映画【ジャム】(原題・DJAM)をKBCシネマで見る !
2023年11月18日(土) きょう午前10時40分からKBCシネマで 映画【ジャム】 (原題・DJAM))を見ました! ギリシャやトルコをルーツとする民族音楽(と言うか『民衆音楽』)を 1つのテーマとする、若い女性二人を中心に展開するロード・ムービーでした。 民族音楽ファンには興味深いと思われますが、 物語の展開はイマイチ良く解らないものでした。 この種の映画によくある、バスが停止中に化粧室に行っている間に 荷物や貴重品を置いたママのバスが出て行って置き去りになる 『あるある展開』も有って・・・ 1時間半ほどの映画でした。 観客は10人前後。映画【ジャム】公式サイト https://tonygatlifilm2023.jp/映画【ジャム】予告編映像 https://youtu.be/fWCk3kvZiTkVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99950/【解説・ストーリー】 「ガッジョ・ディーロ」など一貫して自身のルーツであるロマの文化や音楽を題材に映画を撮り続けてきたアルジェリア出身のトニー・ガトリフ監督が、エーゲ海の大衆音楽を散りばめながら描いたガールズ・ロードムービー。 古代ギリシャの詩人サッフォーの伝説が残るレスボス島。音楽とダンスを愛する女性ジャムは、レストランを営む元水兵の継父カクールゴスと2人で暮らしている。ある日、カクールゴスの代わりに船のエンジン部品を調達するためトルコのイスタンブールを訪れた彼女は、フランスから難民支援のボランティアに来た女性アヴリルと出会う。 「ベネデッタ」「ファイブ・デビルズ」のダフネ・パタキアが主演を務め、主人公ジャムが歌うギリシャのブルースとも言われる音楽レンベティカを自ら披露。「007 カジノ・ロワイヤル」のシモン・アブカリアンが継父カクールゴスを演じた。 ******************** 2017年製作/97分 /フランス・ギリシャ・トルコ合作 原題:Djam 配給:コピアポア・フィルム 劇場公開日:2023年9月29日 ********************【スタッフ・キャスト】 監督 : トニー・ガトリフ 製作 : デルフィーヌ・マントゥーレ 脚本 : トニー・ガトリフ 撮影 : パトリック・ギリンジェリ 編集 : モニック・ダルトンヌ 音楽 : トニー・ガトリフ 配 役 : 役 名 ダフネ・パタキア : ジャム シモン・アブカリアン : カクールゴス ヤニス・ボスタンツォーグロウ エレフセリア・コミ
テーマ:ヨーロッパ映画
- ジャンル:映画
宮沢りえ主演の映画【月】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る!
2023年10月29日(日) きょう ユナイテッドシネマトリアス久山で 映画【月】 を見ました! 実際に有った障害者施設での大量殺戮事件をモデルにした フィクション映画です。 余りにも重い映画なので感想は書けませんが気になったフレーズを (この大変な仕事が)月給17万円ですよ! 生産性の無いものは排除して効率を上げる 政治家もそうしているが此処では私がやる(殺る) 途中で挫折せずに250人殺るには持久力がいる (ボクササイズ等で鍛錬している!安月給なのに) 映画での殺戮に至るシーンは、2時間半に及ぶ映画の終盤30分程。映画【月】公式サイト https://www.tsuki-cinema.com/映画【月】予告編映像 https://youtu.be/Oiw3tza2euUVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99730/【解説・ストーリー】 「舟を編む」の石井裕也監督が宮沢りえを主演に迎え、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の同名小説を映画化。 夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子は、森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。そこで彼女は、作家志望の陽子や絵の好きな青年さとくんといった同僚たち、そして光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない、きーちゃんと呼ばれる入所者と出会う。洋子は自分と生年月日が一緒のきーちゃんのことをどこか他人だと思えず親身に接するようになるが、その一方で他の職員による入所者へのひどい扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽な状況に憤るさとくんは、正義感や使命感を徐々に増幅させていき……。 洋子の夫・昌平をオダギリジョー、同僚のさとくんを磯村勇斗、陽子を二階堂ふみが演じる。 **************** 2023年製作/144分 /PG12/日本 配給:スターサンズ 劇場公開日:2023年10月13日 ****************【スタッフ・キャスト】 監督 : 石井裕也 原作 : 辺見庸 脚本 : 石井裕也 企画 : 河村光庸 エグゼクティブプロデューサー : 河村光庸 製作 : 伊達百合 竹内力 プロデューサー : 長井龍 永井拓郎 アソシエイトプロデューサー : 堀慎太郎 行実良 撮影 : 鎌苅洋一 照明 : 長田達也 録音 : 高須賀健吾 美術 : 原田満生 美術プロデューサー : 堀明元紀 装飾 : 石上淳一 衣装 : 宮本まさ江 ヘアメイク : 豊川京子 ヘアメイク(宮沢りえ) : 千葉友子 特殊メイクスーパーバイザー : 江川悦子 編集 : 早野亮 VFXプロデューサー : 赤羽智史 音響効果 : 柴崎憲治 音楽 : 岩代太郎 特機 : 石塚新 助監督 : 成瀬朋一 制作担当 : 高明 キャスティング : 田端利江 配 役 : 役 名(役 柄) 宮沢りえ : 堂島洋子(ヒロイン) 磯村勇斗 : さとくん(大量殺人犯) 二階堂ふみ : 陽子(洋子の先輩) オダギリジョー : 昌平(洋子の夫) 長井恵里、大塚ヒロタ、笠原秀幸 板谷由夏、モロ師岡、鶴見辰吾 原日出子、高畑淳子
テーマ:日本映画
- ジャンル:映画
映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】をkinocinema 天神 で見る !
2023年10月26日(木) きょう朝10時から kinocinema 天神 で 映画【La Boheme Newyork Love Song】 (邦題:ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌)を見ました! ニューヨークの中国系市民を主人公のミミに プッチーニの原曲通りの音楽をピアノ編曲版で、英語ではなくイタリア語で。 歌詞全てが原曲に忠実かどうかは私には解りません。 俳優は歌っている仕草ですが、おそらく声は別撮り。 咽が殆ど動いていない。 前半は歌詞の字幕を追っていましたが、その内音だけに。 そして、予想通りウトウト😂 作品としては私的には中途半端でイマイチでした。 観客は私を含めて3人。映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】公式サイト http://la-boheme.jp/映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】予告編映像 https://youtu.be/QvAnj_PYEAoVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99697/【解説・ストーリー】 プッチーニ作曲の傑作オペラ「ラ・ボエーム」をミュージカルとして映画化した青春群像劇。 舞台を1830年代パリから現代のニューヨークに移し、さまざまな生きづらさを抱えながらも前を向いて懸命に生きる若き芸術家たちの恋と青春を、独創的な映像美で情感豊かに描き出す。 パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。 画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。 一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。 気鋭のオペラ演出家レイン・レトマーが長編映画初メガホンをとり、キャストにはアジア系を中心とする現役オペラシンガーたちを起用した。 **************************** 2022年製作/96分/G /香港・アメリカ合作 原題:La boheme: A New York Love Song 配給:フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール 劇場公開日:2023年10月6日 ****************************【スタッフ・キャスト】 監督 : レイン・レトマー 脚本 : レイン・レトマー 撮影 : アリス・ミラー 衣装 : テレサ・ローガン 作曲 : ジャコモ・プッチーニ 音楽監督 : ショーン・ケリー 配 役 : 役 名 ビジョー・チャン : ミミ シャン・ズウェン : ロドルフォ ラリサ・マルティネス : ムゼッタ ルイス・アレハンドロ・オロスコ : マルチェッロ 井上秀則 : コッリーネ マルケル・リード : ショナール アンソニー・ロス・コスタンツォ : パルピニョール イ・ヤン : アルチンドロ
テーマ:洋画
- ジャンル:映画
映画【春画先生】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る!
2023年10月14日(土) きょうユナイテッドシネマトリアス久山で 映画【春画先生】 を見ました! 映画の全体としては春画の文化的価値を内野聖陽扮する芳賀一郎が 行き掛かりの若い女性・春野弓子(北香那)に教えると言う展開。 江戸期までは、性愛は今と比べてもっと朗らかにオープンに語られていたが、 明治期以降の西洋化の中で卑猥なものと歪められて行ったとの解説。 映画の中では春信、歌麿や北斎の春画もボカシ無しで紹介されます。 マァどちらかと言うと学問的アプローチですが、中盤になると 金持ちの道楽としてのサロン的集まりが中心になります。 そして終盤は、唐突にSM的展開となり安達祐実扮する『女王様』が 春画先生(芳賀一郎)をムチでしばくと言う有り得ない話に。 この終盤で、映画の『学問的品格』が低次元のものに大転落。 B級(C級?)映画に堕してしまいました。 ******* 映画【春画先生】公式サイト https://happinet-phantom.com/shunga-movie/”春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。 退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。 やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりだった。 【イントロダクション】 江戸文化の裏の華である“笑い絵”とも言われた春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟 コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く本作。 主演に内野聖陽、ヒロインに北香那、共演に柄本佑、白川和子、安達祐実を迎え、『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)などの先鋭的な作品で映画ファンを唸らせてきた名匠・塩田明彦が監督・脚本を手掛ける。 春画は江戸幕府から禁止された、禁制品で表に出ないものだったからこそ、自由な創作が可能となり、とどまることを知らぬ芸術の域に達して、庶民から大名までを虜にした江戸時代の真のエンターテインメントだった。 これまでその取扱いは日本映画でもタブーとされ、性器部分の描写は映倫審査でボカし加工が必要だった。しかし、本作は、映倫審査で区分【R15+】として指定を受け、商業映画として全国公開される作品としては、日本映画史上初、無修正での浮世絵春画描写が実現した。 その自由な精神を現代に映画として表現することを目指して制作された『春画先生』。好きなものにのめり込んでいくおかしな者たちを描く異色の偏愛コメディが誕生した! 肉筆や木版画で描かれ、平安時代からはじまり江戸時代の木版画技術の発達で全盛期を迎えた人間の性的な交わりを描いた画。 鈴木春信,鳥居清長,喜多川歌麿,葛飾北斎,歌川国貞など、著名な浮世絵師のほとんどが春画を手がけていた。 江戸時代、春画は“笑い絵”とも言われ単に好色な男性のためのものではなく,身分を問わず多くの老若男女が娯楽として愛好した。 その根底には明治時代以降西洋化でのキリスト教文化流入以前の日本人が持っていたとされる性をおおらかに肯定する精神が横溢している。 超一流から無名まで多くの絵師、彫師、摺師たちが、表の浮世絵で発揮できない、その持てる全画力と全精力、技巧を注いでとことん真面目に人の性を“笑い” や“風刺”として表現した作品が数多く現存するが、本物が展示され る機会はまだ少なく、2015~16 年東京と京都で開催された「春画展」以降、大規模な展覧会は開催されていない。
映画【春画先生】予告編映像 https://youtu.be/Wgmf6yQJPlMVIDEO VIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99546/【解説・ストーリー】 江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。 肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。 そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。 やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。 「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」や NHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。 「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。 映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて 無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。 ********************* 2023年製作/114分/R15+/日本 配給:ハピネットファントム・スタジオ 劇場公開日:2023年10月13日 *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : 塩田明彦 原作 : 塩田明彦 脚本 : 塩田明彦 製作 : 中西一雄 小林敏之 小西啓介 プロデューサー : 小室直子 共同プロデューサー : 関口周平 ラインプロデューサー : 松田広子 撮影 : 芦澤明子 照明 : 永田英則 録音 : 郡弘道 美術 : 安宅紀史 装飾 : 山本直輝 スクリプター : 柳沼由加里 衣装デザイン : 小川久美子 衣装 : 白井恵 ヘアメイク : 齋藤美幸 編集 : 佐藤崇 音楽 : ゲイリー芦屋 サウンドエディター : 伊東晃 VFXプロデューサー : 浅野秀二 VFXディレクター : 横石淳 助監督 : 久保朝洋 制作担当 : 宮森隆介 配 役 : 役 名(役柄;引用者追記) 内野聖陽 : 芳賀一郎(春画先生) 北香那 : 春野弓子(喫茶店のウエイトレスから春画先生の弟子に) 柄本佑 : 辻本俊介(春画先生の本の編集者だがドンファン男) 白川和子 : 本郷絹代(春画先生宅代々の家事手伝い) 安達祐実 : 藤村一葉(春画先生の最初の恋人;7日間昼夜連続で結合)
【関連記事】 【銀座の小さな春画展】 https://culture-pub.jp/ginzashunga/[ 会 場 ] ギャラリーアートハウス (映画館シネスイッチ銀座横) [ 会 期 ] 2023.10.21(sat)~2023.12.17(sun) 前期PartⅠ:10.21 - 11.15 / 後期PartⅡ:11.16 - 12.17 [ 開場時間 ] AM10:00 - PM7:00 [ 入場年齢 ] 18歳以上 [ 観覧料 ] ¥1,000 <日時指定予約制> [ アクセス ] 東京都中央区銀座4丁目4−5 簱ビル 地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分(和光ウラ通り) JR有楽町駅銀座口から徒歩10分
テーマ:日本映画
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映画【沈黙の艦隊】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る
2023年10月1日(日) きょう午後2時15分からユナイテッドシネマトリアス久山で 映画【沈黙の艦隊】 (英語表記;Silent Service)を見ました! 防衛省・海上自衛隊が『特別協力』して 実際の潜水艦内で撮影したという曰く付きの映画ですが・・・ どういう立場で描かれるのかを確認する為に見に行った次第。 原作は、四半世紀前からコミック誌『週刊モーニング』に 連載された、かわぐちかいじさんの作品。 原子力潜水艦『ヤマト』が独立国を宣言して行動すると言う問題作。 同時期?にビッグコミックに連載された『空母いぶき』同様 自衛隊が活躍する劇画です。 映画の中で原子力潜水艦『ヤマト』の艦長・海江田が 『核抑止力論』の虚しさを訴える部分が一瞬ありますが、 その『ヤマト』自らが核ミサイルを搭載していることを宣言し 自ら『核兵器の力』を誇示するという独りよがりの矛盾続出。 今日の観客には中年層が多いように見えましたが、おそらく その多くが青年期にこの劇画を見て育った世代だと思われます。 また、少なからずの若い世代も見ていたので、好戦的に 格好いい大沢たかお艦長の振舞いやストーリーに 『洗脳』されるのではないか心配するところ多々あり! その大沢たかお艦長の演技は、確信ある表情の中に 狂気をたたえた処も感じられ、さすがの演技派! ストーリーはさておき、この演技には賞賛を贈ります! 本作はストーリーとしては序盤で、完結には程遠く、 次回作を期待させる終わり方に成っています。 観客はユナイテッドシネマトリアス久山最大の 250人収容のスクリーンに半分くらいの入り。 *******映画【沈黙の艦隊】公式サイト https://silent-service.jp/映画【沈黙の艦隊】予告映像 https://youtu.be/GJdoaSKTKacVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98836/【解説・ストーリー】 1988~96年に講談社の週刊漫画誌「モーニング」にて連載された、かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」を、大沢たかおが主演のほかプロデューサーも務めて実写映画化。 日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。 全乗員76名が死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。 しかし艦長の海江田四郎はシーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。 海江田をテロリストと認定し撃沈を図るアメリカと、アメリカより先に捕獲するべく追う海自のディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町洋は、海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。 プロデュースも手がける大沢が海江田、玉木宏が深町を演じ、上戸彩、中村倫也、江口洋介が共演。 監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平。 ********************* 2023年製作/113分/日本 配給:東宝 劇場公開日:2023年9月29日 英語表記:Silent Service *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : 吉野耕平 原作 : かわぐちかいじ 脚本 : 高井光 プロデューサー : 戸石紀子 松橋真三 大沢たかお 千田幸子 浦部宣滋 ラインプロデューサー : 濱崎林太郎 眞保利基 撮影 : 小宮山充 照明 : 加藤あやこ 録音 : 林栄良 美術 : 小澤秀高 装飾 : 秋田谷宣博 衣装 : 渡辺文乃 ヘアメイク : 本田真理子 VFXスーパーバイザー : 西田裕 CGスーパーバイザー : 宗片純二 スーパーバイジングサウンドエディター : 勝俣まさとし リレコーディングミキサー : 古谷俊幸 編集 : 今井剛 音楽 : 池頼広 主題歌 : Ado 主題歌楽曲提供 : B’z 監督補 : 中村哲平 助監督 : 蔵方政俊 岸塚祐季 スクリプター : 増子さおり 尾和茜 制作担当 : 鳥越道昭 阿部史嗣 配 役 : 役 名(役柄;引用者追記) 大沢たかお : 海江田四郎(原子力潜水艦ヤマト艦長) 中村蒼 : 山中栄治(原子力潜水艦ヤマト副長) 前原滉 : 溝口拓男(ヤマト・ソナーマン) 松岡広大 : 入江覚士(入江蒼士の弟でヤマト隊員) 中村倫也 : 入江蒼士(事故死した潜水艦隊員) 玉木宏 : 深町洋(潜水艦たつなみ艦長) 水川あさみ : 速水貴子(たつなみ副長) ユースケ・サンタマリア : 南波栄一(たつなみ・ソナーマン) 上戸彩 : 市谷裕美(報道ニュースキャスター) 笹野高史 : 竹上登志雄(優柔不断の内閣総理大臣) 夏川結衣 : 曽根崎仁美(防衛大臣) 酒向芳 : 影山誠司(外務大臣) 手塚とおる : 赤垣浩次(統合幕僚長) 江口洋介 : 海原渉(官房長官) 岡本多緒 : 舟尾亮子(海原渉官房長官の秘書) 橋爪功 : 海原大悟(海原渉の父で官房参与と云う黒幕) アレクス・ポーノビッチ : ローガン・スタイガー(米太平洋艦隊司令官) リック・アムスバリー : ニコラス・ベネット(アメリカ合衆国大統領)キャラクターへのリンク https://silent-service.jp/chara/index.html
テーマ:日本映画
- ジャンル:映画
映画【国葬の日】を KBCシネマで見る
2023年9月30日(土) きょう午前11時50分からKBCシネマでで 映画【国葬の日】 を見ました! 大島新監督のドキュメンタリー映画です。 安倍晋三の国葬が強行実施された2022年9月27日の1年後 (KBCシネマでは2023年9月29日)に公開されたのも 監督の意志を感じさせます。 映画終了後に大島新監督を迎えてのトークショーがあるためか大入り。 観客席の8割超が埋まっていた様子。 映画は、国葬の日の1日だけを描き、 その前後に有った賛成・反対の行動や報道は無し。 更にはナレーションも音楽も無し。 北海道から沖縄まで、そして安倍晋三殺害現場や地元下関、広島・長崎の被爆地、 福島原発事故被災地、静岡の洪水の被災地などで人々の日常生活を描きながら、 無作為にインタビューを収録する方式。 そこで見られるのは大方の人々の無関心。 落合恵子さんが参加している国葬当日の反対運動や 落合恵子さんへのインタビューも描かれています。 一方で、漠然と安倍晋三や政権を黙認している若者は、小学校から高校卒業まで、 或いは中学校から大学を出て就職するまで安倍政権であり、それが当たり前の日常で あったことがインタビューによって明らかに成ってゆきます。 リベラルな人々は『若者の保守化』を嘆きますが、『保守化』ではなく、 それが「当たり前の日常であった」と言うのが実態である訳です。 そう云うことを知らせる映画でもありました。 通常、トークショーがある上映では上映終了後拍手が巻き起こるものですが 激励の(儀礼の)拍手をしたのは私一人。 【福田村事件】の時は満場の拍手でしたが😁 それだけ、今日の映画の与える微妙な雰囲気を反映したものと伺えます。 客席には国葬に反対していた人々が多かったのでしょう。 トークショーでは、大島新監督が 「この映画で描きたかったのは、国葬そのものや国葬への賛否ではなく、 国葬の『日』の一日の人々の状況でした。」との趣旨を話され、腑に落ちました。 また、冒頭に出した国葬に対する世論調査結果について大島新監督は 「各社の結果が反対6割強・賛成4割弱と言うものだが、これらの中で 強い反対や賛成は1割も居ないのではないか? 賛否の分断より寧ろ関心の有る無しの分断のほうが問題だ」と語られました。 5人ほどの方と質疑応答。 誠実かつ丁寧に返答されていました。 トークショーは、終映後約1時間の長丁場で14時20分頃終了。 その後、大島新監督のサイン入りパンフレットをチケット売り場で販売。 私も購入しました。800円映画公式サイト https://kokusou.jp/映画予告編映像 https://youtu.be/WsIaKn-pDfQVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99772/【解 説】 「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」などの大島新監督が、安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。 世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の10都市で取材を敢行し、国葬や安倍元首相という人物について、人々のリアルな思いを映し出す。 ********************* 2023年製作/88分/G/日本 配給:東風 劇場公開日:2023年9月16日 *********************【スタッフ】 監督 : 大島新 プロデューサー : 前田亜紀 取材・撮影 : 大島新, 三好保彦, 田渕慶, 石飛篤史, 浜崎務, 船木光, 前田亜紀, 越美絵, 石飛篤史, 中村裕, 込山正徳, 高澤俊太郎 編集 : 宮島亜紀 整音 : 高木創 効果 : 高木創 監督補 : 船木光 制作スタッフ : 中村有理沙
10月7日追記(西日本新聞の映画評)
テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
映画【わたしたちの国立西洋美術館】を KBCシネマで見る
2023年9月29日(金) きのう9月28日KBCシネマで、11:00から 映画【わたしたちの国立西洋美術館】 ~奇跡のコレクションの舞台裏~ を見ました! この日が、KBCシネマでの最終上映日。 国立西洋美術館は世界文化遺産に登録されているとのこと。 建築家の間では憧れのル・コルビュジエが設計したが、 前庭は随分改変されているらしい。 コロナ禍の2020年から2年がかりで耐震補強も含めて大改修され、 前庭もル・コルビュジエが当初設計した意図を再生することになった。 その前庭の地下には大規模な収蔵庫があり、其処の大量の美術品を 避難させる活動が映画の主要部分。 前庭に屋外展示されていたロダンの『考える人』など幾つかの重量級彫刻も 移転対象で、移転作業が結構延々と映し出されていました。 映画の終盤は、運営の難しさの訴え! 世界遺産に指定されているほど多量の美術品を収蔵しているので 空調の管理も重要。 にも関わらず、この十数年で全体の予算が半分になったとのこと。 実は、この悲痛な叫びが映画の『隠れた?テーマ』だったのでは?! 観客は十数名でした。 ******* 【わたしたちの国立西洋美術館】 ~奇跡のコレクションの舞台裏~ 公式サイトから https://www.seibi-movie.com/【解説・あらすじ】 東京・上野の国立西洋美術館を題材にしたドキュメンタリー。 クロード・モネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、パブロ・ピカソなどの作品を有し、建築家ル・コルビュジエの作品の一つとして世界遺産にも登録されている国立西洋美術館の内側を紹介する。 監督は『スズさん~昭和の家事と家族の物語~』などの大墻敦。 東京・上野にある国立西洋美術館は、美術品収集家でもあった実業家・松方幸次郎のコレクションをベースにした約6,000点の絵画、彫刻、版画、素描などを所蔵・展示している。 2020年10月からは、整備工事のために同美術館は休館し、設計者であるル・コルビュジエが構想した創建当時のデザインに近づけるための工事が始まる。 休館となった美術館に1年半にわたって密着し、コレクションの移送や保存修復作業などの様子にカメラが迫る。 監督 大墻敦 音楽 西田幸士郎 制作国 日本 公式サイト・https://www.seibi-movie.com/
映画【わたしたちの国立西洋美術館】公式サイト https://www.seibi-movie.com/映画【わたしたちの国立西洋美術館】予告編映像 ナレーション:井浦新 https://youtu.be/avTh36Mpo7IVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/99209/【解 説】 20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された、東京・上野の国立西洋美術館の舞台裏を描いたドキュメンタリー。 1959年にフランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、彫刻、版画、素描など約6000点の作品を所蔵する国立西洋美術館。 20年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のため休館となった同館の内部にカメラが入り、1年半の長期間にわたる取材を敢行。 モネの「睡蓮」やロダンの「考える人」といった数々の所蔵品を紹介するほか、「美」を守り伝えることに尽力する美術館スタッフの多岐にわたる活動を記録。 館長やキュレーター、美術関係者へのインタビューからは、日本の文化行政が抱える難問や美術館が抱える危機的状況があぶり出される。 監督は、永青文庫「春画展」の内幕を描いたドキュメンタリー「春画と日本人」などを手がけた大墻敦。 ********************* 2023年製作/105分/G/日本 配給:マジックアワー 劇場公開日:2023年7月15日 *********************【スタッフ】 監督 : 大墻敦 製作 : 大墻敦 撮影 : 大墻敦 照明 : 折笠慶輔 録音 : 大墻敦 折笠慶輔 梶浦竜司 カラーグレーディング : 堀井威久麿 編集 : 大墻敦 音楽 : 西田幸士郎 演奏 : 閑喜弦介 多久潤一朗 音楽録音 : 深田晃 リレコーディング : 深田晃 技術協力 : KIN 大石洋平 宮澤廣行
テーマ:ドキュメンタリー映画
- ジャンル:映画
映画【福田村事件】を KBCシネマで見る !
2023年9月16日(土) きょう13時25分からKBCシネマで 映画【福田村事件】 を見ました! 森達也監督・田中麗奈によるトークショー(舞台挨拶)付き。 田中麗奈さんが来られたからかも知れませんが、 補助席を20席以上(それが限度)出す満席超の大盛況。 今日は2回トークショー付き上映が行われますが、2回目も完売! 福岡では、きのう上映開始の2日目で、内容は ネタバレに成りそうなので書きません。 トークショーでは、田中麗奈さんが役作りについて 結構詳しく語られました。 脚本が13稿まで改訂され映画における役柄の性格が 全く異なる設定に変わったことなどの苦労話も。 お若くないとは思いますが(アラフォー世代)、オーラが輝き美しい! 田中麗奈さんは久留米出身とのことで、この難しい作品に 補助席まで出る満席のお客様に来て頂けて感動している。 何かが起こっている気がする、と。 森達也監督も日本の映画界、特に俳優や観客に 『日本の映画界は、このままで良いのか?!』と言う変化を感じるし、 変わってゆく契機に成れば嬉しい、と語られました。 この難しい作品に誰も出演してもらえないだろうと思っていたが、 御覧になったような豪華な顔触れの方々が映画の趣旨を理解し、 ほぼ即答で出演依頼を受けられたとのこと。 この映画は、韓国の映画祭でも上映予定と言う話しでした。 トークショーは、16時半過ぎまでの45分を超える充実したものでした。 サイン入りパンフレットの販売には長蛇の列。 会場定員の半分を超える50人以上が購入されたようです(私も) 田中麗奈さんのサイン入りは部数が20部と限られていて私はハズレ(^_^;) #福田村事件 #森達也 #田中麗奈 #KBCシネマ映画【福田村事件】公式サイト https://www.fukudamura1923.jp/映画【福田村事件】予告編映像 https://youtu.be/qmoGbGfy3hU?si=ixAvLwtjxloqMDQrVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/97856/ *********************以下は、KBCシネマのスタッフの心と力のこもったディスプレイより。
テーマ:日本映画
- ジャンル:映画
映画【あしたの少女】を見る !
2023年9月5日(火) きのう(9/4) の16時10分からKBCシネマで 韓国映画【あしたの少女】 (原題:Next Sohee)を見ました! 高校生が実地研修の名のもとで悪徳企業に搾取される様子を描くもの。 この研修の『成果』が、卒業後の就業率に影響し、 その就業率が、高校をランク付けすると言う世界。 就業率を上げるために高校は研修先を充分調査せずに高校生を 送り込む。 日本以上の異常な競争社会を描き、その中で自殺してしまう 女子高生を描いたものです。 5年ほど前に韓国で実際にあった悲劇の事件を題材に描かれたとのこと。 映画後半は、連続した自殺事件の異様さに疑問を持った女性刑事が 当該企業と高校の闇に迫ります。 映画【あしたの少女】公式サイト https://ashitanoshojo.com/高校生のソヒ(キム・シウン)は、担任教師から 大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を 紹介され、実習生として働き始める。 しかし、会社は顧客の解約を阻止するために 従業員同士の競争をあおり、契約書で 保証された成果給も支払おうとしなかった。 そんなある日、 指導役の若い男性チーム長が自殺したことに ショックを受けたソヒは、自らも孤立して 神経をすり減らしていく。 やがて、凍てつく真冬の貯水池で ソヒの遺体が発見され、捜査を担当する 刑事・ユジン(ペ・ドゥナ)は、 彼女を自死へと追いやった会社の 労働環境を調べ、いくつもの根深い 問題をはらんだ真実に迫っていくのだった… (以下略;公式サイトには実際の事件の詳細が書かれている)
映画【あしたの少女】予告編映像 https://youtu.be/285CF_HWtB4VIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98101/【解説・ストーリー】 「私の少女」のチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナが再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに、ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿をリアルに描いた社会派ドラマ。 高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。 ペ・ドゥナが刑事ユジンを演じ、少女ソヒ役には新進女優キム・シウンを抜てき。2022年・第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。 ********************* 2022年製作/138分/PG12/韓国 原題:Next Sohee 配給:ライツキューブ 劇場公開日:2023年8月25日 *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : チョン・ジュリ 製作 : キム・ドンハ キム・ジヨン 製作総指揮 : チョ・ピョンホ キム・チョルウ キム・ドンハ 脚本 : チョン・ジュリ 撮影 : キム・イルヨン 編集 : イ・ヨンリム 音楽 : チャン・ヨンギュ 配 役 : 役 名(役 柄) ペ・ドゥナ : オ・ユジン(刑事) キム・シウン : キム・ソヒ(企業研修中の女子高校生) チョン・フェリン,カン・ヒョンオ,パク・ウヨン チョン・スハ,シム・ヒソプ,チェ・ヒジン
テーマ:韓国映画
- ジャンル:映画
映画【マリウポリ7日間の記録】を見る !
2023年9月4日(月) きょうの13時40分から KBCシネマ で 映画【マリウポリ7日間の記録】 (原題:Mariupolis 2)を見ました! 直接の戦闘場面は描かず、既にロシアの砲撃を受けて廃墟の街と化した マリウポリの一角で、かろうじて外壁のみ焼け残った教会で過ごす 近所の人々の有り様を描くドキュメンタリー映画でした。 そこからそれ程遠くない地域では今も砲撃が行われており 火煙が立ち昇っています。見た感じ1kmも離れていないのでは。 なので、映画全編に亘って砲撃音が鳴り続けます。 雷が鳴り続けていると言う感じですがその下では多くの生命が 危険に晒されているわけです。 ロングショットの映像が多く、数分間同じ画面が続き砲撃音だけが 様々に続く処も。 その為、何度かうっかりウトウトと。映画【マリウポリ7日間の記録】公式サイト https://www.odessa-e.co.jp/mariupoli7days/#映画【マリウポリ7日間の記録】予告編映像 https://youtu.be/t7ytHCmSCx4VIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98833/【解説・ストーリー】 ウクライナ・マリウポリの戦禍の惨状とそこに生きる人々の日常を記録したドキュメンタリー。 2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始。ウクライナ東部の都市マリウポリは、ロシア軍の砲撃によって廃墟の街と化した。2016年に同地の人々を記録したドキュメンタリー「Mariupolis」を制作したリトアニア出身のマンタス・クベダラビチウス監督が、侵攻直後の3月に現地入りし、破壊を免れた教会に避難した市民たちと生活をともにしながら撮影を開始。死と隣りあわせの悲惨な状況下に置かれながらも、おしゃべりを交わし、助け合い、祈り、また次の朝を待つ人々の姿を映し出す。 取材開始から数日後の3月30日、クベダラビチウス監督は現地の親ロシア分離派に拘束・殺害されてしまうが、助監督でもあった婚約者によって撮影済み素材は確保され、監督の意志を継ぐ製作チームが完成に漕ぎ着けた。同年5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭で特別上映され、ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞。 ********************* 2022年製作/112分/ リトアニア・フランス・ドイツ合作 原題:Mariupolis 2 配給:オデッサ・エンタテインメント 劇場公開日:2023年4月15日 *********************【スタッフ】 監督 : マンタス・クベダラビチウス 製作 : マンタス・クベダラビチウス, ウリヤナ・キム, ナディア・トリンチェフ, オマール・エルカディ, タナシス・カラタノス, マーティン・ハンペル 撮影 : マンタス・クベダラビチウス 編集 : ドゥニア・シチョフ
テーマ:ヨーロッパ映画
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映画【こんにちは、母さん】を見る !
2023年9月3日(日) きょう14:10からユナイテッドシネマ・トリアス久山で 公開3日目の映画【こんにちは、母さん】 (英語題名:Mom, Is that you?!)を見ました! 山田洋次監督のファミリードラマです。 もちろん家族の中の大小の軋轢も描かれますが 基本的には表に出さない愛情あふれる物語でした。 映画【こんにちは、母さん】公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/konnichiha-kasan/山田洋次×吉永小百合×大泉洋が贈る 「母と息子」の新たな出発の物語 2020年、100周年を迎えた松竹映画。 『男はつらいよ』シリーズをはじめ、その長きに渡る歴史の中で松竹が描き続けてきたのは、 人の温かさを描いた人情の物語であり、【家族】の物語でした。そして、2023年。 変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない【親子】を描く 映画『こんにちは、母さん』が完成しました。 本作のメガホンを取るのは、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。 91歳にして90本目の監督作となる本作では、 いまこの令和を生きる等身大の親子を心情豊かに描きます。 主演を務めるのは、1972年に公開された『男はつらいよ 柴又慕情』をはじめ、 『母べえ』(08)『おとうと』(10)『母と暮せば』(15)など約50年間に渡って 数々の山田洋次監督作品に出演し、日本映画界を共に牽引し続けてきた吉永小百合。 映画出演123本目となる本作で、下町に暮らす母・福江を演じます。 その息子・昭夫を演じるのは、数々の映画やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での好演が 記憶に新しい、国民的人気俳優・大泉洋。 山田洋次監督映画への出演、吉永小百合との共演はともに初めてとなります。 『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の 集大成ともいえる本作。日本映画史に残る新たな名作が誕生致します。
映画【こんにちは、母さん】予告編映像 https://youtu.be/srHZmlqKPR4VIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98064/【解説・ストーリー】 山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎え、現代の東京・下町に生きる家族が織りなす人間模様を描いた人情ドラマ。 同じく山田監督と吉永主演の「母べえ」「母と暮らせば」に続く「母」3部作の3作目にあたり、劇作家・永井愛の戯曲「こんにちは、母さん」を映画化した。 大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。 いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。 母・福江を吉永、息子・昭夫を大泉洋が演じ、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOUが共演。 ********************* 2023年製作/110分/G/日本 配給:松竹 劇場公開日:2023年9月1日 *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : 山田洋次 原作 : 永井愛 脚本 : 山田洋次 朝原雄三 プロデューサー : 房俊介 阿部雅人 撮影 : 近森眞史 照明 : 土山正人 録音 : 長村翔太 美術 : 西村貴志 装飾 : 湯澤幸夫 編集 : 杉本博史 音楽 : 千住明 配 役 : 役 名(役 柄) 吉永小百合 : 神崎福江(ヒロイン;昭夫の母、舞の祖母) 大泉洋 : 神崎昭夫(福江の子) 永野芽郁 : 神崎舞(福江の孫;ヘソ出しルックが好み) YOU : 琴子・アンデション 枝元萌 : 番場百惠 宮藤官九郎 : 木部富幸 田中泯 : 井上(イノさん) 寺尾聰 : 荻生直文(福江が憧れる牧師) 加藤ローサ,田口浩正,北山雅康,松野太紀, 広岡由里子,シルクロード,明生,名塚佳織,神戸浩
******* 【関連記事】 山田洋次監督最新作 「こんにちは、母さん」 完成報告会見 親子の新たな人生 軽やかに https://www.akahata-digital.press/.../article/20230508-1203 しんぶん赤旗【文化】-2023年5月8日 映画監督・山田洋次さんの最新作「こんにちは、母さん」の完成報告会見がこのほど東京で開かれました。「母べえ」「母と暮せば」に続き、山田さんが監督、吉永小百合さんが主演を務める作品です。 大企業の管理職・昭夫(大泉洋)は、神経をすり減らす仕事にヘトヘト。妻や娘・舞(永野芽郁〈めい〉)との関係にも悩む日々です。ある日、昭夫が下町の実家に帰ると、一人暮らしの母・福江(吉永)が妙に明るく、華やか。どうも恋をしているようで―。おせっかいなご近所さんの応援も受け、母と息子が新たな人生を歩み始めます。 原作は劇作家・永井愛さんが2001年に発表した同名戯曲。山田さんは舞台を見て以来、ずっと映画化したかったと述べました。 「主役を誰にするか悩みましたが、吉永さんが母親役の作品を2本撮り、思い切って『おばあちゃん』と呼ばれる役をお願いしました。キャストに恵まれ、軽やかな音楽が流れるような作品になりました」 吉永さんは「孫娘役の永野さんとの共演シーンは、幸せなひとときでした。大泉さんにもサポートされて終えられました。おばあちゃん役をやって良かった」。 山田監督作品に初出演の大泉さんは「困りっぱなしの役ですが、最後は軽やかに吹っ切れます。これを描けるのは山田監督だけだと思います」と話しました。 永野さんと、昭夫の同僚役の宮藤官九郎、牧師役の寺尾聰(あきら)、ご近所さんで福江のボランティア仲間役のYOUと枝元萌の各氏も本作への思いを語りました。 舞台は隅田川沿い。東京大空襲を想起させる場面もあり、田中泯(みん)さんが被災者役を演じます。吉永さんは「隅田川で多くの方が亡くなった悲劇を、田中さんが克明に演じてくださって良かった」と語りました。 撮影が毎日午前9時から午後5時までで終わったことも話題になり、大泉さんは「普通、そんな現場はない。僕の娘も喜んでいた」。 本作で90本目となる山田監督。「数が多いことは自慢ではない。いつも初心者のような気持ちで作っています」と述べました。 9月1日公開予定です。
テーマ:日本映画
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KBCシネマで映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】を見る!
2023年8月14日(月) きのう(8月13日)12時15分からKBCシネマで 映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】 (原題:Simone, le voyage du siecle)を見ました! シモーヌ・ヴェイユは、アウシュヴィッツの数少ない生還者の一人です。 弁護士を目指し、フランスの司法省に勤務するようになると、 劣悪な状態に置かれている囚人の環境改善に取り組みます。 また、アルジェリアとの戦争でフランスの捕虜となった人々が アウシュヴィッツ同様の状態に置かれていることを現地を 調査して確認したうえで、改善を指示します。 これが、権力者たちの気に入らず、厄介者扱いに。 また、非合法の中絶が横行する状況にも心を痛め、 『中絶合法化法案』を奮闘努力の上で成立させます。 その時の男の議員たちの反論が次々と重ね合わせて 映し出され、あの『人権先進国』フランスでも、 女性蔑視が男たちの中に浸透していたことを明らかに! 映画は、度々アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所での 死と向かい合わせの状況に回帰し、それを中心に シモーヌ・ヴェイユの幼少期、青年期、司法省時代、現在を 行き来するので、ちょっと居眠りすると付いて行けません。 あまけに、最初の方はセリフで展開するよりは、 ドキュメンタリー映画のようにナレーションが物語を 進めて行くので、度々居眠り状態に (-_-;) 使用言語は主としてフランス語。 観客は十数人でした。 *******映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】公式サイト https://simonemoviejp.com/映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】予告編映像 https://youtu.be/BsE6eIDBZcIVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98672/【解説・ストーリー】 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリビエ・ダアン監督が、女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家シモーヌ・ベイユの人生を映画化。 1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ベイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の可決を実現させる。1979年には女性として初めて欧州議会議長に選出され、理事たちの猛反対にあいながらも「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など、弱者の人権のために闘い続けた。 その不屈の意志は、かつて16歳で家族とともにアウシュビッツ収容所に送られたという過去の体験の中で培われたものだった。 「パリ、嘘つきな恋」のエルザ・ジルベルスタインが40代以降のシモーヌ、 「スザンヌ、16歳」のレベッカ・マルデールが10〜30代のシモーヌをそれぞれ演じた。 ********************* 2021年製作/140分/G/フランス 原題:Simone, le voyage du siecle 配給:アットエンタテインメント *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : オリビエ・ダアン 製作 : ビビアン・アスラニアン ロマン・ル・グラン 脚本 : オリビエ・ダアン 撮影 : マニュエル・ダコッセ 美術 : クリスティアン・マルティ 衣装 : ジジ・ルパージュ 編集 : リシャール・マリジ オリビエ・ダアン 音楽 : オルボン・ヤコブ 配 役 : 役 名 エルザ・ジルベルスタイン : シモーヌ・ヴェイユ(1968-2006) レベッカ・マルデール : シモーヌ・ヴェイユ(1944-1965) エロディ・ブシェーズ : イヴォンヌ オリビエ・グルメ : アントワーヌ
テーマ:ヨーロッパ映画
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KBCシネマで映画【658km、陽子の旅】を見る!
2023年8月3日(木) きょう 11:40 からKBCシネマで、 日本映画【658km、陽子の旅】 を見ました! 20年来音信不通と云うか連絡を取っていなかった青森の父が急死し あまり気の進まない告別式に東京からヒッチハイクで向かうと言う いわば『ロードムービー』 話しのポイントはスマホを壊してしまった為に連絡がつかない状況。 冒頭15分くらいはセリフが全然なく、菊地凛子さん扮する陽子が最初に 声を出すのは、父の急死を連絡に来た叔父が「連絡が取れないから」 と言った言葉に応える「携帯が壊れた」とか細く言う言葉。 叔父家族と一緒に叔父の車で青森に向かうのだが、パーキングでの 事故で置き去りにされてしまうことに。 叔父の車には、財布や荷物が置き去りに。 陽子がたまたま持っていた小銭入れには2430円しかなく・・・ で、ヒッチハイクで青森に向かうことになるのですが・・・ 先日の『A-STUDIO』に菊地凛子さんが出ていて、この映画が話題に なっていたので、見に行った訳ですが、私的にはイマイチ! 観客は十人以下でした。 ******* 映画【658km、陽子の旅】公式サイト https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/監督 熊切和嘉 × 主演 菊地凛子 東京から青森へ、明日正午が出棺。 父親の葬儀にも、人生にも何もかも間に合っていない― それでも陽子は初冬の東北を行く。 夢やぶれて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に…。 孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞®助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。 本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく繊細な難役を見事に表現。 竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。 就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤立に凍った心が溶けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。
映画【658km、陽子の旅】予告編映像 https://youtu.be/GWidcTwETekVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98543/【解説・ストーリー】 「#マンホール」「私の男」の熊切和嘉監督と「バベル」の菊地凛子が、2001年の「空の穴」以来22年ぶりにタッグを組んだロードムービー。 「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介の脚本を原案に、人生にもがき苦しむ女性の東北縦断の旅を描く。 就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子は、人生を諦めてフリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた。そんなある日、かつて夢への挑戦を反対され20年以上疎遠になっていた父の訃報を受けた彼女は、従兄の茂やその家族とともに、東京から故郷の青森県弘前市まで車で向かうことに。しかし、茂の家族は途中のサービスエリアで子どもが起こしたトラブルに気を取られ、陽子を置き去りにして行ってしまう。所持金もなくヒッチハイクで故郷を目指すことにした陽子は、道中で出会ったさまざまな人たちとの交流によって心を癒されていく。 共演には竹原ピストル、黒沢あすか、風吹ジュン、オダギリジョーら実力派が多く顔をそろえる。 ********************* 2022年製作/113分 G/日本 配給:カルチュア・パブリッシャーズ *********************【スタッフ・キャスト】 監督 : 熊切和嘉 原案 : 室井孝介 脚本 : 室井孝介 浪子想 プロデューサー : 小室直子 松田広子 ラインプロデューサー : 齊藤有希 製作 : 中西一雄 押田興将 松本光司 撮影 : 小林拓 照明 : 赤塚洋介 録音 : 吉田憲義 美術 : 柳芽似 装飾 : 柳芽似 持道具 : 柳芽似 衣装 : 宮本茉莉 ヘアメイク : 河本花葉 編集 : 堀善介 音楽 : ジム・オルーク エンディングテーマ : ジム・オルーク 石橋英子 助監督 : 桑原昌英 制作担当 : 芳野峻大 メインビジュアル写真 : 長島有里枝 配 役 : 役 名 菊地凛子 : 陽子 竹原ピストル : 工藤茂 黒沢あすか : 立花久美子 見上愛 : 小野田リサ 浜野謙太 : 若宮修 仁村紗和 : 八尾麻衣子 篠原篤 : 水野隆太 吉澤健 : 木下登 風吹ジュン : 木下静江 オダギリジョー : 工藤昭政
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