観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 gooブログでも【JUNSKYblog2007】のタイトルで、政治・時事評論を中心に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 2006年までgooで書いていた「観劇レビュー&旅行記」(リンクの1行目)をFC2に移転します。
私の旅行記や、観劇の感想や評論を気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -



現在日本時間



週刊DIAMOND A8 



最近の記事



FC2カウンター



ブログ内検索



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



カテゴリー



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



最近のコメント



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



最近のトラックバック



リンク



世界のホテル検索 極めて経済的

☆☆☆1行目は都市名選択☆☆☆2行目は部屋タイプ☆☆☆3・4行目はチェックイン・アウト日(ドイツ語表示)     ☆☆☆英語版は、ここをクリック☆☆☆

inthotels.com

Hotels in:

Zimmertyp Anz:

Anreise:

Abreise:

☆赤枠の【Hotel finden】をクリックすると検索します。☆画面に入ったら英語に変更可能。☆予約すると瞬時に「予約請書」がe-mailで届きます。☆変更・取消しも簡単。



【ANA SKY WEB TOUR】


【ANA SKY WEB TOUR】国内旅作・お買い得情報

広告へのリンク



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



FC2ニュース



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ



Link Share Affiliate

アフィリエイト リンクシェア ブログ 携帯対応 成果報酬 広告 テンプレート ブログパーツ



月別アーカイブ



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



全ての記事を表示する

全ての記事を表示する



それでもボクはやってない
ナイトショーで「それでもボクはやってない」を見ました。

2時間25分に及ぶ大作ですが、後半は法定場面の連続。
それでも、眠気をもよおさず最後まで見られたのは、緊迫感ある運びのため。

冤罪は、警察の取調べだけではなく、検察の取調べだけではなく、裁判でも造られる。
警察や、検察は被疑者の主張には耳も傾けない。
起訴されれば、99.9%有罪。
否認事件でも97%有罪。
という事実などが示されます。

なかでも、裁判長が突然代わったという場面では、
「裁判長にとって、刑事事件で無罪を言い渡すのは、国家権力が下した決定(起訴したこと)に反対し、国家権力の威信に傷をつけること。」
「だから、刑事事件で無罪を何度も出す裁判官は飛ばされることもある」
裁判官は通常数百件の事案を抱えている。だから、被疑者とされた側が積極的に動かないと真剣に取組んでくれない」

また、最初に当番弁護士の国選弁護人が「争わず、認めてしまった方が、釈放も早い」と促すところは、無償ボランティアの国選案件に熱心にならない弁護士の限界も示していて、(ドラマでは、この弁護士はこれまで積極的に冤罪事件に取組んできたが裁判に負けてショックを受けているという設定だが)さもありなんの感であった。

これを見ていると、「なんで私が犯人なの」と言った畠山鈴香さんが、言ってもいないことを警察も検察も作文してマスコミに発表し、弁護士もその線で情状だけで切り抜けようとしていた、あの事件の全過程が鮮明に「了見」された気がする。

映画は、「痴漢事件」をテーマにしているが、役所広司扮する弁護士が、「これは国家権力との闘いだ」というような意味の発言をしているところにも、現在の司法制度の問題を強く問う映画であることも確かである。

配役としては、役所広司の熱演もさることながら、最初「痴漢の弁護などイヤだ」と言っていたが、先輩(所長?)弁護士(役所広司)に促されて、疑いながらも次第に被疑者を信用してゆく女性弁護士を瀬戸朝香が好演している。
最終弁論が、原稿を手にして「棒読み」となっているのは、おそらく初めて最終弁論を述べるという設定で、演技としてだと見たい。

被疑者(加瀬 亮)の友人役の山本耕史も、友人のために大奮闘する親友役として、いい味を出している。
こんな親友が誰にでも居れば良いのだが・・・

この種の映画に必ず出る竹中直人は、ほんのちょい役だった。


ドリームガールズ
昨夜(2007/3/6)ドリームガールズを観てきた。
DreamGirls01m


菊地凛子さん Kikuchi

が、惜しくも助演女優賞を逃し、この映画に出演したジェニファー・ハドソンさんが受賞した映画である。
JenniferHudson
   (ジェニファー・ハドソンさん)

いわゆる『田舎』の3人娘が、都会に出てきてオーディションを受けながら成功してゆくと言うシンデレラ・ストーリー。
もちろん波乱万丈で、シンデレラという訳ではないが・・・

 ところで、私が見る限り助演女優賞のジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)さんは、この映画においては助演女優ではなく、どう見ても「主演女優」であった。
しかし、この映画の数々の受賞記録を見ても、彼女が「主演女優賞」となっているものはなく、全てが「助演女優賞」だった。
彼女が助演なら誰が主演女優だったのだろうか?

 関連サイトを見ると主演女優は、ビヨンセ・ノウルズ(Beyonce Knowles)さんであるらしい。
この映画の粗筋同様、容姿と美形で主役と認定されるかのようで、何か意味深である。

Beyonce Knowles 00m


 役柄の上では、ジェニファー・ハドソン扮するエフィーの方がビヨンセ・ノウルズ扮するディーナより個性もあり、力量もあり、張りもあり、(体重もあり!)リード・ボーカルを務めているのだが、時代がTVへの移行期にあたり、プロデューサーは、美形で容姿もよくグラマラスかつスリムな(本当にそうなのだ!ハドソンさんごめん)ディーナをリード・ボーカルに代える。

(それで主演女優が、ビヨンセ・ノウルズになるんだな。
何か映画と受賞が妙に同時進行みたいで・・・)

JenniferHudson01
とはいえ、おデブのエフィーを演ずるためにジェニファー・ハドソンは体重を10kgも増やし、
Beyonce Knowles01
 一方スリムな美人役のビヨンセ・ノウルズは、反対に10kg減量に取組んだというから皮肉な話だ。
その顛末は、一番下のリンクをどうぞ。

さて、映画のつづき
 最初は不服ながらも従っていたエフィーであるが、キレテしまい、我が儘放題に振舞う。
結局、エフィーの代わりに別の娘を採用し、エフィーは「3人娘」からおろされてしまい、プロダクションも放逐される。
 その後、新しいユニットを組んだ「ドリームガールズ」は、成功し頂点(ランキングTOP)に上り詰めるがエフィーは子連れで貧困な生活を送っている。
 
 あっ!これ以上書くとネタバレになるので、ここまで。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************

 映画の中では、彼女達黒人ユニットがランキングで上位を占めてくると、同じ楽曲を白人ユニットがリメイクして人気をさらってしまうと言う、業界の人種差別的動きも描かれている。
 また、同じように黒人シンガー間でもパクリ・横取り・リメイクが頻繁に行なわれていたことも示唆される。
 この頃(1960年代?)のアメリカでは、楽曲の著作権などはいい加減だったのだろうか?
 
さて、話変わって、
 ジェニファー・ハドソンやビヨンセ・ノウルズの歌は、映像を見る限り「吹き替え」のように見えた(というのは、喉の動きが歌のビブラートのようには全然動いていない。いわゆる演技中心の口パク)が、彼女らはれっきとした歌手なんだそうで、映画撮影では口パクをやっていたかも知れないが歌は本物らしい。それであればうまい!と言える。
Beyonce Knowles04
(Beyonce Knowles)

 さて映画は、後半ミュージカル然となってくる。前半では台詞としていっていたようなことも歌で表現され始める。
特に言い争う部分などは、殆ど歌になっている。
何?これ!ミュージカル映画じゃん!と思った私が馬鹿でした。
これはミュージカルの映画へのリメイクなのでした。
去年やった「オペラ座の怪人」とおんなじなんですね。

話はうんと変わって、
 ビヨンセ・ノウルズを見ていると、「日本のタレントに何か雰囲気の似ている人が居たよな?!〜 」
と、記憶ファイルをサーチしながら見ていました。いろいろと名前が浮かびましたが(宝塚とかミュージカルタレントとか)ピッタリ来ません。相当な時間が経ってから(まだ映画は後半が続いていましたが)ピーンッと来て顔が浮かんで来ました。しかし名前は思い出しません。
次に彼女のユニットの名前が徐々に浮かんできました。また、その相方の顔と名前も。それからしばらくしてようやく名前にたどり着きました。
NakajimaTomoko03S
 そう中島知子(オセロ・松嶋の相方です)!

皆さんは、似てると思われますか?
あくまでも私的には!と言うことですので。
NakajimaTomoko02S

この写真だけでは「似ている」かどうか微妙ですが、映画の中では「似てる!」と思うところは度々ありました。


「ドリームガールズ」とジェニファー・ハドソンさんについては、下記に恩田泰子さんによる解説がある。
「ドリームガールズ」ジェニファー・ハドソン(YOMIURI ONLINE 2/24)

主演女優?のビヨンセ・ノウルズのインタビュー(取材・文: 今祥枝)は、
ここをクリック

goo お宝映像は、ここをクリック
 ここでは、ビヨンセ・ノウルズの5分間の魅惑あふれるインタビュー映像が高精細で見られます。

Biglobe お宝映像は、ここをクリック

テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画

蒼き狼
「蒼き狼」を見てきた。2007年3月16日レイトショー
Aoki001

 この原作となる小説は、確か数十年前に井上靖の文庫本で読んだが、今回の映画化の原作は森村誠一氏によるものらしい。それでも、長いながいエンドクレジットの最後の方に井上靖氏の御遺族に御協力いただいたと出ていたので、ある意味安心した。

 主役のテムジンにあの人が扮しているのだが、映画最終盤になるまで、名前を思い出せなかった。
松嶋菜々子の連れ合いで大河ドラマ「利家とまつ」で鬼気迫る織田信長を演じて一躍注目されたあの人。
Aoki002
殆ど映画も終わろうとする時、思い出した!そう反町隆史。右側は母親役・若村麻由美。

さて、映画の出来具合であるが、反町隆史さんがあまりに熱演をしているので、相当不自然で、見ていて白けてしまった。

 モンゴル国軍も全面的に協力したであろう大動員はさすが。
兵士の数といい馬の数といい、それはすごくて、草原の広さも相俟って、とても日本国内では実現しそうにもないスケール!
Aoki003

 最初は、これだけの兵士や馬は手前の数百人くらいは実物でも、後方の数万人はCGで作っているのだろうと思っていたが、(もちろんCGの部分もあるのではあろうが)それぞれの軍団が一人ひとりの動きを伴って動き出すので、「こりゃCGの方が却って手間取るわいっ!」との思いを強くした。
Aoki004
 
 戦闘シーンが、この映画の大半を占めると言っても良い。その上、それら戦争が、現在の感覚で見れば(それは無茶だが)何か大義名分に掛ける「略奪戦争にすぎない」というイメージ。略奪するものは、敵の物資や宝物だけではなく、女性もその一部であり、女性は男の快楽と子どもを作る道具でしかないという(柳沢厚労相が聞けば喜びそうな)位置づけである。

 テムジン(反町)の妻に扮するのは松嶋菜々子ではなくて、菊川怜。
Aoki007
熱演なのだろうが、いま一つ。

 敵に略奪されテムジンを宿す母親役に若村麻由美。
Aoki005
 18歳から63歳までを演じている。最初は20歳前後の場面であるが、UPでも充分通用するからさすが。公式サイトでも生年月日が書いていないので年齢不詳だ。NHK朝ドラ「はっさい先生」でデビューして20周年というから、40歳前後ではあろうが、まだまだ20代の役はできる。実は私は「はっさい先生」で、溌溂とデビューした頃から彼女に魅せられている。無名塾出身でも在り、演技はさすが。
公式サイトは、ここをクリック

 敵ながら度胸の良い女性兵士として、新人Araさんが好演している。
Aoki006
日本人離れしたAsian Beauty なのだが(近年の中国・韓国女優的)日本語のせりふを違和感全くなく、普通に話しているから日本人らしく見えた。この映画の影の主役と言えるかも知れない。
Ara001
(上、二つの写真は公式ブログより転載)
公式ブログ(2007年2月21日開設したばかり)は、ここをクリック 
 実は韓国の17才の高校生です。

*************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
*************************************

 映画のストーリーは、ここには書きません。公式サイトを御覧ください。ここをクリック
リレーインタビューでは、出演者の皆さんのインタビューが映像で楽しめます。Araさんの映像も充分楽しめますよ。
ここをクリックしてサイトに入ってから、「リレーインタビュー」をクリックしてみてください。

さて、サタすま風の私の映画の評価は、1200円!
レイトショー割引価格(1200円)程度の値打ちはあったが、作劇はいまひとつというところ。
人間描写にもう一歩深みが欲しかった。
テーマ:蒼き狼 地果て海尽きるまで - ジャンル:映画

Queen the Movie
Queen を見た。

 ひと言でいえば、ダイアナ妃の“事故死”の後の王室と首相府の駆け引きを描いた実録物と言える。

QueenMovie01m.jpg


 冒頭、取材攻勢や“パパラッチ”に見舞われるダイアナ妃(実写)を映し出す。
そして、“パパラッチ”を引き払おうとして?トンネルに激突する瞬間を暗転と消音という手法で描く。

 映画の中では、このニュースはトニー・ブレアの労働党が圧倒的大差で選挙に勝利し、英国女王(エリザベス女王)に首相として任命される儀式に出向いたその時に、執事が女王に耳打ちする形で王妃の事故を伝える、という時間的関係を描く。

 首相就任当日に事故が起こり、その日の内に「事故死」が確定する。
その後の1週間が、この映画の舞台設定だ。

(5月2日追記:本日の朝日新聞に「ブレアの10年」と題する1面全部使った記事が出ていた。それによれば総選挙に勝利したのが1997年4月、ダイアナの死が8月と数ヶ月のズレがあり、この映画の『同日』との設定は単に印象深くする演出らしい)

 しかし、王室はダイアナが既に民間人(チャールズとは離婚成立後)であるとして、黙殺をはかり英国民と世界の民衆の猛反発を買う。

 この映画で初めて知ったのだが、王室はダイアナ王妃の子ども達の心のケアのためとの口実で、ロンドンを逃げ出し、郊外の王室の領地で「鹿撃ち」猟をするという有り様。
 日本的メンタリティでは、元親族が亡くなっているのに『殺生』に出るなど絶対にありえないが、英国王室では「狩猟が子ども達の慰めになる」という考え方だ。

 また、エリザベス女王が自らジープを運転して、領地の城と狩猟場を往復するというのも、日本の皇室では考えられない。

 さて、ブレア首相は、女王や王室が国民の総スカンに会い、王室の存続を望まないものが国民の1/4に迫る中で、エリザベス女王に度々電話を掛けて説得し、王室存廃の危機打開に奮闘する。

 元々「王室廃止論者」のブレアの妻シェリーは、「1週間前まで労働党の党首だった人が、今は王室存続の英雄になろうとしている」とトニーを冷やかす。

 あまり書くとネタバレバレになるので、この辺で内容紹介は終わるが、英国王室がダイアナに生前も死後も極めて冷たい仕打ちをしていたことが次々に明らかになってくるところは、事情を知らない私にとっては興味津々であった。 エリザベス女王が電話を受けた親族の言葉として「生きているときも死んでからも厄介を掛けるヤツだ」と話すところがあったが、それが王室のダイアナに対する考えの“最小公倍数”というところか?

 なお、ダイアナの映像は終始実写。それ以外は俳優人の演技である。
もちろんニュース映像などは当時のものを使っているようだが、一部モンタージュ手法を使用しているようであった。

 女王役のヘレン・ミレン(Helen Mirrem)は、アカデミー最優秀主演女優賞を獲得したとのこと。

私の評価:1200円/(1800円)
まあ、そこそこと言うところでしょうか?!

公式サイトはここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

バベル
バベルを2007年5月1日午後8:55から、
 ファーストデイ・スペシャル(すなわち1000円)で見た。


 私的には、前評判ほどの映画とは思えなかった。
公式HPでは、山田洋次監督が高く評価したようなコピーが踊ってはいたが・・・

Babel.jpg


 アカデミー最優秀助演女優賞を撮り損ねた菊地凛子さんは、言わば主演のような位置づけである。
「ドリーム・ガールス」で最優秀助演女優賞を取ったジェニファー・ハドソンも主演のような位置づけであったが、何故彼女らが『助演』なのかは良く解らない。

 映画は、異なる時間と空間が平行して展開する。
 それらは、全く異文化の世界であり脈絡無く突然シーン・チェンジするので(フェード・イン・アウトも無く突然切り替わる)、見ているものはあっけに取られる(昔の映画館ならフィルムを繋ぎ間違えたのではないかと思っても不思議ではないほど)。
 これらの3本の線がどのように交わるか交わらないかは、この映画を最後まで見ないと解らない。

アフリカ北西部・モロッコ
 まずは、中東かどこかの中年男性が肩に荷物を担いで歩いてゆく姿。
彼は、自分が持っていた「猟銃」を、コヨーテの被害に悩まされている遊牧民に売りにゆくところだ。10才前後の3人の子持ちの男がこれを買い、息子兄弟に、今日中にコヨーテを5・6匹仕留めておくように(殆ど期待はせず)と言って預ける。
 ここが、モロッコであることが、映画の中盤でわかる。

東京
 舞台は突然、東京の新宿当たりに変わる。
遊びまわっている若者の生態の一面を切り取って映す。
バレーボールの試合に競じる高校生たち。
そのチームは、聾唖者の女子チームである。
試合後、飲食店でその一人(菊地凛子)は、見知らぬ男に性的挑発をする。スカートの間からノーパンの股間を見せるというものだ。
何故、そういう挑発をしなければならないのかが意味不明。
聾唖者として馬鹿にされたことの腹いせか?
彼女の父親(役所公司)は結構な高額所得者のようで、都心の見晴らしの良い超高級・高層マンションの31階に住んでいる。
母親は亡くなっているらしい。

LA・メキシコ
 舞台は、また突然切り替わって、今度はメキシコ国境近いアメリカの街。両親が旅行に出かけ、子ども達(幼い兄妹)を乳母というか家政婦のようなメキシコ系らしき中年女性に預けている。
 その父親(ブラッド・ピット)から家政婦に電話があり、母親が事故か何かにあったらしいことを示唆する。

交点
 この全く無関係の話が、最後に一定の関連性を見せるのだが、何故かわざとらしい設定に思えた。
 その関連性は、それぞれのステージで起こっている事態ないし事件を関連付けるものではなく、単にそれら事件の当事者間に多少の関わりがあるに過ぎない。
 モロッコとアメリカには、一定の関連性を認められるが、それらと日本のつながりは、単に「猟銃」の出所という一点にすぎない。

聾唖
 前評判(試写時に日本語に字幕が無いことが「聾唖者のことを考えていない」と、問題になった)から、聾唖者に対する激励のメッセージがあるのかと思ったが、露出狂気味の聾唖者役の菊地凛子が、脈絡無く突然全裸になって男(刑事)に迫るなど、却って冒涜することになっていないかと心配した。

私の評価
 映画としての出来と、メッセージ性、ストーリー全てが理解し難いものであったと思う。

 私の独断での採点:800円/(1800円)
ファーストデイ・スペシャル価格の1000円に届かない。

公式ホームページは、ここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

眉山
「娘だから、聞けなかった。
 母だから、言えなかった。

 そして、今私は
 母の想いにたどり着く。」

 
 この映画のキャッチ・コピーです。

原作は、さだまさし。

Bizan.jpg


舞台は、徳島。
背景は、眉山。

底流は、阿波踊り。
主題は、母の愛。


 スパイダーマン3など、賑やかな映画が世の中を席捲している中で、静かな映画です。
阿波踊りのシーンを除いては・・・

 いわゆる、メッセージ映画でもなく、エンターテイメントとも言えず、ひたすら母・娘の確執と情愛、父探しと再会など肉親との関係を中心に物語りは展開します。

 淡々とした進行です。
宮本信子の演技力に支えられた映画とも言えるでしょう。

 この手の映画をお好みではない方には、ちょっと退屈するかも知れません。
 私は、不覚にも、娘が捜している父を見つけ出す『肝心なシーン』で居眠ってしまい、父捜しで歩き回っているところの次のシーンは、見つけ出した父と再び別れるという、中抜きの繋がりとなってしまいました。

 最終盤の阿波踊りのシーンは、結構ディティールに至るまで描いていました。このシーンだけが唯一活きいきとした躍動を見せてくれます。

 私的独断の評価は、¥1500/1800 というところでしょうか? 

**************************
公式サイトは、ここをクリック
宮本信子HP
映画「眉山」支援委員会

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

『舞妓Haaaan!!!』
50147s.jpg

映画 『舞妓Haaaan!!!』を見て来ました。

23:25-25:25 の2時間たっぷり。
理屈抜きで笑える映画でした。

冒頭のブログでのコメントでブログ「荒らし」とのやり取りが面白く引き込まれました。
この主人公と「ブログ荒らし」が後々究極のライバルとなる訳ですが。

 お茶屋の魅惑的な女将が宝塚男役TOPだった『真矢みき』さん。
この女将が、突然まさに唐突に始まるレビューショーで、ラインダンスに参加し、和服で脚上げをやっているのは断然面白い。
ラインダンス(ロケット)をやるのは宝塚でも若手の仕事なので、真矢みきさんにとっては十数年ぶり位かもしれませんが、ちゃんと頭の高さまで上がっていたので感心することしきり。
女将としても好い味を出していました。
一方、置屋の女将は吉行和子さん。
舞妓たちに思いやりの厚いやさしい女将を演じています。

阿部サダヲさんは、釣りバカ日誌のハマちゃんこと西田敏行を彷彿させました。
癖のある役が多かったので、こんな飛びぬけた喜劇ができる人とは思いませんでした。

OLから転進する柴咲コウは舞妓さんの化粧より、OLの化粧の方が美人でしたね。舞妓さんの化粧は特に意識しているのかも知れませんが、ブスで滑稽な感じでした。
他にも書きたいことが一杯ある“優れて”ハチャメチャな映画でした。

あらすじのご紹介は、大津留公彦のブログ2をどうぞ。

bn468_60.gif
  公式サイトは、ここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

「憑神」(つきがみ)を見てきました
ちょっと前になりますが、2007年7月6日(金)午後9時から、降旗康男監督の「憑神」(つきがみ)をレイトショー1200円で見ました。
原作は「鉄道員(ぽっぽや)」の浅田次郎

Tukigami.jpg


 同級生だった榎本武揚の出世が「みめぐり稲荷」への願掛けによるものだったという噂を耳にした主人公・彦四郎(妻夫木聡)は、そんな噂を馬鹿にして信じようとしていないにも関わらず、酔っ払った勢いで、河原の茂みから現れた「三巡稲荷」の祠を見て、思わず出世を祈ってしまう。

 早速、「福の神」が現れた。
ところが、この「福の神」と思ったふっくらした神は『貧乏神』(西田敏行)だった。貧乏神が彦四郎に同情してウルトラCである「宿替え」して立ち去るが、その時に「三巡」に意味を示唆して去ってゆく。

次に現れたのは関取であったが、これが実は『疫病神』(赤井英和)。

『疫病神』が去った後には、可愛いおませな女の子(森迫永依)が現れるが・・・

っと粗筋はここまでにしておきましょう。

先だってみた「舞妓Haaaan!」に続いて理屈抜きに笑える映画でした。

公式HPは、ここをクリック
公式ブログは、ここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:憑神 - ジャンル:映画

「夕凪の街 桜の国」
映画 「夕凪の街 桜の国」 を見ました。

 前半の舞台は、「夕凪の街」ときは、原爆投下13年後の昭和33年(1958年;49年前)
主人公は、被爆者平野皆実(ひらの・みなみ)。
わずか26歳で原爆症で死に至る過程を、本人のナレーション(配役:麻生久美子)の形で淡々と描いている。
015_00.jpg


 【これについての、麻生久美子さんのインタビュー記事(一覧)は、クリック

 原爆投下の惨状は、CGなどは一切使わず、被爆者の描いた「絵」を構成して描いている。

 後半は、「桜の国」ときは、平成19年(2007年:現代)
ここで、田中麗奈が登場。
tanaka.jpg


 最近、父の挙動が不審だと尾行したところ、父は夜行バスで広島に・・・

 その過程で、「夕凪の街」との時空間を超えた交流があった。

 田中麗奈扮する石川七波が、父を尾行するのに、中越典子扮する利根東子(映画を見ているだけでは、この名前は解らなかった)が付き合うのだが、七波が父に付かず離れず観察している間、東子は広島平和資料館(原爆資料館)を訪れる。
 そのシーンでは、被爆写真や様々な被爆資料も紹介され、原爆の悲惨さを示している。

監督は、佐々部清

原作は、こうの史代 (漫画)
comics.jpg


物語の概要は、 公式ホームページをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:夕凪の街 桜の国 - ジャンル:映画

SiCKO
マイケル・ムーア監督の「シッコ」(SiCKO)を、日本公開の初日に見た。

SiCKOs.jpg

 アメリカの医療制度が日本よりも悪いと言う噂は聞いていたが、これほどまでとは。
もちろん、ムーア監督なりの『編集』の力量にもよるのではあろうが・・・

 ムーア監督の紹介するのは、医療の場から完全に排除されている無保険者だけではない。
 保険加入者でさえ、医療を受けたことによる支払いを保険会社から拒まれているという実態を幾つかの例を挙げてルポしてゆく。
 なお、アメリカの医療保険制度は、民間保険会社によるもので、政府管掌の保険はクリントン政権が導入を試みたが(ヒラリー・クリンントンを責任者として)例のスキャンダルで立ち消えになったらしい。

 保険会社の査定医をしていたが、その活動のあり方にいたたまれなくなり、退職した医師の議会証言を紹介する。
保険請求の平均拒絶率は10%であり、拒絶率の高い査定医ほど高い評価を受け、一定水準以上の拒絶率を確保した医師には特別ボーナスが支給されるという。査定医同士を競争させるという状況である。

その手口の一つは、本人も知らないような『既往症』を捜し出して『申告義務違反』として契約解除をするというものである。

 一方でムーア氏は、国境を越えればすぐに行ける、カナダの医療事情をレポートする。「医療」は完全に無料だ。教育も。

 いつのまにか話は欧州に飛び(私が、居眠りしたのか?)、フランスの医療事情だ。
こちらでも医療は全て無料であり、病気による有給休暇は無期限であり、国から給料の65%、会社から35%が支給、すなわち100%保証されるというのが法律の規定だ。

途中を割愛して・・・

 ムーア監督は、米国の医療から見放された米国籍の国民十数人とキューバに出向く。
ここでは、キューバ国民であるかどうかの確認も不要で、名前と生年月日のみ受付で登録すれば、手厚い医療が無料で受けられる。薬は有料だが5セント(6円)。
「『仮想敵国』と言われている国が我々を助けてくれる」と感慨しきり。

 ムーア氏は、各国での無料での医療が当たり前という説明に「シンジラレナイ!」とばかりに目を丸くして聴いている。

 各国の市民は、医療費が高額で、お金が無くては医療が受けられないという、アメリカの制度が「シンジラレナイ!」という反応。

 このギャップを埋めるため、ムーア氏は、各国で米国から移住してきたアメリカ人に集まってもらって話を聞き、状況を理解してゆく。

 アメリカでは、政府もマスコミもフランスを厳しく批判しているが、これは、フランスの豊かな生活をアメリカ市民に知らせないためではないだろうか?
とムーア氏は考える。

 アメリカでは医療は国民を生かすためではなく、医療・製薬・保険企業を生かすためであることが明白であることを訴える。

 アメリカほどでは無いにしても、日本の医療も、この数年で極端に改悪され、お金が無い人間は死んでも仕方が無いという制度になってきている。
これは、保険制度が赤字になるだの維持できないなどと言って、掛け金増・給付減を行なっているからである。
採算で国民の生命を考えることそのものが、本末転倒である。

この点では、是非ともアメリカに学ぶのではなく、欧州やカナダやキューバに学んで欲しいところだ。

 米国から移住したフランス在住の元米国人が「フランスは生産性が高いのよ」と言っていたのが象徴的である。
さらに、「フランス政府は国民の運動を恐れているのよ。アメリカでは国民が政府を恐れているでしょ」とも言っていた。

 「国際競争力」一点張りで、国民の生命や生活を犠牲にしてきた日本と全く政治のアプローチが違う。

是非、御覧ください!

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

HERO
 昨日(2007年9月8日)公開の映画「HERO」を今日(9/9)見てきた。

          

 非常に面白く且つ政治的側面も描いており、そのバランスが巧妙であった。

 監督は、鈴木雅之監督であったが、その冒頭からのシーン展開や構図さらにシリアスな中のコメディタッチなど、三谷幸喜監督の手によるものではないかと思う所が多かった。
 今、オフィシャル・ホームページを開いてみたら、タイトル音楽も三谷組の音楽と共通のイメージである。
 ホームページで監督の略歴を見てみたら三谷幸喜作の「古畑任三郎」シリーズを手掛けたとあるから、納得である。

 木村拓哉が主役であるが、松たか子など取り巻きの検事や調査官なども皆一癖ある出演者である。
 松たか子の父親・松本幸四郎も対決する弁護士役で出演している。

 中井貴一が、末期癌で収監中の受刑者を味のある雰囲気で演じ、映画を引き締めている。
 
公式ホームページは、ここをクリック。 今は、超混んでいるのか反応が極めて遅い。

また、HERO News Blog は、ここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 
 
テーマ:HERO - ジャンル:映画

釣りバカ日誌 18
先日9月9日、前日公開されたばかりの、コメディ
「釣りバカ日誌18」を見た。(全国共通?1000円)

 turibaka18m.jpg
  (写真は、画像検索で Cinema Leaf さんからコピペ)

 よく出来ている話であるが、岡山の瀬戸内海岸を埋め立て、リゾート開発しようとするディベロッパーの黒幕(小沢昭一)が、スーさん(三国連太郎)との因縁のあるつながりで、開発を断念するくだりは出来すぎで、「有り得ない!」感がある。

 今回で、スーさんこと鈴木建設社長・鈴木一の助氏は、社長を退任し会長に棚上げ。しかし、リタイアしたのに結局重要なところは押えていて従来とちっとも変わらないというのがオチ。

 ビッグコミック・オリジナルの原作コミックでは、なかなかリタイアせず、まだまだ現役社長を続けているスーさんを扱いかねている様子。

 この映画もすでに20年で通算20作目とのこと。
映画の歩みは、ここをクリック
 私も20年年取った訳であるが、スーさんの老いは、特殊メイクのせいか、三国連太郎さん自身の老いかは解らないが、最初のショットから、見事に老け込んでいた。

 コミックの方は、映画に先行している訳だから、二十数年連載していることになる。

 今回は、以前も御紹介 した 壇れい(宝塚星組娘役・元TOP)が出ていたが、「王家に捧ぐ歌」で強い王女アムネリスを演じていたのとは全く異なる、美しくか弱い女性をうまく演じている。(芯は強いところもある役回りではある。)
 「武士の一分」で木村拓哉の相手をしていた役造りともまたちょっと違い、山田洋次、朝原雄三監督の手腕を見せつけられた。

公式ホームページ

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

Life 「天国で君に逢えたら!」
Life01s.jpg
2007年9月15日 

映画が始まると、美しい熱帯の花がスクロールして映し出される。
続いて、子ども達の元気な声。
クルーザー船内のようだ。

船上に上がると、甲板には、多くの人たちがみんな笑顔で集まって居る。
続いて、若い女性が壷から灰を掴んで海に向かって風に乗せた。

亡くなった映画の主人公・飯島夏樹氏の遺灰の散骨シーンのようである。

Life 「天国で君に逢えたら!」 を見た。
プロ・ウインド・サーファー飯島夏樹氏の実話が元になった映画。

映画は、ドキュメンタリーのように本名で描かれている。

映画公式サイトは、ここをクリック
映画公式ブログは、ここをクリック
飯島夏樹氏の公式サイトは、ここをクリック

飯島夏樹氏を大沢たかおが、
妻となる寛子さんを伊東美咲が演じている。
2007081600101.jpg

大沢たかお・伊東美咲インタビュー記事は、ここをクリック


飯島氏の先輩に哀川翔が、
その妻らしき女性を真矢みきが演じている。

私的には、伊東美咲と真矢みきが出ているから、この映画を見てみようと思ったわけであって、ウインドサーフィン等には全く興味は無い。

希望通り、伊東美咲(30)は出ずっぱりであった。
やっぱり素敵だ!
misaki_ito09.jpg

しかし、高い上背に対しては、いささか脚が短い?
普通の女性と比べれば、脚は長いのだが、伊東美咲は背が高いので(171cm)比率的には胴の方が長いかと・・・
それと足がでかい! 脚を怪我して横になっているシーンで写っていたのだが27cm位あるのではないかと。(Web情報では25.5cm)
伊東美咲Official Website は、ここをクリック
伊東美咲Official ブログ は、ここをクリック
伊東美咲 Wikipedia は、ここをクリック

真矢みき(43)もちょい役ではなく、結構出番が多かった。
今や宝塚(花組)男役の時の濃いキャラクターはどこへやら、お色気満点の魅惑的な女性を堂々と演じている。
真矢みきは男役であった位だから、女性としては結構上背があるのだが(167cm)、伊東美咲は、はるかに背が高い。4cm の差とは思えない。10cm位に見える。
でも、脚の長さは二人ともほぼ同じであったようだ。

真矢みき Official ブログ は、ここをクリック
真矢みき  Wikipedia は、ここをクリック

また、二人とも綺麗な二重まぶたであることに気が付いた。

と言う訳で、映画の方はそこそこに女優二人に見とれていた。

映画のエンドロールでは、飯島夏樹氏と寛子さん、4人の子ども達の実際の写真が「スライド・ショー」的に映し出されていた。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:Life 〜天国できみに会えたら〜 - ジャンル:映画

I must make My Own Way
2007年9月23日 午後2時から ミス・ポターを見た。

シネ・マイレージで無料鑑賞。

出会いと別れで涙する場面もあるにはあったが、久々に心温まる映画だった。

MisPotter022.jpg


「ミス・ポター」は、映画の原題そのまま。
ハリー・ポッターの原作者の話ではない。

こちらは、ピーター・ラビットの原作者、ビアトリス・ポターの実話を元にした映画である。

 ある新聞の、映画評で「絵の中のラビットが飛び出す」とあったので、特殊撮影で、絵本のピーター・ラビットが絵から飛び出して、ミス・ポターの生活空間や野原を走り回るのかと期待していたが、絵の中で動くだけであった。それでもキュートではあったが。

 主人公のビアトリス・ポターは、見るからに上流階級出身である。
家付きの運転手付き高級車ならぬ御者付き馬車があるし、夏休みには3ヶ月も別荘で暮らせる身分。
 その別荘での生活が、彼女に絵心を目覚めさせる。
11歳の時に、すでにピーター・ラビットの原型ができている。

 その11歳は回想シーンとして割り付けられていて、映画の展開では32歳のビアトリス・ポターである。
 何社もの出版社を回って、自作の出版を試みているが断られ続け、ようやく新米編集者(出版社一族の三男)の腕試しとして、出版に至るが、兄達は、その三男に出版社への就職をあきらめさせるために『失敗する』ことを期待している訳である。

 あにはからんや、ある本屋では1週間に40冊売れ、このまま行けば年間この書店だけで1920冊売れると皮算用。
 しかし、実際にはこの期待は大きく外れる。

 桁違いの人気が出て、上流階級の子女へのクリスマスプレゼント等にも重宝されて大量に売れ始めるのである。

 出版に尽力してくれたその出版社の三男ノーマンと恋に落ちるのは自然な流れ。

             MisPotter04.jpg


 上流階級のご両親は、出版社のような“商売人”との結婚には絶対反対!
 ここで、ミス・ポターが両親に言い返すことばが爽快。
「おじいさんは“商売”で成功して貴族と交流した成り上がりで、そのおかげでお父様も上流ぶって居られんじゃないの! お母様の親も商売人だったじゃないの!」
 
 ミス・ポターが出版の印税がどれ位か出版社に問い合わせると、
「大きな家を郊外に買って、ロンドンにも家を持っても充分ですよ」
「このままなら一生豊かな生活ができます」と言われて驚く。

“上流階級”の親から自立を決めたときに父親に言った言葉が、このブログのタイトル。
「私自身が、自らの進む道を切り拓かなければならない。」

“I must make My Own Way”

である。

 映画後半では、自然豊かな地域を守る為に、開発業者を上回る価格で土地を落札して行く、ミス・ポターの姿を追う。
 陪席の弁護士の「相場を大幅に上回っている」という声には耳を貸さず、高値で落札してゆく。 その場面では1050万ポンドから始まった競りで2500万ポンドで落札する。
 世界中で売れる本の印税とは、それほど莫大なものだということだ。
 上流階級出身のお嬢様の道楽と見るか、ナショナルトラスト運動を創り上げた人と見るか、見方は一通りではない。

 ミス・ポターに扮するのは、レニー・ゼルウィガー。
【大津留公彦のブログ2】によると、この方、『ブリジット・ジョーンズの日記』の主役をやった人らしい。この映画は予告編しかみていないが、あのデブッチョさんが、こうも変われるものか?

ちょっと、ネタバレ的なところもあったが、一番肝心な所は、バラしていないので・・・。

 映画の最終場面は、ミス・ポターが美しい湖水地方の湖の見える丘の上で、風景を写生しているのか、手紙か絵本の原稿を描いているのか
という声も出ないほど美しい情景で終わる。

そして、エンドクレジットでは、
絵本の画像をスライドショー風に見せてくれる。

連休中日で、キャパの半分程度の50人くらいの入り。

私的、評価は、2400円(標準レベルが入場料1800円相当)


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:ミス・ポター - ジャンル:映画

the Good German
2007年9月22日 『さらば、ベルリン』を見た。

GoodGerman03M.jpg


公式サイトは、ここをクリック (TOPページ表示のためのダウンロードに時間がかかる)

時は、1945年。
ポツダム会議を開催しているベルリンとポツダム市が舞台。
主人公は、アメリカの従軍記者だったゲイスマー。
                     good_german03.gif

今は、ポツダム会談の取材に派遣されている。
ガイドに案内されたホテルである娼婦に会うが、それは、従軍記者だった時に徴用していた“ドイツ人”女性秘書兼記者・レーナ・ブラントだった。
           good_german04.gif


その娼婦の元?夫であるブラントは科学者であり、数字ばかりいじくっていたとレーナは話す。

その夫ブラントは、どうもロシアとアメリカが鎬(しのぎ)を削って、捜索している模様。
レーナは、居所を知らないらしい。

これから先は、ネタバレに近づくので、書くのを止めよう。

映画の冒頭では、日本だけがまだ降伏せずに戦っているという話や、これを終わらせるための秘策などにも言及される。

ブラントの研究は、これに必要な知識を得ているらしい。

レーナは、ナチス協力者だったのか、ユダヤだったのか?

さまざまな疑問は映画の最後まで解らない。

日本を降伏させるポツダム宣言と原爆がこの映画の底流を流れるテーマであるようだ。

先だって(2007年6月)ベルリンに行ってきたばかりだったので、思い入れ深い映画となった。

全編モノクロ映画で、爆撃で徹底的に破壊された当時のベルリンの実写と、この映画の場面が殆ど違和感なく繋がっているのに驚いた。

Kaiser Whilhelm 教会の爆撃状況のパネル
Berlin2007Jun18 007m

     (2007年6月18日筆者撮影)

Kaiser Whilhelm 会は、今も爆撃当時の様子を残し、過去に起きた戦争の戒めとしている。
Berlin2007Jun18 030m

     (2007年6月18日筆者撮影)


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

LA VIE EN ROSE : バラの人生
ファースト・デイ(1st Day)スペシャル(1000円)で、「エディット・ピアフ」を見た。
原題は【LA VIE EN ROSE 】
「バラ色の人生」と訳されるが、「バラの人生」が正確であろう。
LAは定冠詞(the)、VIEは「生活」(Life)、ENは助詞(of)、ROSEは名詞「バラ」(rose)

Piaf01.gif


まず1918年から映画は始まる。
幼かりし頃は、親に捨てられ祖母に預けて育てられた。その祖母は、売春宿の女将。
心優しい娼婦達は、実の妹か子どものように可愛がって育てる。

映画は、一転して晩年の1958年へ。
ピアフは、見るからに老いさらばえて暮らしている。
今の感覚で言うと80歳くらいのイメージ。

しかし、この映画の進行のなかで、1958年の時点で、自ら「私は44歳」という場面がある。
若い頃からの、酒と麻薬漬けの生活が、年齢の倍にも見える老化を来たしているのであろう。
最晩年の1963年の描写は、もう百歳を過ぎた老人のような有様である。
僅か47歳で他界したことを惜しまれたようだが、既に薬物中毒で命は残されていなかったようである。
映画の中での医者とのやり取りでは、日に数回もモルヒネを使う生活を5年以上続けていることを語る。マルセルの死後というから1949(34才)年末から1955年(40才)位の頃。

映画は、回想の形で、あれこれの時代に飛んで行くので、少し解りにくい。

若い頃から背中が曲がり始めていたようで、身のこなしは絶えずぎごちない。

また、彼女の行動は常にエキセントリックであり、生活は破天荒である。

私は、エディット・ピアフ(1915−1963)なる人は、名前と「ばら色の人生」や「愛の讃歌」などでしか知らないので、この映画で初めて生活の一部を知った訳だから、この映画が事実であるかどうかも解らない。

公式ホームページは、ここをクリック


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 


エディット・ピアフのディスコグラフィーは【続き】をお読みください。

...read more テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

めがね
2007年10月5日午後9時から映画「めがね」を見た。
荻上直子監督。

megane3.jpg
      (画像は【大津留公彦のブログ2】より再転載)

ロードムービーではないが、ロードムービーのような雰囲気。
平日の夜でもあり、140席の会場に十数名の入り。

主な出演者は、5人だけ。
小林聡美,もたいもさこ,市川実日子,加瀬亮,光石研。
これに1シーンだけ出る薬師丸ひろ子。
他に、エキストラのみなさん。

メインキャストは、もたいもさこ と 小林聡美。
 ほとんど、この二人のキャラクターで、もっている映画と言える。

極めて静かな映画で、テーマは「たそがれ」だが、今風に言えば「癒し」という意味か?

 何も事件や事故が起こる訳ではなく、観光である島を訪れた小林聡美扮する女性客と、ペンションというか民泊というか、宿泊所の人々の数日間の交流を描いているだけである。

 この女性客は、何を癒しに来たのだろうか?
 
オフィシャルサイトは、ここをクリック

公式ブログは、ここをクリック

初日舞台挨拶の模様(公式ブログ)は、ここをクリック

21.jpg



************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

天海祐希が元過激派をクールに熱演
今週公開の 『サウスバウンド』 を、本日(2007/10/08,20:55〜)見ました。

森田芳光監督による熱い思いを込めた映画です。

south_600_2.jpg
   (画像は大津留公彦のブログ2より再転載)


 80年代に“過激派でアナーキスト”(と、子どもに教えている)だった夫妻が巻き込まれる
“納得いかないできごと”との闘いを描いています。

公式サイト のリードは、
「この一家、どこにってもかある」

 この夫・上原一郎(豊川悦司)は、今もてらいもなく「ナンセンス!」と言える純真な人。
昔は過激派の指導者として闘争の先頭にたっていたらしい。
売れない作家?が本職らしく、いつも家でぶらぶらしている様子。

 妻の上原さくら(天海祐希;あまみゆうき)も元活動家で、『○○のジャンヌ・ダルク』
と呼ばれていたらしく、過去に何かある模様。
 今は、東京の下町に喫茶店を開き、あまりおいしくないコーヒーを出しているらしい。
週1回?定期的に、営業終了後、朗読会を開催しています。
AmamiYuki01.jpg
   (画像は数年前のTVドラマのもの)
  
前半は東京での息苦しい生活。

 夫妻には、3人の子どもがあり、一番上の姉(洋子)は、既に就職している年齢。
2番目が小学6年生の男子(二郎)。一番下が小学3年生の女子(桃子)。
二郎と同級生達は、中学生らしき不良達からの恐喝や暴力などの問題に直面している。

 社会保険庁の集金のおばさん(吉田日出子)が、滞納している年金保険料を集金に来て、上原一郎とするやり取りが現状を風刺して滑稽。

そういう形で現在の日本の縮図を切り取っている。

******************************
西表島に移住

 後半は打って変わって西表島の自然の中に溶け込んだような穏やかなしかし労働としてはちょっときつい肉体労働の農耕生活。

 土地と廃屋は、旧知の集落の長老の紹介で与えられたところ。
そこで、地に着いた生活を始めたのもつかの間、問題が発生・・・
(これが、この映画の中心部分なので、ぜひ映画館で御確認を!)

 夫妻に同行せざるを得なかった下の二人の子ども達は、島の学校に通うが、結構立派な校舎にもかかわらず、児童は5人。二人の転校で7人になった。
 転校してきた時に生徒5人が歌う「校歌」がとても良い。

 天海祐希も最高に良かった(元タカラジェンヌにつき、かなり贔屓目ではあります)。
「女王の教室」のような濃い役柄ではなく、芯は強いが最初は夫を立てて控え目でいて、いざと言うときにはいつの間にか夫・一郎の横に立っているという、抑えた役柄。
それでも闘う時には、体を張って闘う!

 最後のシーンが、ドラマとしては完結していなくて、なにか続編を感じさせる内容。

「大津留公彦のブログ2」にもレビューあり。
DATA
公開日: 2007/10/06
製作年: 2007
製作国: 日本
上映時間: 114分
配給: 角川映画
キャスト&スタッフ
監督: 森田芳光
原作: 奥田英朗「サウスバウンド」(角川文庫)
脚本: 森田芳光
出演: 豊川悦司 天海祐希 田辺修斗 松本梨菜 北川景子 松山ケンイチ

後半は、西表島が舞台ではあるが、西表島でのロケは殆ど行われていないようで、
今帰仁村を中心とする沖縄本島と本島に近い離島で行われている模様。 ロケ地MAP

******************************
 随分前に子ども達と西表島に遊びに行ったことがありますが、予想に反して大きい島で、サイクリングで回るつもりが、とてもそんな距離ではありませんでした。
 川幅もとても広く、如何にも熱帯雨林でマングローブの森林に囲まれていました。
カヌーでの川遊びなどが行われていました。
 一方では、“最後の秘境”という感じはなく、幅広い舗装道路が整備されていました。
 珊瑚礁の内海では、カラフルな小魚たちが指先まで近づいてくる人懐っこさ。
ちょっと(数十m)沖に出て、珊瑚礁の境目の外側には数十cmから1mを超えるような、こちらはそれほどカラフルではない大型の魚に出会うこともできました。

 海から山奥の滝までさまざまな表情を比較的狭い範囲で共有している不思議な島でした。


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

Shall We Dance ?
ミュージカル映画「王様とわたし」の中の有名な一曲
“Shall We Dance ?”でおなじみの女優デボラ・カーさんが亡くなったそうです。

まだ、生きておられたことを存じませんでした。
「王様とわたし」でお相手だった、ユル・ブリンナー氏も既にお亡くなりになっています。

86歳だったとのこと。
ご冥福を祈ります。

そういえば、水泳のオリンピック選手で、最近はバラエティ番組に出ずっぱりだった、木原光知子さんも昨日急逝されたとのこと。59歳の早世です。
木原光知子さんがくも膜下出血で死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

「王様と私」英女優デボラ・カーさん死去
日刊スポーツ 2007年10月19日(金)09:57

071018175345.jpg


 映画「地上(ここ)より永遠に」「王様と私」などで知られる英国人女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォークで死去した。18日、代理人が明らかにした。86歳。AP通信によると、パーキンソン病を患っていたという。

 カーさんはバレエを学んだ後、41年に映画デビュー。1人3役を演じた「老兵は死なず」で注目され、ハリウッドに招かれた。47年公開の「黒水仙」やクラーク・ゲーブルと共演した「自信売ります」で人気を決定づけた。知的さやバレエで身に付けたエレガントさがスクリーンに映えた。

 「地上より−」のほか「白い砂」「旅路」など6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが、受賞はできず「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれた。94年にアカデミー名誉賞を受賞した。

 パーキンソン病を患ってからは、スイスのマンションなどで療養生活を送っていた。夫で脚本家のピーター・ビアテル氏は、同じ病気と闘う米俳優マイケル・J・フォックスの支援キャンペーンに、援助などの協力を要請したことがあった。

「王様と私」英女優デボラ・カーさん死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

m5631819.jpg

英女優デボラ・カーさん死去
「王様と私」などの映画主演で知られる英女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォーク州で死去した。86歳だった。写真は映画「地上より永遠に」の1場面から、共演のバート・ランカスターと
【AFP=時事】 (時事通信) 10月19日(金) 9時20分

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

「王様と私」の女優デボラ・カー、86歳で死去(ロイター) - goo ニュース

英女優のデボラ・カーさん死去=「王様と私」「地上より永遠に」など(時事通信) - goo ニュース

デボラ・カーさん死去 英国人女優(共同通信) - goo ニュース
テーマ:洋画 - ジャンル:映画

心 の 力  (こころ の ちから)
沢尻エリカが主演して今話題の「クローズド・ノート」を見た。

Closed Note 03

題名を見て、「リング・ラセン」や「デス・ノート」のような、スリラーものか怪奇ものか学園暴力やイジメものかと思っていたが(勉強不足です!)、全くそういう傾向の映画ではなかった。

ひと言で言えば、静かなそして心温まる、だけどちょっぴりセツナイ映画であった。

数年前、娘と行った京都・南禅寺奥の疎水橋らしき風景も懐かしかった。
言葉は標準語だし、京都ではない風景も織り交じるので、どうやら作者は、特定の街を想定させたくないらしい。
エンドクレジットを見ると、京都・南禅寺と伴に前橋市などもロケ地として出ていたので、南禅寺の疎水橋がロケ地として使われていたことは確かである。

主演は、沢尻エリカというよりは、竹内結子であったと思う。

小学校の先生・真野伊吹として一生懸命子ども達の視線で考えようと奮闘する役柄である。
そのうえ、その学級にはイジメが無い!
あまりにも理想的過ぎるか?  ・・・ こう在りたいという作者の思いであろう。

その先生は、最初に担任する4年生の学級のキャッチフレーズとして「太陽の子」を挙げる。
これが、灰谷健次郎の本の題名であることは、その後すぐに明らかにされる。
「クローズド・ノート」として紹介される伊吹先生の日記は、殆どが小学校での生徒と共に学び成長する日々や不登校になってしまった生徒への対応の悩みなど・・・
中に、隆(たかし)という恋人についてのエピソードも、たまにあるようだ。
この日記の全てを公式サイトで見ることができるようだ。(まだ見ていないけど)
ここから「伊吹先生の日記」をクリック

Closed Note 02

沢尻エリカが扮するのは、時習館教育学部二年生の大学生・堀井香恵。
マンドリン倶楽部所属(しかし、古賀正男の時代ではなく、現代:2007年である)。

あの、問題記者会見での突っ張りキャラとは全く違う、純真無垢な女の子を真剣に演じている。
流す涙も本物だ。

香恵は、学業の合間に手造りの工場の直売店で店頭販売のアルバイトをしている。

ここまでは、ネタバレにはならないと思うので、続けて書くと、堀井香恵が転居してきたボロ・アパートのミラー・ボックスの中にあった前の住人の忘れ物の中に伊吹先生の日記があったのだ。

この日記を読んだ香恵は、次第に伊吹先生と同化して行き・・・

Closed Note 01

(これから先は書きません。)

*******************************
映画を見ていて、前から思いのあった「万年筆」を買いたくなった。
パソコンのキーボードで、文字をローマ字読みで入力する習慣が定着してしまい、漢字を書くことを忘れてしまっているので、これを契機にして、是非「万年筆」で文字を書いてみたくなった。
その理由は、映画を御覧あれ!

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

公式ホームページは、ここをクリック
公式ブログは、ここをクリック
監督 行定 勲
脚本 吉田智子 伊藤ちひろ 行定勲
原作 雫井脩介(「クローズド・ノート」角川書店刊)
キャスト 沢尻エリカ、伊勢谷友介、竹内結子、黄川田将也、永作博美、板谷由夏、田中哲司、サエコ、中村嘉葎雄

沢尻エリカの問題「記者会見」についての、私の考えは、「カナダde日本語」にコメントしたので、こちらに転載します。
【続き・Read More】 をお読みください。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 
...read more テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

CIA誕生と謀略の歴史
 フランシス・コッポラとロバート・デ・ニーロ制作になる、CIA草創期の内幕を描く映画「グッド・シェパード」を見た。 (2007年10月21日 0:15〜3:15)
ロバート・デ・ニーロ自身も年配の重要な役柄で出演している。

             Good Shepherd


 予告編では、バックに「カルビナ・ブラーナ」風の音楽(カルビナ・ブラーナにそっくりだが、カルビナ・ブラーナではない)が流れているが、本編ではこの音楽は使われていなかった。
公式ホームページ でも、この「カルビナ・ブラーナのような」音楽が流れている。
 
 主人公は、マッド・デイモン扮する、エドワード・ウィルソン。
1940年頃、CIA草創時にスカウトされて、家族にも仕事内容を秘匿したまま、幹部に上り詰めてゆく様を描く。

 時代は、その1940年代と、「キューバ危機」の1961年頃を交互に描く展開。

 CIAがキューバへの侵攻作戦を実施し、失敗に終わると一部の跳ね上がり分子の仕業にして行く様は、迫真の展開である。ケネディ大統領(当時)が、「この全責任は全て大統領である私にある」と演説している実写シーンが嵌め込まれる。

 このケネディの演説以外でも、第二次世界大戦で破壊された街並みやさまざまな場面で当時の実写を嵌めこんだ映像が使われる。

 ストーリーは公式サイトの【ストーリー】に詳しいが、ほとんどネタバレ的な所まで解説しているので、映画を見る前にここを見るのは避けた方がよいかも・・・
 
【解説】によれば、タイトルの「グッド・シェパード」(Good Shepherd)とは、「私は良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」という新約聖書のキリストの言葉の引用だとのこと。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

ある大統領の「死」
「大統領暗殺」 Death of a President  を見た。

2007年10月21日 午後4時から6時前(2時間弱)

Death of a President


映画は、インタビュー構成として構築されている。

日本の刑事物TVドラマのように自白や回想から事件を再現してゆく手法とはちょっと違う。

 インタビューはインタビューとして独立していて(つまり、そこからドラマには入ってゆかない)、関連する事件の展開を実写を含む映像構成で見せると言う手法である。
 だから日本のTVドラマのようにインタビュー・シーンは最初と最後だけという形ではなく、絶えず(10分おき位?)さまざまな関係者へのインタビュー・シーンに戻ると言う展開である。

 映画の殆どがインタビュー・シーンと言っても過言ではない。
これらインタビューを受けている人々は、実際にその職にあった人たちも含むようである。
 エンドクレジットによれば、証言者: ラリー・スタッフォード 元大統領警護主任は、この映画に出演するために、現職をやめたと言う。  インタビュー

 これらの実在の、そして以前現職であった人々が証言することが、話の展開をリアルにしている。

 監督の3分間ほどのインタビューが公式サイトにUPされているが、それによると「よりリアルな感じで受け止めて欲しかった」と言いつつ、「簡単な編集作業で事実が如何に歪曲できるかを知ってほしかった」とも言う。
 監督はこの映画を通して、911やアフガンやイラクに関するマスメディアの報道が、いかに事実を歪曲したものであるかということを知って欲しかったようだ。

 従って、映画としての“エンターテイメント性”は少なく、“面白味”には欠ける。
私も、睡眠不足ではないはずなのに、何度と無く居眠りしてしまった。

 いわゆる“劇的展開”は、映画が始まって20分くらいで起こる「ブッシュ暗殺」場面だけかもしれない。

 私は、暗殺された日とされている2007年10月19日を“無事に”過ぎた10月21日午後4時から見たので、作り物として見たが、19日以前に見た人々にとっては妙な現実味があったのではないかと思われる。

 ブッシュ大統領や、チェイニー副大統領(ブッシュ暗殺後は、チェイニー大統領)の談話や演説は全て実写を映画の展開に合わせて繋ぎ合わせたもののようだが、少しも違和感が無い。

 犯人として、ムスリム系の若者が冤罪逮捕されるが、そこに至る経過は、ケネディ暗殺時に、キューバ支援活動などをしていたリー・ハーヴァイ・オズワルドが犯人として捕らえられる経過をトレースしているようでもあった。

 ブッシュ暗殺後1年を経ずして「愛国者法」なる、国家権力による盗聴でも何でも可能にする法律が一層強化され、警察国家になってゆく様をエンド・クレジットで表現する。

 ただ、この映画を見ると、アメリカの中でも根強いブッシュ批判というか、映画の中では“憎悪”と表現されていたが、STOPブッシュの運動が街頭でも数万規模のデモとして行われていることが解り、希望を見た。

【公式HP】による解説は【続き(read more)】 をお読みください。


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

     ☆☆☆☆☆

...read more テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

末期癌が解った時どう生きる?
10月27日公開の「象の背中」を、公開日にレイトショーで見た。
24:40〜26:45 168席のスクリーンに私と一組のアベックの3名のみ。

main_01m.jpg

公式サイトは、ここをクリック
公式ブログもあります、ここをクリック
 ブログは主としてメイキング情報なので、映画を見た後で読まれるようお勧めします。
映画を見る前に読むと映画が興ざめになるかも知れません。

 テーマは、余命6ヶ月と告知された肺癌患者、まさに働き盛りの中年男性が最期を如何に過ごし、迎えるか、である。

 わたしも映画の主人公と丁度同じ48歳で直腸癌が発見され、幸い第2ステージから第3ステージという段階で、末期ではなかったので、開腹手術を行い、今の所命を取り留めている。

 映画では、役所広司・扮する藤山幸弘氏が、検査で肺癌が発見され、余命6ヶ月と告知される場面から始まる。 聴衆は、最初にこの事実を突きつけられて、藤山と気持ちを共にする(?)形で進行する。

 私の勤める会社の創業者で相談役であるM氏が、先日肝臓癌の長期療養後、僅かな期間のホスピス生活(数週間だけ)で亡くなられたこともあり、他人事ではない。 
この方も、藤山氏同様、ホスピスに入る直前まで出社され精力的に活動していた。

映画における登場人物と配役の位置づけは、ここをクリック
さまざまな映像は、ここをクリック

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

**********************************
公式サイトの解説を引用しても“ネタバレ”にはならないでしょうから、そのまま引用します。

 【日々を忙しく過ごし、生きているという意識さえ忘れてしまいそうな中、今この瞬間を生きていることが最大の幸せで、本当に大切なものが何かを気付かせてくれるのは、どんな時だろう。

誰もが迎える死。人はそれに直面した時、自分の鼓動の意味を知る。そして、あらためて自分の人生を振り返る時となるだろう。残りの人生をどう生き、どう死ぬのか。そして家族は、その決断をどう受け止めるのか。そんな「生と死」、そして家族の絆、夫婦の愛のかたちを真正面からとらえた感動作が誕生した。

原作は、様々な流行を生み出し、時代の寵児と呼ばれてきた秋元康が手掛けた初の長編小説。
 監督は、『g@me』『[Focus]』の井坂聡。大人の上質なエンタテインメントとして、本作品でその手腕を発揮している。
主人公・藤山を演じるのは、『SAYURI』『バベル』で国際的な評価を受けた役所広司。
 末期がんで余命半年と宣告されながらも、最後まで自分の人生を全うしようとする主人公に扮し、迫真の演技を披露している。

story_photo_01_m.jpg

そして妻・美和子には、20年ぶりの映画出演となる今井美樹。
 死に直面した夫の決意に動揺しながらも、彼の全てを受け入れ、支え続けようとする妻役を演じ切る。
 また、息子・俊介役に『パッチギ!』『出口のない海』などで活躍する若手実力派の塩谷瞬、
 娘・はるか役に、今年の高校野球甲子園ポスターのイメージキャラクターを務める話題の新人、南沢奈央が扮するほか、

cast_photo_05_s.jpg

井川遥、
高橋克実、手塚理美、笹野高史、伊武雅刀、岸部一徳ら個性と演技力を兼ね備えた
豪華キャストが集結し、重厚な感動ドラマを紡ぎ出す。

 「今」という時間を生きる喜びと、人を愛することの尊さ――この秋、永遠に心に刻まれる愛の感動作をあなたに贈ります。】

産経新聞社・扶桑社がスポンサーに名を連ねていることを特記しておきます。

同じく、公式サイトの物語紹介は、【続き ...read more 】をどうぞ

     ☆☆☆☆☆


...read more テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

ALWAYS 続 三丁目の夕日
 2007年11月3日(土)公開初日に、レイトショー(23:15〜25:55)で
【ALWAYS 続 三丁目の夕日】 を見た。

Always.jpg

 前作で、徐々に築き上げられ、完成した東京タワーが、冒頭シーンでイキナリ大破壊される。
その理由は・・・? (映画の楽しみに・・・)

 舞台は、前作と同じ。 時代もそう何年も経過していない様子。
堀北真希(六子)は、堤真一(鈴木)と薬師丸ひろ子(ともえ)が経営している自動車修理工場「鈴木オート」で引続き働いている。

 芥川賞を目指す?!吉岡秀隆(茶川竜之介)は駄菓子屋を細々と営みながら、書いては(紙を)丸め、書いては丸めをくり返し、一向に筆が進まない様子。

 小雪(ヒロミ)は、ストリッパーに身を“落とし”、吉岡秀隆のところを去っている。
ストリッパーの年増の先輩、手塚理美(梅子)は、世を斜に見ている。
同僚のストリッパー貫地谷しほり(メリー)は、明るく屈託が無い。
これらストリッパーが繰り広げる ストリップ・イショーは、映画をお楽しみに・・・

Always02.jpg

 基本的なストーリーは、前作の『つづき』である。

 CG・VFXでは、前回同様の路面電車や東京タワーの他に、小雪が大阪に働きに出る場面での、特急「こだま」号など実写と見まごうばかりの出来栄え。
 この「こだま」型車輌くらいは、現存しているだろうとロケハンをしたが、既にこの世に無く、結局CGで制作した、とのエピソードを ラジオ番組「松尾堂書店」で監督自ら話していた。

 また、当時の羽田空港や、最新鋭DC-7型プロペラ機なども全てCGだとのこと。

 どの部分がCGで、どこが実写かを見極めると言う見方も一つの鑑賞方法である。
(極論すれば、室内撮影以外は、全てCGとの合成かもしれないが・・・)

 ストーリーの中心は、吉岡秀隆と小雪の恋の行方。 そして吉岡が実子同様に世話をしている居候・須賀健太(古行淳之介)の行く末。
 ここは、映画館でお確かめあれ。

 また、戦後十数年目が舞台でもあり、戦友会に出席した堤真一(鈴木)が、戦友会で再会する福士誠治(牛島)とのひと時など、戦争の不条理を静かに(?)訴える場面も見所。

公式サイトは、ここをクリック
宣伝ブログ(部録)は、ここをクリック
映画制作ブログ(部録)は、ここをクリック

ジオラマ公開中とのこと
Always03.jpg

 ジオラマサイトは、ここをクリック


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 
 
テーマ:ALWAYS 続 三丁目の夕日 - ジャンル:映画

誠に勝手ながら今秋を持ちまして閉館致すことに・・・
「オリオン座からの招待状」 を 2007年11月9日(金) レイトショー で見た。
23:45 〜 2:00
観客は、私一人だけ。 完全貸切状態。
今週、公開したばかりで、まだ公開後1週間も経っていないのに、この状況。

11月10日(土);第2週 からは、この23:45の時間帯も無くなった。
私のせいでは無い。

TV−CFを続けている理由も解った。

しかし、客足とは関わり無く、良い映画だった。

orionza.jpg


テーマは、「無法松の一生」と相当ダブっている。

大津から京都に出てきて無一文になった青年・留吉(加瀬亮)が、オリオン座の館主・豊田松蔵(宇崎竜童)に無理やり頼み込んで下働きに雇ってもらい映写機の使い方を猛勉強。
そろそろ映写機の使い方が解ってきた頃、亭主が肺の病気で急死。
留吉は残された館主の妻・豊田トヨ(宮沢りえ)を支えて映画館を続けるが、周囲からはトヨと『いい仲』になっているらしいと噂される。
しかし、映画を見る限り、彼ら二人は『いい仲』になっていないように思える。

ここが、「無法松の一生」とダブルゆえんである。

生前、松蔵は「無法松の一生」(板妻版)上映を懸案にしているが、掛ける決断ができない。
留吉の応援を得てようやく「無法松の一生」を上映できる。

 その「無法松の一生」が、「劇中劇」ならぬ「映画中映画」で上映されるが、無法松が『乱れ太鼓』を打つシーンでは、当時としては最新技術であろうモンタージュ、オーバーラップ、高速切り替えなどの技術を駆使したシーン割となっていて、斬新さに驚いた。
 (なお、板妻版を見たのは、私には初めてだったと思う。)

 閉館イベント(謝恩最終興行)の映画も「無法松の一生」であった。
案内状に同封された2枚のチケットは当時のものを真似たもので、入場料100円と書いてある。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

 この映画、全編がセピア調の色付け。

 普通、回想シーンや昔のシーンはセピア調だったり、ピントを少し甘くしたりするのだが、この映画では、現代のシーンも昭和20年代(50年以上前)も同じセピア調。
だから、現代のシーンも、リアルタイムの現代ではなくて、1980年代頃のことを現しているのかと思ったが、冒頭に紹介される、「御案内の手紙」の内容からすると、現代は平成19年頃と思える。

 「昭和25年の会館以来半世紀以上にわたって地元の皆さまに愛され親しまれて参りました・・・云々」という閉館の挨拶が映画の冒頭で紹介される。
 映画では57年間と言っていたように思う。
そうすると25+57だから昭和82年。82-63=19;平成19年?
西暦にすると1950年+57年=2007年であるから今年だ。

 京都の田舎町で、今年まで細々と営業を続けていた「オリオン座」が舞台であり、これを支えてきた、松田トヨ(中原ひとみ)・留吉(原田芳雄)の物語である。

*********************************
公式サイトは、ここをクリック
宮沢りえ&加瀬亮インタビューは、ここをクリック


テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

やじきた道中 てれすこ
ファーストデイ・スペシャル(1stDay Special) 1000円で、
『やじきた道中 てれすこ』 を見た。

てれすこ02s


中村勘三郎と柄本明がヤジキタ。
小泉今日子が、お喜乃という籐のたった花魁というか売春婦。

『てれすこ』 とは、得たいの知れない大魚というか動物と言うか・・・

改めて見に行くことをお勧めするほどの映画ではなかった。
まあ、元が落語だと言うから、辻褄が必ずしも合っていなくても良い『お笑い』なのだから・・・
1000円で元々という感じか?!

11月10日封切りと言うから3週間目だが、すでに一日に午前中の2回の上映しかなく、夕方から深夜にかけては上映されていない状況。
そのうえ、午前11:45からの本日最終上映も客席はガラガラ。

口コミで観客が増えた「フラガール」 や 「三丁目の夕日」 のように上映期間が延長されたりはしないようだ。

だが、キャストは豪華版。

てれすこ01s

大御所からは、淡路恵子。 その相手は大御所とは言えないが笑福亭松之助。
國村隼、笹野高史、ラサール石井、間寛平、松重豊など。
そして、藤山直美。
さらに、子狸。


************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

にぎやかな公式ホームページは、ここをクリック スポット映像公開中!

テーマソングは、邦楽版 「ラプソディ・イン・ブルー」

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

Give Peace A Chance! 
昨夜(2007/12/9;本日未明) 24:30〜26:10
地元シネマ・コンプレックスで 
【THE U.S. VS. JOHN LENNON】 を見た。
アメリカ権力の強大な陰謀に対峙した、ジョン・レノンの「生き様」を描く力作である。

PEACE_BED_MAINs.jpg

観客は、私ともう一人の中年男性の二人だけ。

映画の主役はジョン・レノンとヨーコ・オノ・レノンである。

【大統領暗殺】と同じようなドキュメンタリー構成であったが、【大統領暗殺】 が実在の人々を配役したフィクションであったのに対して、
【THE U.S. VS. JOHN LENNON】では、全てがノンフィクションである。

【大統領暗殺】では、実在の人物も含む証言者がカメラの前で証言し、それを裏付ける実写(殆どが実写)映像を流すという方法で、最後にブッシュ大統領が暗殺される瞬間だけが、証言も映像もフィクションと言う巧みな構成を行っていた。

 この【THE U.S. VS. JOHN LENNON】でも構成は殆ど同じ方法であった。
最近のインタビュー画面では、ジョンレノンと時代を伴にした友人やミュージシャン,音楽プロデューサーや活動家(Activist),ブラックパンサーの指導者などが、ジョン・レノンについて語り、当時の映像が紹介された。
そして、当然オノヨーコが話の中心となり、レノン夫妻の活動のあり方や考え方を跡付けてゆく。
 ジョン・レノンは、ガンジーの非暴力抵抗運動を高く評価しており、自らの活動もそうあるべきだ考えていたと言う。
そして、暴力に訴えてしまっては、暴力の主体たる米国政府・軍産複合体の思う壺であり、彼らの土俵に乗ってしまうことであると話している。

 一方で、ブラック・パンサー(黒人解放運動の党派)の指導者と会談する中で、彼らの抵抗としての暴力を認める考えも示したらしい。
インタビューでは、そのブラックパンサーへの支持表明が、レノンの立場を悪くしたという意見を述べる人も居た。

 映画の邦題は「PEACE BED」となっている。

PEACE_BED_MOVIE.jpg

というのは、この映画の中心テーマが、ジョンとヨーコのベッド・インをマスコミに取材させて、そのベッドで反戦と平和を訴えるというシーンであるからだ。

PeaceBed00.jpg

 レノンに詳しい方には有名なエピソードであったかも知れないが、私はこの平和のアピール手法を初めて知った。
 『功成り名を遂げた有名人』 であるからこそ可能になったパフォーマンスと言える。
この映像と伴にくり返し・繰り返し紹介される
「Give Peace A Chance!」(平和にチャンスを与えよう!)を
数万の集会参加者が唱和する所がこの映画のクライマックスと言えよう。

これを見てジョン・レノンがヨーコに語りかける。
「すごいよね。 僕らが世界中で流れるんだ。 世界とコミュニケーションを続ける。 それが僕らの道だ。 」

PEACE BED のページ

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

この映画にはジョンの思いが詰まっています。
世界平和を願う真実の姿が映っています。
ジョンについてのドキュメンタリーは数多くありますが、
これは彼の愛すべき作品です。
もしあなたがジョン・レノンについて知りたいと思ったら、
それはこの映画を観てもらえればわかります。
この映画はジョンという人間と、
彼が闘っていた対象がありのままに描かれています。
        〜オノ・ヨーコ


        
【Give Peace A Chance 】の歌詞は、【続き...read more】 を御覧ください。
    ☆☆☆☆☆
...read more テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

本当の“ワル”は、とんでもない所に居る
支点次長などの幹部の不正に気付いた若手9人が行動を起そうとして密会している。

若者グループのリーダーの叔父は、その不正幹部たちとは別の取締役・支店長であるが、若者グループの訴えにも動こうとはしない。
 
若者達は、その老幹部の“優柔不断”に見切りを付け、監査役に訴える。
その監査役は、若者の意気を受け止め、詳しい話を聞きたいから、仲間全員を集めて待つように指示するが・・・

これを小耳に挟んだアウトサイダーが、この監査役のできすぎた筋書きに疑問を感じて、若者グループに助言を与える。
そして、叔父の支店長が若者に言った「本当の“ワル”は、とんでもない所に居る」との発言にこそ真実があるのではないかと伝える・・・

現代の『偽装』などの不正が続く“会社”社会を髣髴とさせるストーリーであるが、これは先週(2007年12月8日)公開された映画の話である。

タイトルは「椿 三十郎」
2007年12月15日23:45〜25:55)鑑賞。

台本は、黒澤明・三船敏郎で制作された時と全く同じだというから、時代が変わっても不正の本質は何も変わっていないことを示している。

不正の責任を敵対勢力に転嫁しようとする姿勢まで全く同じだ。

この極めて現代的な問題を、喜劇仕立てで見せながら、納得させてゆく黒澤明の台本の凄さには驚かされる。

なお、上の表現で支店次長は次席家老、支店長は城代家老、監査役は大目付という役どころとなっている。

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 
 
「椿 三十郎」オフィシャルサイトは、ここをクリック

TsubakiS.jpg


「織田 三十郎」ブログは、ここをクリック

テーマ:◎椿三十郎◎ - ジャンル:映画

福田麻由子は凄く魅力的! 【Little DJ】
別の映画を見た映画館で、【Little DJ】 の予告編を見ました。

Little DJ03


 クール・ビューティ子役の福田麻由子さんが出るというので、「これは見なくちゃ!」と思った。

           FukudaMayuko03.jpg

          アニメ「ピアノの森」で声優を務めたときの写真

私が、福田麻由子さんを知ったのは、「女王の教室」での志田未来の脇を支える準主役としてでした。 主役は、厳しい“鬼教師”役に天海祐希さん、小学生側が志田未来でした。
この時の役柄は、極めて覚めた目で見ている文字通り“クール”な美少女。
 その美少女も既に中学生となっていて、Beauty にも磨きがかかっています。

 12月16日午後4時半開始の時間帯で、TOHOマイレージの「6回観たら1回無料」の無料鑑賞。 
日曜日の午後で、トリアスの駐車場は満杯であったが、この映画の観客は10人ほどの淋しいスクリーンであった。

 この映画、【Little DJ】 では、交通事故か何かで、包帯でぐるぐる巻きの「ミイラ人間」状態で左目だけが光って登場する。
少女の名前は、海乃たまき。

 対する、この映画の主人公である高野太郎(神木隆之介)は、体調不良で入院し、リハビリと治療を兼ねて、院内の昼休みの放送でDJ(ディスクジョッキー)を務めている。

 少女・海乃たまきの回復が進み、ミイラ状態から解放された日に、DJ(高野太郎)の呼び掛けで病室の窓を開けるところが、福田麻由子として姿を現すところであるが、まさに「美しい!」と感動の声を上げたくなるような感じであった。 黒髪も豊か!

 その登場シーンは「クール・ビューティ」であったが、その後の展開では、子どもらしい可愛さ(Cute!)とあどけなさのあふれる演技であった。

 映画のストーリーも感動作であるが、福田麻由子を見るだけでも充分に堪能できる作品である。
 神木隆之介も、野球少年から白血病で亡くなるまでを、見事に演じている。

             Little DJ04


 高野太郎の両親に、石黒賢と西田尚美。
西田尚美は、一癖ある脇役で存在感のある演技をする実力派だと思うが、この映画でもいい味を出していた。 NHK大河「風林火山」では、上杉政虎(謙信)のりりしい奥方を演じていた。
西田尚美さんも私の好きな女優の一人である。

 映画自体は、白血病に冒された少年の入院生活を描いたものであるが、いわゆる「お涙頂戴」の難病ものではない。
 残された命を如何に生きるか? どのように気持ちを伝えるか? などがテーマのようであった。
 時代背景は、1980年代で、まだ携帯電話が発達していなかった頃の話である。

『プロローグ』 と 『エピローグ』 で成長した海乃たまきとして広末涼子が演じているが興ざめである。
広末涼子は薄っぺらで、福田麻由子ほどの深みや神秘性や美しさやオーラが無い。
もっとも福田麻由子の成長した役柄を演じることができる女優は見当たらないが・・・
この 『プロローグ』 と 『エピローグ』 は必要性が感じられなかった。

Little DJ02

     (左から広末涼子、神木隆之介、福田麻由子)

オフィシャルサイトは、ここをクリック
 
福田麻由子さんのページは、ここをクリック

【Story】は、続き【... read more】 を御覧ください。(オフィシャルサイトからのコピペです)

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 

...read more テーマ:Little DJ 小さな恋の物語 - ジャンル:映画

和央ようか 「初女優」 の試練
 前回ご紹介した、先週公開が始まったばかりの「Little DJ」は、公開時には一日6回上映だったのだが、1週間後の昨日は一日1回上映になってしまっていた。
あまり人気が広がらなかったようだ。 内容は良かっただけに残念! 今週で中止だろう。

 昨夜は、深夜上映(午前0時〜2:20)で、この日公開された「Cha Cha」を見た。
   (深夜につき、観客は私も含めて6人だけ)
豊臣秀吉の愛妾・茶々(淀君)の生涯を描くドラマである。
 原作は、井上靖「淀どの日記」
   Chacha00.jpg


 主演は、元・宝塚「宙組」(そらぐみ)男役TOP 和央ようか さん。
「初女優」としての試練を受ける映画である。

 宝塚「宙組」という上背が高い生徒が揃っている組のTOPだっただけあって、
背が高くて(174cm)、並み居る男性陣より高いほどだ。
 宝塚を退団することを発表した後の公演だったと思うが、梅田芸術劇場での公演中、歌いながらの宙吊りで移動中、装置の不備で高さ5m近くから舞台に落下し、骨盤骨折で全治3ヶ月の重症を負ったが、落下後もその歌を終わりまで歌ったという根性の人。
療養の後の退団公演は立派にこなし、花總まり(今は和央のマネジャーの醍醐まり子)さん と一緒に退団した。

そして、この映画「茶々」、和央ようか さんの女優としての初仕事である。

宝塚の生徒は舞台栄えするからと言って必ずしもいわゆる「美形」の女性ばかりではない。
最近TVでの露出が多い【紺野まひる】や、「武士の一分」などの映画に出ている【檀れい】など「美形」の女性も居るには居るが、比率としては少ない。
 和央ようか も舞台栄えするが「美形」とまでは言えない“そこそこの”容貌である。
年齢的にもそれほど若くはなく(現在39歳)、あまりアップに耐える訳でもない。

 そういうハンディがありながらも、伝えられる淀君の「超絶美女」「孤高」「気丈」「気高さ」を魅力的に演じていた。もっとも淀君のそういう性格や容貌は、井上靖などの小説で描かれたものであり、本当のところは、誰も目にした訳ではないので不明であるが・・・
  Chacha02.jpg


 この淀君の幼少期(10代?)を演じている子役の選定もびっくりするほど似ている。
歯並びが悪いところまでソックリ。それこそ、和央ようか さんが10代の頃に撮りためておいたのではないかと思うほど。
 浅井家の「美人三姉妹」の妹たちは、寺島しのぶ、富田靖子が演じているが、子役は全然似ていない。
       Chacha03.jpg

           Chacha04.jpg

 三姉妹の母にして信長の妹、当世一の美女といわれた、「お市の方」に原田美枝子。

淀君と関わる戦国武将に、信長;松方弘樹、秀吉;渡部篤郎、家康;中村獅童 を配役。

 大阪城落城を前にして、降伏を拒むために淀君と秀頼二騎で家康の陣に駆けつけるシーンがあるが、その淀君の凛々しい「鎧(よろい)姿」が宝塚・男役の魅せ所であろう。
いかにも宝塚的な鎧姿であり、鎧のデザインは少女漫画チックでもあった。
 颯爽と疾駆する乗馬姿は吹き替えではなく、さまになっていた。
 しかし、このシーンが最も魅力的かつセクシーに見えたのは確かである。 
不思議なことに、その凛々しさの中に『あどけなさ』も感じた。

 と言う訳で、和央ようか さんの女優としての初仕事の『試練』は、男勝りの淀君という役どころを得て、まずまずの成功であったのではないだろうか?
 宝塚男役スターが、宝塚を離れて女優に戻る(女優に変わる)とき、まずは「男勝り」の女役から始まるのはよくあることである。
 一路真輝しかり、真矢みきしかり・・・

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************ 
「茶々 天涯の貴妃」 オフィシャル・サイト
和央ようか オフィシャル・サイト
東映プレスリリース
和央ようか Wikipedia
和央ようか インタビュー
和央ようか初主演映画初日に舞台あいさつ(日刊スポーツ) - goo ニュース
「茶々」和央ようか、リハで豪快ビンタ(スポーツニッポン) - goo ニュース
平手打ちリハは宝塚流!?和央ようか、秘密暴露され大慌て(サンケイスポーツ) - goo ニュース


一部の写真は、【赤毛のアンちゃん】 から転載しました。

        ☆☆☆☆☆

...read more テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画



FC2ブログ(blog)