2014年5月7日(水)
「STAP細胞」の論文に関して再調査するかどうか検討していた理化学研究所の調査委員会 (委員長・渡部惇弁護士)は7日、小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)が求めていた 再調査をしない方針を決めた、とのこと。(毎日新聞など各紙)
調査委員会の委員長(辞任)を始め、委員数名が自らの論文を切り貼りしていたことが発覚し それは『問題なし』としたのに、小保方さんの問題では再調査もせずに『有罪』判定とは!?
再調査をすると、理化学研究所自体の問題が世間に明らかになるからでしょうか?
理化学研究所に対する対外的信用は、ますます低迷することになるでしょう。
「再調査しない」との報道に、小保方さんは落胆しているようです。
報道によれば、代理人の弁護士を通して 【「到底承服できない。調査の不備や事実誤認について指摘したのにもかかわらず、 拙速で粗雑な扱いに深い失望と怒りを感じる」とのコメントを発表した。】
時事通信の報道では、 【理化学研究所は7日、臨時の理事会を開き、調査委員会から、状況報告を受けた。 審査結果をまとめた報告書は提出されず、審査は継続する。】 と、少し違う方向。
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STAP論文:理研委、再調査せず 不正確定へ (毎日新聞)- 2014年05月07日 22時53分 新たな万能細胞とされる「STAP細胞」の論文不正問題を巡り、理化学研究所の調査委員会(委員長・渡部惇弁護士)は7日、筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が求めていた再調査をしない方針を決めた。この日の理事会での了承は見送られたが、調査委の最終報告に対する小保方氏の不服申し立ては退けられ、論文中の2件の画像に不正があったとする結論が確定する見通しとなった。
理研の規定によると、小保方氏の処分は、懲戒委員会が決める。懲戒委設置後約1カ月で結論をまとめる予定で、諭旨退職もしくは懲戒解雇となる可能性がある。また、理研は英科学誌「ネイチャー」に掲載された論文について、小保方氏ら著者に撤回を勧告する見通し。撤回されれば研究成果は白紙に戻る。
小保方氏側は、4月1日に調査委が「2件の画像にそれぞれ改ざん、捏造(ねつぞう)の不正があった」と公表した最終報告について、同8日に不服申し立てをした。さらに、同20日と今月4日、主張の詳細を説明する理由補充書をそれぞれ提出した。
しかし、小保方氏側が提出した資料は、改ざん・捏造の定義や画像取り違えの経緯に関する反論が大半で、小保方氏が「調査委に渡した2冊以外にもある」としていた実験ノートなどは提出されなかった。このため調査委は「再調査が必要な新たな資料には当たらない」と判断したとみられる。
懲戒委では、調査委の報告で「責任は重大」とされた共著者の笹井芳樹・発生・再生科学総合研究センター副センター長、若山照彦・山梨大教授(理研客員主管研究員を兼任)の処分も検討される可能性がある。
【毎日新聞:大場あい、斎藤有香】
調査委が理事会に報告=STAP論文問題―理研 (時事通信)- 2014年5月7日(水)21:29 STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所は7日、臨時の理事会を開き、論文に不正行為があったと認定された小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の不服申し立てを審査している調査委員会から、状況報告を受けた。審査結果をまとめた報告書は提出されず、審査は継続する。
調査委が再調査の必要がないと判断したとの報道に対し、小保方氏は代理人の弁護士を通じ、「正式には何も聞いていませんが驚いています。とても信じられませんが、事実としたら非常に悲しいです」とコメントを発表した。
STAP細胞:小保方氏、実験ノートの一部公表 (毎日新聞)- 2014年5月7日(水)23:30 STAP細胞論文問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)の弁護団は7日夜、理研の調査委員会が論文不正の再調査をしない方針を決めたことを受け、小保方氏の実験ノートの一部を公表した。捏造(ねつぞう)とされた画像について、「小保方氏の説明とノートを照らし合わせば、きちんと実験したことが分かる」として、捏造を否定している。
公表したノートは、弁護団が先月20日に理研調査委に提出した追加資料に含まれていた。
弁護団によると、公表部分はノートの75ページ目で、2012年1月24日の記載。「テラトーマ解析について」としてマウス2匹の図があり、「テラトーマPFA固定」などと記されている。これとは別に同日撮影のマウスの写真があり、奇形腫(テラトーマ)の位置や大きさ、耳の切り込みなどが両者で一致したという。
小保方氏は公表について「エア(架空)実験のように言われるのは情けない。ちゃんと実験していることを公にしたい」と話しているという。
【毎日新聞:吉田卓矢】
小保方氏弁護団、怒りのコメント「到底承服できない」 (朝日新聞)- 2014年5月7日(水)23:45 小保方晴子・理化学研究所ユニットリーダーの代理人の三木秀夫弁護士が7日明らかにした弁護団コメントの全文は以下の通り。
◇ 調査委員会が再調査不開始を決定されたと一部報道がありました。
「再調査不要」に小保方氏側「深い失望と怒り」 (読売新聞)- 2014年5月7日(水)23:58 STAP スタップ細胞の論文に不正があったとする理化学研究所の調査委員会の認定は覆らなかった。
調査委が7日、理研の理事会に報告した審査結果。不服を申し立てていた 小保方 おぼかた晴子ユニットリーダー側は「再調査の必要なし」との結論に強く反発している。
「理研からの正式な連絡はないが、到底承服できるものではない」
小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は7日、大阪市北区の弁護士事務所で報道陣の取材に応じ、審査結果を批判した。
三木弁護士によると、ニュースで知ったという小保方氏から電話があり、小保方氏は「とても信じられないが、事実としたら非常に悲しい」と強いショックを受けた様子で話したという。
三木弁護士は、調査委が4月1日に不正の認定を公表して以降、調査委員の論文に画像切り貼りの疑いが浮上したことを挙げ、「委員会そのものの信用性がない。調査の不備を指摘してきたのに、拙速で粗雑な扱いには深い失望と怒りを感じる」と語った。
小保方さん「共同研究者のプレッシャーあった」 論文執筆時の「心理状況」明かす (弁護士ドットコム)- 2014年05月07日 22時38分 STAP細胞の研究論文をめぐって、理化学研究所の調査委員会から「研究不正」を認定された小保方晴子研究ユニットリーダーは5月4日、同調査委に対して、不服申立書を補充する文書を新たに提出した。
今回の文書では、過去の裁判例などを引き合いに出しつつ、「ねつ造」や「改ざん」など研究不正があったか否かの判断は「司法的解釈」に基づいておこなわれるべきと主張している。
また、論文執筆時の状況について「極めて多忙であった」と説明。「早く論文発表しないと、先を越されて新たな発見がなされるかもしれないという想い」や「共同研究者からのプレッシャー」もあったことが、「画像の取り違え」につながったと弁明している。
【以下、「不服申立についての理由補充書(2)」(要約版) 略 (長いです)】

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