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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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沢尻エリカさん 所属事務所から解雇された?!
2009年10月1日(木)

07年9月の映画「クローズド・ノート」の主演女優であり、私も注目していた
沢尻 エリカ(さわじり・えりか)さんが、所属事務所から解雇されたそうです。

Closed Note 03


 「クローズド・ノート」の記者プレビューでは、事前に個別の発言は控えるように事務所から
命じられたことに反発してか、記者のどのような質問に対しても 「別に…」 という
反応をしたことが問題視されたが、この事件の時も私は彼女を支援する記事を書いた。
  【ここをクリック】

 今回の解雇について、明確な理由は今のところ事務所から発表されていないが、
スポーツ紙によると彼女の“勝手気儘な”行動が問題視されているらしい。
しかし、これらスポーツ紙が報道する理由もそれほど信頼性は無いし、こんな理由で
解雇していたら芸能事務所各社は、多くの芸能人を失うことになるだろう。

SawajiriErika2007.jpg

 法律に基かない安易な解雇には反対である。
もし、本当に“勝手気儘な”行動が契約違反になるとするなら、雇用者の教育責任も
問われなければならないのではないか?

*******************
今回掲載した三種三様の3枚の写真の内、
一番下の例の記者プレビューの際の印象が、彼女の“勝手気儘な”行動を印象付けている
ようですが、それぞれの写真が所属事務所の宣伝戦略(プロモーション)によるものであって
彼女の意志や行動を裏付けるものでは決してありません。

 私的には、一番上の写真が一番本人に近いものであると信じたいと思います。
これは『願望』ですが・・・

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沢尻エリカのプロフィルをHPから削除(日刊スポーツ) - goo ニュース

erika-web.com/沢尻エリカ公式サイト 
  "See you at the next stage." とは、
  「次の舞台公演でお会いしましょう」 ではなくて
  「さらに進化した沢尻エリカに御期待ください」 的な意味だと思います。(JUNSKY)

エリカ様、HPで逆襲予告!解雇にも強気?(サンケイスポーツ) - goo ニュース

エリカ様契約解除の発端は独立問題(日刊スポーツ) - goo ニュース

エリカ様“クビ!”「フル電動自転車」がアダ(スポーツニッポン) - goo ニュース

◆沢尻 エリカ(さわじり・えりか)本名・高城エリカ。

 1986年(昭61)4月8日、東京都生まれの23歳。母親はアルジェリア系フランス人。
 小学6年で雑誌のモデルとしてデビュー。
05年の映画「パッチギ!」で日本アカデミー賞優秀新人女優賞など各新人賞を受賞。
06年には主演ドラマ「タイヨウのうた」で演じた「Kaoru Amane」の名前で歌手デビュー。
09年1月、マルチクリエーターの高城剛氏と結婚。
7月には留学先のスペインから皆既日食観察のため5カ月ぶりに帰国。
1メートル61。血液型A。 



     Closed Note 05
 
        (お馬鹿アナにガンを飛ばす?エリカ女王様)
  この周りを驚かせた衣装と化粧も所属事務所が指定したスタイリスト達が
  無理やり彼女に「お仕着せた」ものだろうと思いますよ!彼女に罪はない!

               ☆     ☆     ☆      

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テーマ:女優 - ジャンル:アイドル・芸能

ポーランド旅行の日程計画
2009年10月2日(金)

【ポーランド + α 気まま旅】 第12回 ⇒ 本編第1回
 第11回までは、日程要綱の覚書きで、ここからが本編です。
 (すでに11回書いた概要記事と一部内容が重複しますので御容赦)

******************************

 一昨年から考えておりながら、政情不安や、通貨のレートや、ウクライナ問題に端を発する欧州へのロシアの原油供給のストップの噂や、原油高騰や新型インフルエンザなど、次々に起こる国際問題に影響されて延期してきたポーランド旅行を、今年から始まった、史上初の秋の連休の機会に決行することにしました。

今年は少し早めに計画を!と始めたつもりでしたが、メールの記録を確認すると9月1日着手で、それほど早い訳でもありませんでした。 世間一般からみれば、付け焼刃的な駆け込みプランと思われるかもしれません。
今回は、安直な方法=旅行社のツアー(ホテル・航空券付のツアー)も選択肢にいれてみました。
数社の情報から、もっとも私のプラン(つまりワルシャワとクラコフおよびアウシュビッツを中心としたプラン)に近いものを選んで照会してみると、「25日発しか空席が(つまり飛行機の空席が)ありません」とのことであえなくアウト。
 結局従来通り、自分で企画立案する旅行となりました。

やはり、例年通り自ら企画・手配する旅行にすることにしました。
そのお手伝いをして頂いたのはいつもの 【LTK福岡】 の秋田社長さんです。

私のあれもこれもの要望に応えるべく、色々路線を探して頂きました。
複数のプランが提案されましたが、以下の路線を使うことになりました。
欧州への入り口・出口にあたるトランジット空港での一日滞在・観光という要望にも応えて頂き、
フランクフルト (一日滞在)とプラハ (一日滞在)での観光が可能になりました。

9/21 大韓航空:福岡 ⇒ ソウル(Incheon) ⇒ フランクフルト (一日滞在)
ポーランド航空;フランクフルト ⇒ ワルシャワ (三日滞在) 
鉄道:ワルシャワ ⇒ クラコウ(クラクフとも言う) (三日滞在)
チェコ航空:クラコウ ⇒ プラハ (一日滞在)
大韓航空:プラハ ⇒ ソウル ⇒ 福岡 9/30
航空券には、燃油サーチャージは付きませんが、最安値時期と比べればやはり高く、航空券だけで20万円弱となりました。
 ツアーでは、ホテル付(二人部屋基準)でほぼ同等の値段ですから、ホテル代分位は上乗せという状況です。(ツアーで、一人部屋での予約では5万円ほどUP)
以上の日程を確定したのが9月初旬のことでした。

 この航空券の手配より先に、観光情報はポーランド政府観光局のホームページに行って仕入れました。
 膨大な情報が掲載されていて、あるパンフレットをダウンロードしたら数十ページもありました。
さすがに、これを印刷するのは面倒なので、データで持参して必要に応じて表示させることにしました。
 平行して、パンフレット請求フォームから送付を頼んでおいたら、1週間もせずに、解り易いパンフレットが送付されてきました。

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【ポーランド + α 気まま旅】 第12回
     【ポーランド + α 気まま旅】 第11回 へ           第13回 へ
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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

映画 【カムイ外伝】 予想外の駄作
2009年10月3日(土)

映画 【カムイ外伝】 を本日午後8:45から見た。 観客約20名

KamuiTopM.jpg


冒頭に白土三平 氏の絵で背景を解説してくれるので、「カムイ伝」を全く読んでいない
私にもどういう話が今から始まるかが解って良かった。

ところが・・・  本編が始まるや否や
のっけから下手くそなワイヤーアクションと見え見得のCGである。

動きの不自然さは如何ともし難い。
アニメのほうがまだ動きがスムーズだと思う。

*********

女優・小雪さんは前作のラストブラッドのように、優しく美しいが敵に対しては厳しい
抜忍(足抜けした忍者)スガルを演じている。
漁村で漁師と世帯を持ち、15歳くらいのサヤカを筆頭に3人の子持ちの役。
小雪さん33歳にして3人の母。当時は結婚年齢も早かったから、年相応か?

松山ケンイチ扮するカムイも抜忍として追忍(抜忍を追って殺す役目の忍者)からの
追撃をかわす身。 

追忍は一般人や抜忍を装って「抜忍狩り」を行っているので油断ができない。
スガルもカムイが抜忍と知った後も決して心を許さず、殺す機会を狙っている。
猜疑心こそが生き残る道。

**********

しかし、その当時多くの忍者(追忍)を犠牲にしてまで遠路はるばる一人の抜忍を
殺すために遠征したのであろうか?
何か非現実的である。
他にもっと仕事があろうに?

何の実入りにもならない内輪の殺人にそんなに勢力を裂いたのであろうか?
追忍に回している人数を大名や武士たちのスパイとして働かせた方が余程
収入にありつけるであろうに。

これが忍者の【掟】だと言うのなら、相当無駄な消耗戦をしていることになる。

**********

エンドクレジットによれば、
 監督:崔洋一
 脚本:崔洋一、宮藤官九郎
  という、錚々たる顔ぶれなのに・・・
ストーリーと言いアクションと言い三流映画だった。

テーマ音楽はヘンデルの音楽のアレンジのようだ。

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カムイ外伝 - goo 映画
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中秋の名月
2009年10月4日(日)

今夜は、「中秋の名月」とのこと。

本日未明の月の写真です。

FullMoon2009Oct04.jpg

FullMoon2009Oct04m.jpg

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「乙女の祈り」 ボンデジェゥスカ
2009年10月4日(金)

【ポーランド + α 気まま旅】 第13回

 今回の旅行では関連場所には行きませんでしたが、今日10月4日午後6時からの
【NHK海外ネットワーク】 のトピックで「乙女の祈り」を紹介していました。
この曲はポーランドの女性・ボンデジェゥスカ
                (Tekla W. Badarzewska)が作曲したのです。
(通常、バダジェフスカという発音で通っているようですが、NHKではボン~でした。)

先日行ったワルシャワの旧市街広場が映し出され、市民にこの曲を聴いてもらい
知っているか訊いていましたが、年配の方も若い方も誰も知りませんでした。

日本では、「知らない人がない」と言っても良いほど、誰でも知っている曲が
作曲者の地元ポーランドでは知られていないようなのです。

その背景として、ソ連による宗教介入の影響を取り上げていましたが、
地元の人が知らないのは、とてもそれだけのためとは思えません。

ポーランドは、ナチスによる侵略・占領と言う苦難を経ていますし、それ以前にも
欧州のほぼ中央に位置する炉言う絶交の立地が帰って列強の侵略を度々
受けています。

そういう歴史が音楽や芸術を虐げてきた経緯があるのでしょう。

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【関連サイト】
クラシック名曲サウンドライブラリー

YouTube オルゴール演奏

La prière d'une vierge 乙女の祈り



【ポーランド + α 気まま旅】 第13回
     【ポーランド + α 気まま旅】 第12回 へ           第14回 へ     
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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

映画 【火天の城】 当時の建築技術に興味津々
2009年10月5日(月)

 映画冒頭に、当時の城の各階の指図(設計図;もちろんCG再現図ですが)を見せながらそれを上層へ次々と変転させて見せ、それが城の輪郭を為すまでを見せてくれます。
 ほんの1分ほどの映像だったと思いますが、このCGは当時の基本計画図の設計手法の一端を見せてくれるものであって、非常によくできたCGだったと思います。
 私も建築士の端くれなので、この冒頭のCGをはじめ、それぞれの工程の指図(設計図)を見たり、実際の工事を再現する映像は(一部CG加工はされているでしょうが)興味の尽きないものでした。

AzuchiCastleCGm.jpg


 特に、今日で言う 【設計コンペ・プレゼンテーション】 に相当する 【指図争い】 なるものを織田信長が実施し、公平な選定を図ろうとする姿が、極めて先進的な取り組みとして描かれていました。
(もちろん、本当に織田信長が設計コンペを実施したのかどうかは知りませんが・・・ 史実を考証したものか作者の寓話かは解りません)
 そのコンペは
1) 今回の主役である 岡部又右衛門 率いる岡部組
2) 東大寺・大仏殿を建てた組の末裔
3) 鹿苑寺・金閣を建てた組の末裔
 の3社による設計コンペとなるのですが、
 その 2),3) のプレゼントしての見せ方がなかなか工夫されて素晴らしい。
 極彩色で描いた屏風や、スライドパネル、そして極彩色の模型を使用して
 印象的なプレゼンを行います。
  (もちろん、この辺は映画的演出でしょうが・・・)
 これに対して、岡部組のプレゼンは、墨一色で平面図だけを描いた立体感の無い図
 と、白木のままの模型です。
 設計の内容より、プレゼンの見せ方で決まってしまう昨今のコンペを風刺している
 のかも知れません。

 私的には、ここが一番興味深かったと思います。
最初にも書きましたが、3年に亘る建築過程を2時間で見せるという困難な中でも
要所要所の建築工程と、当時の最新のハイテク技術を見ることができ興味の
尽きないものでした。

 エンドクレジットを見ると、城郭建築が現在の会社の礎である、竹中半兵衛を
祖とする竹中工務店が、建築工具や建築技術考証のアドバイザーをやっている
ようなので、これらの建築工程はそれなりの裏づけがあるものと思います。


 映画の最後は、出来上がった安土城を城下の人々に披露するために
数多くの篝火を焚き、夜空に城を浮き上がらせるというパフォーマンスでした。
現代で言えば、ライトアップです。 (もちろんCGなのですが・・・)

 映画では、本能寺の変や、その際に、原因不明とされる失火で炎上するところは
描かれず、映画の冒頭に完成後3年後に炎上したという字幕が出るだけです。

 この建築過程とは別のエピソードとして、敵地・武田勝頼の領地=木曾の
木こりの棟梁・杣頭(そまがしら)・甚兵衛にと岡部又右衛門の職人同士の
信頼と友情について描かれます。

 また、法隆寺の宮大工で薬師寺西塔を建てた西岡常一さんが常に語っていた
「木は癖組み、人は心組み、木組みは心組み」
「木は山に生えていた方角に使え、山の南の材木は建物の南に・・・」
など、宮大工の『口伝』もあちこちに出てきます。

***************
 ひと言突っ込めば、織田信長も列席して、巨大な岩を運搬するセレモニーの際に
織田信長を暗殺しようとする刺客が現われてワイヤーワーク・CG付きの立ち回りを
するシーンは無くてもがなの感・大でした。 

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火天の城 - goo 映画
火天の城 - goo 映画


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火天の城

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

井上ひさし が 満を持して小林多喜二を描く 「虐殺」 井上芳雄主演
2009年10月5日(月)

このブログのサイドカラムにもリンクを設けている 歌手・井上芳雄さんの公式サイトを
見てみたら、今 「組曲虐殺」 という物騒な名前の音楽劇に出演しているとのこと。

flyer_kumikyokugyakusatsu.jpg

処は、天王洲 「銀河劇場」
東京モノレールで浜松町の次の「天王洲アイル」駅に直結している非常に良いホール。
雰囲気も、視界も、収容人員も演劇を見るには最高水準と言えるでしょう。

公式サイトの、この演目のページは、ここをクリック

この演劇、喜劇戯作者として日本最高峰の一人・井上ひさし さんの本によるもの。
期待できそうです。

テーマは、昨年来ブームが沸き起こっている共産党員作家・小林多喜二の
「特高警察(官憲)による虐殺」 においているようです。
そして、公演パンフレットでは、この虐殺に関わった警察官僚の全てが、その後
特段の昇進をして戦後も幅を利かせたことを記録しているそうです。

井上ひさし氏としては、 満を持して世に送った作品なのでしょう。
演出は栗山民也

*************

10月3日から25日までなので、観に行けるかどうかは、微妙な情勢。

東京公演に続いて、兵庫と山形(井上ひさし氏の故郷)で公演があるようです。

*************
出演は、井上芳雄の他に、石原さとみ、高畑淳子など
gyakusatsu2452.jpg

 (チラシと写真は公式サイトより借用)

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天王洲 「銀河劇場」 へのリンクは、ここをクリック

井上ひさし氏の劇団 「こまつ座」 へのリンクは、ここをクリック 



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テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

ソウル 経由 フランクフルト へ
2009年10月6日(火)

【ポーランド + α 気まま旅】 第14回


 9月21日早朝自宅をいつものゼロハンで出発。 荷物はゼロハンに載る程度のもの。

 8月のお盆休みを前にして8月9日から韓国ソウルに仕事で行った時に、早めに出たつもりが 長蛇の列に並ばされた ものですから、今回は連休中でもあり一層混雑するだろうと1時間早く出たのですが、福岡空港国際線ロビーに7時半頃に到着すると、着くのが早すぎて誰もいない状態。
係員も乗客も全く誰も居ないのが却って不安。

FukuokaAirport2009Sep21.jpg

 ようやく9時からカウンターが業務開始。一番乗りにて手続き。

 10時から大韓航空788便に搭乗開始。8月にソウルに行った時と同じ便です。
10:30出発の予定が10:40頃に少し遅れました。

11:45頃ソウル着。1時間5分の予定と機長がアナウンスしていた通り。

ソウルからフランクフルト行き大韓航空905便は13:15出発予定
搭乗開始は12:45私の両横は韓国人でした。
これも少し遅れて13:35出発。
3回ほど機内食(軽食含む)が出たので、充分睡眠をとると言う訳にも行きませんでしたが、音楽を聴いたり、機内Movieを数本見たりして、それほど退屈せずにすごせました。

日本時間9月22日0:58にフランクフルト着。 11時間半ほどの搭乗時間でした。
時差7時間にて、現地時間17:58。すでに薄暗い。

明日のワルシャワ行きの窓口を総合案内で問い合わせ。
ルフトハンザの窓口とのこと。
並ぼうとすると呼び止められたので尋ねると自動チェックイン機で可能とのこと。
それを使って(日本語ガイドあり)チェックインを試みたが、座席指定のところまでは進むのだが、その時点で何度も失敗。翌日の分だからだろうか?
結局窓口に並んで頼んだが、午後10時を過ぎないと扱えないとのこと。
自動機械もこれと同じ理由だったのだろう。
まだ、午後6時過ぎなので、ここで留まることもできず、明日早めに来て試すこととしました。

そこから、フランクフルト中央駅行きの鉄道への入り口に向かいます。

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【ポーランド + α 気まま旅】 第14回
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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

フランクフルト空港から苦労の末 ホテルに到着
2009年10月7日(水)

【ポーランド + α 気まま旅】 第15回

2009年10月7日(水)

 旅行記の方は、まだ一日目の9月21日(月)の続きです。

 フランクフルト空港の中を鉄道への出口を表示に従って歩いていたのですが、
途中までは【Train Station】の案内が表示されていたのが、途中でなくなっている。
何度か行きつ戻りつしていると、その案内が途切れている中間に昇りの階段があり、
そこから上に上がって行かなければならないことが判明。

上がってみると、確かに駅があったが、券売機も改札口もない。
欧州の鉄道は皆そういう傾向があるので、気にはしなかったが、
実はこの鉄道は空港内を移動する手段であることが解った。
それに乗り、フランクフルト中央駅行きの空港内駅につながっているターミナルまで移動。
そこからフランクフルト中央駅行きの駅に徒歩で行き、自動券売機でどうにか一日チケットを買って、ようやく乗った。

フランクフルト中央駅にまもなく到着。おそらく、この時点で午後7時半頃にはなっていたと思う。(時計をみなかった)。

そこからホテルまでタクシーでもそれほどの時間と料金ではないだろうが、私は地下鉄で行くことにした。

ところが、地下鉄案内図が始めての身には極めて解りにくく、フランクフルト中央駅を通るU4とU5のどちらに乗ればよいのかも解らず、しばらく迷う。
まず、目的地のLeipziger Strasse 駅はどこにあるのか探すのに大苦労。
そこが解るまでに数十分過ぎたと思う。
今度は、どこで乗り継げば目的地に向かうのかの判断が着かない。

だいたい、次の駅へ行くのがどちらのホームかも解らない。
プラハの地下鉄は、行くべき方向がハッキリ解るので親切だが、
フランクフルトの地下鉄駅の表示は不親切だ。おそらく地元の人にとっても。

下記のような極めて複雑で解りにくい路線図がたまには見つかるが・・・

Frankfurt U-bahnMapM

とりあえず検討をつけて、U1,U2,U3と乗り継ぐ隣の駅までいってみることにした。

方向が間違えていれば戻るつもりだったが、どうにか目指す方向に行ったので、隣の駅で降りた。
今度は、乗り換えに一苦労。
上り・下りの区別もつかず、どっち方面行きに乗れば良いのか?
また検討をつけて乗り、U6,U7に乗り換えができる5つ先の駅まで乗る。

そこで、2回目の乗り継ぎをして、U6のLeipziger Strasse 駅に着いたのは、おそらく午後8時過ぎていたのではないかと思う。(ここでも時計を見ていなかった)

ホテルも日本で印刷してきた地図を見ながら、検討をつけて進むと、およそ予想していたところにホテル(HOTEL FALK)を見つけチェックイン。

HOTEL FALK

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FALK HOTEL ★★★
冷蔵庫 ○
湯沸かし器 ×
電源コンセント(寝室に1個:照明を外して使用。予備なし)
インターネット 無線LANというが認証できず。使用できない。
 玄関横に備え付けのPCがあったが、使用してみなかった。
 ここは一日だけの通過点なので。
コーヒー、紅茶などのティーバック ×
Safty Box ○
湯船 × (Shower のみ)
浴用アメニティGoods(髭剃り、歯ブラシ、櫛、スリッパなど) ×
寝具(浴衣のようなもの) ×
スリッパ ×
72ユーロ
徒歩5分圏内にU-Bahn,TRUM 駅あり
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【ポーランド + α 気まま旅】 第15回
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フランクフルト 【国際自動車ショー】 に出向くことに・・・
2009年10月8日(木)

【ポーランド + α 気まま旅】 第16回

 旅行の方は、9月22日(火)の朝です。

 フランクフルトに着くちょっと前に新聞で、
ちょうど 【国際自動車ショー】 が開催中であることを知りました。

 そこで、ついでのつもりで見に行くことにしました。
予定は午前中のつもり。

 まずは、ホテルで朝食。

FrankfurtBreakfast02m.jpg

少しづつ取ったつもりが結構な量に

FrankfurtBreakfast01m.jpg

で、肝心の 【国際自動車ショー】 の写真は次回をお楽しみに!


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フランクフルト 【国際自動車ショー】 その1
2009年10月9日(金)

【ポーランド + α 気まま旅】 第17回

 旅行記の方は、まだ二日目の9月22日(火)の続きです。

 午前中、ニュースで見たInternational Automobile Show を見に行くことに。

フロントで訊くと、歩いてゆける距離とのこと。
言われた通りに行きましたが、ちょっと教え方が間違っていたようで、(後でわかったことですが)
遠回りになり30分ほど歩く破目になりましたが、荷物もなかったので、丁度良い運動にもなりました。

10:30 会場のフランクフルトMesse着。

FrankfurtAutoShow01m.jpg

会場が極めて広いので、中での歩きも半端ではありませんでした。
そのせいか、空港でこれを書いている今の時点(午後7時半)で、万歩計は2万歩を超えていました。

自動車ショーに戻って、なんと言っても今回の目玉は、ゼロエミッションすなわちCO2排出ゼロを謳った車の展示で、なかでも日本ではこれまであまりエコカーの話を聞かなかったMercedes-Benz
の力の入れようです。メッセの会場一つを借り切っての特大規模の展示を行っていました。

FrankfurtAutoShow02m.jpg


電気自動車(バッテリー式)、F-Cellカー(燃料電池車)など、エコカーのコンセプトも様々で、World Premier(世界初発表) との表現があちこちにありました。

FrankfurtAutoShow04m.jpg
   (こちらは、ベンツの燃料電池車)


エコカーの表現として、たとえば、
98g/km(1km走ったら98gのCO2を排出します), 
3.7L/100km(100km走行するのに3.7L消費します) 
とか言う表現がアピールの中心でした。

IAC12mFord.jpg
   (こちらは、Ford のエコカー)


これは、日本での「燃費表現」とは、指標が異なります。(結果は同じですが・・・)
日本では、1L 当たり25kmとか35kmとか表現して居ますが、
こちら欧州の表現では、100km走るのに何リットル消費するかで表現するようです。

多くの車が、Bodyに98g/km, 3.7L/100km などのロゴを描いていました。


FrankfurtAutoShow03m.jpg

 Mercedes-Benz の展示会場は観客も多く、万博状態。

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瀬奈じゅん 退団公演 【ラスト・プレイ】
2009年10月10日(土)

 朝5時前に起きて新幹線で大阪に行き、ダメモトで
今年退団する 宝塚・瀬奈じゅん さんの 退団公演 【ラスト・プレイ】を
観に行きました。

 9時少し前に新大阪に着き、あの列車事故で有名になった、JR福知山線で
宝塚駅に。 宝塚大劇場のプレイガイドに到着したのは、10時丁度。

 ダメ元ではあったのですが、なんと2階の2列目中央ブロックがほぼ空席。
他に2階で空いている席は最後列くらい。
 1階のほぼ中央にも空きがありましたから、これらの絶好の席は、おそらく
招待者用か何かなんでしょう。 

revue_img.jpg

 そういう訳で絶好の席で堪能してきました。

 瀬奈じゅん さんは、さすがにうまい。
孤児院出身の天才ピアニスト役なので、ピアノで演奏する場面がありますが、
もちろん自分で演奏する訳ではなく、弾いている振りをしている訳です。
 しかし、ピアノの鍵盤の至近距離で弾き振りをするのは、なかなか難しいでしょう。
その上、その指の動きは結構速くて、それなりに様になっていました。
 もちろん宝塚音楽学校でピアノ演奏も勉強はしているでしょうから多少は弾ける
のでしょうが、天才ピアニストを演ずるほどには行かないでしょうから・・・

 2番手で瀬奈じゅんさん退団後はTOPになるだろう、霧矢 大夢(きりや ひろむ)
さんもうまくなっていました。
   

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大阪松竹座・だんだん
2009年10月11日(日)

「ぴあ」の公演案内によれば、マナカナ(三倉茉奈 ・佳奈)の「だんだん」を
やっているようなので、大阪松竹座劇場に来て見ましたが、
昼の部は貸切公演でしたので、観劇叶わず。

20091011112746

  (凱旋門を真似たという大阪松竹座 下半分は映らず)

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山村流の舞踊発表会
2009年10月11日(日)

 上方舞の老舗・山村流の舞踊発表会に国立文楽劇場に来ています。

20091011165531


山村若峯童さんの会ですが、私の近しい知り合いが出演していますので…

 私が子どもの頃(小学校にも行っていなかったか)床田順一さんと言う本名で、
若くして山村流の名取となり「山村若峯童」を名乗られたことまでは覚えています。

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 地唄舞だけの公演で、午後2時から6時までの4時間。

実は、今回の来阪は、この公演が主要目的。

 しかし、派手なところが何も無い座敷舞である地唄舞だけで4時間はきつい!

 主催者の山村若峯童さんの冒頭の二演目は、タイトルと演目は異なるのに、
舞っている内容(振付け)にあまり大差が無いように思えました。
 何しろこの分野は素人なので。

20091011165528


 そういう中では、小学4年生・床田きらりさんの地唄舞「黒髪」は、上出来でした。
この「黒髪」は地唄舞をやる方々にとっては一つの関門のような重要な演目で、
前の朝ドラ「だんだん」で三倉佳奈 扮する夢花がこの演目を克服するところが、
芸妓としての試金石として描かれていました。
 この小学4年生は、山村若峯童氏のお孫さんなのではないかと推察しました。
舞踊会終了後メールで確認したところ、その通りであることがわかりました。


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法善寺と浮世絵美術館
2009年10月12日(月・体育の日)

 昨日、大阪での舞踊発表会鑑賞までの時間待ちに千日前界隈を歩きました。

法善寺と、そのすぐ前にある浮世絵美術館です。


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    (こちらは法善寺界隈 ツアーの団体さんが来ていました)
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    (こちらは、上方浮世絵館 ガイドブックにも載っているらしい)

 一階は受付と、おみやげ店。二階から四階が展示スペース。
四階には、版木が展示されていました。
 事前に5名ほどで申し込むと、浮世絵制作を実体験できるそうです。


 展示している浮世絵の殆どが1820年前後の役者絵でした。
中村歌右衛門のものが相当数に及んでいました。
 3か月ごとに展示内容を入れ替えているとのこと。

 目の前で見られるので(それこそ絵から数センチのところまで)、
毛髪の細部に至るまで、確認することができます。(1mmに4本くらいの細密さ)
中には、それが鬘(かつら)であることを明示する輪郭線(0.2mm位)まで入れてある
手の込んだものまでありました。
 今で言えば、『アイドルのブロマイド』 や 『宝塚の舞台写真集』 のようなもので、
多色刷り(3原色+黒程度では無く、十数枚の版木での多色刷り)で塗り重ねた
細密極まるものです。
 当時の色を再現した新刷りのものが4階に展示してありましたが、鮮やかな
明るい色合いです。
浮世絵に暗めの色合いのものが多いのは、褪色しているからでしょう。

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 今回の特集は、【浮世絵の文様】 ~技巧とデザインの魅力~
と称して、テキスタイル(パターン化された地模様)を中心に紹介を試みていました。
 中には「空摺り」と称する技法も紹介されていました。
これは、型紙で絣模様等のテキスタイルを造り、色を乗せずに馬連で和紙を刷り込み
型だけを和紙に転写するという方法です。 
レリーフのような効果が現われていました。

 館内は、写真禁止なので、御紹介できません。
また、この浮世絵館の所蔵品のカタログは作られていませんでした。

 見る値打ちのある美術館だと思います。(拝観料500円)

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フランクフルト 【国際自動車ショー】 その 2
2009年10月13日(火)

【ポーランド + α 気まま旅】 第18回

 旅行の方は、9月22日(火)の午前中です。

 フランクフルト 【国際自動車ショー】 の続きです。

前回は、Mercedes Benz を中心に御紹介しましたが、今回もその続きです。

FrankfurtAutoShow05m.jpg
  (数多いベンツの「世界初登場」の触れ込みの中の1台)

こちらは、ベンツの小型電気自動車
IAC02m.jpg

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別の一画では(と、言っても結構広いが)、エンジン部分をカットモデルとして
展示していました。 以下は、その極一部です。雰囲気だけ感じてください。

Benz E-motor 01m
     (ハイブリッド用薄型モーター)

Benz Hybrid Engine 02m
     (ハイブリッド・エンジン)

Benz Lithium-Battery 04m
     (リチウム電池)

Benz F-Cell 03m
     (燃料電池車)

そして、究極のゼロエミッション車
FrankfurtAutoShow06m.jpg
     (ベンツの自転車)

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また、日本では白洲次郎の本やテレビドラマで“有名”になった高級車
BENTLEY も最新の車を展示していました。

Bentley001m.jpg

Bentley002m.jpg


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次回は、ベンツ以外の車を紹介します。

【ポーランド + α 気まま旅】 第18回
     【ポーランド + α 気まま旅】 第17回 へ      第19回 へ
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映画 【ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~】
2009年10月14日(水)

 体育の日の12日夜、9時半からの上映の
 【ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~】
 を観た。

 168席のスクリーンに、観客は私一人だけ。 完全な貸切状態。

『 第33回モントリオール世界映画祭で監督賞に輝いた秀作。 』

という謳い文句ではあるが、世界映画祭はハリウッドへの反作用から
この手の地味な映画を高く評価するのだろうか?

villon010.jpg


 この映画は、生誕100周年の太宰治の幾つかの作品を元に、松たか子宛に
いわゆる『当て書き』された作品だそうである。

 松たか子は、女性に人気の小説家である夫・大谷(当然、太宰治の一面を誇張した分身)
の酒癖と飲み屋(小料理屋・椿屋)への借金に振り回されながらも、心根は強く積極的な
佐知を演じて中々嵌まっている(『当て書き』だからある意味当然であるが・・・)

 大谷の方は、実は精神的に極めて弱く、酒と女に放蕩三昧の生活を続けながら
自らの借金の返済のために椿屋で働き始めた妻・佐知の浮気を疑う身勝手さ。

 男の身勝手と、いい加減さと、弱さをこれでもか!というほど具現化した存在。
いつもは真面目な役柄が多い、浅野忠信が「いい加減にせーよ!」とスクリーンに
向かって叫びたくなるほどの“好演”

villon008.jpg

 佐知が夫の借金を返すために働き始めた椿屋の女将(おかみというほどのものでもない
夫婦だけで営んでいる『飲み屋』のおばさんだが・・・)と亭主は、配役とは裏腹の人の良い
心温かい気配りもできる夫婦。
 配役は、一癖も二癖もある 室井滋 と 伊武雅刀
 佐知が客から貰うチップも巻き上げるのではなく、「自分で貰っておいていいいのよ」と
返してくれる親切な人柄。
 この夫妻の愛情に佐知も精神的に救われるところが多いと思われる。

 椿屋で佐知に会って一目惚れする旋盤工役として、今が絶頂の妻夫木聡が
出ているが、絡みは少なく、役不足という感あり。

 広末涼子は、大谷の愛人役で、情愛シーンにも挑戦しているが、イマイチ。
 山本未來も大谷の借金(当時としては大金の5千円)を肩代わりする愛人役。

 一方、堤 真一は、佐知が大谷と知り合う前に法律家を目指していた昔の恋人役。 
弁護士として成功し、愛人(広末涼子)と自殺未遂を図った大谷を助ける。

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 しかし、素顔の津島修治(太宰治の本名)は、そんな ひ弱で身勝手な男では
なかったようです。

 井上ひさし氏が、太宰治・津島修治の若き日を描いた 「人間合格」 によれば、
彼は、当時の非合法政党(日本共産党)への支援活動を陰ながら行っていたらしい。

ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ - goo 映画
ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ - goo 映画


作品解説とスタッフ・キャストおよび太宰治(津島修治)の略歴は、ここをクリック


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山崎豊子の【不毛地帯】 初のTVドラマ化
2009年10月15日(木)

 今、テレビドラマの【不毛地帯】を見ています。

 原作は5年ほど前に文庫本で読みました。
シベリア抑留から帰ってきた帝国陸軍の将校・壹岐正が主人公で、
帰国後商社に勤めるが、航空機輸入に絡む中で、結果的には
ロッキード・グラマン疑獄に似た政財界・航空業界を巻き込んだ
重大事件に関与することになるわけです。

 出演するキャストはいわゆる超豪華キャスト。

壹岐正 … 唐沢寿明,壹岐佳子 … 和久井映見,壹岐直子 … 多部未華子

他に、
原田芳雄,中村敦夫,伊東四朗,橋爪功,松重豊
柳葉敏郎,段田安則,遠藤憲一,佐々木蔵之介

天海祐希,小雪 (主要キャストでは女優が極めて少ない!)

Humouchitai01.jpg

しかし、豪華キャストとは逆に言うと、いつもながらの顔触れとも言える。

今日は、第1回目であるが、既に「二次防」(第二次防衛力整備計画)のための
ラッキード・グラント疑獄に繋がるシーンが展開されている。

天海祐希は、クラブ『ル・ボア』で、ピアノの弾き語りをするクラブの経営者の
娘役として、壹岐正に関わってきそうな展開になっている。
宝塚出身でもあり、この程度の弾き語りは本当にやっているのだろう。

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HONDA 【INSIGHT】 が到着
2009年10月16日(金)

以前このブログに書いていました
ホンダのハイブリッド車・インサイトが本日納車されました。
もっとも納車とは言ってもディーラーまで取りに行ったのですが・・・

とりあえず、メーターパネル部のみ御紹介。

MaterPanelM.jpg

StearingWheelM.jpg

以下の写真は、10月17日撮影

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フランクフルト 【国際自動車ショー】 その3
2009年10月17日(土)

【ポーランド + α 気まま旅】 第19回

 旅行記の方は、まだ二日目の9月22日(火)の続きです。

 今回は、Mercedes Benz , Volks Wagen 以外の展示車を紹介します。

Audi001m.jpg
     (Audi のコンセプト・カー)

IAC11mRenault.jpg
     (ルノーのF1カー)

MAZDA-Rx8 HydrogenM
     (マツダ・RX8 水素自動車)

MAZDA002m.jpg
     (マツダのキャブリオレ)

MAZDA-DieselHybridM.jpg
     (マツダ ディーゼル・ハイブリッド;この種のハイブリッドはあまりなかった)

IAC09mMazda.jpg
     (マツダの展示会場  来場者は少ない)

SUZUKI001m.jpg
     (スズキ・アルト)

IAC08mSuzuki.jpg
     (スズキの展示会場  閑散としている)


残念ながら、トヨタ,ニッサン,ホンダの展示会場は見つけられなかった。
会場では、ロゴマークさえ見つからなかった。
もしかしたら、参加していないのかも知れない。

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【ポーランド + α 気まま旅】 第19回
     【ポーランド + α 気まま旅】 第18回 へ      第20回 へ  

   
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自宅の庭の草取りをしたら
2009年10月18日(日)

 毎日、横を通っているのに見過ごしていた花や蜘蛛の巣や蝉の抜け殻に気付きました!

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     (いまだに朝顔が大きく花を咲かせています。ちょっと露出過多)

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     (蜘蛛の巣が幾つもみつかりました。その一つです)

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     (朝顔とは打って変わって山茶花も咲いています。季節は中秋ですが)

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     (こちらでは、蝉の抜け殻がきれいに残っていました)

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映画 【引き出しの中のラブレター 】 常盤貴子のナビゲーション
2009年10月19日(月)

 先週の土曜日・と言っても2日前の話ですが、
常盤貴子・主演の映画  【引き出しの中のラブレター 】 
を見ました。

Hikidasi-LoveLetterTop.jpg

 大音響のウルサイ映画が多い中で、極めて静かにストーリーが運ぶ
大人の映画です。

 土曜日の午後8時半・レイトショーで、1200円と言う絶好の Situation なのに
観客は20人そこそこ。 既に下降時期になっているのでしょうか?

 伝えたいが口に出せなかった心の奥底の思いを手紙に託して、
地域FM局の番組で伝えようと言う企画です。
 真生(まい・常盤貴子)の企画に最後まであきらめずに協力するFM局の
スタッフたちの心意気が感動的!

 それにしても、常盤貴子さんは、首の線が綺麗!惚れ惚れする!

 ドラマには、3組ほどの家族が絡み、それぞれは独立したストーリーですが、
最後の段階では、それぞれ何らかの関わりがあったという想定です。

 中でも、八千草薫と仲代達矢が重要な役回りを演じています。
 
 こういうストーリー展開は映画には良く使われる手法らしく、先だっての
【60歳のラブレター】 (5月17日鑑賞) でもこういう手法だったように覚えます。


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映画 【クヒオ大佐】 まぁコメディとして・・・
2009年10月20日(火)

 先日の土曜日(10/17)、レイトショー1200円で、【クヒオ大佐】 を見た。
観客は十数名。

まぁ、コメディとしてみれば、それなりに楽しめる。
これが、事実を元にした話と言うところで???が付くのだが・・・

KuhioTaisaTop.jpg


冒頭は「第一部」と称して、イラク・フセイン政権によるクェート侵略の映像
そしてこれを制圧するためと称した多国籍軍(実態は、米軍)による侵略
これに右往左往する日本政府の実態などを短い時間で簡潔に提示。

日本政府の対応が如何に付け焼刃その場しのぎであったかが良く解る。

この「第一部」は、5分か10分程度だったと思う。

そして、映画はすぐに「第二部・クヒオ大佐」に。

この、クヒオ大佐が演ずるのは湾岸戦争やイラク戦争での秘密任務を負ったファントムのパイロット?
その設定にも幾つもの矛盾があるのだが・・・
それらは、やがて物知りのキャバレーホステスによって暴かれることに・・・

クヒオ大佐が“詐欺師”と見抜いたホステスは、騙された振りをして逆に金をせびる。
これにアタフタとするクヒオ大佐が見もの。

だまされた振りをしてだまされてしまう別の女性もいて・・・

結局何を言いたい映画かは良く解らなかった。
まぁ、結婚詐欺には要注意!とでも言うことか・・・

配役とは格差がある三流映画と観た!
観客が詐欺にあったようなものだ?!

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フランクフルト 【Alte Oper】 へ
2009年10月21日(水)

【ポーランド + α 気まま旅】 第20回

 旅行の方は、まだフランクフルトで 9月22日(火)。 ようやく午後になりました。

 フランクフルト 【国際自動車ショー】 に長居していると旧市街などの観光が
できませんので、2時間経った12:30に会場を後にしてU-bahn(地下鉄)で、
Alt Operまで行きました。

 U-bahn の Alt Oper駅 を上がるとすぐに 【Alte Oper】 (古いオペラ座;現役稼動中) の偉容が見えました。

FrankfurtAltOper01m.jpg

こちらは、正面の拡大

FrankfurtAltOper04m.jpg


 何枚も写真を撮りましたが、近づいてよく見ると何と一部修復中の部分には写真を外壁に張って見掛けだけを保っていました。

FrankfurtAltOper05m.jpg
   (噴水の後ろから左側が写真を貼って工事中のところ)

 チケット売り場でバックステージ・ツアーを開催しているか問い合わせたところ、バックステージ・ツアーはやっていないとのことで、残念ながら中には入れず、チケット売り場の横の第一エントランスまででした。

FrankfurtAltOper02m.jpg

裏側に回ったところ
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広場の公演案内ポスターには、【エリザベート】の公演案内が出ていました。

FrankfurtElisabeth06m.jpg

また、時あたかも選挙戦中で、選挙ポスターも掲示されていました。

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その後、歴史地区を一回りすることにしました。


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【ポーランド + α 気まま旅】 第20回
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ココ・シャネルが下積みだった頃
2009年10月22日(木)

 今週始めの日曜日、午後5時半からTOHOシネマで、
【ココ・アヴァン・シャネル】 を観た。

 あの世界的ブランドを立ち上げたシャネルが若かりし頃で、下積み生活を送っていた頃の話である。

cocoavantChanelTop.jpg

 成功を果たしたシャネルの姿は殆ど描かれず、映画の最後の数分で、ようやく【ファッションショー】を開催できるまでになったところが紹介されながら映画が終わるという趣向である。

 シャネルは、中年のパトロンの世話になりながら、そこに出入りする若者(と言うほど若くはないがパトロンよりは10歳以上は若いようだ)と一緒に旅行に出掛けるなど、拘束されることを拒絶する自由奔放(悪く言えば勝手気儘・やり放題)な性格。

 常に、タバコを手放さない。 衣装をデザインしている時も裁断している時も縫製している時も、ファッションショーの最中でも、ずっとタバコを吸っているように描かれている。

 装身具の発想やデザインの才能や縫製の技能やマネジメントの能力など
肝心のところが何も描かれていなかったような気がする。

 正直、後半は度々うつらうつら舟を漕いでいたように思う。
爆睡状態では無く、耳に音は入ってきているのだが、瞼の方は次第にくっつき・・・

 どちらかと言うと「私的には期待外れ」の仲間に入る映画だと思う。

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フランクフルト の 歴史地区探訪
2009年10月23日(金)

【ポーランド + α 気まま旅】 第21回

 旅行記の方は、まだ二日目の9月22日(火)の午後の続きです。

 歴史地区を一回りすることにしました。

 歴史地区を目指して歩き回っていると、何か偉人らしき銅像が建っていました。

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遠目で写真を撮り近づいてみると、文豪ゲーテ像でした。

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 また、しばらく行くと立派な教会が建っていましたが、この辺りは他にも数多くの教会があります。

P9220087M.jpg


 そして、この前に立っている屋外レストランで昼食としました。

P9220088M.jpg

友人から聞いた「フェイザー・ヴァイサー」というワインがないかウエイトレスに尋ねたところ、「少しお待ちください」と中に戻って行きましたが、「残念ながらございませんでした」との返事でした。
 メニューは『カツレツ』らしき表示のものにしました。
ヴィナー・シュニッツエルに似たカツレツです。

DCF_0101M.jpg

 こんなに大きいのに、結局食べてしまいました。
旅の上でと言うところもありますが、このカツレツは極めて薄いのです。
面積は大きいですが、体積は日本のトンカツと同じくらいなのかも。

 続いて、午後3時前に、信者には申し訳ありませんが、ただ目的もなく、とりあえず先ほどの教会に入ってみました。
P9220089M.jpg

 教会の名前は不明です。ステンドグラスは綺麗ですが、造りは極めて質素な方です。

P9220092M.jpg

天井の交差ヴォールトが明瞭に感じられました。

P9220093M.jpg

パイプオルガンは立派で美しく、定期的に信者や観光客に演奏会を行っているようです。

その教会を離れて、今度は目的意識を持って「ゲーテ・ハウス」を探しました。
 


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【ポーランド + α 気まま旅】 第21回
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劇団「四季」のミュージカル【アンデルセン】全国ツアー 1ヶ月
2009年10月24日(土)

 先日から度々御紹介している 劇団「四季」の
ミュージカル【アンデルセン】 
の全国ツアーも既に1ヶ月を過ぎ、今は中部地方での公演中とのこと。

劇団「四季」の公式サイトより最新情報(10/21付け)を引用すると
********************************
『アンデルセン』全国公演の旅路より ~維田修二(愛知県出身)~

私の役はデンマークの田舎町オーデンセの小学校の校長先生です。台本(ト書き)にこうあります。
「怒りっぽくて、頑固で、卒中にかかりやすいタイプの校長――呑気なハンスとは正反対――が、学校の机から立ち上がり、始業時間になったことがうれしくてたまらない様子で、大きな鐘を手に持ちドアを開けて鳴らす。子供たちは全く気に止めない(中略)子供達はハンスのまわりにぴったりと固まっている。校長はひどく怒って学校へ帰り、町長さんのいる役場へかけ込む」

091021an01.jpg

なんだ!私の親父と全く一緒じゃないか。父の通りを演ずればいいんだ。
私は徹底的に父の姿を追いました。

さて、ちょっと古い話しになって恐縮ですが、丁度50年前、私は何もかもおっぽり出して、突然故郷名古屋を飛び出し、東京の或る劇団にもぐり込みました。父から逃げたのです。22才の春でした。それ以後も、ことごとく父と対立し、反抗に反抗を重ねました。

091021an02.jpg

しかし、父の姿を追っているうちに、今まで殆んど自分に見えていなかった父の姿が次第に現われ始めたのです。それは、哀しい父の姿でした。黙って悲しみに耐えている父の姿なのです。父の声は殆んど声にもならず、おろおろと私のために祈っている様に聞こえるのです。あの身勝手なガミガミ親父はどこへ行ったんだ。「お前のことなど人間とも思っていない!」と私に怒りをぶつけたあの父はどこへ行ったんだろう。

私はもう一度、やり直さなければなりません。故郷での公演を前に改めてそう思っています。
故郷・愛知県のみなさま、そして全国のみなさま、そんな私の“校長先生”をどうかよろしくお願い申し上げます。

校長・ホルム編集長役:維田修二(愛知県出身)
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昨日の出演者一覧は、ここをクリック

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劇団「四季」ミュージカル【アンデルセン】公式サイト


 こちらは、プロモーション・ビデオ (画像をクリックで再生;1分15秒) 



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映画 【沈まぬ太陽】 事実に取材した山崎豊子原作のリアルな再現映画
2009年10月25日(日)

 公開初日の昨夜、8時からレイトショーで3時間を上回る山崎豊子原作の
話題の映画  【沈まぬ太陽】 を観ました。

SizumanuTaiyo01.jpg

 ナショナル・フラッグ・キャリア(日の丸航空会社)日本航空で実際にあった
労働組合への干渉・破壊工作と過重労働、労組委員長の海外僻地への左遷
そしてこれらを背景にして実際に起こった
「御巣鷹山」へのB747ジャンボ・ジェット機の墜落事故

 海外から呼び戻されたものの、この事故の被害者慰問を命じられた
恩地元(おんち・はじめ・渡辺謙)とこれを取り巻く愛憎あふれる人間劇を描いた
最近まれにみる重厚な作品です。
 モデルは、実在の人物・日航労組元委員長 小倉寛太郎さん。

 私は、この山崎豊子原作の単行本(文庫版ではなく)を刊行直後に五巻全部買って読みましたので、これだけの大作を1本の映画にするということに相当の困難があったと思われますが、中心点は抑えられていたように思います。
 それぞれの赴任地での過酷極まる仕事の様子を詳しく描くいとまがなかったのは致し方ないことでしょう。

 映画の長いエンドクレジットの最後に、
「山崎豊子の小説を元にしたフィクションであり・・・」 と出てきますが、
観客の殆どが、これが日本航空の実態を暴露したものであることを
知っている訳であり、事故の記憶もまだ残っている方も多いことでしょう。

途中10分間の休憩がありますが、そのBGMとして流れているヴァイオリン・ソロは、
「御巣鷹山事故」の遺族の娘さん(欧州で演奏活動中)が演奏されているとのこと。

 映画は、左遷された赴任地アフリカで「象狩り」で憂さを晴らす恩地元の姿から導入されます。
 今では、絶滅危惧種である象を狩猟の対象とすることなど考えられませんが、1960年代には、観光資源として「猛獣狩り」を観光客に行わせていたようです。
 映画では冒頭で部分的にしか描かれていませんが、小説ではライオン狩りや象狩りなどさまざまな「猛獣狩り」の様子が恩地元の自慢話風に詳しく描かれています。一面では、恩地元の心の荒廃を示すものとして山崎豊子によって創作されたものかも知れません。
 映画の中での狩猟シーンは先ほど書いたように冒頭だけですが、恩地元の居住する家には多くの動物の剥製が飾られており、それらが恩地元の獲物であったことを示唆しています。

 その映像と交互に、札幌発大阪行きJAL(映画では国民航空NAL)123便が制御不能に陥り、墜落に至る模様が乗客の搭乗前や機内での緊迫した姿などと平行して描かれます。

 機影がレーダーから消える時、恩地元の撃った弾丸が象の額に命中し、象が倒れる轟音が墜落の音として示唆されます。
 3時間を超える映画の中で、この墜落に至る経過は冒頭の15分ほどで描かれます。

SizumanuTaiyo02.jpg

 この墜落現場の再現は相当リアルですが、実写は使われていないようですので、相当手の込んだ装置のようでした。

 労働組合を分裂させ第二組合(企業側親方日の丸組合)を使う執拗な切り崩しと情報収集(スパイ活動)の凄まじさが描かれて行きます。
 恩地元と組合の幹部として一緒に闘って来た行天(ぎょうてん・三浦友和)を会社側が買収して第二組合とスパイ活動を裏で操る黒幕に仕立て上げて行きます。

 いわば、タブーに挑戦した渾身の映画と言うことができるでしょう。

****************

 体育館に五百もの棺桶が並び遺族が一つひとつ遺体を確認するシーンは壮絶ですが、これが実際に起こったことであり、それぞれの遺体が本当に亡くなった方であり、それぞれの家族や恋人が居たことを考えさせられ、JALとボーイング社の責任を強く訴えています。

 JALは、遺族への補償はできるだけ低額の回答で早々と“解決”しようとしている反面で、全世界のJAL就航都市にJAL-HOTELS網を開拓しようと、破格の高価格で外国のホテルを買収し、さらにその中で金額を操作して私腹を肥やす幹部の存在が描かれています。

 また、航空券の新券の束をチケットショップで処分し現金化して、政治家や官僚への工作資金にする有様まで詳細に描かれます。

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 余談ですが、映画の中で大写しになる「毎朝新聞」の当該の記事の横の方には、その報道の元になった情報は、「共産党の下田京子氏の追及によると」と言う当時の国会質問の模様を髣髴させる記事が見えました。

 映画の編集段階でどうにでも脚色できるところを、わざわざ上記の表現を残した処に制作者の意気込みを感じさせます。

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325席のスクリーンに百名ほどの入り。
まあ、この映画館(トリアス久山TOHOシネマ)では、入りは多い方と言えるでしょう。

その殆どの観客が、この長いエンドクレジットを最後まで見てから席を立っていました。

山崎豊子原作 「沈まぬ太陽」 が新潮社刊にも拘わらず、映画制作の中心が角川映画であることが中々のものです。

多くの方に観ていただきたい映画です。

 今、実質的には破産状態機に陥っているJAL日本航空の経営実態も、この映画で示されたような極端な労務管理と為替操作、ホテル事業などへの過剰な投資が、元になっているのでしょう。

日航株下落で評価損、ニッセイ同和は30億(読売新聞) - goo ニュース
      2009年10月25日(日)09:48

日航再建へ公的支援 国交相、首相らに説明(産経新聞) - goo ニュース
      2009年10月23日(金)15:35

日航支援へ公的資金検討 国交相と財務相が会談(朝日新聞) - goo ニュース
      2009年10月20日(火)15:00


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小説 VS 映画 VS 実際の【沈まぬ太陽】 の役柄
2009年10月26日(月)

 昨日の続きです。
ブログ検索で、人物対照表を見つけましたので御紹介します。

SizumanuTaiyo03.jpg


原作中の人物と実在の人物の対照表 (Sweet Home より)
http://besweeton.fc2web.com/book/shizumanu.html

恩地元(渡辺謙) → 小倉寛太郎(元日航労働組合委員長)
行天四郎(三浦友和) → 日航労組副委員長から常務取締役(不明)
国見正之(石坂浩二) → 伊藤淳二(日航会長・元鐘紡会長)
堂本信介国民航空社長(柴俊夫) → 高木養根(日航社長)
桧山国民航空社長(神山繁) → 松尾静麿(日航社長・航空庁初代長官)
八馬忠次(西村雅彦) → 吉高諄(後に日航常務・空港グランドサービス社長)
和光監査役(大杉漣) → 服部功(日航監査役)

小暮 → 朝田静夫(日航社長・元運輸次官)
海野昇 → 山地進(日航社長・元総務庁次官・運輸官僚)
三成通男 → 利光松男(後に日航社長・小田急電鉄創業者である利光鶴松の長男)
岩合 → 石川芳夫(日本航空開発社長)
権田宏一 → 渡辺武憲(後に日航名古屋支店長・ジャルエクスプレス社長)
轟鉄也 → 大島利徳(ジャパン・ツアー・システム副社長)
秋月純 → 萩原雄二郎(日本航空開発会長)
永尾 → 長岡聰夫(日航常務・元大蔵省印刷局長・国際金融局次長)
田丸 → 安藤光郎(日航常務)
川野 → 平野聡(後に日航常務・同顧問)
岡部 → 岡崎彬(日航部長・全日空第2代社長である岡崎嘉平太の子息)
石黒 → 黒野匡彦(後に運輸次官・成田国際空港社長)

利根川総理大臣(加藤剛) → 中曽根康弘
龍崎一清(品川徹) → 瀬島龍三
竹丸副総理(小林稔侍) → 金丸信
道塚運輸大臣(小野武彦) → 三塚博
十時 → 後藤田正晴
永田 → 福田赳夫
青山竹太郎代議士(矢島健一) → 糸山英太郎
井之山 (田中健)→ 井上一成
安西富貴 → 佐藤昭子
不二 → 不破哲三(共産党委員長)
鷹名 → 高尾健博(日本経済新聞編集委員)
小野寺 → 小佐野賢治(国際興業会長)
三島 → 五島昇(東京商工会議所会頭・東京急行電鉄会長)
永井藤夫 → 澤田秀雄(エイチ・アイ・エス会長)



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21万アクセス突破
2009年10月27日(火)

おかげさまで、今夜今しがた、
ブログ・アクセス・カウンターが 【21万アクセス】
 を超えました。

いつもながら、御訪問いただく皆さまのおかげです。

20万アクセスを超えたのが、2009年9月27日(日)頃でしたので、
ほぼ1ヶ月ちょっとで 【1万アクセス】、7月27日から2ヶ月で2万アクセス
すなわち、一日平均 【約 330 アクセス位】
週間平均 【2300 アクセス位】 と言うことになります。

これは、その前の「1万アクセス」(週間2000)より、ちょっと早くなりました。

みなさま、本当にありがとうございます。

この記事も含む現在までの記事数は、1,137 本 (削除したものも含む)

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(編集中)

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今回は、全体としてランキングは低迷してしまいました。

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