2012年8月12日(日)
きのう、午前中は他のブログ記事などを検索、別のブログ記事を投稿。
Twitter で、幾つかつぶやき。
表題の、戸田恵子 の ひとり舞台 【なにわバタフライ】 があることが解っていたが
チケットはGETしていなかったので、電話予約で残席を訊くと幸いまだ大丈夫とのこと。
その電話で予約し、会場で購入することに。
会場に行く前に少し時間の余裕があったので、いつものスポーツクラブで【太極拳24式】
の自主練習。 やはり一部繋がりが不明瞭なところを発見。
午後3時過ぎに、スポーツクラブから、公演会場の嘉穂劇場に向かう。
市内では、曇りがちではあったが、まだ雨は降っていなかったのに、八木山バイパスに
入った途端に雨がパラツキ出し、すぐに豪雨になった。雷も鳴り凄い状況。
八木山バイパスを出るまで豪雨が続き、嘉穂劇場から徒歩5分の飯塚市営駐車場に
着いても大雨と雷鳴(遠雷ではなく、凄く大きな雷鳴!)は続いている。
駐車場の中で、小降りになるまで少し時間を過ごす。
少し小降りになり、傘は車に入れていたので、嘉穂劇場に移動。
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 (写真は昨日の携帯から投稿した記事の使い回しです)
【嘉穂劇場】は、昭和の建物ですが江戸時代の芝居小屋風で、古くて懐かしくて、

椅子の無い全部桟敷席になっている、この種の公演には最適の雰囲気ある劇場です。
 (この写真は、嘉穂劇場公式Webサイト より拝借。1階席側面桟敷席)
嘉穂劇場のチケット売り場で予約を告げると、座席はその場で選べる状況で、
なんと2階中央最前列席をGET! 中に入って着席すると見通しも最高で横との余裕も有り。
 (この写真も、嘉穂劇場公式Webサイトより拝借。私の席は写真の左隅辺り)
観客の入りは8-9割ほどか・・・ まだ数十人は入れる模様。
戸田恵子さんのブログ にも、嘉穂劇場到着時の感想と 舞台に上がった時の感想が書かれています。 まったく素敵。(中略) 趣のある嘉穂劇場は雨音がかなり聞こえる状態でして…。 またそれも趣っちゃあ趣なんですけど。 嘉穂劇場には何かが宿っているのです。間違いなく。舞台に出た瞬間に分かります。 あっそうだ!『なにわバタフライ』のモデルになってるミヤコ蝶々さんも、この劇場の板には5回くらいお立ちになってるそうです。
 戸田恵子さん公式ブログ【Show must Go on】より引用
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さて、その演劇レビュー (2012/8/11 観劇)
嘉穂劇場には本花道があり、さすがにこれを利用しない手はなく、
戸田恵子さん 万雷の拍手と共に 花道から登場!
 (この写真も、嘉穂劇場公式Webサイトより拝借。舞台側から花道揚幕側を見る)
いきなり ミヤコ蝶々さん (なにわバタフライ)の一代記が始まるのかと思ったら
戸田恵子さん自身による前振り解説。 この演劇の成立過程や来歴などを説明。
15分以上もあったでしょうか? 初めて観る私には背景が良く解って良かった!
今回のものは、【なにわバタフライ】N.V と称しているのですが、
このN.Vとは、「New Version」の意味で、いわば『新作』と云う感じ。
日々進化しているそうです。 (エリザベートもそう言っていたような…)
新作は東京で柿落しが多い中で、この「N.V」は、ミヤコ蝶々さんが活動の中心と
してきた大阪で柿落しをして、大阪から全国公演へ という順番だったそうです。
そして、この趣ある嘉穂劇場が千秋楽(本日!)という巡り合せ。
(私が観たのは、「楽」一日前 となります)
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 (この写真も、嘉穂劇場公式Webサイトより拝借。舞台側から客席を見る)
公演中にも豪雨がまた一層激しくなり、ゴーッツ!という音が会場に鳴り響きます。
戸田恵子さんは、不自然にならない程度に声のレベルを上げて発声しているようです。
戸田恵子さんのブログ によれば、演ずる側として結構大変な状況
だったようですが、そういう困難さを観客には全く感じさせない好演でした。
戸田恵子さんは、写真やテレビで見るより一層美しく魅力的でした。
もちろんのことですが、歌も演技も上手い(詳しく書くと長くなるので省略)。
演出的には(三谷幸喜さんの才能でしょうが)、ミヤコ蝶々以外の登場人物は
大小の【額】(または写真のフレームとでも言うんでしょうか)で表現され、
そのそれぞれの登場人物(6・7人)を表す額を前に置いたり後ろに投げたり
しながら、なにわバタフライが語り尽くすと云うもので、違和感なく受け入れる
ことができました。
前振りで一人舞台のパターンを三つほど紹介され、そのどれでもない方法だと。
「舞台では語らない相手の言葉が私の言葉だけで聞こえてくれば成功だ」とのこと。
全部聞こえて来た訳ではありませんが、何を言ったか想像できる処も多々あり。
まずは、成功していると言えるのではないでしょうか?
まさに三谷幸喜さんの作・演出の才能と戸田恵子さんの表現力に依るものと
言えるでしょう。
三谷幸喜さんが戸田恵子さんに惚れ抜いているのは本人も語る処。
なお、一人目の夫・三遊亭柳枝や、二人目の夫・南都雄二という固有名詞は、
この演劇には出てきませんでした。
以下は、戸田恵子さんのブログに書いた私のコメント シアタークリエの公演(初演?)は観る機会がありませんでした。 昨日が初見です。
一人舞台と云う難しい環境で、おまけにこちらのブログを読むと、舞台上では客席以上に豪雨・雷鳴などの生音が邪魔をしたようですね。 客席では恵子さんのセリフは殆ど欠落することなく聴こえていましたよ。 しかし、普段以上に大きな声(中間を知らないのか? :笑)で発声されていたものと推察致します。 さすがに、声楽で鍛えた声は「通り」も良く、心情描写も良く伝わって来ました。
また、オペラグラスで表情を見ていましたが、まず美しい! そして目の動かし方から充分考え尽くされていてうまい!
なお、第2場から第3場の着替えのシーンで「キレイよ!」と声を掛け「ありがとう」と返して頂いたのが私です(笑)
千秋楽は雨風雷に祟られませんように! お祈りしておきます。
ありがとうございました。
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公演終了時には、雨は上がっていました。
嘉穂劇場から再びスポーツクラブに戻り、太極拳24式を10回ほど通して自主練習した後
併設の『温泉』に入浴して帰りました。

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テーマ:演劇
- ジャンル:学問・文化・芸術
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