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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2018】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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MET Live Viewing  【カプリッチョ】 (舞台裏もの) を観る (5/20まで上映中)
2011年5月14日(土)

 今日、2011年5月14日・土曜日

先週の 【オリー伯爵】 に引き続き、今週も 

MET Live Viewing  【カプリッチョ】 (R. Strauss 作曲)  を観てきました。

Capriccio_002.jpg

     *************

 オペラには珍しい長く続く「弦楽六重奏」による序曲で開幕します。

 リヒャルト・シュトラウス の最後のオペラで、出演者は比較的少ないが

主役級の実力を持つ脇役が必要。

 ミュージカルなどにも多い 『Back Stage』 ものですが、

オペラの制作過程を描くと言うよりは、

オペラの要素である、詩(リリック)と音楽と演出のいずれが最も重要かを問う

内容です。

 リヒャルト・シュトラウス 自身の問題意識をオペラにしたような感じ。

 詩と音楽と演出を象徴する存在として詩人と作曲家と劇場支配人が配され、

伯爵令嬢・マドレーヌと詩人のオリヴィエと作曲家フラマンとの三角関係

(Love Triangle) を中心として描かれます。

 オリヴィエとフラマンが自らの活動が最も重要であるとアリアで歌い上げるのです。

しかし、劇場支配人は、詩も曲も私の演出があってこそ生命を与えられると

演出こそが中心であると歌います。

 その劇場支配人の主張(結構長いアリア)には傲慢なところがあるのですが、

ある意味「真を突いている」ところもあり、オペラに賭ける情熱と意気込みと

自信を感じさせます。

 このアリアを聴いている中で、「劇団四季」を独立独歩で率いてきた“独裁者”

浅利慶太氏の思いもこんなところにあるのではないかと何故か共感!

 宝塚歌劇や東宝ミュージカルが、大資本・阪急・東宝グループの威光と支援により

維持・発展されてきたのとは違い、「劇団四季」にはそのような大資本の支援は無く

完全に独立した演劇団体として60年近くも存続してきたのですから、浅利慶太氏が

さまざまな危機や雑音に屈せずに代表を務めてきたことは大したものだと思います。

 もっとも、このオペラのような自信満々の自己主張ではなく、TV番組のインタビュー

では、もう少し日本人的謙遜と控えめな表現はされています。

 少し、オペラから話は逸れましたが、このオペラは観客にそのような思いを起こさせる

ものであり、R. Strauss の意図は充分達せられているのではないでしょうか?

 最初に書いたように、このオペラは、オペラとは何か?を問う 作曲家 R. Strauss の

長年の自己問答をオペラにした『作曲家最後のオペラ』であり、

 この Back Stage オペラの中 での 3人の「この議論を新作オペラのテーマにしよう」

というところで幕を閉じます。

 マドレーヌとオリヴィエとフラマンとの三角関係は、どうなるのでしょう?

ことの進展は観客に委ねられているいるようで、未解決なままの閉幕です。

 舞台転換は殆ど無く、小道具を伯爵家の使用人(メトロポリタン歌劇場の歌手)たち

が出し入れする程度のもので、一幕ものの歌劇ですが、示唆に満ちたものでした。

 伯爵家の夕餉の余興として、一組のバレエ・ダンサーも出演します。


     ****************************

 MET Live Viewing の良い所として、主な出演者や指揮者・演出家

などへのインタビューが幕間にあるのが特典です。

 今回も主役の伯爵令嬢を演ずるルネ・フレミングのインタビューが行われました。

Capriccio_001.jpg


METライブビューイング/R.シュトラウス 《カプリッチョ》 - goo 映画
METライブビューイング/R.シュトラウス 《カプリッチョ》 - goo 映画


 中洲大洋劇場の観客は30名程度。 5月20日(金)まで朝10時上映のみ。

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MET OPERA (松竹公式サイト)

MET上演日:2011年4月23日 13:00 ~ NY現地時間
 日本上映:5月14日~5月20日

スタッフ
 作曲:リヒャルト・シュトラウス
 指揮 アンドリュー・デイヴィス
 演出 ジョン・コックス

キャスト(役名)
 ルネ・フレミング (The Countess Madeleine)
 サラ・コノリー (Clairon)
 ジョセフ・カイザー (Flamand)
 ラッセル・ブローン (Olivier)

 言語:ドイツ語 


       *************************** 

 【カプリッチョ】 MET OPERA (松竹公式サイト) 解説より
 本作は、R.シュトラウスが、その生涯の最後に作曲したオペラ。「私の心を動かすものは“言葉”?それとも“音楽”?」詩人と音楽家、2人の男性の間で揺れ動く伯爵夫人の恋と芸術的テーマが、絢爛かつ静かな余韻の漂う音楽で描き出される。この議論はまさにシュトラウス自身の問題であり、作曲家の熟達に熟達を重ねた筆は、ここに類稀なる美しい音楽を生み出した。伯爵夫人を当たり役にするルネ・フレミングが主演をつとめる。(作品資料より)

 詩人のオリヴィエと音楽家フラマンは2人とも、若くして夫を亡くした伯爵夫人に恋をしている。彼女は自分たちのどちらを選ぶか?と言い争ううち、いつのまにか話は「言葉」と「音楽」はどちらが重要なのか?という議論になっていく。夫人の心が揺れ動く中、2人はそれぞれに愛を告白。返事を迫るうちに、女優や劇場支配人らも巻き込んで二重唱、四重唱、八重唱と多種多様なアンサンブルが展開、夫人は「では皆でオペラを作ってほしい」と提案する。そこで彼女の兄である伯爵は妙案を思いつくのだが・・・。結末はどこへ向かうのか?伯爵夫人の選択は・・・。
R.シュトラウスがその生涯の最後に作曲したオペラ。

 この議論はまさにシュトラウス自身の問題であり、作曲家の熟達に熟達を重ねた筆はここに類稀なる美しい音楽を生み出した。
 


       *************************** 

華麗で優雅な名舞台!《カプリッチョ》現地MET鑑賞レポート

        石戸谷結子(音楽ジャーナリスト)


現地ニューヨークのMETにて、まさに《カプリッチョ》のライブビューイング公演をご覧になった音楽ジャーナリストの石戸谷結子さんに、本作のみどころをレポートいただきます!

 《カプリッチョ》を4月23日にMETで見た。ちょうどこの日が「METライブビュ-イング」の収録当日。開幕前から舞台に緊張が走る。幕が開くとそこは1920年代のパリ郊外の優雅な伯爵家の館。

 この日は当主伯爵の妹で、若くして未亡人になったマドレーヌの誕生日で、それを祝うため、新しい舞台作品を創る準備がされている。伯爵邸には、舞台監督や詩人、音楽家などが招かれ芸術談義に花を咲かせている。
 そこに現れたのは、ルネ・フレミング演じる絶世の美人マドレーヌ。彼女に恋している詩人のオリヴィエと音楽家のフラマンは、マドレーヌの美しさに夢中になる・・・。まるでハリウッドの古い名画か、はたまたアメリカの上質ホームドラマか、という優雅な雰囲気で始まるのが、ジョン・コックス演出による《カプリッチョ》だ。
 R・シュトラウスと台本の原案を創ったシュテファン・ツバイクが意図したのは、「はじめに音楽?それとも言葉が先?」という、オペラの永遠のテーマ。しかし、したたかなR・シュトラウスは、その深遠なテーマをオブラートに包み、音楽家を選ぶべきか、詩人を選ぶべきか二人の熱烈な求婚者の間で迷う、マドレーヌの揺れる女心に重点を置いて描いている。
 
 主役マドレーヌを歌うルネ・フレミングは「この役のために生まれてきた」といわれるほどの適役。優雅で知的で、華やかな色香にあふれ、その歌唱表現は繊細の極致だ。詩人オリヴィエは、豊かな声と表現力を兼ね備えたラッセル・ブローン。そして情熱的な音楽家フラマンを歌うのはカナダの若手ハンサム・テノール、ジョセフ・カイザーだ。
 
ほかのキャストも充実しており、伯爵役のモルトン・フランク・ラルセンは、各地で《アラベラ》のマンドリカなどを歌っているかっこいいバリトン。女優役のサラ・コノリーは、イギリスで大人気のメゾ・ソプラノ。舞台監督のラ・ローシュを演じるピーター・ローズも歌・芝居ともに巧いベテランで、すべて超一流の歌手ばかりが集められている。


 伯爵邸に招かれてオペラ・アリアを披露するイタリア人歌手カップルやバレリーナたちも芸達者で客席を大いに湧かせる。優雅な音楽と心地よい舞台は、まさに上質のエンターテイメント。そして幕切れの〈月光の音楽〉のあと、マドレーヌが歌う長大なモノローグ〈鏡の中の恋するマドレーヌ〉で、聴衆は作曲家の真の意図を知る。銀色ラメの豪華ドレスに白い羽根の扇を持ち、月光に照らされたマドレーヌは一人で歌い出す。さてそのマドレーヌが出した結論とは? それは舞台見てのお楽しみ!
石戸谷結子(音楽ジャーナリスト)


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

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