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高速船でウィーンへ |
中欧三都市ふらり旅-第19回 ************************************************
【Wien 編】 いよいよ本日より開始
このブログ記事もトータル200本目という記念すべき記事です!
2005年5月1日(日);一昨年の話ですが・・・
高速船で、ブダペストからウィーンへ
朝5時起床。毎夜、日付が変わってから寝て、5時起きが続く。
今日はブダペストから船でウィーンへ行く予定。6時間ほどの船旅。 朝食は7時からというのでパス。朝食分のディスカウントを訴え48ユーロのところを5ユーロ値引きの43ユーロで妥結。ユーロがあまりそうなのでキャッシュ払い。
6:10 Check out。 6:20 タクシーで波止場まで行く。30分くらい想定していたが10分あまりでマハート国際港(MAHART PassNave) 到着。タクシー代、確か1500Ftくらいだったと思う。 切符販売は7:00からというので、コーヒーを飲みながら待つ。
7:00 ウィーン行きチケット購入(79ユーロ:1万円ちょっと位)。新幹線:博多 → 大阪よりも、高速船ビートル:福岡 → 釜山3時間(¥13,000)よりも安い 8:00 出航! Bon vayage! ビートルと同じく水中翼船である。
http://www.vienna-hydrofoil.hotels-in-budapest-hungary.com/
 (このハイドロフォイルに乗ってウィーンに着きました)
ブダペストを離れたあとの船外の風景は至って単調であった。たまに歴史的城壁などが見えるとハンガリー語、ドイツ語、英語の順で案内がある。観光で有名なバッハウ渓谷とは方向が全く違うので、いわゆる渓谷風景は無い。

11:15 落差調整水門に入る。有名なところではパナマ運河や黄河にあるが、ドナウ川にもあるとは初めて知った。 落差18m。数隻がたまるまで待機。3隻がゲート内に入ったところで、川下側の門が閉まる。(横引き開閉式)。 15分ほどで注水完了。ということは、膨大な水が高速で注入されていることになる。滝のように上から落ちるのではなく、底から湧いて来る感じ。 川上側と水位が同じになると、川上のゲートが昇降式で下がってゆく。下がり終わったところで通行開始。
 もう一度写真をクリックすると連続写真が見られます。
そこから一時間弱でスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ到着。 12:30出航。 予定通りの運行。

ブラチスラヴァ出航後また一時間ほどで再び落差7mの水門に入る。今度は私たちの船だけ。約30分待ち。 13:58 水位調整水門を出発。
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お知らせ 文章が長くならないように注意はしておりましたが、「長くて読みづらい」という御意見を頂きましたので、一回当りの長さを短縮するように今後一層努めたいと思います。
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夏定番の「戦争関連番組」 |
「お玉おばさんでもわかる政治の話」が、この夏の戦争関連番組の一覧表を紹介しています。
これをコピペして紹介します。お玉さんもコピペ大歓迎とのこと。
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****************************** =戦争と平和を考える= 2007年夏
=================== 終戦・被爆特集番組 =================== 「ピースTV ~ボクらのピースを探す旅~」 8月1日(水)19:30~19:55 NHK教育 出演:ふかわりょう、仲里依紗(女優)、池田貴史(ミュージシャン) 沖縄戦のひめゆり学徒隊の生存者から、その体験を受け継ごうとする若者たちの話。 反響次第で定時化もあるようです。ぜひ意見、感想をNHKにお寄せください。
■8/4 ◇NHK教育(前9:30) 「あした元気にな~れ!半分のさつまいも」 *海老名香葉子原作。東京大空襲で家族を失った「かよちゃん」 「きいに いちゃん」兄妹が終戦直後の不安な時代をたくましく 生きていく姿を描きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHK教育(後8:30) 「土曜かきこみTVスペシャル~戦争と平和を考えよう」 *3千人の子どもたちを対象に戦争と平和に関するアンケートを 実施し、子どもたちの本音を考ます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHK教育(後9:30) 「中学生日記」 *ランディーズの高井俊彦が沖縄を旅し、現地の中学生に「戦争と平和、 どう教わっていますか?」と質問します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHK教育(後10:25) 「一期一会 キミにききたい!」 *戦争と平和に関して異なる価値観の若者同士の出会いを描きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHK教育(後11:00) 「トップランナー」 *被爆者と家族の物語「夕凪の街 桜の園」を発表した映画監督 佐々部清 をゲストに迎え、戦争の愚かさを描き出す思いを聞きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇フジテレビ(後9:00) 「ゾウのはな子」 *戦争中、上野動物園で餓死させられたゾウの「花子」と、悲しい 体験に 苦悩しながらも再起していく飼育員(反町隆史)の物語
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/5 ◇NHKテレビ(後9:00 6日 後10:00) 「核クライシス」 *2夜連続で、核が「使える兵器」に変貌しつつあることを告発します ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHKラジオ(後11:45) 「ヒバクシャの声」 *世界中に暮らす被爆者から電話やファックスでNHK広島放送局に 寄せられた声を紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/6 ◇NHKラジオ(後8:05) 「原爆の日特集~カンボジア・復興への架け橋『ひろしまハウス』」 *被爆者で、建設に尽力した国近京子さんを追います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇ NHKラジオ(深夜1:10)*6日~10日まで5夜連続 「いま戦争を考える~平和な明日を築くために」 *戦争体験者の証言を伝えるとともに、今、戦地で救援活動に従事して いる人たちの声を聞き、平和のメッセージを発信します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■8/7 ◇NHKテレビ(後10:00) 「アメリカ秘密尋問所トレイシィ(仮題)」 *サンフランシスコの尋問所トレイシィでは、2千人以上の日本兵が 尋問を受け日本の情報がアメリカにもたらされました。その事実を追います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/8 NHK衛星(後11:10)*10日まで3夜連続 「ドキュメンタリードラマ ニュルンベルク裁判(仮題)」 *ナチスドイツの幹部を戦争犯罪人として裁いたニュルンベルク裁判をテ ーマとします。イギリスBBC放送制作 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■8/9 ◇NHKテレビ(後10:00) 「吉永小百合~想いを受け継ぐ子どもたちへ」 *「原爆詩の朗読会」を20年間続けてきた女優、吉永小百合の姿を描き ます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHKテレビ(後10:50) 「原爆のせいじゃなかとですか~長崎・原爆症認定への闘い(仮題)」 *原爆症認定をめぐる集団訴訟で長崎裁判の原告団長を務める森内実の活 動を通して、狭き門である認定の現実を映します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇NHKラジオ(後11:20) 「8月9日 その日、長崎が消えるまで」 *発行から30年以上がたった『長崎原爆戦災史』の改訂作業を追います。 被爆者の証言やアメリカの資料から、8月9日を再現します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■8/10 ◇フジテレビ(後9:00)*10日と2夜連続 「はだしのゲン」 *中沢啓治が自らの被爆体験をもとに描いた作品の初のドラマ化。反戦思 想を貫く父・大吉役に中井貴一。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/11 ◇NHKテレビ(後6:10) 「週間子どもニュース:世界の平和ミュージアム~子どもたちが描いた戦争」 *紛争に苦しむ子どもたちが描いた絵を紹介。ウガンダの兵士だった12歳の 少年が描いたのは「子どもが自分の母親に銃を向けている絵」でした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/12 ◇NHKテレビ(後9:00) 「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争」 *『総員玉砕せよ』を原作としたドラマ。戦争体験をマンガに描こうと葛藤 する昭和40年代の水木と、戦争の最前線にいた日々を交錯させて描きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇テレビ朝日(後2:00) 「ザ・スクープスペシャル」 *被爆・終戦をテーマに放送します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■8/13 ◇NHKテレビ(後10:00) 「東京裁判 A級戦犯はこうして選ばれた」 *アメリカのA級戦犯関連資料をもとに巣鴨刑務所での取り調べを再現。 A級戦犯選定の過程をひもときます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇8/14 NHKテレビ(後10:00) 「東京裁判 パール判事の真実(仮題)」 *東京裁判で「全員無罪」を主張したインドのパール判事の思想や実像に 迫ります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇8/16 NHK衛星(後10:10) 「BS特集~証言の記録 マニラ市街戦」 *太平洋戦争最大の市街戦の実像に迫ります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8/17 NHK衛星(後10:10) 「実録 ニュルンベルク裁判」 *ニュルンベルク裁判についての当時の記録を再構成します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(転載ここまで)
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松田聖子を見直した |
NHKスペシャルが「松田聖子」をドキュメンタリーにした。

昨日再放送を初めて見た。
本放送の時は、「松田聖子なんかなんでとりあげるんだい!」 「時代錯誤じゃないんか?」 と、食わず嫌いの?反応。
デビュー以来、「ブリッコ!」との代名詞で表現されてきた、あのチャラチャラしたキャラクターが「大っ嫌い!!!」だった。
昨夜は、見るでもなく、かかっていた訳である。 しかし、さすがドキュメンタリーのNHK。 松田聖子個人のみを取上げているのではない。
「男女雇用機会均等法」という一歩前進二歩後退の「差別固定化法」が制定された時代と、その後の変遷を同時代を生きた何人かの女性の仕事と生活を描きながら、松田聖子を語らせるというものであった。
そこで、話される松田聖子や、松田聖子本人の発言からは、先入観とは又違った一面を知ることができた。
娘「さやか」との確執が週刊誌を賑わした時期もあったが、母娘ともども双方の行き方を理解し、尊敬し合っている姿が映し出された。
また、NHKは「女性週刊誌」各誌による『松田聖子バッシング』を丹念に取上げ、そのバッシングの正体と本質は何であったかを解き明かしてゆく。
私が、受け取ったメッセージは、自立する女性達を松田聖子に代表させてバッシングしたものであろうということだ。
その当時の女性週刊誌は編集長はもとより、記者やカメラマンの殆ども男であったことを番組は明らかにしてゆく。
当時の男からみた理想的女性像をことごと破壊してゆく自立した女性松田聖子は、彼らにとって格好のバッシング対象であった訳である。 一種のイジメである。
私の松田聖子ぎらいも、そういう影響があったのかも知れない。 そのころは、殆ど週刊誌など読みはしなかったが、TVでも当然バッシングはされていたであろう・・・
自立した女性という視点を与えることで見方は随分変わるものである。 と言う流れで「松田聖子を見直した」訳である。
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ゾウのはな子 |
内容は、こどもミュージカル「走れ!そう列車」や、絵本「かわいそうなゾウ」とほぼ同じ内容だが、戦後現在に至るまでの2代目「はな子」の飼育に関わった飼育員たちを描いているところが、平和あってこその動物園であることを印象付けている。

反町隆史や北村一樹が日頃のニヒルなイケ面の役ではなく、飼育員を熱演しているところが感動的!
以下、フジテレビ番組案内より 千の風になって 第二夜「ゾウのはな子」 ************************* 現在、東京・井の頭公園にある小さな動物園に、一頭のゾウがひっそりと生きています。そのゾウの名前は「はな子」。はな子は今年で60歳。2歳の時にタイから日本にやってきて以来、ずっと日本を見てきた、戦後日本に初めて来たゾウです。 しかし、はな子の数奇で壮絶な運命の話をするには、もう一頭のゾウの話無くしては語れません。そのゾウの名前は「花子」。戦渦において餓死させられた上野動物園のゾウです。 二頭のゾウ「花子」と「はな子」。このゾウたちの運命、そこには日本人が歩んできた戦前、戦中、そして戦後の時代を背負った壮絶で感動的な物語があります。 戦中の上野動物園のゾウのお話は、長い間、小学校の教科書で「かわいそうなぞう」として今の大人たちが親しんだ有名な実話です。
今回このドラマで、戦前の上野動物園のスター的存在だった「花子」に深い愛で向き合い、「花子」の死を選ばざるを得なかった悲しい体験に苦悩し、再起していく飼育員役を、反町隆史が演じます。 「花子」の死から2年後に終戦を迎え、再びタイから子象を迎え入れ、そのゾウの名も戦前の「花子」より平和な時代に生き、長生きしてほしいという願いを込めて「はな子」と名付けられます。反町隆史演じる飼育員から引き継ぎ、「はな子」に精一杯の愛情をもって接し、その後、幾重の試練を乗り越える戦後の飼育員役に北村一輝。そして、上野動物園長役を堺正章が演じます。
時代背景が戦前から現在までの長い期間に渡ることや、日本でのゾウの撮影が困難なことから、ゾウとのシーンはすべてタイで撮影しました。タイにオープンセットを建て、まずはゾウに慣れることから始め、ロケを敢行。現地のゾウ使いの協力もあり、キャスト陣はすぐにゾウに慣れ、順調に撮影を行うことができました。 ゾウは作り物などを使わず、3歳の子象から大人の象まで、8頭の象が本物の演技をします。飼育員役の反町隆史、北村一輝も吹き替えなどは一切使わず、本人が象と触れあい、生の演技に挑みました。
今の時代にこそ伝えたい、「人間の優しさ」「命の重さ」「生きるものを愛する魂」など、このドラマは次世代の子どもにも伝えていかなければならない大切なメッセージがふんだんに盛り込まれています。
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このドラマの元になった本

この記事の写真は、井の頭自然文化園~ゾウのはな子記事 より。
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ドナウの船旅で、ウィーンに到着 |
中欧三都市ふらり旅-第20回 ************************************************
【Wien 編】 2005年5月1日(日)
高速船で、ブダペストからウィーンへ
今回より改めて、できるだけ本文を短くしたいと思います。
ウィーン編
【ウィーン到着】
 ウィーン近郊を進んでいるところ 14:10 ウィーン Reichsbrucke 国際乗船場到着。

この近くには去年も短時間立ち寄った。
国連都市が見えている。

こちらが、船着場の近代的建物

地下鉄 U-bahn 1号線の駅(Vorgarten Str.)までは歩いて遠くない。14:20着。 14:32 地下鉄に乗車。5駅先のKarlsplatz 駅 に向かう。
Karlsplatz 駅から徒歩約10分。 午後3時丁度、ホテル・ドライクローネン(Drei Kronen;三つの王冠)にCheck in。 http://www.hotel3kronen.at/

ホテルはナッシュマルクトという市民の台所であり飲食店街の市場近くにある。
その市場の反対側は去年ミュージカル「エリザベート」を見た An der Wien 劇場がすぐである。

ホテルに入り、まず洗濯。早めにしないと明日までに乾かないかも。これでちょっと時間をロス。
16:10 オペラ座に向かう。 本日夜、リヒャルト・ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」第三夜、「神々の黄昏」が上演される。 ドイツ語で「Götter Dämmerungen」 解りやすい日本語にすると『神さま、ダメじゃん!』 楽劇の最後で、神の城が炎上して崩壊するという話。
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広島 平和宣言 2007 |

8月6日秋葉市長の 「広島平和宣言2007」 は、格調高く、かつ「日本政府の対応」をピシャッと批判し、「アメリカの核政策も時代遅れだ」と断罪した。 拍手を送りたい!
特に最後の一説は説得力がある。 >【唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。
被爆62周年の今日、私たちは原爆犠牲者、そして核兵器廃絶の道半ばで凶弾に倒れた伊藤前長崎市長の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、核兵器のない地球を未来の世代に残すため行動することをここに誓います。】

関連記事リンク 広島 平和宣言 2007 広島平和記念資料館 平和記念公園およびその周辺
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私が撮影した広島風景(2007年3月)は、ここをクリック
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オペラ座(Wiener Staatsoper) |
中欧三都市ふらり旅-第21回 ************************************************
2005年5月1日(日)夕方のことです。
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16:25 オペラ座(Wiener Staatsoper)に到着。

「神々の黄昏」の公演開始は17:00。 チケット(数少ない当日券または立ち見券)販売を待つのみ。 本日はどこも見に行く余裕は無い。
売店横のチケット売り場で待っていたが、開演30分前になっても開きそうもないので、オペラ座の入り口から中に入ると、当日券はロビーに面している、中のチケット売り場で売っていることが解った。
立見席を販売しているようだ。 聞くと、当日座席指定券はロビー内の反対側の!窓口だという。 それも最も高いチケット(157ユーロ;約2万円)のみとのこと。 http://www.staatsoper.at/Content.Node2/home/haus/ev229944.php#
立ち見チケットを3.5ユーロ(500円位)でGET! 一度外に出て、屋台で水(重要!)のボトルをGET。
さて、その席に行ってみると、もちろん最後部ではあるが、1階席の真後ろであり見晴らしはまずまず。すでに大勢の(百人以上)人が立っている(立ち位置の指定なし。東京のシアターコクーンなどでは指定されているが)。立見席専用の手摺が何列(十列以上はあった)もしつらえてあって同時通訳(ドイツ語・英語の2ヶ国語)のディスプレイもその手摺に付いている。
2回の休憩を挟み5時間くらい立って見なければならないところが問題。 宝塚の立ち見で慣れてはいるが、30分の休憩を挟んで前半1時間半と後半1時間であるから、今夜はその2倍。未知の経験となる。
開演時には、この立ち見席は通路部分までぎっしりと埋まって身動きできないくらい。 ラッシュアワーの電車の中ですね。 際限なく立ち見券を売るようだ。
こちらは、下手側の舞台間口とバルコニー席

こっちは丸い天井と大型シャンデリア

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楽劇「神々の黄昏」(Götter Dämmerung)R.ワグナー作曲 |
中欧三都市ふらり旅-第22回 ************************************************
【Wien 編】 まだ、2005年5月1日(日)の夜の話です。
ウィーン国立歌劇場(Staatsoper)で、R.ワグナー作曲の 楽劇「神々の黄昏」(Götter Dämmerung)を鑑賞
こちらは、前回とは反対側の歌劇場(上に工事用事務所?あり)

定刻をちょっとすぎて開演。
演出は現代版新演出ではなく、本格的な雰囲気。 この大曲に挑む指揮者は小澤ではなく、シモーネ・ヤングというオーストラリア系の美貌の女性指揮者(44歳:1961年3月2日生まれ)。
有名なオペラではあるが(DVDも持ってはいるのだが)まともに通して見たことがないので、ほんのあらすじしか知らない。 もちろん原語(ドイツ語)上演。 字幕は英語だが、この混雑で手摺の同時通訳パネルは見えない。 まぁ英語の字幕を見れば解るというものでもないが。
途中2回の25分間の休憩があった。通しで5時間の長丁場。 一回目の休憩時にオペラ座の外に出てすぐ近くのスターバックスでアイス・キャラメルマキアートを一杯。
ここで筋を追って書き始めても、長くなるだけで御退屈でしょうから、オペラファンの方が個人で作っているWebサイトに御案内いたしますので、関心がおありの方はそちらへどうぞ。 http://www.geocities.jp/music_yomoyama/ring3.htm http://www.d1.dion.ne.jp/~t_imac/tasogare.htm
終了は午後11時。
本日はウィーンの市内地図を添付します。(ちょっと見づらいですが)

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Café Museum |
中欧三都市ふらり旅-第23回 ************************************************
まだまだ、2005年5月1日(日)夜遅くのことです。
**************************** Café Museum
日も変わろうとしている時刻ではあるが、スターツオーパー(国立歌劇場)からホテルまで歩いて帰る途中に、『Café Museum』というカフェが外のテラス席も出して、まだやっていたので、軽く何かを口にしようと入る。
 (この写真は2007年1月撮影のもの)
ところが『Café』という名前ではあるがちゃんとしたレストランで食事もできることがわかった。
メニューを見ると「ヴィナー・シュニッツェル」もできるようなのでそれを頼んだ。 そのWienerschnitzel とはウィーン風カツレツのことで、大きいトンカツがどんどんと(つまり大きいのが二つ)皿にのっている。 ビールとワインもいただき、食後はアインシュペンナーというコーヒー。
このCafé、 ゼッシオン(Secession ;分離派美術運動の拠点)に近い(徒歩5分圏内)こともあり、画家クリムトやシーレが常連だったという。 1899年アドルフ・ロースの設計により建築された。 2003年に原型を尊重してaltem Glanz(old elegance)に改装されたらしく、雰囲気は新しい。 http://www.cafe-museum.at/
こちらは、昼間のゼッシオン(ガイドブックによっては、セセッションと書いているものもある。)

ホテルはそこから歩いて5分ほどのところであった。
部屋にもどり寝たのはやはり日付が変わった頃であった。 翌日は移動がないので久しぶりにゆっくり寝られそうである。
考えれば今日は、ブダペストからウィーンへの移動(トータル9時間)とオペラ鑑賞(6時間)だけで終わった。
で、翌朝のホテル風景。

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スペイン式乗馬学校へ |
中欧三都市ふらり旅-第24回 ************************************************
【Wien 編】 ようやく、2005年5月2日(月)になりました。
朝7時起床。このところ5時起きが続いたので、少しゆったりした気分。 バイキング形式の朝食をとり、8時より外出。
去年見る時間がなかった「スペイン式乗馬学校」の訓練かパフォーマンスを見ようとホーフブルグ王宮に向かう。
ゼッシオン(Secession)の横から左に曲がり、美術史博物館と自然史博物館の間の公園(マリア・テレジア広場)を抜け、

王宮のブルグ門をくぐり王宮内へ。 去年通ったところでもあり、少し勝手はわかる。
その旅行記に書いたが、去年は目的のシシィ・ミュージャムを見つけるまで30分ほどあちこちうろついたものだった。
天井ドームの美しいミヒャエル門を抜け「スペイン式乗馬学校」(1572年創設)に面したミヒャエル広場に着く。

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スペイン式乗馬学校 |
中欧三都市ふらり旅-第25回 ************************************************
8:40頃、「スペイン式乗馬学校Museum」の前に来て見たが、9時からオープンのようす。その上、今日は訓練もパフォーマンスもないらしい。月曜日は日本でも休む公共施設が多いが『鬼門』である。
こちらは、「スペイン式乗馬学校Museum」の前のフランツ・ヨーゼフ広場

オーストリア国内で何故スペインかというと、当時はハプスブルグの「婚姻政策(政略結婚)」でスペインも勢力圏であり、スペイン・アンダルシア地方の馬が軍馬として最適であったため、この馬を繁殖飼育して調教し、また騎乗する騎士の訓練も行ったところから由来しているらしい。
現在ではワルツなど音楽に合わせて馬が躍るパフォーマンスを観光客向けに行っている。 関心のある方は下記にアクセス。 http://www.spanische-reitschule.com/ http://www.a4j.at/theme/spainhorse.html
今回は、併設の博物館で歴史や馬具装備品を見学し、ビデオ上映のパフォーマンスを見るに留まったがビデオ(大型スクリーン:250インチ位)でも結構雰囲気は楽しめた。
こちらは、数多く展示されている馬具の一部(鞍と手綱)

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アウグスティーナ教会 |
中欧三都市ふらり旅-第26回 ************************************************
時間は若干前後するが、ミヒャエル広場からアウグスティーナ教会に向けて歩く。 ヨーゼフ広場で写真を撮っていると、どこからか荘厳なパイプオルガンの音色。 音の方にあゆみを進めると、この広場に面してアウグスティーナ教会の入り口があった。
8時50分頃中に入ると、大音響で響き渡るパイプオルガンの音。 ここまで来た甲斐があったというもの。

しばし、座席にすわり聴き入る。9時頃に曲が終わった。 数人の観光客が居て感謝の拍手をしたが、演奏はそれで終了となった。 おそらく朝の練習だったのだろう。さすがに残響は5・6秒はあった。 残響は長いがオルガンの演奏はディティールまで良く聴き取れる。 音入りのVideo Clipがあるのだが、データが大きくて添付できないのが残念。

演奏終了後しばし、その教会を見学。他と比べれば質素であるが美しい。 特にシャンデリアは、簡素ながら美しい。

ガイドブックによれば、ハプスブルグ家の婚礼や葬儀が執り行われた教会という。 歴代の心臓が銀の壷に納められて安置されているという。
1854年4月24日午後6時半 エリザベートとフランツ・ヨーゼフの婚礼が行なわれた場でもある。(宝塚版ミュージカル・エリザベートより)
9:30頃 教会を出て、先ほどの「スペイン式乗馬学校Museum」に入る。(9:40-10:50)
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古楽器博物館 |
中欧三都市ふらり旅-第27回 ************************************************
古楽器博物館
スペイン式乗馬学校からホーフブルグ王宮内を移動し、新宮殿にある「古楽器博物館」に行く。 クロークで荷物を預けるがカメラはOK。チケットは7ユーロ。クロークが0.9ユーロ。
エントランスの大階段

案内通り進んでゆくと、古楽器というよりは古代遺跡の展示が続く。 後で解ったことだが、こちらは「エフィソス博物館」ということで、共通チケットで観覧できるようだ。 古代ローマ時代のエフィソス(現在トルコ領)で発掘された遺跡や彫刻などを展示しているが、損傷が激しく、部分的な破片や欠損した彫像がほとんどであった。 http://www.khm.at/staticE/page24.html
回覧しながら行くと、ようやく古楽器博物館の入り口があった。 いきなり目に入ったのは日本製の電子楽器(最新型ではなく、出始めの電子楽器)であった。 順に進んでいるうちに、どうやら出口の方から(歴史の浅い側から)見始めたのが解ったが、 入り口を捜して迷うのも時間の無駄なので、逆行で歴史をさかのぼることにした。 コレクションは結構な分量である。


数多くの鍵盤楽器、弦楽器、管楽器がコレクションされている。 大作曲家たちが使った楽器も置いてあったが本物か?レプリカか?
ヨーロッパ以外の地域のものもあった。 琴があったのでJapanese?と聞くと係員はChinese(中国の琴)だと言った。 http://www.khm.at/staticE/page156.html
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宮廷武器甲冑博物館 |
中欧三都市ふらり旅-第28回 ************************************************

続いてあるのが、武具の展示であった。「宮廷武器甲冑博物館」というらしい。
歴代の甲冑が所狭しと並べられている。 宇宙映画やマンガに出てきそうな斬新にもユーモラスに見える数々の甲冑が並んでいるが、実用的なものから装飾的なものへ変遷してきたらしい。

特に王族の使うものは武器というより権威の象徴であり、美術工芸品のようなものである。 胸の部分の突き出た女性用のものや馬用のものもある。
しかし、よくこんなに硬くて重いものを着用して戦ったものである。ほとんど全て鉄製であろうから。
日本の鎧は、胴の部分以外は革に漆塗りのピースを糸で編み込んでいるから通気性も多少あるだろうし、重いとはいえ、目の前にある鉄だらけの甲冑よりは軽かっただろうから身動きはよほどし易いものと思う。
一体だけ日本の鎧も展示してあった。
ヨーロッパの中世を舞台にした映画の時代考証には欠かせない博物館と言える。 http://www.khm.at/staticE/page145.html
三つの博物館通しで7ユーロ(千円程度)。午後3時そこを出た。 【エフィソス遺跡博物館】 【古楽器博物館】 【宮廷武器甲冑博物館】
午後3時そこを出た。(2005年5月2日)
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京都川床料理 |
京都在住の娘のリクエストで、鴨川河畔の先斗町界隈にある「川床料理」を体験してきました。
この河畔には、多くの店があって、京都手造り料理の店から串かつやステーキなど和洋さまざまな店がありました。

こんな高そうな店には、こういう機会がないとめったに来られるものではありません。 連れ合いと娘と私の3人で選んだのは純粋京料理。
 私どもが入ったお店の川床桟敷 (奥に見えるのは、京都・南座)
ほんの一品づつ出てくるという上品なコースでした。
と、言う訳で、順次御紹介しましょう。
最初のお皿はエビ・練り物・枝豆

京都の夏と言えばハモ 当ては冷酒

鮎の姿焼き 柔らかくておいしかった

薄あげの中に魚肉・しいたけなど

エビ天ぷら

練り物(魚肉カマボコ系)ソーメン風

京名物・じゃこめし

とうふ風デザート

食べ終わってから、鴨川にかかる橋の上から、川床料理店が並ぶ川面を

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智積院 (ちしゃくいん) 京都 |
今回の京都旅行は、11日に開催された、有馬龍子バレエ団公演「白鳥の湖」全4幕を見にきたのが主たる目的。

その公演は、京都会館大ホールで行なわれたのだが、写真・ビデオ禁止なので、画像は無し。
翌日は、前回紹介した「川床料理」。 そして、さらに翌日の13日はお寺めぐりという訳です。
お盆で且つ夏休みの観光シーズンとあって、道路は大渋滞。 バスは、通常の3倍くらいの時間を掛けて「東山七条」に到着。
『三十三間堂』を一つの目標にしたのですが、三十三間堂の最寄のバス停の近くに智積院 (ちしゃくいん)という大伽藍があったので、寄ってみることにしました。
案内図

まずは、拝観受付所に行き500円/人を払って、案内されるままに、すぐ横の『宝物殿』に入場。冷房がばっちり効いていました。 そこには、長谷川等伯とその弟子達の手になるという襖絵が展示されていました。 深みのある金箔地に緑青などで松や桜などを描いています。 残念ながら撮影厳禁。
そこから、次に講堂とその背後の諸室を拝見。 それほど大きくない庭園が後の借景と共に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


そこには、長谷川等伯とは及びもつきませんが、500年後には、同じような色合いになるであろう、ハデな襖絵が描かれていました。


廊下を曲がってゆくと、今度は小さい枯山水。

講堂を出て左手に大きな建物(金堂)が見えたので、そこを拝観。

このお寺の紋章は「桔梗(ききょう)」紋です。 明智光秀との御縁もあるのでしょうか?
こちらが、御本尊さま

参道には、桔梗が咲いていました。(造花ではありません!)

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次回は、『三十三間堂』
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宝塚歌劇 『マジシャンの憂鬱』 |
京都に行ったついでに、12日に宝塚まで足を伸ばし、宝塚歌劇を久しぶりに見ました。
この公演は月組公演。 主役は、瀬奈 じゅん(男役TOP)と彩乃 かなみ(娘役TOP)
今回はいつもと少し異なる構成。 最初第一幕にショーがあり、 第二幕に『お芝居』を配置している。

ショーの方は、『MAHOROBA』-遥か彼方YAMATO- と題して、イザナギ・イザナミの国造りのエピソードからアマテラス、ヤマトタケルと時代を超越して神話の世界を描きながら、日本各地に伝わる民俗音楽を現代風に再構成した音楽ショー。
宝塚HPの解説では以下の通り 【 時代を超えて伝承されてきた伝統芸能、民族舞踊にスポットを当て、洋楽のリズム感や華やかさを織り込みながら、古典の面白味、エッセンスを込めたショー作品。過去と未来、生と死、北と南といった両極を行き来しつつ、春の芽生え、夏の猛々しさ、実りの秋、冬の厳しさから再生の春へと移り変わる、アジアのみならず世界に誇る、日本の四季の変わらぬ豊かさ、美しさを表現する。気鋭の三味線奏者・上妻宏光氏がクライマックスシーンの音楽を担当。】
************************************ ランキングの応援をよろしく ⇒  ************************************ おかげさまで、累計1万4千アクセスを超えました。 ありがとうございました。
**************************** お芝居(ミュージカル)の方は、『マジシャンの憂鬱』と題し、 クローズアップ・マジシャンに飛び込む『透視での人探し』がテーマ。
この荒筋(宝塚HPより)は、【続き】をご覧下さい。
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「夕凪の街 桜の国」 |
映画 「夕凪の街 桜の国」 を見ました。
前半の舞台は、「夕凪の街」ときは、原爆投下13年後の昭和33年(1958年;49年前) 主人公は、被爆者平野皆実(ひらの・みなみ)。 わずか26歳で原爆症で死に至る過程を、本人のナレーション(配役:麻生久美子)の形で淡々と描いている。

【これについての、麻生久美子さんのインタビュー記事(一覧)は、クリック】
原爆投下の惨状は、CGなどは一切使わず、被爆者の描いた「絵」を構成して描いている。
後半は、「桜の国」ときは、平成19年(2007年:現代) ここで、田中麗奈が登場。

最近、父の挙動が不審だと尾行したところ、父は夜行バスで広島に・・・
その過程で、「夕凪の街」との時空間を超えた交流があった。
田中麗奈扮する石川七波が、父を尾行するのに、中越典子扮する利根東子(映画を見ているだけでは、この名前は解らなかった)が付き合うのだが、七波が父に付かず離れず観察している間、東子は広島平和資料館(原爆資料館)を訪れる。 そのシーンでは、被爆写真や様々な被爆資料も紹介され、原爆の悲惨さを示している。
監督は、佐々部清
原作は、こうの史代 (漫画)

物語の概要は、 公式ホームページをクリック
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錦江湾・横断 遠泳 |
8月15日、終戦の日ではあったが、夕方プールで泳いだ。
この日は1500mを断続的に泳いだが、それほど疲れなかった。 1時間以上かかった。
時速1.4km位だ。 去年は1.6kmくらいだったから低下している。 いずれにせと筋肉を付けるための運動ではなく、脂肪燃焼を目的にしているんで、ゆったり泳ぐ方が良い。
**************************** これを書くきっかけは、今夜(8/17)NHKで放映された、鹿児島の小学生が錦江湾を桜島から磯まで4.2kmを泳ぐと言う取組みのドキュメンタリーを見たからだ。 今しがた、その番組は終わった。
今年初めて泳ぐ4年生の中には、プールでも殆ど泳げない子が少なからず居る。 そういう子ども達を4月からの3ヶ月の猛特訓で錦江湾を横断できるまでに鍛え上げるのが、その小学校の年中行事らしい。
嫌がる子まで無理やり訓練しているようで可哀相な位だが、これが、この小学校の伝統なのだろうから致し方ない。 海に出る前は、学校のプールを40周するという仕上がりテストまであり、これに合格しないと海には出られない。おまけに40周の間プールに少しでも足を着いてはいけないのだと言う。足を着いたら不合格で、再試験。 取材対象の子は、2回も『追試』を受けてようやく合格した。
足の着く深さのプールで足を着けることなく40周も泳ぐとは至難の技だと思う。
番組では、1時間58分で大きく遅れる子もなく、全員が4.2kmを泳ぎきった。(リタイアした子が居たとは紹介されていないので) と、いう事は、時速2.1kmだったことになる。100mを3分と言うペースだから、私なんぞは相当気合を入れて泳がないと3分では100mに届かない。 普通のペースで200mに7分掛る。 すなわち、私にとっては相当早いピッチで遠泳を行なっていることになる。 感心した!
******************************** 【NHKホームページより】 『にっぽん夏紀行 輝け子ども(3) 「みんなで泳ぎきれ~鹿児島湾横断に挑む小学生」』 放送日 :2007年 8月17日(金) 放送時間 :午後11:00~午後11:25(25分)
▽毎年7月末、鹿児島市の小学校で行われる鹿児島湾横断4.2キロの遠泳。今年も91人の子どもたちが挑戦した。遠泳を通して成長していく子どもたちのひと夏を見つめる。 ☆鹿児島市の松原小学校では、毎年7月末に、鹿児島湾4.2キロを泳いで横断する遠泳が行われる。大正15年から続く伝統の行事だ。2007年は91人の子どもたちが挑戦。足が届かない恐怖、初めて経験する高い波と潮の流れ。プールとは別世界の自然の壁が子どもたちの前に立ちはだかる。しかし、厳しい練習を思い浮かべながら泳げば、かけがえのない自信を手にするという。遠泳を通して成長していく子どもたちの夏を見つめる。
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テーマ:NHK
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ISLA De SALSA in のこの島 |
8月17日の『西日本新聞』に、 【「サルサの王様」初出演 国内最大級 18日からラテン音楽祭 福岡市能古島】 と、 ベネズエラのサルサ歌手オスカル・レオンが福岡市の能古島(のこのしま)で開催される 【ISLA De SALSA 2007】 に出演するという記事が出ていた。
ISLA(イスラ)とはスペイン語で、英語ではIsland(アイランド)すなわち「島」のことだ。 のこの「島でサルサ」という語呂合わせである。 マドンナの有名な歌に「Isla Bonita」というのがあるが、これは「美しい島」という歌である。
私は実はラテン音楽には、親密ではなく、この“有名な”オスカル・レオンの名も知らなかったのだが、ベネズエラの歌手と言うことに関心を持って、見に行くことにした。

*************************** ベネズエラでは、十数年前から『ベネズエラ革命』と通称される『民主革命過程』が進行中である。 豊富な石油資源を、アメリカとこれに追随する石油資本に牛耳られていたのだが、これを国民・市民の手に取り戻す『革命』が平和裡に進行中である。貧困者の教育や医療は無料化され、キューバなど国際的な医療団の支援を受けて行なわれている。 大統領のチャベスは石油資本など旧体制側からは相も変らぬ『独裁者』攻撃を受けているが、国民の評判は極めてよく、この間の各レベルの選挙に連続して勝利し、数年前には資本側が画策した“ゼネスト”やクーデターの陰謀を粉砕して前進している。
文化普及にも熱心で、麻薬中毒に陥っていた青少年に生きる目的を与えるために音楽活動に参加させ、一例としては全国に220もの青少年オーケストラを編成し、先だってまで麻薬を吸っていた少年が目の色を変えて演奏に取り組み高い演奏水準にまで到達した。 その代表が『シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ』で指揮者のグスタヴァ・ドゥダメルは、今や世界有数の若手指揮者に成長している。
そういう文化的背景があるベネズエラのラテン音楽も聞いて見たいと思った訳だ。
*************************** 午後2時46分 自宅前のバス停を通過するバスにのり天神へ。 3時半前に天神到着。 天神三越前まで歩き、能古渡船場行きバスに乗り換え。 渡船場には4時5分頃到着。 4:15発の能古島行きフェリーに乗船。10分で能古島着。 フェリーを降りた所にチケット売り場があり5800円で当日券購入。 観客送迎用のバスに乗り、10分ほどで、会場前に到着。 16:45頃、会場入り。自宅より2時間で着いた。
到着した時には、『コンキスタンド (東京)』 が演奏の佳境に入っていた頃。

このイベントの ホームページ によるとコンキスタンド(Conquistando)は、 【日本在住の日系ラティーノ、日本人プロミュージシャンで結成されたインターナショナルなサルサバンド。ラテングルーブが炸裂するサルサ、プエルト・リコ・マナーなストレートでタイトなサルサ、さらにバチャータまで、ビートがギュッと詰まったライブは踊らずにはいられない。】 とのこと。
コンキスタンドの演奏が5時過ぎに終わり、30分ほどの転換の間があり、その間もインストラクターが出て、ダンスの短時間集中練習。

17:40分に今日のメイン・イベントの 『オスカル・デ・レオン(ベネズエラ)』 の演奏が始まった。

ホームページでは、 【ベネズエラが生んだサルサの巨人。サルサの獅子(名字レオンは西語でライオンの意味)の異名で知られ、またサルサ界で最も尊敬を集める “ソネーロ”(即興のできる歌手)のキングの称号を持つ。まさに人気、実力ともに世界のトップに位置する超大物ラテンスターだ。タクシー運転手(歌う名物運転手として客が列をなしたという)など異色の経歴を経て、天賦の才能と熱いラテン魂で70年代に音楽の世界へ。マッチョな外見と口ヒゲ、はじけるスマイルをトレードマークに、歌い踊りながらさらにベースを演奏するエネルギッシュなステージングで人気を博す。83年、彼の音楽的インスピレーションの源キューバでの公演を敢行、アメリカ市場でのバッシングを受けるも、不屈の精神で自らの存在感を増した。90年代人気はさらに拡大、セリア・クルス、ティト・プエンテらと競演するなど、歴史に名を残すサルサ歌手としての地位を確立するに至った。今回の来日は実に15年ぶり、ファン待望初の全国ツアーとなる。音楽歴36年、未だ若手を寄せつけないオヤジの色気と、パワー全開のステージで百獣の王オスカルは吼える!今夏最注目、歴史的イベントを見逃すな!】と書いてある。
聴衆は、終始軽やかにまた激しく踊っていた。
こちらは、デジタルズームで、ちょっと画像が荒い Oscar D'Leon. 

楽団は、トランペット3本、トロンボーン3本とブラスが強化されたバンドで13人編成。他にドラムス,パーカション,電気コントラバス,キーボード,鍵盤式電気ギター,など。後で女性ボーカル兼ダンサーも加わった。
演奏は1時間半もある、これだけでも価値あるもの。 明るいうちに始まった演奏は、暗くなっても続いていた。

アンコール演奏も15分ほどに亘って行なわれた。
この演奏終了後、本日最後のステージは沖縄出身の、 『ディアマンテス』

あまりに音量が大きく、沖縄サウンドは最初の登場シーンだけのようだったので、8時に会場を去った。
送迎バスで20:10船着場着。 20:15発にフェリーに乗船。 20:30発の博多駅行きバスに乗車。 21:25天神発のバスに乗り換え、午後10時過ぎ自宅に帰宅。
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テーマ:LIVE、イベント
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博多座 「宝塚」 星組公演 |
『博多座』 の八月ラインナップは、夏恒例の『宝塚歌劇』 今年は星組公演。

今年、新たに星組TOPになった、安蘭 けい(アラン・ケイ)と遠野 あすか の お披露目公演の地方版。 博多座版の制作発表インタビューの一部は、ここをクリック
演目は、第一部がミュージカル『シークレット・ハンター』 第二部は、ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!Ⅱ』
『シークレット・ハンター』は、ストーリーがあり、セリフもあるミュージカル。 「この世で、俺に盗めぬものはない」と自称する泥棒で、安蘭 けい扮する詐欺師のダゴベールが、ある国のプリンセス誘拐を持ちかけられ、成り行き上 これを引き受けて起こす波乱の舞台。 オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」を思わせるプリンセスの町娘に紛れての冒険と、この皇女を亡き者にし、皇位継承で有利な地位を得ようとする一派の陰謀との駆け引きと戦い。 皇女は誘拐された、宮廷の規律から逃れた“自由な”生活を楽しんでいる様子・・・
と、粗筋の紹介は、この辺にして、あとは、この記事の【続き】をお読みください。
安蘭 けい と 遠野 あすか のインタビューの詳しい記事は、下の画像をクリック(博多座ホームページ)

一方の『ネオ・ダンディズム!Ⅱ』の方はセリフのない、ダンスと歌での構成で、宝塚の定番レビュー・ショー。 ひたすら、唄と踊りを楽しむものです。
今回の公演で、ちょっとボーナスがありました。 というのは、一部でも二部でもロケット・ダンス(あの脚上げダンスのこと)があったのです。 一部では、カリブのホテル?かどこかでの「劇中劇」として? 二部では、定番の流れの中でレビューとして。
宝塚では、TOPを見るのももちろん、次のTOPを荷うかもしれない2番手・3番手・・・を見つける楽しみ。 私は、序列では10番目以降ではあるが、最近準主役を振られている綺華 れい(アヤカ・レイ)に注目。 華のある雰囲気と顔立ちで、ダンスも歌も芝居もまずまず。 今後注目してゆきたい。
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自然史博物館 |
中欧三都市ふらり旅-第29回 ************************************************ 自然史博物館
朝8時過ぎに通り過ぎた美術史博物館は月曜日で休み。

広場で対面する自然史博物館はオープン。 というわけで自然史博物館の方に入る。

ガイドブックによれば、マリア・テレジアの夫、フランツ1世のコレクションを元に拡充されていったそうである。
入るとすぐ鉱石、化石などの展示。大量の化石などが展示されている。 恐竜の骨格標本もあり、ティラノサウルス、トリケラトプス、アパトサウルスなどの大型恐竜が展示され子どもたちが見学していた。
階を上がるとほとんど見学者もいない展示スペースが続く。蝶をはじめあらゆる昆虫、そして鳥。
鳥も小型のハチドリクラスからダチョウまで、そして絶滅した鳥も剥製として展示されている。
哺乳類もアフリカゾウからキリン、サイ、バクに至るまで絶滅種も含めて、あらゆる種類が剥製となっている。 一人で歩いているとちょっと不気味。
どうもハプスブルグ家は世界中の生物・非生物を含め、ありとあらゆる種を集めようとしたのではないか?それはそれで、すごい執念である。

入り口から左に入ったところでは小規模のアクアリウム(水族館)があり、生きた魚たちが分類して展示されてるようであった(横目で通り過ぎた)。
http://www.nhm-wien.ac.at/d/engvorschau.html
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ベートヴェン記念館 |
中欧三都市ふらり旅-第30回 ************************************************ ベートヴェン記念館
自然史博物館を4時前に出て、U2(地下鉄)にてVolkstheater駅からSchottentor駅まで乗る。
16:15 ベートヴェン記念館(Pasqualatihaus)に到着。 去年は5月1日(メーデー)だったので休みであったが、今日はメーデー明けの月曜日。 ところが今回は「月曜日だ」というので休み。下の売店は営業していたので、事情を話しお願いしてみたが見学は無理であった。 「明日は営業しているから」というが、こっちは明日早朝からプラハへ移動なのに。
その売店で記念品(本)を買ったがこれが結構高い買い物になった。 「月光の曲」にまつわるエピソードの本と、ハイリゲンシュタットの遺書に関するパンフ。 http://joho.nta.co.jp/sight_info.asp?siteID=0613&site_type=m
ベートヴェン記念館は見損ねたが、別の日にTheatre An der Wien(ホテルの目の前) の ベートヴェンの居室(再現)は去年に引続き再見。

近くの歩道にはプレートも嵌めこまれている。

U2を先ほど来た方向に戻り、Museums Quartier で下車。 午後5時から6時まで、Museums QuartierおよびLeopord Museumを見学。 クリムトやシーレなど19世紀末前後に活躍した作品のコレクションを展覧している。 それぞれに個性的ですごいものではあるが、趣味から言うとあまり好きになれない。
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原語上演or現地語上演? |
中欧三都市ふらり旅-第32回 ************************************************
原語上演or現地語上演?
プロセニアムの中央上部に字幕用らしきパネルが下がっている。さて原語(英語)上演か現地語(ドイツ語)上演か?(原則では現地語のはず)
公演が始まった。現地語(ドイツ語)上演で、英語字幕である。 ミュージカルは現地語上演が世界的傾向らしい。 先にも書いたが、ウィーンでは、オペラはホールの格(?)によって原語、現地語の使い分けをしているようである。原語崇拝の日本とは違う。

私の持論として日本でもオペラの日本語上演をもっと増やすべきであると思う。 『通』ぶって原語でなけりゃという人も少なくないようだが、字幕を見ながらの鑑賞では集中できず、ドラマに入り込めないのである。 その都度ディスプレーを見ることになれば、劇の世界から現実の世界にその都度連れ戻されることになる。 それよりは、日本語上演でストーリーに没入してしまうべきであると考える。 日本での公演で、イタリア語やドイツ語を字幕無しで理解できる聴衆がそんなに多いとはとても思えない。

「ミュージカルはエンターテイメントでありオペラはアートである」という気取った考え方には私は反対である。どちらも同じように表現芸術である点に変わりが無い。
最近、「セリフはくだけた日本語でアリア(歌)は韻を含んでいるので原語で」という公演がモーツァルトの『魔笛』公演で行われたようで、テレビの「芸術劇場」でダイジェストを見た。(二期会の公演だったと思う。) “斬新な”発想には敬意を表するが、中途半端このうえないと思えた。
http://www.nikikai-opera.or.jp/zauberflote.html

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ミュージカルはArtか否か? |
中欧三都市ふらり旅-第33回 ************************************************ ミュージカルはArtか否か?
宝塚で「王家に捧ぐ歌(オペラ「アイーダ」より)」を振り付けしたバレエ界の大御所マイヤ・プリセツカヤが、タカラジェンヌに対し「あなた方のされていることは立派な芸術(Art)です。お世辞ではありません。信じてください!」と熱弁したという。
本当の芸術家には、そのような区別も差別もないのである。
実際、モーツァルトの「魔笛」や ロッシーニの「セビリヤの理髪師」 シュトラウスの「こうもり」 ドニゼッティの「愛の妙薬」 ビゼーの「カルメン」等など、多くのオペラは ストーリーといい音楽といいミュージカルと根本的に異なるところは無いと思う。 愛憎と三角関係が昔も今も基本テーマである。
さすがに、昨夜見たワグナーの楽劇となるとちょっと違う気がするが。
宝塚では木村信司(演出家)が、オペラ・アイーダのストーリーは割合忠実に引き継ぎながら、音楽は一切ベルディのものを使用せず、「王家に捧ぐ歌」としてミュージカル化して大成功を納めた. これは、911同時多発テロに対するアメリカの報復攻撃を暗に批判し、暴力の連鎖では、何も解決しない。 アイーダ役の安蘭 けいに「戦いは新たな戦いを生むだけ!」と暴力を止めるよう訴えさせている。

また、宝塚ではプッチーニの「トゥーランドット」のミュージカル化「鳳凰伝」も行っている。

少し遡ればワグナーの「さまよえるオランダ人」を翻案した作品もある。 プラハでの市民革命をテーマにした「プラハの春」(春江一也原作)など、硬派の舞台も宝塚はやっている。
宝塚の演目リンクは下記(ちょっと古いので閉鎖しているかも) 「王家に捧ぐ歌」:ここをクリック 「鳳凰伝」:ここをクリック
おちゃらけたオペラよりも余程ストーリー性やメッセージ性のある演目がミュージカルにはある。 「レ・ミゼラブル」などは、その典型であろう。

「レ・ミゼラブル」(博多座)は、ここをクリック
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私は貝になりたい |
本日(正確には昨日;2007年4月24日)午後10時から 「私は貝になりたい」を見た。 2時間以上あったが、久々にテレビに正対して見た。
私は、子ども心に、フランキー堺主演の「私は貝になりたい」を見て大きな衝撃を受けた覚えがあるが、今回これについてネットなどで調べると、1958年に放送されたという。 まだ6歳の頃のことだが、まだ部分的に覚えている。 この番組については、ここをクリック。 (【懐かしの映画館】 のページ) 同じく、ここをクリック。 (【Hollywood-Theater】 のページ)
今回のドラマは、題名は同じく「私は貝になりたい」であり、BC級戦犯の話である点は共通しているが、話の内容は全く異なり、フランキー堺がやっていた『床屋さん』ではない。
主演は、中村獅童。捕虜収容所の所長として部下がアメリカ人捕虜を殺害したことの責任を負って、戦犯として追究され、絞首刑判決を受けると言うストーリーである。
ドラマ全編に亘って、『戦犯』とは何か? 戦争そのものの犯罪性、理不尽な上官の命令による捕虜虐殺などを描き出し、戦争に対する批判的視点が一貫している。 日本軍による捕虜虐待を裁きながら、収監された『戦犯』に対するアメリカ人による凄まじい虐待が行なわれていたことも再現される。 イラクやアブグレイブ収容所で行なわれていた米軍による捕虜虐待が今も続いていることも暗に示唆しているようだ。
もう一つ驚いたのは、A級戦犯は数名しか絞首刑になっていないのに、BC級戦犯として5千7百名が逮捕され、なんと937名が絞首刑に処されたと言う。 これは、番組終了前に予想通りクレジットとして流されて解った。 (メモ紙を用意して待っていた)
A級戦犯のように、何十万人も死に追いやった者が、一部では処刑を免れたり無罪になっているのに、軍の命令で嫌いや行なった行為に対しても絞首刑としたのである。 一方で、商工大臣として、中国・朝鮮人などを炭鉱や鉱山での強制労働で多数死に追いやった岸信介などは、容疑者とはなったが、命びろいして、戦後総理大臣にもなっている。 その孫が、安倍首相であることは御存知のことと思う。
なお、この番組のリンクは、ここをクリック
また、来年には、中居正広主演で再映画化されるという。 その記事は、ここをクリック。 (スポニチ)
Wikipediaによる解説は、以下を参照。 「私は貝になりたい」 「加藤 哲太郎」
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SiCKO |
マイケル・ムーア監督の「シッコ」(SiCKO)を、日本公開の初日に見た。

アメリカの医療制度が日本よりも悪いと言う噂は聞いていたが、これほどまでとは。 もちろん、ムーア監督なりの『編集』の力量にもよるのではあろうが・・・
ムーア監督の紹介するのは、医療の場から完全に排除されている無保険者だけではない。 保険加入者でさえ、医療を受けたことによる支払いを保険会社から拒まれているという実態を幾つかの例を挙げてルポしてゆく。 なお、アメリカの医療保険制度は、民間保険会社によるもので、政府管掌の保険はクリントン政権が導入を試みたが(ヒラリー・クリンントンを責任者として)例のスキャンダルで立ち消えになったらしい。
保険会社の査定医をしていたが、その活動のあり方にいたたまれなくなり、退職した医師の議会証言を紹介する。 保険請求の平均拒絶率は10%であり、拒絶率の高い査定医ほど高い評価を受け、一定水準以上の拒絶率を確保した医師には特別ボーナスが支給されるという。査定医同士を競争させるという状況である。
その手口の一つは、本人も知らないような『既往症』を捜し出して『申告義務違反』として契約解除をするというものである。
一方でムーア氏は、国境を越えればすぐに行ける、カナダの医療事情をレポートする。「医療」は完全に無料だ。教育も。
いつのまにか話は欧州に飛び(私が、居眠りしたのか?)、フランスの医療事情だ。 こちらでも医療は全て無料であり、病気による有給休暇は無期限であり、国から給料の65%、会社から35%が支給、すなわち100%保証されるというのが法律の規定だ。
途中を割愛して・・・
ムーア監督は、米国の医療から見放された米国籍の国民十数人とキューバに出向く。 ここでは、キューバ国民であるかどうかの確認も不要で、名前と生年月日のみ受付で登録すれば、手厚い医療が無料で受けられる。薬は有料だが5セント(6円)。 「『仮想敵国』と言われている国が我々を助けてくれる」と感慨しきり。
ムーア氏は、各国での無料での医療が当たり前という説明に「シンジラレナイ!」とばかりに目を丸くして聴いている。
各国の市民は、医療費が高額で、お金が無くては医療が受けられないという、アメリカの制度が「シンジラレナイ!」という反応。
このギャップを埋めるため、ムーア氏は、各国で米国から移住してきたアメリカ人に集まってもらって話を聞き、状況を理解してゆく。
アメリカでは、政府もマスコミもフランスを厳しく批判しているが、これは、フランスの豊かな生活をアメリカ市民に知らせないためではないだろうか? とムーア氏は考える。
アメリカでは医療は国民を生かすためではなく、医療・製薬・保険企業を生かすためであることが明白であることを訴える。
アメリカほどでは無いにしても、日本の医療も、この数年で極端に改悪され、お金が無い人間は死んでも仕方が無いという制度になってきている。 これは、保険制度が赤字になるだの維持できないなどと言って、掛け金増・給付減を行なっているからである。 採算で国民の生命を考えることそのものが、本末転倒である。
この点では、是非ともアメリカに学ぶのではなく、欧州やカナダやキューバに学んで欲しいところだ。
米国から移住したフランス在住の元米国人が「フランスは生産性が高いのよ」と言っていたのが象徴的である。 さらに、「フランス政府は国民の運動を恐れているのよ。アメリカでは国民が政府を恐れているでしょ」とも言っていた。
「国際競争力」一点張りで、国民の生命や生活を犠牲にしてきた日本と全く政治のアプローチが違う。
是非、御覧ください!
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The Sound of Music -2 |
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The Sound of Music -2
さて、話は少しそれたが、ドイツ語版の「The Sound of Music」。 舞台はオーストリアのザルツブルグ。まさに現地と言っていいところ。 ウィーンから鉄道で福岡-大阪間くらい。 従って、ドイツ語上演の方が本当は自然(現実的)なのだ。 地元の人達も納得というところだろう。
筋立てが殆ど同じなのは当然。 ジュリー・アンドリュースの映画も東宝版・大地真央(2004年博多座)のものも見ているので、昨夜のオペラ(神々の黄昏)と反対に、展開は良く解る。
「ドレミの歌」となった。 英語版でも日本語版でも「ドレミの歌」は「Doe,Ray,Me」「ド・レ・ミ」と歌うのだが(イタリア版があれば当然Do,Re,Mi)、 ドイツ語版は「ツェー・デー・エー(C,D,E)」と歌う。これにはさすがに違和感があった。 ドイツではドレミファを使っていないのだ。 この歌の中間で子どもたちが分担して音階を歌うところがあるのだが、日本版・英語版では当然「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(Doe,Ray,Me,Far,Sew,La,Tea,Doe)」と歌うところ ドイツ語版では「ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー・ツェー(C,D,E,F,G,A,H,C)」と歌うわけだ。 この曲が終わるまで、ずっと変な感覚であった。
東宝版でもそうだが、こちらでも修道院長役には歌のうまい人を配置している(私が見た東宝版は花山佳子)。 一幕の最後と終幕にうたう「全ての山に登れ!」は圧巻であった。
それぞれの配役も春風ひとみや鳳蘭に似た雰囲気の人がいたりして嬉しくなった。 トラップ大佐役は鹿賀丈史や山口佑一郎とも違う。岡幸二郎ともちょっと違うな。 マリアは大地真央のほうがずっとうまい。 40歳前後の方と思うが大地真央(去年;但し2004年;博多座でこの演目を見たとき48歳)のほうがずっと若く見える。

「見比べるなよ!」・・・
2005年5月2日(月)の夜のお話です。
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