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映画【燃えあがる女性記者たち】をKBCシネマで見る !
2023年11月23日(木)

  今朝10:25~12:00までKBCシネマで
ドキュメンタリー映画【燃えあがる女性記者たち】
 (原題・writing with fire)を見ました!

Writing with fire_Movie_Poster-01


今もカースト制度による階層差別が残り、
更に女性差別が重層的に覆いかぶさるインドで、
比較的若い女性だけのミニコミ紙を運営する
女性たちを描くドキュメンタリー。

2015年頃からは紙媒体だけではなく、インターネット動画配信に
試行錯誤で挑む女性たちを描きます。

Writing with fire_Movie_Poster-02

動画配信によって、
ヌカルミの道路をその週のうちに行政が舗装工事を始めるとか
電気の来ていない村を取り上げた処、
15日後には電気が供給されるようになったなど
着実に成果を上げていることを所謂Before & After 映像を配信して、
人々に知られて希望を与えます。

映画の最後は、ジャーナリズムとは何かを訴える力強いスピーチでした。

Writing with fire_Movie_Poster-03
Writing with fire_Movie_Poster-04

KBCシネマで今日までの上映でした。

観客は40人くらい。


映画【燃えあがる女性記者たち公式サイト
 https://writingwithfire.jp/


映画【燃えあがる女性記者たち予告編映像
 https://youtu.be/7FWx2SXVHcE?si=6XWdboR7m-F9-1AC



西日本新聞の映画評
Nishinippon_writing with fire_Movie-01


  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/96630/

【解説・ストーリー】

インドで被差別カーストの女性たちが立ちあげた新聞社「カバル・ラハリヤ」を追ったドキュメンタリー。

インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、カースト外の「不可触民」として差別を受けるダリトの女性たちによって設立された新聞社カバル・ラハリヤ(「ニュースの波」の意)は、紙媒体からSNSやYouTubeでの発信を中心とするデジタルメディアとして新たな挑戦を開始する。
ペンをスマートフォンに持ちかえた女性記者たちは、貧困や階層、ジェンダーという多重の差別や偏見にさらされ、夫や家族からの抵抗に遭いながらも、粘り強く取材して独自のニュースを伝え続ける。彼女たちが起こした波は、やがて大きなうねりとなって広がっていく。

2022年・第94回アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたほか、2021年サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門で審査員特別賞&観客賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門で市民賞を受賞するなど高く評価された(山形国際ドキュメンタリー映画祭上映時のタイトルは「燃え上がる記者たち」)。

*********************
 2021年製作/93分/G/インド
 原題:Writing with Fire
 配給:きろくびと
 劇場公開日:2023年9月16日
*********************

【スタッフ】

監督 : リントゥ・トーマス スシュミト・ゴーシュ
製作 : スシュミト・ゴーシュ リントゥ・トーマス
製作総指揮 : パティ・クイリン ヘイリー・エイドルマン
脚本 : リントゥ・トーマス スシュミト・ゴーシュ
撮影 : スシュミト・ゴーシュ カラン・タプリヤール
編集 : スシュミト・ゴーシュ リントゥ・トーマス
音楽 : タジダール・ジュネイド






テーマ:★インド映画★ - ジャンル:映画

映画【ジャム】(原題・DJAM)をKBCシネマで見る !
2023年11月18日(土)

  きょう午前10時40分からKBCシネマで
映画【ジャム】
 (原題・DJAM))を見ました!

20231118_DJAM_Movie-Poster-01.jpg

ギリシャやトルコをルーツとする民族音楽(と言うか『民衆音楽』)を
1つのテーマとする、若い女性二人を中心に展開するロード・ムービーでした。

民族音楽ファンには興味深いと思われますが、
物語の展開はイマイチ良く解らないものでした。

この種の映画によくある、バスが停止中に化粧室に行っている間に
荷物や貴重品を置いたママのバスが出て行って置き去りになる
『あるある展開』も有って・・・

20231118_DJAM_Movie-Poster-02.jpg

1時間半ほどの映画でした。

観客は10人前後。


映画【ジャム】公式サイト
 https://tonygatlifilm2023.jp/



映画【ジャム】予告編映像
 https://youtu.be/fWCk3kvZiTk




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99950/

【解説・ストーリー】

「ガッジョ・ディーロ」など一貫して自身のルーツであるロマの文化や音楽を題材に映画を撮り続けてきたアルジェリア出身のトニー・ガトリフ監督が、エーゲ海の大衆音楽を散りばめながら描いたガールズ・ロードムービー。

古代ギリシャの詩人サッフォーの伝説が残るレスボス島。音楽とダンスを愛する女性ジャムは、レストランを営む元水兵の継父カクールゴスと2人で暮らしている。ある日、カクールゴスの代わりに船のエンジン部品を調達するためトルコのイスタンブールを訪れた彼女は、フランスから難民支援のボランティアに来た女性アヴリルと出会う。

「ベネデッタ」「ファイブ・デビルズ」のダフネ・パタキアが主演を務め、主人公ジャムが歌うギリシャのブルースとも言われる音楽レンベティカを自ら披露。「007 カジノ・ロワイヤル」のシモン・アブカリアンが継父カクールゴスを演じた。

********************
 2017年製作/97分
 /フランス・ギリシャ・トルコ合作
 原題:Djam
 配給:コピアポア・フィルム
 劇場公開日:2023年9月29日
********************


【スタッフ・キャスト】
監督 : トニー・ガトリフ
製作 : デルフィーヌ・マントゥーレ
脚本 : トニー・ガトリフ
撮影 : パトリック・ギリンジェリ
編集 : モニック・ダルトンヌ
音楽 : トニー・ガトリフ

 配  役 : 役  名
ダフネ・パタキア : ジャム
シモン・アブカリアン : カクールゴス
ヤニス・ボスタンツォーグロウ
エレフセリア・コミ






テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

映画【正欲】をユナイテッドシネマ・トリアス久山で見る !
2023年11月11日(土)

  きょうの15時15分~17時47分 ユナイテッドシネマ・トリアス久山で
映画【正欲】を見ました!

20231111_Seiyoku_Movie-Flyer-01.jpg

しんぶん赤旗の映画評や西日本新聞映画評でも掲載していて、
評価も高かったので見に行ったのですが、
私的には、良く解らない映画でした。

Akahata_Seiyoku_Movie-01.jpg
    しんぶん赤旗【映画評】2023年11月7日

Nishinippon_Seiyoku_Movie-01.jpg
    西日本新聞【映画評】2023年11月11日

1つの底流として、HIPHOPダンスに『我を忘れ』ようとする
現在の若者の心模様が有るようです。

表題の【正欲】は『性欲』ではありませんが、
映画の中では「性欲」という用語も度々出てきます。

終盤では、男子小学生への30代男による性加害問題も描かれ、
ジャニーズ問題も意識されているように見えました。
2004年に性加害が最高裁で確定したのに、この映画のような厳しい
取り調べを何故ジャニー喜多川に行わなかったのでしょうか?

観客は十数人。

20231111_Seiyoku_Movie-Flyer-02.jpg



映画【正欲】公式サイト
 https://bitters.co.jp/seiyoku




映画【正欲】予告編映像
 https://youtu.be/qEPtPDCFcJs




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/97872/

【解説・ストーリー】
第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を、稲垣吾郎と新垣結衣の共演で映画化。
「あゝ、荒野」の監督・岸善幸と脚本家・港岳彦が再タッグを組み、家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。

横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突を繰り返している。
広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月は、中学の時に転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。
大学のダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる。
学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画した神戸八重子は、大也のダンスサークルに出演を依頼する。

啓喜を稲垣、夏月を新垣が演じ、佳道役で磯村勇斗、大也役で佐藤寛太、八重子役で東野絢香が共演。

第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。

****************
 2023年製作/134分
 /G/日本
 配給:ビターズ・エンド
 劇場公開日:2023年11月10日
****************

【スタッフ・キャスト】

監督 : 岸善幸
原作 : 朝井リョウ
脚本 : 港岳彦
エグゼクティブプロデューサー : 石井紹良 神山健一郎 定井勇二 飯島三智
企画 : 中村優子
プロデュース : 中村優子
プロデューサー : 杉田浩光 富田朋子
スーパーバイザー : 松原宏林
共同プロデューサー : 舩江修
ラインプロデューサー : 塚村悦郎
撮影 : 夏海光造
照明 : 高坂俊秀
DIT : 鈴木裕
録音 : 森英司
音響効果 : 大塚智子
美術 : 井上心平
衣装 : 宮本まさ江
ヘアメイク : 新井はるか 金田順子
装飾 : 中村三五
編集 : 岸善幸
音楽 : 岩代太郎
主題歌 : Vaundy
キャスティング : おおずさわこ
助監督 : 松尾崇

 配 役 : 役 名(役柄)
稲垣吾郎 : 寺井啓喜(検事)
新垣結衣 : 桐生夏月(生き方を諦めかけた女性)
磯村勇斗 : 佐々木佳道(水フェチの男;夏月の中学同窓生)
佐藤寛太 : 諸橋大也
東野絢香 : 神戸八重子(大也の大学同窓生)
山田真歩 : 寺井由美
宇野祥平 : 越川秀己
渡辺大知 : 西山修
徳永えり : 那須沙保里
岩瀬亮 : 矢田部陽平
坂東希 : 高見優芽
山本浩司 : 夏月と佳道の中学時代の担任教師
鈴木康介 : 右近一将


【関連記事】

稲垣吾郎「おめでとうを伝えたかった」
 主演作「正欲」が東京国際映画祭“2冠”に歓喜

 映画.com - 2023年11月11日 13:05
 https://eiga.com/news/20231111/10/

(引用)
第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を映画化した「正欲」の公開記念舞台挨拶が11月11日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督(「あゝ、荒野」「前科者」)が登壇した。

家庭環境、性的指向、容姿など、さまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する。脚本は「あゝ、荒野」の港岳彦。第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。
(以下略)






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【ダンサー イン Paris】をKBCシネマで見る !
2023年11月9日(木)

  きょう13時50分からKBCシネマで
映画【ダンサー イン Paris】
 (原題:En CORPS)を見ました!

20231109_EnCorps_Movie-Poster.jpg

冒頭、開演前と公演中の舞台袖の様子が描かれ興味深いものでした。

その場面の演目は判りませんでしたが終演後
KBCシネマのディスプレイで【バヤデール】だったと確認。

映画の最後に劇場の外でコール・ド・バレエの長い隊列が
数秒だが表現された時は、【バヤデール】だ!と判りました。

【バヤデール】公演のフィナーレで足を捻挫したプリマの
苦闘を描く劇映画で、ドキュメンタリーではありませんでした。

主演は、パリ・オペラ座バレエ団の
現役プリマ・バレリーナであるマリオン・バルボ―。

20231109_EnCorps_Movie-Flyer-02.jpg

言語はフランス語が中心で一部英語の場面も。

観客は20人弱

以下、KBCシネマのディスプレイから

20231109_EnCorps_Movie-01.jpg

20231109_EnCorps_Movie-02.jpg

20231109_EnCorps_Movie-03.jpg

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20231109_EnCorps_Movie-07.jpg

映画【ダンサー イン Paris】公式サイト
 http://www.dancerinparis.com/



映画【ダンサー イン Paris】予告編映像
https://youtu.be/TKHm5DsELjk




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99713/

【解説・ストーリー】
「スパニッシュ・アパートメント」のセドリック・クラピッシュ監督が、挫折した若き女性ダンサーの第二の人生を描いたヒューマンドラマ。

 パリ・オペラ座バレエ団でエトワールを目指すエリーズは夢の実現を目前にしたある日、恋人の裏切りを目撃して心が乱れ、足首を負傷してしまう。
 医師から踊れなくなる可能性を告げられた彼女は、失意の中で新しい生き方を模索しはじめる。
 そんな折、料理のアシスタント係の仕事でブルターニュを訪れた彼女は、世間から注目を集めるダンスカンパニーと出会い、独創的なコンテンポラリーダンスが生み出される瞬間を目の当たりにする。
 誘われて練習に参加した彼女は、未知なるダンスを踊る喜びと新たな自分を見いだしていく。

 パリ・オペラ座のバレエダンサーとして活躍するマリオン・バルボーが映画初主演を務め、コンテンポラリーダンス界の奇才ホフェッシュ・シェクターが本人役で出演。

****************
 2022年製作/118分/G
 /フランス・ベルギー合作
 原題:En corps
 配給:アルバトロス・フィルム、
    セテラ・インターナショナル
 劇場公開日:2023年9月15日
****************


【スタッフ・キャスト】
監督 : セドリック・クラピッシュ
製作 : ブリュノ・レビ
脚本 : セドリック・クラピッシュ サンティアゴ・アミゴレーナ
撮影 : アレクシ・カビルシーヌ
美術 : マリー・シェミナル
衣装 : アン・ショット
編集 : アン=ソフィー・ビオン
音楽 : ホフェッシュ・シェクター
振付 : フローレンス・クラーク, ホフェッシュ・シェクター

 配  役 : 役  名
マリオン・バルボー : エリーズ
ホフェッシュ・シェクター : ホフェッシュ・シェクター(本人役)
ドゥニ・ポダリデス : アンリ
ミュリエル・ロバン : ジョジアーヌ
ピオ・マルマイ : ロイック
フランソワ・シビル : ヤンフ
スエリア・ヤクーブ : サブリナ
メディ・バキ : メディ・バキ(本人役)
アレクシア・ジョルダーノ : アレクシア・ジョルダーノ(本人役)
ロバンソン・カサリーノ : ロバンソン・カサリーノ(本人役)






テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

映画【G-1.0】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る !
2023年11月5日(日)

  きょうの正午からユナイテッドシネマトリアス久山で
公開3日目の映画【G−1.0】を見ました!

20231105_G-1_Movie_Poster-01.jpg

通常は『特撮もの』は見ないのですが『ゴジラ』映画は別格。

今回のゴジラは、じらさずに映画の結構初めの方で姿を表します。
そして、これまでの日本版と比べても巨大で狂暴。怖いです😂
#ゴジラマイナスワン

20231105_G-1_Movie-02.jpg

時代背景は現在ではなく、1945年の敗戦前後数年間です。

ビキニ水爆実験など核兵器との関連も示唆されていました。

無法な戦争だったことを告発する吉岡秀隆さんの台詞も有りました。

主役は、朝ドラ【らんまん】で夫婦を演じた神木隆之介さんと浜辺美波さん。

20231105_G-1_Movie-04.jpg

多くの有名俳優が脇を固めています!

音楽の基本メロディは、伊福部昭さんのオリジナルを
佐藤直紀さんが編曲して使用していました。
『ゴジラ♪ゴジラ♪ゴジラが出てきたぞ♪』
もちろん佐藤直紀さんのオリジナル楽曲もあるでしょう。

ただ、この基本メロディはゴジラ登場シーンではなく、
ゴジラと戦う艦隊が展開するシーンに使用されていました。

20231105_G-1_Movie-05.jpg

映画にはツッコミどころも多々あります。

特攻任務を忌避して不時着用の島に特攻兵・敷島浩一(神木隆之介)が
舗装されていないデコボコの滑走路に着陸する際、特攻用爆装のまま
(つまり250キロ爆弾を装着したまま)決死の着陸に成功するのですが
それが有り得ないことだと言う意見が【一月万冊】清水有高さん から
出ていました。 たしかにそうなんですが、私はこう考えました。
敷島浩一は初めから特攻で爆死するつもりは無かったので密かに
模擬弾に交換していたから爆発の危険が無いことが判っていた。

【ネタバレあり】ゴジラ-1.0ネタバレ感想。
私の評価もマイナスワン。零●と●電がおかしいぞ。高●は誰が操縦してた?
次回作は●オランテ?それでもゴジラが好き。元博報堂作家本間龍さんと

 【一月万冊】清水有高-2023年11月10日
 https://youtu.be/U4ZK_nAWNck


また、終戦前には開発されていたが実戦には使われなかったと言う
日本の航空技術の最新戦闘機『震電』が登場し、それに250キロ爆弾
2発を積んでゴジラに突っ込むのですが、戦闘機に大型爆弾2発も積めば
飛び上がれないだろうと、これも清水有高さんから。
私はこう考えました。腕利きの整備兵・橘宗作(青木崇高)チームが
当時の最新技術で改造して可能になったものだと。

Shinden_Prototype.jpg
   【戦後、連合国軍の命令により外観のみ修復した震電】

『震電』は、当時世界初だったプロペラが機体の後方にある方式。
試作機の試験飛行はされたそうですが、実戦配備前に終戦。
Wikipedia 情報によると製造したのは「九州飛行機」で試験飛行は
蓆田飛行場(現在の福岡空港)で行われたとのこと。

その『震電』が、奇跡的に1機だけ残っていたと言うのは、映画ならでは(笑)

ところが、映画後半の見せ場である『震電』について公式サイトには
画像も解説も無し。実物大模型やCG用模型も造っただろうに(-_-;)

Shinden_Model.jpg
  【大刀洗平和記念館の『震電』実物大模型】

実際の『震電』についての Wikipedia 情報

250人ほど収容の最大の【3スクリーン】に観客50人内外。
日曜日のお昼にしては少ない?!
数えた訳ではありませんが😂

20231105_G-1_Movie-01.jpg

*******

ゴジラ対策を計画する学者役の吉岡秀隆さん。
先日のNHK【Family History】で取り上げられていました。
「軍服を着る映画やドラマには出演しない」と語っていました。
その言葉は、実際には簡単なことではないと思います。

【ゴジラ―1.0】でもゴジラと戦う現場に出ても周りの人々のような
軍服(ユニフォーム)を着ていない。
また、「太平洋戦争の兵隊の死者の殆どが餓死と病死だった」と
戦争の不条理を告発する台詞を思いを込めて語っていました。 



映画【G−1.0】公式サイト
 https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/



映画【G−1.0】予告編映像
 https://youtu.be/x7ythIm0834



西日本新聞夕刊【コラム】から
202311_Nishinippon_G-1_Movie_Column-01.jpg


  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98309/

【解説・ストーリー】

日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけた。

タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。

舞台は戦後の日本。
戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。
戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。

主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、2023年4~9月に放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」でも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。
戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺が演じる。
そのほか山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介と実力派豪華キャストが共演。

*********************
 2023年製作/125分/G/日本
 配給:東宝
 劇場公開日:2023年11月3日
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 山崎貴
脚本 : 山崎貴
製作 : 市川南
エグゼクティブプロデューサー : 臼井央 阿部秀司
企画 : 山田兼司 岸田一晃
プロデュース : 山田兼司 岸田一晃
プロデューサー : 阿部豪 守屋圭一郎
協力プロデューサー : 上田太地 山内章弘
チーフゴジラオフィサー : 大田圭二
ラインプロデューサー : 櫻井紘史
撮影 : 柴崎幸三
照明 : 上田なりゆき
録音 : 竹内久史
特機 : 奥田悟
美術 : 上條安里
装飾 : 龍田哲児
衣装 : 水島愛子
ヘアメイク : 宮内三千代
音響効果 : 井上奈津子
VFX : 山崎貴
VFXディレクター : 渋谷紀世子
カラリスト : 石山将弘
編集 : 宮島竜治
選曲 : 藤村義孝
音楽 : 佐藤直紀 伊福部昭
助監督 : 安達耕平
キャスティング : 杉野剛
スクリプター : 阿保知香子
制作担当 : 横井義人
プロダクション統括 : 會田望

 配  役 : 役  名(役  柄)
神木隆之介 : 敷島浩一(特攻任務を忌避した特攻兵)
浜辺美波 : 大石典子(空襲で家族を失った戦災孤児)
山田裕貴 : 水島四郎(ゴジラ対策特殊任務班の一員)
青木崇高 : 橘宗作(腕利きの整備兵)
吉岡秀隆 : 野田健治(ゴジラ対策特殊任務班の中心技術者)
安藤サクラ : 太田澄子(敷島・大石疑似夫婦の隣人)
佐々木蔵之介 : 秋津清治(ゴジラ対策特殊任務班の現場責任者)
田中美央 : 堀田辰雄
遠藤雄弥 : 齋藤忠征
飯田基祐 : 板垣昭夫
永谷咲笑 : 明子


   *******

  【2023年11月21日(火)追記】

ゴジラ映画【G−1.0】で使われていた
当時の世界最新鋭戦闘機『震電』
映画【G−1.0】で使われていた模型は、実は大刀洗平和記念館に展示されている、この機体だった。
と云うより映画で使われたフルサイズモデルを大刀洗平和記念館が譲り受けて展示しているとのこと。

20231121_Nishinippon_Shinden-03.jpg
     11月21日の 西日本新聞 紙面から

*******
新作ゴジラの戦闘機「震電」
 福岡・筑前町に展示されていた 
 封切りされ「やっと言える」

 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1148044/ 
 西日本新聞:吉川文敬 - 2023年11月21日(火)

20231121_Nishinippon_Shinden-01.jpg

映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」に登場する戦闘機「震電」が、
福岡県筑前町の大刀洗平和記念館に昨夏から展示されていたことが公となり、来館者が増えている。

 監督の山崎貴さんは2013年、映画「永遠の0」の会見を同館で開くなどつながりがあった。
21年1月に震電の調査で訪れたスタッフに、尾籠浩一郎館長が「撮影が終わったら譲ってほしい」と依頼。
配給会社側の条件は、映画が封切られるまでは「関係を他言しない」だったという。

 尾籠館長は「ゴジラに出た震電なんだと、やっと大きな声で言えます」と笑顔で語った。


   *******

【以下は後藤富和さんの投稿から拝借】

20231123_Goto_Shinden-01.jpg
  (水平尾翼を前方に移動して『水平頭翼』にしたんですね
    私のコメント;11月23日追記。以下同様)

20231123_Goto_Shinden-02.jpg
  (何度かのトラブル対策後、試験飛行には成功したとのこと😁
    試験飛行は、席田飛行場(現・福岡空港)で実施されたそうです。)

20231123_Goto_Shinden-03.jpg
  (胴体部分の空気の損失を補う為にプロペラの直径を大きくして
    羽根の枚数も6枚に増やしたんですね✨)

20231123_Goto_Shinden-05.jpg
  (垂直尾翼を2枚に分けて主翼に取り付けると云う斬新な発想✨)

20231123_Goto_Shinden-04.jpg
  (側面から見た『震電』全体像)




テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【愛にイナズマ】を kinocinema 天神 で見る !
2023年11月4日(土)

 きょう13時45分から kinocinema 天神 で
映画【愛にイナズマ】
 (英語表記:Masked Hearts)を見ました!

20231104_Ainiinazuma_Movie_Poster-01.jpg

松岡茉優主演で兄弟や父母との愛憎を描くドラマ。

松岡茉優は、やはり上手い。
取り巻く若手と老練の役者全部足しても対抗できている


映画【愛にイナズマ】公式サイト
 https://ainiinazuma.jp/



映画【愛にイナズマ】予告編映像
 https://youtu.be/Tsf5MCXaQwk



11月11日の西日本新聞映画評から(2023年11月12日追記)
Nishinippon_Ainiinazuma_Movie-01.jpg


  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99329/

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【解説・ストーリー】


松岡茉優と窪田正孝が主演を務め、「舟を編む」「茜色に焼かれる」の石井裕也監督がオリジナル脚本で描いたコメディドラマ。

26歳の折村花子は幼少時からの夢だった映画監督デビューを目前に控え、気合いに満ちていた。
そんなある日、彼女は魅力的だが空気を読めない男性・舘正夫と運命的な出会いを果たす。
ようやく人生が輝き始めたかに思えた矢先、花子は卑劣なプロデューサーにだまされ、全てを失ってしまう。
失意の底に突き落とされた花子を励ます正夫に、彼女は泣き寝入りせずに闘うことを宣言。
花子は10年以上音信不通だった“どうしようもない家族”のもとを訪れ、父や2人の兄たちの力を借りて、大切な夢を取り戻すべく反撃を開始する。

花子の父・治を佐藤浩市、長兄・誠一を池松壮亮、次兄・雄二を若葉竜也が演じる。


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 2023年製作/140分/G/日本
 配給:東京テアトル
 劇場公開日:2023年10月27日
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【スタッフ・キャスト】
監督 : 石井裕也
脚本 : 石井裕也
プロデューサー : 北島直明 永井拓郎 中島裕作
製作 : 沢桂一 長澤一史 太田和宏 竹内力
エグゼクティブプロデューサー : 飯沼伸之
撮影 : 鍋島淳裕
照明 : かげつよし
録音 : 加藤大和
美術 : 渡辺大智
装飾 : 塚根潤
ヘアメイク : 豊川京子
衣装 : 宮本まさ江
編集 : 早野亮
視覚効果 : 若松みゆき
音響効果 : 柴崎憲治
音楽 : 渡邊崇
主題歌 : エレファントカシマシ
助監督 : 塩崎竜朗 坂西未郁
制作担当 : 岡田真樹
プロダクションマネージャー : 原田博志

 配 役 : 役 名
松岡茉優 : 折村花子
窪田正孝 : 舘正夫
池松壮亮 : 折村誠一
若葉竜也 : 折村雄二
仲野太賀 : 落合仲
趣里 : 携帯ショップの女
高良健吾 : ホテルの社長
MEGUMI : 原
三浦貴大 : 荒川
鶴見辰吾 : 佐々木智夫(声)
北村有起哉 : 配送会社の社長
中野英雄 : 鬼頭三郎
益岡徹 : 則夫
佐藤浩市 : 折村治
芹澤興人
笠原秀幸






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【おしょりん】をキノシネマ天神で見る !
2023年11月4日(土)

  きょう午前11時30分からキノシネマ天神で
映画【おしょりん】を見ました!

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本編前に北陸新幹線開通を記念した❓現在の福井県の名所や名物を
紹介する『福井県ニュース』が5分間ほど流れ、時代は明治時代に!

映画のエンドクレジットを見たら、その『福井県ニュース』も、
この映画の為に制作されたもののようでした。

冬の農閑期の仕事を、この頃には殆ど知られていなかった
「メガネ」製造に掛ける兄弟と農村の人々を描くもの。

福井県を始めとする地元の各自治体や団体・企業の全面協力による
『地元推し映画』ですが、新しいものを造り上げるに当たっての草創期の
苦難と努力を描く『再現ドキュメンタリー』的な処も有りました。

しんぶん赤旗映画評から
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以下は、キノシネマ天神のディスプレイから

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  キャストなどのサイン入りポスター

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映画【おしょりん】公式サイト
 https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/



映画【おしょりん】予告編映像
 https://youtu.be/b7l5KP5mKtY




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99226/

【解説・ストーリー】
明治時代の福井県を舞台に、同地のメガネ産業の礎を築いた人々の情熱と愛を描いたドラマ。作家・藤岡陽子が史実を基につづった同名小説を、北乃きい主演、小泉孝太郎、森崎ウィンらの共演で映画化した。

明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男である増永五左衛門の妻・むめは、育児と家事に追われる日々を過ごしていた。

そんなある日、大阪で働いていた五左衛門の弟・幸八が帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと提案する。
その頃メガネはまだほとんど知られていなかったが、活字文化の普及により今後は必需品になるというのだ。
初めは反対していた五左衛門も、視力の弱い子どもがメガネをかけて喜ぶ姿を見て挑戦を決め、村の人々を集めて工場を立ちあげるが……。

主人公・増永むめを北乃、夫・五左衛門を小泉、弟・幸八を森崎がそれぞれ演じた。監督は「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」の児玉宜久。

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 2023年製作/120分
 /G/日本
 配給:KADOKAWA
 劇場公開日:2023年11月3日
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【スタッフ・キャスト】
監督 : 児玉宜久
原作 : 藤岡陽子
脚本 : 関えり香 児玉宜久
製作総指揮 : 新道忠志
プロデューサー : 河合広栄
ラインプロデューサー : 川口浩史
撮影 : 岸本正人
照明 : 桑原伸也
録音 : 林昭一
整音 : 瀬川徹夫
美術 : 黒瀧きみえ
装飾 : 鈴村高正
衣装 : 田中洋子
ヘアメイク : 西村佳苗子
編集 : 村上雅樹
エンディング曲 : MORISAKI WIN
助監督 : 宮崎剛
記録 : 目黒亜希子
制作担当 : 相良晶


 配  役 : 役  名
北乃きい : 増永むめ
森崎ウィン : 増永幸八
駿河太郎 : 増永末吉
高橋愛 : 増永小春
秋田汐梨 : 橋本千代
磯野貴理子 : 米田ミツノ
津田寛治 : 豊島松太郎津
榎木孝明 : 久々津五郎右衛門
東てる美 : 久々津きり
佐野史郎 : 橋本清三郎
かたせ梨乃 : 増永せの
小泉孝太郎 : 増永五左衛門






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

宮沢りえ主演の映画【月】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る!
2023年10月29日(日)

  きょう ユナイテッドシネマトリアス久山で
映画【月】を見ました!

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実際に有った障害者施設での大量殺戮事件をモデルにした
フィクション映画です。

余りにも重い映画なので感想は書けませんが気になったフレーズを
(この大変な仕事が)月給17万円ですよ!
生産性の無いものは排除して効率を上げる
政治家もそうしているが此処では私がやる(殺る)
途中で挫折せずに250人殺るには持久力がいる
(ボクササイズ等で鍛錬している!安月給なのに)

映画での殺戮に至るシーンは、2時間半に及ぶ映画の終盤30分程。


映画【月】公式サイト
 https://www.tsuki-cinema.com/



映画【月】予告編映像
 https://youtu.be/Oiw3tza2euU



  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99730/

【解説・ストーリー】
「舟を編む」の石井裕也監督が宮沢りえを主演に迎え、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の同名小説を映画化。

夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子は、森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。そこで彼女は、作家志望の陽子や絵の好きな青年さとくんといった同僚たち、そして光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない、きーちゃんと呼ばれる入所者と出会う。洋子は自分と生年月日が一緒のきーちゃんのことをどこか他人だと思えず親身に接するようになるが、その一方で他の職員による入所者へのひどい扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽な状況に憤るさとくんは、正義感や使命感を徐々に増幅させていき……。

洋子の夫・昌平をオダギリジョー、同僚のさとくんを磯村勇斗、陽子を二階堂ふみが演じる。

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 2023年製作/144分
 /PG12/日本
 配給:スターサンズ
 劇場公開日:2023年10月13日
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【スタッフ・キャスト】

監督 : 石井裕也
原作 : 辺見庸
脚本 : 石井裕也
企画 : 河村光庸
エグゼクティブプロデューサー : 河村光庸
製作 : 伊達百合 竹内力
プロデューサー : 長井龍 永井拓郎
アソシエイトプロデューサー : 堀慎太郎 行実良
撮影 : 鎌苅洋一
照明 : 長田達也
録音 : 高須賀健吾
美術 : 原田満生
美術プロデューサー : 堀明元紀
装飾 : 石上淳一
衣装 : 宮本まさ江
ヘアメイク : 豊川京子
ヘアメイク(宮沢りえ) : 千葉友子
特殊メイクスーパーバイザー : 江川悦子
編集 : 早野亮
VFXプロデューサー : 赤羽智史
音響効果 : 柴崎憲治
音楽 : 岩代太郎
特機 : 石塚新
助監督 : 成瀬朋一
制作担当 : 高明
キャスティング : 田端利江

 配 役 : 役 名(役 柄)
宮沢りえ : 堂島洋子(ヒロイン)
磯村勇斗 : さとくん(大量殺人犯)
二階堂ふみ : 陽子(洋子の先輩)
オダギリジョー : 昌平(洋子の夫)
長井恵里、大塚ヒロタ、笠原秀幸
板谷由夏、モロ師岡、鶴見辰吾
原日出子、高畑淳子






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】をkinocinema 天神 で見る !
2023年10月26日(木)

  きょう朝10時から kinocinema 天神 で
映画【La Boheme Newyork Love Song】
 (邦題:ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌)を見ました!

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ニューヨークの中国系市民を主人公のミミに
プッチーニの原曲通りの音楽をピアノ編曲版で、英語ではなくイタリア語で。

歌詞全てが原曲に忠実かどうかは私には解りません。

俳優は歌っている仕草ですが、おそらく声は別撮り。
咽が殆ど動いていない。

前半は歌詞の字幕を追っていましたが、その内音だけに。
そして、予想通りウトウト😂

作品としては私的には中途半端でイマイチでした。

観客は私を含めて3人。


映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】公式サイト
 http://la-boheme.jp/



映画【ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌】予告編映像
 https://youtu.be/QvAnj_PYEAo




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99697/

【解説・ストーリー】
プッチーニ作曲の傑作オペラ「ラ・ボエーム」をミュージカルとして映画化した青春群像劇。
舞台を1830年代パリから現代のニューヨークに移し、さまざまな生きづらさを抱えながらも前を向いて懸命に生きる若き芸術家たちの恋と青春を、独創的な映像美で情感豊かに描き出す。

パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。
画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。
一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。

気鋭のオペラ演出家レイン・レトマーが長編映画初メガホンをとり、キャストにはアジア系を中心とする現役オペラシンガーたちを起用した。

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 2022年製作/96分/G
 /香港・アメリカ合作
 原題:La boheme: A New York Love Song
 配給:フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール
 劇場公開日:2023年10月6日
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【スタッフ・キャスト】
監督 : レイン・レトマー
脚本 : レイン・レトマー
撮影 : アリス・ミラー
衣装 : テレサ・ローガン
作曲 : ジャコモ・プッチーニ
音楽監督 : ショーン・ケリー

 配  役 : 役  名
ビジョー・チャン : ミミ
シャン・ズウェン : ロドルフォ
ラリサ・マルティネス : ムゼッタ
ルイス・アレハンドロ・オロスコ : マルチェッロ
井上秀則 : コッリーネ
マルケル・リード : ショナール
アンソニー・ロス・コスタンツォ : パルピニョール
イ・ヤン : アルチンドロ






テーマ:洋画 - ジャンル:映画

映画【旅するローマ教皇】をKBCシネマで見る !
2023年10月22日(日)

今日、12:30からKBCシネマで
映画【旅するローマ教皇】
 (原題:In viaggio)を見ました!

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主として2013年から2022年までの世界に平和を説いて回る旅。

その中には、まさに今月(2023年10月)に激しい戦争が再開した
イスラエルやパレスチナそしてヨルダンへの旅も。

日本には広島・長崎への訪問風景が短時間映し出されましたが、
映画の中では、被爆地でのメッセージは紹介されませんでした。

映画の最後はロシアにより破壊され尽くしたウクライナ・キーウ近郊の
状況が映し出されました。
編集の終盤で急遽追加された映像だとのこと。

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教皇のメッセージの中心は
『武器を売るのは金の為であり止めるべきだ。』と言う強い意志。
アメリカ議会でも臆すること無く語っていました。

聖職者による青少年への性加害について謝罪し加害者を一人残らず
追及するとのこと。
ジャニーズ事務所の対応との違いは明瞭でした。
今後の追及がどこまで実行されるかは追跡が必要でしょう。

1時間半弱の短い映画でした。

観客は数人。

以下は、KBCシネマのディスプレイ

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映画【旅するローマ教皇】公式サイト
 https://www.bitters.co.jp/tabisuru/



映画【旅するローマ教皇】予告編映像
 https://youtu.be/wkZXwktHZxg




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99100/

【解説・ストーリー】

 「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」などのドキュメンタリー作品で国際的に高く評価される名匠ジャンフランコ・ロージが、ローマ教皇フランシスコに迫ったドキュメンタリー。

 2013年のイタリア・ランペドゥーサ島から2022年のマルタ共和国まで、37回の旅で53カ国を訪れたローマ教皇に密着。
難民問題と紛争に苦しむ中東やアフリカ、そしてアメリカでは平和について語り、イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦や、被爆国である日本も訪問、さらにカトリック教会で起きた性的虐待について謝罪する姿も記録する。

さまざまな問題に耳を傾け、出会い、語る教皇らしい姿のみならず、明るく飾らない人間性も映し出していく。

****************
 2022年製作/83分/
 G/イタリア
 原題:In viaggio
 配給:ビターズ・エンド
 劇場公開日:2023年10月6日
****************

【スタッフ】

監督 : ジャンフランコ・ロージ
製作 : ドナテッラ・パレルモ ジャンフランコ・ロージ パオロ・デル・ブロッコ
脚本 : ジャンフランコ・ロージ
編集 : ファブリツィオ・フェデリコ






テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

映画【AALTO】をKBCシネマで見る !
2023年10月21日(土)

  10月21日14:30からKBCシネマで
映画【アアルト】(原題:Aalto)
 トークショー付き を見ました!

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フィンランドの建築家 Alvar Aalto の思想と作品を紹介するドキュメンタリー映画。
建築設計に関心や興味がある人々を対象とした極め付きのマイナーな映画ですが、
前日予約サイトを見ると残席は最前列の3席のみという盛況。

当日は多数の補助席を出す超満員の状況でした。

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トークショーは、アアルトに詳しい九州産業大学の小泉隆さんによる
質疑も含めて1時間に亘る『講義』
A4で4ページの配付資料もある本格的なお話しでした。

以下は、KBCシネマのディスプレイ

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映画【AALTO】公式サイト
 https://aaltofilm.com/

 公式サイトには、作品が多数紹介されています。


映画【AALTO】予告編映像
 https://youtu.be/x1S852CEz9s




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/97880/

【解説・ストーリー】

フィンランド出身の世界的建築家・デザイナーのアルバ・アアルトの人生と作品にスポットを当てたドキュメンタリー。

 不朽の名作として愛され続ける「スツール60」、アイコン的アイテムである花器「アアルトベース」、自然との調和が見事な「ルイ・カレ邸」など、優れたデザインの家具・食器や数々の名建築を手がけたアルバ・アアルト。
 同じく建築家であった妻アイノとともに物を創造していく過程とその人生の軌跡を、観客が映像ツアーに参加しているかのような独創的なスタイルで描き出す。
 さらに、アイノと交わした手紙の数々や、同世代の建築家、友人たちの証言を通し、アアルトの知られざる素顔を浮き彫りにしていく。

フィンランドの新鋭女性監督ビルピ・スータリが手がけ、同国のアカデミー賞と言われるユッシ賞で音楽賞と編集賞を受賞。

****************
 2020年製作/103分/
 G/フィランド
 原題:Aalto
 配給:ドマ
 劇場公開日:2023年10月13日
****************

【スタッフ・キャスト】

監督 : ビルピ・スータリ
製作 : ビルピ・スータリ マルティ・スオサロ
脚本 : ビルピ・スータリ
撮影 : へイッキ・ファルム ヤニ・クンプライネン
編集 : ユッシ・ラウタニエミ
音楽 : サンナ・サルメンカッリオ
出演 : アルバ・アアルト,アイノ・アアルトほか






テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

映画【アンダーカレント】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る !
2023年10月19日(木)

  きょう14時50分からユナイテッドシネマトリアス久山で
映画【アンダーカレント】を見ました!

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ストーリーは事前に調べておらず、
真木よう子さんと井浦新さんが主演と云うことで
期待して見に行ったのですが、
私的にはテーマが良くわからない感じでした。
上映時間は2時間半ほどの長編でした。

物語の舞台は場末の銭湯。
銭湯が舞台と言えば朝ドラ【ブギウギ】も😁
しかし、趣向は全く異なります。

内容は、ネタバレになるので省略。

観客は数人。

以下は、別の日にKBCシネマで見たディスプレイ

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映画【アンダーカレント】公式サイト
 https://undercurrent-movie.com/



映画【アンダーカレント】予告編映像
 https://youtu.be/pc2Ru2NXR2Q




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98723/

【解説・ストーリー】

「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉監督が真木よう子と初タッグを組み、フランスを中心に海外でも人気を誇る豊田徹也の長編コミック「アンダーカレント」を実写映画化したヒューマンドラマ。

 かなえは家業の銭湯を継ぎ、夫・悟とともに幸せな日々を送っていた。
ところがある日、悟が突然失踪してしまう。かなえは途方に暮れながらも、一時休業していた銭湯の営業をどうにか再開させる。
 数日後、堀と名乗る謎の男が銭湯組合の紹介を通じて現れ、ある手違いから住み込みで働くことに。
 かなえは友人に紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに悟の行方を捜しながら、堀との奇妙な共同生活の中で穏やかな日常を取り戻していくが……。

 謎の男・堀を井浦新、探偵・山崎をリリー・フランキー、失踪した夫・悟を永山瑛太が演じる。
「愛がなんだ」の澤井香織が今泉監督とともに脚本を手がけた。

****************
 2023年製作/143分/
 G/日本
 配給:KADOKAWA
 劇場公開日:2023年10月6日
****************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 今泉力哉
原作 : 豊田徹也
脚本 : 澤井香織 今泉力哉
エグゼクティブプロデューサー : 小池賢太郎 飯田雅裕
プロデューサー : 平石明弘
アソシエイトプロデューサー : 神保友香
撮影 : 岩永洋
照明 : 岩永洋
録音 : 根本飛鳥
美術 : 禪洲幸久
装飾 : うてなまさたか
衣装 : 馬場恭子 藤原千弥
ヘアメイク : 寺沢ルミ
音響効果 : 勝亦さくら
リレコーディングミキサー : 浜田洋輔
編集 : 岡崎正弥
音楽 : 細野晴臣
助監督 : 平波亘
特写 : 木村和平
制作担当 : 三村薫
ラインプロデューサー : 三好保洋

 配  役 : 役  名
真木よう子 : 関口かなえ
井浦新 : 堀隆之
リリー・フランキー : 山崎道夫
永山瑛太 : 関口悟
江口のりこ : 菅野よう子
中村久美 : 木島敏江
康すおん : 田島三郎
内田理央 : 藤川美奈






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【白鍵と黒鍵の間に】を kinocinema天神で見る !
2023年10月15日(日)

  きょう、11:30からKinocinema天神で
映画【白鍵と黒鍵の間に】を見ました!

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昭和の時代の銀座のキャバレーやクラブで、BGMとして
ピアノを弾くピアニストたちの話し。

ピアニスト・南博氏の自伝的著作の映画化作品。

映画の中では南と言う人物と博と言う人物の2人に分けて描き、
その2人を池松壮亮が二役で演じるという複雑な構造。
池松壮亮は、その2人を今ひとつ描き分けて演じられていない
感じなので見ている方は度々混乱。

なお、池松壮亮は、実際にピアノを弾いていると言う前宣伝。
映像的には弾いていますが、音の方は南博さん本人では?!

映画の冒頭から当時(昭和63年の設定)の銀座のヤクザ社会が
表に出てくるので、わたし的には辟易。

映画終盤は殺戮が始まり博も殺されて高い処から落とされますが
何故か息を吹き返します。 ゴミ溜めの中から殺されたヤクザたちが
ゾンビのように立ち上がり・・・ 
【春画先生】同様、終盤の展開が作品の品格を奈落に突き落としています。

この映画の展開のキーになる『ゴッドファーザー』をはじめ
幾つかの聴き慣れた楽曲がジャズ風のアレンジで演奏されますが、
期待した程の映画ではありませんでした。と云うかクダラナイ映画!

観客は4名。

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  映画【白鍵と黒鍵の間に】公式サイト
   https://hakkentokokken.com/

【STORY】
昭和63年の年の瀬。
夜の街・銀座では、ジャズピアニスト志望の博(池松壮亮)が場末のキャバレーでピアノを弾いていた。博はふらりと現れた謎の男(森田剛)にリクエストされて、“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲が大きな災いを招くとは知る由もなかった。
“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳る熊野会長(松尾貴史)だけ、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南(池松壮亮、二役)だけだった。
夢を追う博と夢を見失った南。二人の運命はもつれ合い、先輩ピアニストの千香子(仲里依紗)、銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木(高橋和也)、アメリカ人のジャズ・シンガー、リサ(クリスタル・ケイ)、サックス奏者のK助(松丸契)らを巻き込みながら、予測不可能な“一夜”を迎えることに・・・。


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映画【白鍵と黒鍵の間に】予告編映像
https://youtu.be/P4Mga-c6pJk




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99235/

【解説・ストーリー】
池松壮亮が1人2役で主演を務め、昭和末期の銀座を舞台に2人のジャズピアニストの運命が交錯し大きく狂い出す一夜を描いたドラマ。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬監督が、ミュージシャン・南博の回想録「白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編」を大胆にアレンジして映画化した。
昭和63年。銀座のキャバレーでピアノを弾いていたジャズピアニスト志望の博は、謎の男からのリクエストで“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏する。しかし“あの曲”をリクエストできるのは銀座を牛耳るヤクザの親分・熊野会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りのピアニスト・南だけだった。未来に夢を見る博と、夢を見失ってしまった南の運命は絡みあい、多くの人々を巻き込みながら事態は思わぬ方向へと転がっていく。
共演には仲里依紗、森田剛、高橋和也、クリスタル・ケイ、松尾貴史ら個性豊かな顔ぶれがそろう。

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 製作年 :2023年
 製作国 :日本
 配給 :東京テアトル
 劇場公開日 :2023年10月6日
 上映時間 :94分
 映倫区分 :G
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【スタッフ・キャスト】
監督 : 冨永昌敬
原作 : 南博
脚本 : 冨永昌敬 高橋知由
製作 : 大熊一成 太田和宏 甲斐真樹 佐藤央 前信介 澤將晃
プロデューサー : 横山蘭平
アソシエイトプロデューサー : 白川直人 寺田悠輔
ラインプロデューサー : 荒木孝眞
撮影 : 三村和弘
照明 : 中村晋平
録音 : 山本タカアキ
美術 : 仲前智治
装飾 : 須坂文昭
ヘアメイクデザイン : 西村佳苗子
編集 : 堀切基和
音楽 : 魚返明未
エンディング音楽 : 南博
仕上担当 : 田巻源太
助監督 : 久保朝洋
制作担当 : 中村哲也
スクリプター : 押田智子

 配 役 : 役 名(役柄;引用者追記)
池松壮亮 : 博(ピアニストを目指す若者)
池松壮亮 : 南(銀座のクラブで演奏する挫折したピアニスト)
仲里依紗 : 千香子(博の音大時代の先輩で銀座では南とバンド仲間)
森田剛 : あいつ(10年の刑期を終えて出所したばかりのチンピラ)
クリスタル・ケイ : リサ(アメリカ人雇われ歌手)
松丸契 : K助(博とコラボするサックス奏者;松丸氏もサックス奏者)
川瀬陽太 : 曽根(クラブを取仕切るヤクザ?)
杉山ひこひこ : 門松(ヤクザ?)
中山来未 : Y子(ウエイトレス?)
佐野史郎 : 宅見(博と千香子の音大での恩師)
洞口依子 : 南の母
松尾貴史 : 熊野(銀座を牛耳るヤクザの頭目)
高橋和也 : 三木(競馬狂いのバンドマスター)

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池松壮亮 : 博(ピアニストを目指す若者)
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池松壮亮 : 南(銀座のクラブで演奏する挫折したピアニスト)
Hakken between Kokken-Minami

仲里依紗 : 千香子(博の音大時代の先輩で銀座では南とバンド仲間)
Hakken between Kokken-Chikako

松尾貴史 : 熊野(銀座を牛耳るヤクザの頭目)
Hakken between Kokken-Kumano

高橋和也 : 三木(競馬狂いのバンドマスター)
Hakken between Kokken-BandMaster

クリスタル・ケイ : リサ(アメリカ人雇われ歌手)
Hakken between Kokken-Risa

松丸契 : K助(博とコラボするサックス奏者)
Hakken between Kokken-Ksike

佐野史郎 : 宅見(博と千香子の音大での恩師)と千香子と博
Hakken between Kokken-Takumi




テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【春画先生】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る!
2023年10月14日(土)

 きょうユナイテッドシネマトリアス久山で
映画【春画先生】を見ました!

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映画の全体としては春画の文化的価値を内野聖陽扮する芳賀一郎が
行き掛かりの若い女性・春野弓子(北香那)に教えると言う展開。

江戸期までは、性愛は今と比べてもっと朗らかにオープンに語られていたが、
明治期以降の西洋化の中で卑猥なものと歪められて行ったとの解説。

映画の中では春信、歌麿や北斎の春画もボカシ無しで紹介されます。

マァどちらかと言うと学問的アプローチですが、中盤になると
金持ちの道楽としてのサロン的集まりが中心になります。

そして終盤は、唐突にSM的展開となり安達祐実扮する『女王様』が
春画先生(芳賀一郎)をムチでしばくと言う有り得ない話に。
この終盤で、映画の『学問的品格』が低次元のものに大転落。
B級(C級?)映画に堕してしまいました。

*******


  映画【春画先生】公式サイト
    https://happinet-phantom.com/shunga-movie/

”春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。
退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。
やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりだった。
【イントロダクション】
江戸文化の裏の華である“笑い絵”とも言われた春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟 コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く本作。
主演に内野聖陽、ヒロインに北香那、共演に柄本佑、白川和子、安達祐実を迎え、『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)などの先鋭的な作品で映画ファンを唸らせてきた名匠・塩田明彦が監督・脚本を手掛ける。

春画は江戸幕府から禁止された、禁制品で表に出ないものだったからこそ、自由な創作が可能となり、とどまることを知らぬ芸術の域に達して、庶民から大名までを虜にした江戸時代の真のエンターテインメントだった。
これまでその取扱いは日本映画でもタブーとされ、性器部分の描写は映倫審査でボカし加工が必要だった。しかし、本作は、映倫審査で区分【R15+】として指定を受け、商業映画として全国公開される作品としては、日本映画史上初、無修正での浮世絵春画描写が実現した。
その自由な精神を現代に映画として表現することを目指して制作された『春画先生』。好きなものにのめり込んでいくおかしな者たちを描く異色の偏愛コメディが誕生した!

肉筆や木版画で描かれ、平安時代からはじまり江戸時代の木版画技術の発達で全盛期を迎えた人間の性的な交わりを描いた画。
鈴木春信,鳥居清長,喜多川歌麿,葛飾北斎,歌川国貞など、著名な浮世絵師のほとんどが春画を手がけていた。
江戸時代、春画は“笑い絵”とも言われ単に好色な男性のためのものではなく,身分を問わず多くの老若男女が娯楽として愛好した。
その根底には明治時代以降西洋化でのキリスト教文化流入以前の日本人が持っていたとされる性をおおらかに肯定する精神が横溢している。
超一流から無名まで多くの絵師、彫師、摺師たちが、表の浮世絵で発揮できない、その持てる全画力と全精力、技巧を注いでとことん真面目に人の性を“笑い” や“風刺”として表現した作品が数多く現存するが、本物が展示され る機会はまだ少なく、2015~16 年東京と京都で開催された「春画展」以降、大規模な展覧会は開催されていない。



映画【春画先生】予告編映像
 https://youtu.be/Wgmf6yQJPlM





  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99546/

【解説・ストーリー】

江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。

肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。
そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。
やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。

「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」や
NHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。
「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。

映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて
無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。

*********************
 2023年製作/114分/R15+/日本
 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 劇場公開日:2023年10月13日
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 塩田明彦
原作 : 塩田明彦
脚本 : 塩田明彦
製作 : 中西一雄 小林敏之 小西啓介
プロデューサー : 小室直子
共同プロデューサー : 関口周平
ラインプロデューサー : 松田広子
撮影 : 芦澤明子
照明 : 永田英則
録音 : 郡弘道
美術 : 安宅紀史
装飾 : 山本直輝
スクリプター : 柳沼由加里
衣装デザイン : 小川久美子
衣装 : 白井恵
ヘアメイク : 齋藤美幸
編集 : 佐藤崇
音楽 : ゲイリー芦屋
サウンドエディター : 伊東晃
VFXプロデューサー : 浅野秀二
VFXディレクター : 横石淳
助監督 : 久保朝洋
制作担当 : 宮森隆介

 配 役 : 役 名(役柄;引用者追記)
内野聖陽 : 芳賀一郎(春画先生)
北香那 : 春野弓子(喫茶店のウエイトレスから春画先生の弟子に)
柄本佑 : 辻本俊介(春画先生の本の編集者だがドンファン男)
白川和子 : 本郷絹代(春画先生宅代々の家事手伝い)
安達祐実 : 藤村一葉(春画先生の最初の恋人;7日間昼夜連続で結合)


【関連記事】

【銀座の小さな春画展】
 https://culture-pub.jp/ginzashunga/

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[ 会  場 ]
ギャラリーアートハウス
(映画館シネスイッチ銀座横)
[ 会  期 ]
2023.10.21(sat)~2023.12.17(sun)
前期PartⅠ:10.21 - 11.15 / 後期PartⅡ:11.16 - 12.17
[ 開場時間 ]
AM10:00 - PM7:00
[ 入場年齢 ]
18歳以上
[ 観覧料 ]
¥1,000 <日時指定予約制>
[ アクセス ]
東京都中央区銀座4丁目4−5 簱ビル
地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分(和光ウラ通り)
JR有楽町駅銀座口から徒歩10分





テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【沈黙の艦隊】をユナイテッドシネマトリアス久山で見る
2023年10月1日(日)

  きょう午後2時15分からユナイテッドシネマトリアス久山で
映画【沈黙の艦隊】
 (英語表記;Silent Service)を見ました!

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防衛省・海上自衛隊が『特別協力』して
実際の潜水艦内で撮影したという曰く付きの映画ですが・・・
どういう立場で描かれるのかを確認する為に見に行った次第。

原作は、四半世紀前からコミック誌『週刊モーニング』に
連載された、かわぐちかいじさんの作品。
原子力潜水艦『ヤマト』が独立国を宣言して行動すると言う問題作。

同時期?にビッグコミックに連載された『空母いぶき』同様
自衛隊が活躍する劇画です。

映画の中で原子力潜水艦『ヤマト』の艦長・海江田が
『核抑止力論』の虚しさを訴える部分が一瞬ありますが、
その『ヤマト』自らが核ミサイルを搭載していることを宣言し
自ら『核兵器の力』を誇示するという独りよがりの矛盾続出。

今日の観客には中年層が多いように見えましたが、おそらく
その多くが青年期にこの劇画を見て育った世代だと思われます。

また、少なからずの若い世代も見ていたので、好戦的に
格好いい大沢たかお艦長の振舞いやストーリーに
『洗脳』されるのではないか心配するところ多々あり!

その大沢たかお艦長の演技は、確信ある表情の中に
狂気をたたえた処も感じられ、さすがの演技派!
ストーリーはさておき、この演技には賞賛を贈ります!

本作はストーリーとしては序盤で、完結には程遠く、
次回作を期待させる終わり方に成っています。

観客はユナイテッドシネマトリアス久山最大の
250人収容のスクリーンに半分くらいの入り。

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映画【沈黙の艦隊】公式サイト
 https://silent-service.jp/



映画【沈黙の艦隊】予告映像
 https://youtu.be/GJdoaSKTKac




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98836/

【解説・ストーリー】
1988~96年に講談社の週刊漫画誌「モーニング」にて連載された、かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」を、大沢たかおが主演のほかプロデューサーも務めて実写映画化。
日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。
全乗員76名が死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。
しかし艦長の海江田四郎はシーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。
海江田をテロリストと認定し撃沈を図るアメリカと、アメリカより先に捕獲するべく追う海自のディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町洋は、海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。
プロデュースも手がける大沢が海江田、玉木宏が深町を演じ、上戸彩、中村倫也、江口洋介が共演。
監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平。

*********************
 2023年製作/113分/日本
 配給:東宝
 劇場公開日:2023年9月29日
 英語表記:Silent Service
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 吉野耕平
原作 : かわぐちかいじ
脚本 : 高井光
プロデューサー : 戸石紀子 松橋真三 大沢たかお 千田幸子 浦部宣滋
ラインプロデューサー : 濱崎林太郎 眞保利基
撮影 : 小宮山充
照明 : 加藤あやこ
録音 : 林栄良
美術 : 小澤秀高
装飾 : 秋田谷宣博
衣装 : 渡辺文乃
ヘアメイク : 本田真理子
VFXスーパーバイザー : 西田裕
CGスーパーバイザー : 宗片純二
スーパーバイジングサウンドエディター : 勝俣まさとし
リレコーディングミキサー : 古谷俊幸
編集 : 今井剛
音楽 : 池頼広
主題歌 : Ado
主題歌楽曲提供 : B’z
監督補 : 中村哲平
助監督 : 蔵方政俊 岸塚祐季
スクリプター : 増子さおり 尾和茜
制作担当 : 鳥越道昭 阿部史嗣

 配  役 : 役  名(役柄;引用者追記)
大沢たかお : 海江田四郎(原子力潜水艦ヤマト艦長)
中村蒼 : 山中栄治(原子力潜水艦ヤマト副長)
前原滉 : 溝口拓男(ヤマト・ソナーマン)
松岡広大 : 入江覚士(入江蒼士の弟でヤマト隊員)
中村倫也 : 入江蒼士(事故死した潜水艦隊員)
玉木宏 : 深町洋(潜水艦たつなみ艦長)
水川あさみ : 速水貴子(たつなみ副長)
ユースケ・サンタマリア : 南波栄一(たつなみ・ソナーマン)
上戸彩 : 市谷裕美(報道ニュースキャスター)
笹野高史 : 竹上登志雄(優柔不断の内閣総理大臣)
夏川結衣 : 曽根崎仁美(防衛大臣)
酒向芳 : 影山誠司(外務大臣)
手塚とおる : 赤垣浩次(統合幕僚長)
江口洋介 : 海原渉(官房長官)
岡本多緒 : 舟尾亮子(海原渉官房長官の秘書)
橋爪功 : 海原大悟(海原渉の父で官房参与と云う黒幕)
アレクス・ポーノビッチ
: ローガン・スタイガー(米太平洋艦隊司令官)
リック・アムスバリー
: ニコラス・ベネット(アメリカ合衆国大統領)
キャラクターへのリンク
 https://silent-service.jp/chara/index.html






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映画【国葬の日】を KBCシネマで見る
2023年9月30日(土)

 きょう午前11時50分からKBCシネマでで
映画【国葬の日】
 を見ました!

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大島新監督のドキュメンタリー映画です。
安倍晋三の国葬が強行実施された2022年9月27日の1年後
(KBCシネマでは2023年9月29日)に公開されたのも
監督の意志を感じさせます。

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映画終了後に大島新監督を迎えてのトークショーがあるためか大入り。
観客席の8割超が埋まっていた様子。

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映画は、国葬の日の1日だけを描き、
その前後に有った賛成・反対の行動や報道は無し。
更にはナレーションも音楽も無し。

北海道から沖縄まで、そして安倍晋三殺害現場や地元下関、広島・長崎の被爆地、
福島原発事故被災地、静岡の洪水の被災地などで人々の日常生活を描きながら、
無作為にインタビューを収録する方式。

そこで見られるのは大方の人々の無関心。

落合恵子さんが参加している国葬当日の反対運動や
落合恵子さんへのインタビューも描かれています。

一方で、漠然と安倍晋三や政権を黙認している若者は、小学校から高校卒業まで、
或いは中学校から大学を出て就職するまで安倍政権であり、それが当たり前の日常で
あったことがインタビューによって明らかに成ってゆきます。

リベラルな人々は『若者の保守化』を嘆きますが、『保守化』ではなく、
それが「当たり前の日常であった」と言うのが実態である訳です。

そう云うことを知らせる映画でもありました。


通常、トークショーがある上映では上映終了後拍手が巻き起こるものですが
激励の(儀礼の)拍手をしたのは私一人。
【福田村事件】の時は満場の拍手でしたが😁

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それだけ、今日の映画の与える微妙な雰囲気を反映したものと伺えます。
客席には国葬に反対していた人々が多かったのでしょう。

トークショーでは、大島新監督が
「この映画で描きたかったのは、国葬そのものや国葬への賛否ではなく、
国葬の『日』の一日の人々の状況でした。」との趣旨を話され、腑に落ちました。

また、冒頭に出した国葬に対する世論調査結果について大島新監督は
「各社の結果が反対6割強・賛成4割弱と言うものだが、これらの中で
強い反対や賛成は1割も居ないのではないか? 
賛否の分断より寧ろ関心の有る無しの分断のほうが問題だ」と語られました。

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5人ほどの方と質疑応答。
誠実かつ丁寧に返答されていました。

トークショーは、終映後約1時間の長丁場で14時20分頃終了。
その後、大島新監督のサイン入りパンフレットをチケット売り場で販売。
私も購入しました。800円

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映画公式サイト
  https://kokusou.jp/



映画予告編映像
https://youtu.be/WsIaKn-pDfQ




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99772/

【解  説】
「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」などの大島新監督が、安倍晋三元首相の国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。

世論調査では国葬に反対する声が増えていく中、2022年9月27日に東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の国葬。その当日に東京・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の10都市で取材を敢行し、国葬や安倍元首相という人物について、人々のリアルな思いを映し出す。

*********************
 2023年製作/88分/G/日本
 配給:東風
 劇場公開日:2023年9月16日
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【スタッフ】
監督 : 大島新
プロデューサー : 前田亜紀
取材・撮影 : 大島新, 三好保彦, 田渕慶, 石飛篤史, 浜崎務, 船木光,
      前田亜紀, 越美絵, 石飛篤史, 中村裕, 込山正徳, 高澤俊太郎
編集 : 宮島亜紀
整音 : 高木創
効果 : 高木創
監督補 : 船木光
制作スタッフ : 中村有理沙



10月7日追記(西日本新聞の映画評)

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テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

映画【わたしたちの国立西洋美術館】を KBCシネマで見る
2023年9月29日(金)

  きのう9月28日KBCシネマで、11:00から
映画【わたしたちの国立西洋美術館】
  ~奇跡のコレクションの舞台裏~

    を見ました!

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この日が、KBCシネマでの最終上映日。

国立西洋美術館は世界文化遺産に登録されているとのこと。

建築家の間では憧れのル・コルビュジエが設計したが、
前庭は随分改変されているらしい。
コロナ禍の2020年から2年がかりで耐震補強も含めて大改修され、
前庭もル・コルビュジエが当初設計した意図を再生することになった。

その前庭の地下には大規模な収蔵庫があり、其処の大量の美術品を
避難させる活動が映画の主要部分。
前庭に屋外展示されていたロダンの『考える人』など幾つかの重量級彫刻も
移転対象で、移転作業が結構延々と映し出されていました。

映画の終盤は、運営の難しさの訴え!
世界遺産に指定されているほど多量の美術品を収蔵しているので
空調の管理も重要。
にも関わらず、この十数年で全体の予算が半分になったとのこと。

実は、この悲痛な叫びが映画の『隠れた?テーマ』だったのでは?!

観客は十数名でした。

*******

【わたしたちの国立西洋美術館】
 ~奇跡のコレクションの舞台裏~
 公式サイトから

  https://www.seibi-movie.com/

【解説・あらすじ】
東京・上野の国立西洋美術館を題材にしたドキュメンタリー。

クロード・モネ、フィンセント・ファン・ゴッホ、パブロ・ピカソなどの作品を有し、建築家ル・コルビュジエの作品の一つとして世界遺産にも登録されている国立西洋美術館の内側を紹介する。

監督は『スズさん~昭和の家事と家族の物語~』などの大墻敦。

東京・上野にある国立西洋美術館は、美術品収集家でもあった実業家・松方幸次郎のコレクションをベースにした約6,000点の絵画、彫刻、版画、素描などを所蔵・展示している。

2020年10月からは、整備工事のために同美術館は休館し、設計者であるル・コルビュジエが構想した創建当時のデザインに近づけるための工事が始まる。
休館となった美術館に1年半にわたって密着し、コレクションの移送や保存修復作業などの様子にカメラが迫る。

監督 大墻敦
音楽 西田幸士郎
制作国 日本
公式サイト・https://www.seibi-movie.com/



映画【わたしたちの国立西洋美術館】公式サイト
 https://www.seibi-movie.com/



映画【わたしたちの国立西洋美術館】予告編映像
 ナレーション:井浦新

 https://youtu.be/avTh36Mpo7I




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99209/

【解  説】
20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された、東京・上野の国立西洋美術館の舞台裏を描いたドキュメンタリー。

1959年にフランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、彫刻、版画、素描など約6000点の作品を所蔵する国立西洋美術館。
20年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のため休館となった同館の内部にカメラが入り、1年半の長期間にわたる取材を敢行。
モネの「睡蓮」やロダンの「考える人」といった数々の所蔵品を紹介するほか、「美」を守り伝えることに尽力する美術館スタッフの多岐にわたる活動を記録。
館長やキュレーター、美術関係者へのインタビューからは、日本の文化行政が抱える難問や美術館が抱える危機的状況があぶり出される。

監督は、永青文庫「春画展」の内幕を描いたドキュメンタリー「春画と日本人」などを手がけた大墻敦。

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 2023年製作/105分/G/日本
 配給:マジックアワー
 劇場公開日:2023年7月15日
*********************


【スタッフ】
監督 : 大墻敦
製作 : 大墻敦
撮影 : 大墻敦
照明 : 折笠慶輔
録音 : 大墻敦 折笠慶輔 梶浦竜司
カラーグレーディング : 堀井威久麿
編集 : 大墻敦
音楽 : 西田幸士郎
演奏 : 閑喜弦介 多久潤一朗
音楽録音 : 深田晃
リレコーディング : 深田晃
技術協力 : KIN 大石洋平 宮澤廣行






テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

映画【福田村事件】関連情報
2023年9月18日(月)

  おととい見た映画【福田村事件】関連情報


この1本:「福田村事件」
 狂気への過程、丹念に

 https://hitocinema.mainichi.jp/article/weekend-cinema-fukudamura
 ひとシネマ - 2023年9月1日

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関東大震災直後の1923年9月6日、千葉県福田村で、香川県から来た被差別部落出身の行商人15人のうち9人が、朝鮮人だと誤解され自警団ら村民に惨殺された。タブーとされていた史実を発掘したノンフィクションが出版されたのが2013年、本作は「A」などのドキュメンタリーで知られる森達也監督が、事件を劇映画として再現した。歴史の闇に埋もれた惨劇に名前と顔を取り戻し、当事者の目から語り直す力作だ。

新助(永山瑛太)が率いる薬の行商団15人が、香川県を出発する。一方、日本統治下の朝鮮で教師をしていた智一(井浦新)は、妻の静子(田中麗奈)と帰国し、故郷・福田村で農業を営み始める。シベリアで夫が戦死した咲江(コムアイ)は、夫の留守中に村の船頭、倉蔵(東出昌大)と関係を持っていた。そのほか、老いた父親と妻の関係を疑う馬子、軍の威信をかさに着る在郷軍人会の分会長、民主主義を信奉するインテリの世襲村長ら、映画の前半では多くの人物を点描する。

背景に、韓国併合以来の韓国での独立運動の高まりと、反日感情を警戒する日本で強まった朝鮮人差別がある。地元紙の記者楓(木竜麻生)は、凶悪事件を報じる記事を、犯人は〝主義者か鮮人か〟という決まり文句で結ぶことに抵抗する。多様な人物は善悪に色分けされず配されて、一人の中に差別も偏見も、善意も持ち合わせる。弱者が弱者を差別し搾取し、良心を持った人物の声が押しつぶされる。時代と共同体の空気を丹念に描くのである。

地震を契機に不安と恐怖が噴出し、流言飛語に点火されて惨劇に至ったのはどんな状況だったのか。平凡な人間がいかに集団的な狂気に至るか。資料の隙間(すきま)を想像力を駆使して埋め、真実に肉薄できるのが虚構の力だ。製作、俳優陣の気迫と覚悟も感じられる。

ただ、映画としては欲張りすぎた感もある。あれもこれもと問題意識を詰め込んで、いささか窮屈で慌ただしい。しかしそれでも、100年前の出来事ではないという主張は強い説得力を持つのである。2時間17分。東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田ほか。(勝田友巳)

<ここに注目>
「顔」が見える。加害者も被害者も顔をしっかり映す。とりわけ、在郷軍人や自警団、村人一人一人、村長らの顔が見える。多くの人物が登場する群像劇でありながら個々の内心を想像させる。それは、事態の緊迫度が増すにつれて強い震動の源となって押し寄せる。被差別部落への差別や社会主義者が殺害された亀戸事件などとともに、村社会のセクシュアリティーや土着性を分かりやすく提示するのも効いている。結末は知っており、どんよりとした心持ちが重くのしかかる。歴史から学び、思考する映画。日本映画の大きな転換点になる作品だ。(鈴木隆)

<技あり>
「ラーゲリより愛を込めて」を撮った鍋島淳裕撮影監督に師事した、桑原正撮影監督の仕事だ。群像劇をうまくさばいた。行商の薬売りを朝鮮人と誤解した村人の擦り半鐘で、在郷軍人や自警団らが集まってくる。地元の警官は、署に帰り身元照会をするから待てと村民を落ち着かせるが、在郷軍人の面々や自警団は収まらず、やがて暴行の口火が切られる。それまで固定カメラで撮っていたのを、手持ちカメラを交ぜて撮るが、画(え)が大揺れすることはない。「いかにもドキュメンタリー監督の劇映画らしさ」を裏切る手法が、新鮮に感じた。(渡辺浩)

2023年 /日本 /137分 /PG12
#森達也 #永山瑛太 #井浦新 #田中麗奈 #桑原正




今朝の西日本新聞紙面から
【福田村事件】著者インタビュー

西日本新聞 - 2023年9月4日(火) 

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今日の西日本新聞夕刊から
映画【福田村事件】
KBCシネマで9月15日から上映予定!

 西日本新聞 - 2023年9月7日

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【「福田村事件」公開】
森達也監督が胸中を告白
「誰も映画に参加してくれないと思っていた」

https://eiga.com/news/20230901/13/
映画.com ニュース - 2023年9月1日 

映画「福田村事件」の初日舞台挨拶が、関東大震災発生から100年が経過した9月1日、テアトル新宿にて行われ、メガホンをとった森達也監督をはじめ、井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、向里祐香、杉田雷麟、水道橋博士、豊原功補が登壇した。

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「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初となる劇映画作品として挑んだ本作。関東大震災直後の混乱のなかで実際に起きた虐殺事件を描く。

全国90館で封切りされた本作。満員の客席を見渡した井浦は「映画館を満席にして僕たちを迎えてくださってありがとうございます。幸せです」と感無量な表情を浮かべると「2019年10月17日、このテアトル新宿で森監督と井上淳一プロデューサから、福田村事件を映画化するという話を聞きました。そのとき『君にも参加してほしい』とオファーをいただいたのですが、僕はその場で『どんなことがあっても必ず参加したいです』と森監督に伝えたんです」と裏話を披露する。

井浦は即決した理由を「森監督のドキュメンタリー作品は観てきましたが、劇映画でどのように現場に立って、同映画作りされるのか、それを最前線で何が何でも観たいと思ったんです」と語ると、9月1日に映画が封切られたことに「関東大震災から100年の今日、この作品が上映できたこと、映画がちゃんと旅立ったこと、本当に意味があることだと思います。映画を観にきてくださって、どうもありがとうございます」と感謝を述べていた。

井浦と共に主演を務めた田中も満員の観客に感謝を述べ「私もこの映画に関わるまで、福田村事件のことは知りませんでした。これほど大きな事件がなぜ多くの人に伝わらなかったのか、映画を観てくださった方なら分かったと思います」と語ると「100年前のことですが、いまの現代の私たちの生活にもいろいろなことを問いかけてくれることがたくさんあると思います」と作品に込められたメッセージについて述べる。

永山は映画の企画と準備稿を読んだ際「僕の出番を増やしてほしいと、初めて言いました」と言うほど作品に前のめりだったことを明かすと「本当に素晴らしい映画に携われたことが幸せです」と笑顔。東出も「差別の問題や国の問題など、日本の大手配給会社やテレビ局では描き切れない題材」と述べると「楽しいエンターテインメントだけではなく、過去に起きたことをなぜ起きてしまったのか……と考え続けながら物語を紡いでいくのも、映画人の大切な仕事かなと思う」と作品の意義について語る。

多くの俳優陣が「ぜひ」という思いで参加した本作だが、森監督は企画が走り始めた段階では「映画に誰も参加してくれないんじゃなか」と不安があったという。

森監督は「始まる前は、どう考えても反日映画と批判され、上映中止運動が起きて、劇場どこもやってくれないということになったら、俳優には何もメリットがない」と危惧していたというが、ふたを開ければ多くの俳優たちが意欲的に参加してくれたという。森監督は「この状況はおかしい、なんで日本映画がダメになってしまったのだろうかという思いが皆さんにもあったのかなと、いまは思っています」と胸の内を明かしていた。



映画【福田村事件】公式サイト
 https://www.fukudamura1923.jp/




 


テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【福田村事件】観客の力で『ミニシアター』から『シネコン』へ拡大展開!
2023年9月17日(日)

  きのう見た映画【福田村事件】

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当初は独立系のミニシネマ(シアター)などで
関東大震災100周年の2023年9月1日から上映が始まり、

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福岡では9月15日からKBCシネマで上映。

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関東大震災のドサクサに紛れて甘粕憲兵隊大尉が大杉栄と
福岡市今宿出身の伊藤野枝と9歳の甥を虐殺した
9月16日には、KBCシネマに森達也監督と
久留米出身で主演の田中麗奈さんを招いて
トークショー付きの上映会が2回開催され
2回とも補助席を出す大盛況でした。

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KBCシネマでは当初は短期上映の予定を大幅に延長すると云う話し。
全国でもあちこちで満席と上映延長が起きているとのこと。

集客できそうだと見ると大手シネコンも群がって来る。 

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地元では『ユナイテッドシネマトリアス久山』など・・・

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浅はかな態度だが結果的に目にする人が増えることは良いことだ!

そう云う状況に追い込んだのはKBCシネマの観客をはじめ
全国で見に行った観客の行動の成果!

また、この企画を積極的に捉えて参加した
そうそうたる俳優諸氏の吸引力もあるだろう。

田中麗奈さんもそのひとり!
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*******
公演パンフレット購入の長い列に並びGET!

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結構分厚いパンフレットだが1500円。
メイキング過程の写真やエピソード。
主演の井浦新さんと田中麗奈さんの対談
そして歴史的背景さらに映画脚本まで
入っていました!


映画【福田村事件】公式サイト
 https://www.fukudamura1923.jp/



映画【福田村事件】予告編映像
 https://youtu.be/qmoGbGfy3hU




【ノーカット】
井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大ら登壇
 映画『福田村事件』初日舞台挨拶

https://youtu.be/g1ECtoD7PXM
 2023年9月1日




映画.comによる作品紹介
 https://eiga.com/movie/97856/

【解説・ストーリー】

「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として、関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件・福田村事件を題材にメガホンを取ったドラマ。

1923年、澤田智一は教師をしていた日本統治下の京城(現・ソウル)を離れ、妻の静子とともに故郷の千葉県福田村に帰ってくる。澤田は日本軍が朝鮮で犯した虐殺事件の目撃者であったが、静子にもその事実を隠していた。その年の9月1日、関東地方を大地震が襲う。多くの人びとが大混乱となり、流言飛語が飛び交う9月6日、香川から関東へやってきた沼部新助率いる行商団15名は次の地に向かうために利根川の渡し場に向かう。沼部と渡し守の小さな口論に端を発した行き違いにより、興奮した村民の集団心理に火がつき、後に歴史に葬られる大虐殺が起こってしまう。

澤田夫妻役を井浦新、田中麗奈が演じるほか、永山瑛太、東出昌大、柄本明らが顔をそろえる。

**************
 2023年製作/137分
 PG12/日本
 配給:太秦
 劇場公開日:2023年9月1日
**************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 森達也
脚本 : 佐伯俊道 井上淳一 荒井晴彦
企画 : 荒井晴彦
統括プロデュ―サー : 小林三四郎
プロデュ―サー : 井上淳一 片嶋一貴
企画協力 : 辻野弥生 中川五郎 若林正浩
アソシエイトプロデュ―サー : 内山太郎 比嘉世津子
撮影 : 桑原正
照明 : 豊見山明長
録音 : 臼井勝
美術 : 須坂文昭
装飾 : 中込秀志
衣装 : 真柴紀子
ヘアメイク : 清水美穂
編集 : 洲崎千恵子
音楽 : 鈴木慶一
助監督 : 江良圭
キャスティング : 新井康太
スチール : 佐藤芳夫
メイキング : 綿井健陽

 配 役 : 役 名 (役 柄:引用者追記)
井浦 新 : 澤田智一(朝鮮から帰国したインテリ)
田中麗奈 : 澤田静子(智一の奔放な妻)
永山瑛太 : 沼部新助(讃岐の薬行商の頭目)
東出昌大 : 田中倉蔵(福田村の舟渡しの船頭)
コムアイ : 島村咲江(戦死した兵士の妻。船頭の愛人)
松浦祐也 : 井草茂次(農民)
向里祐香 : 井草マス(茂次の妻)
杉田雷麟 : 藤岡敬一(讃岐の薬行商の最若手)
カトウシンスケ : 平澤計七(虐殺される実在の社会主義者)
木竜麻生 : 恩田楓(千葉日日新聞の果敢な女性記者)
ピエール瀧 : 砂田伸次朗(千葉日日新聞で恩田楓の上司)
水道橋博士 : 長谷川秀吉(在郷軍人班長)
豊原功補 : 田向龍一(大正デモクラシーに傾倒する市長)
柄本明 : 井草貞次(日清戦争時の馬の世話係)






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【福田村事件】を KBCシネマで見る !
2023年9月16日(土)

  きょう13時25分からKBCシネマで
映画【福田村事件】を見ました!

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森達也監督・田中麗奈によるトークショー(舞台挨拶)付き。

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田中麗奈さんが来られたからかも知れませんが、
補助席を20席以上(それが限度)出す満席超の大盛況。

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今日は2回トークショー付き上映が行われますが、2回目も完売!

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福岡では、きのう上映開始の2日目で、内容は
ネタバレに成りそうなので書きません。

トークショーでは、田中麗奈さんが役作りについて
結構詳しく語られました。
脚本が13稿まで改訂され映画における役柄の性格が
全く異なる設定に変わったことなどの苦労話も。
お若くないとは思いますが(アラフォー世代)、オーラが輝き美しい!

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田中麗奈さんは久留米出身とのことで、この難しい作品に
補助席まで出る満席のお客様に来て頂けて感動している。
何かが起こっている気がする、と。

森達也監督も日本の映画界、特に俳優や観客に
『日本の映画界は、このままで良いのか?!』と言う変化を感じるし、
変わってゆく契機に成れば嬉しい、と語られました。

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この難しい作品に誰も出演してもらえないだろうと思っていたが、
御覧になったような豪華な顔触れの方々が映画の趣旨を理解し、
ほぼ即答で出演依頼を受けられたとのこと。

この映画は、韓国の映画祭でも上映予定と言う話しでした。

トークショーは、16時半過ぎまでの45分を超える充実したものでした。

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サイン入りパンフレットの販売には長蛇の列。
会場定員の半分を超える50人以上が購入されたようです(私も)
田中麗奈さんのサイン入りは部数が20部と限られていて私はハズレ(^_^;)

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#福田村事件 #森達也 #田中麗奈 #KBCシネマ


映画【福田村事件】公式サイト
 https://www.fukudamura1923.jp/



映画【福田村事件】予告編映像
 https://youtu.be/qmoGbGfy3hU?si=ixAvLwtjxloqMDQr




映画.comによる作品紹介
 https://eiga.com/movie/97856/


*********************

以下は、KBCシネマのスタッフの心と力のこもったディスプレイより。

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【あしたの少女】を見る !
2023年9月5日(火)

 きのう(9/4) の16時10分からKBCシネマで
韓国映画【あしたの少女】
 (原題:Next Sohee)を見ました!

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高校生が実地研修の名のもとで悪徳企業に搾取される様子を描くもの。
この研修の『成果』が、卒業後の就業率に影響し、
その就業率が、高校をランク付けすると言う世界。

就業率を上げるために高校は研修先を充分調査せずに高校生を
送り込む。
日本以上の異常な競争社会を描き、その中で自殺してしまう
女子高生を描いたものです。

5年ほど前に韓国で実際にあった悲劇の事件を題材に描かれたとのこと。

映画後半は、連続した自殺事件の異様さに疑問を持った女性刑事が
当該企業と高校の闇に迫ります。


  映画【あしたの少女】公式サイト
   https://ashitanoshojo.com/

高校生のソヒ(キム・シウン)は、担任教師から
大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を
紹介され、実習生として働き始める。
しかし、会社は顧客の解約を阻止するために
従業員同士の競争をあおり、契約書で
保証された成果給も支払おうとしなかった。
そんなある日、
指導役の若い男性チーム長が自殺したことに
ショックを受けたソヒは、自らも孤立して
神経をすり減らしていく。
やがて、凍てつく真冬の貯水池で
ソヒの遺体が発見され、捜査を担当する
刑事・ユジン(ペ・ドゥナ)は、
彼女を自死へと追いやった会社の
労働環境を調べ、いくつもの根深い
問題をはらんだ真実に迫っていくのだった…
(以下略;公式サイトには実際の事件の詳細が書かれている)




映画【あしたの少女】予告編映像
 https://youtu.be/285CF_HWtB4




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98101/

【解説・ストーリー】
「私の少女」のチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナが再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに、ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿をリアルに描いた社会派ドラマ。

高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。

ペ・ドゥナが刑事ユジンを演じ、少女ソヒ役には新進女優キム・シウンを抜てき。2022年・第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。

*********************
 2022年製作/138分/PG12/韓国
 原題:Next Sohee
 配給:ライツキューブ
 劇場公開日:2023年8月25日
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : チョン・ジュリ
製作 : キム・ドンハ キム・ジヨン
製作総指揮 : チョ・ピョンホ キム・チョルウ キム・ドンハ
脚本 : チョン・ジュリ
撮影 : キム・イルヨン
編集 : イ・ヨンリム
音楽 : チャン・ヨンギュ

 配  役 : 役  名(役 柄)
ペ・ドゥナ : オ・ユジン(刑事)
キム・シウン : キム・ソヒ(企業研修中の女子高校生)
チョン・フェリン,カン・ヒョンオ,パク・ウヨン
チョン・スハ,シム・ヒソプ,チェ・ヒジン





テーマ:韓国映画 - ジャンル:映画

映画【マリウポリ7日間の記録】を見る !
2023年9月4日(月)

 きょうの13時40分から KBCシネマ で
映画【マリウポリ7日間の記録】
 (原題:Mariupolis 2)を見ました!

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直接の戦闘場面は描かず、既にロシアの砲撃を受けて廃墟の街と化した
マリウポリの一角で、かろうじて外壁のみ焼け残った教会で過ごす
近所の人々の有り様を描くドキュメンタリー映画でした。

そこからそれ程遠くない地域では今も砲撃が行われており
火煙が立ち昇っています。見た感じ1kmも離れていないのでは。

なので、映画全編に亘って砲撃音が鳴り続けます。
雷が鳴り続けていると言う感じですがその下では多くの生命が
危険に晒されているわけです。

Mariupolis 2_Movie_Poster-02

ロングショットの映像が多く、数分間同じ画面が続き砲撃音だけが
様々に続く処も。
その為、何度かうっかりウトウトと。



映画【マリウポリ7日間の記録】公式サイト
 https://www.odessa-e.co.jp/mariupoli7days/#



映画【マリウポリ7日間の記録】予告編映像
 https://youtu.be/t7ytHCmSCx4




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98833/

【解説・ストーリー】
ウクライナ・マリウポリの戦禍の惨状とそこに生きる人々の日常を記録したドキュメンタリー。

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始。ウクライナ東部の都市マリウポリは、ロシア軍の砲撃によって廃墟の街と化した。2016年に同地の人々を記録したドキュメンタリー「Mariupolis」を制作したリトアニア出身のマンタス・クベダラビチウス監督が、侵攻直後の3月に現地入りし、破壊を免れた教会に避難した市民たちと生活をともにしながら撮影を開始。死と隣りあわせの悲惨な状況下に置かれながらも、おしゃべりを交わし、助け合い、祈り、また次の朝を待つ人々の姿を映し出す。

取材開始から数日後の3月30日、クベダラビチウス監督は現地の親ロシア分離派に拘束・殺害されてしまうが、助監督でもあった婚約者によって撮影済み素材は確保され、監督の意志を継ぐ製作チームが完成に漕ぎ着けた。同年5月に開催された第75回カンヌ国際映画祭で特別上映され、ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞。

*********************
 2022年製作/112分/
 リトアニア・フランス・ドイツ合作
 原題:Mariupolis 2
 配給:オデッサ・エンタテインメント
 劇場公開日:2023年4月15日
*********************

【スタッフ】
監督 : マンタス・クベダラビチウス
製作 : マンタス・クベダラビチウス, ウリヤナ・キム, ナディア・トリンチェフ,
オマール・エルカディ, タナシス・カラタノス, マーティン・ハンペル
撮影 : マンタス・クベダラビチウス
編集 : ドゥニア・シチョフ





テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

映画【こんにちは、母さん】を見る !
2023年9月3日(日)

  きょう14:10からユナイテッドシネマ・トリアス久山で
公開3日目の映画【こんにちは、母さん】
 (英語題名:Mom, Is that you?!)を見ました!

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 山田洋次監督のファミリードラマです。

 もちろん家族の中の大小の軋轢も描かれますが
基本的には表に出さない愛情あふれる物語でした。


  映画【こんにちは、母さん】公式サイト
    https://movies.shochiku.co.jp/konnichiha-kasan/

山田洋次×吉永小百合×大泉洋が贈る
「母と息子」の新たな出発の物語
2020年、100周年を迎えた松竹映画。


『男はつらいよ』シリーズをはじめ、その長きに渡る歴史の中で松竹が描き続けてきたのは、
人の温かさを描いた人情の物語であり、【家族】の物語でした。そして、2023年。
変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない【親子】を描く
映画『こんにちは、母さん』が完成しました。

本作のメガホンを取るのは、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。
91歳にして90本目の監督作となる本作では、
いまこの令和を生きる等身大の親子を心情豊かに描きます。

主演を務めるのは、1972年に公開された『男はつらいよ 柴又慕情』をはじめ、
『母べえ』(08)『おとうと』(10)『母と暮せば』(15)など約50年間に渡って
数々の山田洋次監督作品に出演し、日本映画界を共に牽引し続けてきた吉永小百合。
映画出演123本目となる本作で、下町に暮らす母・福江を演じます。
その息子・昭夫を演じるのは、数々の映画やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での好演が
記憶に新しい、国民的人気俳優・大泉洋。
山田洋次監督映画への出演、吉永小百合との共演はともに初めてとなります。
『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の
集大成ともいえる本作。日本映画史に残る新たな名作が誕生致します。



映画【こんにちは、母さん】予告編映像
 https://youtu.be/srHZmlqKPR4




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98064/

【解説・ストーリー】

山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎え、現代の東京・下町に生きる家族が織りなす人間模様を描いた人情ドラマ。
同じく山田監督と吉永主演の「母べえ」「母と暮らせば」に続く「母」3部作の3作目にあたり、劇作家・永井愛の戯曲「こんにちは、母さん」を映画化した。

大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。
いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。

母・福江を吉永、息子・昭夫を大泉洋が演じ、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOUが共演。

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 2023年製作/110分/G/日本
 配給:松竹
 劇場公開日:2023年9月1日
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 山田洋次
原作 : 永井愛
脚本 : 山田洋次 朝原雄三
プロデューサー : 房俊介 阿部雅人
撮影 : 近森眞史
照明 : 土山正人
録音 : 長村翔太
美術 : 西村貴志
装飾 : 湯澤幸夫
編集 : 杉本博史
音楽 : 千住明

 配  役 : 役  名(役 柄)
吉永小百合 : 神崎福江(ヒロイン;昭夫の母、舞の祖母)
大泉洋 : 神崎昭夫(福江の子)
永野芽郁 : 神崎舞(福江の孫;ヘソ出しルックが好み)
YOU : 琴子・アンデション
枝元萌 : 番場百惠
宮藤官九郎 : 木部富幸
田中泯 : 井上(イノさん)
寺尾聰 : 荻生直文(福江が憧れる牧師)
加藤ローサ,田口浩正,北山雅康,松野太紀,
広岡由里子,シルクロード,明生,名塚佳織,神戸浩


   *******

【関連記事】


山田洋次監督最新作
「こんにちは、母さん」 完成報告会見
 親子の新たな人生 軽やかに

https://www.akahata-digital.press/.../article/20230508-1203
 しんぶん赤旗【文化】-2023年5月8日

 映画監督・山田洋次さんの最新作「こんにちは、母さん」の完成報告会見がこのほど東京で開かれました。「母べえ」「母と暮せば」に続き、山田さんが監督、吉永小百合さんが主演を務める作品です。
 大企業の管理職・昭夫(大泉洋)は、神経をすり減らす仕事にヘトヘト。妻や娘・舞(永野芽郁〈めい〉)との関係にも悩む日々です。ある日、昭夫が下町の実家に帰ると、一人暮らしの母・福江(吉永)が妙に明るく、華やか。どうも恋をしているようで―。おせっかいなご近所さんの応援も受け、母と息子が新たな人生を歩み始めます。

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 原作は劇作家・永井愛さんが2001年に発表した同名戯曲。山田さんは舞台を見て以来、ずっと映画化したかったと述べました。
 「主役を誰にするか悩みましたが、吉永さんが母親役の作品を2本撮り、思い切って『おばあちゃん』と呼ばれる役をお願いしました。キャストに恵まれ、軽やかな音楽が流れるような作品になりました」
 吉永さんは「孫娘役の永野さんとの共演シーンは、幸せなひとときでした。大泉さんにもサポートされて終えられました。おばあちゃん役をやって良かった」。

 山田監督作品に初出演の大泉さんは「困りっぱなしの役ですが、最後は軽やかに吹っ切れます。これを描けるのは山田監督だけだと思います」と話しました。

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 永野さんと、昭夫の同僚役の宮藤官九郎、牧師役の寺尾聰(あきら)、ご近所さんで福江のボランティア仲間役のYOUと枝元萌の各氏も本作への思いを語りました。
 舞台は隅田川沿い。東京大空襲を想起させる場面もあり、田中泯(みん)さんが被災者役を演じます。吉永さんは「隅田川で多くの方が亡くなった悲劇を、田中さんが克明に演じてくださって良かった」と語りました。
 撮影が毎日午前9時から午後5時までで終わったことも話題になり、大泉さんは「普通、そんな現場はない。僕の娘も喜んでいた」。
 本作で90本目となる山田監督。「数が多いことは自慢ではない。いつも初心者のような気持ちで作っています」と述べました。
 9月1日公開予定です。



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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

映画【エリザベート 1878】を見る !
2023年8月27日(日)

 きょう14時30分からkinocinema天神で、一昨日から公開された
映画【エリザベート1878】
 (原題・CORSAGE)を見ました !

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宝塚歌劇や東宝ミュージカル【エリザベート】
(ミヒャエル・クンツェ脚本、シルヴェスター・リーヴァイ作曲)が、
エリザベートの幼少期から暗殺される迄を描いているのに対して、
こちら【CORSAGE】は、エリザベートが40歳を迎える
1878年に限定して描いている。

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CORSAGEとは、ウエストを絞め付けるコルセットのフランス語で、
映画でもエリザベートの腰を絞め上げ45cmと確認したのち
体重を確認するする様子が何度も出てくる。

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これは、オーストリア皇室の仕来りや皇妃としての任務に
絞め上げられるエリザベート本人も象徴しているのだろう。

喫煙シーンも象徴的に何度も出てくる。
公式ポスターでもタバコを使っているほど。

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私的には、期待していた程では無かった😂

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使用言語はドイツ語が主で、エリザベートが傾倒していたハンガリー語、
訪問旅行先で英語・フランス語・イタリア語など。
実際にエリザベート王妃は多言語に堪能だったらしい。

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オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス共作。

エリザベート役のビッキー・クリープスは、製作総指揮にも名を連ねている。

1日3回上映の3日目でもあり観客は十数人でした。

*******

16時30分に映画が終わって、ロビーに出たら土砂降り。

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原付きで来ていて、レインコートは持って来ていたけど、
あまりの豪雨に動くのを断念。

ロビーでスマホの『雨雲レーダー』を見ながら状況チェック。
17時15分頃には小振りになったので、雨雲レーダーで見て
『大雨じゃ無さそうな』ルートで17時55分帰着。

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自宅付近には雨の降った形跡無し。
幸い殆ど雨には合わないで帰れた。

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映画【エリザベート1878】公式サイト
 https://transformer.co.jp/m/corsage/



映画【エリザベート1878】予告編映像
 https://youtu.be/KgGvHVYOREw




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99454/

【解説・ストーリー】

「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスが19世紀オーストリアの皇妃エリザベートを演じ、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞に輝いた伝記ドラマ。

ヨーロッパ宮廷一の美貌と称されたエリザベートの40歳の1年間にスポットを当て、若さや美しさという基準のみで存在価値を測られてきた彼女の知られざる素顔を大胆な解釈で描き出す。

1877年のクリスマスイブに40歳の誕生日を迎えたエリザベートは、世間のイメージを維持するために奮闘を続けながらも、厳格で形式的な公務に窮屈さを感じていた。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日のような刺激を求める彼女は、イングランドやバイエルンを旅して旧友や元恋人を訪ねる中で、誇張されたイメージを打ち破ってプライドを取り戻すべく、ある計画を思いつく。

オーストリアの気鋭マリー・クロイツァーが監督・脚本を手がけた。

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 2022年製作/114分/PG12/
 オーストリア・ルクセンブルク・ドイツ・フランス合作
 原題:Corsage
 配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
 劇場公開日:2023年8月25日
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【スタッフ・キャスト】

監督 : マリー・クロイツァー
製作 : アレクサンダー・グレール ヨハンナ・シェルツ
製作総指揮 : ビッキー・クリープス
脚本 : マリー・クロイツァー
撮影 : ジュディス・カウフマン
美術 : マーティン・ライター
衣装 : モニカ・バッティンガー
編集 : ウルリケ・コフラー
音楽 : カミーユ

 配  役 : 役  名
ビッキー・クリープス : エリザベート
フロリアン・タイヒトマイスター : フランツ・ヨーゼフ
カタリーナ・ローレンツ : マリー・フェシュテティチ
ジャンヌ・ウェルナー : イーダ・フェレンツィ
アルマ・ハスーン : フランツィスカ・フェイファリク
マヌエル・ルバイ : ルートヴィヒ 2 世/バイエルン王
フィネガン・オールドフィールド : ルイ・ル・プランス
アーロン・フリース : ルドルフ
ローザ・ハジャージュ : ヴァレリー
リリー・マリー・チェルトナー : マリー/両シチリア王妃
コリン・モーガン : ベイ・ミドルトン


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kinocinema 天神のディスプレイから

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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【ふたりのマエストロ】を見る !
2023年8月20日(日)

  きょう、13時50分からKBCシネマで
映画【ふたりのマエストロ】
 (原題:La Scala 英語題名・MAESTRO(s))を見ました!

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予告編で概要は紹介されているのでネタバレにはならないと思いますが
(と云うか、予告編以外の伏線は無く、予告編そのものがネタバレですね~)

父は、指揮者として半世紀以上の経歴を持つ80歳前後の超ベテラン。
既に40代後半?の息子は、指揮者として「有名な賞」(架空の賞?)を受賞して
『時代の寵児』に。

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世界トップクラスのイタリア・ミラノスカラ座の総裁が、マエストロ・息子の方を
音楽監督として就任を要請するのですが、総裁の若い女性秘書に通知を
任せたため、誤ってマエストロ・父に電話を掛けて就任を要請してしまいます。

大体、音楽監督就任と言う10年単位の大仕事を依頼するのに
総裁本人ではなく秘書に任せることがオカシイ。
総裁本人ならファーストネームを間違えるはずがない。

その上、本来なら総裁や女性秘書が誤りを父・マエストロに伝えて
謝罪するべき処を彼らは何もせず、マエストロ・子の方に
解決を投げ付けて逃げてしまいます。
(マエストロ・父からスカラ座の総裁への電話には居留守を使って出ない)

有り得ない展開。

父・マエストロは、連れ合いや息子夫婦や孫と乾杯しながら
「スカラ!」「スカラ!」「スカラ!」「スカラ!」と何度も!
よほどスカラ座の音楽監督就任は誇らしかったのでしょう。

子マエストロが「実は私への要請の間違いだった」と
喜んでいる父に言えるはずがありません。

元々指揮者としての貴意も高くライバル意識も強くて不仲だった
父・子マエストロの関係は、益々修復の効かない関係に・・・

それを無理矢理 Happy ending にするために、ミラノ・スカラ座での
マエストロ・息子の御披露目公演の最初の曲モーツァルトの
『フィガロの結婚』序曲の中盤に舞台・上手袖から父・マエストロが登場して
指揮を交代し、終盤は二人で一緒に指揮をすると言う、馬鹿げた展開。

全く有り得ない話し。

クラシック音楽マニアには納得行かないコメディだっただろう!
(もちろんコメディ映画では有りません。)

見る前は期待感が有ったので、
ガッカリしました。(^_^;)

まぁ、楽曲的には、ある程度充実していましたが通しで演奏するものは無く。

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その上、1時間半にも満たない短さで!

トンデモナイ駄作でした😁

使用言語は、フランス語(部分的に単語は判りました)

観客は二十人ほどでした。

KBCシネマのディスプレイ

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映画【ふたりのマエストロ】公式サイト
 https://gaga.ne.jp/MAESTROS/



映画【ふたりのマエストロ】予告編映像
 https://youtu.be/MLNTz16Rv70




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99687/

【解説・ストーリー】
指揮者の父子が最悪の依頼間違いをきっかけに互いの心と向きあう姿をつづったフランス製ヒューマンドラマ。パリの華やかなクラシック界でそれぞれ指揮者として活躍する父フランソワと息子ドニ。ある日フランソワのもとに、世界最高峰のミラノ・スカラ座の音楽監督への就任を依頼する電話が掛かってくる。
ドニはライバルでもある父の成功を素直に喜べずにいたが、翌日、今度はドニがスカラ座総裁から呼び出しを受ける。
実は就任を依頼されたのはドニで、父フランソワへの連絡は誤りだったのだ。父に真実を伝えなければならず葛藤するドニだったが……。
カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたイスラエル映画「フットノート」の設定を変えてリメイク。「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のイバン・アタルが息子ドニ、「巴里の恋愛協奏曲」のピエール・アルディティが父フランソワを演じ、「読書する女」のミュウ=ミュウが共演。俳優としても活動するブリュノ・シッシュが監督を務めた。

*************
 2022年製作/88分
 /PG12/フランス
 原題:La Scala
 配給:ギャガ
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【スタッフ・キャスト】
監督 : ブリュノ・シッシュ
製作 : フィリップ・ルスレ
オリジナル脚本 : ヨセフ・シダー
脚本 : ブリュノ・シッシュ ヤエル・ラングマン クレモン・ペニ
撮影 : ドゥニ・ルーダン
美術 : クレマン・ジョリベ
衣装 : イザベル・マチュー
編集 : ウィディ・マルシェ
音楽 : フロレンシア・ディ・コンシリオ


 配  役 : 役  名 : 役  柄
イバン・アタル : ドニ・デュマール(子マエストロ)
ピエール・アルディティ : フランソワ・デュマール(父マエストロ)
ミュウ=ミュウ : エレーヌ(ドニの母)
キャロライン・アングラード : ヴィルジニ(ドニの愛人)
パスカル・アルビロ : ジャンヌ(ドニの妻)
ニルス・オトナン=ジラール : マチュー(ドニの息子)






テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】を見る!
2023年8月14日(月)

  きのう(8月13日)12時15分からKBCシネマで
映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】
 (原題:Simone, le voyage du siecle)を見ました!

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シモーヌ・ヴェイユは、アウシュヴィッツの数少ない生還者の一人です。

弁護士を目指し、フランスの司法省に勤務するようになると、
劣悪な状態に置かれている囚人の環境改善に取り組みます。

また、アルジェリアとの戦争でフランスの捕虜となった人々が
アウシュヴィッツ同様の状態に置かれていることを現地を
調査して確認したうえで、改善を指示します。

これが、権力者たちの気に入らず、厄介者扱いに。

また、非合法の中絶が横行する状況にも心を痛め、
『中絶合法化法案』を奮闘努力の上で成立させます。
その時の男の議員たちの反論が次々と重ね合わせて
映し出され、あの『人権先進国』フランスでも、
女性蔑視が男たちの中に浸透していたことを明らかに!

映画は、度々アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所での
死と向かい合わせの状況に回帰し、それを中心に
シモーヌ・ヴェイユの幼少期、青年期、司法省時代、現在を
行き来するので、ちょっと居眠りすると付いて行けません。

あまけに、最初の方はセリフで展開するよりは、
ドキュメンタリー映画のようにナレーションが物語を
進めて行くので、度々居眠り状態に (-_-;)

使用言語は主としてフランス語。

観客は十数人でした。

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映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】公式サイト
 https://simonemoviejp.com/


映画【シモーヌ フランスに最も愛された政治家】予告編映像
 https://youtu.be/BsE6eIDBZcI



  映画.comによる作品紹介
    https://eiga.com/movie/98672/

【解説・ストーリー】
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオリビエ・ダアン監督が、女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家シモーヌ・ベイユの人生を映画化。
1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ベイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の可決を実現させる。1979年には女性として初めて欧州議会議長に選出され、理事たちの猛反対にあいながらも「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など、弱者の人権のために闘い続けた。

その不屈の意志は、かつて16歳で家族とともにアウシュビッツ収容所に送られたという過去の体験の中で培われたものだった。

「パリ、嘘つきな恋」のエルザ・ジルベルスタインが40代以降のシモーヌ、
「スザンヌ、16歳」のレベッカ・マルデールが10〜30代のシモーヌをそれぞれ演じた。


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 2021年製作/140分/G/フランス
 原題:Simone, le voyage du siecle
 配給:アットエンタテインメント
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【スタッフ・キャスト】

監督 : オリビエ・ダアン
製作 : ビビアン・アスラニアン ロマン・ル・グラン
脚本 : オリビエ・ダアン
撮影 : マニュエル・ダコッセ
美術 : クリスティアン・マルティ
衣装 : ジジ・ルパージュ
編集 : リシャール・マリジ オリビエ・ダアン
音楽 : オルボン・ヤコブ


 配  役 : 役  名
エルザ・ジルベルスタイン : シモーヌ・ヴェイユ(1968-2006)
レベッカ・マルデール : シモーヌ・ヴェイユ(1944-1965)
エロディ・ブシェーズ : イヴォンヌ
オリビエ・グルメ : アントワーヌ






テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

キノシネマ天神 で映画【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】を見る !
2023年8月13日(日)

 今朝9時40分からキノシネマ天神 で
映画【夢みる校長先生
   子どもファーストな公立学校の作り方】

を見ました!

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『夢みる』と言うと未だ実現できていない理想を求めて奮闘している校長先生
のようなタイトルですが、取り上げられた小学生・中学校では、既に校長先生の
想いを実現しているのです。

学校教育法では校長先生に絶大な権限が与えれており、謂わば学校の大統領!

校則を無くすのも宿題を無くすのも通知表を無くすのも制服を無くすのも
校長先生の決断で(公立高校;県立・市立などでも)実行可能とのこと。

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この映画は、その絶大な権限を子どもの幸せの為に活用している事例を
オムニバス形式で紹介するものでした。

それぞれ「これこそが教育」と言う活動を実践されています。

一方で、少なからずの学校では絶大な権限を独裁的に使う校長先生も居るようで・・・
  (そういう事例は紹介されていません)

以下、キノシネマ天神のディスプレイ画像

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【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】オフィシャルサイト
 https://dreaming-teacher.jp/


映画【夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方】予告編映像
 https://youtu.be/tac4GUnliYQ



  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/99854/

【解説・ストーリー】
「いただきます」シリーズのオオタヴィン監督が「教育」をテーマに制作した映画「夢みる小学校」のスピンオフ作品で、“子どもファースト”な学校改革を行った6つの公立学校の校長先生にスポットをあてたドキュメンタリー。
60年前から通知表や時間割のない「総合学習」を続けてきた長野県伊那市立伊那小学校、2020年度の通知表を廃止した神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校、校則をゼロにした東京都世田谷区立桜丘中学校、宿題を廃止した東京都武蔵野市立境南小学校などを取材するほか、元文部科学省事務次官の前川喜平、教育評論家の尾木直樹ら専門家にも話を聞く。
小泉今日子がナレーションを務めた。

******************
 2023年製作/82分/日本
 配給:きろくびと、まほろばスタジオ
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【スタッフ・キャスト】

監督 : オオタヴィン
プロデューサー : オオタヴィン
撮影 : オオタヴィン
編集 : オオタヴィン
エンディングテーマ : RCサクセション
ナレーション : 小泉今日子

コメンテーター
前川喜平・尾木直樹






テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

kinocinema 天神 で映画【アウシュヴィッツの生還者】を見る !
2023年8月11日(金・山の火)

  きょう、14時20分から kinocinema 天神 で
映画【アウシュヴィッツの生還者】
 (原題:The Survivor)を見ました!

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アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を生きて脱出したボクサーの
実話をもとに制作された映画です。
御本人は2007年に、彼を支え強制収容所時代の彼の恋人の捜索に
尽力した妻は2019年にお亡くなりになり、この映画は見ることが、
できなかったようです。
それは、映画のエンディングで文字で提示されました。

超長いエンドクレジットのあと、最後の最後に字幕翻訳者の
名前が提示されました(お名前は失念)。
➡珍しくチラシの裏面に小さく字幕翻訳者の名前がありました。
大西公子さんとのこと。

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なお、ナチス支配下のポーランドが主な舞台ですが
使用言語は英語が中心でした。
ドイツ人もポーランド系ユダヤ人も英語で会話しているのに違和感が!

今日8月11日公開ですが、観客は十人以下でした。

   *******


  映画【アウシュヴィッツの生還者】公式サイト
    https://www.sv-movie.jp/

【Introduction】

ヒトラーの非道に終止符が打たれてから、ナチスをテーマとした様々な映像作品が作られてきた。
だが、耳を疑う知られざる真実は、まだあった。
アウシュヴィッツからの生還者の息子が、父の半生について書き上げた衝撃の実話の映画化が実現した。

主人公のハリー・ハフトには、世界的大ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3作『インフェルノ』の敵役で、高く評価されたベン・フォスター。共演に『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープス、『アラジン』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のビリー・マグヌッセン。
監督は『レインマン』でアカデミー賞🄬監督賞、ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたバリー・レヴィンソン。
音楽は『レインマン』『DUNE/デューン 砂の惑星』でアカデミー賞🄬を2度受賞したハンス・ジマー。

ナチスが余興のために催した賭けボクシングでユダヤ人同士が闘い、負けた者はその場で殺されたという事実は、ハリーの抱える過去の入り口にしかすぎなかった。扉の奥に隠されたさらなる慟哭の真実とは? 言葉を失いながらも、その先に待つ無償の愛に救われる究極のドラマ。




映画【アウシュヴィッツの生還者】予告編映像
 https://youtu.be/yRyr-RbZQXA




映画.comによる作品紹介

【解説】
「レインマン」の名匠バリー・レビンソンが、アウシュビッツからの生還者ハリー・ハフトの半生を息子アラン・スコット・ハフトがつづった実話をもとに映画化。
「インフェルノ」のベン・フォスターが主演を務め、「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスが共演。

【ストーリー】
1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカに渡りボクサーとして活躍する一方で、生き別れになった恋人レアを探していた。
レアに自分の生存を知らせようと、記者の取材を受けたハリーは、「自分が生き延びた理由は、ナチスが主催する賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って勝ち続けたからだ」と告白し、一躍時の人となる。
だが、レアは見つからず、彼女の死を確信したハリーは引退する。
それから14年、ハリーは別の女性と新たな人生を歩んでいたが、彼女にすら打ち明けられないさらなる秘密に心をかき乱されていた。
そんな中、レアが生きているという報せが届く──。


*********************
 2021年製作/129分/G
 カナダ・ハンガリー・アメリカ合作
 原題:The Survivor
 配給:キノフィルムズ
*********************

【スタッフ・キャスト】
監督 : バリー・レビンソン
製作 : マッティ・レシェム アーロン・L・ギルバート バリー・レビンソン ジェイソン・ソスノフ スコット・パルド
製作総指揮 : ジョエル・グリーンバーグ ベン・フォスター ダニー・デビート ブレンダ・ギルバート スティーブン・ティボー アシュリー・レビンソン アンジェイ・ナグパル ロン・マクレオド ジェイソン・クロス リチャード・マコーネル アドルチャ・アパーナ
原作 : アラン・スコット・ハフト
脚本 : ジャスティン・ジョエル・ギルマー
撮影 : ジョージ・スティール
美術 : ミリアン・クレカ・クリアコビッチ
衣装 : マリナ・ドラジッチ
編集 : ダグラス・クライズ
音楽 : ハンス・ジマー
音楽監修 : アラン・メイソン

 配  役 : 役  名
ベン・フォスター : ハリー・ハフト
ビッキー・クリープス : ミリアム
ビリー・マグヌッセン : シュナイダー
ピーター・サースガード : エモリー・アンダーソン
ダル・ズーゾフスキー : レア
ジョン・レグイザモ : ペペ・ミラー
ダニー・デビート : チャーリー・ゴールドマン


写真は、キノシネマの展示(ディスプレイ)から。

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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【CLOSE】を見る!
2023年8月4日(金)

  きのう 13:45 からKBCシネマで、
映画【CLOSE】(邦題:クロース)を見ました!

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 幼馴染のレオとレミは、同年齢の男兄弟のような間柄。

 レミは、木管楽器オーボエの演奏で才能を開花させつつあります。

 一方、レオはこれといった得意技が無く、これを克服するため?
アイスホッケー部に入って過酷な練習に時間を過ごします。

 それでも、レミとレオの関係は良好に続いていたのですが、
ある日、級友に「二人は付き合ってるの?」と『ゲイ(同性愛)』を
疑われるような冷やかしを受け、少しづつギクシャクした関係に・・・

 主としてジュニア・ハイスクールと、それぞれの家庭を舞台にした
映画でしたが(途中で少しウトウトした為か?)映画の意図が良くは
判りませんでした。

 少年の同性愛を描いた映画と云う訳ではありません。

 使用言語は主としてフランス語。

 観客は数名でした。

   *******


  映画【CLOSE】公式サイト
   https://closemovie.jp/

【STORY】

花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごしてきた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。

13歳になる2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。

ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。

移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。



映画【CLOSE】予告編映像
https://youtu.be/kibK7xvdW7I




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/97013/

【解説・ストーリー】

トランスジェンダーの主人公がバレリーナを目指す姿を描いた「Girl ガール」でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞したルーカス・ドン監督が、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長編第2作。

13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも一緒に時間を過ごす大親友だった。しかし、ある時、2人の親密すぎる間柄をクラスメイトにからかわれたことで、レオはレミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。そのせいで気まずい雰囲気になる中、2人は些細なことで大ゲンカをしてしまい……。

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞(クレール・ドゥニの「Stars at Noon」と同時受賞)。第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた。

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 2022年製作/104分/G
 ベルギー・フランス・オランダ合作
 原題:Close
 配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
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【スタッフ・キャスト】

監督 : ルーカス・ドン
製作 : ミヒール・ドン ディルク・インペンス
脚本 : ルーカス・ドン アンジェロ・タイセンス
撮影 : フランク・バン・デン・エーデン
編集 : アラン・デソバージュ
美術 : イブ・マルタン
衣装 : マニュ・フェルシューレン
音楽 : バランタン・アジャジ


 配  役 : 役  名
エデン・ダンブリン : レオ
グスタフ・ドゥ・ワエル : レミ
エミリー・ドゥケンヌ : ソフィ
レア・ドリュッケール : ナタリー
イゴール・ファン・デッセル : チャーリー
ケビン・ヤンセンス : ピーター

第75回 カンヌ国際映画祭(2022年)
コンペティション部門:グランプリ受賞 ルーカス・ドン


【KBCシネマのディスプレイ】

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テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

KBCシネマで映画【658km、陽子の旅】を見る!
2023年8月3日(木)

  きょう 11:40 からKBCシネマで、
日本映画【658km、陽子の旅】
 を見ました!

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 20年来音信不通と云うか連絡を取っていなかった青森の父が急死し
あまり気の進まない告別式に東京からヒッチハイクで向かうと言う
いわば『ロードムービー』

 話しのポイントはスマホを壊してしまった為に連絡がつかない状況。

 冒頭15分くらいはセリフが全然なく、菊地凛子さん扮する陽子が最初に
声を出すのは、父の急死を連絡に来た叔父が「連絡が取れないから」
と言った言葉に応える「携帯が壊れた」とか細く言う言葉。

 叔父家族と一緒に叔父の車で青森に向かうのだが、パーキングでの
事故で置き去りにされてしまうことに。
 叔父の車には、財布や荷物が置き去りに。
 陽子がたまたま持っていた小銭入れには2430円しかなく・・・

 で、ヒッチハイクで青森に向かうことになるのですが・・・

 先日の『A-STUDIO』に菊地凛子さんが出ていて、この映画が話題に
なっていたので、見に行った訳ですが、私的にはイマイチ!

 観客は十人以下でした。

   *******


  映画【658km、陽子の旅】公式サイト
    https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/

監督 熊切和嘉 × 主演 菊地凛子

東京から青森へ、明日正午が出棺。
父親の葬儀にも、人生にも何もかも間に合っていない―
それでも陽子は初冬の東北を行く。

夢やぶれて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に…。
孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞®助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。
本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく繊細な難役を見事に表現。
竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。
就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤立に凍った心が溶けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。




映画【658km、陽子の旅】予告編映像
 https://youtu.be/GWidcTwETek




  映画.comによる作品紹介
   https://eiga.com/movie/98543/

【解説・ストーリー】

「#マンホール」「私の男」の熊切和嘉監督と「バベル」の菊地凛子が、2001年の「空の穴」以来22年ぶりにタッグを組んだロードムービー。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介の脚本を原案に、人生にもがき苦しむ女性の東北縦断の旅を描く。

就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子は、人生を諦めてフリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた。そんなある日、かつて夢への挑戦を反対され20年以上疎遠になっていた父の訃報を受けた彼女は、従兄の茂やその家族とともに、東京から故郷の青森県弘前市まで車で向かうことに。しかし、茂の家族は途中のサービスエリアで子どもが起こしたトラブルに気を取られ、陽子を置き去りにして行ってしまう。所持金もなくヒッチハイクで故郷を目指すことにした陽子は、道中で出会ったさまざまな人たちとの交流によって心を癒されていく。

共演には竹原ピストル、黒沢あすか、風吹ジュン、オダギリジョーら実力派が多く顔をそろえる。

*********************
 2022年製作/113分
 G/日本
 配給:カルチュア・パブリッシャーズ
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【スタッフ・キャスト】

監督 : 熊切和嘉
原案 : 室井孝介
脚本 : 室井孝介 浪子想
プロデューサー : 小室直子 松田広子
ラインプロデューサー : 齊藤有希
製作 : 中西一雄 押田興将 松本光司
撮影 : 小林拓
照明 : 赤塚洋介
録音 : 吉田憲義
美術 : 柳芽似
装飾 : 柳芽似
持道具 : 柳芽似
衣装 : 宮本茉莉
ヘアメイク : 河本花葉
編集 : 堀善介
音楽 : ジム・オルーク
エンディングテーマ : ジム・オルーク 石橋英子
助監督 : 桑原昌英
制作担当 : 芳野峻大
メインビジュアル写真 : 長島有里枝


 配  役 : 役  名
菊地凛子 : 陽子
竹原ピストル : 工藤茂
黒沢あすか : 立花久美子
見上愛 : 小野田リサ
浜野謙太 : 若宮修
仁村紗和 : 八尾麻衣子
篠原篤 : 水野隆太
吉澤健 : 木下登
風吹ジュン : 木下静江
オダギリジョー : 工藤昭政






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画