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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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【掘る女 縄文人の落とし物】を kino cinema 天神で見る!
2022年9月1日(木)

 おととい(8月30日) キノシネマで14時20分から見た3本目の映画は
【掘る女 縄文人の落とし物】

HoruOnna_Poster-01.jpg


 縄文遺跡の発掘に人生を捧げる学芸員と数百人のボランティアの
奮闘と心意気そして働き甲斐を描くドキュメンタリー映画でした。

 インタビューと発掘風景を交互に描かれますが、考古学に
興味の無い方にとっては退屈する映画だったかも知れません。

 私は興味深く拝見しました。
観客は10名以下(たぶん6人くらい)


  映画【掘る女】公式サイト
    https://horuonna.com/

夢中になれることが、人生をこんなに豊かにする。
 土臭くてラヴリーな発掘ドキュメンタリー


 ある晴れた朝。ラジオ体操をする大勢の作業員たちが向かったのは、広大な遺跡発掘現場。そこで発掘されたものは「落し物」として警察に届けられるらしい。そんな古代人の落し物を探し続ける女性たちがいた。
 長野県の山中。星糞峠の遺跡発掘現場で調査員として働く大竹幸恵さんは、そこに30年間通い続けてきた。大昔、同じ場所で縄文人たちは天然ガラスの黒曜石を掘っていて、その遺跡が出てくるのだ。小学6年生の時に土器を拾って以来、大竹さんは考古学一筋の人生。今では10名の作業員を率いて、毎日、泥まみれになって遺跡を掘る。でも、今年いっぱいで発掘は終わり、定年を迎えることになっていた。
 一方、岩手県の洋野町にある北玉川遺跡は発掘が始まったばかり。調査員の八木勝枝さんが作業員を指揮している。ここは作業員の女子率が高く笑いが絶えない。八木さんは土偶が大好きな土偶女子で、これまで発掘してきた数々の土偶を愛おしいそうに紹介する。かつて文化財レスキューをしていた八木さんは、東日本大震災の被災地で思い出の品を必死で探し続ける人たちの姿を見て、遺跡はその土地の思い出の品であり、地元の人たちが生きていくために欠かせないものだと言う。
 神奈川県の稲荷木遺跡は、調査員8名、作業員200名という巨大な現場。次々と土器や土偶が出てくる。そこで作業員として働く池田由美子さんは、現在、珍しい釣手土器を発掘中だ。池田さんは20年以上のベテランで、ポストに入っていた求人チラシで応募。働いてすぐに珍しい土器を発見して発掘作業にはまった。発掘は考古学に縁がなかった女性たちの人生を変えることもある。のちに国宝になった合掌土偶を発掘した作業員、山内良子さんと林崎恵子さんは、その時の思い出を熱く語る。
 栃木県の中根八幡遺跡では大学生たちが発掘を行なっていた。その中の一人が國學院大学の大学院生の伊沢加奈子さん。中高生の頃は両親が手を焼くほど反抗的だったが、そこで出会った考古学が彼女を変えた。考古学に夢中になって大学生活を送った伊沢さんは大学を卒業。地元の歴史民族資料館に就職して社会人としての一歩を踏み出す。働くようになって文化財を守る必要性を考えるようになった、と伊沢さんは言う。
 その頃、星糞峠の発掘が終了して現場は埋められ、そこに建立されたミュージアムに発掘現場から削り取った地層が展示された。北玉川遺跡も稲荷木遺跡も埋められて、新しい道路が作られる。考古学は掘っては埋めての繰り返し。そして新しい現場で、今日も汗水流している「掘る女」の姿があった。




映画【掘る女】予告編映像
  https://youtu.be/kdKLDdzbF4o




  映画.comによる作品紹介
    https://eiga.com/movie/97040/

【解説・ストーリー】

縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを記録したドキュメンタリー。

2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。
今から約1万6千年〜3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹き付けてやまない。
しかし、本作が光を当てるのは、その「発掘」に魅せられた女性たち。
『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督の最新作は、縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを3年間にわたって記録したドキュメンタリー。
男仕事と思われがちな遺跡発掘で、汗だくになりながらスコップを地面に這わせる彼女たちが、あなたを縄文時代へと誘う。

アニメ「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる池田昌子がナレーションを担当。

**************
 2022年製作/111分/日本
 配給:ぴけプロダクション
**************


【スタッフ・キャスト】

監督 : 松本貴子
撮影 : 門脇妙子 金沢裕司
音響効果 : 高木創
整音 : 高木創
編集 : 前嶌健治
オンライン編集 : 石原史香
音楽 : 川口義之
音楽プロデュース : 井田栄司
ナレーション : 池田昌子
タイトル文字・イラストレーション : スソアキコ
アニメーション : 在家真希子 岸本萌
考古学監修 : 堤隆

 登場人物
 大竹幸恵
 八木勝枝
 伊沢加奈子






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テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

【九州国立博物館『琉球』展】を見てきました!
2022年9月2日(金)

  開催期間が、あと3日に迫った
【九州国立博物館『琉球』展】を見てきました。

全体として派手さはなく落ち着いた雰囲気。

到着した朝10時前は、駐車場も館内も閑散としている状態でした。

Ryukyu_Kyuhaku_20220902-01.jpg

11時30分過ぎになると、それなりの人だかりに。

時代ごとに区分けされた5ブロック程のエリアを周りました。

展示の殆どの部分は琉球王朝(尚氏)時代の文物に関するもので
中国など諸外国に対して朝貢外交を行いながらも独立国として
交易などによって繫栄を続けて来た「琉球国」を紹介するものでした。

特別展『琉球』担当学芸員がご紹介!
 https://youtu.be/sIoxHB3ABkQ (約1分間の映像)



薩摩による侵略と『琉球処分』その後の大日本帝国による収奪支配が
無ければ、沖縄戦に巻き込まれることも無く、米軍による占領もなく
繁栄を続けたであろうと思わされます。

琉球王国の最盛期には、奄美群島から先島諸島の与那国島まで
尖閣諸島を含む広い範囲を支配下に置いていたようです。
その『領海』は現代の感覚で言えば極めて広範囲におよびます。

今でも『沖縄独立』を望む声も少なからず有るようですが、
もしかして貿易立国で充分に国を運営できるかも知れません。

一方で、展示そのものには日本による侵略と米軍による占領支配に
関しては殆ど触れられていません。
ビデオコーナーで、十数秒程度の『沖縄戦』映像が流れるだけでした。

映像の中では、2019年末の火災による消失前の首里城の実写と
NHKが作成したCGによる再現映像が紹介されていました。

もっと知って欲しい!特別展「琉球」
 https://youtu.be/I-eDxQw-Fto (約7分半の映像)



   *******

写真撮影可能エリアは、ほんの一隅だけでした。

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 この黒漆螺鈿の箱はNHKの宣伝映像でも紹介されていました!

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沖縄復帰50年記念特別展
【琉球】

https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s65.html
 九州国立博物館 7月16日(土)~9月4日(日)

(引用)
令和4年(2022)、沖縄県は復帰50年を迎えます。
かつて琉球王国として独自の歴史と文化を育んだ沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争、戦後の困難を乗り越えて、現在もその歴史と文化を未来につなぐ努力を続けています。本展では、アジアにおける琉球王国の成立、および特色について、国宝の尚家宝物をはじめ、沖縄が誇る多様な文化財と復興の歩みからご紹介します。



以下の画像は公式パンフレット切り貼り

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  公式パンフレット表紙

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 このクレジットにあるように極めて立体感のあるモザイクでした。
 真横から見ると凹凸は殆ど無く、高々数ミリほどしかありません。
 周辺の黒漆螺鈿の建具も素晴らしいものでした。

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 この鳥観図の細密さはかなりのもので外国船が行き交う港の繁栄から
 街の庶民の商売や生活まで描かれていました。


2022年9月4日まで。
観覧予定の方はお急ぎください。





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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

【立花宗茂を大河ドラマに!】西日本新聞
2022年9月3日(土)

 今朝の西日本新聞紙面から

福岡ローカル記事

【立花宗茂を大河ドラマに!】

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立花山の地元粕屋郡新宮町や柳川市での長期の取り組みを紹介。

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 立花山麓にある六所神社は、立花道雪率いる大友軍が出陣式をした場所だ。
   自作の甲冑を着用して、小説出版のPRをする道雪会のメンバー

「宗茂を大河に」誘致合戦に新宮町参戦
 誾千代と青春過ごした立花山城PR

 西日本新聞 - 2022年9月3日(土)


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カフェ開設や小説刊行も

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   *******



「宗茂を大河に」誘致合戦に新宮町参戦
 誾千代と青春過ごした立花山城PR

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/982622/
 西日本新聞:今井 知可子 - 2022年9月3日(土) 14:30

 不敗の戦国武将・立花宗茂と妻で女城主だった誾千代(ぎんちよ)をNHK大河ドラマにしようとする招致活動が熱を帯びている。2人が新婚時代を過ごした立花山城の麓にある福岡県新宮町では、住民グループ「道雪会」(杉尾民則会長)が戦国カフェを開いたり、甲冑(かっちゅう)姿で祭りを開催したりと、歴史ファンでなくても楽しめるようにアピールを試みる。立花山城を舞台にした小説まで出版。全国各地で綱引きが繰り広げられる大河誘致合戦の渦中に、果敢に攻め入る構えだ。

地元住民で結成「道雪会」自作甲冑でイベントに

 立花宗茂(1567~1642)は、豊後大友氏に仕えた高橋紹運の長男。紹運とともに大友家を支えた重臣で、立花山城を拠点にしていた立花道雪の一人娘、誾千代と結婚する。誾千代は道雪から家督を譲られた正式な城主でもあった。

 九州征伐に乗り込んだ豊臣秀吉に認められた宗茂は領地を与えられ柳川城主に。関ケ原の戦いでは西軍につき大津城攻めに活躍するが、西軍の敗戦で領地を没収され浪人となる。その後、徳川将軍家の信頼を得て柳川領主に返り咲いた。

 柳川市をはじめ福岡県などは2017年、大河ドラマ招致に乗り出す。同じ年に歴史好きの住民25人で結成したのが道雪会だ。

 宗茂、誾千代が青春時代を過ごした立花山城を、ドラマをきっかけにもっと知ってもらおう。講演会を開き、近隣の歴史グループにも声をかけて輪を広げ、現在は準会員を含めて約600人に勢力を拡大した。

 今後は歴史ファン以外の人々の目を引きつけるのが課題だ。会員たちは甲冑キットを取り寄せて自作。道雪、宗茂、誾千代などになりきる“戦国コスプレ”で地域のイベント会場に出没する。今年は初めて「博多どんたく港まつり」にも出演。11月6日に立花山麓の六所神社周辺で開く「道雪公まつり」では、勇ましい武者ぞろえを披露する。


 鉢巻き姿もりりしく、誾千代になりきるのは伊藤由樹さん(42)。もともと1人で山城を巡るのが趣味で、道雪会メンバーに誘われて一緒に立花山に登るようになった。誾千代の人柄について「気の強い女性として描かれることが多いが、『誾』の字には慎み、話を聞く意味が込められている。人の気持ちが分かり、優しさと強さを兼ねた人だったのでは」と想像する。

 一方、宗虎(宗茂)役の舩越英明さん(45)は「時代が変わっても人の感情は変わらない。武将たちの苦渋の決断の上に今の歴史があるということを、招致活動を通じて伝えたい」とやりがいを感じる。

招致の過程そのものを楽しむ
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/982622/?page=2


空き倉庫改装しカフェに「気軽に歴史談議を」

 若手会員を中心に立花山麓の空き倉庫を1年がかりで改装して、甘味を楽しめるカフェ「戦国や」も開いた。店長は、歴史雑誌「忘却の日本史」の編集長も務める舞秀和さん(46)。店内は戦国グッズのほか、寄贈された各時代の歴史本やマンガがぎっしり。「立ち寄った人同士が、気楽に歴史談議をできる場になれば」と願う。

会員の中から小説家も

さらには会員の中から小説家も誕生した。少年のころから大河ドラマや戦国ゲームが大好きだった榊山悟さん(42)は「ワクワク、ドキドキと中高生も引き込まれるような話を書こう」と、宗茂のいとこで武勇を誇った吉弘統幸について調べまくった。

 ゆかりの地を訪ねると郷土史家たちが熱心に教えてくれる。筆が進むままに書き進め、いつの間にか一冊の小説になった。立花山周辺に実際にある史跡「太閤水」「夜泣き観音」なども場面に織り込み、「今後は史跡巡りにも活用できたら」と考える。「武辺の使い道~猛きなるもの~吉弘統幸伝」(ドリームキングダム編集部、税込み2420円)は「戦国や」をはじめ書店で販売中。

 地元ゆかりの人物を大河ドラマにしようと、同じように活動する人々は全国各地にいる。道雪会はこうした「ライバル」たちとも交流を進める。宗茂の主君・大友宗麟で先に招致活動を始めた大分県のグループからは、甲冑作りを教えてもらった。大友氏と共闘したことがある土佐の覇者・長宗我部元親を推す高知のグループともつながりができた。「対抗するのではなく連携することで、より深みのあるドラマが描けるのでは」と考え、招致の過程そのものを楽しんでいる。
 (今井知可子)






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テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報

Dance Festival 2022 福岡大学附属若葉高等学校が最高賞受賞
2022年9月4日(日)

  昨夜のNHK―ETV

【ダンスフェスティバル2022 神戸】

コンテンポラリ創作ダンスで技術と芸術性を競う
【全日本高校・大学ダンスフェスティバル】
2022年・第34回 神戸大会で
九州代表・福岡大学附属若葉高等学校が
最高賞の『文部科学大臣賞』を受賞

演目は【モラトリアム】

DanceFestival2022_WakabaHigeSchool-01.jpg

このダンス競技会が行われたのは8月10日~13日でしたが
NHKでの放送が、きのう9月3日だった訳です。

第34回全日本高校・大学ダンスフェスティバル
https://www.nhk.jp/p/ts/2WPZQ5YYJN/
 NHK-ETV_初回放送日: 2022年9月3日

DanceFestival2022_NHK-01.jpg
上の画像は、スクショ(画面切り取り)なので映像にリンクしていません。
NHK+からご覧いただけます。
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2022090306492

創作ダンスの全国大会、
全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)。
▽若き表現者たちによって、舞台上で繰り広げられる独創的なパフォーマンス。
受賞作品を届けます。



上の番組を録画したテレビ画面を手持ちのスマホで撮ったので
解像度悪く手振れもあり (-_-;)


  キャプテンの榊山優菜さんのコメント入り!


【第34回全日本高校・大学ダンスフェスティバル2022 神戸】公式サイト
 http://www.ajdf.jp/





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テーマ:ダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

TBS「報道特集」でキャスターが金平茂紀氏から村瀬健介氏に交代!
2022年9月5日(月)

  日刊ゲンダイ・日刊スポーツをはじめ各メディアの報道によると
TBS「報道特集」で『統一協会』問題を含めて鋭い論陣を張っていた
金平茂紀氏(68)が10月から『勇退』して特任キャスターになり、
二回りほど若い村瀬健介氏(46)に交代するとの話し!

 伊藤詩織さんへの性的暴行事件を起こした元ニューヨーク支局長の
山口敬之氏の問題を社内調査せず懲戒処分なしで辞職させるだけで
うやむやにしたTBSを金平茂紀さんが厳しく批判していたことで
上層部が煙たく思ったのではないか? と言う意見も出ているようだ。

 今回、政府側からの圧力があったのかどうかは不明、とのこと。

 『報道特集』は、TBS系にて毎週土曜17時30分放送。

   *******


【独自】
「報道特集」金平茂紀キャスター降板決定
 TBSから“筑紫イズム”の火は消えるのか

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/310690
 日刊ゲンダイ - 2022年09月01日 14:05

(引用)
 TBS系の「報道特集」(毎週土曜)といえば独自の取材でテーマを掘り下げる調査報道がウリで、1980年から続く同局の看板報道番組。その「報道特集」でキャスターを務める金平茂紀氏(68)が9月いっぱいで同番組のレギュラーを降板し、その後は不定期出演の特任キャスターになることが日刊ゲンダイの取材でわかった。

NikkanGendai_20220901-01.jpg

「表向きの理由は世代交代と番組のリニューアル。しかし、局の上層部としては“モノ言う”キャスターである金平さんの存在がずっと煙たかった」(TBS関係者)

 金平氏は東大卒業後の1977年TBS入社。報道畑が長く、モスクワ支局長、ワシントン支局長、報道局長などを歴任。故・筑紫哲也氏がキャスターを務めた「NEWS23」では編集長として筑紫氏を支えた右腕ともいえる人物だ。

 2010年からメインキャスターを務める「報道特集」でも原発や沖縄の基地問題などに取り組み、最近ではロシアがウクライナに侵攻した翌日にウクライナ入りし現地からリポート。統一教会問題についても鋭く斬り込んでいる。

「金平さんが上層部から不興を買った原因のひとつが、TBSの元ワシントン支局長・山口敬之氏が起こした伊藤詩織さんに対する性暴力事件を巡る局側の対応について公然と批判したことです。昨年発売の著書でも『あまりに非道なことが局内と政治権力の間で罷り通ってしまった』と断罪していますが、徹底的な内部調査を主張したにもかかわらず、当時の経営陣は懲罰委員会を開くことすらせず、うやむやにして山口氏を早期退職扱いにしてふたをしてしまったのです」(前出のTBS関係者)

【後任は2001年入社の中堅ホープ】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/310690/2

 局の幹部のなかには金平氏を擁護する声もあったそうだが、「すでに後任キャスターには調査報道ユニットの村瀬健介記者が内定している。2001年入社の中堅ホープです」(同前)という。

 かつては“報道のTBS”と呼ばれた同局から気骨のキャスターが去り、“筑紫イズム”の火はどう継承されるのか。また、レギュラーを離れる金平氏がどう活動するのか注目である。




「報道特集」金平さん特任キャスターに TBS
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022090200694&g=soc
 時事通信 - 2022年09月02日17時55分

Jiji_20220902-01.jpg

(引用)
 TBSは2日、報道番組「報道特集」(土曜、午後5時30分)を10月からリニューアルし、報道局「調査報道ユニット」キャップの村瀬健介さん(46)が新キャスターに就任すると発表した。金平茂紀キャスター(68)は、随時出演する「特任キャスター」となり、長期の調査報道に軸足を移すという。
 同局によると「調査報道の徹底強化」が狙い。膳場貴子さん(47)は引き続きメインキャスターを務める。



TBS「報道特集」10月から村瀬健介氏がMCに
 金平茂紀氏は特任キャスターとして随時出演

https://www.nikkansports.com/.../news/202209010001561.html
 日刊スポーツ - 2022年9月2日7時0分

(引用)
TBS系報道番組「報道特集」(土曜午後5時30分)でMCを務める金平茂紀氏(68)が、10月1日から、特任キャスターに就任し、レギュラー出演しないことが1日、分かった。後任MCには、調査報道ユニットのキャップを務める村瀬健介氏が就任する。

独自の取材でニュースを深掘りしていく同番組が、「調査報道の徹底強化」をテーマに10月1日からリニューアルする。

これまで同局の調査報道を牽引してきた報道局内の「調査報道ユニット」でキャップを務める村瀬氏がMCとして毎週出演し、現場で見えてきたことを報告する。

特任キャスターとなる金平氏は、さまざまなテーマに沿った取材に軸足を移し、これまで以上に長い時間をかけて調査報道を行いながら、随時出演することになる。

金平氏はTBS報道局で、モスクワ支局長、ワシントン支局長、報道局長などを歴任。10年から同番組でMCを務めている。04年には「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞している。




TBS『報道特集』リニューアル 新キャスターに村瀬健介、
金平茂紀は特任キャスターとして長期取材に軸足

https://www.crank-in.net/news/113554/1
 クランクイン - 2022年9月2日7時0分

(引用)
 報道番組『報道特集』(TBS系/毎週土曜17時30分)が10月1日からリニューアル。TBSの調査報道を牽引してきた報道局内「調査報道ユニット」でキャップを務める村瀬健介が新キャスターに就任し、金平茂紀は特任キャスターとして長期取材に軸足を移す。

 リニューアルの主眼は「調査報道の徹底強化」。村瀬新キャスターは毎週出演し、現場で見えてきたことをつぶさに視聴者に報告する。

 また、これまでキャスターを務めてきた金平茂紀は、さまざまなテーマに沿った取材に軸足を移し、これまで以上に長い時間をかけて調査報道を行い、特任キャスターとして番組に随時出演する。

 さらに、番組一押しの調査報道キャンペーンの際などには番組の名物編集長であるチョウ・クンスも出演し、VTRでは伝えきれない取材の裏側について詳しく解説する。

 番組の顔・メインキャスターは変わらず膳場貴子。主にニュースを担当する上村彩子キャスター、スポーツを担当する高柳光希キャスターも引き続き毎週番組に出演するほか、日下部正樹キャスターもその経験を生かした取材を継続、随時番組に出演する。

 『報道特集』は、TBS系にて毎週土曜17時30分放送。



金平茂紀氏 報道特集で皮肉
 「まさか国葬の実施に支障を」
 安倍元首相と統一教会の関係調査要望

https://www.daily.co.jp/gossip/2022/09/03/0015608418.shtml
デイリースポーツ online - 2022年9月3日

(引用)
 ジャーナリストの金平茂紀氏が3日、キャスターを務めるTBS「報道特集」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党を中心とする国会議員の関係が問題になっていることについて、「故安倍晋三元首相についても調べなければならない」と指摘した。
  この日の同番組では、統一教会が世界規模で行った献金ビジネスの実態について特集した。

 そのまとめとして、金平氏は「日本国内の話をすれば、岸田首相の指示によって自民党所属議員と旧統一教会の調査が行われた」と話を国内に移し、「もっとも自民党は『調査』という言葉を使わずに『点検』という言葉を使っているんですが、きちんと調査してほしい」と要望。さらに「安倍元首相に関しては調査がまったくなされないと。教団との不透明な関係の中核に安倍元首相がいたんじゃないかという指摘がいくつもありますから、安倍氏についても調べなければ本当の関係、本当の実態は分からないのではないか」と指摘した。

膳場さん
「ここで、番組からお知らせです。
10月1日の放送から、「報道特集」が変わります。
こちら、TBS報道局の調査報道ユニットキャップ、村瀬健介キャスターが毎週出演、調査報道をより充実させていきます。
そして、金平キャスターは、特任キャスターとして、取材に軸足を移しつつ、随時出演を続けていきます。
金平さん
「・・というわけで、今まで12年間 1週間に一度ですね、レギュラー出演してきましたけれども、10月以降は、随時出演という形になります。
取材時間はもっと長く、
取材場所はもっと広く、と思っています。
今ほど僕らの番組が、誰のため
なんのために報じているのかを
痛切に考えたことはありません。
今後とも、一層のご支援をお願いいたします。」






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テーマ:テレビ・マスコミ・報道の問題 - ジャンル:ニュース

キエフ・クラシックバレエ【白鳥の湖】を福岡市民会館で観る!
2022年9月7日(水)

 今日は18:30から福岡市民会館大ホールで
キエフ・クラシックバレエ【白鳥の湖】
チャイコフスキー作曲・プティパ振り付けを観て来ました!

SwanLake_KyivClassicBallet_20220907-01.jpg

8月19日(金)~9月30日(金)の期間に日本全国で35公演が
予定されている日本ツアーの一環です。

SwanLake_KyivClassicBallet_20220907-02.jpg

4ヶ月前の予約開始時の5月に早々と予約した座席は
17列35番 殆ど『ど真ん中』の席。
SwanLake_KyivClassicBallet_20220907-04.jpg
出演者それぞれの舞踏も全体のフォーメーションも良く解る席でした。


福岡市民会館大ホールは、ワンフロアですが3階に相当する
最上段部分には結構空席が有りました。
8割程の入か !?

主役の白鳥(オデット)と黒鳥(オディール)は、日本人の長澤美絵さん。
客演ではなく、元々このバレエ団のプリンシパル。
バレリーナの中で1番小柄。

道化も日本人の北口雅人さんで上手かった!

先だって終わったウクライナ国立キエフバレエが
複数の有名演目の名場面ハイライトだったのに比べて、
こちらは【白鳥の湖】2幕通し公演。
(実際には第2幕の半ばで幕が降り場面転換し3幕あった)

本国が戦争でロシアからの攻撃に曝される中で
プロらしく笑顔のバレエを見せてくれました。

お疲れ様でした!
ありがとうございました。

   *******


【キャスト】

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「キエフ・クラシック・バレエ2022」8〜9月に日本ツアー開催
 長澤美絵さん出演決定!

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キエフ(キーウ)・クラシック・バレエが2022年の夏に来日し、8月19日(金)~9月30日(金)の期間に日本全国で『白鳥の湖』(全幕)とガラ公演「チャイコフスキー 夢の3大バレエ 名場面集」を上演します。

2017年から毎夏、日本ツアーを実施していましたが、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響により実施することができませんでした。

2022年、ウクライナはロシアによる軍事侵攻を受けて未曾有の危機に直面していますが、キエフ(キーウ)・クラシック・バレエは日本での公演を切望していることから日本ツアーが実施されることになりました。

日本出身ダンサーの長澤美絵さんも出演予定です!

長澤美絵さんはキエフ(キーウ)・クラシック・バレエでプリンシパルとして活躍していましたが、ロシアの軍事侵攻により帰国を余儀なくされ、現在はウクライナ人の夫であるエフゲニー・ペトレンコさんとともに日本で生活しています。

来日後、エフゲニー・ペトレンコさんは所沢を拠点に活動しているNBAバレエ団に入団していますが、キエフ(キーウ)・クラシック・バレエの日本ツアーにも参加することが決まりました!




キエフ・クラシック・バレエ2022 【白鳥の湖】
 インプレサリオ東京

パリ、ロンドン、ローマを席巻したバレエ団がお届けする、最高のクラシック・バレエ!
若きダンサーが魅せる輝きと進化。ウクライナが誇る至宝が2年越しの来日!


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オリンピックイヤーの2020年には「白鳥の湖」の全幕作品をいよいよお届けする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴い、国境を超えて日本へやって来ることは叶いませんでした。翌2021年へ希望を繋いだものの、未曽有の災禍は想像以上に長期に渡り、国から国への行き来を妨げました。
そして、ようやく2年越しの希望に光が見え始めた2022年、ウクライナの友人たちはまたしても未だかつてない危機に直面しています。
(中略)
キエフ(キーウ)・クラシック・バレエは、皆さまに素晴らしい公演をお届けし、ここに在る証として、今秋の公演に向けて進んでまいります。どうか、この2年間分の愛をこめて、温かくお迎えいただけますようにお願いを申し上げます。



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【Kyiv Classic Ballet - 20220907】_福岡市民会館公演
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6109.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年4月28日(木)

こちらは、きのう紹介した光藍社が招聘する
【ウクライナ国立歌劇場のキエフ・バレエ】とは別の
若手を中心とした【キエフ・クラシック・バレエ団】の公演。

主催はCARAVAN。

コロナウイルス感染で公演の為の来日が叶わず延期となったので
当時の公用名称であった『キエフ』の表現を残しているとのこと。

現在は、同バレエ団も『キーウ・クラシック・バレエ団』と名乗っている
とのことです。




戦火のバレエ大国ウクライナからダンサーが日本へ!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6093.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年4月13日(水)

(引用)
 NBAバレエ団(埼玉県所沢市)は、ウクライナから戦火を逃れて来日しているバレエダンサー、エフゲニー・ペトレンコの採用を決めた。
 現地では芸術家も武器を取って続々と従軍していると伝えられており、事態を憂慮した久保綋一芸術監督が「支援の一環に」と、急きょ受け入れた。

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 ペトレンコは首都キーウの出身で、「キーウ(キエフ)・クラシック・バレエ」の一員。
妻は埼玉県出身のバレリーナ、長澤美絵。1歳になる長男を伴って来日した。
ペトレンコは「日本の皆さんには感謝でいっぱい。自由を求める祖国の魂を踊りで見せたい」と話している。






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映画【デリシュ!】をキノシネマ天神で見る!
2022年9月8日(木)

  きょう12:30からキノシネマ天神で
映画【デリシュ!】
 (原題:Delicieux)を見ました!

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 フランス革命前夜に公爵から職を解かれた料理人が
それまでは有り得なかった庶民の『外食』習慣をつくる
キッカケとなった郊外レストランを考案し実現に至る迄を
描く映画です。

 エンドクレジットは、このレストランに公爵を招き、
同時に庶民も一緒に来店して公爵を辱める様子を描く中
3日後にバスティーユが陥落した(フランス革命が始まった)と
綴られます。

 観客は十数人でした。

   *******


  映画【デリシュ!】公式サイト
   https://delicieux.ayapro.ne.jp/

(引用)
【世界初の“レストラン”開業の秘密、教えます】
美食の国、フランス。そのフランスで初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。
フランス革命前夜。宮廷料理人であるマンスロンは、公爵主催の食事会で渾身の料理を振る舞う。しかし、自慢の創作料理が貴族たちの反感を買い公爵から解雇されるところから物語は始まる。
貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代から、「レストラン」は、その誕生と共に貴族も庶民も共に食事を楽しむ場となった。
フランス革命と共に訪れる「食の革命」。食欲がそそられる美しい映像は必見。
監督は、フランスで長く脚本家のキャリアを積んだエリック・ベナール。今作が長編第7作、初の時代劇となる。
主人公のマンスロンに『グッバイ・ゴダール!』(17)や『オフィサー・アンド・スパイ』(19)のグレゴリー・ガドゥボワ、
『記憶の森』(01)でセザール賞主演女優を受賞したイザベル・カレがマンスロンと共に料理で公爵と対決する謎の女性ルイーズを演じる。
先が見えない2022年秋、美味しくて華やかな映画が誕生した。

【Story】
1789年、革命直前のフランス。誇り高い宮廷料理人のマンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵に解任され、息子と共に実家に戻ることに。
もう料理はしないと決めたが、ある日彼の側で料理を学びたいという女性ルイーズが訪ねてくる。
はじめは不審がっていたマンスロンだったが、彼女の真っ直ぐな想いに触れるうちに料理への情熱を取り戻し、ついにふたりは世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むことになる。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう…。 




映画【デリシュ!】予告編映像
  https://youtu.be/o8nvAyUBCV8




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/95944/

【解説・ストーリー】
フランス革命前夜の18世紀フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに描いた人間ドラマ。

1789年。宮廷料理人マンスロンは、創作料理「デリシュ」にジャガイモを使用したことで貴族たちの反感を買って解雇され、息子を連れて実家へ帰ることに。ある日、マンスロンのもとに謎めいた女性ルイーズが料理を習いたいと訪ねてくる。彼女の熱意に負けて料理を教えることになったマンスロンは、失っていた料理への情熱を徐々に取り戻していく。やがてマンスロンはルイーズと息子の協力を得て、一般人のために開かれた世界初のレストランを開店する。

マンスロンを「オフィサー・アンド・スパイ」のグレゴリー・ガドゥボワ、ルイーズを「ムースの隠遁」のイザベル・カレが演じる。「ブルー・レクイエム」などの脚本家エリック・ベナールが監督を務めた。

***************
 2020年製作/112分
 G/フランス・ベルギー合作
 原題:Delicieux
 配給:彩プロ
***************

【スタッフ・キャスト】

監督 : エリック・ベナール
製作 : クリストフ・ロシニョン フィリップ・ボエファール
製作総指揮 : イブ・フランソワ=マシュエル
脚本 : エリック・ベナール ニコラ・ブークリエフ
撮影 : ジャン=マリー・ドルージュ
美術 : ベルトラン・セーツ
衣装 : マデリーン・フォンテーヌ
音楽 : クリストフ・ジュリアン

 役  名 : 配  役
マンスロン : グレゴリー・ガドゥボワ
ルイーズ : イザベル・カレ
シャンフォール公爵 : バンジャマン・ラベルネ






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映画【さかなのこ】をキノシネマ天神で見る!
2022年9月9日(金)

  きのう14:45からキノシネマ天神で
映画【さかなのこ】を見ました!

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 いまやテレビ出演も多く、NHKではレギュラー番組を持つ『おさかな博士』
さかなくん の原作を映画化した半ばコメディ映画ですが、おさかなの生態の
勉強にもなる『科学映画』とも言えそう。

 予告編の期待感と比べるとちょっと物足りない感もありますが、
いわゆる『勉強』だけが人生を決めるものではない「興味を極める」ことで
人生を切り拓いてきた、さかなくん の生き方を描く映画でした。

 観客は、残念ながら十名ほどでした (-_-;)

   *******


  映画【さかなのこ】公式サイト
   http://sakananoko.jp/

(引用)
『南極料理人』『横道世之介』等、愛すべき主人公を温かく描いてきた沖田修一監督の最新作。その原作はさかなクン初の自伝的エッセイ。
主演をつとめるのは、精力的にクリエイティブ活動を続ける、女優・のん。好きなことに一直線で、周囲の人々を幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公ミー坊を性別の垣根を越え体現する。
また、ミー坊を信じてその個性をを応援し続ける母を演じる井川遥、幼馴染みのヒヨを演じる柳楽優弥をはじめ、不良役の磯村勇斗や岡山天音、映画オリジナルのキャラクターのモモコを演じる夏帆など、実力派の俳優が見事脇を固める。
そして、なんと原作者でもあるさかなクンが映画が初出演を果たしていることにもギョ注目!

【STORY】
お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。
高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。
そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。




映画【さかなのこ】予告編映像
 https://youtu.be/jb01Qrc8K-0




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/96792/

【解説・ストーリー】

魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化。

「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。

小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。父親は周囲の子どもとは少し違うことを心配するが、母親はそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢中なミー坊は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがてひとり暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。

幼なじみの不良ヒヨを柳楽優弥、ひょんなことからミー坊と一緒に暮らすシングルマザーのモモコを夏帆、ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を磯村勇斗が演じる。原作者のさかなクンも出演。


【スタッフ・キャスト】
監督 : 沖田修一
原作 : さかなクン
脚本 : 沖田修一 前田司郎
製作 : 河野聡 太田和宏 伊藤はやと 鳥羽乾二郎 今田圭介 森田圭 玉井雄大 広田勝己
エグゼクティブプロデューサー : 濱田健二 赤須恵祐
プロデューサー : 西ヶ谷寿一 西宮由貴 西川朝子 日野千尋
ラインプロデューサー : 飯塚信弘
撮影 : 佐々木靖之
照明 : 山本浩資
美術 : 安宅紀史
装飾 : 三ツ松けいこ
録音 : 山本タカアキ
衣装 : 纐纈春樹
ヘアメイク : 宮内三千代
音響効果 : 勝亦さくら
編集 : 山崎梓
音楽 : パスカルズ
主題歌 : CHAI
魚類監修 : さかなクン
魚類・水槽コーディネート : 石垣幸二
VFXプロデューサー : 浅野秀二
スクリプター : 田口良子
助監督 : 玉澤恭平
制作担当 : 相良晶

 配 役 : 役 名
のん : ミー坊
柳楽優弥 : ヒヨ
夏帆 : モモコ
磯村勇斗 : 総長
岡山天音 : 籾山
三宅弘城 : ジロウ
井川遥 : ミチコ
さかなクン : ギョギョおじさん
西村瑞季 : ミー坊(幼少期)
宇野祥平 : 海人の店長
前原滉 : 田村
鈴木拓 : 鈴木先生
島崎遥香 : 谷崎ゆりえ
賀屋壮也 : 飼育員の酒井
朝倉あき : 浜野庄子
長谷川忍 : 木戸まさし
豊原功補 : 歯医者
中須翔真 : ヒヨ(幼少期)






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NHK五輪番組 発言すり替え字幕「放送倫理以前の問題」
2022年9月10日(土)

  今朝の西日本新聞紙面から

NHKが全く関係ない中年男性にインタビューしたかのように映像と
音声を細工し、五輪反対運動が『金で動員されている』という趣旨の
全く異なる恣意的な字幕を付けた事件。

河瀨直美が監督を任された五輪映画撮影を追ったドキュメンタリー
「河瀬直美が見つめた東京五輪」(2021年末BSで放送)の中で
この『捏造映像』を放映。
河瀨直美は「放映されるまで知らなかった」と弁明していたが
自らを取り上げたドキュメンタリーをプレビューしない筈は無く
責任逃れの言い訳に過ぎない。

この捏造に対して、BPOが「重大な放送倫理違反がある」
と厳しく指摘した!

西日本新聞は、この問題を重大に受け止め紙面でもWEB版でも
以下のように詳しく報道した。
『他山の石』として自らを戒めているのかも知れない!
『対岸の火事』ではなく!

   *******


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NHK 重大放送倫理違反と判断
 BPO 「NHKの発言すり替え、故意に匹敵」

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/985789/
 西日本新聞 - 2022年9月10日(土) 6:00

 NHKが昨年末に放送したBS番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」で、五輪反対デモに参加した男性が金銭で動員されているとの誤った字幕を付けた問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、「重大な放送倫理違反がある」とする意見書を公表した。 

 検証委委員の井桁大介弁護士は記者会見で「事実確認をせずに放送したことと、編集過程での発言のすり替えは単なる過失ではなく、故意に匹敵する。放送による影響も大きかった」と判断理由を述べた。

 同検証委が2007年に設置されて以来、重大な放送倫理違反とされた事案は5件目。NHKでは、出家詐欺を取り上げて著しく正確性に欠けたとされた「クローズアップ現代」(14年放送)に続き2件目。

 今回の番組は、大阪放送局制作。取材で出会った男性の映像に、「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」と字幕を付けて放送された。実際は、デモへの参加も金銭の授受も事実確認をしていなかった。

 意見書は、事実確認など取材の基本を怠ったことや、編集で男性が別のデモに関して述べた発言を五輪反対デモの発言にすり替えたこと、社会運動への関心の薄さから試写でチェックが甘くなったことなどを問題点として指摘。

 NHKと日本民間放送連盟が策定した放送倫理基本綱領などに反すると判断した。「取材相手への配慮や誠意を欠いていた」とし「NHK全体の信頼を毀損(きそん)しかねないものだったのではないか」と踏み込んだ。

 NHKは「指摘を真摯(しんし)に受け止めます」とのコメントを出した。




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NHKは真摯に番組制作を
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/985977/
 西日本新聞 - 2022年9月10日(土) 17:33 更新

 NHK番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」に「重大な放送倫理違反がある」とする意見書を放送倫理・番組向上機構(BPO)が公表したことを受け、番組で密着取材された映画監督の河瀬直美さんが10日、「公共放送であるという自覚と意識を再確認し、大きな影響力があるテレビ放送というものに携わるあらゆる立場の方々が、より真摯に番組制作をしていただくことを、切に願います」との談話を発表した。

 問題となったのは五輪公式記録映画で総監督を務めた河瀬さんらに密着し、昨年末に放送されたBS番組で、NHK大阪放送局が制作。NHK側は事実確認を怠ったまま、取材で出会った男性の映像に、お金をもらって五輪反対デモに動員されたという誤った字幕を付けて放送した。BPOの放送倫理検証委員会が9日に意見書を公表し、NHKの取材や組織の問題を厳しく指摘した。




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字幕問題「放送倫理以前の問題」 
 NHKの捏造、糾弾 五輪番組巡りBPO意見書

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/985779/
 西日本新聞 - 2022年9月10日(土) 6:00

 NHKが五輪番組に誤った字幕を付けた問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)は取材やチェック体制の甘さだけでなく、今回の放送内容が五輪反対デモをおとしめる結果になったことも糾弾した。世論を分断していた問題で報道の中立性が問われる中、識者や委員からは「五輪を盛り上げないといけないとの空気があったのでは」「放送倫理以前の問題」と厳しい声が上がった。 

 「単なる過失を超えている。悪意や明確な意図があったとは思えないが、捏造(ねつぞう)的に放送したと言わざるを得ない」。関係者へのヒアリングを担当したBPO委員の井桁大介弁護士は9日、記者会見で語気を強めた。別の委員も「放送倫理を適用する以前の問題だ」。

 重大な放送倫理違反とした理由の一つに挙げたのが、番組が社会に与えた影響だ。BPOは放送が「主催者が金銭で参加者を組織的に動員し、主催者の意向に沿って行動させているという誤った印象を与えることになった」と明確に認定し、井桁委員は「反対デモをおとしめたことで、五輪賛成の機運を高めることになった」と指摘した。

   ◇    ◇

 BPO委員長代行で東京都市大の高田昌幸教授は、要因に感度や意識の低さを挙げ「制作スタッフのほぼ全員がヒアリングに『デモや社会活動に関心がなかった』とあっけらかんと語り、正直驚かされた」と率直な感想を口にした。

 こうした問題の背景には何があるのか。立教大の砂川浩慶教授(メディア論)は、制作スタッフがデモや社会運動に関心を払わなかったことはNHKの組織的な体質だったと推測する。「公共放送として自国での五輪を組織を挙げて盛り上げないといけないという空気がどこかにあったのではないか」

   ◇    ◇

 専修大の武田徹教授(メディア社会論)は今回BPOが出した結果について一定の評価をする一方で、さらなる踏み込みが必要だったと見る。「ナショナルイベントとしての五輪に公共放送として関わる立場で、現場だけでなく、どのようなイメージを管理職たちが抱いていたのか、ヒアリングで明らかにできれば、この問題の根深さに迫れたのではないか」と話している。


公共放送、問われる公平性

 【解説】

 NHK番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」を審議した放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が9日、重大な放送倫理違反があったとした上で「捏造的に放送したと言わざるを得ない」と痛烈に批判した。公平で正確な情報を提供する報道の基本に立ち返ることが、何より求められる。

 新型コロナウイルス禍で、開催の賛否が渦巻いた東京五輪。NHKは開催前の昨年2月以降、世論調査で開催が前提の選択肢を増やしたり、聖火リレー中継で「五輪反対」を訴える沿道の声を一部消したりし、開催に突き進む政府を擁護していると非難する声が高まっていた。

 検証委は、そうした状況下で放送された同番組は「何らかの意図が働いたのでは」という不信感を増幅させたと指摘。「番組制作者に限定されない、NHK全体の信頼を損ないかねないものだった」と深刻視した。

 検証委の意見書を受けたNHKは、再発防止策を着実に実行すると表明した。「取材相手と社会へのリスペクトの精神を失わないこと」。それが民主主義社会の礎になるとの検証委の指摘を、公共放送として重く受け止めなければならない。


   *******

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BPOがNHK・BS1「河瀬直美が見つめた東京五輪」に
「重大な放送倫理違反があった」と判断

https://www.nikkansports.com/.../news/202209090000574.html
 日刊スポーツ―2022年9月9日14時40分
 『字幕捏造』事件と問題点その後の経過が判る詳しい報道です!



NHKの河瀬直美さんの五輪番組
 「重大な放送倫理違反」BPO発表

https://mainichi.jp/articles/20220909/k00/00m/040/187000c
 毎日新聞―2022年9月9日 15:42



河瀬直美監督に負の連鎖! 手掛けた東京五輪作品に
 BPO違反、汚職事件…次々とミソ

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4433630/
 東京スポーツ―2022年09月10日 05時15分



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『美女と野獣』舞浜アンフィシアター公演の稽古場から 劇団四季ニュース
2022年9月11日(日)

  きょうは久々に 劇団四季ニューから
ディズニーミュージカル【美女と野獣】
日本におけるディズニーの拠点の一つ『舞浜アンフィシアター』で
10月23日(日)から公演されますが、終盤の稽古風景の御紹介です。

 【美女と野獣】は劇団四季が初めて上演したディズニーミュージカルで
全国で上演され続けた人気の作品です。

 今回来日した演出・振付け家は、日本最初の上演を行った27年前に
作品を創り上げたマット・ウェストさんで、これまでの劇場とは雰囲気の
大きく異なる『舞浜アンフィシアター』公演では全く新しく演出・振付けを
行うとのこと。

 既に何十回も観ているファンでも新たな作品に期待を持てそうです。

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『美女と野獣』舞浜公演 公式サイト
https://www.shiki.jp/applause/bb/
 劇団四季 - 10月23日(日) 開演


 以下、文章・画像とも劇団四季公式サイトよりコピペ


『美女と野獣』舞浜公演の稽古場から
――開幕に向けた稽古が始まりました

https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/034558.html
 劇団四季ニュース - 2022年9月10日

(引用)
10月23日(日)に舞浜アンフィシアターにて開幕する、ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演。8月下旬、開幕に向けた本格的な稽古が始まりました。

稽古開始に先立ち、四季芸術センター(横浜市あざみ野)の稽古場で本作の関係者が一堂に会した「顔合わせ」を実施。これから共に舞台を創り上げていく海外クリエイティブスタッフらが紹介され、俳優たちは胸を高鳴らせながら大きな拍手で歓迎します。

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今回の公演で演出・振付を担うのは、1994年にアメリカ・ブロードウェイで初演された本作のオリジナルバージョンで振付を担当したマット・ウェスト氏。俳優たちと初めて直に対面できたことを喜び、笑顔で挨拶しました。

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稽古初日となった「稽古はじめ」は、台本の読み合わせ稽古からスタート。
この日に向けて、俳優たちは約3週間、「プレ稽古」としてコーラスや台詞の準備を積んできました。意気込みと少しの緊張が交錯する俳優たちをリラックスさせるように、日本語で「スゴイ!」「スバラシイ!」と明るく声をかけるマット氏。
いざ稽古が始まると、魅力的なキャラクターたちが生き生きと語り、歌う、迫力ある読み合わせが行われました。

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稽古が終わると稽古場に大きな拍手が響きわたり、マット氏は「Awesome(素晴らしい)! 本当に感激しました。そしていろいろと思いついたこともあります」と早くも新しいアイディアが膨らんだ様子。
俳優たちもマット氏の言葉に感化され、これから始まる新たなチャレンジに向けて、意欲と期待を膨らませていました。

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開幕までの様子は、今後も劇団四季オフィシャルウェブサイトなどで紹介していきます。
新たな地で新しく生まれ変わる『美女と野獣』に、どうぞご期待ください。

演出・振付 マット・ウェスト氏

27年前に来日し、四季の皆さんと、初めて『美女と野獣』のインターナショナルバージョンの立ち上げを行ったことは本当に素晴らしい体験でした。
今回のプロダクションは、まったく新しいものになります。
オリジナルの芯の部分や、魔法、愛すべきキャラクターたちはそのままにしながらも、そこに新しい息吹を吹き込んでいきます。
今、私の頭の中にはいろいろな新しいアイディアがあって、それを稽古のなかでどんどんトライするつもりです。
これは皆さんのプロダクションです。皆さんと共にこの公演を創り上げられるということを、とってもわくわくしています。


【関連記事】

ミュージカル『美女と野獣』の鑑賞券と東京ディズニーリゾート®の
 パークチケットとのセット販売がいよいよ発売開始!

https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/034552.html


『美女と野獣』【舞浜】★舞台の裏側講座
https://www.shiki.jp/navi/event/article/034293.html
対象公演:12月8日(木)・2023年1月18日(水) 各12時30分公演





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【キーウの夏 戦争の中の“平和”】NHKスペシャル(9/10)
2022年9月12日(月)

 先週9月7日、番組の舞台であるキーウ(キエフ)のバレエ団
キエフ・クラシックバレエ【白鳥の湖】
を福岡市民会館で観たばかりですが、
SwanLake_KyivClassicBallet_20220907-01.jpg
キエフ・クラシックバレエ【白鳥の湖】を福岡市民会館で観る!
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年9月7日(水)


このNHKスペシャル
【キーウの夏 戦争の中の“平和”】
 でもバレエダンサーの生活が取り上げられていました!

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番組最後のウクライナバレエのプリンシパル・アナスタシアさんの
『瀕死の白鳥』
のパフォーマンスが
ウクライナの現状を示唆していて素晴らしい。

 このNHKドキュメンタリーの取材当時ウクライナでは、
60歳以下の男の出国は禁止されていたが、番組解説では
その全てが兵士として召集されていた訳ではない、とのこと。
徴兵制は敷かれておらず軍に志願していたのは対象者の3%
だけだったとのこと。
  
ある意味では『総力戦』ではなく、それぞれの職場を護ることで
ウクライナを維持していた訳だ。

ウクライナ軍は、若者の集まる場所に行って『召集カード』を
配布しているが義務的徴兵ではなく志願制である。

ただ、その召集を拒否することには『罪悪感』が伴うと言い
この番組の主要部分は自らの『罪悪感』と戦う人々の想いを
ウクライナのジャーナリストの目で描いたものだった。

NHKも、こういう報道では優れた姿勢を示す。
エールを送りたい!

*******


「キーウの夏 戦争の中の“平和”」
LPM3/episode/te/QGWG3QNXJ5/
  NHK - 2022年9月10日

戦争が始まって以来、キーウの人々を撮り続けているディレクター、ゴシャ・ヴァシルークさんの映像で、世界の誰も知らないキーウの今を伝える。路上のカフェでは市民が語らい、ビーチは日光浴を楽しむ人であふれる。しかし平和のベールをめくると戦争が現れる。度々の空襲警報で、人々は不眠症に苦しむ。東部では多くの人が死んでいるのに、キーウでは平和を享受する罪悪感が広がる。一枚岩だった国民の団結にも亀裂が走っている。

NHK+での視聴が可能です。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022091010691






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【Go To Travel(トラブル?】の悪夢再び! 『全国旅行支援』9月中に開始ヘ
2022年9月13日(火)

何度も繰り返して失敗する政府の新型コロナ対策

第7波を完全に抑え込む前に人の動きを活発化!

GoToトラベル(トラブル!)の大失策を忘れたのか?

低下傾向と言えども連日百人単位の死者が出ているというのに。

第8波は、必ず起こるだろう!

*******


『全国旅行支援』9月中に開始ヘ
 入国上限撤廃や短期ビザ免除も検討

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/986774/
 西日本新聞―2022年9月13日

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(引用)
 政府は12日、「Go To トラベル」に代わる全国旅行支援を早ければ月内に開始する方向で調整に入った。
 新型コロナウイルス感染拡大で見送っていたが、感染者数が減少傾向となっているため。
 9月下旬の3連休明けから当面、年末までを支援対象とする案が浮上している。

 新型コロナの水際対策も緩和し、1日当たり5万人の入国者数上限を10月にも撤廃する方向で調整。訪日客に義務付けている短期滞在ビザの取得免除や、個人旅行の受け入れ解禁も検討する。

 複数の政府関係者が12日、明らかにした。

 厚生労働省の専門部会は、オミクロン株に対応した新ワクチンの製造販売を承認した。

 政府は、国内の旅行割引と水際対策の再緩和により、観光需要を喚起し、地域経済の立て直しにつなげたい考えだ。

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 全国旅行支援は都道府県が行う「県民割」を広げる形で、代金割引とクーポン配布を合わせ1人1泊当たり最大1万1千円を支援。実施可否や期間は都道府県が決めるため、全国一斉スタートとはならない可能性がある。感染状況を見極めて、最終決定する。

 利用にはワクチン3回目接種証明か、陰性証明の提示が必要。
 地域の感染状況に応じて、都道府県の判断で実施を見合わせたり、中断したりできる。

 一方、先進7カ国(G7)のうち、入国者数に上限を設けているのは日本のみ。政府は円安のメリットを生かして訪日客を呼び込みたい考えで、早ければ来週に再緩和の可否を判断する。専門家の間には、感染拡大や医療逼迫(ひっぱく)を招きかねず、慎重な判断が必要だとの意見も出ている。

 松野博一官房長官は記者会見で「感染拡大防止と社会経済活動のバランスを取りながら、水際対策の緩和を進めるという考え方に変わりはない」と強調した。木原誠二官房副長官は11日のフジテレビ番組で、世界が交流を再開している中、日本も後れを取ってはならないと指摘。「日本には秋や冬の魅力がある。そう遠からず実施しないといけない」と述べた。

 新ワクチンは、政府が19日に配送を始め、4回目接種の対象となる高齢者らから接種を実施する方針だ。



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水際再緩和は観光業救うか
 旅行割引との両輪に期待 中国の海外旅行制限続く

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/986767/

Nishinippon_20220913-03.jpg
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(引用)
 岸田政権は、観光政策を前進させる方針だ。先送りしていた全国旅行支援の開始とともに、入国者数の上限撤廃や個人旅行解禁など水際対策の再緩和を調整。新型コロナウイルス禍からの脱却に向け、国内外の両輪で観光客の往来を活発化させ、景気浮揚につなげる。観光業界からは歓迎の声が上がる一方、コロナ禍前の水準に戻るのか不安視する向きもある。

▽恨み節も

 政府はこれまで全国規模の旅行割引に慎重だった。2020年12月に停止した「Go To トラベル」は「感染を拡大させた」とのレッテルが貼られ棚上げに。内容や名称を刷新した全国旅行支援も感染第7波で開始時機を逃し続けた。

 「県民割」は好評で、夏休み期間も多くの人が利用した。与党内では「コロナ禍でも大勢が旅行し、仕事で国内を駆け回る人もいる。なぜ全国割引だけが悪者扱いなのか」との恨み節もくすぶっていた。

 9月下旬に開始すれば秋の観光需要が取り込める。冬場になって再び感染が広がると、開始のタイミングを逃すとの考えもある。

 「富ノ湖ホテル」(山梨県富士河口湖町)の渡辺亮支配人(49)は「GoToの際は宿泊客が6~7割戻った。今回も同様の成果が見込めるのでは」と話した。

▽懸案解消

 水際対策の再緩和にも期待が高まる。大手旅行会社の関係者は「上限撤廃や個人旅行解禁は業界全体が待ち望んでいる。秋の観光シーズンまでに実現すれば、大変喜ばしい」と声を弾ませた。

 政府は7日、上限を1日当たり5万人に拡大、添乗員を伴わないパッケージツアーの受け入れを始めたが、個人旅行解禁やビザ取得免除は認めず、業界からは不満が出ていた。

 コロナ禍前の19年は個人旅行の割合が76・6%。ビザ免除はアジアや北米、欧州など68カ国・地域に上り、手軽さが売りだった。

 国土交通省幹部は「個人旅行解禁を待つ外国人は多い。ビザ免除と併せて最大の懸案だった」と指摘する。

▽「素通り」

 ただ不安要素は残る。国際航空運送協会(IATA)によると、欧州-北米間や欧州域内の国際線需要はコロナ禍前の水準に達したが、アジアを含む路線は20~40%の回復にとどまる。

 政府関係者は「入国制限を先行して緩和した欧米に観光客が殺到している。日本は完全に素通りだ」とほぞをかむ。

 業界が気にかけるのは中国人客の行方だ。コロナ禍前、最多の訪日客で「爆買い」でも知られたが、中国当局はゼロコロナ政策を堅持し、自国民の海外旅行を事実上、規制したままだ。

 中堅旅行会社の担当者は「中国の規制が厳しいままでは、日本国内の外国人向けバスツアーや免税店などの消費は盛り上がらない。中国政府の動向が焦点だ」と語った。






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映画監督ジャンリュック・ゴダールさん死去。享年91歳!
2022年9月14日(水)

  今朝の西日本新聞紙面から

 フランス映画界にヌーベルバーグ(新たな波)を起こし、
世界の映画界にも大きなショックと影響を与え続けた
 映画監督 ゴダールさんが亡くなられた

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      ジャンリュック・ゴダールさん

 紙面で照会された主な作品リストによると、私は1本も見ていない。

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『時計仕掛けのオレンジ』が監督の作品かと思っていたがリストにはない。
この映画は学生時代?頃に中洲大洋で?見た覚えがあるのだが。
別の監督だったかも知れない。 トリフォーさんだったか?

   *******


ゴダール監督死去 91歳、ヌーベルバーグの巨匠「勝手にしやがれ」
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/987357/
 西日本新聞 - 2022年9月14日(水) 

(引用)
【パリ共同】
 1960年公開の代表作「勝手にしやがれ」でフランス映画界にヌーベルバーグ(新たな波)を起こし、長年にわたり革命児であり続けた映画監督ジャンリュック・ゴダールさんが13日、スイス西部の自宅で死去した。91歳だった。フランス紙リベラシオンによると、スイスで認められている、死を選んだ人が医師処方の薬物を自ら使用する「自殺ほう助」により亡くなった。関係者は「病気ではなく、疲れ切っていた」と説明した。

 フランソワ・トリュフォー、ジャック・リベット両監督ら映画刷新運動ヌーベルバーグの中心人物の多くは既に世を去り、最後の巨匠とされた。

 30年、パリで生まれ、スイスで育った。パリのソルボンヌ大に在学中、映画文化機関シネマテーク・フランセーズなどに通ってトリュフォーさんらと出会い、雑誌カイエ・デュ・シネマに映画批評を執筆した。

 短編映画から撮り始め、長編デビュー作としてジャンポール・ベルモンドさんを主演に「勝手にしやがれ」を公開。即興演出や街頭ロケ、独創的な映画編集など新たな手法で映画界に革命を巻き起こし「女は女である」「気狂(きちが)いピエロ」などヌーベルバーグの代表作を次々と生み出した。

 68年の反体制運動「五月革命」以降は一時、政治映画に傾倒。70年代にはビデオを使った実験的映画に取り組んだ。80年公開の「勝手に逃げろ/人生」で商業映画に復帰した後も革新的な映画を作り続けた。83年「カルメンという名の女」でベネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)を受賞した。

 日本の故溝口健二監督の作品を愛し、98年に完成した8部作の大作「ゴダールの映画史」で故大島渚監督らの作品と共に取り上げた。

 フランスのマクロン大統領は13日「ゴダール氏は断固として新しく、強烈に自由な芸術を生み出した。私たちは天才のまなざしを失った」とツイッターに追悼の言葉を書き込んだ。



映画に破壊と興奮もたらした革命児
 【評伝】ゴダール監督死去

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/987289/
 西日本新聞 - 2022年9月14日(水) 

(引用)
 映画の革命児が逝った。13日に死去したジャンリュック・ゴダール監督は、時に難解と言われ、時に冒涜(ぼうとく)的だと批判されながら、世界を驚かせる作品を生み出してきた。「政治」と「愛」にこだわり、映画と共に生きた一生だった。

 1960年。長編デビュー作「勝手にしやがれ」が映画を変えた。街頭での即興撮影、唐突なショットのつなぎ。「最低だ」と言ってあっけなく死ぬ主人公。それまでの映画文法を破壊するフィルムは、映画ファンに当惑と興奮をもたらした。

 ゴダール監督はフランソワ・トリュフォー監督らとヌーベルバーグ(新しい波)と呼ばれ、次々と斬新な映画を撮る。売春する女性の物語を12のエピソードで描く「女と男のいる舗道」、引用と色彩にあふれた「気狂(きちが)いピエロ」…。

 多彩な作品の背景には、彼のミューズ(女神)だった俳優アンナ・カリーナさんへの絶対的な愛があった。「カップルはいつも映画の中心テーマだ」と彼は言った。

 だがその愛は破局を迎え、関心は政治へと向かう。68年の学生運動「五月革命」の時代、毛沢東思想に感化されて「中国女」「東風」などの作品を発表。毛沢東語録の朗読など物語性は希薄で、商業主義と決別した作品は難解を極めた。

 その後も現代の処女懐胎を描いた「ゴダールのマリア」が教会から上映禁止運動を起こされるなど、新作を発表するごとに話題を呼んできたゴダール監督。だが世界映画の名作や絵画、音楽、哲学など膨大な引用の奔流を「映画史」としてまとめたように、その原点には「映画とは何か」を探究する姿勢があった。

 2002年、ゴダール監督は日本で初めての記者会見に臨んだ。ぼさぼさ頭に黒縁眼鏡、手には太い葉巻というおなじみの格好。偏屈者、気まぐれ者といったイメージで語られがちだが「私は少し反逆的な人間なのです」と言って笑わせた。

 このとき米中枢同時テロ後の世界について問われ「私は映画作家に過ぎず、政治の批判はできない」と答えた。かつての実験的な政治映画も彼にとっては映画の一形態だったのかもしれない。なぜ映画を撮り続けるのかという問いには「他のことができないから」。

 生涯を映画の革新にささげたゴダール監督。彼は、ヌーベルバーグを生んだのではない。ヌーベルバーグそのものだったのだ。 (加藤義久 共同通信記者)


衝撃受け編集前に買い付けた「勝手にしやがれ」

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 「ガーンという衝撃を受けました。それまでに見ていた映画とは完全に違った」。ジャンリュック・ゴダール監督の長編デビュー作「勝手にしやがれ」を世界で最初に買い付けた映画評論家の秦早穂子さんは振り返る。

 1959年。日本の洋画配給会社の社員としてパリで働いていた秦さんは、同作のプロデューサーから、編集前のフィルムを見てくれないかと頼まれた。映し出されたのはジャンポール・ベルモンドさんがカメラに向かって直接語るシーン。「私はこれを待っていたんだ、と思いました」

 すぐに日本の本社に連絡し「これを買います」と伝えた。「息もたえだえ」だった原題の邦題は「勝手にしやがれ」に。「『これは若い人の叫びなんです』と押し通した」と述懐する。

 秦さんにとっても最初の買い付け作品だった「勝手に-」は日本でも大ヒット。「今思えば時代の変わり目だった。そこへ異色なものが横紙を破りにきたということ」

 その後、交流が生まれたゴダール監督は「偏屈だったけど、目はきれいな人だった」と言い「一つの時代が完全に終わりました」と、その死を悼んだ。

【今でも一つの目標】

 映画監督の北野武さんの話 彼は日本の映画を目指す若者たちにとって目標でした。今でも自分にとっては一つの目標です。






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『美女と野獣』舞浜公演に向けて 技術の現場より 劇団四季ニュース
2022年9月15日(木)

  今日も、舞浜アンフィシアターにて開幕を控えた劇団四季の
【ディズニーミュージカル『美女と野獣』】
舞浜公演についての続報。

 今回は『技術の現場より』とのこと。


『美女と野獣』舞浜公演に向けて――技術の現場より
https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/034555.html
 劇団四季ニュース―2022年9月14日

(引用)
10月23日(日)、舞浜アンフィシアターにて開幕を控えたディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演。
四季芸術センター(横浜市あざみ野)では、技術スタッフによる開幕に向けた準備が着々と進められています。
今回の公演は、舞台美術や台本・演出がリニューアルされる新たなバージョンで上演。
オリジナルバージョンの芯の部分はそのままに、おとぎ話でありながらも今を生きる人々がより共感できる、モダンな舞台へと生まれ変わります。
そんな新しい『美女と野獣』の、華やかな世界観あふれる小道具の製作現場に迫ります。
(以下略)
2209_bb_maurice.jpg

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   *******

劇団四季『美女と野獣』舞浜公演に向けて:技術の現場より
 https://youtu.be/CmWV8lvuvHA






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「オペラ座の怪人」ブロードウェーで2023年2月に終演へ
2022年9月17日(土)

  ブロードウェーで34年間に亘ってロングランを続けていた
ミュージカル映画【オペラ座の怪人】
 (原題:The Phantom of the OPERA)が2023年2月に終演とのこと!

Bloomberg_20220917_Phantom-01.jpg


 劇団四季版は、まだまだ続くことと思います。

劇団四季版【オペラ座の怪人】公式サイト
 https://www.shiki.jp/applause/operaza/

Phantom_img_7.jpg


「オペラ座の怪人」、ブロードウェーで終演へ
-史上最長ロングラン

Martine Paris
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-17/RIBY9YT1UM0W01
 Bloomberg - 2022年9月17日 12:02 JST

★ 1月に35周年迎えた後、2月に上演終了-1988年初演のミュージカル
★ ショー全般でチケット販売低迷、オペラ座の怪人も例に漏れず

*******


  ニューヨークにあるブロードウェーで史上最長のロングランとなっているミュージカル「オペラ座の怪人」が、来年に35周年を祝った後、2月に終演する。

  アンドルー・ロイド・ウェバー氏が音楽を手掛けたオペラ座の怪人は、ブロードウェーで初演された1988年にトニー賞を7部門で受賞した。同年以来、マジェスティック劇場で上演が続けられ、中止になったのは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期だけだった。上演は2021年10月に再開された。

  劇場が昨年、再開した時期こそ一時的に人気が高まったが、ショー全般でチケット販売は落ち込んでおり、オペラ座の怪人も例外ではなかった。

  オペラ座の怪人は1月に35周年を祝った後、ブロードウェーでは2月18日が最後の上演となる。

The New York Times

‘Phantom of the Opera,’
Broadway’s Longest-Running
Show, to Close

The theatergoing audience has been slow to return after the pandemic lockdown, and the show hasn’t been selling well enough to defray its running costs.






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「ロングインタビュー 銃撃事件と日本社会」ETV特集
2022年9月18日(日)

  NHK-ETVで
【ロングインタビュー 銃撃事件と日本社会】
  が昨日(9/17)放送されました。
  2022年9月17日 23:00 ~ 23:59

 最初、タイトルだけを見た時は、
安倍晋三『国葬』を正当化するために有識者に聞く形を採る番組か?!
と疑ったが、
インタビュアーが国内外の現場を自らの脚でリサーチしてきた道傳愛子さんであり
出演者が髙村薫さん、中島岳志さん、ロバート・キャンベルさんである
ことを知って、録画して見ることに。

 見た範囲では、正面から取り組んでいるように思う。

 結構真面目な番組でした。 エールを送ります。


「ロングインタビュー 銃撃事件と日本社会」ETV特集
 NHK-ETV 初回放送日: 2022年9月17日 23:00 - 23:59
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2022091715093?cid=jp-M2ZWLQ6RQP

NHK-ETV_20220917-01.jpg

元首相の銃撃事件は、日本社会のどんな姿をあぶり出したか。

作家、髙村薫。
政治学者、中島岳志。
日本文学研究者、ロバート・キャンベル。
3人のロングインタビューで迫る。

出演者ほか
【出演】髙村薫,東京工業大学 リベラルアーツ研究教育…中島岳志,ロバート キャンベル,
【キャスター】道傳愛子
詳細
日本を震撼させた安倍晋三元首相の銃撃事件。旧統一教会の存在がクローズアップされるなか、行き場のない怒りがなぜ暴発したのか、この社会にも目を向けようとする声が高まっている。虐げられた人々の視線から権力を問うてきた髙村薫。秋葉原無差別殺傷事件や戦前の要人刺殺事件を研究する中島岳志。SNSを分析、民主主義と言葉の視点から思索するロバート・キャンベル。3人のロングインタビューから、今後を見通す知恵を探る。






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「実写版リトル・マーメイド」日本人が批判のなぜ:東洋経済
2022年9月19日(月)

  東洋経済オンライン が、ミュージカル映画
【実写版リトル・マーメイド】をネタに
皮膚の色についての潜在的人種差別意識を考察する
超長い記事を書いています。

ToyoKeizai_20220918_LittleMermaid-01.jpg

 欧米は白人の目から有色人種に潜在的な差別意識を持ち
 日本人は黒人系の人々に対して潜在的な差別意識を持つ
 と言う構造を描いています。

 どちらの人々も表向きは人種差別に反対してはいるのですが
リトル・マーメイドの主役である人魚姫を黒人が演じるのは
イメージが違うとして、黒人の歌手に拒否感を感じていると云う話し。

 特に、欧米人はアリエルは白人が演ずるべきと言う固定観念が
拭えないらしい。

 だいたい、アリエルは人間ではないのですから白人限定も
おかしい話しなんですが。

 日本では、劇団四季が日本人や韓国人をアリエルに配役し
観客は違和感なく受け容れています。

 以下、超長い外国作家の記事ですのでリード文とリンクのみ表示します。

   *******


「実写版リトル・マーメイド」日本人が批判のなぜ
「白人のアリエル」を求めるのは人種差別なのか

バイエ・マクニール : 作家
https://toyokeizai.net/articles/-/619134
#東洋経済オンライン ―2022年9月18日 05:00

(引用)
「黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやってほしい」「アニメで親しんだアリエルのビジュアルが完全に無視されて悲しい」「アジア人でも黒人でも白人でも、誰だってアリエルになれるでしょ」――。

9月9日、アメリカのウォルト・ディズニーが公開した実写版『リトル・マーメイド』の予告編をめぐって海外のみならず、日本でも議論が巻き起こっている。

この予告編では、アリエル役のハリー・ベイリーがバラード曲 「パート・オブ・ユア・ワールド(Part of Your World)」 を歌っているが、この映像を見た人から「白人」の役を黒人女性が演じることに対するさまざまな反応がネット上で繰り広げられているのだ。

  (以上、リード文)
【明らかにポリ・コレを狙った配役】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134
 (ポリ・コレ = political Collectness:政治的選別)

【2019年に配役が発表されてから批判を受けてきた】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=2
なぜ白人のアリエルがいいのか考えてみてほしい

【「白人でないプリンセス」を受け入れ難いワケ】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=3
アジアの観客は人種差別的?

【アリエルを演じた日系人女優】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=4
多様性のカギを握るのは観客側





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9月20日から 『BA1・オミクロン対応型』コロナワクチン接種開始
2022年9月20日(火)

  きょうから、東京など一部地域で
【『BA1・オミクロン対応型』コロナワクチン】
 の接種が開始されたとのこと!

 対象者は既に配付されている3回目用・4回目用の接種券で
この新たなワクチンの接種を受けられるとのこと。

私は、対象者ですがもう少し様子を見てから
接種するかどうか決めたいと思います(^_^;)

なお、米国では『BA5・オミクロン対応型』の接種も
既に始まっているとのこと。

口の悪い人々は、アメリカでは『BA5対応型』が開発されたので、
緊急かつ大量に製造された『BA1対応型』が使用されずに
余剰が莫大に出たので、日本を在庫一掃セール市場として
高額で売り捌いていると言う話しもあります。

政府の報告通りになるとすれば、10月中旬には日本にも
『BA5対応型』が輸入されると言われています。

私は、余り当てにせずに、ひと月待とうと思います。

【コロナワクチン接種状況推移】(時事)

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以下、日本経済新聞WEB記事から。

   *******


オミクロン型コロナワクチン接種開始、
 10月下旬から職場接種も

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA15AHD0V10C22A9000000
 日本経済新聞 - 2022年9月20日 11:00

(引用)
 新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンの接種が20日、
東京都港区の会場などで始まった。

 4回目接種を受けていない60歳以上の高齢者らがまず対象になる。
 接種券などの準備が整った自治体では従来のワクチンを2回以上
接種した 12歳以上の対象者全員に広げる。
 開始日はワクチンの配送や自治体の準備状況により異なる。
 接種が始まったのはオミクロン型の派生型「BA.1」に対応したワクチン。
12歳以上が接種できる米ファイザー製と、
18歳以上が接種可能な米モデルナ製のワクチンを使う。

前回接種からの期間を5カ月以上空ける必要がある。

 接種は無料で、全額公費で負担する。



【関連記事】

オミクロン対応ワクチン、優先接種で自治体が独自戦略
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC154SP0V10C22A9000000/
 日本経済新聞 - 2022年9月20日 20:00



新型コロナ ワクチンを「受けるべきか」で争わないで
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20220909/med/00m/100/018000c
 谷口恭・太融寺町谷口医院院長 - 2022年9月12日

(引用)
 8月の下旬から少し減少してきましたが、つい最近までは「〇日連続で日本の新型コロナウイルス感染者数は世界1位」といった内容の表現がネット上に飛び交っていました。こういった事態を受けて「新型コロナのワクチンは無意味だ」という声が再び大きくなってきています。特に小児へのワクチンに対しては、医師のなかにも反対する意見が少なくありません。しかし、その一方で「ワクチンのおかげで重症化を免れた事例」も、我々は多数経験しています。今回は、特にオミクロン株以降のワクチンの効果についての報告や意見を振り返り、改めて「では今後我々はどうすべきか」について私見を述べたいと思います。

 「これだけ感染者が増えていることを考えるとワクチンは効いていないのではないですか?」という質問が最近増えています。この質問は、ワクチン接種を受けるのをためらっている人たちからのみならず、これまで積極的に接種を受けていた人たちからも聞かれます。そういう人たちの中には「4回目のワクチンは受けないことにします」と言う人もいます。

日本のワクチン接種率は高いのに
 世界各国の数字をみると、たしかに日本はワクチン接種率がかなり高い一方で、感染者数の報告は連日世界1位や2位を維持しています。「Our World in Data」のウェブサイトをみると、9月4日時点で、2回のワクチン接種を受け終えている人の割合は、日本が82%、英国75%…
(以下略;有料記事)



【チャートで見る日本の接種状況】
 コロナワクチン

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/
 日本経済新聞 特集ページ





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劇団四季:美女と野獣:舞浜公演の稽古場より(音楽稽古編)
2022年9月21日(水)

  きょうは、劇団四季xDisney Musical
【美女と野獣:舞浜公演】
 の稽古場より(音楽稽古編)と題された四季ニュースを御紹介!

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   音楽スーパーバイザーのマイケル・コザリン氏の
   指導を受ける劇団四季キャストの面々


【美女と野獣:舞浜公演】公式サイト
 https://www.youtube.com/watch?v=1KMgIhpwMHg


(引用)
0月23日(日)の開幕に向けて稽古が進む、『美女と野獣』舞浜公演。
物語を彩る多様な音楽を創り上げる、音楽稽古の様子をご紹介。
誰もが一度は聴いたことがある楽曲から、登場人物の心情をドラマチックに歌ったミュージカルナンバーまで、多彩な名曲の数々をぜひ劇場でお楽しみください。

ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演(舞浜アンフィシアター)
10月23日(日)開幕

【美女と野獣:舞浜公演】作品紹介
 https://www.shiki.jp/applause/bb/






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映画【ウクライナから平和を叫ぶ】を kinocinema 天神で見る!
2022年9月22日(木)

  きょう15:50 から、kinocinema 天神で
ドキュメンタリー映画【ウクライナから平和を叫ぶ】
 (英題:Peace to You All,原題:Mir Vam)を見ました!

Peace to You All_Movie-01

 2014年にいわゆるドンバス地域で『独立』(ロシアへの帰属)を求めて
ウクライナの地域に『独立区域』を作った分離独立派をウクライナから
追い出す軍事行動に出たことによる「東部戦争」の開始時から2020年に
至るまで、双方の庶民の状況を現地取材したジャーナリストの制作した
ドキュメンタリー映画でした。

 双方の庶民は相手側を非難していますが、ある意味では当然でしょう。

 映画の中では、双方の庶民たちが別の場面で『平和を希求する歌』を合唱しています。

 庶民一人ひとりの心の奥深い処にある想いは憎しみでは無く
平和への希求であることを示したいという映画制作者の想いを感じました。

 いずれにせよ、「戦争は始まったらお仕舞だ」
「権力者が戦争を始める前に庶民が団結しなければ」
「戦争は絶対に起こしてはならない」ことを示していました!


  映画【ウクライナから平和を叫ぶ】公式サイト
    https://peacetoyouall.com/

(引用)
8年前から続くロシアによるウクライナ侵攻。

2015年からドネツク側、ウクライナ側の生の声を記録した写真家が、この戦争の根深さを浮彫りにする。

ロシアとヨーロッパに挟まれるその立地から、親ロシア派と親欧米派に分かれて対立してきたウクライナ。
そんなウクライナの欧州連合加盟やNATO加盟を警戒し、ロシアのプーチン大統領は圧力をかけてきた。

ことの発端は2013年9月、当時のヤヌコーヴィチ大統領が欧州連合との連合契約に署名しなかったことに遡る。
これを受け、親欧米派の野党や大統領の汚職を批判する市民による大規模な反政府デモが勃発。
翌年、ヤヌコーヴィチ大統領は国外へ逃走し、ロシアによりクリミア半島が併合される。

さらにルハーンシク州とドネツク州では、親ロシア分離派が分離共和国を宣言。
両共和国を反政府武装勢力とみなしたウクライナとの紛争状態に陥った。

その渦中にいた国民に何が起きたのか。この状況をどう捉えてきたのか。生活はどう変わったのか。

2010年より旧ソ連の国々を取材してきたスロバキア人写真家ユライ・ムラヴェツが2015年にウクライナ入りし、ドネツク側とウクライナ側の両方の生の声を記録。
ドネツク側では、戦場に参加した鉱夫と参加しなかった鉱夫、ウクライナ兵にスパイと間違えられ拘束された人、「プーチンに助けてほしい」と言う女性、
ウクライナ側では、大佐、手榴弾で手足を失った退役軍人、老女、子供、ホームレスなど幅広い人の証言を網羅。当時の記憶を辿ることで、ウクライナで起こっている紛争の本質が見えてくる、今見るべき貴重なドキュメンタリー。

平等に話を聞くことで見えてくる、繰り返される戦争の理由。

2013年にウクライナで起こった大衆デモ、ユーロマイダンによって、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領は追放され、親欧米派の政権が樹立された。しかし、ウクライナ東部のドネツク州とルハーンシク州では、ロシアを後ろ盾とする分離主義勢力とウクライナ政府の武力衝突に発展。
分離主義勢力によって14年4月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立が宣言される。

15年4月、スロバキアの写真家ユライ・ムラヴェツは、ユーロマイダンの中心地だったウクライナ・キーフを出発、分離主義勢力が支配する東部のドネツクに向かう。
分離主義勢力が支配する村を取材するムラヴェツに、戦争の悲しみと平和への望みを語る住民たち。クリフリク村最後の住民となった老婆は「プーチンに助けてほしい」と訴える。
16年2月、ドネツク人民共和国情報省によって入国禁止ジャーナリストとして登録され、入国できなくなったムラヴェツは、今後はウクライナ支配下の村やウクライナ-ドネツク紛争の最前線マリウポリでウクライナ側の人々を取材を開始する。

ドネツク側とウクライナ側の両方の住民に平等に話を聞くことで見えてくる、「繰り返される戦争の理由」とは?




映画【ウクライナから平和を叫ぶ】予告編映像
  https://youtu.be/0BHWIGU4E9E




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/97426/

【解説・ストーリー】

ウクライナ紛争の背景に迫るドキュメンタリー。

 2013年、ウクライナで大衆デモにより親ロシア派のヤヌコービチ大統領が追放となり、親欧米派による政権が樹立。
しかし、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州では、親ロシア派の分離主義勢力とウクライナ政府の武力衝突に発展し、分離主義勢力によって14年4月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立が宣言される。

 15年4月、分離主義勢力が支配する東部のドネツクに向かったスロバキアの写真家ユライ・ムラベツ・Jr.は、人びとに取材を敢行。戦場に参加した人、しなかった人、スパイと間違えられて拘束された人や、「プーチンに助けてほしい」と訴える人など、さまざまな声を拾い集めた。
 やがて16年2月、入国禁止ジャーナリストとして登録されたことでドネツクへ入れなくなったムラベツは、ウクライナ支配下の村や紛争の最前線マリウポリでウクライナ側の人びとへの取材を開始。

 ドネツク側とウクライナ側、双方の証言を集め、当時の記憶をたどることで紛争の本質や、人が戦争を繰り返す理由を問いただしていく。

**************
 2016年製作/67分/G/
 制 作:スロバキア
 スロバキア語
 ・ウクライナ語・ロシア語
 原 題:Mir Vam
 配 給:NEGA
**************


【スタッフ・キャスト】

監督 : ユライ・ムラベツ・Jr.
脚本 : ユライ・ムラベツ・Jr.
撮影 : ユライ・ムラベツ・Jr.




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【川っぺりムコリッタ】を kinocinema 天神で見る!
2022年9月23日(金)

  きょう16:55から、kinocinema 天神で
映画【川っぺりムコリッタ】
 を 見ました!

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 基本はコメディでさまざまな場面で観客が大声で笑っていました。

 とは言え、テーマはイマイチ解り辛いものでした。
 敢えて言えば笑いの中で『死』と直面して考えさせると言うことか?

【荻上直子】監督よりメッセージ(映画公式サイトより)

火葬という儀式は、死者の骨を見ることで、こちら側の人間に、諦めと踏ん切りをつけさせるためのものだと思う。
死者の骨は、その肉体はもう決定的に存在せず、あの人はもうこの世にいない、という残酷な現実を目の前に突きつける。
それはグロテスクなものだけど、私たちは、それを慈しむ。

災害の多いこの国は、10年前の地震と津波をはじめ、台風や洪水、土砂ぐずれなど、毎年たくさんの人々が亡くなる。
ある日突然、大切な人の死を突きつけられ、行き場のない怒りに身を震わせる人がいる。
そして、私たちは、いつ死んでもおかしくないギリギリのところで生きている。
あちら側とこちら側の境目は、実はそれほどはっきりと決められた線ではなくて、もっと曖昧な時間で、
おそらく、空の色が青から紫に変わってゆくほどのものではないだろうか。
そんな、生と死の間にある時間を、ムコリッタという仏教の時間の単位に当てはめてみた。

川っぺりのアパートは、大切な人の死に直面した人たちが生きている。
いつ死んでもかまわないと思っていた主人公は、落ちこぼれだけど人間らしいアパートの住民たちに囲まれ、
少しずつ「ささやかなシアワセ」に気づいてゆく。
友達でも、家族でもない彼らの中で、孤独ではない、と実感する。
荻上直子



*******

 南詩織満(満島ひかり)が亡くなった夫のお骨を手に取り舐めてかじって
その後、胸から下半身に掛けて摺降ろしながら悶絶するシーンはハラハラしました!

 途中で居眠りしていたのか主要キャストの中で、
江口のりこ、柄本佑、田中美佐子、薬師丸ひろ子を見ていない (-_-;)


  映画【川っぺりムコリッタ】公式サイト
   https://kawa-movie.jp/

   

(引用)
日本中でブームとなった大ヒット映画『かもめ食堂』、日本映画初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞を受賞した『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督がオリジナル脚本で贈る『川っぺりムコリッタ』は、新しい「つながり」の物語。
脚本に惚れ込んだ松山ケンイチを主演に、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆という絶妙な演技者たちが集結し、ありそうでなかった化学反応に期待が膨らむアンサンブルが実現した。
さらに、江口のりこ、柄本佑、田中美佐子、緒形直人、黒田大輔、薬師丸ひろ子(声の出演)、笹野高史ら実力派が脇を固める。
音楽を『凪のお暇』などのパスカルズが手掛け、独特なメロディが不思議な時間へと誘う。
(中略)
ひとりぼっちだった世界で、生と死の狭間を明るく生きる住人たちと出会い、友達でも家族でもない人たちと接するうちに、孤独だった人間が、孤独ではなくなっていく様相を、松山ケンイチが静かな演技で演じきり、見事に映画の清々しさへと昇華させた。撮影は、2020年9月上旬より10月上旬にかけ富山にて行われた。




映画【川っぺりムコリッタ】予告編映像
  https://youtu.be/kWgnjJor0XU




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/93916/

【解説・ストーリー】

「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化。
松山ケンイチ主演、ムロツヨシの共演で、孤独な青年がアパートの住人との交流を通して社会との接点を見つけていく姿を描く。

北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田は、社長から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。
できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田が「風呂を貸してほしい」と山田を訪ねてきたことから一変する。
山田と島田は、少しずつ友情のようなものが芽生え始め、楽しい日々を送っていた。しかし、山田がこの町にやってきた秘密が、島田に知られてしまい……。

主人公・山田役を松山、島田役をムロがそれぞれ演じる。
タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。

**************
 2021年製作/120分
 /G/日本
 配給:KADOKAWA
**************

【スタッフ・キャスト】

監督 : 荻上直子
原作 : 荻上直子
脚本 : 荻上直子
製作 : 堀内大示 五老剛 多湖慎一 中西一雄 益田祐美子 亀山暢央
  竹内力 五十嵐淳之 鈴木貴幸 川村岬 中西修 駒澤信雄
企画プロデュース : 水上繁雄 飯田雅裕
プロデューサー : 野副亮子 永井拓郎 堀慎太郎
共同プロデューサー : 成瀬保則 神保友香
撮影監督 : 安藤広樹
照明 : 重黒木誠
録音 : 池田雅樹
美術 : 富田麻友美
装飾 : 山崎悠里
衣装 : 村上利香
スタイリスト : 堀越絹衣
ヘアメイク : 須田理恵
VFX : 古橋由衣
整音 : 瀬川徹夫
音響効果 : 大河原将
編集 : 普嶋信一
音楽 : パスカルズ
テーマ曲 : 知久寿焼
助監督 : 藤森圭太郎
フードスタイリスト : 飯島奈美
スクリプター : 天池芳美
制作担当 : 鳥越道昭


 配  役 : 役  名

松山ケンイチ : 山田たけし
ムロツヨシ : 島田幸三
満島ひかり : 南詩織満
江口のりこ : 中島
田中美佐子 : 大橋
柄本佑 : 堤下靖男
緒形直人 : 沢田
吉岡秀隆 : 溝口健一
薬師丸ひろ子
笹野高史



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映画『川っぺりムコリッタ』プレミア上映イベント
「ムロらしさを出さずに演じて」松山ケンイチ×ムロツヨシ×満島ひかり×吉岡秀隆
【トークノーカット】

https://youtu.be/IHsKmQCEKWQ


西日本新聞 9月17日付け『映画評』
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『美女と野獣』稽古場取材会が行われました:劇団四季
2022年9月24日(土)

  きょうは、久しぶりに劇団四季最新ニュースから
 【『美女と野獣』稽古場取材会が行われました】
   を引用して御紹介します。!


ディズニーミュージカル『美女と野獣』
 稽古場取材会が行われました

https://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/034581.html
 劇団四季 - 2022年9月22日(木)

10月23日(日)の開幕まで1ヵ月後に迫った、ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演(舞浜アンフィシアター)。
9月22日(木)、横浜市あざみ野・四季芸術センターにて、メディア関係者に向けた稽古場取材会が行われました。

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     画像も公式サイトより;撮影・荒井 健氏;以下同様)

『美女と野獣』はディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品で、1994年にアメリカ・ブロードウェイで初演。
劇団四季では翌95年に「東京・大阪同時ロングラン」という前代未聞の上演形式で初演を迎え、以来、日本各地で上演を重ねながら多くのお客様に愛されてきました。
そしてこの度、東京ディズニーリゾート®内に位置する舞浜アンフィシアターで上演されることが発表されると、新たなコラボレーションに大きな注目が集まりました。

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今回の公演は、舞台美術や台本・演出がリニューアルされる新たなバージョンで上演。
『美女と野獣』初演のクリエイティブスタッフが自ら再構築を手掛け、オリジナルバージョンの芯の部分はそのままに、おとぎ話でありながらも今を生きる人々がより共感できる、モダンな舞台へと生まれ変わります。

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外部のメディア関係者に公開された稽古では、1幕から「変わりものベル」「ガストン」、2幕から「美女と野獣」、そして日本公演では今回から新たに追加されるナンバー「チェンジ・イン・ミー」のシーンが披露されました。

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     演出・振付のマット・ウェスト氏

稽古の後に行われた合同インタビューには、演出・振付のマット・ウェスト氏、劇団四季代表取締役社長の吉田智誉樹、ベル役の五所真理子、平田愛咲、ビースト役の清水大星、金本泰潤が出席。
メディア関係者からは本作への期待の高さを表すように次々と質問が寄せられ、登壇者からは作品の見どころや開幕に向けた意気込みが語られました。

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華やかなステージと美しいナンバーに彩られた珠玉のラブストーリー。
新たな地で生まれ変わる不朽の名作に、どうぞご期待ください。



劇団四季『美女と野獣』予告映像
https://youtu.be/egpxp1y0v5A



劇団四季『美女と野獣』公式サイト
 https://www.shiki.jp/applause/bb/



スタッフ・キャストのコメント

【演出・振付 マット・ウェスト氏】
約30年前に初演を立ち上げた作品の演出に、こうして来日して再び携われることは私にとっても喜ばしいことです。今回、台本や演出がより現代的なものにアップデートされました。『美女と野獣』は完成に至ることはなく、常に進化を続けている作品です。その中で、普遍的なテーマである「外見で人を判断せず、中を見抜くことの重要性」、そして「愛の力」を感じていただけたら幸いです。

【劇団四季代表取締役社長 吉田智誉樹】
2017年の前回公演終了後、マットさんはじめ初演を手掛けたクリエイティブスタッフが新しいバージョンを創っていると伺い、上海で拝見しました。やはり初演のスタッフが再構築したものとあって大変感銘を受け、今回日本でもこの新演出版をお届けするに至りました。初上演となる舞浜アンフィシアターで、現代にフィットした『美女と野獣』をお楽しみいただければ幸いです。

【ベル役 五所真理子】
クリエイティブスタッフの方々に一から稽古を観ていただけることが、本当に幸せだと感じています。稽古の中で「ベルを通してお客様が旅をする」という言葉をいただきました。自分が透明な存在となることで、お客様に、ベルを通してより鮮やかに作品の世界を楽しんでいただけたらと思います。「愛」を心の根幹に持ち、常に前向きな女性であるベルの魅力を追求していきたいです。

【ベル役 平田愛咲】
初日を迎えるのが楽しみですが、一方で稽古を終えたくないと思うほど、夢のような日々を過ごしています。クリエイティブスタッフの皆さんと一緒に作品を作っていけることは、かけがえのない経験です。今回、2幕にベルが歌う「チェンジ・イン・ミー」が追加されました。ベルが少女から大人の女性に成長する様がより鮮明になっているので、ぜひご注目いただけたらと思います。

【ビースト役 清水大星】
ビーストのソロナンバー「愛せぬならば」は、ビーストが自分の運命と向き合い、葛藤するナンバーです。今回の公演に向けて曲のイメージも変わりましたし、1幕と2幕の架け橋となる一曲なので、大事に演じたいと思っています。野獣でも、王子でもなく、ただひとりの人物が、ベルとの出会いを通して成長していく、という物語がお客様に見えるよう、今後も稽古を通して挑戦していきたいと思います。

【ビースト役 金本泰潤】
傲慢だったビーストがベルと出会い、彼女の一挙手一投足が手本となり、変化していく。そして、最後には愛するベルを手放し、自分の運命を受け止める。本当にドラマティックな物語だと、稽古を通じて感じています。クライマックスのビーストの決断は美しくも絶望的で、演じていても心動かされるところです。1つ1つの演出の意図を身体に落とし込んで、お客様にお届けしたいと思っています。






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劇団四季『美女と野獣』リニューアル版はどう変わるのか:上村由紀子
2022年9月26日(月)

 WEB記事『SPICE メディアスパイス』 で
【劇団四季『美女と野獣』稽古場レポート】
 が掲載され、かなり深く批評されていたので紹介します。

 このレポートを書いたのは、演劇ライター・上村由紀子さん

 マスコミに公開された『稽古風景』に密着し、これまでの演出と比較して
新しい演出の違いについて書かれています。

 長文ですので、リンクを紹介し、一部を引用しておきます。


【稽古場レポート】劇団四季『美女と野獣』
リニューアル版はどう変わるのか「完成することがない作品」

https://spice.eplus.jp/articles/308475
 メディアスパイス - 2022年9月26日(月)

 初日まで約1か月となった劇団四季『美女と野獣』。本作は1994年、ディズニー・シアトリカルプロダクションが初のブロードウェイ進出を果たしたミュージカルで、今回の公演は上海・ディズニーリゾートでの上演を基にしたリニューアルバージョンとなる。ここでは開幕に先駆け、四季芸術センターにておこなわれたメディア向けの公開稽古と取材会の模様をリニューアル版での変更ポイントを意識しながらレポートしていきたい。

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 稽古の開始時刻に向け、個々に発声やストレッチをする俳優たち。次第にその空気がひとつにまとまり、演出と振付を担うマット・ウェスト氏の声掛けで公開稽古が始まった。
(中略)
1度通したところでウェスト氏のノート(俳優への修正ポイントなど)をはじめ、各クリエイティブの微調整が始まる。公開稽古の登板俳優だけでなく、ダブルキャストとして出演候補になっている俳優もその場にスっと駆け寄りスタッフからのノートを聞く姿が印象的だった。この時のウェスト氏の全体への指摘は「ベルと街の人々との間の温度差をもっと明確に」。
(中略)

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間もなく劇場での稽古に入ることもあり、上手側、下手側ともに小道具のスタッフも常駐しており、俳優との小道具のやり取りや、使い終わった道具の撤収なども稽古の進行とともにおこなっていた。こういう様子を目にするたび、舞台作品は照明が当たらない人たちの手によって支えられているのだとあらためて実感させられる。
(中略)
最後に披露された「チェンジ・イン・ミー」はオリジナル版にはなかった新曲だ。野獣の城から解放されたベルが父・モリースを見つけ、自らの心情の変化を吐露するナンバー。五所の芯のある歌声と、モリース役候補・菊池正の愛情あふれる視線に胸が熱くなった。
(中略)

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公開稽古終了後は場所を移し合同取材会が行われた。登壇者は四季株式会社(劇団四季)代表取締役社長・吉田智誉樹氏、演出・振付のマット・ウェスト氏(通訳:鈴木なお氏)、ベル役候補の五所真理子と平田愛咲、野獣役候補の清水大星と金本泰潤の6名。

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吉田社長からは劇団四季とオリエンタルランドとのコラボレーションについて、出演候補者たちからは初日に向けた意気込みなどが真摯に語られた。このレポートでは特にウェスト氏のコメントをピックアップしたい。

「初演から27年の時が経ち、今回のリニューアル版ではさまざまな変更があります。この作品は根幹にあるメッセージが普遍的なので、時代に合わせたアップデートをおこなっても根幹部分は揺らぎません。台本も一から再確認し、今の時代にフィットしない表現や単語は変えることにしました。特に大きな変更点はガストンとルフウの関係。オリジナル版にはふたりの仲の良さを表わすための暴力的な表現もあり、当時はそれをおもしろいと感じる時代でしたが、今、僕はどんな形でも舞台上で暴力を見せたくない。なので今回はふたりの親しい関係性を暴力的な表現を使わず表しています」。

「セットや衣裳、照明も変わります。当時は技術の問題で出来なかったことも可能になりましたから。舞台セットは本をイメージしたものになります。これはこの作品のテーマのひとつ”本の中身を表紙で判断してはいけない”=”人の外見で中身を判断するのは愚かなこと”に繋がります。つねにアップデートし続け、完成することがないのがこの『美女と野獣』なんです」。

*************************
 劇団四季『美女と野獣』

 2022年10月23日(日)よりロングラン公演
  (舞浜アンフィシアター)

【オリジナルスタッフ】
 作曲 : アラン・メンケン
 作詞 : ハワード・アッシュマン/ティム・ライス
 台本 : リンダ・ウールヴァートン
 演出・振付 : マット・ウェスト
 装置デザイン : スタンリー・A・メイヤー
 衣裳デザイン : アン・ホウルド・ワード
 照明デザイン : ナターシャ・カッツ

 劇団四季公式HP → https://www.shiki.jp/
*************************



劇団四季『美女と野獣』予告映像
https://youtu.be/egpxp1y0v5A




劇団四季『美女と野獣』公式サイト
 https://www.shiki.jp/applause/bb/





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「帝劇ビル」老朽化で建て替え 2025年をめどに一時休館
2022年9月27日(火)

  きょうのNHKの報道によると、半世紀以上前の1966年に竣工した
帝国劇場ビルが老朽化と耐震性不足で建て替えられるとのこと。

 当然、帝国劇場でのパフォーマンスも公演できなくなる訳で一時休館。

 3年後の2025年に新しい劇場ビルが竣工予定と言うが、僅か3年弱で
現在のビルの解体、地盤掘削、すぐ近くを地下鉄などが交錯する中での
杭打ち等などの基礎工事を行って、建物の建設、更に複雑極まる昨今の
劇場施設の施工と劇場システム(Theatrical System)の試運転そして
オペレーター教育・・・と間に合うのだろうか?

 いずれにせよ、新しい最新設備の劇場に期待したい!
 
   *******


「帝劇ビル」老朽化で建て替え 帝国劇場は一時休館へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220927/k10013839481000.html
 NHK - 2022年9月27日 23時07分

(引用)
帝国劇場が入る「帝劇ビル」は、隣接する「国際ビル」とともに建て替えられることになりました。老朽化が進んでいたためで、建て替えに伴って帝国劇場は、2025年をめどに一時、休館するとしています。

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発表によりますと、東京・千代田区の帝国劇場が入る「帝劇ビル」と、隣接する「国際ビル」は、東宝と三菱地所などが、今後、建て替えを行うことになりました。

「帝劇ビル」と「国際ビル」は、ともに1966年のしゅんこうで、建物の老朽化が進んでいたためで、建て替えに伴って帝国劇場は2025年をめどに一時、休館するとしています。

建て替えのスケジュールは未定だということですが、耐震性などの強化のほか、新たな働き方や脱炭素への対応など、テナントのニーズを反映させたビルに生まれ変わるとしていて、帝国劇場はビルの完成後に再開するということです。

帝国劇場を所有する東宝は「開場以来、続く精神と舞台への熱い思いを今後も真摯(しんし)に受け継ぎながら新たな世紀に向け踏み出そうとしています。今後、関係各位の協力を得ながら、再整備に向けた検討を進めて参ります」とコメントしています。






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