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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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エーケル劇場
中欧三都市ふらり旅-第17回
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※注:この記事は、ハンガリー・ブダペストの続きです。

エーケル劇場
 今来た道を引き返し、トラムで「デアーク」まで戻り、メトロ【M2】に乗換えてBlaha ter駅へ。
地図を頼りに10分ばかり歩いたところにお目当ての「エーケル劇場」(Operahaz ERKEL)があった。
16:40到着。
20070706234108.jpg

この劇場名は創設者ERKELの名前にちなんだもの。
劇場は天井が比較的低く、客席勾配もゆるい、日本で言えば市民会館的な感じで、いわゆるオペラハウスの造りとは全然違う。外装も内装も白を基調にシンプル。プロセニアムアーチもPAHの低い横長タイプである。
http://www.jegymester.hu/startpage.jsp?place=1&alias=OPERA&lang=ENG
          20070706234121.jpg
             (看板は次回公演・ヴェルディの「リゴレット」)


 フォーマルなオペラハウスではないらしい。正装した観客はほとんど居ない。空席も目立つ。

本日の公演は、
  ワグナーの「ローエングリン」(Lohengrin)

 座った席は後ろから7列目の上手ブロックであるが、私の左側が通路なので見通しは良い。
どのような演出が行われるか楽しみ。ところが、私、ローエングリンの詳しい筋立てを知らない。演出を楽しむどころでは無いのだ。

ローエングリン第一幕
5時10分に公演開演。はじまって見ると、いわゆる現代化「新演出」というやつだ。
オーケストラ楽員も黒燕尾服ではなく、白ワイシャツ姿。

舞台奥に250インチ位のビデオスクリーン。

 その前は、議会の議場か裁判所(原作では裁判の場)。主役級の歌手が次々にその演壇に立ち演説(もちろん歌うわけだ)。

 背後のスクリーンにはニュースキャスターがニュース原稿を読む姿が映し出されている。
実はこの映像2・3分のエンドレスで同じ映像を繰り返し流しているわけだ。

 舞台奥中央には、目を閉じた頭像(高さ1.5mくらいか)が置いてあり、それがどうも10月ロシア社会主義革命(1917年)の指導者「レーニン」に似ている。

 原語(ドイツ語)上演・字幕はハンガリー語(マジャール語)なので、言葉はさっぱりわからず。
バレエ公演のように雰囲気で感じるしかない。

 第一幕の最後では背後の映像が1956年の「ハンガリー動乱(革命)」か、1989年の民主化運動のモノクロ映像に変わり、舞台上のレーニンらしき頭像は台座から落とされて数個の破片に割れ、それを市民役(コーラス)が踏みにじるという演出。
極めて政治的メッセージ性の強い、反社会主義を色濃く押し出した演出である。

 ワグナーの台本や、これの元になった民話(日本で言えば『鶴の恩返し』)とは全く異なる演出である。しかし、セリフやアリアは変更せずに原曲のままやっているのだから、言葉が解って聴いている人達はどのように解釈するのだろう。
 私の方は言葉が解らない分、目の前で展開されているビジュアルな内容で解釈してしまうのだが・・・。

 そういえば、東京の新国立劇場で昨年行われた「ニーベルングの指輪」全四部作通し上演も、現代版新演出で賛否両論が極端だったという。
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2003%7E2004/gotterdammerung/gotterdammerung.html

 演出家は途方もない演出(舞台は現代)ができるが、指揮者とオーケストラは(演出家の意向を探りながらも)ワグナーの楽譜と楽器編成から脱出するわけには行かず、忸怩たるものがあるだろう。

ローエングリンの筋立てについては下記。 
http://www.geocities.jp/music_yomoyama/lohengrin.htm (オペラ好きの方の自作ページ)

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中欧三都市ふらり旅-第17回
この連載を1回目から読む
    第16回へ    第18回へ

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