2012年2月8日(水)
アメリカ映画で、クリント・イーストウッド監督の映画 【J・エドガー】 を
先週の土曜日(2/4)レイトショーで見ました!
 (議会公聴会で答弁する J・エドガー・フーバー)
クリント・イーストウッド監督の映画ということで、フーバーの犯した悪事を
徹底的に暴露するのかと期待したが、どちらかというとフーバー・サイドで描かれていた
ように思う。
フーバーが行なってきた盗聴やデッチ上げ、いわゆるヤラセなどが、『過激派共産主義者』
から、米国を護るためには『必然』であったようにも取れる描き方であった。
映画の冒頭は、あの非暴力抵抗運動をインドのガンジーから学んだキング牧師を
フーバーが「キング牧師は過激派共産主義者だ」と断定する場面から始まる。
そして、キング牧師とは関係の無い、数々の時限爆弾等のテロ事件を映し出し、
さも関係があるように描く。
歴史的背景を知らない人々が見れば、キング牧師や共産主義者はとんでもないテロリスト
だと思ってしまうのではないか?
フーバーが、キング牧師の支持者を装っていわゆるヤラセメール(電子メールではない)
で、キング牧師の不倫など悪行の数々をでっち上げるシーンもあるのではあるが・・・
映画では、フーバーが同性愛者であったことも描かれている。
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レオナルド・ディカプリオなどの『老けメイク』がとても不自然だった。
やはり老けメイクではなく、老齢の役者を使うべきであると思う。
23:15からの上映に、観客は僅かに10人足らず! 土曜日の夜なのに・・・
 J・エドガー - goo 映画
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 FBIに就任したばかりのフーバー (回想シーンで)
goo映画による 作品解説 約50年にわたりFBIの長官としてアメリカの権力の中枢に君臨し、名声とともに悪評も高い男、J・エドガー・フーバー。この一人の孤独な男の生涯を、名匠クリント・イーストウッド監督が描き出した。J・エドガーを演じるレオナルド・ディカプリオは、特殊メイクも取り入れながら、20代から77歳までの彼を見事に演じている。実際のJ・エドガーの私生活は謎に満ちていたが、現存するすべての資料を入手したという製作陣は、彼を、母の期待に応えようとして自分を抑え、権力欲を肥大させていく男として描く。彼の母を演じるジュディ・デンチの迫真の演技も素晴らしい。J・エドガーを支え続ける部下を演じたアーミー・ハマー、ナオミ・ワッツも特殊メイクで役作りに挑んでいる。
【あらすじ】 FBIのジョン・エドガー・フーバー長官(レオナルド・ディカプリオ)は、人生の終盤に差し掛かり、部下に命じて回顧録を書き取らせる。記憶はFBI誕生以前へと遡り、彼の表の経歴が語られるとともに、その裏側の野望、企み、葛藤、苦悩が次第に明らかにされていく……。20世紀の半分を占めるおよそ50年もの間、アメリカで大統領さえも及ばない強大な権力を手にしていた男。そのたった一人の人間が、アメリカのあらゆる秘密を掌握し、国さえも動かしていたという事実。50年間に入れ替わった大統領は8人にのぼり、その誰もが彼を恐れた。それが、ジョン・エドガー・フーバーFBI初代長官である。20代でFBI前身組織の長となり、以後、文字通り死ぬまで長官であり続けた。今日では当たり前とされる科学捜査の基礎を確立し、犯罪者の指紋管理システムを作ったのも彼なら、FBIを子どもたちの憧れの的にまで押し上げたのも彼だった。紛れもない英雄であるにもかかわらず、彼には常に黒い疑惑やスキャンダラスな噂がつきまとった。やがて、国家を守るという絶対的な信念は、そのためになら法を曲げてかまわないというほど強く狂信的なものとなる。それゆえ彼は正義にもなり、悪にもなった。国を守るという大義名分のもと、大統領を始めとする要人たちの秘密を調べ上げ、その極秘ファイルをもとに彼が行った“正義”とは一体何だったのか?映画やコミックを使ってFBIの素晴らしき喧伝させる裏側で、彼は何を画策していたのか……?あきなく高みを目指した男の深い心の奥底が描かれる……。
【キャスト・スタッフ】
キャスト (役 名) レオナルド・ディカプリオ (J. Edgar Hoover) ナオミ・ワッツ (Helen Gandy) アーミー・ハマー (Clyde Tolson) ジョシュ・ルーカス (Charles Lindbergh) ジュディ・デンチ (Anna Marie Hoover) エド・ウェストウィック (Agent Smith) リー・トンプソン (Lela Rogers) ジェフリー・ドノヴァン (Robert Kennedy) スティーヴン・ルート (Arthur Koehler) デイモン・ヘリマン (Bruno Hauptmann) マイルズ・フィッシャー (Agent Garrison) ジェフ・ピアソン (Mitchell Palmer) ケン・ハワード (Harlan Fiske Stone) リー・ココ (Agent Sisk)
スタッフ 監督: クリント・イーストウッド 脚本: ダスティン・ランス・ブラック 製作総指揮: ティム・ムーア,エリカ・ハギンズ 製作: クリント・イーストウッド,ブライアン・グレイザー,ロバート・ロレンツ 撮影: トム・スターン 美術: ジェームズ・J・ムラカミ 音楽: クリント・イーストウッド 編集: ジョエル・コックス,ゲイリー・D・ローチ 衣裳デザイン: デボラ・ホッパー
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テーマ:アメリカ映画
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