2019年8月9日(金)の放送内容
Featured Content 〜K's Interview〜
『ライオン・キング』
今回のゲスト:guest
ジョン・ファヴロー:Jon Favreau
アメリカ出身の映画監督・俳優 1966年生まれ
主な監督作
「アイアンマン」
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
「ジャングル・ブック」
動物たちの王国「プライド・ランド」の王、ライオンのムファサとサラビの間に生まれた、次代を担うシンバの成長を描く「ライオン・キング」。
世界的名作の実写版映画化に挑戦したのが、ジョン・ファヴロー監督です。
最新CG技術を駆使して、生き物のリアルな動きと生き生きとした感情表現を生み出しました。
作品に込めたメッセージは「サークル・オブ・ライフ」。自分は世界の一部であり、その中で自分の役割を果たすことの重要性や、自然と生命のつながりを訴えかけます。
ファヴロー監督に映画化のねらいと信念を伺いました。
作画についての重要部分
Jon Favreau:
And so, even though it's the most technological film I've ever done, it's also the most ... there's the most human artistry in it, because the computer doesn't make it look like this. The computer gives you tools to make it look like this, but it requires classically trained artists who understand light and shadow, who understand the movement of animals. Everything here is keyframe. There's no photography here. So anything, every blade of grass, every leaf on a tree, every mountain structure, every environment, and every movement is presented by artists.
これまで私が制作した中でもっともテクノロジカルな映画ですが、そこには最も人間的な芸術性があります。このような映像を作り出すのはコンピューターではありません。コンピューターはこのような映像を作るツールを与えますが、伝統的な訓練を受け、光や影、動物の動きを理解するアーティストが必要です。一枚一枚が手描きです。撮影はありません。ですから全てが、草の葉の一枚一枚、木の葉の一枚一枚、あらゆる山、あらゆる環境、あらゆる動きが、アーティストによって描かれているのです。
作品のメッセージについての重要部分
Jon Favreau:
Simba when he's little thinks, when I get to be king, I can do whatever I want. And he says, "No, no, no ... none of this belongs to you. It's our job to protect it." And I think that that's a wonderful message for every generation.
シンバは小さい頃、こう考えていました。王になったら何でもやりたいことができると。ムファサは言います。「そうじゃない、ここにあるもの(土地や自然)は君のものではない。それを守ることが私たちの仕事だ」と。あらゆる世代にとって、すばらしいメッセージだと思います。