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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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映画 【100,000年後の安全】 (INTO ETERNITY) を見ました!
2011年4月30日(土)

 福岡では、本日から公開された北欧諸国共同制作の映画

  【INTO ETERNITY】 (邦題:100,000年後の安全) を

 北天神の 「KBCシネマ」 で見ました。(少なくとも1週間は上映される予定)

 福島原発の事故で世界の注目を浴びている 原子力発電所の 「使用済み核燃料」

  ⇒ 核廃棄物 (Nuclear Wastes)  の『最終』処分が テーマの映画です。

 映画は、フィンランドで建設中の、2012年に使用開始予定の 『使用済み核燃料』 

『最終』処分場 建設と これに関わる会社の幹部やフィンランド原子力安全委員会の

科学者のインタビューに、建設中の現地の映像や アニメーションを重ねながら 

『使用済み核燃料』『最終』処分の課題と問題点を明らかにしてゆくというもの。

 制作は、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの北欧3国に何故かイタリアが加わった

国際チームで、2009年の作品。

 使用言語は、これも何故か英語。

 やはり、国際的に上映された際に、できるだけ多くの観客に翻訳無しで

英語を理解できる人々には直接真意を伝えられるようにしているようです。

     ******************

 映画冒頭、原子力発電所の原子炉から「使用済み核燃料」プールに移動する様子を示し

水槽の中で、一定期間冷却する必要があるが、無期限に置いておくことはできないことや

冷却するためにも大量の電力を消費することが紹介された。

 この映像を見ていて、「使用済みプール」への保管がどのような状態で行われているか

初めて知った感じである。

 すなわち、「蜂の巣」状のセルに縦に密集させて収納してある訳で、原子炉にある状態と

収納のされ方としては殆ど同じ様な状況である。

 こういうものが、福島原発の建屋内部に隔離されず露出状態で置かれていた訳だ。

     ******************

 映画中盤は、地下数百m、斜路の距離5kmにおよぶ 地下“要塞”を建設し、

一次冷却された「使用済み核燃料」をここに100年掛けて埋設し、封印するという

このプロジェクトの内容を紹介しながら、課題と問題点を明らかにしてゆく。

 建設地は、フィンランドの過去数億年に亘って地震が起こっていない強固な岩盤内。

 ここに、フィンランドの原発で発生した「使用済み核燃料」を、10万年を目標に

封印するというものである。 

 世界で発生した25万トン内外と言う「使用済み核燃料」の極一部に過ぎない。

 この映画中盤では、「未来の人類に対して、危険性をどのように伝えるか?」が

中心テーマになっている。

 ここでは、氷河期なども想定して、文明が一時断絶することを想定し、言語での

インフォメーションは「通じない」前提の論議が行われている。

 あたかも、ヒエログリフが解読される前のエジプトの遺跡発掘のように、未来人が

この地下深く埋設された「使用済み核燃料」を『財宝』と考えて掘削するのではないか?

という観点から、未来の人類が核汚染される懸念を如何に防ぐかということに様々な

考えを紹介している。 (この部分は、映画の大半であり「邦題」に通じている)

     ******************

 最終段では、エピローグ的に、原子力発電の限界と問題点を強調して終わる。

 なお、この『最終』処分場建設の費用をフィンランド政府が出しているのかどうかは、

映画の中では解らなかった。


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お昼 12時25分からの上映に、観客25人前後でした。

満員御礼になることを期待しています。

KBCシネマ で、今週は、12:25(¥1800),21:40(¥1200) の2回上映。

【関連リンク】

フィンランドの地層処分の状況  PDF
 (詳しい情報が掲載されています)

原子力産業を悩ます使用済み核燃料の問題
 地層処分に動き出すスウェーデン



日本でも莫大な費用が掛かるこの馬鹿げた「地層処分」が計画されているようです。

地層処分を行う低レベル放射性廃棄物とは?
  原子力発電環境整備機構(NUMO)

放射性廃棄物と地層処分のHP>高レベル放射性廃棄物
  経済産業省 資源エネルギー庁 Webサイト

高レベル放射性廃棄物貯蔵管理事業 | 日本原燃
  日本原燃株式会社( JAPAN NUCLEAR FUEL LIMITED) Webサイトより 

この動きに警告を発する地層処分反対側の見解は下記。

高レベル放射性廃棄物の 地層処分 [PDF]
  京都大学における 藤村 陽氏 のパワーポイント90ページに亘る講義資料のPDF版

高レベル放射性廃棄物の地層処分はできるか
  岩波書店『科学』2000年12月号1064~1072頁より


100,000年後の安全  - goo 映画
100,000年後の安全 - goo 映画

 原発から生まれる放射性廃棄物の放射能レベルが生物に無害になるまでには、最低10万年を要すると考えられている。これは、放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。(作品資料より)
 


監督・脚本 マイケル・マドセン
脚本 イェスパー・バーグマン
撮影 ヘイキ・ファーム

出演者
T・アイカス
C・R・ブロケンハイム
M・イェンセン
B・ルンドクヴィスト
W・パイレ
E・ロウコラ
S・サヴォリンネ
T・セッパラ
P・ヴィキベリ

2010年欧州映画各賞受賞
 



関連記事

テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

鹿児島生まれの福岡育ち 様

是非、行って御覧ください!

恐ろしくなってきますよ・・・

ホラーのような『作り物』ではないので、ホラー以上に怖い話です!

【2011/05/02 00:46】 URL | JUNSKY管理人 #96q68/9Y [ 編集]


北天神の 「KBCシネマ」 はたまにいきます!
面白そうなのでみてみようかしら。。

【2011/05/01 11:18】 URL | 鹿児島生まれの福岡育ち #G5RvGXxo [ 編集]



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