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NHKでもオーケストラが舞台の番組を4月9日放送開始【青のオーケストラ】 |
2023年3月2日(木)
民放では実写版クラシック音楽ドラマ【リバーサル・オーケストラ】が 人気のようですが、来年度4月からNHKではアニメ版【青のオーケストラ】 を放送開始とのこと。

NHKのクラシック音楽アニメと言えば【ピアノの森】が数年前に放送され 中々出来が良くて私も欠かさず見たものですが、【青のオーケストラ】は どんな映像となるのでしょうか?
Promotion Viedo を見ると結構緻密な画像でした。
期待半分で見てみたいと思います。
統一地方選挙の投開票日の 2023年4月9日放送開始とのこと。
以下、NHK【青のオーケストラ】番組紹介から引用。
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アニメ「青のオーケストラ」放送開始に向け一挙情報公開! https://www.nhk.jp/g/blog/0360wv4afe49/ NHK - 2023年2月24日 午後5:00
2023年4月9日(日)に放送スタートする、 アニメ「青のオーケストラ」(原作・阿久井 真)。 まずは、できたてのメインビジュアルをお届けします!
青春の音が、響き合うー みずみずしい青春のドラマと、クラシック音楽の演奏シーンが見どころのアニメ「青のオーケストラ」。 声を演じるキャストと、それぞれのキャラクターの演奏キャストを、一挙にご紹介! 御出演のみなさんからのコメントも届きました。(略)
青のオーケストラ PV第2弾 https://movie-a.nhk.or.jp/sns/QVm/dlt5179i.html
アニメ「青のオーケストラ」 2023年4月9日(日)放送スタート! Eテレ 毎週日曜 午後5:00~5:25 <再> 毎週木曜 午後7:20~7:45
【スタッフ・キャスト】
原作:阿久井 真 監督:岸 誠二 シリーズ構成:柿原 優子 キャラクターデザイン:森田 和明 音響監督:飯田 里樹 音楽:小瀬村 晶 アニメーション制作:日本アニメーション 制作・著作:NHK NHKエンタープライズ 日本アニメーション
役 名 / 声 優 / 演 奏 者 青野 一 役 / 千葉 翔也 さん / 東 亮汰 さん 秋音 律子 役 / 加隈 亜衣 さん / 山田 友里恵 さん 佐伯 直 役 / 土屋 神葉 さん / 尾張 拓登 さん 小桜 ハル 役 / 佐藤 未奈子 さん / 小川 恭子 さん 山田 一郎 役 / 古川 慎 さん / 佐藤 晴真 さん 立花 静 役 / Lynn さん / 城戸 かれん さん 羽鳥 葉 役 / 浅沼 晋太郎 さん / 関 朋岳 さん 原田 蒼 役 / 榎木 淳弥 さん / マリア・ドゥエニャス さん 青野 龍仁 役 / 置鮎 龍太郎 さん / ヒラリー・ハーン さん
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テーマ:クラシック
- ジャンル:音楽
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MET OPERA LIVE VIEWING 【ジョルダーノ 《フェドーラ》】を見る! |
2023年3月8日(水)
きょう午前10時から13時前まで、中洲大洋で MET OPERA【ジョルダーノ 《フェドーラ》】 ヴェリズモ・オペラ(原題:Fedora - Giordano)を見ました!
タイトルロール:フェドーラには、ブルガリア生まれのソニア・ヨンチェヴァ。
オペラ開幕の場面では召使たちが御主人の不在を良いことに 遊び惚けている場面。 そこに今度御主人と結婚する予定のフェドーラが訪問してくるところで 張りと艶のある力強い声で歌い始めます。 最初の一声で、ソニア・ヨンチェヴァの実力が判る素晴らしい歌唱力。 誰でもたいてい最初の10秒で上手い下手がわかるものですが、 この方は、最初の1秒で判りました!
 ソニア・ヨンチェヴァ(左)・ピョートル・ベチャワ(右)
フェドーラの相手役・ロリス・イパノフにはポーランド生まれのピョートル・ベチャワ 彼もMET OPERA はもとより数々のオペラに出演する現在最高峰の一人。
脇を支えるローザ・フェオラ(オルガ役)はイタリア生まれでコケティッシュな役柄 ルーカス・ミーチェム(デ・シリエ役)はアメリカ生まれの重厚なバリトン。 この二人が悲劇的で重たいオペラに喜劇タッチを入れて少し和ませてくれます。

ヴェリズモ・オペラとは『神話劇』や『喜歌劇』などとは趣向が違うもので 本作では殺人事件を取り巻く周辺の人々の葛藤を描きます。
幕間の解説で、当時は実際に起こった事件などを題材に数多くのオペラが 作られては消えて行ったとのこと。 いわゆる『世話物』 江戸時代に近松門左衛門などが実際に起こった事件などを題材に次々と 文楽(浄瑠璃芝居)や歌舞伎を制作していたことと重なります。 こちらも埋もれたり消えてしまった作品がたくさんあるのでしょう。 おそらく、時代的にも同時期ではないでしょうか?
METropolitan OPERA でも25年ぶりで新演出とのこと。 なので、当然私は初めて観る演目でした。 中洲大洋の本日の観客は十数人でした。
あらすじは、私が書くのもなんなのでMET OPERA 松竹公式サイトから。
ジョルダーノ 《フェドーラ》公式サイト https://www.shochiku.co.jp/met/program/4673/ 松竹:2023年3月3日(金)~3月9日(木) 中洲大洋などで
禁断の恋を描くラブ・サスペンス!《フェドーラ》予告 https://youtu.be/T4GmpyJb5kA
《フェドーラ》公式サイトによる作品紹介
【解説・ストーリー】
憎しみが愛に変わる時、運命の歯車が軋み始める …サンクトペテルブルク、パリ、スイスを舞台に燃え上がる宿命の愛と死!
婚約者を殺した相手に恋してしまった皇女フェドーラ!狂おしいまでの愛に差す暗い影の正体は?サンクトペテルブルク、パリ、スイスアルプスを舞台に繰り広げられる宿命の愛と死を情熱的な音楽で描いたイタリア・オペラの名作が、四半世紀ぶりにMETに復活!〈愛さずにはいられないこの思い〉ほか心揺さぶる歌の数々を、S・ヨンチェヴァ&P・ベチャワのスター・カップルが歌い上げる!オペラを知り尽くしたM・アルミリアートの指揮、一つのセットを幕ごとに変身させるD・マクヴィカーの華麗な演出で、オペラ史上屈指の激しいロマンスを!
【スタッフ・キャスト】
指揮:マルコ・アルミリアート 演出:デイヴィッド・マクヴィカー 上映時間:2時間42分(休憩1回) MET上演日:2023年1月14日 言語:イタリア語
配 役 : 役 名 ソニア・ヨンチェヴァ : フェドーラ、 ピョートル・ベチャワ : ロリス・イパノフ、 ローザ・フェオラ : オルガ、 ルーカス・ミーチェム : デ・シリエ
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テーマ:クラシック
- ジャンル:音楽
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KBCシネマで【「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち】を見る |
2023年3月9日(木)
きょう11:25からKBCシネマでドキュメンタリー映画 【「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち】 を見ました!

2011年3月11日の東日本大震災では2万2千人を超える人々が亡くなったが 多くの学校では、避難訓練の成果もあって被害は比較的少なかった。 ところが、この石巻市大川小学校では74人もの児童が津波に巻き込まれて 亡くなったと云う。 『石巻の悲劇』と言われている。 教員は11人中10人が亡くなり唯一生き残った教務主任しか当時の 状況を証言できる教員は居ない。 児童も自主的に山の方に逃げた数人は生き残ったが、教務主任との 証言が食い違っている。
被害者家族に対する説明会で、その教務主任は精神的に不安定な 中で勇気をもって出席し説明しようとするが、罵声をあびせられる。 「話を最後まで聞きましょう」と言う冷静な態度を示す母親もあった。
別の説明会では石巻市長が出席し、被害者家族の一人が市長に 「亡くなったのがあなたの子どもだったらどういう気持ちか」と問い 市長は、言葉を選びながらどうにか応答したのだが、その言葉尻を 捉えて罵声をあびせると云う展開。 難しい質問を突きつけ回答したら罵声をあびせるとは如何なものか?
そういう場面を数多く映し出し、市も教育委員会も学校長も 無責任であることを強調する編集となっているように見える。
もちろん、他の学校では直ちに避難させたのに、大川小学校では 児童を校庭に二次避難させたあと50分間に渡って校庭に留め置き 津波襲来迄の有効な避難時間を無駄にしていた問題はある。
校庭から県が指定した避難所に避難行動を始めた直後に 津波は川側からと海側から押し寄せ渦を巻いて児童を飲み込んだ と言う。
遺族の一部は『国家賠償請求』の裁判を起こし地裁では形式r的勝利。 二審の仙台高裁判決では有意義な勝利判決を得たと云う。
10年間にわたる記録映像を2時間に編集したドキュメンタリー映画でした。
観客は二十数人でした。
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映画公式サイト https://ikiru-okawafilm.com/
「あの日、何があったのか」 「事実と理由が知りたい」 親たちの強い思いが、10年にわたる唯一無二の記録となった——
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれ、全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなった。地震発生から津波が学校に到達するまで約51分、ラジオや行政防災無線で津波情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していた。にもかかわらず、この震災で大川小学校は唯一多数の犠牲者を出した。この惨事を引き起こした事実・理由を知りたいという親たちの切なる願いに対し、行政の対応には誠意が感じられず、その説明に嘘や隠ぺいがあると感じた親たちは真実を求め、石巻市と宮城県を被告にして国家賠償請求の裁判を提起した。彼らは、震災直後から、そして裁判が始まってからも記録を撮り続け、のべ10年にわたる映像が貴重な記録として残ることになっていく——
弁護団はたった2人の弁護士
親たちが“わが子の代理人”となり裁判史上、画期的な判決に この裁判の代理人を務めたのは吉岡和弘、齋藤雅弘の両弁護士。 この裁判で、親たちは、「金がほしいのか」といわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、“わが子の事実上の代理人弁護士”となって証拠集めに奔走し、わずか2人の弁護団でわが子を失った親たちとともに、5年にもわたる裁判で「画期的」といわれた判決を勝ち取った。そうした親たちと二人の弁護士の闘いの一部始終を記録として撮り続け、膨大な闘いの記録が残った。寺田和弘監督は、この貴重な撮影記録を丁寧に構成・編集し、独自の追加撮影もあわせて、後世に残すべき作品として作り上げた。
【当日の行動】
14:46 : 地震発生 14:50頃 : 校庭に移動し、そのまま校庭に待機 14:52 : 大津波警報 防災行政無線(予想津波高6m) 15:10頃 : 大津波警報 防災行政無線(2回目) 15:20頃 : 消防車「高台避難」呼び掛け 大川小学校前を通過 15:28頃 : 石巻市広報車「追波湾の松林を津波が越えた」と「高台避難」を呼び掛け、大川小学校前を通過 15:35頃 : 「三角地帯」への移動を開始 15:37頃 : 大川小に津波が到達
映画予告編映像 https://youtu.be/OT9rNcNNRYQ
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98394/
【解説・ストーリー】
東日本大震災で多数の犠牲者を出した宮城県石巻市の大川小学校を題材に、遺された親たちの10年に及ぶ思いを記録したドキュメンタリー。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、津波にのまれて全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員の命が失われた大川小学校。地震発生から津波到達までは約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも伝わり、スクールバスも待機していたにも関わらず悲劇は起きた。その事実や理由について行政からの説明に疑問を抱いた一部の親たちは、真実を求めて提訴に至る。わずか2人の弁護団で、いわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、親たちは“我が子の代理人”となって証拠集めに奔走する。
親たちが延べ10年にわたって記録した膨大な映像をもとに、寺田和弘監督が追加撮影などを行いドキュメンタリー映画として完成させた。
*********** 2022年製作/122分 /G/日本 配給:きろくびと ***********
【スタッフ】
監督 : 寺田和弘 プロデューサー : 松本裕子 撮影 : 藤田和也 山口正芳 音効 : 宮本陽一 編集 : 加藤裕也 MA : 高梨智史 主題歌 : 廣瀬奏 宣伝美術 : 追川恵子
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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映画【劇場版 センキョナンデス】をKBCシネマで見る |
2023年3月10日(金)
きのう午後2時から、KBCシネマでドキュメンタリー映画 【劇場版 センキョナンデス】 を見ました!

ダースレイダー(ラッパー) × プチ鹿島(時事芸人)の二人が 2021年の衆議院選挙と2022年の参議院選挙を『お祭り騒ぎ』的に 取材してYouTubeにアップし、投票率を上げようと云う取組み。
なので、元もと野党よりではなく、いまはやりの『公正中立』的な 取材なのですが、結果的には政権政党批判に近づいてしまいます。
映画撮影の最終盤の参議院選挙の投票日二日前に突然 安倍晋三が暗殺され、二人は茫然自失しながらも気を取り直して 候補者への取材を進めています。 その中で、辻本きよみさんの涙のコメントが印象的でした。
観客は十人ほどでした。
映画公式サイト https://www.senkyonandesu.com/
「選挙は最高のお祭りだ!」のはずが・・・
野次馬のつもりだったラッパーと芸人が、安倍元首相銃撃事件の日の選挙戦を記録。
監督・出演:ダースレイダー(ラッパー) × プチ鹿島(時事芸人) 大島新(『なぜ君は総理大臣になれないのか』監督)プロデュース最新作!
ロンドンで育ち海外メディアの情報に精通するラッパーのダースレイダー(東大 中退!)と、新聞 14 紙を毎日読み比べしている時事芸人のプチ鹿島(ニュース時 事能力検定 1 級!)。この異色のコンビが毎週配信する YouTube 番組『ヒルカラ ナンデス(仮)』は、二人の絶妙な掛け合いが人気を博し、全国に「ヒルマニア」 というコアなファン層を生み出している。二人が番組のスピンオフとして立ち上 げたのが選挙取材企画。2021 年の衆院選、2022 年の参院選、合計十数人の候補 者に突撃取材を敢行した。ドキュメンタリーのお作法などお構いなし、自らも喋 りまくり聞きたいことをズケズケ聞いて、相手から思わぬ本音を引き出していく ラッパーと芸人。二人の問題意識は、ジャーナリズムにも向けられる。とりわけ 自他ともに認める「新聞読みのプロ」であるプチ鹿島には、どうしてもその姿勢 を問い質したい新聞社があった。香川県の四国新聞だ。本社に乗り込み、ド正論 という刃を突き付ける鹿島 vs 四国新聞のバトルが始まった。
選挙は祭り!参院選 でもヒリヒリする現場を取材しようと二人は大阪に乗り込んだ。その真っ最中に 起こった安倍元首相の銃撃事件。ドキュメンタリーは想定外の方向に展開してい く。街頭演説を取り止める候補者、敢えて行う者、対応が分かれるなか、ある候 補者の取材中に安倍氏の死を知る。事件の真相が分からぬままネット上に飛び交 う無責任な言説を憂い、民主主義とは何かという問いへの答えを探す旅となって いった......。
二人の活動を知り「日本のマイケル・ムーアになり得る!」と絶賛した『なぜ君 は総理大臣になれないのか』の大島新が、本作にプロデューサーとして参戦。異 色のコラボによって、破天荒なドキュメンタリー映画が誕生した。
映画予告編映像 https://youtu.be/pzhxCFkaTAA
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98283/
【解説・ストーリー】
YouTube番組「ヒルカラナンデス(仮)」を配信するラッパーのダースレイダーと時事芸人のプチ鹿島が、同番組のスピンオフとして立ち上げた選挙取材企画を基に映画として完成させた長編ドキュメンタリー。
ロンドン育ちで海外メディアの情報に精通するダースレイダーと、新聞14紙を毎日読み比べするというプチ鹿島。2021年の衆院選では香川、22年の参院選では大阪・京都を訪れて合計十数人の候補者に突撃取材を敢行し、忖度なしのインタビューで思わぬ本音を引き出していく。そんな中、大阪での取材中に安倍晋三元首相銃撃事件が発生し、取材の旅は予想外の方向へと展開する。
「なぜ君は総理大臣になれないのか」のドキュメンタリー監督・大島新がプロデュースを手がけた。
*********** 2023年製作/109分 /G/日本 配給:ネツゲン ***********
【スタッフ・キャスト】
監督 : ダースレイダー プチ鹿島 エグゼクティブプロデューサー : 平野悠 加藤梅造 プロデューサー : 大島新 前田亜紀 監督補 : 宮原塁 撮影 : LOFT PROJECT 編集 : 船木光 音響効果 : 中嶋尊史 音楽 : The Bassons
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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日本映画【Winny】をトリアス久山ユナイテッドシネマ で見る! |
2023年3月16日(木)
きょう 9:40 からトリアス久山ユナイテッドシネマ で 日本映画【Winny】を見ました!
全て、実際の事件を元に描いたノンフィクション再現映画です!
この冤罪事件の背後にも安倍晋三が暗躍していたようです。

ファイル交換ソフト【Winny】を開発した東京大学の金子勇氏の 世界的に見ても先進的な発想とプログラムを再評価する、半ば ドキュメンタリー的な映画を俳優たちが迫真の演技で再構成。
この【Winny】をインターネット上に代償無く自由に使えるようにした処 良からぬ輩が著作権を無視して映像(いわゆるエロビデオを含む)や アニメやデータや資料や記事を無断でダウンロードして課金して公開し 大量の著作権侵害を引き起こす。
映画冒頭は、これら良からぬ輩が捜索を受け次々と逮捕される状況を 映し出すが、その後【Winny】を開発した金子勇氏(本名のまま)までも 著作権侵害『幇助』として取り調べを受け、取調官の誘導で申告書に 署名してしまったことから、それが証拠となり逮捕されてしまう。
ナイフで人を刺せば犯罪だが、ナイフを作った職人の罪は問えない。 そこが犯罪かどうかの決め手であるが、検察は『ナイフを作った職人』 に相当するファイル交換ソフト【Winny】を開発した金子勇氏まで逮捕。 冤罪事件であるが最高裁まで争うことになり、その間ソフト開発を 禁止されてしまい、日本のIT技術は大きく出遅れることに。 7年掛りで最高裁で勝利するのだが、その1年半後に金子勇氏は 心不全で急逝する。 今から波に乗るべき45歳の最盛期のこと。
映画のサイドストーリーとして、これも実際に会った愛媛県警での (実は全国の警察で当たり前のように行われていたことであるが) 領収書偽造事件と、それを公益通報した仙波敏郎氏(本名のまま) が記者会見する様子も再現される。 全く別の事件であるが、仙波氏の告発を嘘と言い張る県警に対して インターネット上に証拠となる大量の偽造領収書が公開される。 Winnyソフトを活用して・・・
金子勇氏を東出昌大が演じているが、これまでの印象とは全く異なり (どこかで見た俳優?)エンドクレジットが出るまで判りませんでした。 仙波敏郎氏を演じているのは吉岡秀隆で、愚直で真面目な人柄を 好演していました(こちらは直ぐに判りました)。
観客は十人以下でした。
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映画【Winny】公式サイト https://winny-movie.com/
(引用)
殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのか——。 技術者の未来と権利を守るため、 権力やメディアと戦った男たちの真実の物語。
2002年、開発者・金子勇(東出昌大)は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発、試用版を「2ちゃんねる」に公開をする。彗星のごとく現れた「Winny」は、本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出、次第に社会問題へ発展していく。 次々に違法コピーした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦貴大)は、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう…。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する——。
なぜ、一人の天才開発者が日本の国家組織に潰されてしまったのか。 本作は、開発者の未来と権利を守るために、権力やメディアと戦った男たちの真実を基にした物語である。
【ABOUT Winny】
「Winny」とは、金子勇氏(ハンドルネームは47氏)が開発したファイル共有ソフトで、インターネット上でつながった複数のパソコンでファイルを共有するソフトである。当時はあまり利用されていなかったP2P技術を発展させ、画期的なネットワーク構造や送受信効率を高める多くの機能を備えていた不可能とされていた大容量データの送受信を可能にした。 (中略) 当時の安倍官房長官は会見を開き「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、パソコンでWinnyを使わないことです。」と呼びかけるなど社会問題となった。 (以下略)
映画【Winny】予告編映像 https://youtu.be/qGBtaIPNbuM
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/91266/
【解説・ストーリー】 ファイル共有ソフト「Winny」の開発者が逮捕され、著作権法違反ほう助の罪に問われた裁判で無罪を勝ち取った一連の事件を、東出昌大主演、「ぜんぶ、ボクのせい」の松本優作監督のメガホンで映画化。
2002年、データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する。公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。金子の弁護を引き受けることとなった弁護士・壇俊光は、金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するが、第一審では有罪判決を下されてしまい……。
金子役を東出、壇弁護士役を三浦貴大がそれぞれ演じるほか、吉岡秀隆、吹越満らが脇を固める。
************** 2023年製作/127分 G/日本 配給:KDDI、ナカチカ **************
【スタッフ・キャスト】 監督 : 松本優作 原案 : 渡辺淳基 脚本 : 松本優作, 岸建太朗 企画 : 古橋智史 プロデューサー : 伊藤主税, 藤井宏二, 金山 撮影 : 岸建太朗 照明 : 玉川直人 録音 : 伊藤裕規 衣装 : 川本誠子, 梶原夏帆 ヘアメイク : 板垣実和 装飾 : 有村謙志 編集 : 田巻源太 音楽プロデューサー : 田井モトヨシ 音楽 : Teje 田井千里 音響効果 : 岡瀬晶彦 助監督 : 杉岡知哉 キャスティング : 伊藤尚哉 ラインプロデューサー : 中島裕作 制作担当 : 今井尚道, 原田博志
配 役 : 役 名 東出昌大 : 金子勇 三浦貴大 : 壇俊光 渡辺いっけい : 北村文哉 吹越満 : 秋田真 吉岡秀隆 : 仙波敏郎 吉田 羊 : 金子勇の姉 その他の配役 皆川猿時、和田正人、木竜麻生、池田大、金子大地 阿部進之介、渋川清彦、田村泰二郎
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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映画【フェイブルマンズ】をトリアス久山ユナイテッドシネマで見る! |
2023年3月17日(金)
きのう 12:30 からトリアス久山ユナイテッドシネマで 映画【フェイブルマンズ】 (原題:The Fabelmans)を見ました!

全世界で有名な映画監督スティーブン・スピルバーグさんの 若かりし頃の自伝的映画で、本人が監督しています。 つまり、ドキュメンタリー的再構成映画です。 しかし、役柄の名前は本名ではありませんでした。 そのファミリーネームが 『Fabelman』(=スピルバーグ) スティーブンはサミーと名乗っています。
音楽も有名なジョン・ウィリアムズさんが担当したとのこと。
こどもの頃から映像表現に興味を示し、ハイスクールでは 級友を配役して『戦争映画』(ナチスと米兵の戦いなど)を中心に 8mm映画を撮影している状況を結構詳しく(長尺で)描かれます。
一方で、大学に進学してからは、ユダヤ人差別のイジメに直面。 その執拗で嫌らしいイジメの状況なども描かれています。
そのイジメを見ていたユダヤ人ではない熱心なキリスト教信者の 同級生女性から関心を寄せられ親密な友達に成るのですが、 結局は結ばれることなく別れることに・・・
2時間半を超える大作でした。
スピルバーグ作品なので、盛況かと思いましたが観客は5人ほど。
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映画【フェイブルマンズ】公式サイト https://fabelmans-film.jp/
映画【フェイブルマンズ】予告編映像 https://youtu.be/0MgFAcCjdvo
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/97982/
【解説・ストーリー】
「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など、世界中で愛される映画の数々を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になるという夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品。
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンは、母親から8ミリカメラをプレゼントされる。家族や仲間たちと過ごす日々のなか、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めていくサミー。母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、父親はその夢を単なる趣味としか見なさない。サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していく。
サミー役は新鋭ガブリエル・ラベルが務め、母親は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「マリリン 7日間の恋」などでアカデミー賞に4度ノミネートされているミシェル・ウィリアムズ、父親は「THE BATMAN ザ・バットマン」「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」のポール・ダノが演じるなど実力派俳優が共演。脚本はスピルバーグ自身と、「ミュンヘン」「リンカーン」「ウエスト・サイド・ストーリー」などスピルバーグ作品で知られるトニー・クシュナー。そのほか撮影のヤヌス・カミンスキー、音楽のジョン・ウィリアムズら、スピルバーグ作品の常連スタッフが集結した。第95回アカデミー賞で作品、監督、脚本、主演女優(ミシェル・ウィリアムズ)、助演男優(ジャド・ハーシュ)ほか計7部門にノミネートされた。
************** 2022年製作/151分 PG12/アメリカ 原題:The Fabelmans 配給:東宝東和 **************
【スタッフ・キャスト】 監督:スティーブン・スピルバーグ 製作:クリスティ・マコスコ・クリーガー, スティーブン・スピルバーグ, トニー・クシュナー 製作総指揮:カーラ・ライジ, ジョシュ・マクラグレン 脚本:スティーブン・スピルバーグ, トニー・クシュナー 撮影:ヤヌス・カミンスキー 美術:リック・カーター 衣装:マーク・ブリッジス 編集:マイケル・カーン, サラ・ブロシャー 音楽:ジョン・ウィリアムズ
配 役 : 役 名 ミシェル・ウィリアムズ:ミッツィ・フェイブルマン ポール・ダノ:バート・フェイブルマン セス・ローゲン:ペニー・ローウィ ガブリエル・ラベル:サミー・フェイブルマン ジャド・ハーシュ:ボリス伯父さん ジュリア・バターズ:レジー・フェイブルマン キーリー・カルステン:ナタリー・フェイブルマン ジーニー・バーリン:ハダサー・フェイブルマン ロビン・バートレット:ティナ・シルドラウト クロエ・イースト:モニカ サム・レヒナー:ローガン オークス・フェグリー:チャド イザベル・クスマン:クローディア デビッド・リンチ:ジョン・フォード
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映画【バビロン】をトリアス久山ユナイテッドシネマで見る! |
2023年3月18日(土)
おととい 20:15 からトリアス久山ユナイテッドシネマで 映画【バビロン】 (原題:BABYLON)を見ました!

1920年代の無声映画時代からトーキーに移り カラー化され、現代の映画のようにCG映画になるまでの 映画産業の変遷を、主に1920年代から1950年代を舞台に 描く映画であり、ブラッド・ピット演じる人気俳優の最盛期 から人気が凋落してお役御免になる過程と並行して描く 映画でした。
映画冒頭は、そのブラッド・ピット演じる人気俳優を中心に ドル箱だった映画の金を投入した乱痴気騒ぎのパーティー (乱交も含むやりたい放題のパティー)から始まります。 その余興として本物の象を会場に運ぶ場面が喜劇的に 描かれるのが映画の導入部。
映画のエンディングでは、ルミエール兄弟のシネマトグラフィの 有名な汽車が前を通り過ぎる場面(観客が逃げたことで有名) からフラッシュ的に映画のカットを歴史的に次々と紹介し、 最新のCG作品『アバター2』などまでを示します。 チャップリンやマリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンなども 瞬間的に表示されました。
3時間を超える大作でしたが 私的には期待した映画ではありませんでした。
夜遅いこともあり、観客は5人ほどでした。
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映画【バビロン】公式サイト https://babylon-movie.jp/
映画【バビロン】予告編映像 https://youtu.be/s8SmyeYTXZQ
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/97881/
【解説・ストーリー】 「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら豪華キャストを迎え、1920年代のハリウッド黄金時代を舞台に撮り上げたドラマ。チャゼル監督がオリジナル脚本を手がけ、ゴージャスでクレイジーな映画業界で夢をかなえようとする男女の運命を描く。
夢を抱いてハリウッドへやって来た青年マニーと、彼と意気投合した新進女優ネリー。サイレント映画で業界を牽引してきた大物ジャックとの出会いにより、彼らの運命は大きく動き出す。恐れ知らずで美しいネリーは多くの人々を魅了し、スターの階段を駆け上がっていく。やがて、トーキー映画の革命の波が業界に押し寄せ……。
共演には「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイア、「レディ・オア・ノット」のサマラ・ウィービング、監督としても活躍するオリビア・ワイルド、ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のフリーら多彩な顔ぶれが集結。「ラ・ラ・ランド」のジャスティン・ハーウィッツが音楽を手がけた。
************** 2022年製作/189分 R15+/アメリカ 原題:Babylon 配給:東和ピクチャーズ **************
【スタッフ・キャスト】 監督:デイミアン・チャゼル 製作:マーク・プラット, マシュー・プルーフ, オリビア・ハミルトン 製作総指揮:マイケル・ビューグ, トビー・マグワイア, ウィク・ゴッドフリー, ヘレン・エスタブルック, アダム・シーゲル, ジェイソン・クロス, デイブ・キャプラン 脚本:デイミアン・チャゼル 撮影:リヌス・サンドグレン 美術:フローレンシア・マーティン 衣装:メアリー・ゾフレス 編集:トム・クロス 音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
配 役 : 役 名 ブラッド・ピット:ジャック・コンラッド マーゴット・ロビー:ネリー・ラロイ ディエゴ・カルバ:マニー・トレス ジーン・スマート:エリノア・セント・ジョン ジョバン・アデポ:シドニー・パーマー リー・ジュン・リー:レディ・フェイ・ジュー トビー・マグワイア:ジェームズ・マッケイ オリビア・ハミルトン P・J・バーン ルーカス・ハース マックス・ミンゲラ ローリー・スコーベル キャサリン・ウォーターストン フリー ジェフ・ガーリン エリック・ロバーツ イーサン・サプリー サマラ・ウィービング オリビア・ワイルド
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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中洲大洋で【WORTH 命の値段】を見る! |
2023年3月19日(日)
きのう中洲大洋で 映画【WORTH 命の値段】 (原題:The Worth)を見ました!

今世紀の幕開けと伴に起こった『911同時多発テロ』(2001年9月11日) の犠牲となった人々への給付金の金額を決めて配分する責任者 ケン・ファインバーグの苦悩と努力を描く、事実に基づく ドキュメンタリー的な映画です。
この処、ドキュメンタリー的な映画を続けて見ています。 敢えて、その手の映画を選んでいる訳ではないのですが、 時代の要請がドキュメンタリー的な映画に向いているのでしょうか?
ケン・ファインバーグは、様々な階層・職業の人々に対する給付金を 算定する為に致し方なく数式を新たに作り当て嵌めますが、それが 遺族の人々の感情を逆なでしてしまいます。 命に上下は無い同額であるべきだと云う意見が多く出されます。 その場合は、高額所得者の遺族が黙っていないだろうとの声も。
 (これが数式で求められた『命の値段』?最終給付額は?)
救済対象被害者遺族の殆どが「金で家族の命は帰ってこない」と 給付金の受給を拒否。 対象遺族の人数は7千人。 被害者団体の代表は人望があり、多くの被害者に信頼されている。 一方、主人公の方は被害者からも政権側からも信頼されず窮地に。 被害者団体は、ツインビル所有企業や雇用企業を相手に集団訴訟 を行う方向で進めています。
議会では、早々と企業側を免責する特例法が可決されたとの話しが 被害者団体との交渉の中で明らかにされて・・・
給付金申請の期限(2003年12月22日)までおよそ2年。 期限の数週間前になっても対象者の3割にも満たない申請数。 その上、様々な条件を付けられ対象者に成らない人も。 例えば、事件後の救出活動やガレキ撤去などで死傷した人々 アスベストを吸って肺がんになったり亡くなった人々 同性婚や事実婚の配偶者の死は対象にならないなど。 その後、これらの条件は次第に理解が深まり緩和されますが、 それでも身近な人の死に対して給付対象者とならない人も残り。
映画の中では、最終的に妥結した給付額が幾らかは不明のまま。
観客は、中洲大洋最大のスクリーン1に、僅か十数人でした。
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映画【WORTH 命の値段】公式サイト https://longride.jp/worth/
(引用)
7000人を救え!
“命に値段をつける”究極の難題に挑んだ弁護士たちの感動の実話
アメリカを襲った未曾有の大惨事9.11テロの発生直後、途方もない仕事に挑んだ人々がいた。 それは約7000人ものテロ被害者に補償金を分配する国家的な大事業。 このプログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグは、前代未聞の難題に直面する。 年齢も職種もバラバラの犠牲者たちの“値段”を、どうやって算出するのか。 彼らの“命”を差別化することは、道義的に許されるのか…? 全米の道徳観を揺さぶったこの知られざる実話は、犠牲者遺族それぞれの苦悩と向き合い、厳しい批判に晒されながらも、使命に立ち向かった弁護士たちの驚くべき2年間の軌跡である。
映画【WORTH 命の値段】予告編映像 https://youtu.be/IbajMSb0nLk
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98541/
【解説・ストーリー】 マイケル・キートン主演で、アメリカ同時多発テロ被害者の補償金分配を束ねた弁護士の実話を映画化した社会派ドラマ。
2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを受け、米政府は被害者と遺族救済を目的とした補償基金プログラムを立ち上げる。 その特別管理人を任された弁護士のケン・ファインバーグは独自の計算式により、個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、被害者遺族が抱えるさまざまな事情と、彼らの喪失感や悲しみに接する中で、いくつもの矛盾にぶち当たる。 チームが掲げる対象者約7000人の80%の賛同を得る目標に向けた作業が停滞する一方で、プログラム反対派の活動が勢いづいていく。 期限が迫る中、苦境に立たされたファインバーグはある大きな決断を下す。
キートンのほか、「ラブリーボーン」のスタンリー・トゥッチ、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のエイミー・ライアンらが顔をそろえる。監督は「キンダーガーテン・ティーチャー」のサラ・コランジェロ。
************** 2019年製作/118分 G/アメリカ 原題:Worth 配給:ロングライド **************
【スタッフ・キャスト】 製作:マーク・バタン, アンソニー・カタガス, マイケル・シュガー, バード・ドロス, ショーン・ソーレンセン, マックス・ボレンスタイン 製作総指揮:ニック・バウアー, ディーパック・ネイヤー, アラ・ケシシアン, アレン・リウ, キンバリー・フォックス, チャールズ・ミラー, エドワード・フィー 脚本:マックス・ボレンスタイン 撮影:ペペ・アビラ・デル・ピノ 美術:トンマーゾ・オルティーノ 衣装:ミレン・ゴードン=クロージャー 編集:ジュリア・ブロッシュ 音楽:ニコ・マーリー 音楽監修:ルパート・ホリアー
配 役 : 役 名 マイケル・キートン:ケン・ファインバーグ スタンリー・トゥッチ:チャールズ・ウルフ エイミー・ライアン:カミール・バイロス テイト・ドノバン:リー・クイン シュノリ・ラマナタン:プリヤ・クンディ タリア・バルサム:デデ・ファインバーグ ローラ・ベナンティ:カレン・ドナート マーク・マロン:バート・カスバート アトー・ブランクソン=ウッド:ダリル・バーンズ クリス・タルディオ:フランク・ドナート
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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中洲大洋でドキュメンタリー映画【モリコーネ】を見る! |
2023年3月20日(月)
きのう 16:30 から中洲大洋で 映画【モリコーネ】 (原題:ENNIO)を見ました!

映画音楽を中心に数百本の音楽やポピュラー音楽は元より 交響曲や室内楽も手掛けたエンニオ・モリコーネの伝記的 ドキュメンタリー映画でした。
こちらは、ドキュメンタリー的な映画ではなく、文字通り 本人が出演するドキュメンタリー映画でした。
エンニオ・モリコーネは幼い頃に父親からトランペットを与えられ 音楽の道を開かれたとのこと。 そのトランペットは高級品では無かったそう。 小学生の頃には楽譜の読み方や書き方も父親に教えられ 作曲家の萌芽が現れます。
当然、クラシックの作曲家になるべく勉強したようですが、当時の 現代音楽(メロディやハーモニーの無い自己満足的な音楽傾向)に 飽き足らず、試行錯誤していた処に頼まれたのが映画へのBGM。 本人も仕方なく引き受けた作曲ですが、それが悩みを突破する ひとつの方向性を示すことになったようです。 クラシック音楽の作曲の師匠からは、非難され謂わば絶好状態に。
作曲家仲間たちからも当初は馬鹿にされる状況で・・・
しかし、数多くの映画に、その都度新しい手法を探求して音付け。 次第に映画音楽作曲家の地位を固めて行きます。 それでも実は『純音楽』も仕事抜きで作曲を続けていたようです。
やはりアメリカでもクラシック音楽界の人々は自らの音楽は芸術! 映画音楽などは金儲けの為の『商業音楽』として蔑んでいたようで。
晩年のエンニオ・モリコーネの映画音楽では『現代音楽的手法』も 含めて『純音楽』(それもバッハ以前から近代音楽まで)の手法を 応用展開している部分が見られます。
ひとつの楽曲を長回しで紹介するのですが、それが各地で行われた 数多くの演奏会を切り取って繋ぎ合わせた職人技の編集でできている。
エンニオ・モリコーネを知る多くの人々のインタビューもうまく編集 されているのですが、その顔ぶれが超豪華! 以下の出演者欄にも、その一部が紹介されていますが、たとえば クリント・イーストウッド, クエンティン・タランティーノ, オリバー・ストーン, ジョン・ウィリアムズ 等など。
中洲大洋で一番小さいスクリーン4に、観客は5人ほどでした。
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映画【モリコーネ】<公式サイト https://gaga.ne.jp/ennio/
(引用) 『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督がマエストロの葛藤と栄光に迫る。芸術の深淵を見た彼が、カメラの前で最後に語ったこととは――? 2020年7月、世界は類稀なる才能を失った。エンニオ・モリコーネ、享年91歳。1961年以来、500作品以上という驚異的な数の映画とTV作品の音楽を手掛け、アカデミー賞®には6度ノミネートされ『ヘイトフル・エイト』(15)で受賞し、2006年にはその全功績を称える名誉賞にも輝いた。 そんな伝説のマエストロに、弟子であり親友でもある、『ニュー・シネマ・パラダイス』『鑑定士と顔のない依頼人』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、5年以上にわたる密着取材を敢行。結果として、生前の姿を捉える最後の作品となってしまった、ドキュメンタリー映画を完成させた。 スクリーンの中では、モリコーネ自らが自身の半生を回想、かつては映画音楽の芸術的地位が低かったため、幾度もこの仕事をやめようとしたという衝撃の事実を告白する。クラシック音楽の道へ進まなかった葛藤と向き合いながら、いかにして音楽家としての誇りを手にするに至ったかが、数多の懐かしい傑作の名場面と、ワールドコンサートツアーの心揺さぶる演奏と共に紐解かれていく。 さらに、名前を見ただけで息をのむ70人以上の著名人のインタビューによって、モリコーネの仕事術の秘密が明かされる。生まれ持った才能と閃き、貧しかったために働きながら通った音楽院での地道な努力、新しいムーブメントを取り入れる柔軟なセンス、信念に反することは断固拒否するプライドについてのエピソードによって、モリコーネの人生そのものが偉業であったことが証明されていく。 同時に、初公開となるプライベートな映像が、奇才のチャーミングな人間性と妻への美しい愛を浮き彫りにする。「ジュゼッペ以外はダメだ」と、モリコーネ自身が本作の監督に指名したトルナトーレの前だからこそ、最後に口にした芸術の深淵を見た者の言葉とは─? 今も、そしてこれからも、モリコーネのメロディを聴くだけで、あの日、あの映画に胸が高鳴り涙した瞬間が蘇る。同じ時代を生きた私たちの人生を豊かに彩ってくれたマエストロに感謝を捧げる、愛と幸福に満ちた音楽ドキュメンタリー。
映画【モリコーネ】予告編映像 https://youtu.be/Wld0dhuNVZo
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/96331/
【解説・ストーリー】 「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。
1961年のデビュー以来、500作品以上もの映画やテレビの音楽を手がけ、2020年7月に惜しまれながらこの世を去ったモリコーネ。 「ニュー・シネマ・パラダイス」「荒野の用心棒」「アンタッチャブル」など45作品にも及ぶ傑作から選ばれた名場面や、最高の音響技術で再現されたワールドコンサートツアーの演奏、クエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンら錚々たる顔ぶれの監督・プロデューサー・音楽家へのインタビューを通して、モリコーネがいかにして偉業を成し遂げたのかを解き明かしていく。
さらに、モリコーネのプライベートライフやコメント、初公開のアーカイブ映像などにより、モリコーネのチャーミングな人間性にも迫る。
************** 2021年製作/157分 G/イタリア 原題:Ennio 配給:ギャガ **************
【スタッフ・キャスト】 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 製作:ジャンニ・ルッソ ガブリエーレ・コスタ 脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ 撮影:ファビオ・ザマリオン ジャンカルロ・レッジェーリ 編集:マッシモ・クアッリア アナリサ・スキラッチ
出 演 者 エンニオ・モリコーネ クリント・イーストウッド クエンティン・タランティーノ ウォン・カーウァイ オリバー・ストーン ハンス・ジマー バリー・レビンソン ジョン・ウィリアムズ ダリオ・アルジェント ジュゼッペ・トルナトーレ テレンス・マリック ブルース・スプリングスティーン ベルナルド・ベルトルッチ ジェームズ・ヘットフィールド クインシー・ジョーンズ ローランド・ジョフィ リナ・ウェルトミューラー フィル・ジョアノー
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テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
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「野球の神様が居る」かも知れない(笑) |
2023年3月22日(水)
「野球の神様が居る」と言う人が居る。
もしかして、それはあるかも知れない。
昼から再放送の朝ドラ『舞いあがれ!』を録画しようと ビデオのチャンネルを回していた時、 たまたまWBC(World Baseball Classic)を 放送しているチャンネルに遭遇。
それも大谷投手のトラウト選手への『B3・S2』からの最後の1球の場面。
空振り三振でトラウト選手を抑え込んだのだが、 それが決勝戦を制する最後の1球とは知らずに驚いた!
実は私は野球にはあまり関心が無かったのに、この場面。 WBCも全然関心が無く見ていませんでした。
偶然、この場面に誘導したのは「野球の神様」かも知れない(笑)
世界一 優勝おめでとうございます!
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WBC、侍ジャパンが米国破り世界一 MVPは大谷、村上が本塁打 http://www.nishinippon.co.jp/item/o/1070108/ 西日本新聞―2023年3月22日 11:43 (3/22 16:17 更新)
(引用) ◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝 日本代表3-2米国代表(米マイアミ21日、ローンデポ・パーク)
日本代表「侍ジャパン」が、米国代表を撃破し2009年大会以来、3大会ぶりとなる世界一に輝いた。MVPには大谷(米大リーグ・エンゼルス)が選ばれた。
侍ジャパン先発の今永(DeNA)は、2回1死で今大会絶好調だったターナーに先制ソロを被弾。それでも直後の攻撃で、村上がWBC初アーチとなる同点ソロを放ちすぐに試合を振り出しに戻した。
同点に追いつくと、打線はさらに続く岡本和(巨人)が右前打、源田(西武)が左前打でつなぎ、中村(ヤクルト)は四球で出て満塁の好機をつくり、先発のケリーを降板に追い込んだ。ヌートバー(米大リーグ・カージナルス)は2番手左腕ループのツーシームに詰まらされて一ゴロとなったが、その間に三走の岡本和が生還。勝ち越しに成功した。4回には岡本和がソロを放ちリードを2点に広げた。
一発をこそ許したが先発の今永が2回を1失点に抑えると、その後は強力な投手陣による継投で米国打線を封じた。2番手の戸郷(巨人)は2回無失点。3番手以降は高橋宏(中日)、伊藤(日本ハム)、大勢(巨人)がそれぞれ1回を無失点に抑えた。
2点リードの8回にはダルビッシュ(米大リーグ・パドレス)がマウンドへ。1死からソロ本塁打こそ許したが1回を投げリードを守った。1点リードの9回には「3番DH」で出場していた大谷が登板した。

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テーマ:WBC
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KBCシネマでドキュメンタリー映画【妖怪の孫】を見ました! 超推奨!!! |
2023年3月23日(木)
きょう、14時20分から北天神のおKBCシネマでドキュメンタリー映画 【妖怪の孫】 を見ました!

妖怪とは岸伸介元首相・孫とは安倍晋三元首相
安倍政権によるメディア戦略がよく解る素晴らしい映画でした。
観客も客席の9割以上の入りか! 超お奨めです! 御覧ください。
何故、嘘つき安倍晋三が率いる自民党が選挙で圧勝し続けたのか?! 良く解ります。 大手広告代理店が自ら能力の高い社員を付けて自民党幹部にプレゼンして 仕事を代理店側の『言い値』でとってくると云うオイシイ仕事。 いわゆる『Win! x Win!』の蜜月関係。 こういうのがオリンピックの広告の『総代理店』として差配する役回りを得た。
映像の間にアニメと言うかマンガで表現される『妖術に嵌ってゆく市民感覚』が 数回に分けて描かれていて解り易い。 「あなたは大丈夫?!」
安倍政権・高市早苗総務大臣によるメディア攻撃・支配の実態 これと闘かえ無かったマスメディアの委縮した堕落状況も描かれています。
豊富すぎる材料を良く2時間に纏めたものだと思いました。 編集の力量を示すものでした。
また、古舘寛治さんの冷徹なナレーションが状況の緊迫性を表現!
内山雄人監督は、この映画を統一地方選挙に間に合うように制作したとのこと。 是非とも統一地方選挙投票前に御覧ください。
【#妖怪の孫】KBCシネマでの上映時刻は毎日異なります。 御注意ください!(明日3月24日からの上映予定は以下の通り)
 上の画像をクリックして保存するか全画面表示でご確認ください!
映画【妖怪の孫】公式サイト https://youkai-mago.com/
映画『#妖怪の孫』公式ツイッター。 @youkai_mago 構想2年、#スターサンズ×『#パンケーキを毒見する』製作陣が 安倍政治を“今、まさに”本気で検証する!
本作に関するご質問・ご意見に関しましては、080-6300-8845 / info@starsands.com まで。
映画【妖怪の孫】予告編映像 https://youtu.be/s4tf3G3f574
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98852/
【解説・ストーリー】
「新聞記者」などを手がけた映画製作会社スターサンズと「パンケーキを毒見する」の内山雄人監督がタッグを組み、“日本の真の影”に切り込んだ政治ドキュメンタリー。
連続在任日数2822日を誇り歴代最長在任総理大臣となった故・安倍晋三。タカ派的な外交政策と「アベノミクス」に代表される経済政策で支持を集めた反面、物議を醸す言動やスキャンダルでも世間から注目された。そんな安倍元総理の母方の祖父である政治家・岸信介は、社会の表と裏を渡り歩いて政財界を操る実力者としての姿から「昭和の妖怪」と呼ばれた。
「祖父の教え」として幼心に刷り込まれた野望を実現しようと極端に「前のめり」な政治姿勢となった背景にある血縁と生い立ちの秘密に迫り、安倍元総理とは何者だったのか、そして彼がこの国に遺したものは何だったのかを、ブラックユーモアや風刺絵本を交えながらひも解いていく。
************** 2023年製作/115分 G/日本 配給:スターサンズ **************
【スタッフ・キャスト】
監督:内山雄人 企画:河村光庸(制作着手前に古賀茂明氏に託して急逝) 企画プロデューサー:古賀茂明 アニメーション:べんぴねこ 音楽:岩代太郎 ナレーター:古舘寛治
【関連映像】
徹底検証「安倍政治」 映画『妖怪の孫』制作者と考える https://youtu.be/4fcaMg8hoxA とことん共産党 - 2023年3月20日(月)
ゲスト:内山雄人さん(監督) 古賀茂明さん(元経産省官僚・政治経済評論家) MC:小池晃(党書記局長・参院議員) 朝岡晶子
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