2014年3月16日(日)
佐村河内 守(さむら・かわちのかみ?笑)の事件のブログ記事が続いて恐縮です。
NHK が、本日この問題の 調査報告書 を公開したとのこと。
NHK:佐村河内氏問題「真摯に反省」…番組で調査報告 (毎日新聞)- 2014年03月16日(日)18時57分(最終更新 03月16日 19時12分) 佐村河内守(さむらごうち・まもる)さん(50)が主要曲を他人に代作させていた問題で、NHKは「必要と思われた検討や確認を行ったが、結果として事実と異なる内容を放送したことを真摯(しんし)に受け止め、反省しなければならない」などとする調査報告書をまとめ、16日の情報番組で改めて謝罪した。
報告書によると、昨年3月放送のNHKスペシャルなどを対象に企画段階から制作、放送までの過程を調査。譜面を書く場面の撮影を何度も求めたが、佐村河内さんが「『神聖な作業』として断り続けた」ため断念したという。一方で曲の全体構想を「カメラの前でスラスラと書き始めた」ことなどから、本人が作曲していると信じたという。聴覚障害については、障害者手帳や医師の診断書まで確認したとしている。
また今月10日、佐村河内さんに聞き取り調査をしたところ、音楽の英才教育を受けていなかったことなどを明らかにしたという。
NHKは、「取材範囲を広げて裏付け取材を行えば、経歴が虚偽であったことを見抜けたかもしれない」としたうえで、今後は「研修会や勉強会で取り上げ、再発防止の取り組みを進める」としている。
NHKが佐村河内さん番組で調査報告、謝罪も (読売新聞)- 2014年03月16日(日)20時59分 NHKは16日、楽曲の代作が明らかになった佐村河内守さんを取り上げた「NHKスペシャル」などの番組について、午前の番組で謝罪し、調査結果を報告した。
また、ホームページで調査報告書も公開した。
番組では、松本浩司生活・食料番組部部長が説明。佐村河内さんをNスペで取り上げる際、専門家に確認したところ、音楽界での評価は分かれていたが、本人が作曲していないと疑わせる情報はなかったという。
また、記譜シーンの撮影を交渉したが、「神聖な作業」との理由で断られたという。その翌朝、譜面が完成していたことについて、NHKが10日に佐村河内さんに会って確認すると、代作していた作曲家の新垣隆さんが書いた譜面を引き出しに入れておき、一晩で書いたように見せかけたと説明したという。
(2014年3月16日20時59分 読売新聞)
【NHKとっておきサンデー】
NHKスペシャルでは、去年3月31日、「魂の旋律~音を失った作曲家~」と題し、両耳の聴力を失った作曲家として、佐村河内守氏を紹介いたしました。
しかし放送当時、本人が作曲していないことや全聾ではなかったことに気づくことができませんでした。 視聴者の皆様や、番組の取材で協力して頂いた方々などに、深くお詫び申し上げます。 なぜこうした事態を防げなかったのか、調査の結果をご報告いたします。
調査報告書はこちら(PDF)
****************
佐村河内氏番組検証でNHKが謝罪 (日刊スポーツ) - 2014年3月16日(日)13:47
偽ベートーベン問題をNHKが検証…完成楽譜はあらかじめ引き出しに仕込まれていた! (デイリースポーツ) - 2014年3月16日(日)14:12
NHK、「とっておきサンデー」で佐村河内氏問題を改めて謝罪 (サンケイスポーツ) - 2014年3月17日(月)07:03
佐村河内氏に新弁護士 新垣さん提訴へ入念準備 (スポーツ報知) - 2014年3月13日(木)08:10
佐村河内氏、ピアノ初心者だった!NHK検証結果「とっておきサンデー」で報告 (スポーツ報知) - 2014年3月17日(月)08:10
佐村河内氏、著作権主張へ 代理人がJASRACに接触 (スポーツ報知) - 2014年3月18日(火)08:10

****************
佐村河内氏番組検証でNHKが謝罪 (日刊スポーツ) - 2014年3月16日(日)13:47 NHKが16日、ゴーストライター問題を会見で謝罪し、現在の全聾(ろう)状態をウソだと告白した佐村河内(さむらごうち)守氏を取り上げた「NHKスペシャル」などの番組の検証結果について、発表した。同日放送された情報番組「とっておきサンデー」(日曜午前11時)内で報告した。
同局生活・食料番組部の松本浩司氏が出演し、「心からおわびを申し上げます」とあらためて謝罪した。視聴者からの批判などを受け、再発防止に向けて、番組企画の提案からの過程を調査したという。制作チームやカメラマン、佐村河内氏本人にも聞き取りを行ったという。
まず、佐村河内氏が自分で曲を作っていなかったことについて、制作チームが疑問に思わなかった理由について説明した。番組企画の提案段階では、「佐村河内氏はすでに音楽家から評価されていました」とし、「クラシック番組の担当者からも、専門家に取材をしました。佐村河内氏について、音楽界の中で評価は分かれているということでしたが、作曲をしていることについて、疑わせるような情報はありませんでした」と説明した。
撮影中は、番組スタッフが、佐村河内氏に譜面を書くところを撮影させてほしいと何度も交渉したが、同氏から「神聖な作業である」として断り続けたという。同様の番組を制作する際、創作の現場を撮影できないことが少なくないことから、作曲シーンの撮影を断念することになったという。交渉のやりとりがあった翌日には、佐村河内氏の机の上に、音符が書かれている楽譜が置かれていたという。NHK側が今月8日に佐村河内氏に問いただしたところ、曲を作ったとされる前日に、18年間ゴーストライターをしていた新垣隆氏から譜面を送ってもらい、引きだしの中に入れておくことによって、一晩で書いてあるように見せかけたという。
さらに、このような経緯があったにもかかわらず番組側が疑問を持たなかった理由については、佐村河内氏が書き上げた曲の構成イメージ図がポイントだったと説明。佐村河内氏は曲のイメージや全体構成をすらすらと書いたという。図の中には、アレグロ、超絶技巧など、具体的な言葉を使ったイメージがつづられていたため、当然本人が作曲しているものと判断したという。なお、完成した曲のイメージは、図に書かれていたものと同じだったという。
また、佐村河内氏の聴力問題についても触れた。番組では、提案段階からたびたび疑問があがっていたという。だが、医療機関による診断書の存在や、撮影中の会話は全て手話通訳者を介して行われていたことから、全聾であると判断したという。途中、同氏が明瞭に話すことを不思議に思ったスタッフもいたが、手話通訳者から「途中から耳が聞こえなくなった人は、これくらい話せることもありますよ」と聞き、納得してしまったという。
調査結果の報告を終えると、松本氏は「極めて厳しいご意見が寄せられ、深刻に受け止めています」と話した。さらに、「医師の診断書の確認は行いましたが、人道上の観点から、それ以上の確認はしませんでした。経歴に関しては、もっと取材範囲を広げていれば、虚偽を見抜けたかもしれません。社会的に、一定の評価が定着している人を番組で取り上げる時、経歴や評価について、どこまで確認をとるべきか、番組を制作するときの教訓として、重くとらえています」とした。今後は再発防止に向け「制作現場の全てのスタッフが、このようなことが起きうるということを認識し、チェックの精度を高める必要がある」とし、局内のさまざまな研修会や勉強会で今回の問題をとりあげていくという
NHK、「とっておきサンデー」で佐村河内氏問題を改めて謝罪 (サンケイスポーツ) - 2014年3月17日(月)07:03 佐村河内守氏(50)による作曲者偽装問題で、NHKは16日、佐村河内氏を取り上げた「NHKスペシャル」などを、同局「とっておきサンデー」(日曜前11・0)で検証、謝罪した。
松本浩司生活・食料番組部長が、調査報告書をもとに経緯を説明した。報告書によると、今月10日に佐村河内氏から聞き取り調査を実施。昨年3月放送のNHKスペシャルで楽譜を一晩で書いたと報じたシーンは、佐村河内氏が事前にゴーストライターの新垣隆氏(43)から受け取った楽譜を隠し持っていたなどの新事実を明かした。
全ろうとしていた聴力についても、医師の診断書や障害者手帳を確認した上で、撮影中も手話を通じた会話だったことから疑わなかったといい、「気づくことができませんでした」とした。
松本部長は「取材範囲を広げていれば、虚偽であったと見抜けたかもしれない。今後は、さらにチェックの精度を高めたい」と結んだ。
同局によると、番組責任者が広報番組に出演して、謝罪するケースは異例。今回の問題を研修会などで取り上げ、再発防止に努めるとしている。
偽ベートーベン問題をNHKが検証…完成楽譜はあらかじめ引き出しに仕込まれていた! (デイリースポーツ) - 2014年3月16日(日)14:12 NHKは16日、「とっておきサンデー」で「佐村河内氏関連番組・調査報告」と題して、生活・食料番組部の松本浩司氏が登場し、偽ベートーベン問題を検証した。
13年3月31日にNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」をはじめ、NHKではこれまで何度も佐村河内守氏(50)を取り上げてきた。番組では作曲をする場面を撮影しなかったが「何度も撮影を交渉したが、神聖な作業であるとして断り続けられた」と明かした。作曲するために部屋にこもると、翌日には楽譜が机の上に置かれていた。
この件を、10日に改めて面会し問いただしたところ、撮影の前日に新垣隆氏(43)に自宅に送ってもらい、部屋の引き出しに隠し置き、あたかも自分で作曲したかのように見せていたことを明かしたという。
スタッフはこの作曲の1カ月ほど前に、序奏、主題バロック、アレグロ、超絶技巧といった曲の全体構成を目の前でスラスラと一枚の紙に書かれたことで、「これだけ具体的イメージがあるなら」と疑いを抱かなかった。実際にできあがった曲も、この全体構成図とほぼ同じものだったという。
7日の佐村河内氏の謝罪会見では全聾(ろう)ではないことを自ら明かした。撮影時に流ちょうに話すことから疑うスタッフもいたが、手話通訳者から「途中で聞こえなくなった人はこれくらい話せる」という説明で納得。「医師の診断と障害手帳があり、それ以上は人道的観点から確認しなかった」という。
NHKには多くの苦情が寄せられといい「まったく事実と異なることを放送したということを真摯(しんし)に受け止め、反省しなければいけない。今後はチェックの精度を高めたい」と反省していた。

******************************* ランキングの応援をよろしく  にほんブログ村 *******************************
...read more
- 関連記事
-
テーマ:クラシック
- ジャンル:音楽
|