Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。
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《ばらの騎士》 NY上演日:2010月1月9日 指揮:エド・デ・ワールト 演出:ナサニエル・メリル 出演: 元帥夫人・・・ルネ・フレミング オクタヴィアン・・・スーザン・グラハム ゾフィー・・・クリスティーネ・シェーファー オックス男爵・・・クリスティン・ジグムンドソン 他 リヒャルト・シュトラウス版《フィガロの結婚》とも呼ばれる18世紀 (1740年代)の背徳的なウィーンを舞台に描いた恋愛模様《ばらの騎士》。 元帥夫人と密通していた"ばらの騎士"オクタヴィアンだが、好色なオッ クス男爵と政略結婚させられそうになった令嬢ゾフィーに心が移り、 夫人は年の離れた愛人をその娘に譲り、身を引くことにする...。 家系を守るため気に入らない相手でもお金のために結婚し、恋愛は愛人 とするのが常だった時代の喜怒哀楽をシュトラウスによる夢見るような 流麗な旋律で描いた人気作である。 この演目は、08年に他界した米オペラ界の大御所ナサニエル・メリルが、 1969年に初演した正統派の王道ともいえる、ロココ調の豪華なセットが 圧巻のMETの大切な演目の一つである。今回の久しぶりの公演を主演する のは、キリ・テ・カナワを継ぐシュトラウス演目の立役者フレミング。 彼女との名コンビながら今回METでこの役を初めて演じるのはズボンもの にも定評のグラハム。更に近年ゾフィーも演じるようになったシェー ファー、アイスランド出身の中堅ジグムンドソン、英国の大御所サー・ トマス・アレンらが参戦するなどたまらない配役。日本のオケでも お馴染みのエド・デ・ワールトが指揮するのも注目である。 梅園房良(フリーライター)
Richard Strauss "ばらの騎士"