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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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もの言えぬ人々 NEWS23
今夜の【NEWS23】では、憲法記念日を前にして、2夜連続・憲法企画'08特集 を組んでいた。

1回目の今日は「もの言えぬ時代」と題して、民主主義が押し込まれてゆく時代状況を捉えていた。

最初に取上げられたのは、自衛隊・情報保全隊による市民活動の監視と『ブラック・リスト』作成であった。
取材に応じたのは写真ジャーナリストの森住卓さんだった。イラクの劣化ウラン弾による被爆の惨状を記録した写真展を全国で開催していることを「反戦的である」と監視され続けていたのだ。
監視対象はジャーナリストだけではなく、一般市民にも広がっていることを報道していた。

他にも様々な『もの言えぬ』状況を紹介していたが、箇条書きで御紹介するに留める。
* プリンスホテルが「右翼の街宣が近所迷惑になる」との口実で
    日教組の「教研集会」を拒否した問題。
* 映画「靖国 YASUKUNI」の上映が右翼青年によって妨害された問題。
    いわゆる“自粛”の空気が広がってゆく危険性を強調。
    いみじくも、憲法記念日の5月3日から全国公開されることも紹介していた。
* 東京都教委が君が代斉唱と日の丸の掲示を強制し、教師を処分している問題。
    都教委の担当者に対する取材風景を都教委職員数人が威圧的に取り囲み
    ビデオで逐一撮影している様子も紹介。
* 立川ビラ配り事件で最高裁が有罪を下した事件を紹介し、ピザや寿司のチラシ
    (イメージ画像付き)とどこが違うのかと問いかけ。住民の声も紹介。

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相当意欲的な取り組み方であった。
筑紫哲也氏は闘病中で出演できていないが、意志は伝わっているようである。

右翼らの威圧的行動を怖れて事前に自主規制してしまうという“萎縮”の構造に警鐘を鳴らしていた。


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関連記事
テーマ:表現規制問題 - ジャンル:政治・経済

「蟹工船」再脚光…格差嘆き若者共感 (読売新聞)
最近 小林多喜二の「蟹工船」 に脚光が浴びていることは、労組の機関紙や、しんぶん「赤旗」などでも良く出ているが、これを讀賣新聞が取上げたことに、それこそ脚光が浴びせられよう。

題して、
「蟹工船」再脚光…格差嘆き若者共感、
   増刷で売り上げ5倍
 (読売新聞) - goo ニュース


結構長い紹介文が出ているのも驚きだ。
Web版から全文を引用しよう。

 「蟹工船」再脚光…
  格差嘆き若者共感、
    増刷で売り上げ5倍

                 読売新聞  2008年5月2日(金)15:13

      Kanikousen080502.jpg

     (画像も読売新聞Web版から引用)


 プロレタリア文学を代表する小林多喜二(1903~1933)の「 蟹工船 ( かにこうせん ) ・党生活者」(新潮文庫)が、今年に入って“古典”としては異例の2万7000部を増刷、例年の5倍の勢いで売れている。

 過酷な労働の現場を描く昭和初期の名作が、「ワーキングプア」が社会問題となる平成の若者を中心に読まれている。

 「蟹工船」は世界大恐慌のきっかけとなったニューヨーク株式市場の大暴落「暗黒の木曜日」が起きた1929年(昭和4年)に発表された小説。オホーツク海でカニをとり、缶詰に加工する船を舞台に、非人間的な労働を強いられる人々の暗たんたる生活と闘争をリアルに描いている。

 文庫は1953年に初版が刊行され、今年に入って110万部を突破。丸善丸の内本店など大手書店では「現代の『ワーキングプア』にも重なる過酷な労働環境を描いた名作が平成の『格差社会』に大復活!!」などと書かれた店頭広告を立て、平積みしている。

 多喜二没後75年の今年は、多喜二の母校・小樽商科大学などが主催した「蟹工船」読書エッセーコンテストが開催された。準大賞を受賞した派遣社員の 狗又 ( いぬまた ) ユミカさん(34)は、「『蟹工船』で登場する労働者たちは、(中略)私の兄弟たちがここにいるではないかと錯覚するほどに親しみ深い」と、自らの立場を重ね合わせる。特別奨励賞を受けた竹中 聡宏 ( としひろ ) さん(20)は「現代の日本では、蟹工船の労働者が死んでいった数以上の人々が(中略)生活難に追い込まれている」「『蟹工船』を読め。それは、現代だ」と書いている。

 また一昨年、漫画版「蟹工船」が出版され、文芸誌「すばる」が昨年7月号で特集「プロレタリア文学の逆襲」を組むなど、再評価の機運が盛り上がっている。

 新潮社によると、購読層は10代後半から40代後半までの働き盛りの年代が8割近く。同文庫編集部は「一時期は“消えていた”作品なのに」と驚きつつ、「ここまで売れるのは、今の若い人たちに新しいものとして受け入れられているのでは」と話している。
 


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Webで読める【蟹工船】  ポラリス より引用
蟹工船・小林多喜二

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【関連記事】
蟹工船 ポラリス 2008/01/21(月)

若者たちはいかに 「蟹工船」 を読んだか
 ポラリス 2008/02/09(土)


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もの言えぬ人々 2回目 NEWS23
 昨日の続きであり、内容の一部重複していたが、今日は「自主規制」というものを検証していた。

 最初に、昨日の放送に対して匿名の嫌がらせメールが届いたことを紹介し、その内容を映像にオーバーラップさせて幾つか紹介していた。 しかし、実際に大勢から批判メールや嫌がらせメールがきたのか、少人数で組織的にメールを大量生産しているのか「匿名」だから不明である。
 ブログによく来る嫌がらせコメントと雰囲気が酷似していたのが興味深い。

 導入部は、「職員会議では職員による採決を行ってはならない」という東京都教委の通達に反対して立ち上がった校長の話である。 
次代を荷う人間を育てる教育の場で、民主主義が破壊されていることに警告を発していた。

 話は、戦争中の朝日新聞内部での自己規制・自主規制の実態に迫る。
むの・たけじ氏(92)が、当時の自主規制の話を実体験を交えて話し、この時と同じような状況がもっと悪質になって今広がってきていると訴えていた。

 ただ、2回目は昨日の1回目より放送時間も短く、切り込み具合も何かそれこそ“自主規制”しているような歯痒い雰囲気が伝わってきた。

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「ネットカフェの妖精」 第20回憲法劇
 毎年、5月3日の「憲法記念日」に行われている福岡の「ひまわり一座」による憲法劇も、今年で20回目を迎えるという。
 「九条の会」よりも、もっと古くから取組んでいる訳だ。

私は数回見たことがあるが、シロウト劇団としては、結構熱演であり嵌まって居る。

 「ひまわり」という一座の名前は、この「憲法劇」を提唱し、最初に始めたのが弁護士の人々であったからで、弁護士が襟につけている徽章が一見「菊の御紋章」のように見える「ひまわりの“御紋章”」だからである。
 最初は単発の劇の積りだっただろうが、あまりの好評さに次の年もということになり、結果20年続いている訳である。 台本作家は弁護士の堀良一氏。演出は地元福岡の演劇界では結構有名な高尾豊氏。

 当初は弁護士が中心となって出演していたが、今ではキャストも35名ばかりとなり、弁護士の比率も下がっているようだ。スタッフも十数名で、総勢50名を擁す福岡屈指の「大劇団」である。常設劇団ではないが・・・

 今年のテーマは、今話題の「ネットカフェ難民」の若者の生活。
ネットカフェで5月3日にパソコンをトリプルクリックすると現れるという妖精に望みをかなえてもらう話。
何か、悪魔に魂を売る「ファウスト」を思わせる。

 ネットカフェ難民であるその二人の男女(史郎と夢子)は、偶然トリプルクリックして妖精を呼び出してしまう。

 風の妖精(シルフィー)は、望みを三つ叶えてあげると言う。

 二人が最初に望んだのは、「正規雇用社員」という現実的な選択。
しかし、正社員になった二人を早速迎えたのは上司の過労死であり、その弔問であった。

9jouGeki01.jpg

正社員として、つい先だってまでのことは忘れて派遣社員を馬鹿にしている二人であったが、あまりもの過密労働の強要に夢子が先に頭痛を訴え「もう嫌だ」というところで暗転。

 二つ目の望みを叶えに来た水の妖精(オンディーヌ)に、二人は「権力側の人間」を希望。

 今度は、防衛大臣の秘書室勤務の政治化の卵。
彼らは、ライバル政治化を防衛商社とのスキャンダルをマスコミにリークして追い落とす役目を負わされる。この辺は、先だって裁判があった守屋元防衛事務次官と山田洋行とのスキャンダルがもちろんストーリー展開に活かされている。
 そういう仕事にも「もう嫌だ!」となって暗転。

 三つ目の望みを叶えに来た火の妖精(サラマンダー)に、二人は「自衛艦」を希望。
理由は「倒産も失業もなく、憲法九条もあるから戦争するはずはないし、災害派遣で人助けができる」
というもの。
 自衛隊では、いきなり3等陸尉という下級幹部になり、新米自衛艦を教育する側に。
しかし、教育もつかの間、戦争が行われている外国に“派遣”されることに・・・
9jouGeki02.jpg

「人助けのつもで入ったのに、平和のためと言って人を殺したり殺されたりするのは耐えられない」
「もう嫌だ!」で暗転。

 どんな職業を選んでも希望に叶わないという相当不条理な終末ではあるが・・・

憲法劇を見た後は、観客有志も参加して、会場から市内をピースウォーク。
PeaceWalk01.jpg

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テーマ:憲法改正論議 - ジャンル:政治・経済

相棒 映画版
「相棒」 劇場版を今日午後観た。

高遠菜穂子さんたちがイラクで武装勢力に人質として捕らえられたときのバッシングをベースにした、海外ボランティア活動に対する国民の一部に広がった集団ヒステリーが、一つのキーワード
報道被害が、もう一つのキーワード

連続猟奇殺人事件が舞台。

まだ、公開されたばかりなので、あらすじ紹介はやめておく。

本仮屋ユイカ(20) が中学生から20歳くらいまでを違和感無く演じていて可愛かった。
彼女は随分前に「スウィングガールズ」でブレークしたと思っていたがまだ二十歳の若さ。

木村佳乃(32)が外務省改革にかける若手衆議院議員を演じていて恰好好い。

西田敏行が本仮屋ユイカの父親(祖父に見えるのは否めない)役で出演。

他に、平幹二郎、津川雅彦、岸部一徳、西村雅彦、松下由樹など豪華キャスト。

東京マラソンの走者や大群衆を一般公募でこれだけ集めたのでしょうか?
あるいは実写も交えて編集しているのか?すごい数です。
有森裕子さんも出ています。

公式Webサイト

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テーマ:相棒 -劇場版- - ジャンル:映画

「トリスタンとイゾルデ」 METライブビューイング その1
メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)制作のオペラ生演奏の映像のリアルタイム配信事業
【METライブビューイング】
リヒャルト・ワグナーの壮大オペラ 「トリスタンとイゾルデ」 を観た。
福岡中州大洋にて 5月4日 17:00~22:15 (5時間15分) 4000円。

米国ではライブ放映されているようであるが、日本では録画版である。
それでも、2008年3月22日に上演されたものが、1ヵ月半後に見られるというのは画期的である。

「トリスタンとイゾルデ」は、去年2007年1月10日にウィーンの国立歌劇場で生演奏を観る機会があったのだが、その時のブログ記事(下記)を読み直してみると、殆ど居眠りしていたようだ。
その記事でも、
「舞台転換は殆ど無く、照明と映像で変化を付けている。
歌手達の動きも殆ど無く・・・」書いてあるが、今回も似たような感想。
「トリスタンとイゾルデ」

ただ、今回の【METライブビューイング】には見易い文字で字幕が付いており、話の展開にはどうにか付いてゆくことが出来た。
しかし、他のワグナーのオペラが大スペクタクルであるのとは大きく異なり、去年の感想にもあるように、この【METライブビューイング】でも舞台転換や歌手の動きは殆ど無く、はっきり言って『やや退屈する』内容であった。

特に、このオペラは、トリスタンとイゾルデの心理描写が中心であり、延々と心の動きを歌い続ける。

正式な?ストーリーは、「Wikipedia」

以下は、私の掴んだ内容でのストーリーの概略である。(「Wikipedia」とは多少異なる)

【第一幕】

 トリスタン(マルケ王の甥)は、戦争で勝利はしたが、自らも傷ついてしまった。 敵国の王女(今で言えば女医でもある)イゾルデは、トリスタンを心を込めて介抱し、トリスタンは回復してコーンウォールに帰国することになる。第一幕はその舟の上での出来事である。
 トリスタンは、介抱してくれたイゾルデを気に入り、マルケ王(コーンウォールの王)への『戦利品』として連れ帰ることになる。
 第一幕は、殆どイゾルデが歌いまくるという感じで、可愛さ余って憎さ百倍(介抱してあげたのに自分をマルケ王の貢物にしようというトリスタンの気持ちを恨む)という心理描写を延々と歌い続ける。

 歌詞の字幕を見ていると、同じような表現が手を変え品を替え繰り返し歌われる。
メロディもミュージカルのように解り易く覚えやすいものではなく、殆ど現代音楽のような音列であり、この長い同じような繰り返しの歌を歌手が覚えるのも相当困難だと思う。

 イゾルデは、トリスタンを毒殺することにし、侍女で薬剤師のブランゲーネに毒薬の調合を命ずる。

 一幕ではこのブランゲーネもトリスタン以上に歌うところが多い。

 ブランゲーネは、あるじの命に従う振りをしながら、毒薬の変わりに「愛の妙薬」を調合する。
 イゾルデは因果を含めてトリスタンにこの薬を飲むように迫り、トリスタンも死を覚悟して飲み干そうとするが、イゾルデは「半分は私のものよ!」と、自らも死を選ぶのであった。

 舞台は白一色からピンク・赤に変わり、憎しみやマルケ王への忠誠を忘れさせ、二人が愛に目覚めるところで第一幕は終わる。

幕間休憩
 幕間もメトロポリタン歌劇場の客席から舞台側を見た映像を音付きで流し続けていて、客席の音やチューニングの音などが僅かに聞こえてくる。臨場感がある。

【第二幕】
 長いので、第二幕は別の記事とします。

 【METライブビューイング】 公式サイト(松竹)は、ここをクリック 

 ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
世界でもっとも有名なワーグナー・ソプラノのひとり、デボラ・ヴォイト(ソプラノ)が、イゾルデをメトロポリタン歌劇場で初めて演じます。相手役に迎えるのは、アメリカ人テノール歌手ベン・ヘップナー。ジェームズ・レヴァインの指揮により、ワーグナーの美しい愛と死の物語をお楽しみ下さい。

[指揮]ジェームズ・レヴァイン
[演出]ディーター・ドルン
[出演]
イゾルデ:デボラ・ヴォイト
ブランゲーネ:ミケーレ・デ・ヤング
トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
クルヴェルナル:アイケ・ヴィルム・シュルテ
マルケ王:マッティ・サルミネン 


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【その2】は、ここをクリック


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

戦争体験と憲法九条
2008年5月3日に福岡で開催されたもう一つの憲法集会の御紹介。

08憲法記念日のつどい 【戦争体験と憲法九条】

最初に、少年少女合唱・みなみによる合唱構成 「そうれっしゃがやってきた」の演奏。
ダイジェスト版かと思っていましたが、全曲演奏されたようでした。
みなさん熱演されていました。

Zooresha01.jpg

サーカスの象使いの娘さん役の少女達はバレエスクールに行っている方たちらしく、
バレエに基礎を置いた振り付けがされており、バレエあり歌あり、劇ありと少女歌劇の
ようでした。

第2部は、「戦争体験と憲法」を語る と題して、
勤労学徒動員の経験を福田光子さんが、
ビルマ・マレー戦線で死闘した大久保逸男さん
日赤の看護動員に従事した村石正子さん
長崎で被爆した漫画家の西山進さん
の4人が、悲惨な経験と憲法9条の大切さを語られました。
 ここでは詳しく御紹介できませんが、概要は下記「たけむらブログ」に紹介されています。
  9条を守る、憲法を語る
  憲法を暮らしに活かす

最後に、参加した角界・各地域の「九条の会」が壇上に上がり、
「九条の会」福岡県連絡会から挨拶がありました。

Ken9jou01.jpg


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テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

胡錦濤主席来日 孫文ゆかりのレストラン「松本楼」とは
 中国の胡錦濤主席が来日し、福田首相と孫文ゆかりのレストラン「松本楼」で非公式な夕食会を行ったと言う。

 このブログで 以前(3月19日) 書いたが、私もをたまたま「松本楼」を訪れたことがある。

 そのロビーの一画に梅屋庄吉と孫文の深いつながりについて書いてあったが、「松本楼」の公式ホームページでもその由来が掲載されている。
 その部分をそのまま引用すると下記のようである。

matumotorou03.jpg


「松本楼」公式サイトTOPページは、ここをクリック
その歴史については、ここをクリック

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There will be blood
 19世紀末のゴールド・ラッシュから話は始まる。

 石油採掘にまつわる正にドロドロとした話である。
題名は原題と同じ “There will be blood”
Blood は、産業の血液たる石油のことであるが、
石油採掘に伴って流された『人の血』の意味も含むようだ。

2008年5月5日夕方5時半から鑑賞。

 主人公の石油成金は言葉巧みに石油埋蔵の可能性の高い地域の住民を説得し、
(つまり、虚言でだまして)土地を安く買い叩いてゆく。
 
 これに、キリスト教の一派を名乗る新興宗教(カルト教団)が関わり、話は複雑に!

 石油成金は、買収し損ねた土地にパイプラインを通すために、その新興宗教の信者である
地主の了解を取り付けるために形ばかりの“信者”になる。
 信者達の前で誓いの言葉を“教祖”の言うがままに大声で唱えるが、「パイプラインのためだ」
とささやく。

 利益のためなら己の信条をも裏切ってなんでもする資本家の姿を抉り出している。
邪魔になるものは、殺しもする。それが当たり前のように行われていたらしい。

 不条理と言うか、救いのない映画であった。

 そうやって一匹狼で開発していった鉱区を、その後メジャーとなってゆく大手石油資本が
奪い合う姿も描かれている。
 狼の上前を刎ねて超え太っていった奴もいるのである。

 アメリカンドリームを実現した立身出世物語とは、全く違う、悪夢の物語である。

公式サイトは、ここをクリック

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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

ラスト・フレンズ 新たな展開
 今日放送分で、瑠可(上野樹里)が、性同一性障害を自ら疑ってカウンセリングを受ける場面があり、彼女は、精神的には男である可能性を予想させる展開。

 タケル(瑛太)は、成り行きからシェアハウスでエリ(水川あさみ)と二人だけになってしまい、酔っ払った(ふりをした?)エリがタケルに口付けすると、驚いて強く押しのけてしまう。
 エリは、「そうじゃないかな?とは思っていたけど、そうだったんだね。」と理解を示す。

 また、男の気持ちの瑠可は、美知留(長澤まさみ)が好きであることも(これまでも、そういう描き方ではあったが)はっきりと告白する。(相手は美知留ではないが)
 さらに瑠可は、他の男は受け付けないが、気持ちが女のタケルとは拘り無く付き合える。

 複雑な成り行きである。

 一方で、宗佑(錦戸亮)による美知留へのDVは、ますますエスカレート。
そうなることは、解っているのに、ケイタイを替えることもせず、宗佑からの呼び出しにでてしまう美知留の煮え切らない姿勢。

 等など、これまでの青春ドラマとは一味もふた味も違うリアルな?展開。
今後も見過ごせない。

 公式サイトは、ここをクリック
 瑛太さんのインタビューは、ここをクリック 

 当ブログの【ラスト・フレンズ】に関する記事は、
【上野樹里 が 長澤まさみ に 熱い口付け!】  

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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

「トリスタンとイゾルデ」 METライブビューイング その2
メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)制作のオペラ生演奏の映像のリアルタイム配信事業
【METライブビューイング】で観た
リヒャルト・ワグナーの壮大オペラ 「トリスタンとイゾルデ」 の続き。
1回目は、ここをクリック
福岡中州大洋にて 5月4日 17:00~22:15 (5時間15分) 4000円。


【第二幕】

 ブランゲーネが調合した「愛の妙薬」を飲んでしまった二人は、コーンウォールに到着しても延々と愛を歌い上げる。
 第二幕の殆どは、トリスタンとイゾルデ二人の愛の二重唱である。
これも第一幕同様、同じような愛のささやきを表現を少しづつ変えて歌い続ける上に、メロディも難解なものであるので、歌詞を間違えないように全て覚えるのは大変であろう。
 1時間以上に亘って、しつこく退屈するほど殆ど同じような意味の愛の歌を歌い続けるので、少々うんざりである。ミュージカルなら、愛の二重唱1曲で5分程度長くても10分以下で済んでしまうような内容で1時間以上引っ張る。 
 ワグナーの偏執狂的な一面を感じさせるところである。

 トリスタンの腹心の部下メロートが、この異様な光景を目にし、マルケ王に御注進してしまうのである。
マルケ王にして見れば、敵の皇女を貢物にして自分の愛妾にするつもりが、貢物の運び屋であるトリスタンと愛を交わしているのだから怒り心頭に達するという訳である。
 トリスタンは、メロートと立ち回りとなり刺されて倒れてしまったところで第二幕が終わる。

 話としてはよくある嫉妬話である。

幕間休憩

 各幕間の休憩時間には、ソリストのインタビューがあったり、舞台裏を見せてくれたりと、生公演では接することの出来ない貴重な映像もあり、値打ち物です。

 装置は見た目はシンプルな白い幕ですが、それが特殊なシームレス幕だったり、照明で様々に演出する話とか、それをセットするアルミトラスが相当大掛かりなものだったり、と舞台裏レポートを見ないと全く解らないことでした。
 100人がかりで4・5時間で設営し(それを45秒高速撮影版で見せてくれました)、終演後、夜公演「椿姫」開始まで3時間の間でバラシと「椿姫」のセットを設営するそうです。

 「トリスタンとイゾルデ」よりも、その幕間の方が興味深い内容でした。

【第三幕】は、また今度書きます。 ここをクリック

***************************** 
 【METライブビューイング】 公式サイト(松竹)は、ここをクリック 

 ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
世界でもっとも有名なワーグナー・ソプラノのひとり、デボラ・ヴォイト(ソプラノ)が、イゾルデをメトロポリタン歌劇場で初めて演じます。相手役に迎えるのは、アメリカ人テノール歌手ベン・ヘップナー。ジェームズ・レヴァインの指揮により、ワーグナーの美しい愛と死の物語をお楽しみ下さい。

[指揮]ジェームズ・レヴァイン
[演出]ディーター・ドルン
[出演]
イゾルデ:デボラ・ヴォイト
ブランゲーネ:ミケーレ・デ・ヤング
トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
クルヴェルナル:アイケ・ヴィルム・シュルテ
マルケ王:マッティ・サルミネン 


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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館-4
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の四

今日は展示物の中から
 「華厳宗師祖絵伝」
       を御紹介します。

Kegonshu03.jpg

      「華厳宗師祖絵伝」の展示コーナー風景

   Kegonshu01M.jpg

   「華厳宗師祖」義湘に一目惚れした善妙に、仏の道を諭す義湘
   (この画像と下の画像はクリックすると拡大します。)

      Kegonshu02M.jpg

       義湘が乗った舟が嵐に遭遇する中で、善妙が海に身を投げると
       竜神に変身し、舟を無事に目的地に送り届ける。

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大宰府天満宮の裏通りには、歴代宮司の歌碑や詩碑が建立されています。
これは、その内の一つ。

GujiKahi.jpg

   飛び梅の 香(か)をなつかしみ 立ちよりて
       むかし志乃(しの)べば 花のちりゆく
 (最後の4文字は間違いかも)

             GujiKahi02.jpg

       権宮司(ごんぐうじ)小鳥居寛二郎氏の歌碑(平成八年二月建立)

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この連載を最初から読む
  「国宝 大絵巻展」  - 3 へ
     「国宝 大絵巻展」  - 5 へ

2008年6月1日(日) まで開催中

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テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

『猟奇的な彼女』 に 貫地谷しほりさんが、出た!
草剛 さんのお人好しさと 田中麗奈 さんの弾けぶりで人気の
TVドラマ 『猟奇的な彼女』
RyoukiTop.jpg

 に 貫地谷しほりさんが、出た!

「出た!」と書くと、「幽霊が出た!」みたいですが、
出ることを知っている人は知っているとして、
全然知らなかった私に取っては、まさに「出た!」という“感じや”

 田中麗奈 扮する見凛子(たかみ りこ)の元彼 ・野々村俊介(ののむら しゅんすけ) … 市川染五郎の妹 ・野々村雪乃(ののむら ゆきの)に扮している。
本日(2008/5/11)初出演(と、思う)
RyoukiKanjiya02.jpg


貫地谷しほりさんが、出たということは、ちょい役ではなく、今後の展開にじっくりと絡んでくるものと思う。
「ちりとてちん」ファンとしては、大いに期待したい!

『猟奇的な彼女』の公式サイトは、ここをクリック
  今夜(4回戦)のあらすじ

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「国宝 大絵巻展」 九州国立博物館-5
大宰府と 「国宝 大絵巻展」 - 其の五

今回は 「百鬼夜行図」 を御紹介

こちらは、九国配信の公式データ

Hyakukiyakou01.jpg


大人が鑑賞するだけではなく、子どもにも楽しんでもらえるような工夫もあります。
これは、上の「百鬼夜行図」 をパネルにして解り易く紹介しています。

その「ばけもの」は、何が化けたものかがわかるようになっていました。

台所の道具から大工道具まで、あらゆる道具類が化けています。
パネルに細工してある、小窓やカーテンを開けると解るような工夫がされています。

Hyakukiyakou.jpg

その下には、元の「百鬼夜行図」の実物大レプリカを置いてあり比較しやすくなっています。

こちらは、絵巻物を見る体験をするコーナー。
展示してある「絵巻物」のレプリカを最初から最後までみることができます。
(本物の展示の方は一部しか見ることができませんが。 あまりに長いので・・・)
ちょっとトライしてみましたが、長くてやめました。

makimono.jpg


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前回の『歌碑』につづいて、宮司さんの『詩碑』を御紹介します。

GujiShihi01.jpg

           生命の滾り(いのちのたぎり)

    GujiShihi02.jpg

     第三十八代宮司 西高辻信貞 詩碑
     平成八年二月吉日建立
 


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2008年6月1日(日) まで開催中

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現代版 「蟹工船」 闇の密漁組織  クローズアップ現代
 国谷裕子さんがナビゲーターを務める良質の番組「NHK・クローズアップ現代」が『密漁問題』を取り上げていた。

 このブログでも以前、小林多喜二の「蟹工船」が、非正規労働の若者の共感を得て読者が広がっていることを書いたが、それはキャノンやトヨタなどの史上空前の利益をあげている企業やその下請け、あるいはそういう大企業に派遣している『非正規・工場労働者」の中での話しだった。

 しかし、昨日の「クローズアップ現代」が取り上げた【闇の密漁組織】では、まさに現代版「蟹工船」そのままの話が紹介された。

 番組の中心テーマは、漁業者が栽培漁業として漁期や大きさを限定して漁業資源を維持管理しながら漁を行っているところを、密猟者が根こそぎ採り尽くしてゆくという問題であった。

 海上保安庁が全力で摘発を進めているが、密漁の広域化とあまりの多さに追いついていない事態も紹介されていた。
 漁業者で自衛組織を作って監視や「密漁」追い払い活動を行っているが、摘発する権限が無いことと相手が暴力団であることが解っているので安易に手出しできないジレンマを語っていた。

 その背景として、中国での日本産の安全な魚介類が高級食材として高額所得者に人気となっており、そこに目をつけた暴力団が、漁獲(密漁)⇒加工⇒流通⇒密輸⇒中国での販売の全てのルートを確保して“事業”を行っていることが紹介されていた。

 「密漁」という最初の不正を除けば、立派な事業だとも見える。

 現代版「蟹工船」と冒頭に書いたのは、その最初の『関門』である密漁に、仕事にあぶれている若者を酷使しているということにある。

 昨日の番組では10代後半から20代の若者が、日雇い派遣よりは『高収入』になることに騙されて非合法な業務をさせられているのである。
 紹介された漁獲対象は、ナマコやアワビなどで、漁獲後直ちに加工するということであるから、「カニ」が「ナマコやアワビ」に替わっただけで、まさに「蟹工船」の世界である。
 おそらく、カニ漁の季節には、文字通り「蟹工船」で無権李状態で働かされる若者も居るのであろう。

 こういう若者が自らの意志に関わらず、密輸や麻薬など非合法な仕事に手を染める有様は、TVドラマや映画でも見た覚えがある。

 国谷さんは、こういう事態を強く憂慮し、打開策を行政も一体となってとるべきであると話ていた。

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NHK クローズアップ現代         2008年5月12日(月)放送

【闇の密漁組織】

今、全国各地の海で悪質な密漁事件が相次いでいる。その数はこの3年で1.5倍に急増。今年1月にも、島根と宮城で大規模な密漁グループが摘発された。漁業者によって保護されてきたアワビやナマコといった高級海産物を根こそぎにしようとする犯行の背後には、若いフリーターなどを操る暴力団の存在が浮かび上がっている。国は、今年4月に改正漁業法を施行し罰則を強化したが、人員や予算が限られる中で対応し切れていないのが実情である。相次ぐ密漁事件を手がかりに、高齢化し疲弊する地方の漁村で今、何が起きているのかを明らかにする。
(NO.2578)

スタジオゲスト : 足立 倫行さん
    (ノンフィクション作家)
スタジオ出演 : 太田 雅志
    (NHK松江局・記者)

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コメントの書き込み制限について
何人かの知り合いの方から「コメントの書込み制限がされている」との御連絡がありました。

試しに、自分でコメントを書いてみたところ、自分自身のコメントさえ「書込み制限を受けています」となり、書き込めませんでした。
そこで、投稿者名・タイトル・パスワードなどを様々に変更して見ましたが、やはりダメでした。

管理画面の「禁止設定」で「禁止IPアドレス」などを確認しましたが、当然のことながら自らのアドレスは【禁止リスト】に入っていませんでした。
連絡のあった知り合いのアドレスも【禁止リスト】には、はいって入って居ませんでした。

トラブルの原因が解らないので、【禁止リスト】のアドレスは別に保存して、リスト内を全て削除してからコメントを書いてみたところ、書込むことができました。

と言う訳ですので、当面【禁止リスト】は空欄としておきます。

長らく御迷惑をお掛け致しまして申し訳ございませんでした。

コメントを書いてみてください。
テスト・コメントでも結構です。

2008 May 13, 23:20
当ブログ管理者・JUNSKY

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小山実稚恵ピアノ・リサイタル 「めぐる音」
小山実稚恵さんが2006年から2017年に掛けて12年間春・秋2回づつ合計24回開催するピアノ・リサイタル・シリーズ。
前回は、2007年秋・大阪いずみホールで鑑賞した第4回コンサート。テーマは「幻想と現実」。テーマカラーは「濃青紺:意志ある幻想」でした。
その記事は、ここをクリック

今回は3年目の春だから第5回コンサート。
2008年5月14日 午後7時開演。

KoyamaMichie2008May14S.jpg


表題は 「めぐる音・プログラムの醍醐味」
テーマカラーは「玉虫色:もつれあう鈍い光」
それに合せてコスチュームもシックな「玉虫色」というか光線の具合によって紫やピンクやグリーンに変化する素材の衣装。
小山実稚恵さん自らがテーマの「ポエム」(イメージ詩)を書き、プログラムでの曲目紹介も自筆でされています(プログラムでは署名以外は活字になっていますが・・・)。
その短い「ポエム」を紹介すると・・・
【鋭い光を放ちながら音がめぐる
 音の先には新しい世界が開けて
 そこにきりりとした空気を感じたり
 ヒンヤリと冷たい手触りを感じたり・・・
 めぐる音は鈍い不思議な輝きをもって、
 玉虫色に光っている。
             小山実稚恵】

曲目は、私にはすべて初めて聴く曲でした。

ベルク:ソナタ 作品1
シューマン:ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 作品11
フランク:前奏曲・コラールとフーガ
プロコフィエフ:ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83「戦争ソナタ」

会場は、福岡市内「あいれふ・ホール」(『ふれあい』のモジリです)
収容人員300人足らずのこじんまりしたホールですが、リサイタルには最適の環境のホールで、音の響きもクリアでかつ重量感があり、最後列でもすぐ近くで聴いているような感じです。
私の評価ですが、コンサートホールとしては福岡で1・2を争う良い音です。
リサイタル向きの小規模コンサートホールとしては、大阪・梅田新道に収容人員300人の「ザ・フェニックスホール」があり、ここも良い響きですが、このホールと形状は全く違いますが良い勝負です。

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演奏は、Excellent! でしたが、長くなってしまいますので、レビューは、次回 に回します。


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「トリスタンとイゾルデ」 METライブビューイング その3
メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)制作のオペラ生演奏の映像のリアルタイム配信事業
【METライブビューイング】 での
リヒャルト・ワグナーの壮大オペラ 「トリスタンとイゾルデ」 レビュー3回目。

【第三幕】

第二幕の最後に、メロートと闘い剣で刺され倒れたトリスタンであったが、命は取りとめて居たようで、自らの領地に戻っている。(このオペラには、領地に戻る描写は無い)
瀕死の重傷だと言うのに、良く帰って来られたものだ。
それは、さておき、
瀕死のトリスタンは、名医・イゾルデを待っている。
その瀕死の歌がまた長々とした心理描写。
ようやく、イゾルデがやってくるが、後を追うようにマルケ王が部隊を引き連れて進軍してくる。
トリスタンの従僕・クルヴェルナルは、マルケ王がトリスタンを追討するために攻め込んできたものと思い、抗戦の準備に取り掛かる。
ところが、マルケ王は、トリスタンとイゾルデが逢引していたのは、ブランゲーネが調合した「愛の妙薬」の為せる技だと聞き、彼らを許すために来たのだった。
 しかし、マルケ王がトリスタンとイゾルデの前に現れたときには既に二人は息絶えていた。
ここで、全3幕が終了。
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上記は、私が感じ取った内容であり、正確さは保証しかねます。
で、
瀕死のトリスタンが息絶えたのは致し方ないが、イゾルデがなんで息絶えたかは良く解らなかった。

休憩もいれて5時間15分のオペラビューイングだったが、楽しめたのは、幕間のインタビューと舞台裏探訪の方だった。

正式な?ストーリーは、「Wikipedia」
マニアによる解説は、ここをクリック

 【METライブビューイング】 公式サイト(松竹)は、ここをクリック 

 ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
世界でもっとも有名なワーグナー・ソプラノのひとり、デボラ・ヴォイト(ソプラノ)が、イゾルデをメトロポリタン歌劇場で初めて演じます。相手役に迎えるのは、アメリカ人テノール歌手ベン・ヘップナー。ジェームズ・レヴァインの指揮により、ワーグナーの美しい愛と死の物語をお楽しみ下さい。

[指揮]ジェームズ・レヴァイン
[演出]ディーター・ドルン
[出演]
イゾルデ:デボラ・ヴォイト
ブランゲーネ:ミケーレ・デ・ヤング
トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
クルヴェルナル:アイケ・ヴィルム・シュルテ
マルケ王:マッティ・サルミネン 


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【その2】は、ここをクリック


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小山実稚恵ピアノ・リサイタル 立見席をようやくGET!
小山実稚恵さんが2006年から2017年に掛けて12年間春・秋2回づつ合計24回開催するピアノ・リサイタル・シリーズ。

2008年・春 「めぐる音」

今回はその(2)、演奏会のレビュー。

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 当日券でも充分余裕があるだろうと会場の「あいれふ・ホール」に6時半頃駆けつけると、「本日は当日券の販売はございません」とのこと。 残念!
 それでも、『戻り券』や立ち見で入れるかも知れないと思い、ロビーで待っていました。
18:55頃に「立ち見で聴けませんでしょうか?」と、もう一度尋ねて見ると、「客席の状況を確認してから」と言う期待できそうなお話だったので、待っておくことにしました。

 そこで、そのまましばらく待っていたところ、「立ち見の方を御案内します」と当日券4500円のところを破格のお値段で入場させてもらえました。

 「あいれふ・ホール」は、300席ほどのこじんまりしたホールですが、最後列座席の後ろに2.5mほどのスペースがあり、その左右の端が車椅子用スペースとなっていて、この日は、各10席のパイプ椅子の補助席を設営していました。中央部が空いていたので、そこに立って聴きました。

 このホールは幅も比較的狭い(横方向の席数は最大19席なので12mほどか?)ので、側壁からの第一次反射音が充分に到達し、目をつぶるとすぐ前で弾いているような音量と迫力です。
 その上、直接音と第一次反射音が中心なので、【ff】でも 【pp】でも、ディティールが繊細かつ明瞭に聴こえてきます。

 舞台に出てこられた小山実稚恵さんは、いつもの清楚な雰囲気。

   KoyamaMichie02.jpg

       (この写真はWeb上のものです)

1曲目は、ベルクのピアノソナタ 作品1。
ベルクは、シェーンベルク,ウェーベルンと共に『新ウィーン楽派』として「12音・音楽」を確立・展開した言わば「現代音楽」の先達。
 それ故、解りやすい旋律(口ずさめるようなメロディライン)らしきものはなく、親しみにくいものではありますが、それほど難解なものでもありません。
聴き慣れてくると美しく流れる中にも激しさのある曲でした。

1曲目が終わって一回袖に引っ込み、再び出てくると、すぐに次の曲の演奏に移りました。

2曲目は、シューマンのピアノソナタ 第1番 嬰ヘ短調 作品11。
この曲は、ピアニストにとってはポピュラーな曲なのだと思いますが、私は初めて聴いたような気がします。
歌曲もたくさん作曲したシューマンですから、旋律も解り易いもので美しい曲想が続きます。
 一方では、激しいところもある曲でした。

ここで、第一部が終了し、15分間の休憩。

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この記事の1回目は、ここをクリック
   その3は、ここをクリック


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ラスト・フレンズ  “変わり果てた”?美知留
 瑠可(上野樹里)が、の『性同一性障害』でのカウンセリングを受ける場面が今回もあった。
自宅に「女の身体に男が巣食っている化け物だ」云々 という『嫌がらせ』の手紙が投函され、弟も両親もみてしまい心配する。
 瑠可は、本心を語らず、「モトクロスで男勝りの成績を上げていることへの嫌がらせだろう」と家族を誤魔化す。

 タケル(瑛太)は、瑠可に「美知留(長澤まさみ)が心配ではないか?」と訊ねるが、瑠可は「美知留は自分の意志で出ていったのだから」と平静を装う。

 心配したタケルは、美知留を職場(美容室)に訪ねるが「辞めた」という。
美知留が宗佑と暮らす家を訪ねると、宗佑からのDVで顔を傷つけ“変わり果てた”美知留が居た。

 ここの【変わり果てた美知留】と言う表現は、番組ホームページでの今回の ストーリー解説 や、新聞のテレビ欄にも出ていた。
 しかし、一般的には “変わり果てた”という表現は、殺されたり死んでしまった場合に使う表現である。
美知留はDVで心身ともに傷ついてはいるが死んだ訳では無く、このストーリー紹介には違和感がある。
 美知留(長澤まさみ)が殺されている姿を期待して、興味本位で見る視聴者の数を増やそうと言う魂胆が見え見栄である。

 さて、前回はタケルとエリ(水川あさみ)が二人だけになってしまったが、今回は瑠可がタケルと二人っきりになる場面があった。

 そこで、瑠可はタケルに自分の『性同一性障害』について告白しようとするのだったが、その前にタケルが瑠可に話があると言う。
 そこで、タケルが告白したことは・・・

2008年5月15日放映

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なにかあらすじ紹介みたいになってしまった。

とにかく、DVや同性愛や倒錯愛などが入り組んだ複雑なストーリーである。
プロヂューサーの力の入れ方が伝わってくる。

今後も見過ごせない。

 公式サイトは、ここをクリック
 DVを振るう及川宗佑に扮する錦戸亮さんのインタビューは、ここをクリック 

 当ブログの【ラスト・フレンズ】に関する記事は、
【上野樹里 が 長澤まさみ に 熱い口付け!】
【ラスト・フレンズ 新たな展開】  

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テーマ:ラスト・フレンズ (長澤まさみ、上野樹里、瑛太出演) - ジャンル:テレビ・ラジオ

小山実稚恵ピアノ・リサイタル 「めぐる音」 その3
小山実稚恵さんが2006年から2017年に掛けて12年間春・秋2回づつ合計24回開催するピアノ・リサイタル・シリーズ。 「めぐる音・プログラムの醍醐味」の紹介記事の3回目

プログラム後半は、フランクとプロコフィエフ。

まず、フランクの【前奏曲・コラールとフーガ】
フランク62歳の時に作曲されたといいます。小山実稚恵さん自身による解説によると、元々前奏曲とフーガとして構想されたが、その中間をコラールで繋ぐことにしたとのこと。
この曲も初めて聴くものでした。
コラールの部分は、通常聴き慣れたゆったりとした和音が続くバッハ的コラールとは少し趣が異なり、結構音符の多いコラールでした。
それに引き換えフーガ部分は、構造が明確な、言わばバッハ型フーガと言えるのではないでしょうか?

この曲が終わって初めて「ブラバー!」の一声を掛けました。
(なお、ブラボーは男性演奏者に、ブラバーは女性演奏者に、ブラビーは混成の場合に使います)

演奏が終わり、一度袖に引きましたが、すぐに再び舞台に登場。
休憩することもなく、いきなり
 プロコフィエフの【ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 作品83】 の演奏開始

 これも小山実稚恵さん自身による解説によると、プロコフィエフのピアノソナタ 第6・7・8番の3曲はいわゆる【戦争ソナタ】とされているとのこと。1941年に始まった第2次世界大戦中に作曲が始められたり、完成した曲だと言う訳で、直接戦争を主題にした曲ということではありません。

 しかし、小山実稚恵さんの解説によると「このソナタの存在自体がプロコフィエフの戦争に対する告白であったと言われています」とのこと。

 確かに曲想は「戦争」の名にふさわしく極めて激しく情熱にあふれたものです。
小山実稚恵さんは、「緊迫感の中で作曲されたこの作品を演奏するには、究極のエネルギーが必要だと思っています。」と書かれています。

 特に第3楽章では、「ピアノは打楽器だったんだ」と思わせるに余りある激しい演奏でした。
第3楽章は、異例の8分の7拍子で、それも小節ごとに【2-3-2】【2-2-3】の拍の配置だとの解説です。
 演奏前に、この解説を読んでいたので、その【2-3-2】【2-2-3】を感じ取ろうと努力しましたが、あまりの早さにとても追いつけるものではありませんでした。

超弩級の演奏が終わると、観客は完全に圧倒されていました。
Excellent! な演奏でした。

私は、先ほどより大きな声で心底から「ブラバー!!!」と叫んでいました。

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お気楽下院議員が平和の活動?
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー を公開されたばかりの先日(2008年5月18日)日曜日に見た。

CharieWillsonWar01.jpg


【allcinama】の紹介では下記のようだ。

  米ソ冷戦終結の真の立役者とも評されるテキサス選出の下院議員をモデルに描く実録政治コメディ。プレイボーイとして鳴らしたお気楽議員、チャーリー・ウィルソンが、アフガニスタンに侵攻したソ連が退却へと追い込まれるに至った過程で重要な役割を果たしていた、という衝撃の事実を、彼に多大な影響を与えた女大富豪ジョアンとの関係を軸にコミカルなタッチで綴る。主演はトム・ハンクス、共演にジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン。監督は「卒業」「クローサー」のマイク・ニコルズ。
 テキサス選出の下院議員チャーリー・ウィルソンは、美女とお酒をこよなく愛するお気楽議員。それでも、根は優しく持ち前の大らかな人柄で、周囲の人々からは愛される存在だった。そんなチャーリーはある日、テキサスを代表する富豪の女性ジョアンから、ソ連の侵攻に苦しむアフガニスタンの人々を救ってほしいと頼まれる。政治にまるで興味のない政治家、チャーリーだったが、アフガンの実情に心を痛め、一肌脱ぐ決意を固める。さっそく、大国ソ連を相手に二の足を踏む政府を横目に、CIAのはみ出し者、ガストの協力を得ながら前代未聞の極秘作戦を開始するチャーリーだったが…。 


キャストは、

 トム・ハンクス
 ジュリア・ロバーツ
 フィリップ・シーモア・ホフマン
 エイミー・アダムス  


 予告編や公式Webでは、「女好きなお気楽議員」と紹介されているが、その活動を見る限り、国防機密費を自らの裁量で動かせる力を暗然と持っているらしい。

 ジュリア・ロバーツ扮する選挙区で6番目の金持ちであり、キリスト教原理主義者で右翼のジョアンの頼みを聞いて、機密戦費をどんどんエスカレートさせてゆく。(500万 ⇒ 1000億ドルへ)
フィクサーというかロビーというか、同僚議員にも口八丁手八丁で同意を得てしまう。

 最初秘書から500万ドルと聞いたチャーリーは一言1000万ドルと指示し、それが何故か通ってしまっている。(そこのいきさつが映画ではさっぱりわからない)
どこで聞いたのかジョアンは、早速“御礼の”電話をしてくるのだが、その要求はエスカレートするばかり。
 チャーリーは、このジョアンと性的関係を持っていて、この関係が軍事機密費をどんどんエスカレートする原因でもある。 昔から男女の絡みが戦争を拡大する? 映画「モンゴル」も然り!

 映画の紹介では『平和愛好者』のように言われているが、彼が実際にやったことは、CIAを巻き込み、軍事機密費でアフガニスタンのムジャヒディンを訓練し、兵器を送り続けたということであって、戦争をますます拡大させたのが真相である。
その上、犬猿の中のイスラエルとエジプトからもムジャヒディンを支援させるのである。

CharieWillsonWar02.jpg
 
 おまけにそれは秘密作戦であるので、アフガニスタン人の中で米国が支援していることを知る者は少ない。 おそらく、現地でソ連軍と戦う人々は、オサマ・ビン・ラディンが金も兵器も調達したものとでも考えていたのであろう。

 映画の中では、ソ連軍は徹底して「悪役」である。 ほぼジョアンの目から見たソ連軍として描いているのではないだろうか? もっともソ連がタラキ社会主義政権によるアフガニスタンの「民主化」を抑えるために侵略したのは事実である。

 さて、映画の最後こそ、主演であり制作者でもあるトム・ハンクスが言いたかったことだと思う。
チャーリーは、同僚議員を説得する。
「これまで1000億ドルも使った。ソ連が撤退した今、学校を作ることに100万ドル出すことは容易ではないか? 今までは機密作戦だったからアフガンの若者はアメリカの支援を知らない。 教育の中で教えてゆくべきだ。」(まあ、これも手前勝手な論理ではあるが)
しかし、「ソ連が撤退したのに何故アフガンに金を流さなければならないんだ」という意見が大勢となり、学校建設の夢は頓挫する。

チャーリーは「最後にやり損なった!」と自嘲する。
実話をもとにした作品だとのこと。

これが、アルカイダのオサマ・ビン・ラディンによるとされる【9.11】に繋がっている訳であるが、そこのところは観客の政治感覚に委ねられていて、具体的には何も触れられない。


公式サイトは、ここをクリック


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小山実稚恵ピアノ・リサイタル 「めぐる音」 その4
小山実稚恵さんが2006年から2017年に掛けて12年間春・秋2回づつ合計24回開催するピアノ・リサイタル・シリーズ。

2008年・春 「めぐる音」

今回はその(4)、アンコール曲のレビュー。

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 アンコールは4曲も演奏された。

まずは、舟歌風の柔らかく美しい曲。(ショパンの舟歌? 又は ラフマニノフの前奏曲ト長調 作品32-5? 私の認識不足です)
 プロコフィエフの激しい打楽器的演奏の後に繊細な「舟歌」風のきめ細かいパッセージが柔らかに響き、うっとりとした雰囲気に。

 鳴り止まぬ拍手に、にこっと微笑んで演奏されたのは超速で音符の数が非常に多い又また超絶技巧の曲でした。
記憶では「ラフマニノフの 前奏曲ト短調 作品23-5」か、リストの曲ではないかと思います。

 まだまだ鳴り止まない拍手にもう1曲。 客席からは歓迎の溜息が・・・
3曲目は、「ラフマニノフの前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2」
 ラフマニノフの「前奏曲嬰ハ短調」は、数十年前に練習したことがあったので、最初の2音ほどで曲名がわかりました。早いばかりではない、たっぷりした演奏で、知っている曲でもあり大いに感動しました。

 熱烈な拍手に、さらにもう1曲。 観客は感謝の拍手!
最後に演奏された曲は、曲名はわかりませんが、左手だけで演奏する美しい曲でした。
あるブログの情報によると、もしかして
【スクリャービン:左手のための「ノクターン」作品9-2】かも知れません。
「がちゃ子通信」
「つぶやきはじめました」

 演奏会のプログラムが4曲に対して、アンコールも4曲で15分以上掛かりましたから、これはもう立派な第3幕と言っても良いような贅沢な演奏です。

 演奏会終了後サイン会もあり、私も会場で買った最新リリースのCD「小山実稚恵 プレイズ・ラフマニノフ」を手に並びました。上のアンコール紹介で、ラフマニノフのみ情報が詳しいのはこのCDのおかげ。
そして一声かけましたがにこやかに応対され感動! 最後の一人まで丁寧に御対応。

終わるまで見とれていました!
ファンを大事にしてますね。

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橋下大阪府知事の倹約タクト、大阪の楽団「存亡の危機
 タレント出身の自称弁護士でもある橋下大阪府知事が、「財政・戒厳令」下で、大阪府の関わる文化・スポーツ施設を大胆に切り売りないし廃棄しようとしていることに、府民から幅広い抗議の声が上がっている。
 極めて近視眼的な政策である。
 将来を荷う子どもや若者にとって文化・スポーツで研鑽や切磋琢磨することは、情操や人格の発展にとって極めて重要なのにも関わらず、人材育成とお金を天秤にかけると言うトンデモナイ政策を実行しようとしている。

 私のもう一つ別のブログに 「大阪府立体育会館 存廃問題が急浮上!」 を書いたので、こちらも御覧ください。

 すぐ下の【NBonline】(日経ビジネス・オンライン)では、詳しく経過と問題点を描いているが、その中の最後の部分に在阪のオーケストラに対する補助金の全額カットに関する部分を抜書きしてみた。
 
 その下には、ひと月前の記事ではあるが、朝日新聞の記事を抜書きした。

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行政の社会的責任と合理化の死角
             NBonline 2008年5月21日(水)09:00  

 行政の社会的責任

 私のホームグラウンドであるクラシック音楽の分野でも、大阪センチュリー交響楽団への助成が大幅に削減されることになりました。今年度は前年度比1割弱の削減ですが、来年度は補助自体をまるまる廃止する方針、と聞いています。これは、まともな社会人が計画性を持って立てる「2年度計画」と呼べるものではありません。2カ月の急ごしらえで作った「PT案」の中でも、最も拙劣かつ乱暴極まりない「支出削減案」の1つと断言してかまわないでしょう。

 当然ながら、大阪では「オーケストラを守ろう」という声が沸き上がり、署名運動なども起こっています。ただ、先月関西でオーケストラの仕事があり、そこで私も現地の声を聞いてみたところ「ほかにも痛み分けをしている分野があるので、私たちオーケストラだけを、とは強く言えない…」と困惑する現場のホンネも聞きました。

 「財政が危機に瀕している」という「非常事態」で「戒厳令」が発布され、「聖域なき改革」の旗印で極端な支出削減案を、経験の少ない若いスタッフが短期間に作り上げる。そのこと自体を悪いとは必ずしも言えないかもしれません。慢性的な財政破綻に苦しむ地方自治体としては画期的な、カンフル注射的な効果は上がったでしょう。  



悲愴 橋下知事の倹約タクト、大阪の楽団「存亡の危機」(朝日新聞) - goo ニュース
                 朝日新聞   2008年4月26日(土)13:01

  大阪センチュリー交響楽団への補助金全廃を打ち出した大阪府の改革プロジェクトチーム(PT)の財政再建案が、在阪のほかの楽団にも打撃を与えている。大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ、関西フィルや大阪シンフォニカー響への支援も軒並み廃止を提示。「うちも存亡の危機」と危機感を強める楽団もある。

 昨年、創立60周年を迎えた大フィル。大阪市内で21日にあった定期演奏会のパンフレットには、「会場へお越しの皆様へ」と書かれた紙が挟み込まれていた。そこには、来年度から1億2300万円の支援がなくなる可能性があり、実行されれば「楽団の存亡にかかわる」と窮状がつづられていた。1960年から府の支援を受けている。08年度は補助金6300万円、貸付金6千万円。だが09年度から、全額廃止が示された。 


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5万円台ノートPC HP
asahi.com によれば、
【日本ヒューレット・パッカード(HP)は21日、低価格の小型ノートパソコン「HP2133 Mini-NotePC」を自社の通販サイトで6月上旬から販売すると発表した。価格は税込み5万9850円の見込み。大手メーカーの携帯タイプのパソコンで10万円を切るのは珍しいという。 】

TKY200805210306.jpg


 【サイズは幅25センチ、奥行き16センチ、重さ約1.2キロとシステム手帳並みで、画面の大きさは8.9型。基本ソフト(OS)は「ウィンドウズ・ビスタ」で、120ギガバイトのハードディスク駆動装置(HDD)を備える。】  asahi.com  2008年05月21日23時39分

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5万円台ノートPC HPが日本販売(朝日新聞) - goo ニュース
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木星に第3の目玉出現
 今日もニュースのコピペでご機嫌を伺います。
(手抜きでどうもすみません)
「木星」の模様に大きな特徴ある動きが見られるとのこと。

Jupitor2008May23.jpg

木星に第3の目玉出現 ハッブル望遠鏡が撮影(共同通信) - goo ニュース
                          2008年5月23日(金)10:20

【ワシントン22日共同】木星で目玉のように見える模様「大赤斑」と「小赤斑」のほか、第3の赤い目玉が出現、カリフォルニア大などはハッブル宇宙望遠鏡で撮影した画像を22日公開した。大赤斑の4分の1ほどのサイズで、同じ緯度にあって徐々に接近していることから、同大は「このままいくと8月に衝突する。小さいほうが吸収されるか、はじかれるか」と推測、珍しい天体ショーになる可能性を指摘。  



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音月 桂 さんの オスカルさま 最高!
宝塚雪組の地方公演を観た。
  2008年5月24日 11:00~14:00

BeruBaraposter.jpg
  上の画像は公式ホームページより転載

「ベルサイユのばら」外伝 -ジェローデル編-

レビュー・ショー 「ミロワール」

 ジェローデルは、「ベルサイユのばら」本編 -オスカルとアンドレ編-
でも登場し、オスカルに惚れて求婚し、オスカルの父・ジャルジェ将軍も大乗り気になって、それを聞いたアンドレが悩むという場面がある。 
 アンドレがジェローデルに奪われる位なら一層のことオスカルに毒を盛って心中しようとする場面と、その後のデュエットが有名だが、この外伝では、その場面は無く、アンドレは登場しない。
観客は、その当たりを充分知っていると言う前提で話は進む。

 この外伝でも、ジェローデル少佐との結婚を積極的に進めるジャルジェ将軍の歓び勇んだ描写はある。
ジャルジェ将軍は、大舞踏会を開催し、オスカルにドレス(いわゆる輪っかのドレス)で出るように命じるが、オスカルは軍服調の礼装で登場し、女性客と一踊りする。
オスカルは、ジェローデルの求婚を断るのために、その装束で現れたのだ・・・

 それはともかく、今回その オスカル を演じているのは、雪組の次の(あるいは、彩吹真央さんがいるので次の次の)TOPは間違いない 音月 桂さん である。

OtozukiAsHerselfS.jpg
  以下の画像は、公演パンフをスキャンしたもの

 元々地が美形なのだが、舞台化粧をすると、まさに池田理代子の劇画から抜け出たような美しいオスカル様。
 オペラグラスで“拡大”して見ても非の打ち所の無い完璧さ。
マンガでは目を大きく描くが、マンガに匹敵する美しく光る大きな目だった。
歯並びも綺麗で、はみがきの宣伝にも使えるほど白い!

OtozukiAsOscarS.jpg

歌も結構いけている。

 音月 桂さんを観たのは初めてではないが、一層惚れ惚れとして、ファンになってしまった。

           OtozukiAsOscaPinupS.jpg


 主役のジェローデルは、男役TOPの水 夏希さん
ファンにはたまらないだろうが、私にはオスカルの方が際立って見えた。
ダンスの水 夏希さんにとっては、見せ場は少なかった。

 ダンスの方は、レビュー・ショー 「ミロワール」で存分に踊っていた。
こちらは、さすがに見せ場が多かった。
 そういえば、娘役TOPの白羽ゆりさんがロケットの真ん中で脚上げをやるというサービスぶり。

 一つ残念だったのは、私が前から勝手にファンをやっている美穂圭子さんが、福岡には来なかったこと。
 先月、美穂圭子さんに3月10日に東京宝塚劇場で観た「君を愛してる」の感想を書いて初めてファンレターを出していたのだが、数日前(5月20日の消印)にその公演のフォトレターが来て、自筆で一言二言御礼が書いてあった。(内容はヒ・ミ・ツ! まあ当たり障りのない礼状ですが)

 ファンを大事にしてますね。

美穂圭子さんの映像がYoutubeにも掲載されていました。
ノンノンシュガー 『私のスクリーン~タミーの子守唄』

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美穂圭子 さんが歌う映像
宝塚・雪組の美穂圭子さんを検索したら、YouTubeで幾つもの映像が出ていました。
3分前後のものが多いが(それは1曲の時間が普通その程度なのでしかたない)、5分を超えるものもありました。
View 数も 1000から5000と結構見られているようです。

ノンノンシュガーより 【私のスクリーン~タミーの子守唄】
エリザベートより【私が踊る時】 Wenn Ich Danzen Will
エリザベートより【皇后の務め】
源氏物語より【あさき夢】
【ひとつ】
舞三代より【櫻の舞】
ミス・サイゴンより【命をあげよう】
ルードウィッヒⅡ世より【夢の果てに】
【エーゲ海に想いを】
【遠い山の向こうから】
【彷徨のレクイエム】
【タランテラ】 フィナーレ 朝海ひかる が踊る後で
【タランテラ】 スパニッシュより Baile 朝海ひかる が踊る後で
【タランテラ】 アマゾン 朝海ひかる が踊る後で
(何か歌があまりうまくないコムちゃん・朝海ひかるの代わりに歌っている感じ)

【TAKARAZUKA MERODIA テーマソング】

なお、美穂圭子さんは、2008年3月31日で実力者揃いの【専科】に移籍になったそうです。

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国民の幸せを第一に考える総理大臣誕生!
 荒唐無稽と言おうか、こうあって欲しいと言おうか、現在の政治の中ではありえないお話。

しかし、木村拓哉の語る言葉は、国民の思いを相当受け止めているだろう。
今日の演説は先週とは打って変わって力が入っていた。

木村拓哉が本当に立候補すれば、必ず当選するであろう。
この番組を見た自民党が引っ張り出して、本当にピンチヒッター的に総理大臣になったりして・・・

朝倉啓太(木村)は福岡の選挙区から出ていると言う想定でもあり、なにやら現実との関連も感じる。

 今日も朝倉啓太が言っていた「小学5年生にも理解できるように話してもらえませんか?」と言うフレーズが、このドラマの一つのキーワードであるようだ。
 国民を煙に巻くような遠まわしだったり、すり替え話をする政治家が多い中で、このキーワードは今後重要なポイントになってきそうだ。

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NHKのイベントへの参加は受信料の領収書が必須!?
 今日はちょっと話題に事欠いているので、違う角度のコメントを・・・

 この頃、NHKの番組宣伝などを聞いていると、『公開収録』などへの「御参加は受信料をお支払いの方に限らせていただきます」 という趣旨のコメントの付いていることが多い。

 受信料支払いへのインセンティブの一つのつもりなのだろうが、これが効果を発揮するとは私には思えない。
 大体からして、受信料を支払っていない人には、そういう『公開収録』などのイベントに参加したいと思う人は少ないだろう。

 一方で、、『公開収録』などへの「御参加」の条件が受信料の支払いであるような印象を広く普及し、それなら、そういう「イベントに参加しないのなら受信料は支払う必要はないんだ」という意識が広がることに成りかねない。

 こういう条件を発想するのはた易いが、その効果を突き詰めて考えないと裏目に出ることになる。

 『後期高齢者医療制度』も同じようなアナウンスメントを多くの国民に与えてしまった。
政府の思いついた条件は、高齢者も受信料ならぬ『受診料』つまり保健掛け金を払わなかったら、医療の場に参加することを許さないというものである。
効果を考えず、ただ財政再建のみを考えた訳である。

 今日の新聞では、制度見直し(後期高齢者の負担削減)に掛かる「2千億円の捻出が難しい問題だ」 と書いていたが、思いやりをもって考えるなら、米軍の維持のために安保条約上の義務でもない『思いやり予算』に2千億円以上使っているのであるから、これを高齢者のための本当の「思いやり予算」に回せば済むことである。

 国民はまず、『思いやり予算』 を 「思いやり予算」 に回せという声を大きく上げる時である!
 
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NHK、消費税13億円申告漏れ=受信料の未集金で指摘-東京国税局(時事通信) - goo ニュース


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