2011年 1月 13日 (金)
中洲大洋劇場で、
MET・オペラ レビュー Handel 【Rodelinda】 を
1月 7日(土) に見た後、ロビーの掲示を見ていると、
映画看板に関する新聞記事が掲げられていました。
 (画像をクリックで多少拡大)
それを読むと、福岡の絵師・山本勝美さん(72)が40年ぶりに映画看板を手掛けたとの話。
題材は、【山本五十六-太平洋戦争70年目の真実】(私は別の映画館で見たのですが)
絵で書く看板は、写真では表せない誇張や強調ができるとのことで、今回の看板も写真とは
異なる工夫が描き込まれているそうです。

この映画が終わるまで、現在も「中洲太洋劇場」のコーナーに掲げられています。
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40年ぶり映画看板、福岡の絵師 中洲の老舗館設置 2011年11月30日 読売新聞
 昭和の大ヒット映画「座頭市」などの名画の看板を手がけた絵師、山本勝美さん(72)(福岡市南区)が、約40年ぶりとなる看板づくりに取り組んでいる。 映画会社から、太平洋戦争を題材にした作品のPR用に依頼されたもので、迫力とぬくもりのある絵が街角を彩っていた時代を思い返しながら筆を走らせている。12月8日、福岡市・中洲の老舗の映画館に設置され、レトロな風景が再現される。
日本映画が全盛だった1955年、中学を卒業した山本さんは同市博多区の看板屋に入り、「映画看板の神様」と呼ばれた城戸久馬之進(くまのしん)氏に師事。当時の宣伝は、地元の絵師が描いた看板を掲げるのが一般的で、10軒を超える映画館が集積していた中洲地区でも看板会社がしのぎを削っていた。
駆け出し時代は、仕事が終わると深夜まで絵を練習し、翌朝、師匠に見せて怒られる日々。約3年かけて本物の看板を任されるようになり、大ヒット作品の「悪名」「座頭市」シリーズなどを担当した。
注文を受けると、俳優やタイトルの配置を決めてデッサンし、写真を参考に色付けしていく。「俳優が似ていないと看板にならない。顔には一番神経を使った」と振り返る。当時は、観客の少ない作品は3日で打ち切られることもあり、次の上映に間に合わせるため徹夜することも少なくなかった。
しかし、テレビの普及を受けて映画館の数が減り、仕事は激減。30歳の時、同僚と独立し、企業や商店の看板などを制作して生計を立ててきた。
今回、東映九州支社が、12月23日公開の「聯合(れんごう)艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実―」の絵看板(縦4・2メートル、横6・3メートル)の制作を依頼。真珠湾攻撃に合わせて12月8日から来年2月10日まで、中洲地区に残る唯一の映画館「福岡中洲大洋映画劇場」に設置する。 (2011年11月30日 読売新聞)
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