2021年3月19日(金)
劇団四季、ミュージカル衣装に播州織 西脇市と連携協定 神戸新聞NEXT:伊田雄馬-2021/3/19 19:40
 (引用) 西脇市と劇団四季(横浜市)が19日、連携協定を結んだ。同劇団が自治体と連携するのは初めてで、西脇市特産の播州織をミュージカルのステージ衣装として採用する。同日、市役所で締結式があり、同劇団の吉田智誉樹社長は「さまざまな表現ができるフレキシビリティー(柔軟性)が播州織の魅力」とPRした。
2016年、西脇市の市制10周年記念ミュージカルに劇団四季が出演。それを契機に交流が深まり、片山象三市長が横浜市の劇団本社を訪問し、衣装の制作現場を見学したほか、西脇市での織物市に同劇団の衣装担当者を招くなどした。
市は播州織の生地を提供し、8月に公開される新作ファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~」の出演者の衣装として使われる。同ミュージカルは来年1月、西脇市でも上演される予定。
吉田社長は「生地調達はデザイナーの悩みの種。播州織の振興に協力できることも大きな意味がある」と話し、片山市長は「舞台衣装に特化した生地を作るのは、産地としても初めて。商品開発力の向上につながるのでは」と期待を寄せた。 (伊田雄馬)
劇団四季と兵庫県西脇市が連携協定を締結しました ――新作ファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話』 衣裳生地の共同開発 劇団四季ニュース-2021年3月20日(土)
 (引用) 8月に開幕予定の新作ファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』の衣裳生地制作において、兵庫県西脇市の「播州織」メーカーとの共同開発が決定。 3月19日(金)、兵庫県西脇市役所にて、劇団四季と西脇市の連携協定締結式が執り行われました。
近年四季が力を傾けるオリジナル新作ミュージカルの創作において、舞台衣裳デザインのイメージに合う生地探しに要する労力の大きさは、課題のひとつでした。そんな折、西脇市より地場産業である「播州織」の紹介と生地の共同開発のお申し出をいただき、このたびの連携協定が実現しました。
巨大な樹をめぐり、過去と現在、神話と現実が交錯する壮大なファンタジー『はじまりの樹の神話』と、230年以上の歴史と伝統を誇り、自然な綿の風合いや豊かな色彩を特徴とする播州織。 この連携が、いよいよ本格化する本作の創作活動に新たな風を呼び込み、世界観を深める一助となることでしょう。 今後も、西脇市との生地共同開発の模様をレポートしていきます。どうぞお楽しみに!
西脇市長・片山象三氏より 劇団四季さんとは、市民会館でのファミリーミュージカル上演をきっかけに交流を続けてまいりました。 本作の共同制作を通じて、播州織の振興や情報発信など、地域の活性化に向けてさらに連携し、お互いにとって良い関係を継続していければと思っています。
劇団四季代表取締役社長・吉田智誉樹より 舞台芸術にとって、「衣裳」は大変重要な要素です。毎作品、細部にまでこだわり創り上げます。イメージ通りの生地調達はいつも悩みの種ですが、幸いにもこうして播州織とのご縁を頂戴することとなりました。 播州織の生地で創られた舞台衣裳を身に着け躍動する俳優たちの姿を、ぜひ多くの市民の皆様にご覧いただければと願っています。
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テーマ:ミュージカル
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