2012年6月6日(水)
金星が太陽の前通過=次回は105年後―衛星、天文台が集中観測 (時事通信) - 2012年6月6日(水)13:51 金星が太陽の手前を横切る珍しい現象が6日、世界的に起きた。日本では午前7時10分ごろ始まり、約6時間半後の午後1時47分ごろ終了。西日本などでは晴れ、観察会に天文ファンや子どもたちが集まった。
金星が太陽の周りを回る公転軌道は、地球の公転軌道に対し3.4度程度傾いており、太陽と金星、地球が一直線に並ぶのは珍しい。前回は2004年6月8日に起き、日本では途中で日没となったが、今回は最後まで起きた。次は105年後の2117年12月11日で、多くの人にとって最後の観察チャンスとなった。
この現象は複数の地点で測定すると太陽―地球間の距離を計算できるため、18、19世紀には欧米諸国が観測隊を各地に派遣。1874年(明治7年)12月9日には米国隊が長崎、フランス隊が長崎と神戸、メキシコ隊が横浜で観測した。
現代でも金星大気の詳細な成分解明などに役立ち、日本の太陽観測衛星「ひので」や米国の同「SDO」のほか、国立天文台の野辺山太陽電波観測所(長野県南牧村)など世界各地の天文台が集中観測した。
 日食メガネがあれば、全国各地で長時間見られたらしい。(画像はjiji.comより)
 金星の公転と、地球の自転などの関係から、このような動きに見えるそうだ。
 日本の太陽観測衛星「ひので」の可視光望遠鏡が撮影した太陽の前を横切る金星 =6日午前(国立天文台、宇宙航空研究開発機構提供) 【時事通信社】
次は105年後、国立天文台が金星太陽面通過の画像などを公開 (マイナビニュース) - 2012年6月6日(水)17:00 国立天文台は6月6日、同日午前中に観測された金星の太陽面通過の画像を公開した。
公開されているのは、国立天文台 岡山天体物理観測所が観測した「太陽表面通過 内食の始め」の動画のほか、石垣天文台で撮影された画像や太陽観測衛星「ひので」が撮影した金星の太陽面通過、電波で見た金星の太陽面通過の画像。
「ひので」の画像に関しては詳細ページが用意されており、可視光・磁場望遠鏡で見た第2接触前の金星やX線望遠鏡で見た、太陽に接近する金星の動画などを見ることも可能だ。
なお、金星の太陽面通過は8年と100年強の間隔で起きており、前回の2004年6月8日と今回の2012年6月6日の間が8年であるため、次の金星の太陽面通過は105年後の2117年12月11日となっている。
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