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観劇レビュー&旅行記
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パリ・オペラ座 歌舞伎公演
NHK教育TVでは、2007年5月4日深夜から5日未明に掛けて、
先日フランスはパリで行なわれた、

【パリ・オペラ座 歌舞伎公演】

の中継録画を放送しました。

演目は歌舞伎十八番から
「勧進帳」
「口上」
「紅葉狩り」

の3本でした。

20070505024233.jpg
  写真は【Opera national de Paris 】より

「勧進帳」
「勧進帳」は、多くの方が知っている演目で、舞台装置も地方(じかた:三味線と打楽器のオーケストラ)用の山台(ひな壇)と正面の松羽目と両脇の竹羽目のみというシンプルなもの。
この装置はオペラ座用の簡易型ではなく、「勧進帳」の『定式』で、日本と様式は同じ。

 先だって、NHKでオペラ座での練習風景をやっていましたが、市川団十郎(父)は、最後の『飛び六方』を舞台上で演じ、息子の市川海老蔵は、オペラ座の客席の縦通路を花道代わりに行くことにしたそうであり、二通りの楽しみ方ができる訳です。

 このTV中継は、父・団十郎の「飛び六方」の方で、舞台を上手(かみて:右側)から下手(しもて:左側)に向かって飛んでゆく訳です。
 しかし、このイレギュラーの形の方が、聴衆からは見易く、また良く解るという感じでした。
 日本でも博多座で見たことがありますが、3階席当たりになると、「飛び六方」の殆どは見えず、舞台から花道に進むともう見えないという状況でした。

 オペラ座初演ですから、舞台上を横切った方が、殆どの観客から良く見えると言う点からも正解だったと思います。

「口上」
 次の二幕目は、「口上」です。先のNHK番組でもフランス語を練習している模様を紹介していましたが、実際の口上を見て驚いてしまいました。
 日本語の「口上」に、ひと言・ふた言フランス語を交えて笑いと共感を取る、というレベルではないのです。

 逆に、最初のひと言を歌舞伎風に大迎に日本語で話した後は、「拙い発音ではございますがフランス語にて口上いたします」と、長~い口上を虎の巻(カンニングペーパー)を見るのでもなく、空で全部フランス語で通すのです。ホントびっくりしました。
 発音は確かに拙いとは言えるでしょうが(私自身はフランス語検定4級でちょっと解る)、気持ちが入っていますからフランス人も理解に努めたことと思います。

 さらに驚いたのは、座長の団十郎だけではなく、「口上」に列席した十数人の主役と準主役級の役者全員が長さはまちまちではありましたが、全員フランス語で自己紹介をするのです。 驚き倍増。
 年配の役者さんもです。ちょっとつかえたりすると、聴衆から激励の喝采を浴びていました。
 海老蔵や市川亀次郎(NHK風林火山で武田晴信役)ら若手は、さすがに発音も流暢で、殆どをフランスの聴衆が聞き取れたものと思います。

 亀次郎は、ミュージカル「オペラ座の怪人」が好きだ!と言って大喝采。さらに、「シャンデリアが落ちてくるのではないかと心配している」と表情を交えてジョークも飛ばす余裕。これも大喝采を浴びていました。

「紅葉狩り」
三幕目の「紅葉狩り」は、いわゆる舞踊歌舞伎のようでした。
前半は・・・
 しかし、後半になると状況がガラッと変わり妖怪ものに・・・
私は、この「演題」は知っていましたが、どうも見るのは初めてのようでした。
妖怪ものとは知りませんでした。
 そういう設定ですので、「勧進帳」が全く舞台転換がないのに比べて、背景の転換や、すっぽん迫りを使うなど歌舞伎風スペクタクルに富んだもので、なかなか良く考えたプログラム造りでした。

カーテンコール
 歌舞伎では、殆どアンコール(カーテンコール)はありませんが、「オペラ座歌舞伎」では、ミュージカル風カーテンコールを何度もやっていました。(オペラのカーテンコールとはちょっと違います。ミュージカル風です。)
 御存知の通り聴衆は、スタンディング・オーベーションで応えていました。

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関連リンク

NHK教育 劇場への招待 -パリ・オペラ座歌舞伎公演-

パリオペラ座での歌舞伎
パリオペラ座で歌舞伎
【現地レポ】歌舞伎・オペラ座へ

Opera national de Paris - Kabuki

団十郎さんら初日終える パリ・オペラ座歌舞伎

2007年パリ・オペラ座 大歌舞伎公演 製作発表


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テーマ:歌舞伎 - ジャンル:学問・文化・芸術

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