 原田満生 音楽監督 安川午朗 音楽 川井郁子 音楽プロデューサー 津島玄一 録音 志満順一 照明 杉本崇 編集 普嶋信一 編曲 安川午朗 アソシエイト・プロデューサー 高橋一平 ライン・プロデューサー 望月政雄,樫崎秀明
「北のカナリアたち」 吉永小百合、冷たい北の海を泳ぐ (日刊スポーツ) - 2012年11月4日(日)07:54 女優吉永小百合(67)の主演映画「北のカナリアたち」(阪本順治監督)が3日、公開初日を迎えた。興行収入(興収)27億円を記録した05年の「北の零年」と比較(初日午後1時)して93・9%の動員。興収20億円突破は確実視される好発進となり、吉永は東京・丸の内TOEI1で行われた舞台あいさつで「全国でも朝からたくさんの方が劇場に来てくださっているとうかがいました」と感謝した。
吉永は取材陣に促され、教え子役の森山未来(28)満島ひかり(26)勝地涼(26)宮崎あおい(26)小池栄子(31)松田龍平(29)と手をつなぐと跳びはねるように全身で喜びを表現した。「最初は、それぞれ主役をやっていらっしゃる方たちとアンサンブルを取れるのか心配でしたが、誰か1人、前に出るのではなく輪になって作れました。俳優としてずっとやってきて、初めてのこと。本当に幸せです」。
東映創立60周年記念作品として、今季の邦画では屈指の陣容をそろえて昨年12月2日に撮影がスタート。北海道の利尻、礼文島では体感温度氷点下30度の過酷な環境で2カ月、撮影した。6月に再開した夏ロケでも、吉永は冷たい北の海を泳ぎ、約50メートルの煙突を上った。日本映画界のトップを走りながら、体を張って作品にかける姿勢を見てきた夫役の柴田恭兵(61)は「吉永さんに褒められたかったのでみんな頑張ったんです」と打ち明けた。
この日、劇中の分校をイメージして作られた壇上の黒板に吉永は「輪になって」と書いた。劇中で演じた女教師川島はるのように慈愛に満ちた吉永が、日本映画界に新たな輪を作り上げた。【村上幸将】
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テーマ:邦画
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