2015年8月9日(日)
70年前アメリカが長崎に「プルトニウム原子爆弾」投下して70年となる
きょうの NHK-ETV 【クラシック音楽館】 では、番組後半に
特集 <音楽家たちの太平洋戦争~戦時下のクラシック 前編> を放送した。
テーマは、ベートーヴェンの 「第九」 (交響曲第9番・合唱付き) でした。
東京でも連日の空襲警報が出、焼夷弾が降り注ぐ当時。
演奏する側も、聴きにゆく側も 「今日が最後」 との想いが強かった、とのこと。
演奏に参加した女性は、当時を振り返り 「とてもフロイデ(Freude ! :喜び)とは思えなかった、 寧ろ "Über Sternen muß er wohnen." の処で涙を流した」 と語りました。
『星の彼方に我らが愛する父は必ず居られる』 と云う意味で、 「戦争で亡くなった方々が、星ぼしに昇華されているような思いだった」 と・・・
その部分を 私の古いブログ から引用しますと・・・ Brüder, über'm Sternenzelt Muß ein lieber Vater wohnen. 兄弟よ! あの星のかなたに愛する父はおわします。 Über Sternen muß er wohnen. 星のかなたに彼は必ずおわします。
NHK-ETV<音楽家たちの太平洋戦争~戦時下のクラシック 前編>戦時下の日本ではどのようにクラシック音楽が聴かれていたのでしょうか。 N響の前身である日本交響楽団のプログラムやラジオの放送記録、 当時を知る人々の貴重な証言から、戦中のクラシック音楽事情を探ります。

Ludwig van Beethoven 作詞・作曲 (シラー:原詩) "an die Freude" (歓喜に寄す) 主なフレーズ
Freude, schöner Götterfunken Tochter aus Elysium, Wir betreten feuertrunken, Himmlische, dein Heiligtum! Deine Zauber binden wieder Was die Mode streng geteilt Alle Menschen werden Brüder, Wo dein sanfter Flügel weilt
歓喜よ!神の炎、楽園からきた乙女! 我らは、炎に魅せられ聖なる地に導かれる。 汝の(歓喜の)魅力は、時代が厳しく分断した者達を、再び結びつけ 全ての人間は歓喜の柔らかい翼の中で兄弟になる!
Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kuß der ganzen Welt! Brüder, über'm Sternenzelt Muß ein lieber Vater wohnen. Ihr stürzt nieder, Millionen? Ahnest du den Schöpfer, Welt? Such' ihn über'm Sternenzelt! Über Sternen muß er wohnen.
抱かれよ幾百万の人々(諸人)よ、この口付けを全世界に! 兄弟よ! あの星のかなたに愛する父はおわします。 ひざまづくのか諸人よ (ここは大事!みんなくじけるな!の意味) 世界よ、創造主を感じるか? 汝の頭上にある星ぼしを探せ 星のかなたに彼は必ずおわします。
日本語訳は当ブログ開設者による。 まさに「憲法9条」 や 「前文」 と同じ精神ではありませんか!

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