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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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ショパン生誕記念コンサート NHK
2009年5月1日(土)

 昨日のNHKで、このブログでも先日御紹介した「ラ・フォル・ジュルネ2010」
を紹介していました。

 

ショパン生誕記念コンサート
4月30日 22時57分
“ピアノの詩人”と呼ばれる作曲家・ショパンの生誕200年を記念して、30日夜、出身地のポーランドの演奏家を招いた大規模なコンサートが東京・丸の内で開かれました。

コンサートは28日から開かれているクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」のイベントとして開かれたもので、会場にはおよそ3000人の観客が集まり、ポーランドのピアニスト、マルチン・コジャクさんとワルシャワの交響楽団がショパンの円舞曲を披露しました。コンサートでは、ポーランドの音楽グループ「ゼスポール・ポルスキ」が、ショパンの楽曲にも影響を与えたポーランドの民族音楽を踊りとともに紹介しました。また、会場の外では無料のコンサートが開かれ、ショパンの名曲「別れの曲」を現代風にアレンジした楽曲などが披露されて、会社帰りの人たちが足を止めて聴き入っていました。ラ・フォル・ジュルネは東京では来月4日まで続き、期間中、ショパンを中心に300余りの公演が行われ、およそ70万人の人出が見込まれています。
 


 

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横浜中華街から山下公園の夜景
2010年5月1日(土)

 今日は、神奈川芸術劇場での仕事が久しぶりに午後6時前に終わったので、
一度戻って着替えてから、中華街に夕食に出掛けました。

こちらが、本日の晩飯です。

横浜中華街の四五六菜館のセットメニュー(1980円)+紹興酒600円

DCF_0481m.jpg

    デザートは杏仁豆腐(上記価格に含む)

    DCF_0482m.jpg


晩御飯を済ませて、山下公園に夜景を眺めに行きました。

前にも御紹介しましたが、中華街の出入口の門を再度撮影しました。

DCF_0483m.jpg

そのまま5分ほど歩くと、山下公園に出ます。
そこには、照明を施した船影が・・・
DCF_0485m.jpg
    地図によると、往年の日本郵船「氷川丸」とのこと。

そしてこちらは、有名な大観覧車と三連のビル

DCF_0487m.jpg

公園の脇には、【神奈川県民ホール】がライトアップ

DCF_0492m.jpg
 現在建設中の【神奈川芸術劇場】とは、目と鼻の先。歩いて2分ほど。

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ラフォルジュルネ 2010 in MARUNOUCHI
2010年5月2日(日)

 今年の大型連休は、ずっと横浜に滞在ですが、日曜以外は仕事を続けるとのことで、
このラフォルジュルネの催し物にも今日だけしか参加できない状況です!

 去年は、連休とマイレージを利用して福岡から聴きに来たものですが、
近くに居る今年の方が不便です。

 有料コンサートは、夕方以降のものしか空席が無く、取りあえずそれら4公演の
チケットを取った後で、無料演奏を幾つか聴きに行きました。




   (こちらは、東京国際フォーラム地下の会場入口)




   (こちらは、丸ビルに設営されたマルキューブ舞台での演奏会の様子)

 詳しくは、別の記事とします。

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テーマ:ラフォル・ジュルネ「熱狂の日音楽祭」 - ジャンル:音楽

今日は仕事が終わってから夜の部に駆け付け
2010年5月3日(月・憲法記念日)

 今日は、横浜パレードということで、神奈川県立劇場のすぐ海側の山下公園は多くの人々で賑わっていました。

 仕事は5時半頃終了となったので、急いで戻ってシャワーを浴び、着替えて有楽町行きの
各駅停車に乗り込み、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に昨日に続いて、行きました。


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ラフォルジュルネ音楽祭最終日
2010年5月4日(火)

 この大型連休を中心に東京国際フォーラムで開催されましたラフォルジュルネ音楽祭も今日が最終日です。
きょうも仕事(今日はホテルにて図面作成などのデスクワーク)を済ませてから横浜を出て、夕方から夜のコンサートを聴きます。

今は次のコンサートまで待ち時間。

広場で無料演奏を楽しんでいます。











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劇団「四季」の『オペラ座の怪人』 日本上演22周年
2010年5月5日(水・こどもの日)

先だっての4月26日、名古屋まで遠征して見た、【オペラ座の怪人】ですが、
劇団「四季」のブログ「四季なび」によると、その三日後の4月29日(木・祝)に
ミュージカル【オペラ座の怪人】が、日本上演22周年を迎えたということです。

その ブログ記事 から御紹介します。

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100429pt04.jpg
      記念イベント「「22周年アニバーサリー」より (撮影:堀 勝志古)

 ミュージカル『オペラ座の怪人』は、1988年4月29日に東京・日生劇場で初演を迎えました。

 四季にとって海外ミュージカルの上演は今でこそ珍しくはありませんが、22年前の初演当時にとって、海外の大型ミュージカルを上演するということはまだ例が少ないビッグプロジェクト。英米から数十人のスタッフが来日し、数百人の日本スタッフ、そして俳優とともに“オペラ座”の荘厳な舞台を創り上げました。その努力と熱い思いは劇団の中で後輩へと受け継がれ、お客様の中では感動の輪として拡大し続けています。 
 
 来場者には記念のメモリアルコインが配られ、劇場内をカメラに収めるお客様たちの姿がお祝いムードを高めます。満席のお客様に見守られながら行われた22周年公演の終演後、記念日をお祝いすべく、盛大なパーティが開かれました。
そのパーティとは、「22周年アニバーサリーイベント」。この作品を愛し、日ごろから応援してくださっている「四季の会」会員の皆さまをお招きし、みんなでお祝いをしようという企画です。

 (以下略)

 




【キャスト】(2010.5.4)
 オペラ座の怪人 : 高井 治
 クリスティーヌ・ダーエ : 沼尾みゆき
 ラウル・シャニュイ子爵 : 北澤裕輔
 カルロッタ・ジュディチェルリ : 種子島美樹
 メグ・ジリー : 磯谷美穂
 マダム・ジリー : 戸田愛子
 ムッシュー・アンドレ : 林 和男
 ムッシュー・フィルマン : 青木 朗
 ウバルド・ピアンジ : 半場俊一郎
 ブケー : 平良交一


【男性アンサンブル】
 金本和起 瀧山久志 斎藤 譲 深見正博 野村数幾
 見付祐一 伊藤潤一郎 柏田雄史 佐藤圭一

【女性アンサンブル】
 吉川瑞恵 平田曜子 諸 英希 松ヶ下晴美 
 村瀬歩美 河村 彩 白澤友理 梅崎友里絵
 旗本千都 園田真名美 暁 爽子 榊山玲子 


 


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北林谷栄さん死去
2010年5月6日(木)

 劇団民芸の 北林谷栄 ( きたばやし・たにえ ) が亡くなられたといいます。
4月27日 享年98歳だったとのこと。

  20100506-567-OYT1T00606-20100506-079357-1-L.jpg
        (画像は讀賣新聞より)

「日本のおばあさん」女優・北林谷栄さん死去 

     読売新聞 2010年5月6日(木)15:32

 「日本のおばあさん」を演じると第一級だった劇団民芸の 北林谷栄 ( きたばやし・たにえ ) (本名・ 安藤令子 ( あんどう・れいこ ) )さんが、4月27日午後8時40分、肺炎のため亡くなった。

 98歳だった。告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。喪主は長男、 河原朝生 ( かわはら・あさお ) さん。連絡先は、川崎市麻生区黒川649の1の劇団民芸。

 東京・銀座生まれ。山脇高等女学校卒業後、肺結核の療養生活を経て1931年、創作座に入り、35年に初舞台。翌年、新協劇団に移って「どん底」のナースチャで認められ、移動演劇の瑞穂劇団を経て戦後の47年、民衆芸術劇場(第一次民芸)結成に参加。50年には滝沢修、宇野重吉らとともに劇団民芸(第二次民芸)を設立した。

 20代後半で演じた「とんど祭り」の老女役が認められて以来、老け役を数多く演じた。幼少時、祖母の手で育てられたことが役立ったといい、日ごろから衣装やメークの研究を怠らない話は有名だった。

 最大の当たり役は、小山祐士作「泰山木の木の下で」の神部ハナ。貧困や家族を戦争で失った不幸にめげない、明るくたくましい人間像を作りあげ、400回を超すステージを重ねた。最後の舞台になったのも、2003年3月のこの作品だった。

 映画やテレビでもおばあさん役者として早くから活躍。今井正監督「キクとイサム」(59年)では、娘が産み捨てた混血児を育てる祖母を好演し、毎日映画コンクールとブルーリボン賞の主演女優賞を受けた。翌年には、今村昌平監督「にあんちゃん」でサンフランシスコ国際映画祭助演女優賞を受賞。テレビでも、日本テレビ「機の音」(80年)で118歳の役を演じて話題になった。

 89年に動脈瘤破裂で倒れて前頭部の手術を受けたが、翌年、映画「大誘拐」で見事に復帰。富豪の老婦人を愛敬と威厳をもって演じ、キネマ旬報賞、日本アカデミー賞などの主要女優賞を独占した。

 舞台では、75年に「お尋ね者ホッツェンプロッツ」で作・演出に挑戦。96年の「波のまにまに お吉」で演出・出演を兼ねたほか「黄落」(97年)や「蕨野行」(99年)の脚色・主演を次々にこなした。69歳で半年間ロンドンに留学するなど進取の気質に富み、誇りを持った生涯現役女優だった。

 72、82、98年に紀伊国屋演劇賞、99年に読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。著書に「蓮以子八〇歳」がある。78年、紫綬褒章受章。
 



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劇団民芸の北林谷栄さん死去 おばあさん役で名人芸(共同通信) - goo ニュース

名おばあちゃん役の北林谷栄さん死去 『となりのトトロ』『黄泉がえり』数々のおばあちゃんを熱演 - goo 映画
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諏訪内晶子さんでショスタコーヴィッチの【ヴァイオリン協奏曲】を聴く
2010年5月7日(金)

横浜みなとみらいホールで私の大好きなアーティスト諏訪内 晶子さんが
これも私が大好きなショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を演奏するとあって
駆け付けました。

諏訪内 晶子さんと言えば福岡での演奏会でもチケットの確保が難しい人気者なので、
当日券が残っているとは思いませんでしたが、ダメモトで電話で問合せ。

その結果、「当日券はS席・A席ともございます。」との嬉しい返事。

早速、その電話で二階の5列目中央ブロックの良い席(A席:10,000円)をGET!

ところが、会場に入ってビックリ
二階・三階席は言わばガラアキ状態。一階は前方の方しか見えませんでしたが、
その範囲ではほぼ埋まっているようでした。
2,000席の会場に6割程度の入りか?!
諏訪内 晶子さんが可哀想。

Suwanai Schostakovich m

しかし、演奏は大満足!
さすがに諏訪内 晶子さんの深い思いとテクニックが相まって惹き込んでゆきます。

第1楽章は深い思索と苦悩を示すかのような緩徐楽章。
超絶技巧ではありませんが、思想的背景のある深い表現が求められます。

第3楽章は、超絶技巧の速いパッセージが続きます。
長く続くカデンツァは当に諏訪内 晶子さんの人格を表現するかのような
心動かされるものでした。
これぞ、真のエンターテイナーです。

諏訪内 晶子さんの今日のステージ衣装は、露出度の低い赤銅色のロングドレスでしたが、
からだにピッタリフィットしていて、それはそれでセクシーでした。
靴は前回鑑賞した時と同じ、銀色のハイヒール

後半の演目は、これはもう定番の
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」
初演の数日後に作曲者チャイコフスキーが亡くなっているということで、
後日「悲愴」というニックネームが付いたようですが、内容は冒頭から
終結に至るまで、死の予感に満ちたものです。
第2楽章は変則的な5拍子のワルツ。
そして第3楽章は、金管楽器が鳴りまくる唯一派手な楽章で終わり方も
交響曲の終結を思わせます。
以前はここで拍手が出ることも珍しくなかったのですが、今日の観客は
良く解っている方たちでした。

さすがに、本場のオケと指揮者だけあって、模範的な迫力満点かつ
静かさと悲愴感漂う演奏でした。

*************************

横浜みなとみらいホール
  5/7(金) 19:00

演奏:国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団 State Symphony Orchestra "Novaya Rossiya"

ヴァイオリン・ソロ:諏訪内 晶子

指揮:ユーリー・バシュメット Yury Bashmet
  (芸術監督・首席指揮 / Artistic Director & Chief Conductor)

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ショスタコーヴィチ:祝典序曲
Shostakovich: Festive Overture in A major

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 (ヴァイオリン:諏訪内 晶子)
Shostakovich: Violin Concerto No.1 in A minor (Violin: Akiko Suwanai)

チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」
Tchaikovsky: Symphony No. 6 in B minor "Pathétique" Op. 74



ユーリー・バシュメット インタビュー

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帝劇でレベッカを 四季劇場 【海】 でアイーダを見ました。
2010年5月8日(土)

 今日、昼は有楽町の帝国劇場で12:30開演の東宝ミュージカル
「REBECCA」を見ました。




ウィーンの初演シリーズで、2007年にライムントシアターで 初めて観て、
日本初演はシアタークリエで、2008年5月に観て、今回は3回目。
3回観てようやくレベッカの死の真相が理解できました。

主役は、やはりダンヴァース夫人と言えるでしょう。
シルビア・グラブさんが、日本初演以来の持ち役として歌っていますが、
コントラルトのような低音からソプラノ領域の高音まで自在に歌いこなしていて
圧倒されます。
「レベッーカー 愛されていた~」と歌い始めるとゾクゾクしてしまいます。

DCF_0554m.jpg
【レベッカ】【エリザベート】【モーツァルト!】の垂れ幕とレベッカのダンヴェース夫人

4000円のB席は、9割がた埋まっていましたが、2階のA席(¥8000)はざっと3割ほど、
2階のS席(¥12,500)は6割がたの入りでした。
1階は良く解りませんが、2階から観て前の方の中央ブロックは結構入っていたようです。
観客層の両極分化(S席とB席に階層が分かれている)が進んでいるようです。

P5080807m.jpg
   (帝劇の二階席は開演5分前でもこの状況)

 前回シアタークリエで観たときは、劇場の舞台機構の制約から大掛かりな舞台転換は始めから有り得ませんでしたが、帝劇には回り舞台や迫りがあるので、大いに期待していました。

 というのは、本場では 大きな螺旋階段が燃えながら沈んでゆくと言うスペクタクルがありましたので・・・

 しかし、そういう床機構での転換は行われませんでした。

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その後、JRで一つ隣の新橋で降りて、電通「四季劇場」【海】で
ディズニー・ミュージカル【アイーダ】を見ました。




こちらも帝劇と同じように、2階のC席(¥3000)は84席完売なのに比して、
2階のB席(¥6000)は84席に対して8人(9.5%)、
2階のA席(¥8000)は84席に対して5人(5.9%)、
2階のS席(¥9800)は256席に対して16人(6.2%)で、
 (すなわち数えられるほどの観客数だったと言う訳で)
  2階全体では22%の入りという淋しい状況。
1階(約900席ほど)も数えていませんが、前方で5割ほど、
後方で2割ほどの入り。(1階全体で3~4割ほどか?)
ここでも、観客層の両極分化が進んでいるようです。

東京でもこの状況ですから、福岡シティ劇場が閉鎖のやむなきに追い込まれたのも致し方ないことかも・・・

しかし、劇団四季は浜松町の四季劇場【春】【秋】【自由劇場】と新橋の【海】に続いて、2010年7月に大井町に四季劇場【夏】をオープンすることが決まっていて【美女と野獣】を上演するとか。

また、集客が思いに任せない【アイーダ】も7月まで公演延長を決めたとのこと。

「大丈夫なんかな?」と心配することしきり・・・


演ずる方はそれでも真剣に取り組んでおられましたが、ちょっと可哀想なほど。

P5080812M.jpg

タイトル・ロールのアイーダ役は本日は樋口麻美さんで、声量も表現力もあり、
「うまい」かたでした。
アムネリス役は鈴木ほのかさんでこちらも中々良かった。
ラダメス役は、渡辺正さんですが、四季風のセリフの言い回しが不自然でした。
アイーダとアムネリスは割とセリフも聴き易かったのですが・・・

P5080814m.jpg

ストーリー展開は、宝塚版の「王家に捧ぐ歌(オペラ・アイーダより)」の方が
圧倒的に優れて居ました。
四季(ディズニー)版は宝塚版と比べて「反戦」のメッセージ性が極めて弱い。
安蘭けいのアイーダの「♪戦いは新たなー、戦いを生むーだーけー♪」
のメッセージには到底及んでいません。

DCF_0567m.jpg
 (ベルディがオペラ【アイーダ】の着想のヒントを得た?というレリーフのレプリカ)

本日の【アイーダ】キャスト一覧



以上、今日の観劇速報でした。


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今日は横浜で 劇団・四季 【キャッツ】 観劇。
2010年5月9日(日)

今日は、午前中 横浜・山下公園とその東端の日本郵船の戦前の客船 【氷川丸】
P5090834m.jpg

を見学(200円)したあと(別の記事で書く予定)、

横浜キャッツ・シアターでミュージカル 【キャッツ】 を観ました。

  左から 妖艶猫・ヴィクトリア 奇術師・ミストフェリーズ 子猫・シラバブ
Cats Poster m

横浜駅から歩いて10分ほどの至便な立地ですが、周りには広大な空き地があり、
その一画を借りているのでしょうか? ポツンと横浜キャッツ・シアターが
立っています。

P5090863m.jpg

横浜のキャッツは、ほぼ満席で結構盛り上がっていました!
昨日のアイーダのガラガラとは大違いです。




私の 【CATs】 鑑賞来歴は確か、1990年福岡初演時に1回、「よかとぴあ」の特設テントで。
1998年の福岡シティ劇場の杮落し公演(「劇団四季」専用劇場としてOPEN!)で1回
そして今回の3回目ですが、
グリザベラが歌う 「メモリー」 以外は、殆ど初めて見るような印象でした。
私の記憶の問題でしょうが、演出も変わっているのでしょう。
最後のグリザベラの昇天の処は記憶に残っていましたが・・・

DCF_0577m.jpg

 グリザベラ以外で唯一「メモリー」を歌うシラバブを演じた江部麻由子さんが良かった。
  (この下のキャスト掲示板のほぼ中央)
シラバブは子猫の役なので、背が高くない江部麻由子さんにはふさわしいし、歌い方も
幼い感じを出せていて雰囲気に合っていました。
 猫のメークをしても、綺麗なおかたでした。

 マジシャン猫ミスト・フェリーズを演じた松島勇気さんは、男性バレエダンサーの
特技である片足回転を何十回もふらつかずに回って格好好く決めていました。
私は、カーテンコールで「ブラボーーッ!」とミストにエールを送りました。


P5090866m.jpg

【スタッフ&キャスト】 四季公式サイトより引用

【原作】
  曲=アンドリュー・ロイド=ウェバー
  詞=T.S.エリオット「Old Possum's Book of Practical Cats」より
  日本語台本=浅利慶太

【スタッフ】
  製作・演出 浅利慶太
  振付 加藤敬二,山田 卓
  照明 沢田祐二
  美術 土屋茂昭
     劇団四季美術部
  音楽進行 鎮守めぐみ

【オリジナルクリエイティブ・チーム 】
  演出 トレバー・ナン
  振付 ジリアン・リン
  美術デザイン ジョン・ネイピア
  照明デザイン デビッド・ハーシー

【舞台機構】
 Lift design and fabrication by Scenic Technologies, a division of Production Resource Group, L.L.C., New Windsor, New York.
 The theatrical lift provided by joint association between Scenic Technologies and Kanai scene Shop Co., Ltd.

【キャスト:5/9,12:00開演の部】
  グリザベラ :早水小夜子
  ジェリーロラム=グリドルボーン :朴 慶弥
  ジェニエニドッツ :鈴木由佳乃
  ランペルティーザ :石栗絵理
  ディミータ :原田真由子
  ボンバルリーナ :西村麗子
  シラバブ :江部麻由子
  タントミール :八鳥仁美
  ジェミマ :齋藤 舞
  ヴィクトリア :廣本則子
  カッサンドラ :井藤湊香
  オールドデュトロノミー :橋元聖地
  アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ :飯田洋輔
  マンカストラップ :福井晶一
  ラム・タム・タガー :荒川 務
  ミストフェリーズ :松島勇気
  マンゴジェリー :川東優希
  スキンブルシャンクス :岸 佳宏
  コリコパット :花沢 翼
  ランパスキャット :高城将一
  カーバケッティ :齊藤太一
  ギルバート :入江航平
  マキャヴィティ :桧山 憲
  タンブルブルータス :松永隆志

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と、言う訳で今回の横浜出張時に、劇団「四季」のミュージカルを
  【オペラ座の怪人】 新名古屋ミュージカル劇場
  【アイーダ】 電通四季劇場「海」(新橋)
  【キャッツ】 横浜キャッツ・シアター
    の3本観ました。

 「四季」以外では帝劇で 東宝ミュージカル 【レベッカ】 も


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東京でも空席が目立つ ミュージカル 興行
2010年5月10日(月)

 先日、もう一つのブログで、【集客に悩む演劇界】 という記事を書きましたが、劇団「四季」の【アイーダ】(東京新橋四季劇場「海」)と【キャッツ】(横浜キャッツ・シアター)の会場では、横浜と東京で開催されている「四季」ミュージカルの『残席リスト』を配付し、集客に努めていました。

 おそらく他の会場でも同じような『残席リスト』を配付しているのでしょう。

 このブログ記事でも紹介しましたが、上の二つのミュージカルのみで比べると、
【アイーダ】(5/8・土 17:30開演)は、空席の目立つ惨憺たる観客動員数、
【キャッツ】(5/9・日 12:00開演)は、ほぼ満席という状況でした。

 私は観ていませんが、上記の『残席リスト』によれば、
【サウンド・オブ・ミュージック】は、結構売れているようです。

それでは、それぞれの『残席リスト』(2010/4/30 現在)を御紹介しましょう。

【◎】:余裕あり 【○】:残席あり 【△】:残席少し
【×】:連番での御用意ができません 【※】:売切
S席;9800円 A席;8000円 B席;6000円 C席;3000円

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Phantom Poster m
Phantom Resevation May-Jun m

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Aida Poster m
Aida Resevation May-Jul m

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Cats Poster m
Cats Resevation May-Jul m
Cats Seats Plan M
(座席表はクリックで拡大)

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Sound of Music Poster m
Sound of Music Resevation May-Jul m

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26 万 アクセスを超えました ありがとうございます
2010年5月11日(火)

 私のもう一つのブログ 【JUNSKY2010】 のアクセスが2010年5月11日に52万アクセスを超えたのとほぼ同時に、このブログも丁度その半分の26万アクセスを5月11日に超えました。
 前の1万アクセスも双方同じく2010年4月10日(土)でしたので、ほぼ同じ調子でアクセス頂いていることになります。

260000AccessFC2 m


いつもながら、御訪問いただく皆さまのおかげです。

25万アクセスを超えたのが、2010年4月10日(土)でしたので、
ほぼ1か月で 【1万アクセス】
  すなわち、一日平均 【約 340 アクセス位】
週間平均 【2400 アクセス位】 と言うことになります。

これは、その前の「1万アクセス」の1.5倍程度にペースがUPしたことになります。

ここまで到達しましたのは、みなさまのおかげです。
本当にありがとうございます。

この記事も含む現在までの記事数は、1,339 本 (削除したものも含む)

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“豪華客船” 【氷川丸】 横浜桟橋で常時公開
2010年5月12日(水)

 横浜での業務が一段落した5月9日(日)
横浜キャッツシアターで公演されているミュージカル【CATs】の開演時間 12:00 
まで余裕があったので、山下公園を散策し、【氷川丸】を見学することに・・・


 まずは、横浜埠頭に向かって歩いて行くと、ここから先は大桟橋だと示すゲートを通りぬけます。

P5090818m.jpg

 こちらは、ランドマークタワーや大観覧車や赤レンガ倉庫(今は店舗群)など。
P5090820m.jpg

 そして、客船ターミナルビル。東京国際会議場に似ている!
P5090825m.jpg


 【氷川丸】は、戦前アメリカ航路を開発した日本郵船の当時としては日本最高クラスの豪華客船で、海での航海は、まだ飛行機の度が普及していなかった当時、唯一の海外への渡航手段でした。
P5090826m.jpg


 多くの財界人や政治家そして特権階級の人々が優雅な船旅を楽しみながらアメリカへ向かう客船だったようです。

P5090834m_20100512180120.jpg

 宝塚少女歌劇団もアメリカまでの全行程かどうかは解りませんが、船内での余興として旅の人々を楽しませたようです。

DCF_0573m.jpg


 当時、既に喫煙ルームが別室として用意されていて、分煙が行われていたようです。

 主な居室や操舵室・エンジンルームなどが公開されています。

P5090840m.jpg

P5090847m.jpg

P5090855m.jpg


 操舵室付近から船首を見たところ
P5090853m.jpg


 【CATs】公演終了後に夕方訪れた「日本郵船歴史博物館」では、日本郵船創設の功労者であり、今放映中のNHK大河ドラマ【竜馬伝】の語り手をやっている岩崎弥太郎(三菱総帥)とその後継者に関する資料や資料映像などが展示されていました。


DCF_0587m.jpg

 また、当時の航海日誌や測量機器、そして当時のマダム達が着用した(今でも充分に通用しそうな)最高級ファッションなどの実物やレプリカも展示されていました。
 さらには海運の歴史と伴に最新鋭の海運船舶の模型も展示され充分に見る値打ちのある博物館でした。(こちらは撮影禁止) 
 
P5090888m.jpg

 
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横浜のシーバス (SeaBass) で ショート “クルーズ”
2010年5月13日(木)

 5月9日 ミュージカル【キャッツ】からの帰りにシーバスに乗り、
短い“クルーズ”気分を味わいました。

DCF_0584m.jpg
  こちらが「シーバス」 横浜駅から歩いて10分ほどの乗り場から山下公園まで。
  キャッツシアターからも徒歩15分程度で着きました。
  出航して最初の橋の下を通るため天井の低い構造となっています。

P5090871m.jpg
  横浜みなとみらい の ランドマークタワーや3連の兄弟ビル
  インターコンチネンタルホテルなどを海側から見るとこんな感じ。
  手前の赤い札は「赤レンガ倉庫波止場」までの乗船チケット
  行き先によって色違いにして判別しているようです。

P5090874m.jpg
  海上保安庁(Japan Coast Guard)の大型巡視船

  P5090870m.jpg
  ランドマークタワーと3連の兄弟ビル(いつもとはイメージが違う!)
 
P5090880m.jpg
  赤レンガ倉庫(飲食店・物販店群)の上空を飛ぶ観光飛行船

P5090883m.jpg
  赤レンガ倉庫波止場から山下公園に向かう乗ってきたシーバス
  上部中央の2本の柱はベイブリッジの橋脚
  ここまで始発桟橋から横浜みなとみらい桟橋経由で15分ほど。

P5090884m.jpg
  そして、赤レンガ倉庫

P5090887m.jpg
  もう一つの 赤レンガ倉庫
  大型連休最終日とあって、家族連れやアベックで賑わっていました。

DCF_0586m.jpg
  赤レンガ倉庫の飲食店で遅い昼食「オムレツ・ライス」(午後4時頃)
 
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横浜ランドマーク
2010年5月14日(金)

幾つかの横浜のランドマークを紹介します。

P5090861m.jpg
   横浜タワー

P5090822m.jpg
   3連兄弟ビルと大観覧車

P5070800m.jpg
   みなとみらいホール側から見た大観覧車の夜景

P5090824m.jpg
   横浜税関

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   県庁 山下公園側から

DCF_0592m.jpg
   県庁 横浜公園側から
 
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【The Point of no return】 The Phantom of the Opera
2010年5月15日(土)

 今日は、京都では「あおい祭り」が行われているようです。


 当ブログは、本日は 【You Tube】で「オペラ座の怪人」の
【The Point of no return】を中心に 一部を御紹介して手抜きとします。
 (実は手抜きどころか却って手間が掛かってしまった)


劇団「四季」の【オペラ座の怪人】 22周年記念映像 (四季公式サイトより)



劇団「四季」の【オペラ座の怪人】 5000回 記念映像 (四季公式サイトより)



これは古い映像に『英語字幕』を付け、劇団「四季」が日本語で歌う
【The Point of no return】を重ね合わせた面白い映像です。(takowinner提供)



劇場で撮影されたもの?(PhantomPocky 提供)


演出は違いますが、劇団四季のものと思われます。(Masked Lion 提供)


こちらは、映画版です。(ErikGerryPOTOlover5 提供)


 
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【The Point of no return】 原語歌詞


PHANTOM

You have come here in pursuit of your deepest urge,
in pursuit of that wish, which till now has been silent, silent...

I have brought you, that our passions may fuse and merge
in your mind you've already succumbed to me, dropped all
defences, complretely succumbed to me now you are here with me:
no second thoughts, you've decided, decided...

Past the point of no return, no backward glances:
the games we've played till now are at an end...
Past all thought of "if"or"when" no use resisting:
abandon thought, and let the dream descend...

What raging fire shall flood the soul?
What rich desire unnlocks its door?
What sweet seduction lies before us...?

Past the point of no return, the final threshold
what warm, unspoken secrets will we learn?
Beyond the poit of no return...


CHRISTINE 

You have brought me to that moment where
words run dry, to that moment where speech
disappears into silence, silence...

I have come here, herdly knowing the reason why...
In my mind, I've already imagined our bodies entwning,
defenceless and silent and know I am here with you:
no second thought, I've decided, decitded...

Past the point of no return no going back know:
no going back now: our passion play has now, at last begun...
Past all thought of right or wrong one final question:
how long should we two wait, before we're one...?

When will the blood bigin to race,
the sleeping bud burst into bloom?
When will the flames, at last, consume us...?


PHANTOM & CHRISTINE 

Past the point of no returun,
the final threshold the bridge is crossed,
so stand and watch it burn...
We've passed the point of no return...






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『珊瑚バカ』 が 奥さんの多大な助力で周りの人を動かして・・・
2010年5月16日(日)

普天間問題が世の中を騒がせている中で、沖縄の海を守ろうとする人たちの奮闘が舞台となっている
【てぃだかんかん】 を見ました。

TidaKankan002.jpg

 御本人・金城浩二氏の書かれた本を元に、コメディタッチもそこここに盛り込んで映画化した、セミ・ドキュメンタリィ映画。

KinjoKouji.jpg


 軌道に乗り始めた飲食店を手放してまでも、ここまで一途に頑張れるものかと感心する。

 しかし、映画の出来栄えは意外性が少なく、言わば定番または紋切り型の作風。
最後にサンゴが産卵するシーンは、サンゴの密度があまりにも高く、如何にも他の産卵映像の借り物と言う感じだし、
それらしい密度の疎な部分はCG的であった。

 実際エンドクレジットでは、VFXチームが出ていた。

 松雪泰子さんは、フラガール に続いて良かった!


てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~ - goo 映画
てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~ - goo 映画


【作品解説・紹介 】

 海の生物が大好きな金城は、幼なじみの由莉と結婚するため、故郷の沖縄に戻ってきた。子供にも恵まれ、開業したレストラン事業も軌道に乗った頃、久しぶりに潜った海でサンゴが悲鳴を上げているのを目の当りにする。30年間で、サンゴ礁の9割が死滅していたのだ。もう一度、美しいサンゴ礁を由莉に見せたい。金城は経営が順調だった店を閉め、サンゴを再生させる決意をするのだった。

元サーフショップ経営者で、沖縄でサンゴの養殖を初めて成功させた金城浩二氏の実話に基づいた感動のストーリー。タイトルは、てぃだ(太陽)がかんかん照りという意味。沖縄の海を愛する金城は、サンゴ礁の汚染に心を痛め、自分たちの手でサンゴ礁を再生させようと呼びかける。資金も知識もなく、手作業でサンゴを養殖し、海に移植させるという、途方もない作業は様々なバッシングを受けるが、愛する妻と仲間たちに支えられ、乗り越えていく。出演は、自身も海と自然を愛する岡村隆史と『子宮の記憶』でも沖縄に生きる女性を演じた松雪泰子。監督は、『デトロイト・メタル・シティ』で人気監督となった李闘士男。

【スタッフ・キャスト】
監督
李闘士男

出演
岡村隆史
松雪泰子
吉沢悠
國村隼
長澤まさみ
渡部篤郎
原田美枝子
 



公式サイトは、ここをクリック


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クラコウでの別のコンサートに出掛けました
2010年5月17日(月)

【ポーランド + α 気まま旅】 第73回

 お待たせしました。 このカテゴリーのブログを書くのは、ひと月ぶりです。

旅行の方は、2009年9月27日(日)のことです。

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2009年9月27日(日)

P9270004m.jpg

今朝の朝食です。

P9270005m.jpg

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今日は、地元旅行社のツアーで、アウシュヴィッツ・ビルケナウに行ってきました。
クラコフからツアーバスで片道丁度1時間ほどのところです。

P9270020m.jpg
  【ARBEIT MACHT FREI】 (労働こそ自由;ドイツ語) の皮肉な門
   (実際にはガス室と焼却炉が待っていた!)


P9270010M.jpg
  (アウシュヴィッツのいわれを書いていると思われるパネル
     ポーランド語、英語、ヘブライ語;ユダヤ人用?)


ビルケナウ収容所は、スピルバーグの映画「シンドラーのリスト」で一躍世界に知られたところです。

P9270086m.jpg
  (多くのユダヤ人やナチスに反抗する人々がこの鉄路を運ばれ門をくぐった)

【アウシュヴィッツ・ビルケナウ】については、極めて長くなると思いますので、別に書きます。

*************************

 クラコウ市内に帰ってから、一度ホテルにもどり、教会での“商業的な”ピアノ演奏会に出掛けました。
 最初の3曲ほどは聞き逃しましたが、ショパンのスケルツォやノクターン嬰ハ単調「遺作」を聴けただけでも良かったことにしておきましょう。

P9270150M.jpg

 他にハンガリアン狂詩曲を2曲、ベートーヴェンの「月光」第1楽章、ドビュッシーの「月の光」など。 1時間ほどなのに50PLN。
昨日の、演奏会よりも高い!

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 それが1時間程で終わってから、もう一つの演奏会・ヘンデルのオペラ「AMADIGI」を聴きにシナゴーグ街にあるCAPELLA CRACOVIENSIS まで30分かけて行きました。

 こちらは、20名ほどの室内楽でハープシコード引き振りで指揮をしていましたが、まさに頭で指揮をしていると言う感じ。

P9270201m.jpg
 
 楽器は全て古楽器で、木管楽器はまさに木製でした。演奏レベルも極めて高いと思います。
 観客も2百人程度の小さな会場でしたが、レンガ張りの素地なので、音響は結構良かったと思います。

 4人の独唱者は極めてハイテクニックの持ち主で、本格的な演奏でした。

P9270207m.jpg

P9270205m.jpg

P9270208m.jpg

 当時のオペラが現在のような大規模なものではなく、小規模な平土間のサロンで開催されていたことを考えると、原型に近い演奏形態だったのではないでしょうか?

 ただ、現代風の演出には違和感がありましたが、現地の人々はそれなりに楽しんでいたようです。おそらく、現地語(ポーランド語)上演だったのでしょう。
 少なくとも、ヘンデルの生まれたドイツ語や、後半生を過ごした英語や、フランス語ではありませんでした。

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本日の万歩計 19,726歩,12.82km
アウシュヴィッツで相当歩いたはずが(説明時間除を除いて2時間くらい?)、それほどでもありませんでした。
帰ってから、コンサート会場への往復へも相当歩いたつもり(往復1時間以上)でしたが・・・
まぁ、1時間あるいてせいぜい4km程度のものですからね。


明朝(今日)、早朝5:30の便でプラハに移動します。
で、荷造りをしておかなければならないので、今回はこの辺で・・・

(ここまで、現地時間27日夜クラクフのHOTELで追記)



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【ポーランド + α 気まま旅】 第73回
   【ポーランド + α 気まま旅】 第72回 へ      第74回 へ  
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アウシュヴィッツ(Auschwitz)・ツアー  途上のバスで【ビデオ】放映 -1
2010年5月18日(火)

【ポーランド + α 気まま旅】 第74回

  旅行の方は、クラコウ実質2日目の 2009年9月27日(日)の朝です。
 
 ここから、アウシュヴィッツ(Auschwitz)の話になりますので、お笑い無し、オチ無しでお願いします。

 重苦しいこととは、思いますが御容赦ください。

 *************************

今日は、地元観光会社のアウシュヴィッツ・ツアーに参加することに・・・
鉄道での移動も計画したが、極めて便が悪く、ワルシャワからクラコウへの移動の際の状況を考えて、安直なバス・ツアーに変更。
昨日と同じようにホテル前でツアーバス乗り場行きワゴン車が
定刻の9:20到着してPick Up。

9:25ツアーバス乗り場 着。
昨日は、ツアーバスがすぐに来たが、今日はなかなか乗る予定のバスが来ない。
9:40続々とバスは到着するが乗せない。 どうも許容人数と参加希望者数にアンバランスがあるらしい。

9:50 大型バスがようやく到着。
E-ticket のようなA4サイズの紙を示して乗る人が結構多い。
 このバスでのツアー参加者28名。

9:55予定より25分遅れで出発。ガイドより配車のトラブルがあったことをまず謝罪
(forgive : お許しください…)それも3回も謝罪された。

ガイドの説明では、まず1時間ほどバスに乗って、
クラコウ西方のオシフィエンチム(Oświęcim)に行き、2時間ほど視察。
そこから歩いて移動して、ビルケナウを40分ほど視察する予定とのこと。

アウシュヴィッツ(これはドイツ語表現なので、地元の方はオシフィエンチムと言う)まではおよそ1時間のバスツアー。
車内ではナチスの悪行の数々とこれに抵抗したポーランド人やユダヤ人を描いたビデオを放映(英語解説)。私は、結構前の方に座っていたので、良く見えたし内容も(その時は)大体解った。(今は皆目覚えていませんが・・・)

P9270015m.jpg

10:05 早速ビデオを操作し始めたが・・・
  しかし、機械の?調子が悪くなかなか始まらない。特に言語選択がうまく行かない様子。
  前に座っていた私がリモコンを借りて色々試してみて設定完了(車内から拍手喝さい)

10:10 ビデオ上映開始。


メモを元にその一部を再現すると・・・

1941年から1945年の間に、ここ(アウシュヴィッツ収容所)を通って多くの人々が死地に赴いた。

ヒトラーの支配に都合の悪い本の焚書も行われた。
(ヒトラーの行進の模様が映されるが、そのBGMは何故かタイケ作曲「旧友」)

1935年:ニュルンベルグ司法当局がドイツの血統を守るため、非ドイツ系住民の撲滅を認めた。

1938年:ユダヤ商店(7万5千 店舗)を組織的に破壊。

1938年:ナチスがプラハ(当時 チェコ・スロヴァキアの首都)入り。“無抵抗”の抵抗

次はどこか?
1939年9月1日:ナチスがポーランドに侵攻。軍民協力して戦闘による抵抗。

  第二次世界大戦の勃発!

以下、次回に

 
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【ポーランド + α 気まま旅】 第74回
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ポーランド・南欧で異常気象 「豪雨」 の次は 初夏の 「大雪」
2010年5月19日(水)

【ポーランド + α 気まま旅】 第75回

今日はリアルタイムのポーランド情報です。

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一昨日、ポーランド南部では豪雨による洪水が発生し、
アウシュビッツも公開を中止したそうです。

反転して昨日は、初夏なのに時ならぬ大雪に見舞われたそうです。

m9344734.jpg

   (写真は「時事通信」ー提供)

 初夏に突然の雪景色
      時事通信 5月19日(水) 9時 5分
初夏にもかかわらず突然の大雪に見舞われたポーランド南部の町ザコパネ。豪雨で洪水が襲った後だっただけに、朝起きた市民は一面の雪景色にびっくり(18日)【EPA=時事】
 




 ポーランド洪水 アウシュビッツ跡地閉鎖

             2010年5月18日 【ベルリン 時事】

 ポーランド南部で17日、先週末から続く豪雨で洪水が発生し、地元メディアによると4人が増水した川に流されるなどして志望、役2000人が避難しました。

 多くの家屋が浸水し、道路や鉄道は寸断されました。ナチス・ドイツのアウシュビッツ強制収容所跡地の博物館は、浸水の可能性があるため、18日まで閉鎖を決めました。
 被害は周辺諸国でも出ており、、チェコ北東部では1人が死亡、1万世帯が停電となりました。先週末にはセルビアで2人、ハンガリーで1人が死亡。スロバキアでも住民が避難しています。
 豪雨は20日まで続く見込みで、被害の拡大が懸念されています。
 



2010年5月22日追記
【在ポーランド日本国大使館公式サイトより】

ポーランド南部における洪水被害(20日午後時点の状況

平成22年5月20日 在ポーランド日本国大使館


 5月14日の集中豪雨以降、ポーランド南部では洪水被害が発生しています。20日午後以降、ヴィスワ川の水位の上昇がワルシャワ市(マゾヴィエツキ県)でも増してきており、21日午後まで水位がさらに増すことが予想されています。在留邦人及び渡航者の皆様におかれましては引き続き十分ご注意下さい。

なお、洪水被害に関し、20日午後までに当地主要メディアが報じている概要を以下のとおりお知らせします。

これまでの洪水による死者は8名,避難退避者は9329名。
ポーランド南部のヴィスワ川の水位は少しずつ下がりつつあり,同川上流にあたるシロンスク県及びマウォポルスカ県では,事態は沈静化しつつある一方,洪水被害の可能性は同川下流域に移りつつあります。

サンドミエシュ市(シフェントクシスカ県)でヴィスワ川右岸が決壊した結果,多数の住宅が浸水し,取り残された住民がヘリコプター等で救助されています。プワヴィ市(ルブリン県)では避難勧告が発出されています。

ヴィスワ川の高水位の波がワルシャワ市に達するのは20日午後で,その24時間後(21日午後)に最高780cm(警戒水位は650cm)に達すると予想されています。ワルシャワ市内では動物園沿いのヤギエロンスカ通り(Jagiellonska,ヴィスワ川右岸プラガ地区)及びオグルコヴァ通り(Ogorkowa,ヴィスワ川右岸スクシプキ地区)が危険視されています。  



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【ポーランド + α 気まま旅】 第75回
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アウシュヴィッツ(Auschwitz)・ツアー  途上のバスで【ビデオ】放映 -2
2010年5月20日(木)

【ポーランド + α 気まま旅】 第76回

  旅行の方は、クラコウ実質2日目の 2009年9月27日(日)の昼ごろです。
 
 今回も、アウシュヴィッツ・ビルケナウ・ツアーのバス内でのビデオ放映の続き

 引き続き、重い話題ですが、御容赦ください。

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結構、小まめにビデオの内容をメモしていました。
(今回はちょっと長いですが・・・車内ビデオの紹介で何回も使えないので・・・)

1939年9月1日:ナチスがポーランドに侵攻。
         第二次世界大戦 勃発!

P9240066m2.jpg
 (ワルシャワ市内で掲示してあった1939年9月1日[ 1 Ⅸ ] 70周年 を示すパネル)

1939年9月27日:ヒトラーがワルシャワ城に入城。
  (ワグナーの「ワルキューレ」がBGM)
    北アフリカにも侵攻。

1939年9月17日:ソ連がポーランド東部に侵攻。
  ポーランドを助けるためではなく、ヒトラーとの密約でポーランドを分割支配するため。
  (ドヴォルザークの「新世界」がBGM。何で? 私には受け入れがたい!)

1940年:ユダヤ人だけではなく、各国の政治犯が収容され殺された。
  二流人種(Second class races)を撲滅する! と宣言。

1940年から1941年:第二収容所として、ビルケナウ・キャンプが建設された。

P9270008M.jpg
  (写真の下側【B】がアウシュヴィッツ収容所、上側【D】がビルケナウ収容所)

Siemens 他多くの有力企業がヒトラーと協定を結んだ。
収容所は、劣悪な生活環境であった。もはや「生活環境」と言えるものではない。
(映像では既にトラム・路面電車が走っている)

1941年:ガス室での最初の大量虐殺が行われた。
  (シャワー式ガス室の登場はもっと後となる)

アイヒマンがSS(政治警察)のトップとなり、ジェノサイドをオーガナイズ(組織的虐殺を開始)
ガス室で殺された人々は焼却場で灰にされた。

P9270070m.jpg


1944年:ビルケナウ収容所にヒトラーの支配下となった多くの欧州諸国からユダヤ人などが運ばれ、ガス室送りに。
医師の“診察”により強制労働の『適合者』と『ガス室送り』を選別した。

シャワー室型ガス室には女性と子どもが最初に送られた。

多くの犠牲者の名前は残らず、番号があるだけ・・・

P9270050m.jpg

『洗濯場』と言われる場所では銃殺が行われた。

『餓死室』というのもあった。

注射による毒殺が医師の実験として行われた。

【起立刑の部屋】
3feet(90cm)四角のスペースに3・4人立たされ、
数日から十数日立ったままにする刑を科した。

こうして、40万人が虐殺された。

共産党・社民党による命懸けの抵抗闘争が行われたが、厳しく弾圧された。

1944年10月:Getto蜂起

1945年1月:Death & Destruction
数少ない生存者が解放された。

このビデオは、ナチスによって引き起こされた悲劇のほんの一面に過ぎない。

11:05 ツアーバス 車内ビデオ(約1時間:英語版) 終了。

11:06 ビデオ終了を待っていたかのようにオシフィエンチム(アウシュヴィッツ)到着。

以下、次回。


 
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【ポーランド + α 気まま旅】 第76回
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小山実稚恵さん 【音の旅】 第9回
2010年5月21日(金)

今日は、小山実稚恵さんの2006年から2017年に亘る
12年・連続コンサートの第9回 (24回の内)が開催されます。

Koyama 2010May21LiefM

今回のテーマは 【感動のソナタ : 緑がかったグレー :】

今年は、ショパンやシューマンの生誕200年祭に当たります。
プログラムを見ると、ショパンとシューマンに挟まれて、
 ブラームスの「二つのラプソディ」
  が入っているではありませんか?

ん十年前、私が高校生の頃に練習していたことのある曲です。
今は全く弾けませんが...


Koyama Michie No9 Program

前の演奏会で演奏された(いまや浅田真央さんの曲として有名になった)
ラフマニノフの嬰ハ単調のエチュード「鐘」もその頃練習していました。

懐かしい音楽を聴くと、その当時に一挙に戻る(タイムスリップ?)と言いますが、
今回も楽しみにしています。

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演奏会を聴いて帰ってきました。

最初の シューベルトのピアノ・ソナタ第13番-イ長調(A-dur) は、
 やさしく美しい歌う曲でした。
小山実稚恵さんのなめらかな指運びがこの曲を一層華やかに浮かび上がらせていました。

休憩をおかず続いて演奏された
  ショパンのピアノ・ソナタ第2番-変ロ短調(B-moll)1840年 は、
 シューベルトとは打って変わって、アクションも強い激しい演奏でした。
小山実稚恵さんが、このような強く激しい演奏をされたのは初めて聴きました。
 何かに怒りをぶつけるかのような演奏でした。
 機械にはあらず、生身の演奏ですからミスタッチもあり得ますが、何か『少し荒い』
 ようにも感じました。
 いつもの研ぎ澄まされた音ではなく、なにか濁った音に聴こえたのですが、
 これは私の方の感じ方の問題でもあります。

休憩をはさんで最初に演奏されたのは、上に書いた
  ブラームスの「二つのラプソディ」の第2曲 ト短調(G-moll) 
 私も細部まで知っている曲ですが、旋律線があまり明瞭では無く、音の洪水という感じ。
 右手から左手に旋律が移るところや、和声が少しづつ変わりながら遷移して行く処などが
不明瞭でした。
 ん十年前の記憶と比べての話ですが、「音が違うのでは!?」と思う処が何ヶ所かありましたが私の記憶の方も当てに成らず・・・
小山実稚恵さんが 「聴衆に何を伝えたいのか?」 が解らない演奏でした。

プログラムの最後に演奏されたのは、 
  シューマンのピアノ・ソナタ第3番-ヘ短調(F-moll)1854年
 この曲は私にとっては“初聴き”でした。
 小山実稚恵さん自身が書かれた解説によると、クララとのもどかしい愛情問題があったとのこと。
 第1楽章では、小山実稚恵さんも悲しそうな表情で弾いていました。
ほとんど目を閉じて演奏していたのは、この曲想のためでしょうか?
 第3楽章の前半は、葬送行進曲風で、先ほど演奏されたショパンのピアノ・ソナタ第2番 を意識して作曲されたのでしょうか?
 超高速の第4楽章もショパンへの対抗意識見え見え?
これも小山実稚恵さんのいつもの洗練された研ぎ澄まされた音が聴けませんでした。

鳴り止まぬ拍手に応えて、アンコールが3曲演奏されました。
全てショパンの曲で、聴いたことがあるものでしたが、特定できていません。
さすがにアンコール曲は安定していて聴き易いものでした。

今回は、いつもの「ブラバー!」を叫ぶ機会がありませんでした。

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Koyama 2010May21Signm

演奏会終了後、サイン会があり、握手してもらいました。
常連なので、こちらの顔は覚えて頂いていました。


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【アウシュヴィッツ 強制収容所】 Memorial 施設にて -1 
2010年5月22日(土)

【ポーランド + α 気まま旅】 第77回

旅行の方は、2009年9月27日 引き続きアウシュヴィッツ・ツアーです。

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2009年9月27日 11:06 ビデオ終了を待っていたかのようにオシフィエンチム
            (アウシュヴィッツ)到着。

アウシュヴィッツ に 2万人
ビルケナウに 10万人が収容された。


入場手続きを終え記念施設内へ

観光客は戻って来られるが、殆どの収容者が二度とくぐれなかった門

P9270019m.jpg
  (何度か紹介した“Arbeit Macht Frei” 『労働こそ自由』のスローガン)

11:25 ガイド開始 (英語ガイド)

アウシュヴィッツを囲むように2本の川がある。

P9270009m.jpg

これらの川(Sota川、Wiswa川)によってアウシュヴィッツは遮蔽されていた。

1942年 110万人のユダヤ人を全ヨーロッパから集めてきて、絶滅させようとしていた。
  ユダヤ人、ジプシー(ロマ人)、ポーランド人、ソ連人、英国人など・・・

  世界を欺くプロパガンダとして、収容者によるオーケストラを創っていた。
P9270024s.jpg
  (オーケストラと言ってもマーチング・バンド程度だったようです
   下の説明によれば、収容者を労働に向かわせる行進曲などを演奏した…)

********************

収容所では1棟に千人収容していた。

P9270025m.jpg
   (修復された外観だけを見ると結構立派なレンガ造りに見えるが)

P9270024m.jpg
   (実際はこんな感じだった:当時の写真  1941年ナチス撮影)


あらゆる人間の殺し方を実験した。

14-15万人のポーランド人
110万人のユダヤ人
2万3千人のジプシー(ロマ人)
1万5千人のソビエト・ロシア人
その他の国々の2万5千人
が、殺された。
“Jews are a race that must be totally exterminated”
   Hans Frank ; General of Nazi

P9270033m.jpg
   (強制収容した多くの建物『監獄』が修復されている。
    ツアー参加者が付けているヘッドフォンはガイドの説明を聞くためのもの
    無線ガイドなので、多少距離が離れていても聞き取れる)

1940年6月14日 最初の収容者“prisoner”(と表現)が連れて来られた。
1940,June14 First Prisoner come

1941年
  ソビエト・ロシア人 15万人
  ハンガリー人 43万人
  ポーランド人 30万人
  フランス人  6万9千人
  オランダ人  6万人
  ギリシャ人  5万人
  チェコ人   4万6千人
   これらの90%が虐殺された。

ユダヤ人には「新天地へのチケット」として乗車券が与えられた。
80%がガス室送りとなり、20%がその他の人体実験に使われた。

P9270039m.jpg
   (右端の黒いブレザーの方がアウシュヴィッツ付きのガイド。バスのガイドとは別人)

以下、次回

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【ポーランド + α 気まま旅】 第77回
   【ポーランド + α 気まま旅】 第76回 へ      第78回 へ  
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九州交響楽団 第300回記念 定期演奏会
2010年5月23日(日)

今日は、九州交響楽団 第300回記念 定期演奏会
を聴きに行きました。

【メジャーへのステップ VI

秋山&九響が贈る「R.シュトラウスの世界」最終回!】

と題して、
オール【リヒャルト・シュトラウス】プログラム

2010年5月23日(日)午後3時開演
会 場 福岡シンフォニーホール
指揮 秋山和慶

ヴィオラ 豊嶋泰嗣

チェロ ダヴィッド・ゲリンガス

曲目 【リヒャルト・シュトラウス】
13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7
メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための変容)
チェロと管弦楽のためのロマンス へ長調
---休憩---
交響詩「ドン・キホーテ」作品35
 



いつものように開演30分前からロビーコンサートが行われました。

ベートーヴェン 3重奏曲 作品 9-1 より 第1楽章
DCF_0599m.jpg
   (演奏者は左から、扇谷泰朋・ダヴィッド・ゲリンガス・豊嶋泰嗣)

***********************
ここから本番(写真無し)

13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7
は、リヒャルト・シュトラウス若かりし頃のものですが、
小編成とはいえリヒャルト・シュトラウスらしい和声が
出てきます。
ホルンなどもソロやハーモニーで活躍するので華やかで
溌剌とした曲です。

一方、メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための変容)
は、管楽器が無く、弦楽器だけで演奏されるもので、
リヒャルト・シュトラウスが80歳を越えてから作曲された
ものとのこと。
後年のリヒャルト・シュトラウスらしい、いつ果てるとも無い
ゆるやかなメロディが延々と続き、眠気を誘うことしきり。
20分以上の曲でした。
曲の終盤にベートーヴェンの交響曲第3番の第2楽章の
メロディすなわち【葬送行進曲】が引用され揺り起こされました。

チェロと管弦楽のためのロマンス へ長調
は、本日後半ののソリストで九州交響楽団の客演指揮者でもある
ダヴィッド・ゲリンガスさんをソリストとするチェロ協奏曲的な
単一楽章の短い曲。
ダヴィッド・ゲリンガスさんにとっては、後半の大曲のための
腕慣らし・音慣らしといったところか・・・

以上、前半の3曲はいずれも初聴き。

*********************

休憩を挟んで後半は、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロのソロが活躍する
大曲、交響詩「ドン・キホーテ」作品35
リヒャルト・シュトラウスの円熟期に作曲された叙事詩的で
ストーリー性が明確にある交響詩です。
ソリスト・オーケストラともども良い音を響かせていました。
テナー・チューバとしてワグナーチューバではなく「ユーフォニウム」を使用し、
独特の柔らかい音を響かせていました。


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【AUSCHWITZ 強制収容所】 Memorial 施設にて -2
2010年5月24日(月)

【ポーランド + α 気まま旅】 第78回

  旅行の方は、クラコウ実質2日目の 2009年9月27日(日)の昼ごろです。
 
 今回も、アウシュヴィッツ・ツアーの続き

 引き続き、重い話題ですが、御容赦ください。

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1942年 ビルケナウに大きなガス室が4基設けられた。
27℃で毒ガスが蒸発しガス室内の人々が殺される。
直径15cm・高さ15cmほどの缶1個で2千人を殺せる。
(400缶ほどの空き缶が展示されている。 80万人を殺せる量)

【シャワー式ガス室】 
1回で700人をガスで殺害。
そのまま焼却炉へ(原理的には火葬場と同じ)

1941年に地下のガス室が初めて使われた。
ソ連兵400人、病気のポーランド人250人が最初の犠牲者となった。

焼却炉 ガス室で殺害した人々を焼却したところです。“Crematorium”

P9270067m.jpg
     (e:煙突 d:焼却炉 c:ガス室)

P9270021m.jpg

以下の写真は、記述と直接関連していません。

P9270022m.jpg

P9270063m.jpg

   (監視所:上 と 二重の鉄条網:下 が逃亡を阻止していた)

P9270064m.jpg

カナダ人キャンプ ビルケナウに30棟。

収容者から取り上げた大量の物品を展示(写真撮影禁止)

メガネばかりを集めた区画

クシ・ブラシばかりを集めた区画

女性の髪の毛を切ってさまざまな品物に加工していた。
  カーペット、兵士の靴下、枕の中身・・・
  (実際に刈られた大量の毛髪が展示されている)

靴ばかりを集めた区画(この区画だけで6千足!)

松葉杖・義足など歩行補助具ばかりを集めた区画

食器ばかりを集めた区画

スーツケースばかりを集めた区画

子ども用品ばかりを集めた区画

子どもの靴ばかりを集めた区画


・・・・・・
P9270054m.jpg

これらが修復・再建された“監獄”の各部屋に展示されている。

P9270041M.jpg


以下、次回。

 
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【ポーランド + α 気まま旅】 第78回
   【ポーランド + α 気まま旅】 第77回 へ      第79回 へ  
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【ビルケナウ強制収容所】 Memorial 施設にて -1
2010年5月25日(火)

【ポーランド + α 気まま旅】 第79回

旅行の方は、2009年9月27日 引き続きアウシュヴィッツ・ツアーです。

***********************

2009年9月27日 13:30 

 オシフィエンチム(Oswiecim;アウシュヴィッツ)からの見学を午後1時10分に終了し、
歩いて移動してビルケナウ収容所を視察する。午後1時半開始。

***********************

1941年ヒトラーは新たな収容所の建設を決めた。
アウシュヴィッツ に 2万人、ビルケナウに 10万人が収容された。

P9270085m.jpg

映画【シンドラーのリスト】や日本のドラマ(題名亡失)で有名になった
ゲートと収容者を欧州各地から運んだレールの一部が残してある。

P9270087m.jpg

P9270084m.jpg

連れて来られた人々は所持品を全て取り上げられ、
選別されて強制労働させられたり殺されたりした。

P9270100L.jpg

強制労働に選別された強靭な男たちもやがてガス室で殺され焼却された。

P9270100R.jpg
 
  上の写真のいずれにも当時のゲートと現在のゲートが映っている。

***********************

B1,B2 セクションを見学。1棟に400人収容
B2-2:一部の家族連れ “Part of Family”
B2-c:女性とハンガリー人
B2-e:ロマ人(ジプシー)
収容所病院:一応病院もあったが、選別して殺すか強制労働か・・・

殆どの建屋は崩壊し、
一部は崩壊したまま残され、
P9270112m.jpg

一部は当初の状態に再建されている。
P9270104m.jpg

多くは取り壊され整地されている。
P9270094m.jpg
   (見張り所 と 背後の多数の収容棟跡)


以下、次回

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【ポーランド + α 気まま旅】 第79回
   【ポーランド + α 気まま旅】 第78回 へ      第80回 へ  
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【BIRKENAU 強制収容所】 Memorial 施設にて -2
2010年5月26日(水)

【ポーランド + α 気まま旅】 第80回

  旅行の方は、クラコウ実質2日目の 2009年9月27日(日)の昼すぎです。
 
 今回も、アウシュヴィッツ・ツアーの続き

 引き続き、重い話題ですが、御容赦ください。

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P9270110m.jpg

居住条件が極めて悪かったビルケナウ収容所の中でも、当時もっともましであった
(Best Condition)という部屋が再現されている。

P9270109m.jpg

レンガ造りの建物の中に3メートル四方の“3段ベッド”が並んでいる。

P9270108m.jpg

これだけなら、収容所としてはまずまずに見えるかもしれないが、ベッドのクッションは家畜同然の敷き藁であり、その3メートル四方に8~10人も押し込められていたというのだ。

P9270106m.jpg


冬場にはマイナス20℃にもなり、多くが凍死した。
一方、夏場は酷暑だった。

焼却場では、一日に5千人を焼却した。
焼却した灰は、人口池に埋めた。

P9270121m.jpg


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公式サイト(英語)は、【Auschwitz-Birkenau Memorial and State Museum】

公式フォト・ギャラリィは、【Gallery】

Wikipedia による解説(日本語)は、【アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所】

【ポーランド政府観光局のブログ 】

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以下、次回。

 
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【ポーランド + α 気まま旅】 第80回
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【BIRKENAU 強制収容所】 Memorial 施設にて -3
2010年5月27日(木)

【ポーランド + α 気まま旅】 第81回

  旅行の方は、クラコウ実質2日目の 2009年9月27日(日)の昼すぎです。
 
 今回も、アウシュヴィッツ・ツアーの続き

 引き続き、重い話題ですが、御容赦ください。

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1944年10月収容所内で収容者の蜂起が行われた。

ソ連軍によって、解放された時、生き残っていたのは僅かに560人だった。

その当時の状況を残す破壊された建屋。

P9270117m.jpg


ビルケナウの広い敷地の片隅には、1976年にソ連とポーランドが協力して建てた
モニュメントがある。

P9270129m.jpg


その一つの碑文にはこう書かれている。
【ナチのジェノサイド(虐殺)の犠牲者となった
男たち・女たち・子どもたちを
忘れないために。
ここには、この人々の灰が埋まっている
かれらの魂の安息を願って】

P9270115m.jpg


こちらの碑文はポーランド語で書かれているようだ。

P9270126m.jpg

ガイドの若い男性(30歳前後か)は、2年前からこのガイドをしているが、その理由は祖父がアウシュヴィッツの犠牲者で、母も長い間アウシュヴィッツのガイドをしていたからからと言う。
「どうぞ、この事実を忘れないでください。そして伝えてください。友人の方たちに来てもらってください」

P9270131m.jpg


 2009年9月27日(日) 13:30 ~ 14:25終了
14:40 ツアーバス帰途に。
2010年5月25日(当時のメモより文章起こし;UP)

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公式サイト(英語)は、【Auschwitz-Birkenau Memorial and State Museum】

公式フォト・ギャラリィは、【Gallery】

Wikipedia による解説(日本語)は、【アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所】

【ポーランド政府観光局のブログ 】

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以下、次回。

 
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【ポーランド + α 気まま旅】 第81回
   【ポーランド + α 気まま旅】 第80回 へ      第82回 へ  
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MET OPERA  【ARMIDA】
2010年5月28日(金)

 今日は、4月の休日出勤の振り替え休日を取って、
MET ライブビューイングの
ロッシーニ作曲【アルミーダ】を見ました。

序曲でホルン・ソロがまるでホルン協奏曲のように細かいパッセージを美しく奏でます。

幕が開くと、シルク・ド・ソレイユのように薄い布一枚に脚を掛けた「愛の天使」が上空から降臨します。

続いて、十字軍の兵士たちが現れて…

*******************************
   Armida01m.jpg

タイトル・ロールを歌うルネ・フレミングは、さすがに現在世界最高水準の
プリマ・ドンナの一人だけあって、出ずっぱりでコロラトゥーラ・ソプラノ
ベルカント唱法を使い分け、自由自在に唄いまくっていました。

幕間のインタビューにも応じて気さくな人柄も解りました。
そのインタビューの声は結構低くて歌とは全く異なりました。

Armida07m.jpg
  (愛の天使とダマスカスの女王で魔女のアルミーダと十字軍の将軍リナルド)

Armida06m.jpg
  (アルミーダが操る魔界の怪物たち)

Armida08m.jpg
  (アルミーダは指揮棒を振って魔物たちを操る)

Armida04m.jpg
  (アルミーダの魔力に取付かれたリナルドに正気を取り戻させるため
    魔の国まで命懸けで迎えに来た十字軍の騎士ウバルドとカルロ)

*******************************

以下、公式サイト より引用 

【アルミーダ】

指揮:リッカルド・フリッツァ 演出:メアリー・ジマーマン

出演:ルネ・フレミング(アルミーダ)、ローレンス・ブラウンリー(リナルド)、ブルース ・フォード(ゴッフレード)、ホセ・マヌエル・サパータ(ジェルナンド)

中世のエルサレム近く。
十字軍の前にダマスカスの女王で魔女のアルミーダが現れ、「我が王冠を親族が狙っています。戦士をお与え下さい」と懇願する。
しかしそれは偽りの言であり、彼女の真の狙いは愛するリナルドを手元に置くことにある。

十字軍の次の指揮官にリナルドが指名されると騎士ジェルナンドが憤慨、アリア〈耐えはしない〉を歌う。
彼は愛し合うリナルドとアルミーダを嘲笑、リナルドは決闘でジェルナンドを斃(たお)す。

騎士たちはリナルドを責め、アルミーダは「上手くいった!」とほくそ笑む。場面が変わり魔法の園になる。
逃れてきたアルミーダとリナルドは甘美な二重唱を歌い、続いてアルミーダが超絶技巧を駆使して大アリア〈愛の甘き帝国に〉を歌い上げる。しかし、愛に溺れるリナルドの前に騎士ウバルドとカルロが現れ、彼を説得して三人で逃亡する(テノールの三重唱〈一つになって戦おう〉)。

アルミーダは魔力を使ってリナルドの後を追う。【岸純信(オペラ研究家)】
 




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【劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル】 を見ました
2010年5月29日(土)

マジシャン・仲間由紀恵(山田奈緒子)と物理学者・阿部寛(上田次郎)が
霊能力者のウソを暴くと言うお決まりのコメディ ・・・

【劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル】 を見ました。

TRICK Topm


偉そうな物理学者・上田次郎(阿部寛)は、逃げ腰で結局何の真実にも迫れず、
“天然”のマジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)が真相を暴く
  と言う 構図もそのまま。

Trick201001m.jpg
          (上・山 コンビ)

しかし、私は“映画最後の方で暴かれるトリック”が、その都度
解ってしまったので、あまりストーリーの運びを楽しめなかった。

たとえば、藤木直人が松平健の“念力”で瞬間移動し、
且つバラバラ“死体”になったところとか・・・

Trick201004m.jpg
     (松平健が草むらに“念力”を掛ける処)

女の子が棺桶に入って断崖から落とされるのに瞬間移動して山の上から
現れるところとか・・・

Trick201008m.jpg
     (女の子が棺桶に入る処)

つまり、見え見えのトリックだったと言う訳だ。
やっぱり・・・! という感じで、意外な「どんでん返し」が無かった。

私の大好きな 戸田恵子さんが、「プリンセス・テンコー」を思わせる
派手な衣装でオーバーな演技をして、この映画を一層コメディにしている。

Trick201002m.jpg
      (“霊能力者”揃い踏み・・・?)

また、松平健が白馬に跨り、『暴れん坊将軍』を彷彿とさせたり・・・
等など、パロディ要素もあちこちに・・・

まぁ、映画の出来としてはイマイチであった。

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル - goo 映画
劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル - goo 映画


【作品解説・紹介 】

 “カミハエーリ”という霊能力者が村を治めている人里離れた寒村・万練村。カミハエーリが亡くなり、次代を選ぶために全国から霊能力者を募り「霊能力者バトルロイヤル」を開催する事に。亡くなったカミハエーリの孫・中森翔平から霊能力など存在しない事を実証してくれと頼まれた物理学者・上田次郎は万練村へやって来た。しかし、その「霊能力者バトルロイヤル」には財宝目当てのマジシャン・山田奈緒子もエントリーしていた…。

天才物理学者・上田次郎と自称・売れっ子マジシャン・山田奈緒子が登場する人気シリーズ「TRICK」の劇場版の第三弾。今回は人里離れた寒村を舞台に、上田&山田コンビが偽霊能力者たちと戦いを繰り広げる。どこかで聞いたような展開…と思う人も多いだろうが、そこは「万練村(まんねりむら)」が舞台だけに、製作者側も意図してのことだろう。さすが劇場版だけあって、ゲスト俳優も豪華。怪しい霊能力者に扮する松平健、藤木直人、片瀬那奈、戸田恵子に加え、佐藤健、夏帆ら若手俳優も物語を盛り上げる。あちこちに登場する小ネタやギャグももちろん健在。堤幸彦監督以下、スタッフたちが楽しみながら作っている雰囲気が伝わって来る作品だ。



【スタッフ・キャスト】
監督:堤幸彦

脚本:蒔田光治

出演:
仲間由紀恵
阿部寛
生瀬勝久
野際陽子
松平健
佐藤健
夏帆
藤木直人
片瀬那奈
戸田恵子
平泉成
池田鉄洋
三浦理恵子
大島蓉子
瀬戸陽一朗
 



公式サイトは、ここをクリック


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