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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2018】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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NHK ETV特集 【敗戦とラジオ ~放送はどう変わったのか~】
2010年8月16日(月)

 昨日タイトルだけを紹介した NHK教育テレビ(ETV)の
ETV特集 【敗戦とラジオ ~放送はどう変わったのか~】
  は、戦中・戦後のNHKや新聞報道の実態に迫り、自らを検証した
  1時間半の圧巻でした。

 戦争中、政府よりも強い権限を持った『天皇直属の』大本営による報道管制と
これに抵抗することができずに、官製情報を垂れ流しした各報道機関の実態。

 敗戦により、この大本営・報道管制からは一時解放されたように見え、
一時的には、民主主義を鼓舞する報道を“自由に”行えたが、
占領政策の大転換により、民主主義を鼓舞する報道から反共産主義を宣伝する報道に
変わって行った有り様。その背景としての朝鮮戦争。
 などを解り易く描いていました。

 それにしても、大本営による報道管制、敗戦後の米軍の報道管制をかいくぐって、よくあれだけの映像や録音や写真や原稿が保存されていたものだと感心します。(一部は資料に基づく再現映像)
 それらを保存していたのが、「NHK放送文化研究所」 であり、アメリカの占領政策の転換時の強制配転によって多くの活動家が左遷先として押し込められたのがその「NHK放送文化研究所」であったことも紹介されていました。
 そういう人々の血と涙の努力が、これらを保存できた成果となっているのでしょう。

 番組では、労働組合が果たした積極的な役割とともに、讀賣争議において、NHKの労組は最後まで連帯して踏ん張ったのに、他の新聞の労組は軒並み早々と戦列を離れて行ったことも当時のNHK労組の活動家から紹介されていました。

 占領軍(GHQ)自らが、「太平洋戦争」の実態を暴露するために企画し、制作した 【真相はこうだ】 の録音原盤を再生して紹介していました。 
 その内容は、つい先日までNHKを含むマスメディアが垂れ流してきた大本営発表の虚偽を暴き、如何に大義なき戦争であったかを国民に知らせ、民主化を促進する目的のものでしたが、国民からの反応は極めて不評だったということです。
 これについて、ある雑誌での座談会での宮本百合子女史の発言を敢えて紹介していました。
録画していた訳ではないので、正確には覚えていませんが、宮本百合子女史が指摘していたのは概略
「きのうまで鬼畜米英を叫んでいたNHKが、きょうはそれまでの報道に何の反省も無く、あの戦争は間違いであったと言う。こういう知らぬ顔の変節を国民は受け入れない。」というようなことでした。
 宮本百合子女史は続いて「国民の“気持ち”を忖度しない一方的な宣伝は、国民に受け入れられない」と、現在にも通じる基本問題も提起されていました。

 占領政策の転換(民主主義推進から反共主義宣伝へ)が変節して行く過程を叙述に示す指標として、この番組(ETV特集)では、「日曜娯楽版」をキー・プログラムとして取り上げていました。
 強烈で諧謔的な社会風刺・政治風刺を短いコント(テレビ時代ではないので、音声のみのコント)で表現するために、当時の剛腕プロデューサーであった 丸山鉄雄 と彼が抜擢した若手放送作家・三木鶏郎 を中心とするグループが苦心して執筆していた様子が台本などを元に再現されていました。
 吉田茂政府からは、「日曜娯楽版」は共産党がやっているんじゃないか?とまで言われ、陰に陽に圧力が掛かったことも当時丸山グループでコントを作っていた放送作家の方から証言されました。
 なお、丸山鉄雄氏は戦後の言論界の一画を率いてきた政治学者・丸山真男氏の兄であり、頑固一徹な性格から名前をもじって『ガンテツ』の愛称で呼ばれていたそうです。
 「日曜娯楽版」は、このETV特集の一つのエピソードではなく、番組全体を貫く報道姿勢のあり方を問うキーとして位置付けられていました。

 番組の最後では、戦中・戦後の状況を踏まえて「現在はどうなのか?」を強く問い、NHK報道の過去・現在・未来に如何に国民に真実を提供する責任を果たしてゆくかを自らに課していました。

 これから、NHKや他のメディアがどうなって行くかは、国民が関心を失わずに見守り、意見を言い(投書・メール・ブログ等など)、購読制限も含む実力行使もやってゆく必要があるでしょう。

 少なくとも、この番組においては、NHK局員の決意が彷彿と顕われていました。

 このようなまじめな番組を今後も折に触れて制作していただきたいと期待します。


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NHK 番組紹介ページ より 

 戦時中、ラジオは国策の宣伝機関として戦争目的の遂行を国民に訴え続けた。

 そして敗戦を境に、ラジオ放送は占領軍の監督下、再出発することになった。
ラジオが新しく生まれ変わった占領期、放送現場は何を模索し、何を放送していたのだろうか。
 当時の音源や、放送台本の発掘が進み、占領下のラジオ放送を実証的に検証することが可能になった。
その中には旧日本軍の実態を知らせるためにGHQが直接、制作した「真相はこうだ」の録音盤や、政治や世相を風刺して圧倒的な人気を集めた「日曜娯楽版」の録音テープや放送台本がある。

 これらの番組の制作に携わった制作者が残した当時の文章からは、価値観の転換を強いられた戸惑いや、与えられた自由を真の自由に育ててゆこうとする意志を読み取ることができる。
 ラジオは、敗戦を境に、占領軍の監督下で再出発、民主主義という新しい価値の普及に大きな役割を果たした。
その一方で、占領軍への批判は厳しく禁じられていた。活字メディアに比べ、放送のGHQによる検閲の実態は不明であったが、原爆や米兵犯罪に関する報道規制など、今回、関係者へのインタビューで、初めてその実態が明らかになった。

 民主主義の普及と、GHQによる検閲。
 ラジオは矛楯を抱えながら再出発した。それは、アメリカのラジオとしての出発だった。
そして、アメリカの占領政策が、冷戦の進行の中、民主化・非軍国主義化から、反共に重心を移す中で、ラジオは再び政治の力学に翻弄されてゆくことになる。
 その中で鋭い社会風刺で人気を集めた「日曜娯楽版」が消えて行った。
 これまで、占領下の放送については、制度史に力点を置いて描かれてきた。この番組では、何がどう放送されたのか、アメリカの対日政策は放送にどう影響していたのか、占領下ラジオ放送の現場に光りを当てる。放送の公共性とは何なのか、占領下ラジオが残した問題は、今日、なお重い。
 



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テーマ:NHK教育 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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