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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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KBCシネマで映画【658km、陽子の旅】を見る!
2023年8月3日(木)

  きょう 11:40 からKBCシネマで、
日本映画【658km、陽子の旅】
 を見ました!

658km_Yoko_Poster.jpg


 20年来音信不通と云うか連絡を取っていなかった青森の父が急死し
あまり気の進まない告別式に東京からヒッチハイクで向かうと言う
いわば『ロードムービー』

 話しのポイントはスマホを壊してしまった為に連絡がつかない状況。

 冒頭15分くらいはセリフが全然なく、菊地凛子さん扮する陽子が最初に
声を出すのは、父の急死を連絡に来た叔父が「連絡が取れないから」
と言った言葉に応える「携帯が壊れた」とか細く言う言葉。

 叔父家族と一緒に叔父の車で青森に向かうのだが、パーキングでの
事故で置き去りにされてしまうことに。
 叔父の車には、財布や荷物が置き去りに。
 陽子がたまたま持っていた小銭入れには2430円しかなく・・・

 で、ヒッチハイクで青森に向かうことになるのですが・・・

 先日の『A-STUDIO』に菊地凛子さんが出ていて、この映画が話題に
なっていたので、見に行った訳ですが、私的にはイマイチ!

 観客は十人以下でした。

   *******


  映画【658km、陽子の旅】公式サイト
    https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/

監督 熊切和嘉 × 主演 菊地凛子

東京から青森へ、明日正午が出棺。
父親の葬儀にも、人生にも何もかも間に合っていない―
それでも陽子は初冬の東北を行く。

夢やぶれて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に…。
孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞®助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。
本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく繊細な難役を見事に表現。
竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。
就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤立に凍った心が溶けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。




映画【658km、陽子の旅】予告編映像
 https://youtu.be/GWidcTwETek




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98543/

【解説・ストーリー】

「#マンホール」「私の男」の熊切和嘉監督と「バベル」の菊地凛子が、2001年の「空の穴」以来22年ぶりにタッグを組んだロードムービー。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介の脚本を原案に、人生にもがき苦しむ女性の東北縦断の旅を描く。

就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子は、人生を諦めてフリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた。そんなある日、かつて夢への挑戦を反対され20年以上疎遠になっていた父の訃報を受けた彼女は、従兄の茂やその家族とともに、東京から故郷の青森県弘前市まで車で向かうことに。しかし、茂の家族は途中のサービスエリアで子どもが起こしたトラブルに気を取られ、陽子を置き去りにして行ってしまう。所持金もなくヒッチハイクで故郷を目指すことにした陽子は、道中で出会ったさまざまな人たちとの交流によって心を癒されていく。

共演には竹原ピストル、黒沢あすか、風吹ジュン、オダギリジョーら実力派が多く顔をそろえる。

*********************
 2022年製作/113分
 G/日本
 配給:カルチュア・パブリッシャーズ
*********************

【スタッフ・キャスト】

監督 : 熊切和嘉
原案 : 室井孝介
脚本 : 室井孝介 浪子想
プロデューサー : 小室直子 松田広子
ラインプロデューサー : 齊藤有希
製作 : 中西一雄 押田興将 松本光司
撮影 : 小林拓
照明 : 赤塚洋介
録音 : 吉田憲義
美術 : 柳芽似
装飾 : 柳芽似
持道具 : 柳芽似
衣装 : 宮本茉莉
ヘアメイク : 河本花葉
編集 : 堀善介
音楽 : ジム・オルーク
エンディングテーマ : ジム・オルーク 石橋英子
助監督 : 桑原昌英
制作担当 : 芳野峻大
メインビジュアル写真 : 長島有里枝


 配  役 : 役  名
菊地凛子 : 陽子
竹原ピストル : 工藤茂
黒沢あすか : 立花久美子
見上愛 : 小野田リサ
浜野謙太 : 若宮修
仁村紗和 : 八尾麻衣子
篠原篤 : 水野隆太
吉澤健 : 木下登
風吹ジュン : 木下静江
オダギリジョー : 工藤昭政






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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【CLOSE】を見る!
2023年8月4日(金)

  きのう 13:45 からKBCシネマで、
映画【CLOSE】(邦題:クロース)を見ました!

CLOSE_Movie_Poster.jpg

 幼馴染のレオとレミは、同年齢の男兄弟のような間柄。

 レミは、木管楽器オーボエの演奏で才能を開花させつつあります。

 一方、レオはこれといった得意技が無く、これを克服するため?
アイスホッケー部に入って過酷な練習に時間を過ごします。

 それでも、レミとレオの関係は良好に続いていたのですが、
ある日、級友に「二人は付き合ってるの?」と『ゲイ(同性愛)』を
疑われるような冷やかしを受け、少しづつギクシャクした関係に・・・

 主としてジュニア・ハイスクールと、それぞれの家庭を舞台にした
映画でしたが(途中で少しウトウトした為か?)映画の意図が良くは
判りませんでした。

 少年の同性愛を描いた映画と云う訳ではありません。

 使用言語は主としてフランス語。

 観客は数名でした。

   *******


  映画【CLOSE】公式サイト
   https://closemovie.jp/

【STORY】

花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごしてきた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。

13歳になる2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。

ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。

移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。



映画【CLOSE】予告編映像
https://youtu.be/kibK7xvdW7I




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/97013/

【解説・ストーリー】

トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す姿を描いた「Girl ガール」でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞したルーカス・ドン監督が、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長編第2作。

13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも一緒に時間を過ごす大親友だった。しかし、ある時、2人の親密すぎる間柄をクラスメイトにからかわれたことで、レオはレミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。そのせいで気まずい雰囲気になる中、2人は些細なことで大ゲンカをしてしまい……。

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞(クレール・ドゥニの「Stars at Noon」と同時受賞)。第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた。

****************************
 2022年製作/104分/G
 ベルギー・フランス・オランダ合作
 原題:Close
 配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
****************************

【スタッフ・キャスト】

監督 : ルーカス・ドン
製作 : ミヒール・ドン ディルク・インペンス
脚本 : ルーカス・ドン アンジェロ・タイセンス
撮影 : フランク・バン・デン・エーデン
編集 : アラン・デソバージュ
美術 : イブ・マルタン
衣装 : マニュ・フェルシューレン
音楽 : バランタン・アジャジ


 配  役 : 役  名
エデン・ダンブリン : レオ
グスタフ・ドゥ・ワエル : レミ
エミリー・ドゥケンヌ : ソフィ
レア・ドリュッケール : ナタリー
イゴール・ファン・デッセル : チャーリー
ケビン・ヤンセンス : ピーター

第75回 カンヌ国際映画祭(2022年)
コンペティション部門:グランプリ受賞 ルーカス・ドン


【KBCシネマのディスプレイ】

CLOSE_KBC_Display-01.jpg
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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

書評【ドキュメンタリーの現在】西日本新聞
2023年8月5日(土)

  今朝の西日本新聞紙面に

【ドキュメンタリーの現在】
  <九州で足もとを掘る> の書評が掲載されました。

 私も、KBCシネマで 映画『ハマのドン』を見た時に購入して
読んでいる途中(と云うか途中で積読状態;笑)です✨

NishinipponNP_20230805-12.jpg

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NishinipponNP_20230805-13.jpg




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テーマ:書評 - ジャンル:本・雑誌

「人間をかえせ」と「原爆小景」を紹介:片山杜秀【クラシックの迷宮】NHK-FM
2023年8月6日(日)

  歴史学者でもある音楽評論家の片山杜秀さんが、8月5日の
NHK-FM【クラシックの迷宮】(土曜日 19:20 ~ 21:00)で
 「人間をかえせ」や「原爆小景」を紹介されました。

NHK_FM_Classic no Meikyu-01

片山杜秀さんは番組の終盤で、ハッキリ
『反核・反戦』の日本人の作品の特集である
  ことを言われていました!

広島・長崎原爆忌を前にして2023年8月5日の夜放送。 

*******


NHK-FM【クラシックの迷宮】片山杜秀
 8月6日・8月9日を前にして

 2023年8月5日(土)午後7:20 ~ 午後9:00
https://www.nhk.jp/p/classicmeikyu/rs/ZZ592P4MN7/episode/re/4NGLMV7RGM/

<楽曲構成>

交響曲第5番「ヒロシマ」から
 第8楽章『哀歌(悲歌)』

大木正夫:作曲
(管弦楽)新日本フィルハーモニー交響楽団、(指揮)湯浅卓雄
(11分39秒)
<NAXOS 8.557839J>

カンタータ「人間をかえせⅠ」から
 第2章「仮繃帯所(かりほうたいじょ)にて」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(ソプラノ)滝沢三重子、(アルト)成田絵智子、(テノール)天野秋雄、(バス)田島好一、(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)佐藤菊夫
(12分06秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅠ」から
第5章「呼びかけ」~終曲「人間をかえせ」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(ソプラノ)滝沢三重子、(アルト)成田絵智子、(テノール)天野秋雄、(バス)田島好一、(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)佐藤菊夫
(6分53秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅡ」から
 第3楽章「朝」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)上田仁
(8分19秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅡ」から
第4楽章「足音」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(バリトン)小田清、(合唱)東京労音会員、(合唱)厚生年金児童合唱団、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)上田仁
(10分25秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

「原爆小景」から第1曲「水ヲ下サイ」
原民喜:作詞
林光:作曲
(合唱)東京混声合唱団、(指揮)田中信昭
(4分59秒)
<NAXOS JAPAN NYNG010>

火の夜 -宗左近「炎える母」による-
林光:作曲
(合唱)大阪放送合唱団、(指揮)山田一雄
(24分37秒)
<~NHKのアーカイブスから~>

「原爆小景」から
第4曲「永遠(とわ)のみどり」

原民喜:作詞
林光:作曲
(合唱)東京混声合唱団、(指揮)寺嶋陸也
(3分10秒)
<fontec FOCD9602>






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小原孝さんがNHK-FM【弾き語りフォーユー】で『原爆を許すまじ』を演奏!
2023年8月7日(月)

  おととい8月5日の片山杜秀さんによる「人間をかえせ」や「原爆小景」の
紹介に呼応するかのように、きょう8月7日には ピアニストの小原孝さんが
自ら企画しているNHKの番組 
 NHK-FM【弾き語りフォーユー】(月~木;10:30-10:50)で
視聴者からのリクエストに応える形で『原爆を許すまじ』を静かに演奏。

NHK_FM_Hikigatari for You-01

日々寄せられる様々な楽曲リクエストから、この曲を選ばれたことに
小原孝さんの「反戦・反核」の心意気を感じ取れます。

他に、独立戦争に行く恋人を歌った
『ダニーボーイ』(ロンドンデリーの歌)

被曝クスノキを歌った福山雅治さん作曲の『クスノキ』

美空ひばりさんが「戦争は いやだ」と歌った『一本の鉛筆』
MisoraHibari_1ponnoEnpitsu.jpg


この日は、明確に「反戦・反核」の意志表示をピアノで
語られた楽曲構成でした!(歌詞は無しですが)

小原孝さんとNHK-FMスタッフに敬意を表します!

*******


小原孝【弾き語りフォーユー】
https://www.nhk.jp/p/hikigatari/rs/ZG79L367QZ/episode/re/L3K3WG5316/
 NHK-FM 2023年8月7日(月)

<楽曲構成>

ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)
小原孝(ピアノ)
作曲: アイルランド民謡
編曲: 小原孝
(4分14秒)

原爆を許すまじ
小原孝(ピアノ)
作曲: 木下航二
編曲: 小原孝
(1分40秒)

クスノキ
小原孝(ピアノ)
作曲: 福山雅治
編曲: 小原孝
(3分1秒)

一本の鉛筆
小原孝(ピアノ)
作曲: 佐藤勝
編曲: 小原孝
(3分38秒)






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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

国立科学博物館『1億円クラウドファンディング』即日達成!でも喜べるのか?
2023年8月8日(火)

  国立科学博物館
 【1億円クラウドファンディング】

 2023年8月7日開始し、午後5時過ぎには目標の1億円を超過達成!
きょう8月8日には5億円を超したと言う。

 【1億円クラウドファンディング】と言えば、コロナ禍でエンタメ禁止に
なった時に『劇団四季』が行ったキャンペーンを思い出す。
 この時も、僅か2・3日で目標を達成し、すぐに2億円に達した。

 人々は、価値を認め、使い道が明瞭なものには寄付をする
と言うことが改めて示された訳で、久々の清々しい話題である。

 しかし、この成功を喜んでばかりはいられない。

 アメリカ製の役に立たないポンコツ兵器を爆買いするお金が
あるのだったら学問・文化を守るために回すべきである。

 こちらは、百年・千年・億年(恐竜の化石など)スパンを耐えた
再生不可能な学術資料を保管しているのだ。

 高々十年スパン且つ国民の生命や国の学術財産も破壊・焼損する
戦争の為に金を浪費するべきではない。

 アメリカでは退役させられているトマホーク・1機 500 億円あれば
どれだけ学術文化に貢献出来ることか!

その為にも政権交代が必要!

*******


【なぜ】国立科学博物館 資金が危機的
  1億円クラウドファンディング

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230807/k10014155491000.html
 NHK-2023年8月7日(月) 17時06分

NHK_20230807_CloudFunding-01.jpg
      (NHKのリンク作には映像有り)
国立科学博物館 クラファン初日に目標金額の1億円に達する

動植物や化石など、国内外のさまざまな標本を収集し、国内最大規模のコレクションがある国立科学博物館。
財政のひっ迫を改善するために、クラウドファンディングで1億円を募ると発表しました。
国立の博物館が、なぜクラウドファンディングに踏み切ることになったのか。
その背景と現状を詳しくお伝えします。

<目次>
「膨大なコレクションを守りたい」
午後5時20分に目標金額の1億円に達する
クラウドファンディングに踏み切ったわけ
貴重な昆虫標本 求められる繊細な管理
“100年後、1000年後に引き継ぐ気持ちで管理”
「博物館は過去と未来をつなぐ組織」
朝ドラ「らんまん」主人公在籍した植物園も資金難
(中略)
7日午前9時からの記者会見で発表された国立科学博物館のクラウドファンディング。
発表直後からホームページにアクセスが集中し、一時、閲覧しにくい状況になりました。

国立科学博物館などによりますと、標本を収集・管理する資金への協力を呼びかけるクラウドファンディングは7日、募集を呼びかけるページが開設されたあと、次々に支援が集まり、午後5時20分に目標金額の1億円に達したということです。
(以下略)



*******

こちらは、RKB【NEWS23】画面切り取り。

RKB_20230807_crowdfunding-01.jpg
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

『ごまかさないクラシック音楽』片山杜秀氏に聞く;東洋経済
2023年8月9日(水)

  週刊東洋経済WEB版で興味深い記事を見付けましたので紹介します。

【クラシックとは何か、美しい旋律の裏を理解せよ】
  『ごまかさないクラシック音楽』片山杜秀氏に聞く

 長谷川 隆 : 東洋経済 記者
 #東洋経済ONLINE ー 2023年8月6日(広島原爆忌) 16:00
  https://toyokeizai.net/articles/-/692051


ToyoKeizai_20230806-01.jpg

『ごまかさないクラシック音楽 (新潮選書)』
  (岡田暁生、片山杜秀 著/新潮選書/2090円/350ページ)

この2人にクラシック音楽を語らせたら止まらない。古楽から古典派、ロマン派、現代音楽まで、縦横無尽に語り合った。ベートーヴェンはなぜすごいのか。モーツァルトはなぜ愛されるのか。寄り道だらけの対談から、クラシック音楽の楽しみ方が見えてくる。

──共著者である岡田暁生氏とは長時間の対談になったそうですね。

1回3時間以上の対談を6回やって合計では20時間以上。1冊の本を作るだけならばその半分もあれば十分だった。さらに話があちこちに脱線するから、編集者は大変だったはず(笑)。
第1章の前に序章を置いて「バッハ以前の一千年はどこに行ったのか」を議論したのは、岡田さんがその問いを投げかけてきたから。そもそもバッハ(1685〜1750)以前の音楽が古楽と呼ばれ、どうしてクラシック音楽と区別されているのかを2人で詳しく論じた。クラシック音楽とは何かを考えるうえで重要なポイントなので、その話をできてよかった。想定外のシナリオは対談の面白さです。

作曲家の曲調にも影響した社会背景

──バッハは「クラシック音楽の父」と呼ばれていますが、それがなぜなのかを社会背景や歴史にまで踏み込んで解説しています。

教科書的にいえば、バッハは、複数の旋律を重ね合わせる「対位法」を極限まで推し進めて、後世の模範になった。その意味でまさにクラシック音楽の父の名にふさわしい。

だがその音楽を西洋史の中で位置づけると、18世紀に広がりつつあった近代的、あるいは市民社会的な平等性を音楽の中で実現している、と解釈できる。主役の楽器は1つだけでなく、どれかが突出したり自己主張したりすることはないという点で平等です。

さらにバッハはプロテスタントの音楽を体現している。例えば日本でもファンが多い「マタイ受難曲」は、プロテスタント教会での賛美歌の伝統を踏まえ、皆で親密かつ真摯に歌う。ヘンデル(1685〜1759)やテレマン(1681〜1767)、モーツァルト(1756〜91)のような、派手で楽しい要素は薄く、禁欲主義が感じられる。マックス・ウェーバーをもじっていえば「バッハの音楽と資本主義の精神」といった趣がある。

カトリックはきらびやかな宮廷文化と密接で、非倹約的だ。同じキリスト教でもプロテスタントとは随分と違う。バッハは音の「組み合わせ」をとても大事にしていて、理詰めで戦闘的だ。

──モーツァルトは理詰めではなく軽やかさが特徴です。

モーツァルトの曲は短調、長調にかかわらず、浮遊感がつねにある。長調だといわれても、局所的には短調だか半音階(各音の間がすべて半音を成す音階)だか、メロディーをどの軌道に乗せたいのかよくわからないところがある。

フランス革命(1789〜99)の衝撃が欧州を襲った激動期に、モーツァルトは旧体制の中で不安を覚えていた。不安の中でうねって、浮遊して、さまよっている。それゆえ、漠然とした不安を抱いている現代人にもフィットする。

──ベートーヴェン(1770〜1827)への評価がユニークです。岡田氏は「『クラシック音楽業界』という名の大企業をつくった豪腕社長」であると。

まさにそう。創業者であり、今でも結局、クラシック業界はベートーヴェン頼みだ。交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、と何でもありだ。

ベートーヴェンはそれまでの限られた聴衆を相手にしていた作曲家と違い、市民社会の到来によって何百人、千人単位の聴衆を前にして音楽を聴かせる作曲家のはしりになった。つまり音楽リテラシーのない市民を納得させなくてはいけない。熱量の高さはその特徴だ。のちにドイツが普仏戦争(1870〜71)に勝って国際的な力をアピールすると、ベートーヴェンの“ガンバリズム”は世界にあまねく受け入れられる。

だからベートーヴェンが日本でずっと人気があるのもよくわかる。戦前、戦後を通じ欧米に追いつこうとしていたし、文明の進歩を音楽で実感させる存在。さらには耳が聞こえなくなっても作曲に励んだ刻苦勉励のストーリーがある。

ベートーヴェンの音楽には、人間をさらなる高みに引き上げるべく「頑張れ、頑張れ」と怒鳴り続ける、スポーツの鬼コーチのような怖さとしつこさがある。ワーカホリック的といってもよい。

クラシックは知性と感性を磨くツール

──クラシック音楽が民族意識・国民意識を鼓舞してきたことや、軍隊や軍楽との関わりが深いことを詳しく論じています。

ロマン派でフランス人のベルリオーズ(1803〜69)の音楽には、フランス革命や、7月革命(1830)、その前後の戦争の影響がある。この時代に吹奏楽が発展し、パリ音楽院では管楽器教育が充実していった。軍楽は野外で遠くまで聴かせる必要があるので、太鼓や金管楽器の比重が増す。ベルリオーズはそれを屋内の音楽にフィードバックさせたわけだ。

フランス革命で生じた国民皆兵の思想は欧州全体に広がり、どの国でも行進曲やマーチングソングが作られた。ロマン派以前の古典派も実は軍楽と関係が深い。例えばハイドン(1732〜1809)の交響曲第100番「軍隊」にはトルコ風軍楽が持ち込まれている。

ぐっと時代が下った、第1次世界大戦から第2次世界大戦までの時代では、レコードやラジオの普及もあって、大衆動員のためにどの国でも行進曲や軍歌が盛んに作られた。それらはクラシック音楽と境界線を引けるものではない。

──クラシック音楽はどんなふうに楽しんだらよいでしょうか。

クラシック音楽が高尚なんて時代は昔のこと。音楽趣味が多様化し、クラシックだからハイブラウだと認識される時代ではなくなった。かといって趣味以上の意味はないというのは言いすぎだ。30分や60分の曲を聴き込むためには、難解な長編小説を読み込むのと同等の解釈力が必要。背景についての知識もまた必要。音はどんどん過ぎるから記憶力も大事。聴く人のトータルな能力が問われる。知性と感性を磨くツールとしてこれ以上のものはなかなかない。

*********************
片山杜秀(かたやま・もりひで)/
慶応大学教授。1963年生まれ。
政治学者(政治思想史)、音楽評論家。慶応大学法学部教授。
政治思想史で多くの著作を送り出すだけでなく、音楽評論の分野でも多彩に活動。
『音盤考現学』『音盤博物誌』で吉田秀和賞とサントリー学芸賞を受賞(2008年)






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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

NHK特集ドラマ「軍港の子」〜よこすかクリーニング1946〜を見る!
2023年8月10日(木)

  今夜、NHK+
NHK特集ドラマ「軍港の子」
〜よこすかクリーニング1946〜
「戦争は終わったんじゃないのか!」
すべてを奪われた子供たちの物語

 を見ました!
NHK_YokosukaCleaning1946_Top.jpg

 78年前ごろに13才前後と言うと、現在90歳前後の方々の時代の話し。

 このような厳しい世の中を生き抜いてきた方々なので、今もたくましく
生活されているのだろうとしみじみと感じ入りました。

 一方で、岸田自公政権は、維新や国民民主党などの翼賛も得て
『新たな戦前』に向けて着々と体制翼賛化の道を進めて行っています。

 私自身も未体験で記憶にない、あの戦争の惨禍を再び起こすつもり
なんでしょうか?


「軍港の子」〜よこすかクリーニング1946〜公式サイト
https://www.nhk.jp/p/ts/NG9K1N8J2K/


予告動画へのリンク
https://www.nhk.jp/p/ts/NG9K1N8J2K/movie/



NHK公式サイトによる作品紹介
https://www.nhk.jp/p/ts/NG9K1N8J2K/

【解説・ストーリー】

戦後の神奈川県横須賀。自分たちの力だけで生き抜くしかない戦争孤児たちは、米兵の靴磨きやたばこ拾い、時に犯罪に手を染めていた。が、あるきっかけで「クリーニング」の仕事に出会う。犯罪ではなく汗を流して働き、人に感謝されてお金を稼ぐ。自分たちが“生きていても良い”と思える経験によって、孤児たちは笑顔を取り戻し始める。自分たちの稼ぎで「家を借りて暮らす」というささやかな夢を抱くようになった子供たちだったが、さらに過酷な現実に襲われることになり…

【放送予定】
2023年8月10日(木) よる10:00~11:13[総合]

【スタッフ・キャスト】

【原作】西田彩夏
【脚本】大森寿美男
【音楽】渡邊崇
【制作統括】桑野智宏
【演出】田島彰洋

 【出  演】
小林優仁 髙橋來 村山輝星 原田琥之佑 岡橋亮汰 阿久津慶人 
阿部紗英(語り) 三浦誠己 岡部たかし 仲野太賀 松岡茉優 田中麗奈
 ほか
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【関連記事】

戦後78年の夏に 
NHK特集ドラマ「軍港の子」 きょう(8/10)放送
 戦争孤児“こう生きた” 今の子どもたちに問う

https://www.akahata-digital.press/.../article/20230810-1401
 しんぶん赤旗-2023年8月10日【テレビ・ラジオ】

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 “過去の戦争を描くことは現在の困難を描くこと”―そう訴えかける特集ドラマ「軍港の子 よこすかクリーニング1946」がNHKテレビで今夜(10日後10・0)、放送されます。13歳の戦争孤児を主人公に、仲間たちと必死に生き抜こうとする姿を描きます。試写会と記者会見が、NHKで開かれました。(和田肇)

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 舞台は終戦の翌年、1946年の神奈川県横須賀市。今日一(きょういち=小林優仁)は、横浜大空襲で母・良枝(田中麗奈)を亡くし、クリーニング店を営む親戚に引き取られます。仕事の手際が悪いと殴られ、食事は土間で。今日一は家を飛び出し、偶然出会った同じ孤児たちのアジトを訪れます。リーダーの武弘(原田琥之佑=こうのすけ)や凪子(村山輝星=きらり)たちとクリーニングの仕事を始めることに。さらに、米兵相手に取引していた誠司(髙橋來)から、米兵を憎んでも解決しないと聞かされて…。
脚本・大森寿美男。

澄んだ目

 中学生年代の子役たちの演技がまぶしい。物語としては、希望を見いだした矢先の挫折や、困難を避けた先での悲劇など、憤まんやるかたない展開なのですが、それでも諦めない子役たちの澄んだ目に救われます。記者席からは涙ぐむ声も聞こえました。
 会見で、母を演じた田中は「子どもたちの目の強さ…日々食べるためにたたかう力強さや家族を失った悲しみや苦しみなど、現在とは違う部分を目の動きで演じていた姿が素晴らしかった」と称賛。
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 主演の小林は、ドラマを視聴者目線で見たとき「すごく“生きている”という感じを受けた」といいます。「“僕たちはこう生きた”と言っているようだった。逆に“君たちはどう生きるの”と問いかけられているように感じました」

言いたい

 制作統括の桑野智宏は「今の子どもは自分の思っていることを抑えている気がします。でも本当は言いたいことを言っていいはず。子どもにはそういう自由があるはずで、おとなたちは子どもたちが自由でいられる環境をつくらなければなりません」と問題意識を語りました。

家族で話すきっかけに

演出 田島彰洋さんに聞く

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 企画を提案した演出の田島彰洋さん(34)に、ドラマに込めた思いを聞きました。

 ―戦争孤児を主演にした理由は
 田島 2021年ごろから企画を考え始めて、今の子どもたちに生きる力を伝えられる作品を作りたいなと。
 企画が進むうちにウクライナとロシアの戦争が始まって、そちらの戦争孤児が日本にも来ています。日本もこれからそういうことが起きてしまう可能性もある。そういったことを家族で話すきっかけになれればと思いました。僕もNHKに入るまで戦争について興味がなかったので。この仕事をして初めて祖父が戦争に行っていたことを把握しました。

 ―子役が中心だと撮影にも工夫が必要では
 田島 今回、中心になった子役は11人でした。当時の子どもたちをリアルに体験してもらおうと、靴磨きやモクバイ(吸い殻からたばこを詰め直して売る)のモク作りの練習をしてもらいました。
 クランクイン(5月)前の3月に集まってもらい、僕たちが作った資料を基に戦争孤児の説明をして、一回持ち帰ってもらいました。次に集まったときには家族や親戚から戦争についての話を聞いていて、徐々に戦争孤児を自分と近いものにしてくれました。
 演技に関しては、基本的にこちらからこう演じてくれという指定はしていません。シチュエーションと、どういう気持ちでやる?という話まではしましたけれど。彼らの中から出てくるものをくみ取りたいなと。

 ―戦争ドラマを通じて訴えたいこと
 田島 戦争は伝えていかなければいけないもの。それをドラマという物語で表現できるのは、ドキュメンタリーに興味がない人にも見てもらえるチャンスだと思っています。
 今回、演じた子どもたち自身が周りに戦争について聞き始めてくれたことに希望を感じました。主演の小林くんは「明日の僕たちかもしれない」と。見た人にも同じ思いが伝わればと思います。






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kinocinema 天神 で映画【アウシュヴィッツの生還者】を見る !
2023年8月11日(金・山の火)

  きょう、14時20分から kinocinema 天神 で
映画【アウシュヴィッツの生還者】
 (原題:The Survivor)を見ました!

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アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を生きて脱出したボクサーの
実話をもとに制作された映画です。
御本人は2007年に、彼を支え強制収容所時代の彼の恋人の捜索に
尽力した妻は2019年にお亡くなりになり、この映画は見ることが、
できなかったようです。
それは、映画のエンディングで文字で提示されました。

超長いエンドクレジットのあと、最後の最後に字幕翻訳者の
名前が提示されました(お名前は失念)。
➡珍しくチラシの裏面に小さく字幕翻訳者の名前がありました。
大西公子さんとのこと。

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なお、ナチス支配下のポーランドが主な舞台ですが
使用言語は英語が中心でした。
ドイツ人もポーランド系ユダヤ人も英語で会話しているのに違和感が!

今日8月11日公開ですが、観客は十人以下でした。

   *******


  映画【アウシュヴィッツの生還者】公式サイト
    https://www.sv-movie.jp/

【Introduction】

ヒトラーの非道に終止符が打たれてから、ナチスをテーマとした様々な映像作品が作られてきた。
だが、耳を疑う知られざる真実は、まだあった。
アウシュヴィッツからの生還者の息子が、父の半生について書き上げた衝撃の実話の映画化が実現した。

主人公のハリー・ハフトには、世界的大ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3作『インフェルノ』の敵役で、高く評価されたベン・フォスター。共演に『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープス、『アラジン』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のビリー・マグヌッセン。
監督は『レインマン』でアカデミー賞🄬監督賞、ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたバリー・レヴィンソン。
音楽は『レインマン』『DUNE/デューン 砂の惑星』でアカデミー賞🄬を2度受賞したハンス・ジマー。

ナチスが余興のために催した賭けボクシングでユダヤ人同士が闘い、負けた者はその場で殺されたという事実は、ハリーの抱える過去の入り口にしかすぎなかった。扉の奥に隠されたさらなる慟哭の真実とは? 言葉を失いながらも、その先に待つ無償の愛に救われる究極のドラマ。




映画【アウシュヴィッツの生還者】予告編映像
 https://youtu.be/yRyr-RbZQXA




映画.comによる作品紹介

【解説】
「レインマン」の名匠バリー・レビンソンが、アウシュビッツからの生還者ハリー・ハフトの半生を息子アラン・スコット・ハフトがつづった実話をもとに映画化。
「インフェルノ」のベン・フォスターが主演を務め、「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスが共演。

【ストーリー】
1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカに渡りボクサーとして活躍する一方で、生き別れになった恋人レアを探していた。
レアに自分の生存を知らせようと、記者の取材を受けたハリーは、「自分が生き延びた理由は、ナチスが主催する賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って勝ち続けたからだ」と告白し、一躍時の人となる。
だが、レアは見つからず、彼女の死を確信したハリーは引退する。
それから14年、ハリーは別の女性と新たな人生を歩んでいたが、彼女にすら打ち明けられないさらなる秘密に心をかき乱されていた。
そんな中、レアが生きているという報せが届く──。


*********************
 2021年製作/129分/G
 カナダ・ハンガリー・アメリカ合作
 原題:The Survivor
 配給:キノフィルムズ
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : バリー・レビンソン
製作 : マッティ・レシェム アーロン・L・ギルバート バリー・レビンソン ジェイソン・ソスノフ スコット・パルド
製作総指揮 : ジョエル・グリーンバーグ ベン・フォスター ダニー・デビート ブレンダ・ギルバート スティーブン・ティボー アシュリー・レビンソン アンジェイ・ナグパル ロン・マクレオド ジェイソン・クロス リチャード・マコーネル アドルチャ・アパーナ
原作 : アラン・スコット・ハフト
脚本 : ジャスティン・ジョエル・ギルマー
撮影 : ジョージ・スティール
美術 : ミリアン・クレカ・クリアコビッチ
衣装 : マリナ・ドラジッチ
編集 : ダグラス・クライズ
音楽 : ハンス・ジマー
音楽監修 : アラン・メイソン

 配  役 : 役  名
ベン・フォスター : ハリー・ハフト
ビッキー・クリープス : ミリアム
ビリー・マグヌッセン : シュナイダー
ピーター・サースガード : エモリー・アンダーソン
ダル・ズーゾフスキー : レア
ジョン・レグイザモ : ペペ・ミラー
ダニー・デビート : チャーリー・ゴールドマン


写真は、キノシネマの展示(ディスプレイ)から。

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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

キノシネマ天神 で映画【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】を見る !
2023年8月13日(日)

 今朝9時40分からキノシネマ天神 で
映画【夢みる校長先生
   子どもファーストな公立学校の作り方】

を見ました!

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『夢みる』と言うと未だ実現できていない理想を求めて奮闘している校長先生
のようなタイトルですが、取り上げられた小学生・中学校では、既に校長先生の
想いを実現しているのです。

学校教育法では校長先生に絶大な権限が与えれており、謂わば学校の大統領!

校則を無くすのも宿題を無くすのも通知表を無くすのも制服を無くすのも
校長先生の決断で(公立高校;県立・市立などでも)実行可能とのこと。

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この映画は、その絶大な権限を子どもの幸せの為に活用している事例を
オムニバス形式で紹介するものでした。

それぞれ「これこそが教育」と言う活動を実践されています。

一方で、少なからずの学校では絶大な権限を独裁的に使う校長先生も居るようで・・・
  (そういう事例は紹介されていません)

以下、キノシネマ天神のディスプレイ画像

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Dreaming_Teacher_Kinocinema-02.jpg

   *******


【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】オフィシャルサイト
 https://dreaming-teacher.jp/


映画【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】予告編映像
 https://youtu.be/tac4GUnliYQ



  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99854/

【解説・ストーリー】
「いただきます」シリーズのオオタヴィン監督が「教育」をテーマに制作した映画「夢みる小学校」のスピンオフ作品で、“子どもファースト”な学校改革を行った6つの公立学校の校長先生にスポットをあてたドキュメンタリー。
60年前から通知表や時間割のない「総合学習」を続けてきた長野県伊那市立伊那小学校、2020年度の通知表を廃止した神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校、校則をゼロにした東京都世田谷区立桜丘中学校、宿題を廃止した東京都武蔵野市立境南小学校などを取材するほか、元文部科学省事務次官の前川喜平、教育評論家の尾木直樹ら専門家にも話を聞く。
小泉今日子がナレーションを務めた。

******************
 2023年製作/82分/日本
 配給:きろくびと、まほろばスタジオ
******************

【スタッフ・キャスト】

監督 : オオタヴィン
プロデューサー : オオタヴィン
撮影 : オオタヴィン
編集 : オオタヴィン
エンディングテーマ : RCサクセション
ナレーション : 小泉今日子

コメンテーター
前川喜平・尾木直樹






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テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】を見る!
2023年8月14日(月)

  きのう(8月13日)12時15分からKBCシネマで
映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】
 (原題:Simone, le voyage du siecle)を見ました!

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シモーヌ・ヴェイユは、アウシュヴィッツの数少ない生還者の一人です。

弁護士を目指し、フランスの司法省に勤務するようになると、
劣悪な状態に置かれている囚人の環境改善に取り組みます。

また、アルジェリアとの戦争でフランスの捕虜となった人々が
アウシュヴィッツ同様の状態に置かれていることを現地を
調査して確認したうえで、改善を指示します。

これが、権力者たちの気に入らず、厄介者扱いに。

また、非合法の中絶が横行する状況にも心を痛め、
『中絶合法化法案』を奮闘努力の上で成立させます。
その時の男の議員たちの反論が次々と重ね合わせて
映し出され、あの『人権先進国』フランスでも、
女性蔑視が男たちの中に浸透していたことを明らかに!

映画は、度々アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所での
死と向かい合わせの状況に回帰し、それを中心に
シモーヌ・ヴェイユの幼少期、青年期、司法省時代、現在を
行き来するので、ちょっと居眠りすると付いて行けません。

あまけに、最初の方はセリフで展開するよりは、
ドキュメンタリー映画のようにナレーションが物語を
進めて行くので、度々居眠り状態に (-_-;)

使用言語は主としてフランス語。

観客は十数人でした。

   *******


映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】公式サイト
 https://simonemoviejp.com/


映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】予告編映像
 https://youtu.be/BsE6eIDBZcI



  映画.comによる作品紹介
    https://eiga.com/movie/98672/

【解説・ストーリー】
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリビエ・ダアン監督が、女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家シモーヌ・ベイユの人生を映画化。
1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ベイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の可決を実現させる。1979年には女性として初めて欧州議会議長に選出され、理事たちの猛反対にあいながらも「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など、弱者の人権のために闘い続けた。

その不屈の意志は、かつて16歳で家族とともにアウシュビッツ収容所に送られたという過去の体験の中で培われたものだった。

「パリ、嘘つきな恋」のエルザ・ジルベルスタインが40代以降のシモーヌ、
「スザンヌ、16歳」のレベッカ・マルデールが10〜30代のシモーヌをそれぞれ演じた。


*********************
 2021年製作/140分/G/フランス
 原題:Simone, le voyage du siecle
 配給:アットエンタテインメント
*********************


【スタッフ・キャスト】

監督 : オリビエ・ダアン
製作 : ビビアン・アスラニアン ロマン・ル・グラン
脚本 : オリビエ・ダアン
撮影 : マニュエル・ダコッセ
美術 : クリスティアン・マルティ
衣装 : ジジ・ルパージュ
編集 : リシャール・マリジ オリビエ・ダアン
音楽 : オルボン・ヤコブ


 配  役 : 役  名
エルザ・ジルベルスタイン : シモーヌ・ヴェイユ(1968-2006)
レベッカ・マルデール : シモーヌ・ヴェイユ(1944-1965)
エロディ・ブシェーズ : イヴォンヌ
オリビエ・グルメ : アントワーヌ






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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

キャナルシティ劇場でミュージカル【ジョン万次郎の夢】を観る !
2023年8月15日(火)

  きのう(8月14日)午後6時30分からキャナルシティ劇場で
劇団四季のファミリー・ミュージカル
【ジョン万次郎の夢】を観ました!

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朝ドラ『らんまん』にも短期間登場したジョン万次郎の半生を
簡潔に纏めた子ども向けミュージカルですが、
大人(高齢者の私)も充分楽しめました!

この日のキャスト・ボード

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*******

以下、語り掛け話法で😁

第1幕の冒頭で、海の嵐の場面は白い布を使った表現が秀逸だった。
黒子ならぬ白子が穏やかな海と嵐の海を布を動かして奮闘していた。
布で波を表すのは歌舞伎の手法を応用。

波の白子も凄いけど、人の乗っている舟を縦横無尽に動かしていて、
どうやって持ち上げているのかな(?)と不思議だった。

上下にもローリングの動きも回転まで有ったからね。

万次郎の島村幸大さんはアラジンをやってた人らしい。
うまかった。

ジョン万次郎の事績の概要が良く解った。
うまく纏めてあったと思う。

日本の瓦版屋(ジャーナリストと自称してた・笑)とアメリカのジャーナリスト
それぞれ二人が狂言回しとして説明しながら局面を動かすので、
子どもたちにも解り易かったと思う。

万次郎たちがアメリカの捕鯨船に助けられて言葉が通じないながら
コミュニケーションを図る場面では、子どもたちにも解る程度の英語
だったからか、小さい子どもたちからも笑いが出ていた。

How do you do? ➡ 「ハイドウドウ」(馬扱いか?と怒る?)
Nice to meet you! ➡ 「内密」(外国人に対しては内密に挨拶?)

今や保育園や小学校でも英語を教えているからだろうね。
結構解っていたような笑いの反応だった。

帰国後の万次郎に対して幕府のお役人が「たかが漁師のくせに」
と蔑む処と、逆に島津斉彬が中濱万次郎の能力を認め、
勝海舟が福沢諭吉を遣わして人柄を吟味し、咸臨丸での米国行きに
同行させるなど、事実をベースに簡潔に纏めてあった。

素晴らしい作品でした!

客席は完売満席!!!


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私の席は縦通路横で視界は良好でした!

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   *******


ミュージカル【ジョン万次郎の夢】公式サイト
 https://www.shiki.jp/applause/johnman/



ミュージカル【ジョン万次郎の夢】PV
 https://youtu.be/AbBoENSrHjY




  公式サイトによる作品紹介
   https://www.shiki.jp/applause/johnman/#section_4

【解説】

『ジョン万次郎の夢』は、江戸時代の末期に実在した人物で、日本人ではじめてアメリカに渡ったといわれている中浜万次郎の半生を描いたミュージカルです。

土佐の漁村に生まれ、漁にでた14歳の万次郎は、嵐によって遭難(そうなん)。無人島にたどり着いた万次郎たちを助けてくれたのは、偶然通りかかったアメリカの捕鯨船(ほげいせん)でした。その船のアメリカ人船長との出会いが、のちの彼の運命を大きく動かすことに――。

船長とともにアメリカの地に降り立ち、英語を学び、進んだ文化を目の当たりにした万次郎。もち前の好奇心と、あきらめない心、そして彼の行動力は、鎖国(さこく)によって閉ざされた日本の扉を世界に開き、やがて日本とアメリカのかけ橋となるのです。

壮大でロマンあふれるこの物語は、実際の万次郎の身に降りかかったできごと。
そんな彼の姿は、今を生きる私たちに、「相手を信じて理解する心」「困難に立ち向かう勇気」を教えてくれます。

【ストーリー】

江戸時代の幕末から明治にかけて実在した人物、「ジョン万次郎」。

彼が生まれた頃の日本は「鎖国(さこく)」という政策を敷き、外国との交流を禁止していました。日本人のほとんどは外国人を見たことも、外国の言葉を聞いたこともありませんでした。海の向こうには、鬼のように恐ろしい人々(南蛮(なんばん))が住んでいると考えられていたのです。

土佐の国(現在の高知県)の漁村に住む14歳の少年、万次郎は魚を獲るため仲間とともに海に出て、嵐にあってしまいます。陸地を見失って漂流すること8日。万次郎たちは無人島にたどり着きます。満足に食べることも水を飲むこともできない苦しい日々。そんな彼らのもとに現れたのはアメリカの捕鯨船(ほげいせん)「ジョン・ハウランド号」でした。

初めて見る外国人は、姿も、話す言葉も、着ているものもまるで日本人のものとは違っていました。けれど噂に聞いていた鬼のように恐ろしい人たちとは思えなかった万次郎は、勇気を出してジョン・ハウランド号に乗り込み、アメリカに渡ります。命の恩人であるホイットフィールド船長のふるさと、フェアヘブンの街で船長夫妻に実の子どものようにあたたかく迎えられました。

万次郎はアメリカの進んだ文明について学ぶ中で、日本とアメリカ、二つの国の架け橋になりたいという想いを強くしていきました。「鎖国(さこく)」を続ける日本に外国から戻ればどんな罰を受けるかわかりません。それでも万次郎の決意は変わりませんでした。

そんな万次郎にホイットフィールド船長は、国だけでなく「人の心」も開いてほしいと言います。国を開くことも大切なこと。けれどもっと大事なのは人々が世界に目を向けて大きく心を開くことだ、と。アメリカの人々に背中を押され、万次郎は8年間暮らしたアメリカを後にしました。

日本に帰ってきた万次郎を待ち受けていたのは厳しい取り調べでした。アメリカの様子を説明するものの、なかなかわかってもらえません。しかし万次郎は諦めることなく説明をつづけます。「そう簡単にわかり合えはしない。お互いわかったつもりになることが一番こわいのさ」。

1853年、アメリカから黒船が来航し、江戸幕府に開国を要求します。大混乱に陥る日本の人々。
はたして万次郎は船長との約束通り、人々の心を開くことができるのでしょうか・・・。


【スタッフ・キャスト】
企画・製作:四季株式会社
初演オリジナル構成・演出:浅利慶太
台本:浅利慶太
台本協力:高橋由美子
作曲:三木たかし
編曲:直居隆雄
振付:加藤敬二
照明:沢田祐二
装置:高橋知子
衣裳:四季コスチュームスタジオ
レジデント・ディレクター:坂田加奈子
土佐弁指導:土佐水木(ジャッパエンタテインメント)

【主な登場人物】

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

アクロス福岡で【平和のための戦争展 2023】を観覧 !
2023年8月19日(土)

  アクロス福岡2階交流ギャラリーにて
【平和のための戦争展】
 を観覧しました!

入り口近くの主な展示の殆どに
『39th No War Yes Peace 2022』
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とのロゴが付いていたので、
去年はコロナ禍で開催できずにパネルを流用しているのと思い
今年は40回目?かと思ったが、実は27回目だったようです。

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その入り口横の壁にはピカソの【ゲルニカ】のレプリカを掲示。

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『ウクライナ侵略戦争』関連展示も数多く掲示。

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今も世界中で起こっている戦争・紛争を記載した地図

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アジア・太平洋戦争の犠牲者と21世紀の戦争での
犠牲者を表示したパネル

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KBCシネマで映画【ふたりのマエストロ】を見る !
2023年8月20日(日)

  きょう、13時50分からKBCシネマで
映画【ふたりのマエストロ】
 (原題:La Scala 英語題名・MAESTRO(s))を見ました!

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予告編で概要は紹介されているのでネタバレにはならないと思いますが
(と云うか、予告編以外の伏線は無く、予告編そのものがネタバレですね~)

父は、指揮者として半世紀以上の経歴を持つ80歳前後の超ベテラン。
既に40代後半?の息子は、指揮者として「有名な賞」(架空の賞?)を受賞して
『時代の寵児』に。

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世界トップクラスのイタリア・ミラノスカラ座の総裁が、マエストロ・息子の方を
音楽監督として就任を要請するのですが、総裁の若い女性秘書に通知を
任せたため、誤ってマエストロ・父に電話を掛けて就任を要請してしまいます。

大体、音楽監督就任と言う10年単位の大仕事を依頼するのに
総裁本人ではなく秘書に任せることがオカシイ。
総裁本人ならファーストネームを間違えるはずがない。

その上、本来なら総裁や女性秘書が誤りを父・マエストロに伝えて
謝罪するべき処を彼らは何もせず、マエストロ・子の方に
解決を投げ付けて逃げてしまいます。
(マエストロ・父からスカラ座の総裁への電話には居留守を使って出ない)

有り得ない展開。

父・マエストロは、連れ合いや息子夫婦や孫と乾杯しながら
「スカラ!」「スカラ!」「スカラ!」「スカラ!」と何度も!
よほどスカラ座の音楽監督就任は誇らしかったのでしょう。

子マエストロが「実は私への要請の間違いだった」と
喜んでいる父に言えるはずがありません。

元々指揮者としての貴意も高くライバル意識も強くて不仲だった
父・子マエストロの関係は、益々修復の効かない関係に・・・

それを無理矢理 Happy ending にするために、ミラノ・スカラ座での
マエストロ・息子の御披露目公演の最初の曲モーツァルトの
『フィガロの結婚』序曲の中盤に舞台・上手袖から父・マエストロが登場して
指揮を交代し、終盤は二人で一緒に指揮をすると言う、馬鹿げた展開。

全く有り得ない話し。

クラシック音楽マニアには納得行かないコメディだっただろう!
(もちろんコメディ映画では有りません。)

見る前は期待感が有ったので、
ガッカリしました。(^_^;)

まぁ、楽曲的には、ある程度充実していましたが通しで演奏するものは無く。

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その上、1時間半にも満たない短さで!

トンデモナイ駄作でした😁

使用言語は、フランス語(部分的に単語は判りました)

観客は二十人ほどでした。

KBCシネマのディスプレイ

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*******


映画【ふたりのマエストロ】公式サイト
 https://gaga.ne.jp/MAESTROS/



映画【ふたりのマエストロ】予告編映像
 https://youtu.be/MLNTz16Rv70




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99687/

【解説・ストーリー】
指揮者の父子が最悪の依頼間違いをきっかけに互いの心と向きあう姿をつづったフランス製ヒューマンドラマ。パリの華やかなクラシック界でそれぞれ指揮者として活躍する父フランソワと息子ドニ。ある日フランソワのもとに、世界最高峰のミラノ・スカラ座の音楽監督への就任を依頼する電話が掛かってくる。
ドニはライバルでもある父の成功を素直に喜べずにいたが、翌日、今度はドニがスカラ座総裁から呼び出しを受ける。
実は就任を依頼されたのはドニで、父フランソワへの連絡は誤りだったのだ。父に真実を伝えなければならず葛藤するドニだったが……。
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたイスラエル映画「フットノート」の設定を変えてリメイク。「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のイバン・アタルが息子ドニ、「巴里の恋愛協奏曲」のピエール・アルディティが父フランソワを演じ、「読書する女」のミュウ=ミュウが共演。俳優としても活動するブリュノ・シッシュが監督を務めた。

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 2022年製作/88分
 /PG12/フランス
 原題:La Scala
 配給:ギャガ
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【スタッフ・キャスト】
監督 : ブリュノ・シッシュ
製作 : フィリップ・ルスレ
オリジナル脚本 : ヨセフ・シダー
脚本 : ブリュノ・シッシュ ヤエル・ラングマン クレモン・ペニ
撮影 : ドゥニ・ルーダン
美術 : クレマン・ジョリベ
衣装 : イザベル・マチュー
編集 : ウィディ・マルシェ
音楽 : フロレンシア・ディ・コンシリオ


 配  役 : 役  名 : 役  柄
イバン・アタル : ドニ・デュマール(子マエストロ)
ピエール・アルディティ : フランソワ・デュマール(父マエストロ)
ミュウ=ミュウ : エレーヌ(ドニの母)
キャロライン・アングラード : ヴィルジニ(ドニの愛人)
パスカル・アルビロ : ジャンヌ(ドニの妻)
ニルス・オトナン=ジラール : マチュー(ドニの息子)






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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

映画【エリザベート 1878】を見る !
2023年8月27日(日)

 きょう14時30分からkinocinema天神で、一昨日から公開された
映画【エリザベート1878】
 (原題・CORSAGE)を見ました !

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宝塚歌劇や東宝ミュージカル【エリザベート】
(ミヒャエル・クンツェ脚本、シルヴェスター・リーヴァイ作曲)が、
エリザベートの幼少期から暗殺される迄を描いているのに対して、
こちら【CORSAGE】は、エリザベートが40歳を迎える
1878年に限定して描いている。

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CORSAGEとは、ウエストを絞め付けるコルセットのフランス語で、
映画でもエリザベートの腰を絞め上げ45cmと確認したのち
体重を確認するする様子が何度も出てくる。

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これは、オーストリア皇室の仕来りや皇妃としての任務に
絞め上げられるエリザベート本人も象徴しているのだろう。

喫煙シーンも象徴的に何度も出てくる。
公式ポスターでもタバコを使っているほど。

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私的には、期待していた程では無かった😂

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使用言語はドイツ語が主で、エリザベートが傾倒していたハンガリー語、
訪問旅行先で英語・フランス語・イタリア語など。
実際にエリザベート王妃は多言語に堪能だったらしい。

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オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス共作。

エリザベート役のビッキー・クリープスは、製作総指揮にも名を連ねている。

1日3回上映の3日目でもあり観客は十数人でした。

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16時30分に映画が終わって、ロビーに出たら土砂降り。

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原付きで来ていて、レインコートは持って来ていたけど、
あまりの豪雨に動くのを断念。

ロビーでスマホの『雨雲レーダー』を見ながら状況チェック。
17時15分頃には小振りになったので、雨雲レーダーで見て
『大雨じゃ無さそうな』ルートで17時55分帰着。

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自宅付近には雨の降った形跡無し。
幸い殆ど雨には合わないで帰れた。

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映画【エリザベート1878】公式サイト
 https://transformer.co.jp/m/corsage/



映画【エリザベート1878】予告編映像
 https://youtu.be/KgGvHVYOREw




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99454/

【解説・ストーリー】

「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスが19世紀オーストリアの皇妃エリザベートを演じ、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞に輝いた伝記ドラマ。

ヨーロッパ宮廷一の美貌と称されたエリザベートの40歳の1年間にスポットを当て、若さや美しさという基準のみで存在価値を測られてきた彼女の知られざる素顔を大胆な解釈で描き出す。

1877年のクリスマスイブに40歳の誕生日を迎えたエリザベートは、世間のイメージを維持するために奮闘を続けながらも、厳格で形式的な公務に窮屈さを感じていた。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日のような刺激を求める彼女は、イングランドやバイエルンを旅して旧友や元恋人を訪ねる中で、誇張されたイメージを打ち破ってプライドを取り戻すべく、ある計画を思いつく。

オーストリアの気鋭マリー・クロイツァーが監督・脚本を手がけた。

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 2022年製作/114分/PG12/
 オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス合作
 原題:Corsage
 配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
 劇場公開日:2023年8月25日
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【スタッフ・キャスト】

監督 : マリー・クロイツァー
製作 : アレクサンダー・グレール ヨハンナ・シェルツ
製作総指揮 : ビッキー・クリープス
脚本 : マリー・クロイツァー
撮影 : ジュディス・カウフマン
美術 : マーティン・ライター
衣装 : モニカ・バッティンガー
編集 : ウルリケ・コフラー
音楽 : カミーユ

 配  役 : 役  名
ビッキー・クリープス : エリザベート
フロリアン・タイヒトマイスター : フランツ・ヨーゼフ
カタリーナ・ローレンツ : マリー・フェシュテティチ
ジャンヌ・ウェルナー : イーダ・フェレンツィ
アルマ・ハスーン : フランツィスカ・フェイファリク
マヌエル・ルバイ : ルートヴィヒ 2 世/バイエルン王
フィネガン・オールドフィールド : ルイ・ル・プランス
アーロン・フリース : ルドルフ
ローザ・ハジャージュ : ヴァレリー
リリー・マリー・チェルトナー : マリー/両シチリア王妃
コリン・モーガン : ベイ・ミドルトン


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kinocinema 天神のディスプレイから

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