2011年12月12日(月)
先ゝ週の 【ジークフリート】 に続いて、METライブビューイング 、
現代オペラ 【サティアグラハ】 (フィリップ・グラス作曲) を 12月10日(土) に 見ました!

扱っているテーマは、インド独立の父・ガンジー
その前半生である、南アフリカでの非暴力抵抗運動の原点をさぐる作劇。
歌詞は、何と誰も知らない サンスクリット語。
その上、物語の進行と歌詞は全く関係がなく、歌詞は 【サティアグラハ】 から
取られた象徴的なもの。 字幕も歌詞の訳ではなく、物語の状況を示すもの。
楽曲は、単調な音形の繰り返しで、メロディ的なものは無く(全く無い訳でもないのだが)
うっかりすると睡魔に襲われてしまう状況。
で、うっかり居眠りすると、状況設定の字幕を見落とすという次第。
大体の雰囲気は解るオペラだったが、先のワグナー楽劇とは異質のもの。

物語は、三つの部分に別れ、それぞれの場面が
「トルストイ」 「タゴール」 「キング牧師」 と 名付けられています。
彼らが主張し、行動した思想との 『共感』 を見出しているのです。
 キング牧師は、第3幕中、スローモーションのパンとマイムで演説を続けます
 METライブビューイング グラス《サティアグラハ》 - goo 映画
【サティアグラハ】公式サイト

goo映画による紹介・解説 現代を代表する作曲家であり、『めぐりあう時間たち』など映画音楽でも絶大な人気を誇るフィリップ・グラスがガンジーの思想に惹かれて創り上げた20世紀の名作オペラ。波乱に満ちたガンジーの前半生の物語を演出するのは、光の輪のように美しいグラスの音楽。名テノール、R.クロフトが、当たり役のガンジーに再び挑戦する。日本では上演されたことのない、極めて貴重な作品。(作品資料より)
『解 説』 「めぐりあう時間たち」などで、アカデミー作曲賞にもノミネートされたフィリップ・グラス作曲のオペラ。“インド独立の父”ガンジーの波乱に満ちた前半生を描く。主演はワーグナーの『ラインの黄金』などでも活躍するリチャード・クロフト。メトロポリタン歌劇場でのオペラ公演を映画館で上映するMETライブビューイングの一本。
『あらすじ』 19世紀末から20世紀初頭の南アフリカ。インドで大臣の息子として生まれたガンジーは、弁護士として就職した南アフリカで激しい人種差別に出会い、抵抗運動にめざめる。彼が打ち出した方針は、「非暴力、不服従」を意味する「サティアグラハ」。南アフリカの現状を母国インドに伝え、在住インド人を差別する法律に反対するガンジーらの行動は弾圧もされるが、共感の輪も広がって行くのだった。 「魂への遠い旅」—本作は、そんな想いを味わわせてくれるオペラだ。現代を代表する作曲家であり、『めぐりあう時間たち』など映画音楽でも絶大な人気を誇るフィリップ・グラスがガンジーの思想に惹かれて創り上げた20世紀の名作オペラが、好評に応えて再演を迎える。波乱に満ちたガンジーの前半生の物語を演出するのは、光の輪のように美しいグラスの音楽。名テノール、R.クロフトが、当たり役のガンジーに再び挑戦する。日本では上演されたことがない、極めて貴重な作品。
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キャスト ***(役 名) リチャード・クロフト (Gandhi) ラシェル・ダーキン (Schlesen) キム・ジョセフソン (Kallenbach) アルフレッド・ウォーカー (Rustomji)
演出 フェリム・マクダーモット ジュリアン・クローチ 指揮 ダンテ・アンゾリーニ
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