2018年2月8日(木)
これは、facebook 友の後藤富和さんの投稿で知ったニュースですが トンデモナイことが行われています。
東京都中央区立泰明小学校で所謂制服『標準服』を変更するにあたり 高級 Designer's Brand の 【Armani】を選定したと云う話し。 一式揃えると9万円にもなり、これまでの5倍以上の値段に!
 上の表では8万円台だが、それぞれ1着分なので、着替えや 洗濯用の控えや ソックス等々を揃えると、全部で9万円にもなる! 上着やズボン・スカートまで着替え用を買うと十数万円にも!!! 【2月9日 追記】 この表で「※」「△」の任意アイテムを除いて、最低限1着だけ 購入しても、男子で¥49,896,女子で¥55,472 も掛かる。 おまけに『着替え用』や『洗濯控え』も要るだろうし、 成長に従ってサイズを大きくして行かなければならないから、 小学校在学中に『標準服』に掛かる費用は数十万円にもなるだろう!
従来の標準服は、上着、長袖シャツ、ズボン、帽子をそろえて 男子で1万7755円、女子で1万9277円。
「アルマーニ」や「販売業者」がボロ儲けしていることは確実だろう!
公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入 校長の独断、全部で9万、親から批判も HuffPost - 2,018年2月8日(木) ハフポスト日本版
その選定は、和田利次校長の独断で行われたとのこと。
この和田利次校長は、「標準服」を採用する本来の意味と意義を 全く理解していないと言えるし、単に【見栄っ張りの薄っぺら人間】である!
後藤富和さんが指摘しているように、 貧困などの原因から高価で綺麗な衣服は買えないなどの理由で 「他の子の服装と比較されるのが嫌で学校に来れない子をなくす」 と云うのが本来の有り方。 そして、高くない費用で、それなりの耐久性を持つものとして 制服各社が開発してきた経緯があります。
この和田利次校長の発想はそれとは全く異なっています。 上の長い記事から、その部分を一部引用すると・・・ 「これまでの歴史や伝統を守りつつ、小学校での『英語教育の導入』や、『地域との密接な連携』という新しい教育プログラムの導入と並行して行われていく泰明小学校の新しい時代に向けた変化であり、進化でもある」
「学校とは、学問だけでなく、倫理的な考え方や、集団生活でのあり方も同時に学ぶ場であると考えている。『服育』という考えに基づき、装うものからも学びの機会を得てもらいたい」
『服育』という概念は初めて聴いたが、これについてさえ勘違いも甚だしい! 高価なデザイナーズ・ブランドにすることが 『服育』と思ってるなら大間違い! ついでに言えば『英語教育の導入』なんて『標準服』と全く関係ないでしょ!
何故【アルマーニ】にしたかの言い訳も様々しているが、その第一が 泰明小学校が銀座の真ん中にあり【アルマーニ】が銀座に本社を構える ブランドだったからと云う安直な発想。(裏に何かありそうだろ!)
トンデモナイ話です!
この記事の中には海外の事例も幾つか紹介されています。その中から・・・イギリスでは、2013年9月、自治体や政府関係者、教職員に向けた「制服ガイダンス」を決め 「価格考慮の重要性」という章では以下のように明記している。
「価格ゆえに、生徒やその家族が入学を申し込めない、通えないと感じてしまわないよう、高すぎてはいけない。従って学校運営組織は、価格について最優先に考慮するべきだ」
「ブランドアイテムの強制は最小限にとどめ、高額なコートなど、高価なアイテムの指定は避けるべきだ」などとしている。 また、2015年には「学校の制服価格」についての調査レポートもまとめている。
以下、私の facebook 投稿から 公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入 校長の独断、全部で9万、親から批判も HuffPost - 2,018年2月8日(木) ハフポスト日本版
⇒ 私立ならいざ知らず、公立小の制服に高価な デザイナーズ・ブランド(Designer's Brand)を 選定して児童(保護者)に強要するとは! 一式9万円超! とのこと。 制服の意味や意義を知らないお馬鹿か 見栄っ張りのオバハン?が選定したのでは? (校長が独断で選定したとのこと:女性校長では無く男! 見栄っ張りのオッサンが選定した訳)
何を考えているのか?
和田利次校長が業者から裏金か高価なプレゼントでも 貰っているのではないか? と疑いたくなる!
是非、調査して欲しい!
【2月9日 追記】
2018年2月8日夜の NHK ニュースおよび民放のニュース番組 (報道ステーションだったか?)でも、この問題を取り上げていました!
もう、【アルマーニ】を一律に購入させるのは無理なのでは? 元々「標準服」は「制服」ではなく、任意のはずのものだし!
金持ちの見栄っ張りだけが購入するものという印象が拡がれば、 良識ある金持ちも避けるのでは・・・?(笑) #アルマーニ標準服は金持ちの見栄っ張りだけが購入するもの と云うキャンペーンを普及させましょう!
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以下、記事から一部引用・・・
公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入 校長の独断、全部で9万、親から批判も HuffPost - 2,018年2月8日(木) ハフポスト日本版 「大人の思惑ばかりが先立ち、子どもが置き去りにされている」 (錦光山雅子、濱田理央/ハフポスト日本版ニュースエディター)
東京都中央区立泰明小学校
●入学半年前に公表「新標準服はアルマーニ」
2月は、春に入学を控えた子供の制服の注文や支払いが本格化するシーズンだ。
東京都中央区に住む女性も、子どもの制服を買いに、デパートへ出向いた。
子どもが入学を予定している区立泰明小学校(和田利次校長)では、今春入学する1年生から、新しい標準服(制服)に切り替える。イタリアの高級ブランド「アルマーニ」に依頼してデザインを監修してもらったものだ。
洗い替えのシャツまでそろえると、全部で9万円だった。学校の説明によると、いまの標準服は、上着、長袖シャツ、ズボン、帽子をそろえて男子で1万7755円、女子で1万9277円。夏服が加わったこともあり、洗い替えの価格を加えても、3倍以上の値上がりとみられる。 (中略:長いです!)
●校長がひとりで決めた
学校制服の決め方に、特段のルールはない。だが、近年は、学校関係者、保護者、地域住民などを交えた協議の組織を立ち上げ、保護者や生徒に素材や値段、デザインについての希望を聞くアンケートをとり、結果なども踏まえて、製造業者が複数集まったコンペでの提案から選ぶのが一般的だ。
だが、同校では、協議の組織や事前調査はなかった。和田利次校長がほぼ単独で働きかけ、決めたのだという。 (以下略:長いです!)
***************** ハフポストでは、制服の価格が妥当なのか、制服は何のために必要なのか、決定までのプロセスの透明性について考えます。Twitterのハッシュタグ #制服を考える か masako.kinkozan@huffpost.com に声をお寄せ下さい。
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