fc2ブログ
観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



現在日本時間



最近の記事



ブログ内検索



カテゴリー



リンク



FC2カウンター



FC2ブログランキング



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



最近のコメント



最近のトラックバック



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



月別アーカイブ



メイキング映像を本編前に垂れ流し興冷めの NHK 【坂の上の雲】
2009年11月28日(土)

 明日の日曜日から放送が開始されるNHKの3年連続上映ドラマ「坂の上の雲」

 このところ殆ど毎日連続で特集番組やスポット宣伝を流し、NHKとしての力の入れ方も尋常ではないことが解る。

SakanoUeCast.jpg
 (「坂の上の雲」キャスト 「豪華キャスト」であることは確か! クリックで拡大)

 しかし、NHKウォッチャーの人々からは、危惧の念が表明されている。

【NHK「坂の上の雲」に学識者ら要望】 

      時事.com 2009年11月26日 18:45
 学識者らでつくる「坂の上の雲」放送を考える全国ネットワークは26日、NHKで29日から放送されるドラマ「坂の上の雲」に関して、司馬遼太郎氏の原作小説には「重大な歴史認識の誤り」があるとして、視聴者に事実との違いを伝える措置を講じるよう要望した。
 同ネットワークは、最近の研究では「当時、ロシアが日本を侵略しようとしていたことを示す歴史的事実は無い」とし、日露戦争は「祖国防衛戦争」だったとの司馬氏の認識は誤りだと指摘。著作権に配慮した上で訂正や補足を行うか、ドラマ放送期間中に日清・日露戦争の経緯の検証番組を放送することなどを求めた。(2009/11/26-18:45) 


【「坂の上の雲」に異議あり!NHKは「訂正や補足が必要」】 

       スポニチ 2009年11月26日 17:30
  NHKで29日から放送の司馬遼太郎さん原作のスペシャルドラマ「坂の上の雲」をめぐって、有識者らのグループが26日、原作に「歴史認識の誤り」があるとして、慎重に対応するよう同局に申し入れた。

 申し入れたのは「『坂の上の雲』放送を考える全国ネットワーク」など。原作について「日露戦争を『祖国防衛戦争』と記しているが、ロシアが日本を侵略しようとしていたことを示す歴史的事実はない」と指摘。「著作権に一定の配慮をした上で、訂正や補足が必要」としている。

 記者会見した呼び掛け人の醍醐聡東京大教授は「NHKは深刻な問題を扱っているという認識がない」と批判した。  

**********************

 司馬遼太郎氏は、自らの小説の危うさ(自らの意志に反して軍国主義者に利用される危険性など)を知っていたと見えて、「映像化はしないよう」求めていたと言う。
 誰が最終的に司馬遼太郎氏の『遺言』を覆したのかは定かには知らないが、先日NHK番組宣伝に出演していた「司馬遼太郎氏記念館」だったか「坂の上の雲 ミュージアム」だったかの現在の館長が長期に亘るNHKとの交渉の結果『条件付で』許可したという話をしていた。

 司馬遼太郎氏の原作は、思想的にはリベラルに近かった正岡子規を配することで、軍国主義礼賛にはならないようにしていたと思われるが、司馬遼太郎氏の観点として、日清戦争、日露戦争は道義があったが、第二次世界大戦には道義がなかったという点があることも問題にされているようである。
 しかし、私は司馬遼太郎氏の思想を深く知る訳ではないので、そのような指摘が妥当なものかどうかは解らない。

*****************************

 それは、さておき(閑話休題)
NHKのハシャギ過ぎと「ネタバレ」は見苦しいと言わなければならない。

 予備知識として時代背景や粗筋を紹介するのはある程度許されると思うが、
キャストが俳優として役を語ったりすれば、本編でも役柄としてではなく俳優として感じてしまう可能性が高くなるではないか!
 その上、メイキング映像の垂れ流しである。
特撮やCGやロケシーンや撮影中の休憩シーンなど、こんなものを見せられては本編を見た時に、「あぁ、あそこはそういう風に撮影していたんだったな。」と思い出してしまって興冷めとなるのは必至であろう。
 特撮を本編放送前に見せるなど、「ネタバレ」そのものであり、ドラマでも映画でも演劇でも最大の「禁じ手」ではないか!

 最近のNHKは力を入れている番組ほどハシャギすぎて「ネタバレ」連発である。
今年前半に大宣伝していた「白洲次郎」もそうであった。
 白洲次郎役の俳優・伊勢谷勇介氏に役作りの苦労や留意事項などを本編放送前に語らせていた。

 古くは、大河ドラマ「宮本武蔵」の際に巌流島での決闘シーンの撮影風景をワイヤーアクションやテレビカメラの走行装置なども映して、どのような特撮が行われたかを詳細に紹介していた。
 本編放送後に、「実はあのシーンはこのように撮りました」と言うのなら解らないこともないが、これも巌流島の放送が行われる前に、何度も放送されていて本編を見たときは「決闘の緊張感」が感じられず、白けたものだった。

 とにかく、NHKは視聴者サービスのつもりで、どんどん「ネタバレ」をやってくれるので、「ドッチラケ」の今日この頃である。

  メイキング映像の放映は、本編放送後に願いたいものだ。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************

NHK 【坂の上の雲】 公式サイトは、ここをクリック

NHKによる「企画意図」 公式サイトより 

 「坂の上の雲」は、司馬遼太郎が10年の歳月をかけ、明治という時代に立ち向かった青春群像を渾身の力で書き上げた壮大な物語です。発行部数は2,000万部を超え、多くの日本人の心を動かした司馬遼太郎の代表作でもあります。
 今回、国民的文学ともいえるこの作品の映像化がNHKに許されたのを機に、近代国家の第一歩を記した明治という時代のエネルギーと苦悩をこれまでにないスケールのドラマとして描き、現代の日本人に勇気と示唆を与えるものとしたいと思います。
 21世紀を迎えた今、世界はグローバル化の波に洗われながら国家や民族のあり方をめぐって混迷を深めています。その中で日本は、社会構造の変化や価値観の分裂に直面し進むべき道が見えない状況が続いているのではないでしょうか。
「坂の上の雲」は、国民ひとりひとりが少年のような希望をもって国の近代化に取り組み、そして存亡をかけて日露戦争を戦った「少年の国・明治」の物語です。そこには、今の日本と同じように新たな価値観の創造に苦悩・奮闘した明治という時代の精神が生き生きと描かれています。
 この作品に込められたメッセージは、日本がこれから向かうべき道を考える上で大きなヒントを与えてくれるに違いありません。
 

関連記事
テーマ:NHK - ジャンル:テレビ・ラジオ

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック