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観劇レビュー&旅行記
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マイケル・ムーア監督の新作 【キャピタリズム】(資本主義)
2010年1月9日(土)

 今日公開のマイケル・ムーア監督の新作 【CAPITALISM : A Love Story】(資本主義)を見ました。

CapitalismTopM.jpg


 米国の資本主義の行き着いた先を示していて愕然としました。
日本より非道い状況かも。

 告発もユーモアも風刺も効いていますが、前作の方が鋭かったかも・・・

 資本が如何にして庶民の財産を奪って行ったかを解り易く描きます。

 興味深かったのは、マイケルムーア監督が「デリバティブ」について説明して欲しい」
と複数の専門家に問い、彼らが説明し始めるのですが、すぐに説明に行き詰まり
「とにかく複雑なものなんだ」と誤魔化すところ。

 そこで、デリバティブの方程式の一つが映し出され、
これを見ても解らないのが当然、庶民から“合法的に”金を巻き上がるための騙しの
テクニックなんだから、簡単には解らないようにしてある、と説明。

Capitalism02M.jpg


 また、第二次世界大戦真っ只中にルーズベルト大統領が行った「第二の権利章典」と
称する演説を紹介し、その翌年の大統領の死によって実現できなかったと悔やむ。

 映画の終盤では、会社閉鎖・全員解雇に対して労働組合に結集し、会社を占拠して抵抗する労働者の姿や、周辺住民の支援と協力のもと差し押さえられた住宅に立て篭もって抵抗する家族などが映し出された。

 この労働者の会社占拠に対してオバマ大統領が正当性を認める演説をする場面も紹介された。

 大統領選挙の模様も映し出され、共和党がオバマ候補を「社会主義者だ」とネガティブ・キャンペーンする映像が流され、「若い人々の間に社会主義への興味が広がり、キャンペーンをすればするほどオバマ候補の支持率が上がった」と興味深い裏話をマイケルムーア監督自ら語った。

 資本は、一人が一票の権利をもっていてこれを行使することに気付くことを恐れていることも紹介され、国民の反撃が広がりつつあることを印象付けた。

 映画のエンドクレジットの音楽はインターナショナル(英語版)だった。

観客は170名ほど収容のスクリーンに50名程度。
20:15~22:30の上映にしては結構入っている方。
 
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キャピタリズム~マネーは踊る~ - goo 映画
キャピタリズム~マネーは踊る~ - goo 映画


公式サイト

goo 映画による解説は、ここをクリック

【作品解説・紹介】 goo映画

 2008年9月、リーマン・ブラザースは破綻し、大不況がやってきた。しかし実際はそれより以前からアメリカでは住宅ローン延滞のため、自宅を差し押さえられる人が増えていたのだ。「1%の富裕層が底辺の95%より多い富を独占」しているというアメリカでは、国民の税金が金持ちを救うために投入される。ムーアは$マークのついた袋を持ち、「僕たちの金を返せ!」とウォール街へ突入していく。

『ボウリング・フォー・コロンバイン』で銃社会を、『シッコ』では医療問題と、アメリカの抱える問題を取り上げてきたマイケル・ムーア。次なるテーマは「資本主義」。社会主義は悪と信じ、「民主主義=資本主義」と思い込んできたアメリカ人に対し、現在の資本主義はまるで「民主」を反映していないとムーアは訴える。少数の金持ちが政治を握り、自分達に優位な法案しか通さない。複雑怪奇な資本主義社会の仕組みだが、ギャンブルと同じで、1%の勝者が残りから金を巻き上げる。それも自分に有利なようにルールまで変えて。ローンが払えず家を銀行に取り上げられる人々。借りたほうが悪い?いや、多くの人が払えないようなルールを作るのが悪いのだ。
  



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