2010年8月25日(水)
8月23日(月) この日しかチケットの残券がなかったので、半日有給休暇を取得して 宝塚・星組公演 【Romeo & Juliette】 を観ました。
 photo by Leslie Kee (公演チラシより)
星組 『ロミオとジュリエット』 主な Staff&Cast原 作:William Shakespeare 作詞・作曲:Gerard Presgurvic (フランス人らしい) 潤色・演出:小池 修一郎 初 演:2001年フランス ********************************** 配 役 ; 出演者 ロ ミ オ ;柚希 礼音 (ゆずき れおん) ジュリエット; 夢咲 ねね (ゆめさき ねね) ティボルト ;凰稀 かなめ (おうき かなめ) *~*~* キャピュレット卿; 一樹 千尋 (いちき ちひろ:専科) ロレンス神父 ;英真 なおき (えま なおき:星組・組長) モンタギュー卿 ;にしき 愛 (にしき あい) ベンヴォーリオ ;涼 紫央 (すずみ しお) ピ ー タ ー ;美城れん (みしろ れん) モンタギュー夫人 ;花愛 瑞穂 (かわい みずほ) キャピュレット夫人 ;音花 ゆり (おとはな ゆり) ヴェローナ大公 ;水輝 涼 (みずき りょう) マーキューシオ ;紅 ゆずる (くれない ゆずる) 乳 母 ;白華 れみ (しらはな れみ) パ リ ス ;天寿 光希 (てんじゅ みつき) 【死】 バレリーナ ;真風 涼帆 (まかぜ すずほ:2006年入団) 【愛】 バレリーナ ;礼 真琴 (れい まこと:2009年入団)
【星組生徒一覧表】
公演期間:2010年8月2日(月) ~ 8月24日(火)
全編を通して、【愛】 と 【死】を象徴するバレリーナが、 “無言の” 『狂言回し』 のように、主人公たちの背景で静かに踊り、運命を翻弄して行きます。
脇役ではありますが寧ろ主役より登場シーンが多いかも知れず、私は主に これらのバレリーナの方を オペラグラス で追っていました。 この二人は、セリフはないが、なかなかうまい! 二人とも若手で、【死】 の 真風 涼帆 さんは、2006年入団 【愛】 の 礼 真琴 さんは、2009年入団の新人の大抜擢!です。
また、演出が 【エリザベート】 を潤色・演出した小池修一郎ということで、 バレリーナ 【死】 の方は、その現れ方と言い、動きと言い、【エリザベート】 の 「トート」(Tod:死)を彷彿させるものでした。 【エリザベート】 を御覧になった多くの方が、そのように感じられたと思います。

ところで、主役はもちろん・・・ ロ ミ オ ;柚希 礼音 さん ジュリエット; 夢咲 ねね さん の二人です。
まぁ、悪くはありませんが、どちらかと言うと脇役の方たちの方が力演でした。 特に、ティボルトを演じた凰稀 かなめさんは、熱演で光っていました。
夢咲 ねね さんは、申し訳ありませんが、ジュリエットのイメージではありません。 むしろ、乳母を演じた白華 れみ さんの方が雰囲気がジュリエットにあっているかも…
さて、ストーリーですが、これはあまりにも有名なので省略。 メロディは、一部に解り易いものもありますが、全体としてはかなり音取りが難しい 曲が多く、あまり印象に残らなかった感じでした。
そう言えば、普通あまり歌う場面がない、星組・組長の英真 なおきさんが、 ロレンス神父 として、朗々と歌い上げる場面が幾つかあって結構うまいのでびっくり。
舞台機構は「廻り舞台」を多用したもので、その上に回転する舞台装置を数台載せて 場面に合せて相乗的に回転させるというものでした。 「迫り」は、【エリザベート】 のようには多用されませんでした。
なお、この公演では「大階段パフォーマンス」や「ロケット(いわゆる脚上げ)」を含む レビューショー的な部分はありませんでした。 それでも、休憩を含み 3時間を超えるグランド公演でした。 レビューショーをやる時間的余裕がなかったのでしょう。
「楽前(らくまえ)」の公演に付き 観客席は、ほぼ満席でした。 24日(火)の千秋楽は、随分前から完売のようでした。
******************************* ランキングの応援をよろしく  にほんブログ村 *******************************
- 関連記事
-
テーマ:スミレ話@宝塚歌劇団
- ジャンル:学問・文化・芸術
|