2014年9月2日(火)
吉永小百合さんが、自らプロデュースに参画した映画 『ふしぎな岬の物語』 が 第38回モントリオール世界映画祭で「審査員特別賞グランプリ」を受賞したそうです。
快挙に喝采を送ります。
また、受賞のスピーチでは流暢なフランス語で感謝の言葉を述べたとのこと。 Web記事に、その準備状況が掲載されていたので、その部分のみ引用します。
吉永小百合、女優引退に言及 シネマトゥデイ - 2014年9月1日 5時00分
(前略) 吉永は通訳が脱帽するほどの完璧なフランス語でのあいさつを現地で披露し話題となったが、7月末から練習を積んでいたという。 「最初にこういうことを話したいということを翻訳をしてくださる方にお伝えしたのが7月の末でした。それで文章が出来て、こういうことも言ったほうが良いかなとちょっと付け加えたりしたら結構長くなってしまって、大丈夫かしら? と不安に思ったんですが、それから何度かレッスンしていただいて、レッスンの中で写経みたいに、字を書きなさい。そうすると忘れないから。ということで毎日写フランス語をしました。そのお陰で忘れずに済みました」 と裏側の努力も明かした。 (後略)
日刊スポーツでは、そのフランス語部分の冒頭を文字で紹介していました。 (残念ながら、YouTube映像は、まだUPされていないようです・・・検索不足かも)
吉永小百合の完璧フランス語に拍手喝采 日刊スポーツ - 2014年8月31日8時6分 (前略) 吉永の瞳が、何度も潤んだ。オープン101年のインペリアルシネマには開演2時間前から行列ができ、1000席は満席となった。 その中、登壇した吉永がフランス語であいさつを始めた。 「Mesdames et Messieurs,bonjour,Je m’appelle Sayuri Yoshinaga.」 (こんにちは、吉永小百合です。モントリオールへ私自身、大変敬意を抱いています) <引用者注:上記 ( ) 内の訳は、他の部分からも要約されています。そのままでは、 「淑女・紳士の皆さま、こんにちは、私は小百合・吉永と申します」と、なります>
公式上映前の1分30秒、何も見ないでスピーチで、母国語のように繰り出す言葉の数々…聞き入ったモントリオール市民から、拍手喝采を浴びた。吉永の誠意が伝わった瞬間だった。
モントリオール世界映画祭で上映前にレッドカーペットに立った吉永小百合と阿部寛 (後略)
こちらは、モントリオール出発前の国内での記者会見の様子です。
吉永小百合、モントリオール映画祭に備え、これからフランス語を勉強?
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吉永小百合『ふしぎな岬の物語』モントリオールでダブル受賞! 『そこのみにて光輝く』は最優秀監督賞! シネマトゥデイ - 2014年9月2日(火)09:43 吉永小百合が初めてプロデュースし主演を務めた映画『ふしぎな岬の物語』(成島出監督)がコンペティション部門に出品されていた第38回モントリオール世界映画祭(カナダ、現地時間9月1日閉幕)で審査員特別賞グランプリを受賞し、キリスト教関連団体が独自の審査員で贈るエキュメニカル審査員賞と合わせてダブル受賞の快挙を達成した。
日本映画が最優秀作品賞に次ぐ賞の審査員特別賞グランプリを受賞するのは、映画『わが母の記』(原田眞人監督)以来、3年ぶり史上5作品目。エキュメニカル審査員賞は映画『長い散歩』(奥田瑛二監督)以来8年ぶりの受賞となる。
成島監督は「映画『ふしぎな岬の物語』は共に企画から携わった吉永さんを中心として、スタッフ・キャストが皆心を一つにし、大変良いチームワークで作り上げることができました。人と人とが想いをもって『つながる』ことだけが人を救っていく、という普遍的なテーマが海外でも受け入れられたことを大変うれしく思います。本当に、ありがとうございました」と喜びのコメントを寄せた。
また同部門には綾野剛主演 『そこのみにて光輝く』 (呉美保監督)も出品されており、呉監督が見事に最優秀監督賞を受賞。映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』(根岸吉太郎監督)以来5年ぶりの快挙を達成した。
モントリオール世界映画祭は、1977年より開催されている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭。アカデミー賞の前哨戦としても注目されている。
(編集部・小松芙未)
吉永小百合、フランス語で感激スピーチ!「皆様に感謝」 シネマトゥデイ - 2014年9月2日 10時45分
 トロフィーを手にする吉永小百合 - (C) 2014「ふしぎな岬の物語」製作委員会 現地時間1日、カナダで開催された第38回モントリオール世界映画祭の授賞式が行われ、ワールドコンペティション部門に出品されていた吉永小百合初プロデュース・主演映画『ふしぎな岬の物語』(成島出監督)が最優秀作品賞に次ぐ審査員特別賞グランプリを受賞。 映画祭に参加していた吉永と共演の阿部寛が登壇し、トロフィーを受け取った。 吉永はフランス語で「スタッフ一同、皆様に感謝いたします。こんな賞をいただき、わたしたち皆、本当に感激しております」、 阿部は英語で「非常にうれしいです。とても素晴らしい賞をいただきました。本当にありがとうございます」 と喜びのスピーチを行った。 なお同作は、キリスト教関連団体が独自に選出するエキュメニカル審査員賞も受賞し、ダブル受賞の快挙となった。
授賞式では1,000人の観客が結果を待つ中で本作の作品タイトルが読み上げられると、割れんばかりの拍手喝采が客席から送られた。
審査員特別賞グランプリを日本映画が受賞するのは、映画『わが母の記』(原田眞人監督)以来3年ぶり。エキュメニカル審査員賞は映画『長い散歩』(奥田瑛二監督)以来8年ぶりの受賞となる。
モントリオール世界映画祭は、1977年より開催されている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭。同じくワールドコンペティション部門に出品されていた綾野剛主演映画『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)は最優秀監督賞を受賞。映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』(根岸吉太郎監督)以来5年ぶりの快挙を達成した。
(編集部・小松芙未)
吉永小百合、主演作がW受賞の快挙! 仏語で「皆さまに感謝いたします」 マイナビニュース - 2014年9月2日(火)12:24 第38回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門の授賞式が、現地時間の1日18:30からカナダ・モントリオールのインペリアルシネマで行われ、吉永小百合が主演を務めた映画『ふしぎな岬の物語』(10月11日公開)が審査員特別賞とエキュメニカル審査員賞をW受賞した。
モントリオール世界映画祭は、米・アカデミー賞の前哨戦としても知られる北米最大の映画祭。『ふしぎな岬の物語』は、『孤高のメス』(2010年)や『八日目の蝉』(2011年)などで知られる成島出監督がメガホンをとり、吉永が初めて企画から参加した。邦画作品の審査員特別大賞受賞は、2010年『わが母の記』以来3年ぶり史上5作品目、エキュメニカル審査員賞は2006年『長い散歩』以来の快挙となった。
約1,000人の観客が授賞式の会場で結果を待つ中、同作のタイトルが発表されると会場には割れんばかりの拍手と喝采が響きわたった。現地入りしていた吉永と共演の阿部寛は登壇し、吉永はフランス語で「スタッフ一同、皆さまに感謝いたします。こんな賞をいただき私たち皆、本当に感激しております」、阿部は英語で「非常にうれしいです。とても素晴らしい賞を頂きました。本当に有り難うございます」と喜びの言葉を語った。
一方の成島監督も「共に企画から携わった吉永さんを中心として、スタッフ・キャストが皆心を一つにし、大変良いチームワークで作り上げることができました。人と人とが想いをもって『つながる』ことだけが人を救っていく、という普遍的なテーマが海外でも受け入れられたことを大変うれしく思います。本当に、有り難うございました」とコメントを寄せた。
吉永小百合の完璧フランス語に拍手喝采 日刊スポーツ - 2014年8月31日8時6分 【モントリオール(カナダ)29日(日本時間30日)=村上幸将】 モントリオール世界映画祭コンペティション部門に出品された吉永小百合(69)初プロデュース作品「ふしぎな岬の物語」(成島出監督、10月11日公開)の公式会見と上映が行われた。吉永は流ちょうなフランス語であいさつ。この日のため語学学校に通うなどして準備し、観客、関係者をうならせる出来だった。
吉永の瞳が、何度も潤んだ。オープン101年のインペリアルシネマには開演2時間前から行列ができ、1000席は満席となった。その中、登壇した吉永がフランス語であいさつを始めた。「Mesdames et Messieurs,bonjour,Je m’appelle Sayuri Yoshinaga.(こんにちは、吉永小百合です。モントリオールへ私自身、大変敬意を抱いています)」
公式上映前の1分30秒、何も見ないでスピーチで、母国語のように繰り出す言葉の数々…聞き入ったモントリオール市民から、拍手喝采を浴びた。吉永の誠意が伝わった瞬間だった。
7月16日の完成報告会見で、フランス語圏のモントリオール行きを前に、吉永は「しっかりアピールできるように今からトレーニングしたい」と宣言。その後、語学学校に通って勉強していた。現地入り後も、映画祭の通訳を26年務める角田実氏に学び、あいさつ文で「国際映画祭」としていた部分を「世界映画祭」と正式名称に直し、発音の練習を重ねた。役作り同様、妥協のない姿勢を貫き、会見でも30秒スピーチ。同氏も「完璧」と絶賛した。
上映後には、映画女優55年で初の観客との質疑応答も実現した。最高賞を争うコンペティション部門出品作では、質疑応答は行わないのが通例だが、吉永と東映側が「観客の声をじかに聞きたい」と訴え、映画祭側も熱意に応じた。さらに創設者で選定ディレクターのセルジュ・ロジーク氏の提案で、開閉会式でしか行わないレッドカーペットも急きょ開催。9月1日の追加上映も決まるなど、ムードは高まっている。
質疑応答後、吉永は「どんな質問が来るかとハラハラドキドキしていましたが、とても温かく受け止めて下さった。上映中も反応が良くて阿部さんと大喜びでした」。その上で「モントリオールに出品できたら、どんなにいいだろうと思いながら作りました。望み、作りたかった映画と一致した温かい街。うかがえてとても良かった」と感激の言葉をかみしめていた。
◆「ふしぎな岬の物語」 岬村の先端にある岬カフェの店長柏木悦子(吉永)は、1杯のコーヒーで村人に幸せを届けていた。30年来の常連タニさん(笑福亭鶴瓶)に思いを寄せられ、おいの浩司(阿部寛)に思慕の念を抱かれた。常連の漁師、徳さん(笹野高史)の元に家を出た娘みどり(竹内結子)が戻ると、反発し合う父娘を支えた。その中、タニさんの転勤、徳さんの病などが相次ぎ、悦子は寂しさを覚える。
◆モントリオール世界映画祭 77年から開催。北米最大級の映画祭で、日本映画の受賞は、83年「未完の対局」(佐藤純弥監督)、06年「長い散歩」(奥田瑛二監督)、08年「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が最優秀作品賞。97年「東京夜曲」の市川準監督、09年「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」の根岸吉太郎監督が最優秀監督賞。高倉健が99年「鉄道員(ぽっぽや)」で最優秀主演男優賞、田中裕子が83年「天城越え」、深津絵里が10年「悪人」で最優秀主演女優賞。
[2014年8月31日8時6分 紙面から]
【9月3日 画像追加】






日刊スポーツ および 毎日新聞記事より

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