2010年1月4日(月)
北海道の風景や動植物を見るだけでも心癒される映画です。
前半は、北海道の自然保護を訴える内容で、動物病院が舞台となっています。 ここで、怪我や病気をした動物を治療し、野に放つことを任務とした獣医が主役のような脇役。 主役は、兄妹を演ずる子役二人と狼のこどもウルル。 これに大滝秀治演ずる猟師が重要な役どころで絡みます。 大滝秀治さん年齢は感じさせますが、それでも意気軒昂。

うって変わって後半は、ウルルをお母さん狼の元に返してあげようと、いるかどうかも判らない(大人たちは、親狼は既に死んでいると確信!)母親を捜して兄妹が森の中を駆け巡る『冒険ファンタジー』になります。 ここでは、木や蔦でできた橋から転落しかけたり、激流に流されたりと言うお決まりのレスキュー場面が展開されます。
ちょっと気になったのは、ウルルのモデルになった子犬の成長と撮影日程や順番がマッチしていなかったためか、ウルルが日時の経過に反して小さくなったり大きくなったりして違和感があったこと。 さすがに、狼に似た犬をそうたくさんは準備できなかったのでしょう。
そして、エピローグは、お定まりのラヴェンダー園での母子再会シーンの ハッピーエンディング。
まぁ、映画としての出来は子ども向け程度ですが、最初に書いたように 北海道の生き物たちと美しい景観を見るだけでも値打ちはあります。 (その上、無料パスで見たし・・・)
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 ウルルの森の物語 - goo 映画
公式サイト
【作品紹介・解説】 goo映画 母、夏子の入院を期に、昴としずくの兄妹は北海道で野生動物専門の医師として暮らす父・大慈の元に預けられることになる。離婚後、久しぶりに会う大慈に昴は素直に接することができなかった。ある日、大慈の妹・千恵と森に出かけた兄妹は、傷ついた子犬に出会う。大慈の手当てと子どもたちの看病で、子犬は回復。「ウルル」と名付けられるが、やがてウルルは絶滅したオオカミの可能性があると判明。研究機関に運ばれるウルルを逃がすため、昴としずくはオオカミの国“ホロケシ”を探す旅に出た。
冒頭、一両だけのローカル列車が北海道の大草原の中を走っていく。列車には都会から来た小学生ぐらいの兄と妹が乗っている。テレビドラマ「北の国から」を連想させるオープニングのように、本作は“親子の絆の回復”を描いた作品だ。獣医師の父親は、日ごろ自然の厳しさに接しているせいか、優しさを表すのが苦手だ。それにオオカミの子、ウルルが絡んでくる。親とはぐれたウルルは、子ども達が今の自分を投影できる存在。大人にはちょっと甘すぎる話かもしれないが、子どもと一緒に観にいくにはちょうどいい。子どもにとっては、親との絆が一番の身近な問題なのだから。久石譲の音楽もいい。
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