201年9月5日(日)
朝10時半から福津市中央公民館で開催された 地元実行委員会による取り組まれた映画上映会 【アンダンテ~稲の旋律~】 を見に行った。 上映協力費:1500円 (KBCシネマより安上がり!)
福津市役所までは、45分ほどで着いたのですが、そこは中央公民館とは場所が全く違うところ。
福津市のホームページから確認した地図では、同じところに表示されているのに。
市役所に隣接している建物に行ってみるとそこは図書館でした。 開館待ちの地元の方に聞くと教えてはくれるのですが、地元の目標物を目印に説明してくれるので要領を得ず。
大体の方角を聞いたので、その方角に行き、しばらく行ったコンビニ(7-11)で聞くと地図で教えてくれました。 その説明に従って行くとほどなく福津市中央公民館に行き着きました。
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さて、その映画の方ですが、主役は今や日本のミュージカル界の スーパースター 新妻聖子 ; 藪崎千華。
脇を固めるのは、筧利夫;広瀬晋平、秋本奈緒美;堀川逸子 千華の父母に村野武範;伸昭、宇都宮雅代;由利恵、
そして、晋平の師匠で自然農法を地道に定着させようとしている農業家 山原健蔵になんと松方弘樹。
他に晋平の父母に上田耕一と正司照枝
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藪崎千華(新妻聖子)は幼い頃から親の勧めでピアノを習い、才能を示すが、 音楽大学ではその『才能』も当たり前のことで、実力の限界を感じる。 自信喪失に陥り、それがきっかけで、引きこもり生活に入ってしまった。
結局卒業もできず、親の伝手で入った印刷会社でも初歩的なミスを犯し、 それが元で再び引きこもりの生活に戻ってしまう。
会社の社長が迎えに来てくれるが、出社途中で失踪し、鉄道に乗り、 稲がたなびく景色に引かれてふらりと降りた駅で農村の生活に出会う。
千華は、【SOS】の手紙を入れたペットボトルを水田に投げ込んだのだが・・・
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そのペットボトルのSOSをたまたま見つけて読んだのが晋平(筧利夫)であった。
晋平と千華は、文通を交わす中で心を繫げてゆく。
千華は、晋平の水田に顔を出すようになり・・・
その内、印刷会社の先輩・堀川逸子(秋本奈緒美)も一緒に行くようになるのだが、 意に反して晋平と逸子の方が親密になって行き、またもや挫折。
七転八起の展開から農業の収穫をする中で立ち直ってゆく。
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それぞれはバラバラに風に揺らめいている稲が、 遠目でみると見事なウェーブを描いている様が、 一人で生きているのではない人生を比喩しているようにも思えました。
ミュージカルのスーパースター新妻聖子はドラマの中ではピアノは弾きますが (残念ながら、本当に弾いている演技は一部だけ)歌いません。
しかし、エンドクレジットが流れ始めると、ひとり水田に立つ新妻聖子が、 新妻聖子 作詞・作曲 の テーマソング を 熱唱しています。
さすがの歌唱力でした!
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 アンダンテ 稲の旋律 - goo 映画
以下、【公式ホームページ】 より
制作意図 Andante(アンダンテ)とは 「ゆっくりと。歩く速度で。」という意味の音楽用語です。
●人間恐怖とひきこもりの生活から、必死に立ち直り、新たな自立の道を懸命に模索する映画の主人公千華。厳しい農業経営の傍ら、食と農業問題に独自の哲学を持ち、土と共に生きる晋平。ピアノの旋律が水田を奏で、稲の成長を育むような、千華と晋平の交流。困窮な貧農体験を内包し、報われなかった自分の夢を、知らず知らずの間に娘の千華に押し付けていた母親の悲しみなど、それぞれの生き方の中で、転機に立つ現代人の葛藤と再生を描く、最大の話題作が今、始動する!
●本映画の原作者である旭爪あかねは、自らの対人恐怖の苦しみや、ひきこもり生活の体験を、主人公千華に反映させている。日本の多くの若者に顕著に現れている現象、何ゆえ現代社会は苦しむ人々を生み出すのか、を本作品の大きな主題として、主人公の心の映像化を可能な限り試みたい。また、食と農業の問題も同じである。日本の食料自給率は39%程度である。安全性に疑問がある安い食品が海外から多く輸入されて、健康な体づくりの面で大いに問題である。食物アレルギーに苦しむ子供たちがいかに多いことか。映画を通じて食と農業の問題を掘り下げたい。そして、社会や自分の為に働く労働とは何か、労働の価値を見つめてみたいと思う。
●美しい田園風景を背景に、登場人物一人一人の悲しみや希望を真摯に見つめ、現代における本当の幸せとは何かを追求し、娯楽映画としても充分に楽しめる、ハイレベルな作品を完成させたい。完成後は、全国での自主上映を積極的に進めます。又、中・高校・大学等での映画芸術鑑賞の普及上映を行い、上映を通じて本作の感動を全国に広げたいと考えています。皆様のあたたかい御支援と御賛同を心よりお願い申しあげる次第です。
物 語 映画の主人公「藪崎千華」は、母親の強い希望で幼い頃から音楽の道を歩むが、音楽社会の競争は厳しく次第に自信を失くしてゆく。やがて自分自身をも見失い登校拒否となり、大学中退を余儀なくされる。大学中退後、アルバイト生活に入るが、職場での人間関係がうまく作れず、仕事を転々とする生活を繰り返し続ける。そしてとうとう、一日中家に閉じこもるようになり、日毎の両親とのいざこざも絶えなくなってしまう。そんな自分を思いつめた千華は、千葉県の水田へ、「誰か私を助けてください。」と書いた紙切れをペットボトルに詰め、「心のSOS」として置いてくる。暫くして、この水田の持ち主でありペットボトルを拾った広瀬晋平から手紙が届く。その手紙の内容は真剣に千華のSOSに応えようとしていた。千華は、自分はどのような人間か、どうして他人と会うのが怖いのか、長い長い手紙を晋平に送った。こうして始まった千華と晋平の交流は、千華のひきこもり生活を徐々に変化させていくのだが・・・!
【キャスト】新妻聖子 ニイヅマセイコ (薮崎千華)
筧利夫 カケイトシオ (広瀬晋平)
秋本奈緒美 アキモトナオミ (堀川逸子)
宇津宮雅代 ウツノミヤマサヨ (薮崎由利恵) 村野武範 ムラノタケノリ (薮崎信昭) 三上真史 ミカミマサシ (小林新) 紗綾 サアヤ (高山奈緒)
松方弘樹 マツカタヒロキ (山原健蔵)
ぶっちゃあ (榎本隆之) 宮内知美 ミヤウチトモミ (吉原冴子) 上田耕一 ウエダコウイチ (広瀬雄平) 正司照枝 ショウジテルエ (広瀬静子)
中条きよし ナカジョウキヨシ (駅長)
【スタッフ】原作:旭爪 あかね(ひのつめ あかね)
監督:金田 敬(かねだ さとし)
企画・製作:桂 壮三郎(かつら そうざぶろう)
プロデューサー:利倉亮、江尻健司 脚本:山田耕大 撮影:志賀葉一 音楽:山谷知明 編集:桐畑寛
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テーマ:考えさせられた映画
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