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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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万年筆を買いました
 先日見た、映画 「クローズド・ノート」 に完全にいかれてしまって(強く影響を受けて)、
万年筆を買いました。

太字のもの。
 鉛筆みたいに、【F】 とか 【B】 とか色々字の太さや書き味で分類されていることを始めて知りました。(細字・中字・太字くらいはあるとは思っていましたが)
 パイロット万年筆の、あまり高価ではない標準的な、また昔ながらの意匠のものでしたが、
十数種類の太さのものが展示されていました。

 「クローズド・ノート」 によれば、万年筆は、『試し書き』 をして買うもののようなので、店員に訊ねると、心よく 『試し書き』 をさせてくれました。
私は、【B】 と 【BB】 を試し、【B】の太さ にしました。

PILOT01.jpg

 いつもキーボードで電子的には文章を書いているのですが、漢字などは自動で変換されるため、ついぞ書けなくなった漢字が多数あります。
 これからは、万年筆による手書きでも日記を書いてゆくことにしました。
いつまで続くことやら。

 万年筆で文字を書くのは何十年ぶりのことでしょうか?
中学・高校生の時は使っていたように思います。
また硬筆ペン習字とか言って、万年筆ではなく、あのペン先にインクを付けて書く方法で、
英文や和文を書く授業があったように思います。

 数年前に100均で、万年筆のようなペンが売っていて(セーラー万年筆製だったと思う)
買った事がありましたが、105円が災いしたのか、どこかに紛失してしまいました。
【セーラー万年筆】 としては、100均の万年筆を広く普及し、だんだんと【高級万年筆】に
移って来てくれることを期待したのでしょう。
残念ながら、お店には 【セーラー万年筆】 のものもありましたが、私が選んだのは、
【パイロット万年筆】 の方でした。
高級品ではありませんでしたが、100均のの百倍の値段でした。

 その店(文具店)での最高価格帯は、3万円台だったと思います。
高級品パーカーや、モンブランなど超高級品は、置いていなかったようです。

 店員に(中年のオジサン)
「最近、万年筆を買う人が増えましたか?」 と訊いて見ると
「若い方が、結構買いに来られるようになりました。」 とのお返事。
「クローズド・ノートの影響でしょうね!」 と言うと 「ハイ!」
「実は私も・・・」 との掛け合いになりました。

 そう言えば、子どもの頃に親からもらった万年筆はパーカーでしたから、親としては奮発したのでしょう。 そんなことを当時は全く知りませんでした。

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Schönbrunn (シェーンブルン)へ移動
ウィーン一人旅-第17回
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Schönbrunn (シェーンブルン)へ移動

 朝、目が覚めると6:00だった。朝食はきのうと同じテーブルで。メニューもほぼ同じ。
ロビーにあるインターネットは本日も不調で使用不可。 せっかく最新式のホテル設備なのにね。
 朝食後荷物をまとめてチェックアウト。二泊で110ユーロ(1万5千円弱)。まだ一日しかウィーンを回っていないのに・・・もう引越し?

 というのは、本日よりSchönbrunn宮殿のすぐそばのパークホテル・シェーンブルンに宿泊するからなのです。
そのホテルは、フランツ・ヨーゼフ皇帝(座位1848-1916)の迎賓館だった由緒ある建物なのです。インターネット予約の特別価格で、そこに二泊で145ユーロ(2万円弱)で泊まれるわけです。

Parkhotel Shoenbrunn02

 ホテル・ルチアのフロントでシェーンブルン方面への行き方を尋ねると、近くのバス停から12A系統に乗って3-4駅さきとのこと。バス停までは5分ほど。バスもすぐに来た。シェーンブルンまでも5-6駅くらいで10分たらず。シェーンブルン宮殿の中央門前に到着。
 ところが、ホテルのある西の端までは宮殿の外壁に沿って歩くこと、歩くこと。荷物二つを持って、汗だく。30分にも思えた。
 だいたい見当をつけていたあたりに、そのホテルはあった。

 朝9時ごろ到着。
 正式なチェックインは午後2時からとのことで、荷物部屋にバッグを入れ、セーフティボックス(銀行の貸し金庫そのもの)に貴重品を預かってもらった。予想通り立派なホテル。

 さすがにフランツ・ヨーゼフ1世の迎賓館だっただけあって、外見も堂々たるものだけれど、ロビーなども宮殿と同じデザインの内装にしているし、家具調度品もたいそうな感じ。

ParkHotelShoenbrunn05.jpg

ロビーにはフランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇后の肖像画が飾られている。

Elisabeth肖像画01

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ウィーン一人旅-第17回
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’07憲法フェスタin天神
 文化の日の今日11月3日、(この日は、61年前に日本国憲法が交付された日である)
【’07憲法フェスタin天神】が福岡市中心部の天神警固公園で開催された。
 主催は、「九条の会福岡連絡会」 午後1時から4時。

メイン・イベントは、【博多っ子憲法学者と宗教者が語る 今、憲法は】と題して
石村善治さんとクリスチャンの木村公一さんの対談。

06s.jpg

 石村さんは、今日も矍鑠としていて、元気そのもの。
年を感じさせませんでした。
 話は30分以上に亘ったので、書ききれませんが、木村牧師は対談の最後に、二千六百年前の旧約聖書の一節を引用して、戦争に反対するキリスト者の原点を語り、石村さんは二百年前のドイツの哲学者カントの一文を引き、戦争を拒否する先哲の思考を紹介しました。

 対談イベントの後はアトラクションや各地の「九条の会」の取り組みアピールなど。
木村牧師の参加するゴスペル隊が、ゴスペルを数曲披露されました。

07s.jpg


 イベントを締め括ったのは、南区の「少年少女みなみ」合唱団による「ぞうれっしゃがやってきた」でした。戦争で動物が殺された動物園での話しを合唱構成にして、二十数年前から歌い継がれている曲です。

08s.jpg




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ALWAYS 続 三丁目の夕日
 2007年11月3日(土)公開初日に、レイトショー(23:15~25:55)で
【ALWAYS 続 三丁目の夕日】 を見た。

Always.jpg

 前作で、徐々に築き上げられ、完成した東京タワーが、冒頭シーンでイキナリ大破壊される。
その理由は・・・? (映画の楽しみに・・・)

 舞台は、前作と同じ。 時代もそう何年も経過していない様子。
堀北真希(六子)は、堤真一(鈴木)と薬師丸ひろ子(ともえ)が経営している自動車修理工場「鈴木オート」で引続き働いている。

 芥川賞を目指す?!吉岡秀隆(茶川竜之介)は駄菓子屋を細々と営みながら、書いては(紙を)丸め、書いては丸めをくり返し、一向に筆が進まない様子。

 小雪(ヒロミ)は、ストリッパーに身を“落とし”、吉岡秀隆のところを去っている。
ストリッパーの年増の先輩、手塚理美(梅子)は、世を斜に見ている。
同僚のストリッパー貫地谷しほり(メリー)は、明るく屈託が無い。
これらストリッパーが繰り広げる ストリップ・イショーは、映画をお楽しみに・・・

Always02.jpg

 基本的なストーリーは、前作の『つづき』である。

 CG・VFXでは、前回同様の路面電車や東京タワーの他に、小雪が大阪に働きに出る場面での、特急「こだま」号など実写と見まごうばかりの出来栄え。
 この「こだま」型車輌くらいは、現存しているだろうとロケハンをしたが、既にこの世に無く、結局CGで制作した、とのエピソードを ラジオ番組「松尾堂書店」で監督自ら話していた。

 また、当時の羽田空港や、最新鋭DC-7型プロペラ機なども全てCGだとのこと。

 どの部分がCGで、どこが実写かを見極めると言う見方も一つの鑑賞方法である。
(極論すれば、室内撮影以外は、全てCGとの合成かもしれないが・・・)

 ストーリーの中心は、吉岡秀隆と小雪の恋の行方。 そして吉岡が実子同様に世話をしている居候・須賀健太(古行淳之介)の行く末。
 ここは、映画館でお確かめあれ。

 また、戦後十数年目が舞台でもあり、戦友会に出席した堤真一(鈴木)が、戦友会で再会する福士誠治(牛島)とのひと時など、戦争の不条理を静かに(?)訴える場面も見所。

公式サイトは、ここをクリック
宣伝ブログ(部録)は、ここをクリック
映画制作ブログ(部録)は、ここをクリック

ジオラマ公開中とのこと
Always03.jpg

 ジオラマサイトは、ここをクリック


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駅のゲートと切符と出入り口のドア
ウィーン一人旅-第18回
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駅のゲートと切符と出入り口のドア

 荷物を置いたら早速行動。今日は、まずシュテファン大聖堂へ向かうこととする。帰りの日の空港までの時間チェックも兼ねて、地下鉄U4番線でウィーン・ミッテ(中央)駅まで行く。ホテルからU4のHietzing駅まで歩いて5分。そこからMitte Banhof(駅)までU4で約20分。ここから空港までは乗り換え時間を別にして20分程度だから、ホテルから空港までおよそ1時間程度と確認。

U-Bahn.jpg

 U4線は掘割の中を走っているような半地下で、屋外の景色も一部見える。
 Mitte駅からStephansplatz までは地下鉄U3線で二駅5分。U3線は都市中心部(Ring内)の真ん中を横断しているので、さすがに深いところを走っている。予想より相当早くシュテファン駅に着き、メイン出口を地上に出ると目の前にシュテファン大聖堂(Stephansdom)が圧倒的存在感で建っている。きのうは、ここにたどり着くのに、Musikvereinから歩いたのでずいぶん遠く感じたが、実際は交通至便なところ。

 地下鉄(U-Bahn)も路面電車(Strassenbahn:トラム)も、検察も改札もない。市民はトラムもU-バーンにも自由に乗り降りしている。全く切符を買っている様子は無い。定期券か?

 私はウィーン・カードというスーパー・パワーのフリーパスを持っているから安心して乗っているが、車掌も居ないし、改札も無い。切符売り場も所在が解りにくい。結局、全く切符を買っていなくても自由自在に乗り降りできるのだ。

U-Bahn 入り口

 出入り口に自動改札機があるわけでは無い。地下鉄の出入り口には、通り抜け自由の鉄のバーとチケットの日付時刻・刻印機があるだけで、市民はだれも刻印する様子もない。だいたい切符を持っていない。ここに係員を置くより、市民の足は税金でまかなった方が安あがりということだろうか? たまに一斉検挙でもして重い罰金でも課せられるのかな?

 路面電車はゲートもないので、自分でドアスイッチを押してあけて自由に乗り降りするのだ。地下鉄でも自分で開けないと自動で扉は開かない。タクシーもしかり。
 交通機関は自分でドアをあける必要があるということです。

Strassenbahn New Trum

 それと犬の乗車は盲導犬でなくてもOKの模様。自転車を乗せる人もいる。

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ウィーン一人旅-第18回
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「歌姫」 相武紗季主演
歌姫がおもしろい。 

金曜日10時から放映。次回は第5回(11/9)

 土佐が舞台であり、主人公は「四万十 太郎」というマンマの名前。
実は、第二次世界大戦(太平洋戦争)での傷害による記憶喪失で、自分の名前が解らず、このマンマの名前が土佐の地元の人々によって付けられたらしい。  四万十 太郎を演じる 長瀬智也 も熱演だが、その恋人?or妹?のような役回りの岸田 鈴 役の 相武紗季 が可愛く、かつ気の強い“土佐の八金”を演じている。
 岸田鈴の両親(高田純次&風吹ジュン )は、場末の映画館「オリオン座」を“経営”しているが、経営不振に悩んでいる。

 配役で面白いのは、旅館の女将というかオバハンを 斉藤由貴 が、これまでのキャラクターを完全にぶち壊して“熱演”していること。 ほんとうに、うるさいオバハンそのものである。

 風林火山(NHK)で平蔵を演じて渋い味を出している 佐藤隆太 が、鈴(相武紗季)に一目惚れする不恰好なヤクザ・クロワッサンの松 を演じている。
 このクロワッサンの松、岸田夫妻に、頼んでもいない映画館の用心棒としての「みかじめ料」として月々の売上以上の大金を要求している。
 岸田夫妻のような、か弱い一般市民に対しては強圧的で暴力的であるが、太郎に一発殴られると急におとなしくなってしまうという無様な役どころである。その変わり様を絶妙に演じている。

公式サイトの最初(第1回)のストーリー紹介の一部を引用。
【時代は昭和30年代の土佐の田舎町・土佐清水。
映画館・オリオン座の映写技師の 四万十太郎 (長瀬智也=二役) は、オリオン座の主人・岸田勝男 (高田純次) と妻・浜子 (風吹ジュン)、その娘・鈴 (相武紗季) と一緒に暮らしている。
太郎は10年前に土佐の海岸で倒れていたところを勝男に助けられ、九死に一生を得たのだが、以前の記憶が一切なく、仕方なく四万十太郎と名乗っているのだった。
太郎と鈴はいつも憎まれ口を叩き合って、二人は喧嘩ばかり。
しかし鈴は太郎にほのかな恋心を抱いていた。】

基本的には喜劇であるが、いわば「人情喜劇」というところが合っているかも。


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公式サイトTOPは、ここをクリック
おなじく粗筋は、ここをクリック
人物相関図は、ここをクリック

配役は、【続き ...read more】 をお読みください。
(または、ここをクリック

 
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テーマ:歌姫 - ジャンル:テレビ・ラジオ

月探査船 「かぐや」 が上空100kmからの映像を送信
 今日の午後9時のNHKニュースで、日本の月探査船「かぐや」から、月の表面の鮮明な写真が送られてきたという最新ニュースを流していました。

動画で見ても極めて鮮明な画像でした。

 月の上空100km付近から、月の北極付近を撮影したのが、下の画像だそうです。

 永久に日光が当たらない影になる部分があるそうで、そういう所は零下200度にもなり、水が氷となって、残っている可能性があるそうです。
その氷さえあれば、月上で飲料水を確保でき、人間が生活できる見込みがあるそうです。
さらに、その水から水素を得て、エネルギー源にもでき、月から火星探査などへも応用可能とか。

 しかし、私は、月に残された氷を水に変えて人間が使ってしまうことには反対です。

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かぐや月画像2007Nov07

月のクレーター、鮮明に=かぐや撮影のハイビジョン映像 (時事通信) - goo ニュース

月のクレーター、鮮明に=かぐや撮影のハイビジョン映像                   [時事通信社]  2007年11月7日(水)18:58

 月の北極付近のクレーターが鮮明に-。宇宙航空研究開発機構とNHKは7日、月探査衛星「かぐや」のハイビジョンカメラ(HDTV)で高度約100キロの周回軌道から撮影した月面の鮮明な映像(動画)を同機構のホームページで公開した。これほど低い高度からの月面HDTV映像は世界初という。

 撮影は10月31日(日本時間)に2回行われ、それぞれ8分間分を1分に縮めて収録。最初は北極付近の多数のクレーター、2回目は北半球高緯度の「嵐の大洋」と呼ばれる暗く滑らかな部分と「高地」と呼ばれる明るくごつごつした部分が映っている。

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引用おわり

DATA
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月の直径は約3476kmで、地球の直径の約1/4
質量で比較すると、地球の約1/81
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【関連記事】

かぐや、子衛星を分離
【かぐや】がとらえた地球

クレーターがくっきり…月面のハイビジョン撮影に成功(読売新聞) - goo ニュース

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シュテファン大聖堂(Stephansdom)
ウィーン一人旅-第19回
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シュテファン大聖堂(Stephansdom)

 拝観は自由で無料。ある観光客(日本人ではない)が「入場券売り場はどこですか?」と入り口付近の係員に聞いていたが、チケットは売っていないのである。
 その代わりではないが、本日夜、この大聖堂で行われる、リンツ・ブルックナー・オーケストラによる、ブルックナーの「交響曲第8番」の演奏会のチケットの仮設売り場が出ていた。

Stephansdom01_20071108195401.jpg

 カテドラルの大きさは外側もそうだが、中はさすがに大きく年代を感じさせる。
12世紀が創始だというが、現在の建物は14世紀にゴチック様式で改築されたものという。
また、モーツァルトも1791年にこの教会(Kirch)で簡単な葬儀をあげたところだという(ガイドブックによる)。

Stephansdom 06

 主祭壇に対面する後方の上部には、年代を感じさせるパイプオルガンが鎮座している他、側廊とでもいう位置の上部にも、それぞれ小規模なパイプオルガンが添えてある。

Stephansdom PipeOrgan 01

 よく見るとこの聖堂の中に幾つかの教会があるようで、それぞれブロックごとに木の柵で仕切られ、小規模の祭壇もある。椅子の向きもそれぞれに配置されている。
 主祭壇の下手(向かって右)には新しそうな大型パイプオルガンが座っていた。

Stephansdom PipeOrgan 05

 内観の豪華さは、去年行ったモントリオールのノートルダム大聖堂のほうが、はるかに豪華であった(青色に包まれた荘厳な参考写真を御覧あれ)が、宗教施設で豪華さを競ってもしかたがない。
ノートルダム大聖堂内観02縮小版

 カナダに移民した人たちが、母国への思いから一層豪華なカテドラルを建てたかったのかもしれない。
 
 歴史はこちらシュテファン大聖堂の方が、500年ほど古い訳である。

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Mozart!
ミュージカル 「モーツァルト!」 2007年ヴァージョンがまた公演されるらしい。
2002年日本初演(私は東京・帝劇で見た)、
2005年の全国4都市での巡演(私は博多座で見た)
に続く三公演目です。

Mozart01.jpg
Mozart02.jpg
Mozart03.jpg
Mozart04.jpg


ヴォルフガング・モーツァルト に扮するのは、従来通り
井上 芳雄と中川 晃教のWキャスト (昼・夜&日替わりで交代)

コンスタンツェ(モーツァルトの妻) hiro  「SPEED」の島袋さんだそうです。

ナンネール(モーツァルトの姉)にも初演以来の 高橋 由美子
レオポルト(モーツァルトの父) 市村 正親
コロレド大司教 山口 祐一郎  も初演以来の配役

「モーツァルト」のパトロンでもあるヴァルトシュテッテン男爵夫人には、
2005年公演で演じた 香寿 たつき と 今回新たに加わる 涼風 真世のWキャスト
お二人とも宝塚歌劇団男役出身。 涼風真世が香寿たつきより相当先輩格。
  香寿たつき:11月19日~12月5日 涼風真世:12月6日~25日

エマヌエル・シカネーダー には初演で実力を見せ付けた吉野 圭吾が引き続いて出演。

2007年11月19日(月)~12月25日(火)  土・日は殆ど売り切れている。

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公式サイトは、ここをクリック
ストーリーは、ここをクリック
配役Wキャストの日程は、ここをクリック
チケット空席状況は、ここをクリック (土・日・祝日はほぼ売り切れ、平日は結構余裕あり ;記事作成時)

ブログも開設されています。 ここをクリック
こちらでは、制作発表時のデモ映像で井上・中川、ヒロさん、涼風さんの歌唱が見られます。
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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

誠に勝手ながら今秋を持ちまして閉館致すことに・・・
「オリオン座からの招待状」 を 2007年11月9日(金) レイトショー で見た。
23:45 ~ 2:00
観客は、私一人だけ。 完全貸切状態。
今週、公開したばかりで、まだ公開後1週間も経っていないのに、この状況。

11月10日(土);第2週 からは、この23:45の時間帯も無くなった。
私のせいでは無い。

TV-CFを続けている理由も解った。

しかし、客足とは関わり無く、良い映画だった。

orionza.jpg


テーマは、「無法松の一生」と相当ダブっている。

大津から京都に出てきて無一文になった青年・留吉(加瀬亮)が、オリオン座の館主・豊田松蔵(宇崎竜童)に無理やり頼み込んで下働きに雇ってもらい映写機の使い方を猛勉強。
そろそろ映写機の使い方が解ってきた頃、亭主が肺の病気で急死。
留吉は残された館主の妻・豊田トヨ(宮沢りえ)を支えて映画館を続けるが、周囲からはトヨと『いい仲』になっているらしいと噂される。
しかし、映画を見る限り、彼ら二人は『いい仲』になっていないように思える。

ここが、「無法松の一生」とダブルゆえんである。

生前、松蔵は「無法松の一生」(板妻版)上映を懸案にしているが、掛ける決断ができない。
留吉の応援を得てようやく「無法松の一生」を上映できる。

 その「無法松の一生」が、「劇中劇」ならぬ「映画中映画」で上映されるが、無法松が『乱れ太鼓』を打つシーンでは、当時としては最新技術であろうモンタージュ、オーバーラップ、高速切り替えなどの技術を駆使したシーン割となっていて、斬新さに驚いた。
 (なお、板妻版を見たのは、私には初めてだったと思う。)

 閉館イベント(謝恩最終興行)の映画も「無法松の一生」であった。
案内状に同封された2枚のチケットは当時のものを真似たもので、入場料100円と書いてある。

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 この映画、全編がセピア調の色付け。

 普通、回想シーンや昔のシーンはセピア調だったり、ピントを少し甘くしたりするのだが、この映画では、現代のシーンも昭和20年代(50年以上前)も同じセピア調。
だから、現代のシーンも、リアルタイムの現代ではなくて、1980年代頃のことを現しているのかと思ったが、冒頭に紹介される、「御案内の手紙」の内容からすると、現代は平成19年頃と思える。

 「昭和25年の会館以来半世紀以上にわたって地元の皆さまに愛され親しまれて参りました・・・云々」という閉館の挨拶が映画の冒頭で紹介される。
 映画では57年間と言っていたように思う。
そうすると25+57だから昭和82年。82-63=19;平成19年?
西暦にすると1950年+57年=2007年であるから今年だ。

 京都の田舎町で、今年まで細々と営業を続けていた「オリオン座」が舞台であり、これを支えてきた、松田トヨ(中原ひとみ)・留吉(原田芳雄)の物語である。

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宮沢りえ&加瀬亮インタビューは、ここをクリック


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テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

シュテファン大聖堂・展望台
ウィーン一人旅-第20回
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シュテファン大聖堂・展望台


 ある一角で、人が並んでいるのでトイレにでも並んでいるのかと覗いてみると、塔の上へのエレベーターの順番を待っている人の列であった。
 さっそく、この列の後ろにつく。案外早く、10分も待てば順番が来て展望台(137m)へ。往復4ユーロを“車内”徴収。7-8人乗りの小型エレベーター。

 中心の尖塔は、これよりまだ数十m高いところにあるので、さらに見上げなければならない。高さ200m位か?天気晴朗なれど風強し。台風の中という感じ。去年のトロントタワーでもそうだったなあ。
Stephansdom 尖塔と大屋根


 しかし、感心するのは、ここよりもっと高いところにある尖塔が600年以上も暴風に耐えていること。今では鉄骨で補強しているようだが、先人の知恵にはかなわないなあ。
 展望台はもちろん見晴らしは良いのだが、聖堂の大屋根は尖塔ほどではないが、まだこの展望台より高く、視野の1/3は屋根の陰になっている。それでも240°の見晴らしは最高で、ウィーン市内を一望できる。

Stephansdom 07Roof

 遠くには風力発電所の風車も見えたが、たった一機だけであり、象徴的な存在というところ。 

 「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」でガイド役の竹下景子が案内していたプラター公園の大観覧車は見えたけど、ドナウ運河や「美しき蒼きドナウ」は見えないぞ!

 再びエレベーターを今度は20分ほど待ち、下界へ。
 歴代王侯の墓があると言う地下のカタコンベに降りようとしたところ、係員が12:30からですというので、ここはパス。現在4月30日 午前11:00。
http://homepage3.nifty.com/archi-jpg/a_map/austria/stephansdom.html

 外に出て、先ほどのブルックナーの「交響曲第8番」の演奏会のチケットを40ユーロで購入。昨日36ユーロで買ったナショナルオーケストラのヨハン・シュトラウスとモーツァルトは、ウィーンに来ればいつでも聴けるが、大聖堂でのブルックナーの演奏会はめったにない機会。で、36ユーロは捨てて、ブルックナーを優先。

 大聖堂の裏手では、馬車が並んで客待ちをしていた。
こういう古い街では観光バスならぬ『観光馬車』が結構人気のよう。
2003年のモントリオールの旅でも馬車に乗った。
Stephansdom 03外部と馬車


 Stephansplatzをはなれ、ホーフブルグ(Hofburg)宮殿へ向かう。

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ウィーン一人旅-第20回
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朝鮮通信使
朝鮮通信使

写真は、【400年前しのび 通信使行列(中国新聞) - goo ニュース】 より

 今(2007年11月11日午後10時半)、NHK教育テレビ「ETV特集」で、「朝鮮通信使・400年の真実」が放映されている。

 秀吉の朝鮮侵略によって、多くの朝鮮国民が殺戮され、王の墓が暴かれ、大勢の陶工が拉致されてきた事実を明らかにした。
 秀吉の侵略政策と、家康の友好政策を対比しているのも、紋切り型ではあるが、安倍首相の敵視政策と福田首相の宥和政策を皮肉るような構成とも取れる。

 対馬藩は、日本と朝鮮の友好なくしては、自藩の交易による収益を上げられないため、徳川家康の『国書』を偽造してまで国交を回復をはかり、見事に成功する。
 朝鮮史の専門家であるコメンテイター(慶応大学・田代教授)は、対馬藩の外交文書の偽造は、この家康『国書』が初めてではなく、もっと前から偽造を繰り返しており、偽造技術も発達していたと解説する。
 これを検証するため、NHKの『科学捜査班』は、国書を認めた和紙(?)の科学検証や印鑑や朱肉の検証も行っている。

 朝鮮国王は、偽造ではないかと気付いていたが、国交を優先して、不問に付したという。

 しかし、この偽造は今時で言えば、対馬藩の柳川調興が「内部告発」し、将軍・家光に訴えらるが、結果は、内部告発した柳川が財産没収の上「流罪」、対馬藩主は「お咎めなし」という腑に落ちない結果となったという。
 昔からこういう結末に至ることが多かったのだろう・・・

 田代教授の推定では、朝鮮外交の窓口として対馬藩・宗家を温存する必要があり、内部告発者で実行責任者でもあった柳川氏を処分したのであろうと言う。
 そして、実際には宗家側と柳川氏派の処分された人数は数合わせで同じになっているとのこと。

 両国とも鎖国中ではあったが、朝鮮半島の生糸や朝鮮人参を、日本の銀で買っていたらしい。
 プサンには、出島の25倍の大きさの外国人居留地があり、日本人商人が常時四百人以上居住していたという。
 貿易は、国交回復の大きな底流であり、ある意味では主目的であったであろう。

 そういう紆余曲折を経て、日本と朝鮮の長い友好関係を結んだのであった。

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対馬藩といえば、この人という雨森芳洲は、番組の最後に紹介された。
今こそ、雨森芳洲の外交精神を学ぶべきである。 (23:15追記)

22:00~23:30におよぶ1時間半の力作であった。
ETV特集ホームページは、ここをクリック
 
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REBECCA 日本公演 来年開催
 今年(2007年)1月に仕事でウィーンを訪れた際に見た、「REBECCA」 が、来年早くも日本公演を行うことになったらしい。

 このミュージカルは「エリザベート」「モーツァルト!」「M・A(マリー・アントワネット)」で日本でも大成功を納めた、ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイ御両人による新作ミュージカルである。
 ウィーンのライムント(Raimund Theater)劇場で初演を見た際には、ドラマの最後に炎上しながら大螺旋階段が奈落に落ちて行き、邸宅の崩壊を象徴する大掛かりな舞台装置が圧巻であった。

ReBECCAposter.jpg

 前のこのブログ にも書いたが、このミュージカルの主人公は「Ich(私)」である。
  このミュージカルにはタイトルロールの「レベッカ」は出てこない。 配役さへも無い。
 レベッカは『影』である。
 レベッカは、主人公(Ich)が恋に陥り結婚した男の『前妻』であり、すでに死んでいる。
その死の謎解きと、その真相を隠している夫、レベッカの忠実な下僕であった黒服の女そして「私」が織り成す複雑怪奇なドラマである。
元がヒッチコックのスリラー映画であるから、話は簡単ではない。


 【日本版】では、主役の「私;Ich」は、ロングラン・ミュージカル初挑戦の大塚ちひろさんとか。
男性(レベッカの元夫)は、ミュージカル界に“君臨する”山口祐一郎。
絶えず、レベッカの存在を感じさせる「黒服の女」(ダンヴァース夫人)をシルビア・グラブが演じるようだ。

 会場は、東京宝塚劇場に通り一つで隣接する新装オープンしたばかりの「シアタークリエ」。 元は、新派公演などが行われていた「芸術座」のあったところだと思う。
2007年11月7日オープン。
杮(こけら)落とし公演は、川上音二郎をテーマとする、【「恐れを知らぬ川上音二郎一座」】。 11月10日から12月30日のロングラン。 三谷幸喜 作・演出というので期待大だが、前売り開始日に売り切れの盛況。

 1・2・3月が森光子の定番「放浪記」
そして、「レベッカ」が4・5・6月に公演されるので、杮落としシリーズとも言える。

「レベッカ」の公演スケジュールは、下記。
REBECCAschedule.jpg


声量と低音から高音までこなす必要があり、出番が少なく無いダンヴァース夫人(黒服の女;私が見た感じでは、こちらが主役)がダブル・キャストでなくて、3ヶ月勤まるのだろうか?

ウィーン版「REBECCA」公式サイトは、ここをクリック
ダンヴァース夫人(黒服の女)が歌うテーマソングが聴けます。 

レベッカ好きののレポート(個人ブログ)は、ここをクリック

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Hofburg宮殿
ウィーン一人旅-第21回
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Hofburg宮殿

 ホーフブルグ宮殿にゆくには、Stephansplatzからケルントナー通り(Kaerntner Strasse)を南に歩き、オペラ前から西に向かって歩くかトラムに一駅か二駅乗車。とりあえず、オペラに向かって中心的繁華街であるケルントナー通りを南下。

 オペラの切符売り場で、ガイドツアーを確認。日本語ガイドは本日午後3時から。その20分前からガイドチケットを販売とのこと。う~ーん、中途半端な時間。この時間までにホーフブルグ宮殿で見られる限度まで見てくるしかない。ホーフブルグ宮殿の所定の観光コース全部はとても無理そう。勇み足でホーフブルグ宮殿に向かって歩く。

Schloss Hofburg  04

 ホーフブルグ宮殿の入り口までは10分足らずで難なく来たのだが(きのうも通った道だし・・・)、そこからシシイ・ミュージアムとカイザー・アパルトメンツのエントランスを捜すのが一苦労。宮殿の外側を歩きまくる。

Schloss Hofburg  08


 まず、宮殿中央の階段を上がったら、そこは国立図書館の入り口。宮殿の真ん中が国立図書館として一般開放されているわけです。
 その次に行った入り口は“Motor Simposium”(自動車関係)が開催されているコンファレンス会場入り口。こういう商用の集まりにも利用できるんですね。

Schloss Hofburg  01

 ようやく、博物館の入り口までたどり着いた時は汗だくで、そこから又シシイ・ミュージアムまでは、建物と宮殿内道路を一つ渡ったところで・・・。もうたいへん。
 ホーフブルグ宮殿へ到着したと思ってから30分くらいは入り口探しで浪費。それでなくても時間が厳しいのに。2:30まではあと2時間しかない。こういう場合はガイドさんが便利ですね。


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ウィーン一人旅-第21回
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テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

「かぐや」地球の出、地球の入りの撮影に成功!
 今日は、このブログでも何度か紹介している、月探査衛星「かぐや」による、
「地球の出」、「地球の入り」の映像です。

EarthSetbyKaguya03s.jpg

   この写真は、「地球の入り」直前のもののようです。

専用サイトは、ここをクリック

映像(Movie)「地球の出」、Earth-rise は、ここをクリック

映像(Movie)「地球の入り」、Earth-set は、ここをクリック

素晴らしい画像と映像でした。

EarthSetbyKaguya03m.jpg
 写真の上部が南極で普通のイメージでは上下が逆。左半ば上がオーストラリアだとか。
      日本は、右下方の雲の下ということです。(そういえばなんとか・・・)

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【関連記事】
【かぐや】がとらえた地球
かぐや、子衛星を分離
月探査船 「かぐや」 が上空100kmからの映像を送信

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ついに「地球の出」のハイビジョン撮影に成功! - 月周回衛星「かぐや」(マイコミジャーナル) - goo ニュース

地球の出と入り撮影 かぐや、ハイビジョンで(共同通信) - goo ニュース

EarthSetbyKaguya01.jpg


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Hofburg宮殿・Sisi Museum
ウィーン一人旅-第22回
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Hofburg宮殿・Sisi Museum

(下記リンク・アドレスは必ずしも文と一致していません。)

 シシイ・ミュージアムとカイザー・アパルトメンツそして宮廷銀器コレクションの音声ガイド付き入場券が7.5ユーロ。

このシシイ・ミュージアム、今年(2004年)4月にオープンしたばかりのところ。もちろん宮廷内に再現されています。カイザーとは皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世のことでシシィとは皇后(カイゼリン)エリザベートのこと。カイザー・アパルトメンツはすなわち皇帝一族の居住空間のことです。
http://www.tabicom.com/contents/des2/austria/0402-8-000000.html

 残念ながら館内は写真禁止。全体として写真におおらかなウィーンの中ではめずらしく禁止です。従って、写真はほとんどなし。
http://www.hofburg-wien.at/de/site/publicdir/

Sisi Wedding Dress

 ここでは、さまざまなシシイ(エリザベートのこと)に会えた。日本語ガイドは、一部屋・一部屋懇切丁寧で、たっぷり時間がかかる。なにしろカイザー・アパルトメンツだけで公開されている部屋は20室(全部で2千室以上だって)。
 ミュージアムはこれとは別に数十の展示があるので、時間のかかること。しかし、懇切な解説で、エリザベートは、宮廷の古いしきたりに抵抗したばかりではなく、乳母に預けるのが当然であった時代に、我が子の教育を自分でしようとしたり(美智子妃殿下;当時;のようですね)、ハンガリーとの戦争(革命派との)を終結させるために尽力したりと、さまざまなものと闘ってきたようですね。

Sisi Museum01

 そう言えば、つい最近は雅子妃殿下の「キャリアを否定する動きがあったことも事実です」という皇太子の発言が話題になっていますが。
http://www.hofburg-wien.at/de/site/publicdir/0103010101_76.php#33345

 1898年、スイス・レマン湖ほとりでエリザベートの胸を貫いた凶器も展示されていましたが、こんなに小さい刃物で?という感じのものでした。実はナイフとかではなくて、3面研ぎ澄ましたヤスリだったのです。
 テロリスト ルイジ・ルッケーニが、その朝の新聞で『お忍びで』来ていたエリザベートの滞在をスクープしていたのを見て、凶行に及んだものだそうです。
http://www.hofburg-wien.at/de/site/publicdir/0103010108_1e5.php#33331

 宮廷銀器コレクションは銀器・金器だけではなく、陶磁器、クロスなど、あらゆる食器・厨房用品(鍋・釜はもとよりケーキ製造器具などそれこそなんでもあり)・調度品が多数(まさに夥しい数)展示されています。
 しかし、これでも第一次世界大戦後王朝が崩壊するときに流出や競売で数分の一に減ってしまったものだとのこと。とても全部見る時間が無く、半ばで退出。こちらを後回しにして良かった。
 出口付近に「みなさんのご見学がこの宮殿を支えています」との案内がありました。なるほど。
http://www.hofburg-wien.at/de/site/publicdir/0103010210_a0.php#33325

2:35宮殿を後にする。
 トラムで二駅乗り、またまたStaatsoperへ。ガイドツアーの入り口には行列ができたいた。

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ウィーン一人旅-第22回
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「九州国立博物館」 早くも400万人
KyuKoku01.jpg
   オープン直後に開催された開館記念特別展
    『美の国 日本』に行ったときの写真です。(2005年11月頃撮影)
 
 「九州国立博物館」 が開館して、早2年。
来場者数が予定を1ヶ月ほど前倒しして、400万人を超えたそうです。
「九州国立博物館」へのリンクは、ここをクリック

 現在は、「本願寺展」を開催中です。

以下、西日本新聞の記事を御紹介します。

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九州国博早くも400万人
    「祝いめでた」で祝福 開館から2年1カ月

                         西日本新聞 2007年11月16日(金)17:10

 九州国立博物館(福岡県太宰府市)の入館者数が16日午前、400万人を突破した。2005年10月16日の開館以来、2年1カ月で達成した。

 館内のエントランスホールでは早速、400万人達成の式典を開催。400万人目の入場者には、今から400年前、福岡藩が幕府に献上していたとされる博多織反物「献上博多」にちなみ、博多織の小物などの記念品が三輪嘉六館長から贈られた。

 式典には博多町人文化連盟の高砂連も参加。来館者とともに「祝いめでた」を唱和、館内に威勢のいい「博多手一本」が響き渡った。式典後は、400万人を記念した焼きたての梅ケ枝餅(もち)4000個が無料で配られた。

 400万人の達成時期について、三輪館長は「12月中かと見込んでいたが、開催中の本願寺展の人気が後押しして、予想より早く達成できた」と話している。

=2007/11/16付 西日本新聞夕刊=

九州国博早くも400万人 「祝いめでた」で祝福 開館から2年1カ月(西日本新聞) - goo ニュース

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ミュージカル「テイクフライト」 天海祐希主演
天海祐希主演のミュージカル
「テイクフライト」がまもなく開演となるそうです。

takeflight_title.jpg

日 時:2007年11月24日(土)~2007年12月9日(日) 
ところ:東京国際フォーラム・ホールC

【専用サイト】は、ここをクリック

【専用サイト】からストーリーを御紹介すると次のようです。
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TakeFlightAmami02.jpg
 (特攻服や戦闘服ではありません)
 女性初のパイロットであるアメリア・イアハート生誕110年、チャールズ・リンドバーグの大西洋単独横断飛行80周年という輝かしい2007年に、NYブロードウェイ、LONDONウエストエンドからもクリエイティブスタッフが結集し、皆様に大きな夢をお届けします。
 女性飛行士・アメリア・イアハートが、夢と希望をかけて大空に飛び立つ、愛と勇気の物語!ライト兄弟、チャールズ・リンドバーグ・・・航空業界のパイオニアたちが抱いた熱き思いを今高らかに謳いあげます。舞台出演4年ぶりとなる天海祐希が、自分の夢に果敢に挑戦し続けた女性飛行士を演じ、オーディションで選ばれた個性あふれる俳優陣が競演する話題のミュージカル!
 TOKYOプロダクションとLONDONプロダクションで、NYブロードウェイ行きの切符を競い合う、世界的プロジェクト!
宮本亜門がブロードウェイの第一線クリエイターと共に創り上げる新作ミュージカル!
上昇気流に乗っていよいよテイクフライト(開幕)!
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TakeFlightAmami.jpg
天海祐希さんのメッセージ動画は、ここをクリック

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公演日程 2007/11/24(土)~12/9(日)
11/24~11/25プレビューオープニング
脚本 ジョン・ワイドマン
作曲 デイヴィッド・シャイヤ
作詞 リチャード・モルトビー Jr.
演出・振付・訳 宮本亜門
訳詞 森雪之丞
音楽監督・指揮 デイヴィッド・チャールズ・アベル
美術 ニール・パテル
衣裳 ポール・タズウェル
出演 天海祐希 takeflight_ph01.jpg

   城田 優 池田成志 橋本じゅん 小市慢太郎
   坂元健児 今 拓哉 宮川 浩 花山佳子 杉村理加 治田 敦
   岡田 誠 華城季帆 菅原さおり 本田育代 ラサール石井


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◆北九州芸術劇場・大ホール
  日程:2007年12月14日(金)~12月16日(日)

◆中日劇場
  日程:2007年12月19日(水)~12月21日(金)

◆梅田芸術劇場メインホール
  日程:2008年1月3日(木)~1月5日(土)

日程・開演時刻詳細は、ここをクリック

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宝塚・宙組公演 「バレンシアの熱い花」
20071118182137.jpg


宝塚歌劇・全国ツアー福岡公演
「バレンシアの熱い花」
「宙 FANTASISTA!!」
  を見ました。

2007年11月18日(日) 午前11時~午後2時半
福岡市民会館 にて

主演は、今年6月【宙組】TOPに就任した
大和 悠河(ヤマト・ユウガ,愛称:タニ)と
陽月 華 (ヒヅキ・ハナ,愛称:ウメ)
いずれも美形でスタイル抜群のカップル。

ウメのウエストは、それは細く、全体の肉付きも薄く(激ヤセ!?)、これでよく連日の公演に耐えられるものだと感心!
タニは、格好好い!

このお二人、特別公演ミュージカル「雨に歌えば!」で、安蘭けい と一緒に絶妙なタップダンスを披露した長くからの同志。
しかし、その頃は、二人とも歌の方は「もう一歩」という実力でした。

タニもウメもTOPになる前と比べれば、さすがに歌も格段にうまくなっていました。

ウメは、タニが早変わりで舞台袖に引っ込んでいるときでも殆ど出ずっぱりと言う感じで、まさに肉体労働!
よほど耐久性が無いと続かないでしょう。
本公演では、1ヵ月半に50ステージほど連続ですからね。

ウメは、ほんとうに最初から最後まで激しく踊っていました。
やはりダンスの人ですね、この方は。体力勝負! タニもね!

ところで、タニ・ウメ以下の若手は知らない人ばかり。
宝塚“オタクもどき”としては由々しき事態になっております。
勉強しなおし。

『バレンシアの熱い花』の主な配役は、以下の通り。
大和 悠河 :フェルナンド・デルバレス
陽月 華  :イサベラ 
蘭寿 とむ :ラモン・カルドス
邦 なつき :セレスティーナ侯爵夫人
美郷 真也 :レオン将軍
寿 つかさ :ホルヘ
鈴奈 沙也 :バルバラ
七帆 ひかる:ロドリーゴ・グラナドス
美羽 あさひ:シルヴィア
天咲 千華 :マルガリータ


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ストーリーは、【続き ...read more】をどうぞ。
(宝塚歌劇ホームページより引用)
何か、ちょっと忠臣蔵風でもありました。(あだ討ち物語です)

      ◇◇◇◇◇


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オグシオ とか?
オグシオて 何のことや?と オヤジ問い!

 昨日のテレビのスポーツニュースでは、フィギュアスケートでの浅田真央の優勝や、
AsadaMaoNov18.jpg

 女子ゴルフでの上田桃子の賞金女王の話と伴に、
 「オグシオ」が大きく取上げられていた。
20071119192515.jpg


 民放のスポーツチャンネルやスポーツ新聞ならまだ解らないではないが、NHKの9時の報道ニュースの中で、「オグシオ」とタイトルされていたのには唖然とした。
 そりゃ4連覇というのは大したことだろうが、決勝戦と言うのに、NHKの報道姿勢は『オグシオ』の相手ペアは無視に等しい扱い。
 一応テロップに小さく名前は出ていたが、音声では全く無視。また写る映像も大写しになるのは『オグシオ』の方ばかりで、相手ペアは顔の判別さえつかないコート全体での映像だけ。
 『オグシオ』は美形かも知れないが、あまりにものエコ贔屓に、NHKの報道姿勢を疑った。

 こういう差別的報道は枚挙に暇(いとま)ない。

 上田桃子の報道でも6位に居る横峯さくらは名前が挙がっているが、3位から5位は無視である。

 ちょっと以前には、ビーチバレーで浅尾美和選手ばかりに注目し、敗退しても浅尾美和を大写しにはするが、勝った方の選手は殆ど無視という報道が当たり前のように行われた。

 “美形”ばかりを追う日本の報道(NHKも含む)は、どうかしている。
そういう思いをしているのは私だけであろうか?

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オグシオ笑ったV4/バドミントン(日刊スポーツ) - goo ニュース

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ちりとてちん 貫地谷しほり 
NHK朝ドラ 「ちりとてちん」 が面白い。

主演は、貫地谷(かんじや)しほり さん。
pic_kanjiya.jpg

この人も 『スウィング・ガールズ』 仲間である。

『スウィング・ガールズ』 からは、朝ドラ出演は確か3人目。

まずは、今や多くのドラマや映画を席捲する、上野樹里 さん。
juri_ueno_02s.jpg

『スウィング・ガールズ』では、テナー・サックス担当。
朝ドラでは、「てるてる家族」 に出演し、発明が好きな学究肌の次女役。
長女役は、今「風林火山」などに出演している宝塚出身の紺野まひる。
フィギュア・スケートの選手を目指す役どころ。
三女は、石原さとみ。
「てるてる家族」は、『ミュージカル風・朝ドラ・コメディ』 という新しい試みであった。
今や上野樹里さんといえば「のだめカンタービレ」の野田恵(めぐみ)。
これもコメディであったが、いかにも「のだめ」の雰囲気に嵌まっていた。


続いて、本仮屋(もとかりや)ユイカ さん
Motokariya05.jpg

『スウィング・ガールズ』では、トロンボーン担当。
朝ドラでは、「ファイト!」 で馬の世話をする厩務員を目指す役どころ。


そして、貫地谷(かんじや)しほり さん
『スウィング・ガールズ』では、トランペット担当。
朝ドラでは「ちりとてちん」 で、今週からいよいよ落語家をめざす和田喜代美役。
大河ドラマ「風林火山」の冒頭に出演し、山本勘助若かりし頃の恋人役もした。
風林火山の時は、いまいち『はまり役』 とは言えなくて、興醒めであったが、
「ちりとてちん」では、コメディエンヌとして爆発している。
前にも書いたが「Always 3丁目の夕日」続編には、ストリッパー役で出演していた。
あまりシリアスではない、コメディ系にセンスがあるように思える。
演出の妙にもよるのであろうが、喜劇としての間もうまく取っている。
彼女の女優としての力量を見直した。


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国立歌劇場内部見学(Staatsoper Guide Tour)
ウィーン一人旅-第23回
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国立歌劇場内部見学(Staatsoper Guide Tour)


国立歌劇場内部見学(Staatsoper Guide Tour)
 
 英語組、ロシア語組、フランス語組など、それぞれ十数名の組が三々五々ツアーを開始。
 
 15:15から日本語ツアー開始。現地人の女性が流暢な日本語で解説。たまに言い回しがおかしいところは御愛嬌。こども連れも含む20名くらい。

 バトンは電動と油圧で120本。奈落からスノコまで42m。PAH13m、PAW12m。
いわゆる三面舞台で見える範囲の数倍の規模であるとの説明。奈落にも大きなスペースがある。
オーケストラ・バレエも含め要員約1000名。メンテ要員20名。

Staatsoper Auditrium02


 年間予算 約100億円。1/3は入場料・グッズなど事業収入。1/3は寄付(Samsung, Toyota Lexusなど)。1/3は国家財政で運営。

 地元の若者の社交界へのデビューのための舞踏会が、毎年年末に開催されるが、この際は、一階の椅子を全部取り去り、舞台床面と同じ高さに仮設床を造り、奥行き70mの大舞踏会場とする。慣れているので、この転換は人海作戦で一日で行えるとのこと。
 ウィーンでは1月から3月を中心にして200回位の舞踏会が開かれるそうだが、このオペラ座の舞踏会には洗練された約100組の若者だけがデビューできるとのこと。そのお披露目が終わると一般の方も舞踏の輪に参加できるそうで明け方まで延々と続くのだそうだ。

Staatsoper Hall鏡とR-Strauss彫像


 オペラ座の最高の場所にフランツ・ヨーゼフやエリザベートの専用の部屋と座席があった。現在では記者会見やレセプションにも利用されている。2時間で数十万円のお金を払えば一般の人も利用できる。

Staatsoper 皇帝の部屋

 建物はエントランスの一部を残して戦災(第二次世界大戦)で壊滅。戦後原型にできるだけ忠実に復興。写真は自由なので、要所要所撮影。暗かったが、結構写っていた。16:00頃終了。
Staatsoper Entrance02


 お土産やさんも事業収入の一つであろう。ここで、定番のお揃いのT-シャツを購入。
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/index.php

 Stephansdomでのコンサート開始の午後8時まで少し時間があるので、気分と服装を入れ替えるために一度ホテルに戻る。


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ウィーン一人旅-第23回
この連載を1回目から読む
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モーリス・ベジャール氏 御逝去
M・ベジャール氏死去
              読売新聞  2007年11月22日(木)21:53

Mベジャール


 エネルギッシュな男性群舞、哲学や思想も表現する独創的な作品群でバレエの歴史を変えた、20世紀最大の振付家、モーリス・ベジャールさんが22日、スイス・ローザンヌの病院で亡くなった。80歳だった。同日、日本の関係者に連絡が入った。

 フランス・マルセイユ生まれ。14歳でバレエを始め、フランスや英国、スウェーデンのバレエ団に参加して、様々なスタイルのダンスに触れて、独創的な振り付けのヒントを得た。

 才能が開花したのは、男女同数のダンサーが野性的なエネルギーを爆発させた、1959年の「春の祭典」。女性中心でおとぎ話に基づく踊りが主流だったバレエ界に衝撃を与えた。翌年に20世紀バレエ団を設立し、「ボレロ」「第九交響曲」など、斬新な作品を次々と発表した。

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M・ベジャール氏死去 舞踊界の巨人(共同通信) - goo ニュース
M・ベジャール氏死去 フランス出身の著名な振付家(共同通信) - goo ニュース
モーリス・ベジャール氏=振付家(読売新聞) - goo ニュース
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『フラガール』 を支えた 映画ファンドのスゴい仕組み
 岩崎明彦氏が新しく創刊された「角川SSC新書」新刊10冊の中の1冊として脱稿した
【『フラガール』 を支えた 映画ファンドのスゴい仕組み】 を読んだ。
フラガール01s

                      フラガール02s

 大阪までの新幹線の往復で読み終えた。

 導入部は、日本アカデミー賞授賞式の臨場感あふれる緊張の一瞬の描写から始まり、読者を一気に『フラガール』の世界に引き込んでしまう。

furagirl01s.jpg

 そして、監督・李鳳宇さんが、常磐炭鉱の復興物語に惚れ込み、経営者の復興に取り組む姿を映画化するという方向から、復興の手法としてのハワイアンセンターでフラダンスを教えるダンス教師と全く素人の若者がダンサーに変身して行く姿、そしてそれに反発しながらも理解を深めてゆく家族物語へ展開してゆくドキュメンタリーを描いてゆく。

 途中を省略するが、この映画を実現するために創設した映画ファンド
「シネマ信託 ~シネカノン・ファンド 第1号~」にまつわる数々の逸話や映画産業の古いシステムなどにも大胆に触れている。
 「ファンド」という名称が、何か『山師』か詐欺師のように思われて苦労した話やマンツーマンの説得でこれを克服して行った話など、興味深い話がそこここに散りばめられている。

【裏表紙の能書き】
フラガール02m


 フラガール・ファンや映画好きの方、また一儲けしたい「金持ち」の皆さんには必読の書ではないだろうか?

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【関連記事】
【フラガール】JUNSKYblog2007  
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Bruckner Symphonie Nr.8
ウィーン一人旅-第24回
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Bruckner Symphonie Nr.8

 オペラ最寄のKarlsplatzから地下鉄U4でSchönbrunn駅へ。
上にあがると雰囲気が違う。反対側の出口と間違えたかと反対側へ行っても雰囲気が違う。
ガイドブックの地図を良く見ると一駅早く降りたことが判明。
もう一度U4に乗り、Hietzing駅へ。
そうだった。ようやく、朝見た風景に出会った。ここでまた30分ロス。

Parkhotel Schönbrunn に再び入る。

ParkHotelShoenbrunn02.jpg

 チェックインして入った部屋は、それは豪華。
シングルでの予約だが、ベッドは完全なWベッド。家具も重厚で内装もクラッシック。
中庭に面したベランダにも出られる立地(Rich)。
こちらはバスタブもあり、内のり150cm×60cmもあるようなゆったりサイズの大型デラックス。
この部屋は通常価格ではシングル使用で一泊125ユーロと表示してあったから、2泊で145ユーロは破格。
 インターネットのありがたさ。

ParkHotelShoenbrunn11.jpg
   (写真では極普通の部屋に写っていますが・・・)

 今朝と同様、U4とU3を乗り継いでStephansplatz駅経由シュテファン大聖堂へ。
案内された席はオーケストラも指揮者も見える席であった。
このカテドラル演奏会では全くオケが見えない席が相当数あり、モニタービデオが配置されている。

 前日の第5番も1時間半近い大曲だが、この8番も2時間近い大曲である。
残響5秒(私の耳の感触では)の空間での演奏であったが、もやもやすることはなく、美しい音を醸し出していた。
全身音に包まれた豊かな時間であった。アンコールは無し。

Stephansdom Konzert 02

 午後10時前終演。
大聖堂前のカフェで軽食を取り、再びKarlsplatzから地下鉄U4でホテルへ帰る。
23:00帰着。

これで、早くも、(ブログでは24回にもなっていますが) ウィーンでの第二日目が終了。

 本日の訪問先まとめ
Parkhotel Schönbrunn → Stephansdom → Hofburg → Sisi Museum
→ Kaiser Appartements → Hofburg Silberkammer → Staatsoper Guide tour
→ Parkhotel Schönbrunn (check in) → Stephansdom Konzert

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「現代の音楽」 50周年
NHKの番組「現代の音楽」が50周年を迎えたと言う。

今日は、その「50周年記念特別番組」として、NHK-FMで、午後2時から午後6時半に亘る4時間半の番組があり、現在進行中である。
【“現代の音楽”放送50年 この半世紀を振り返る】

 番組の冒頭では、1957年の番組第1回で最初にオンエアされた、1957年に作曲されたばかりのできたてほやほやの曲を、当時の音源で再現された。
【「組曲“稀薄な展開”から」  北園克衛・作詩、諸井 誠・作曲】
 この曲を聴いた感じでは、毎年の作曲コンクールで今も発表されるものと殆ど変わらない。
 と、言う事は、この50年間、作曲技法にはあまり進歩が無いのかも知れない。

 去年も今年も、NHK音楽コンクールの作曲部門の入賞曲をFMで聴いていたが、どれも自己満足的で、一般聴衆を感動させそうなものは無かった。
 その作風も、すでに出尽くした手法の再構成のように思えてしまった。

 武満徹のようなアイデンティがあり、且つ聴衆に感銘を与えるような作曲者は、やはりなかなか現れるものではないようだ。
「ノーヴェンバーステップス」など

 その中で黛敏郎が切り拓いた日本初の試みは、新機軸の中にも解りやすいところもあり、かつ日本人のメンタリティに合致した作曲法を提示したことは、特筆すべきであろう。
「涅槃交響曲」「曼荼羅交響曲」など。
彼は、「キューポラのある街」などの社会は映画の音楽も担当している。
 残念ながら晩年は国粋主義に転向してしまったが、日本音楽に積極的役割を果たしたことは確かである。

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今日放送予定の曲目は、【“現代の音楽”放送50年 この半世紀を振り返る】 
または、【続き read more...】を御覧ください。

           ☆ ☆ ☆


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Schönbrunn 庭園
ウィーン一人旅-第25回
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Schönbrunn 庭園


(2004年) 5月1日(実質第三日目)

 朝7:00前に目が覚めた。

 朝食をとるホールは劇場形式のホールで、立派な舞台が付いている。

ParkHotelShoenbrunn06m.jpg


 さすがフランツ・ヨーゼフⅠ世の迎賓館であっただけある。往時は、ここでコンサートや舞踏会が開かれていたのであろう。
 (後日談ですが、現在も舞踏会は結構開かれているようです。)

 朝食の後、絵葉書の準備などをしていると時間が経ち、シェーンブルン宮殿の西側入り口に入ったのは結局9:00になっていた。
 (ホテルのフロントで郵便切手を扱っていないのだ。信じられない。これで手間取った。)

 まずは近く(庭園西側)の入り口から入場し、ゆっくりと鳥の声を聴きながら歩く。
久しぶりのゆったりとした気分。

Schoenbrunn Garten 01m

 何しろウィーンに来て以来時間に追われて速足で動いていたので・・・。
今日は半日この庭園と宮殿でゆったりすごすつもりで計画してきた。

Schoenbrunn Garten 07m

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のだめで迎春!
 今日は、スポーツ紙のコピペで、御機嫌を伺います。
人気番組 「のだめカンタービレ」 が2008年の正月に帰ってくるという。

 本編も、とてもユニークで面白く、音楽も生半可なものではなかったので、一押しの番組でした。
 正月は、再編集の再放送と、あらたに制作された欧州ロケ版だというから期待大です。

 上野樹里のキャラクターは、はまり役でした。

       nodame.jpg


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のだめで迎春!フジ16時間半放送 
               スポーツニッポン  2007年11月27日(火)06:00

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 上野樹里(21)、玉木宏(27)の主演で人気漫画をドラマ化したフジテレビ「のだめカンタービレ」が、来年正月に4日連続で計約16時間半にわたり放送される。2、3日は昨年秋の連続ドラマを再放送。同4、5日は「新春スペシャル IN ヨーロッパ」(後9・03)と題し、パリを舞台にした続編の新作を放送。上野は「おしゃれなパリで、はっちゃけて来ました」と話した。

 バラエティーの印象が強いフジテレビの正月は「のだめ」が席けんする。2日は連続ドラマの1~6話を午前9時半から6時間以上、3日は7~最終11話を、いずれも午前8時から約5時間放送。4、5日の約2時間半のスペシャル版と合わせると計16時間半以上。裏番組の「箱根駅伝」(日本テレビ)に負けない「のだめ駅伝」になる。

 上野も4日連続放送を聞いて「びっくりしました」と目を丸くしたほど。今月上旬にクランクインしたパリでのロケを振り返り「おしゃれなパリでどれだけ、はっちゃけられるかが勝負と思って頑張りました。玉木さんに跳び蹴りとかするんです」と玉木を横目にニヤリ。ロケは約3週間におよび「向こうでは日本に出す手紙を書いて過ごしてました。結局、1通しか出してないんですけど」と明かした。

 オーケストラの指揮者役の玉木は「指揮のシーンは連続ドラマの時より大変でした。でもパワーアップしているので楽しみにしていてください」と呼び掛けた。

 スペシャル版では、ベッキー(23)とウエンツ瑛士(22)が新キャラクターで出演。ともにハーフであることを生かして、ベッキーが金髪のかつらをかぶってロシア人ギャル役、ウエンツが茶髪に染めてフランス人オタク役を演じる。

 特にベッキーのロシア人ギャルはハマリ役だったようで、上野は「日本人観光客も、ベッキーとは気づかず握手してました」と明かして笑いを誘った。

のだめで迎春!フジ16時間半放送(スポーツニッポン) - goo ニュース

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Schönbrunn 庭園(つづき)
ウィーン一人旅-第26回
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Schönbrunn 庭園(つづき)

 ガイドブックに沿って、温室(Palmenhaus)方面へ。曲線を描く鉄骨と絵ガラスで構成されたこの温室はアールヌーボー(Art Nouveur新しい芸術)時代の1883年完成とのこと。フランツ・ヨーゼフもエリザベートも生存中である。

Schoenbrunn Palmenhaus


 そこを抜けてしばらく行くと、ガイドブック通り最近発見されて修復されたという日本庭園があった。しかし、日本庭園でございます、と大きな声で言えないような小さなスペースで、ほんの二十m四方くらい。できばえももう一つという感じ・・・。

Schoenbrunn Japanischer Garten 04


 少しずつ東の方に歩みを進めながら宮殿にアプローチ。途中噴水の池があったりしたが、それほど美しいというほどのものではない。というのは、Schoenbrunnというのは美しい(Schoen)泉(Brunn)という意味なのです。それを聴いて次のフレーズが浮かび鼻歌を歌っていました。
 An Brunnen vor dem Tore, da steht ein Lindenbaum(泉の前の門の横に菩提樹は立っている)
シューベルトの「菩提樹」ですね。

NeptunBrunnen 01

   こちらは、上の文とは別の噴水 (Neptun の泉)

 そうこうしながら、宮殿の入場口に付いた時は10:30で長蛇の列。
 ようやく私の番が近づいてきて見ると窓口がたった二つ。二人でチケットを販売している。これじゃ列が長くなるでしょう。そのうえ、チケットに4段階くらいグレードがあるので料金もそれぞれなので、処理が簡単ではないし・・・。


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いよいよ真冬が近づいてきました ・・・が、灯油が高値で・・・
 先週末から、ここにかけては少しすごしやすい気温ですが、先週はじめは随分と寒かったですね。

 もうすぐ12月で、朝は灯油ストーブを短時間使いますが、これからは、長時間使うことになりそう。

 そうなると、灯油の価格急上昇は身に沁みて来ます。
気分も心も凍りそうな、今日この頃です。

TouyuCostUp

 (グラフは朝日新聞Web版より)

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灯油価格が急上昇 ガソリンは一服感 石油情報センター
                        朝日新聞  2007年11月28日19時39分

 原油価格の高止まりに寒波が加わり、暖房用の灯油の価格が急上昇を続けている。都道府県平均をみると、需要が多く単価が全国的に最も安い北海道や北東北では前年同期比1リットルあたり12円前後も高い90円前後まで上昇。灯油の在庫水準は低く、元売り各社が12月1日にもう一段の卸値引き上げを予定していることから、値上がりはまだ続きそうだ。

 朝日新聞の記事の続きは、【 ...read more 】 をどうぞ!


灯油価格が急上昇 ガソリンは一服感 石油情報センター(朝日新聞) - goo ニュース
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