2012年5月6日(日)
【ラ・フォル・ジュルネ音楽祭】 から帰って早速の本日、
MET OPERA Live Viewing 【MANON】 (マノン) Massnet 作曲 を見ました。
第一幕は、主人公・マノンが騎士デ・グリューと出逢うまでですが、演劇なら10分ほどで済む
内容を、長々と歌を繰り返して、1時間近い『ひと幕』にしてしまうのが、この手のオペラ。
Massnet (マスネ)作曲の フランス語のオペラですが、話の内容はイマイチ共感できない代物。
登場シーンでは、純真な少女のようなマノンですが、いつの間にか金と贅沢な『貴族的』生活に
馴染んでしまい、昔マノンとの恋に破れ修道士となったデ・グリューを高慢な態度で誘惑し堕落
させるというキワモノ。

いわゆる「悪女」の典型。
マノンは、自分を愛するなら「賭博に全財産を賭けろ」とデ・グリューを挑発。
勝ち続けると、相手からイカサマ扱いされ、警察に通報され、その場に居合わせた者たちが
賭博常習者として逮捕されるという話。

護送されるところを取り返そうとデ・グリューが企むが(一挙に、そこまで堕落させられた)
マノンは、デ・グリューの腕の中で死んでしまうというお話し。
何故、そこで死んでしまうのか? も意味不明。

【カルメン】 も盗賊団が舞台だし、「フランス・オペラ」というかフランス人は
『犯罪もの』が、お好きらしい。
まぁ、わざわざ観るほどのオペラでは無かったな。
マノンを演ずるアンナ・ネトレプコは、若手では今どき珍しいポッチャリ系。
スリムになれば美形だろうなと思わせる処もある。
ちょうどスリムになる前の佐藤しのぶのような体形で、豊かな胸を衣装でも強調!

以下、MET OPERA 公式サイトより引用 指 揮:ファビオ・ルイージ 演 出:ロラン・ペリー 管弦楽:MET オーケストラ 出 演:アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ、パウロ・ジョット 上映期間 :2012年5月5日(土)~5月11日(金) . 予定時間 :4時間8分(休憩2回)[ MET上演日 2012年4月7日 ] . 18世紀のフランス。美しい少女マノンは、享楽的な性格を危ぶまれて修道院に入ることになるが、途中、騎士デ・グリューと出逢い、駆け落ちをする。
だがデ・グリューとの貧乏暮らしは、贅沢好きのマノンには耐えがたかった。 やがて彼女はデ・グリューから逃れ、貴族プレティニの庇護を受ける身に。
デ・グリューは神学校に入り、動揺したマノンは恋人の心を取り戻そうとデ・グリューを必死になって口説くのだが、二人の破滅は迫っていた・・・。
フランスの文豪、アナトール・フランス曰く「一生涯恋をして、一週間しか貞節でいられなかった」女性、それが「文学史上初の娼婦型の女性」とされる、アヴェ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』のヒロインだ。 無邪気な小悪魔マノンが男たちを滅ぼす官能的な恋愛小説が、マスネの甘い音楽で、傑作オペラへと生まれ変わった。ヒロインを演じるのは、この役のために生まれたようなA.ネトレプコ。全女性、必見!
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写真は、今日の昼飯。

牛たんの煮込みのセットで、コーヒー(フリードリンク)付きで 950円。
中洲太洋映画劇場隣接の国産牛肉店にて。 入口は高級そうで脚が引けるが手頃なお値段。
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その後、宮大工・西岡常一氏を描いたドキュメンタリー
【鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言】を
同じ、中洲太洋映画劇場で見ました。
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