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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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【ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2024】1月13日(土)午後4:50 まで
2024年1月7日(日)

『能登半島地震』で放送されなかった
【ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2024】は
昨日・2024年1月6日(土)午後2:00-午後4:50 に
録画で放送されていたことが判った。

これについてのインフォメーションは無かったように思う。
少なくとも私は見ていない。
なので聴き逃したが
【NHK+】で、2024年1月13日(土)午後4:50 まで配信中

   *******

NHK_WienPhil2024_20240106-01.jpg

ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2024
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2024010625985
 NHK-ETV_1/6(土) 午後2:00-午後4:50 放送
 配信期限 :1/13(土) 午後4:50 まで





テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団の【第九の夕べ】を聴く !
2023年12月27日(水)

  きょう午後7時から、アクロス福岡シンフォニーホールで
ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団の
【第九の夕べ】を聴きました!

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-01.jpg

なお、【第九の夕べ】は私の命名で公演の正式名称ではありません。

正式には単に【ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団】演奏会

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9_Poster-01.jpg

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9_Poster-02.jpg


何と、交響曲第9番の2連続演奏。

第一部は、ドヴォルザークの【新世界から】

第二部は、ベートーヴェンの【合唱付き】

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-Program.jpg

ベートーヴェンの交響曲第9番【合唱付き】のソリストも
ウクライナ・キーウの国立音楽院など地元出身の人たち。

12月22日にWEBで予約した処、8割近くが埋まっていましたが
3階の3列目22番という私的には良績をGET!

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-02.jpg
    3階の3列目22番からの見通し(画像は、中休みの風景)

開演時には、ほぼ満席の盛況。

演奏は素晴らしいもので大感動。

敢えて難を言えば、指揮棒が降りていないのにフライング拍手が
結構多かったこと(笑) 【新世界から】でも【合唱付き】でも!
感動のあまりと云う気持ちは解らなくはないですが・・・

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-03.jpg


まさに戦火に晒されているウクライナの音楽戦線で闘う
演奏者たちの熱演に力強い拍手と歓声が長く続きました。

拍手と歓声に応えて、テノール・バス歌手がウクライナ国旗を
拡げると観客の反応は一層強く熱く盛り上がりました。

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-04.jpg
     画像は、終演後のアンコール風景(アンコール演奏は無し)。

アンコール終了後も演奏者の退場まで激励の拍手が続き、
合唱団の団員は一人ひとり順番に一礼して退場されました。
その最後の一人が舞台袖に隠れるまで拍手は鳴りやみませんでした。

以下、アクロス福岡の公式サイト(画像は公演パンフ)より

     *******

ウクライナより国立オーケストラが来日。
ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団が
「第九」「新世界」2つの九番で贈る歓喜の世界へ!

ベートーヴェンの最高傑作、交響曲第9番 “通称「第九」”と、
ドヴォルザークの最高峰、交響曲第9番「新世界より」を

東欧屈指の名門オーケストラが披露します。


タクトを振るのはキーウ生まれの秀英、ミコラ・ジャジューラ。
ソリストにはウクライナ国立歌劇場で活躍するスター歌手たち。
公募で選抜されたメンバーを有するアクロス福岡特別合唱団との
「歓喜の歌」には期待せずにはいられません。

今なお理不尽な戦禍に苦しみ続けているウクライナ。
それでも音楽に国境はありません。
「第九」「新世界」2つの「第9番」が贈る希望の音楽を、
圧倒的な演奏と迫力ある合唱でお贈りします。

これを聴かずして2023年は終われません! ぜひご期待ください。

【曲目】
・ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」
・ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付き」


【管弦楽】
◎ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-06.jpg

【指揮者】
◎ミコラ・ジャジューラ(指揮) 1961年キーウ生まれ。

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-08.jpg
1980年からキーウのチャイコフスキー音楽院に学び、指揮法をロマン・コフマンに師事、在学中の1986年から1988年までロシアのオムスク・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務める。1987年東京国際、1988年ブダペスト国際各指揮コンクール受賞、小澤征爾からタングルウッドのサマーアカデミーに招かれ、バーンスタイン、プレヴィン等の指導を受ける。1988年シェフチェンコ記念キーウ国立歌劇場正指揮者、1989年ソウル交響楽団首席指揮者を歴任、1996年ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。旧ソ連邦諸国を始め、ヨーロッパ、アメリカ、アジア等で幅広く演奏活動を行い、篤実な人格で多くの尊敬を集めている。
◎ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団 1995年ウクライナのキーウに本拠を置く国立フィルハーモニー協会の専属オーケストラとして創設される。同国の巨匠ロマン・コフマンの指導下、1996年には若手の第一人者ミコラ・ジャジューラが音楽監督に就任、フィルハーモニーのライセンコ・ホールで年間50回以上の定期公演を行うほか、旧ソ連を含むヨーロッパ全土から客演に招かれている。特にドイツとフランスでは近年人気が高く、ベルリン、ミュンヘン、ケルンの各フィルハーモニー、バイロイトの大劇場等でチャイコフスキー、ラフマニノフ等を演奏するほか、数日間に渡ったロワールの音楽祭コンサートは、ハイビジョンでフランス全土に放映され大きな反響を呼んだ。ペンデレツキ、テオドラキス等の作曲家、クレーメル、バシュメット、クライネフ、ヴィルサラーゼ、バドゥラ・スコダ、アッカルド等著名演奏家との共演も数多く、東欧における最も優れたオーケストラとして評価を確立している。

【ソリスト】
◎テチアナ・ガニーナ(ソプラノ)
◎アンジェリーナ・シュヴァツカ(アルト)
◎ドミトロ・クズミン(テノール)
◎セルギィ・マグラ(バリトン)

20231227_UkrainePhil_2-SymponyNo9-07.jpg

【合唱】
◎アクロス福岡特別合唱団






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【華麗なるガラ・コンサート】をアクロス福岡シンフォニーホールで聴く !
2023年12月11日(月)

  きのう午後3時からアクロス福岡シンフォニーホールで
【華麗なるガラ・コンサート】
 「the MATSURI "祭"」
 ~5つの狂詩曲~博多ラプソディ

 を聴きました。

20231210_GALA Concert-01

指揮者の高関健さんに依ると
「ラプソディばかり5曲も並べたプログラムは殆ど無い」と言います。

なおラプソディとは、交響曲や協奏曲、序曲などのカテゴリーに
当て嵌まらない曲は『何でも来い!』というジャンルだとのこと。

20231210_GALA Concert-02

おまけにアンコール曲も今年お亡くなりになった外山雄三さんを追悼して、
外山雄三作曲の『管弦楽のための狂詩曲(ラプソディ)』でした。

演奏は、特別編成オーケストラもソリストも素晴らしいものでした。

20231210_GALA Concert-04

20231210_GALA Concert-03

20231210_GALA Concert-05

会場は3階席まで埋まっていて、ほぼ満席でした。





テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

打楽器奏者・宮本香緒理さんのLIVEを聴きました。
2023年11月10日(金)

きのう11月9日筥崎宮前の『もも庵』で、旧知のPercussionist(打楽器奏者)
宮本香緒理さんの LIVE を聴きました。

実際には、宮本さんはゲスト扱いで、
Guitarist 三好功郎さんと Pianist 岩崎大輔さんの Duo Live に
請われて参加された形。

午後7時から休憩を挟んで2時間のコンサートで、堪能しました。

20231109_MiyamotoKaworin_Live-Poster.jpg

20231109_MiyamotoKaworin_Live-01.jpg

20231109_MiyamotoKaworin_Live-02.jpg
 ピアノ;岩崎大輔さん  ギター;三好功郎さん  打楽器;宮本香緒理さん

20231109_MiyamotoKaorin_Live-03.jpg

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テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

【森下邑里杏 Sisters Duo コンサート】を Cafe Restaurant『言の波』で聴く !
2023年10月15日(日)

  今夜7時から福岡市南区若久の Cafe Restaurant『言の波』で

YuriaDuoLive_20231014-17.jpg

YuriaDuoLive_20231014-11.jpg

【森下邑里杏 Sisters Duo コンサート】
が開催され聴いて来ました!

YuriaDuoLive_20231014-13.jpg

 Cafe Restaurant でのLIVEと言うことでワンドリンク注文
YuriaDuoLive_20231014-01.jpg
 繊細な花模様をあしらったキャラメルラテ。

 森下邑里杏さんは、東京藝大出身のプロのチェリストで
クラリネット奏者の妹クラリネット奏者・森下星来さんとのDuo に
ピアニスト・宮田千愛さんをゲストに招いての3重奏。

YuriaDuoLive_20231014-14.jpg
YuriaDuoLive_20231014-15.jpg
YuriaDuoLive_20231014-16.jpg

 森下邑里杏さんのLIVEは、今年の5月以来4か月半ぶりで3回目!

【森下三姉妹ライブコンサート】を南区若久の『Cotonoha』で聴く!
 観劇レビュー&旅行記-2023年5月28日(日)

 http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6444.html


 アニソンを含め親しみ易い楽曲を演奏されました。

 激しい楽曲も静かに奏でる楽曲も表現力に裏付けられた 様々な
タイプの楽曲が演奏されました。

 ジャズ的な要素もあり、それぞれの楽器のリレーソロも。
チェロは勿論のこととしてピアノの表現力も素晴らしいものでした。

YuriaDuoLive_20231014-02.jpg


 演奏の最後は、ディズニーアニメ【アナと雪の女王】から
『Let it go』(愛称;レリゴー)でした。
 劇団四季で娘がアンサンブルで出演していた楽曲です。
今は、10月19日開演の『WiCKED』の総稽古中。

YuriaDuoLive_20231014-04.jpg


 アンコールは『マツケンサンバ』で会場一体となって
大いに盛り上がりました!

 当ブログでは残念ながら映像をアップできませんので
わたしの Facebook を御覧ください。

【森下邑里杏 Sisters Duo コンサート】
 akakiyama.jun_Facebook - 2023年10月14日(土)


記念ツーショット

YuriaDuoLive_20231014-05.jpg

*******

【関連記事】


【森下三姉妹ライブコンサート】を南区若久の『Cotonoha』で聴く!
 観劇レビュー&旅行記-2023年5月28日(日)

 http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6444.html


東京藝大3年生の女子3人が結成している
 【Gtrio】のラストライブ!

 観劇レビュー&旅行記 - 2019年3月18日(月)
 http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5197.html


【G trio】の俄かファンになってしまいました! 
 観劇レビュー&旅行記 - 2018年9月21日
 http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5074.html


元・劇団四季の女優 熊本亜記さんのミニライヴを聴きました!
 観劇レビュー&旅行記 - 2018年9月16日(日)

 http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5069.html





テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【福岡に音楽大學を】 福岡県自治体問題研究所のつどいで
2023年9月11日(月)

 今日は、知り合いの案内で『福岡県自治体問題研究所』の
「まちづくり部会」に参加しました。

【福岡に音楽大學を】

テーマは、九州大学箱崎跡地に「音楽大學」(何故か「学」ではなく「學」)
を創ろうと言う話し。

プレゼンテーションは、この分野に詳しく家族も音楽家である
と云う齋藤輝二さん。

今日の会合の為に調査し準備された資料を元に
意義と構想概要をプレゼンされた。

福岡県は数多くの名を遂げたポップスミュージシャンや
安永徹さんのようなベルリンフィルのコンサートマスターを
務めたようなアーティストを輩出している。
にも拘わらず、公立の音楽大学や藝術大学がない。

九州大学箱崎跡地の近代建築物活用ゾーン
(元九大の建物が保存されているエリア)は
「音楽大學」を造る適地である。
また、政令都市(百万都市)福岡には市立大学がない。
【福岡市立音楽大學】として実現したい。
と言うのが、主な方向性。

私は、九州芸術工科大学・音響設計学科4期生として
自己紹介を兼ねて意見表明。

九州芸術工科大学は今から60年前の1963年に安川大五郎を
中心とする九州財界と芸術愛好家などによって「九州芸術大学」
期成同盟が造られ、音楽・美術・工芸などを教育し芸術家を
輩出する大学として設立運動が行われた。
しかし当時、藝術大学設置の条件(教員人材も含む)は厳しく
藝術と産業の橋渡し的大学として方向を修正し「産業芸術大学」
「芸術産業大学」等など、方向性が二転三転(その経緯は省略)
結果的に1967年に「九州芸術工科大学」とされた。
「藝術学部」は難しいが「工学部」ならOKと言う文部省の意向も。
なので、「九州芸術工科大学」は工学部の位置付け。
地元の運動から僅か5年後の1968年に開学の速攻だった。
当時は公害問題を始め、産業の独走が人間環境を脅かし始めて
いたことから、産業に人間性を取り戻し、そのためには芸術的
素養が重要であると言う観点が押し出された。
学科は「環境設計学科」「工業設計学科」「画像設計学科」
「音響設計学科」の4学科となった。
1期生の合格競争率は全体で20倍、「環境設計」は50倍。
私は、音響設計学科4期生で、音楽の講義もあり楽器は2種
必修であった。ピアノは全員履修、第2楽器は選択制で、
私はチェロを習った。しかし、これらは音楽的素養を養うもので
演奏家になるレベルの教育ではない。他に音響工学や聴覚形成
なども必修であった。
2003年に大学再編で九州大学と合併。九大芸術工学部になる。
そういう訳で、九州に音楽大學を創ろうと言うのは想いは良いが
実際には厳しいかも知れない。


全体で2時間ほどプレゼンと論議が行われたが、行動計画が
無かったので
「いつまでに取り纏めて行政や事業者に提案するのか?」
と問うと、会報の次号に掲載するだけと言う。

「ロマンを語り合っただけで、実現のための行動は行わないのか?」
と厳しく問うと『福岡県自治体問題研究所』は運動団体ではない
との応答。
会報に掲載して会員に喚起するだけらしい。

「九大箱崎跡地を考える会」との連携も考えていないとのこと。
きょうの会議には「九大箱崎跡地を考える会」からも2名参加
していたので、そこで話が深まればと言う。

『福岡県自治体問題研究所』は『研究所』という名で
ロマンを語るだけの団体のように私には見えた。

齋藤輝二さんが配付された詳しい資料作成も徒労か?
(添付画像は配付資料の ほんの一部)

【コンセプト】
QshuOndai_20230911-01m.jpg

【福岡県の大学一覧】
QshuOndai_20230911-02m.jpg

【全国の主な音楽系大学一覧】
QshuOndai_20230911-03m.jpg

【福岡音楽大學の構想】
QshuOndai_20230911-04m.jpg

#九州大学箱崎跡地に音楽大學を!
#福岡県自治体問題研究所
#九州芸術工科大学 #九州大学芸術工学部
#九州産業芸術大学 #九州芸術産業大学
#環境設計学科 #工業設計学科 #画像設計学科 #音響設計学科」





テーマ:展示会、イベントの情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

『ごまかさないクラシック音楽』片山杜秀氏に聞く;東洋経済
2023年8月9日(水)

  週刊東洋経済WEB版で興味深い記事を見付けましたので紹介します。

【クラシックとは何か、美しい旋律の裏を理解せよ】
  『ごまかさないクラシック音楽』片山杜秀氏に聞く

 長谷川 隆 : 東洋経済 記者
 #東洋経済ONLINE ー 2023年8月6日(広島原爆忌) 16:00
  https://toyokeizai.net/articles/-/692051


ToyoKeizai_20230806-01.jpg

『ごまかさないクラシック音楽 (新潮選書)』
  (岡田暁生、片山杜秀 著/新潮選書/2090円/350ページ)

この2人にクラシック音楽を語らせたら止まらない。古楽から古典派、ロマン派、現代音楽まで、縦横無尽に語り合った。ベートーヴェンはなぜすごいのか。モーツァルトはなぜ愛されるのか。寄り道だらけの対談から、クラシック音楽の楽しみ方が見えてくる。

──共著者である岡田暁生氏とは長時間の対談になったそうですね。

1回3時間以上の対談を6回やって合計では20時間以上。1冊の本を作るだけならばその半分もあれば十分だった。さらに話があちこちに脱線するから、編集者は大変だったはず(笑)。
第1章の前に序章を置いて「バッハ以前の一千年はどこに行ったのか」を議論したのは、岡田さんがその問いを投げかけてきたから。そもそもバッハ(1685〜1750)以前の音楽が古楽と呼ばれ、どうしてクラシック音楽と区別されているのかを2人で詳しく論じた。クラシック音楽とは何かを考えるうえで重要なポイントなので、その話をできてよかった。想定外のシナリオは対談の面白さです。

作曲家の曲調にも影響した社会背景

──バッハは「クラシック音楽の父」と呼ばれていますが、それがなぜなのかを社会背景や歴史にまで踏み込んで解説しています。

教科書的にいえば、バッハは、複数の旋律を重ね合わせる「対位法」を極限まで推し進めて、後世の模範になった。その意味でまさにクラシック音楽の父の名にふさわしい。

だがその音楽を西洋史の中で位置づけると、18世紀に広がりつつあった近代的、あるいは市民社会的な平等性を音楽の中で実現している、と解釈できる。主役の楽器は1つだけでなく、どれかが突出したり自己主張したりすることはないという点で平等です。

さらにバッハはプロテスタントの音楽を体現している。例えば日本でもファンが多い「マタイ受難曲」は、プロテスタント教会での賛美歌の伝統を踏まえ、皆で親密かつ真摯に歌う。ヘンデル(1685〜1759)やテレマン(1681〜1767)、モーツァルト(1756〜91)のような、派手で楽しい要素は薄く、禁欲主義が感じられる。マックス・ウェーバーをもじっていえば「バッハの音楽と資本主義の精神」といった趣がある。

カトリックはきらびやかな宮廷文化と密接で、非倹約的だ。同じキリスト教でもプロテスタントとは随分と違う。バッハは音の「組み合わせ」をとても大事にしていて、理詰めで戦闘的だ。

──モーツァルトは理詰めではなく軽やかさが特徴です。

モーツァルトの曲は短調、長調にかかわらず、浮遊感がつねにある。長調だといわれても、局所的には短調だか半音階(各音の間がすべて半音を成す音階)だか、メロディーをどの軌道に乗せたいのかよくわからないところがある。

フランス革命(1789〜99)の衝撃が欧州を襲った激動期に、モーツァルトは旧体制の中で不安を覚えていた。不安の中でうねって、浮遊して、さまよっている。それゆえ、漠然とした不安を抱いている現代人にもフィットする。

──ベートーヴェン(1770〜1827)への評価がユニークです。岡田氏は「『クラシック音楽業界』という名の大企業をつくった豪腕社長」であると。

まさにそう。創業者であり、今でも結局、クラシック業界はベートーヴェン頼みだ。交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、と何でもありだ。

ベートーヴェンはそれまでの限られた聴衆を相手にしていた作曲家と違い、市民社会の到来によって何百人、千人単位の聴衆を前にして音楽を聴かせる作曲家のはしりになった。つまり音楽リテラシーのない市民を納得させなくてはいけない。熱量の高さはその特徴だ。のちにドイツが普仏戦争(1870〜71)に勝って国際的な力をアピールすると、ベートーヴェンの“ガンバリズム”は世界にあまねく受け入れられる。

だからベートーヴェンが日本でずっと人気があるのもよくわかる。戦前、戦後を通じ欧米に追いつこうとしていたし、文明の進歩を音楽で実感させる存在。さらには耳が聞こえなくなっても作曲に励んだ刻苦勉励のストーリーがある。

ベートーヴェンの音楽には、人間をさらなる高みに引き上げるべく「頑張れ、頑張れ」と怒鳴り続ける、スポーツの鬼コーチのような怖さとしつこさがある。ワーカホリック的といってもよい。

クラシックは知性と感性を磨くツール

──クラシック音楽が民族意識・国民意識を鼓舞してきたことや、軍隊や軍楽との関わりが深いことを詳しく論じています。

ロマン派でフランス人のベルリオーズ(1803〜69)の音楽には、フランス革命や、7月革命(1830)、その前後の戦争の影響がある。この時代に吹奏楽が発展し、パリ音楽院では管楽器教育が充実していった。軍楽は野外で遠くまで聴かせる必要があるので、太鼓や金管楽器の比重が増す。ベルリオーズはそれを屋内の音楽にフィードバックさせたわけだ。

フランス革命で生じた国民皆兵の思想は欧州全体に広がり、どの国でも行進曲やマーチングソングが作られた。ロマン派以前の古典派も実は軍楽と関係が深い。例えばハイドン(1732〜1809)の交響曲第100番「軍隊」にはトルコ風軍楽が持ち込まれている。

ぐっと時代が下った、第1次世界大戦から第2次世界大戦までの時代では、レコードやラジオの普及もあって、大衆動員のためにどの国でも行進曲や軍歌が盛んに作られた。それらはクラシック音楽と境界線を引けるものではない。

──クラシック音楽はどんなふうに楽しんだらよいでしょうか。

クラシック音楽が高尚なんて時代は昔のこと。音楽趣味が多様化し、クラシックだからハイブラウだと認識される時代ではなくなった。かといって趣味以上の意味はないというのは言いすぎだ。30分や60分の曲を聴き込むためには、難解な長編小説を読み込むのと同等の解釈力が必要。背景についての知識もまた必要。音はどんどん過ぎるから記憶力も大事。聴く人のトータルな能力が問われる。知性と感性を磨くツールとしてこれ以上のものはなかなかない。

*********************
片山杜秀(かたやま・もりひで)/
慶応大学教授。1963年生まれ。
政治学者(政治思想史)、音楽評論家。慶応大学法学部教授。
政治思想史で多くの著作を送り出すだけでなく、音楽評論の分野でも多彩に活動。
『音盤考現学』『音盤博物誌』で吉田秀和賞とサントリー学芸賞を受賞(2008年)






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

小原孝さんがNHK-FM【弾き語りフォーユー】で『原爆を許すまじ』を演奏!
2023年8月7日(月)

  おととい8月5日の片山杜秀さんによる「人間をかえせ」や「原爆小景」の
紹介に呼応するかのように、きょう8月7日には ピアニストの小原孝さんが
自ら企画しているNHKの番組 
 NHK-FM【弾き語りフォーユー】(月~木;10:30-10:50)で
視聴者からのリクエストに応える形で『原爆を許すまじ』を静かに演奏。

NHK_FM_Hikigatari for You-01

日々寄せられる様々な楽曲リクエストから、この曲を選ばれたことに
小原孝さんの「反戦・反核」の心意気を感じ取れます。

他に、独立戦争に行く恋人を歌った
『ダニーボーイ』(ロンドンデリーの歌)

被曝クスノキを歌った福山雅治さん作曲の『クスノキ』

美空ひばりさんが「戦争は いやだ」と歌った『一本の鉛筆』
MisoraHibari_1ponnoEnpitsu.jpg


この日は、明確に「反戦・反核」の意志表示をピアノで
語られた楽曲構成でした!(歌詞は無しですが)

小原孝さんとNHK-FMスタッフに敬意を表します!

*******


小原孝【弾き語りフォーユー】
https://www.nhk.jp/p/hikigatari/rs/ZG79L367QZ/episode/re/L3K3WG5316/
 NHK-FM 2023年8月7日(月)

<楽曲構成>

ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)
小原孝(ピアノ)
作曲: アイルランド民謡
編曲: 小原孝
(4分14秒)

原爆を許すまじ
小原孝(ピアノ)
作曲: 木下航二
編曲: 小原孝
(1分40秒)

クスノキ
小原孝(ピアノ)
作曲: 福山雅治
編曲: 小原孝
(3分1秒)

一本の鉛筆
小原孝(ピアノ)
作曲: 佐藤勝
編曲: 小原孝
(3分38秒)






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

「人間をかえせ」と「原爆小景」を紹介:片山杜秀【クラシックの迷宮】NHK-FM
2023年8月6日(日)

  歴史学者でもある音楽評論家の片山杜秀さんが、8月5日の
NHK-FM【クラシックの迷宮】(土曜日 19:20 ~ 21:00)で
 「人間をかえせ」や「原爆小景」を紹介されました。

NHK_FM_Classic no Meikyu-01

片山杜秀さんは番組の終盤で、ハッキリ
『反核・反戦』の日本人の作品の特集である
  ことを言われていました!

広島・長崎原爆忌を前にして2023年8月5日の夜放送。 

*******


NHK-FM【クラシックの迷宮】片山杜秀
 8月6日・8月9日を前にして

 2023年8月5日(土)午後7:20 ~ 午後9:00
https://www.nhk.jp/p/classicmeikyu/rs/ZZ592P4MN7/episode/re/4NGLMV7RGM/

<楽曲構成>

交響曲第5番「ヒロシマ」から
 第8楽章『哀歌(悲歌)』

大木正夫:作曲
(管弦楽)新日本フィルハーモニー交響楽団、(指揮)湯浅卓雄
(11分39秒)
<NAXOS 8.557839J>

カンタータ「人間をかえせⅠ」から
 第2章「仮繃帯所(かりほうたいじょ)にて」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(ソプラノ)滝沢三重子、(アルト)成田絵智子、(テノール)天野秋雄、(バス)田島好一、(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)佐藤菊夫
(12分06秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅠ」から
第5章「呼びかけ」~終曲「人間をかえせ」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(ソプラノ)滝沢三重子、(アルト)成田絵智子、(テノール)天野秋雄、(バス)田島好一、(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)佐藤菊夫
(6分53秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅡ」から
 第3楽章「朝」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(合唱)東京労音会員、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)上田仁
(8分19秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

カンタータ「人間をかえせⅡ」から
第4楽章「足音」

峠三吉:作詞
大木正夫:作曲
(バリトン)小田清、(合唱)東京労音会員、(合唱)厚生年金児童合唱団、(管弦楽)東京交響楽団、(指揮)上田仁
(10分25秒)
<東芝EMI CZ25-9015/16>

「原爆小景」から第1曲「水ヲ下サイ」
原民喜:作詞
林光:作曲
(合唱)東京混声合唱団、(指揮)田中信昭
(4分59秒)
<NAXOS JAPAN NYNG010>

火の夜 -宗左近「炎える母」による-
林光:作曲
(合唱)大阪放送合唱団、(指揮)山田一雄
(24分37秒)
<~NHKのアーカイブスから~>

「原爆小景」から
第4曲「永遠(とわ)のみどり」

原民喜:作詞
林光:作曲
(合唱)東京混声合唱団、(指揮)寺嶋陸也
(3分10秒)
<fontec FOCD9602>






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

アクロス福岡で九響第414回定演 コンサート方式オペラ【サロメ】を観る。
2023年7月31日(月)

 先日2023年7月27日
  アクロス福岡で、九州交響楽団第414回定期演奏会
コンサート方式オペラ【サロメ】
 (原題:SALOME)を当日券GETで観ました!

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 1階・2階も多少空いていましたが、私は音響が良く見通しも良い
3階正面の席を確保。
 開演時には、1階・2階席はほぼ埋まっているようでしたが
3階席には結構空席がありました。

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   (自席よりステージを臨む)


 オペラ【サロメ】の公演を見たのは二度目。

 1回目は、アクロス福岡での本格的な楽劇形式の公演でした。 
その時は、忘れもしませんエイラッハ・ラッパライネンがサロメ役で
『7つのベールの踊り』も自ら踊って脱いでいかれました(笑)。
 それは、2006年だったらしく、私のこのブログには掲載無し。

 検索して音楽評論家のレビューを見付けましたのでリンクを紹介。

「あのラッパライネンが遂に再来日~今度も激ヤバのサロメか?」
 https://www.hmv.co.jp/news/article/502140096
  HMV BOOKS - 2006年2月14日 (火)


今回は『7つのベールの踊り』の場面は出演者は舞台袖に引き
九州交響楽団による音楽のみの演奏でした。

 なお、『7つのベールの踊り』は『ストリップ・ショー』の起源と云う説も!


 開演前の18:40から、指揮者の沼尻 竜典さんから楽曲解説があり、
やはり『7つのベールの踊り』が中心テーマに。
 オペラ公演では、バレエダンサーが代役で踊ることも少なくないとか。
 オスカー・ワイルドが戯曲を書いて聖書の中の話が急にポピュラーに
なって多くの芸術家を制作に駆り立てたとか。
 ギュスターブモローの有名な絵画もプログラムの一画に掲載されてます。


 開演前の舞台
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  下手側には、2代のハープやチェレスタなどが配置されていました。

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  上手側後方には、パイプオルガン の演奏台も配置。
 (アクロス福岡にはパイプオルガンがないので電子音再生)


 作曲者は、リヒャルト・シュトラウス。 父親がホルン奏者と云うことで
ホルンの見せ場が多いオペラです。

 今回の演奏会では、元NHK交響楽団の首席ホルン奏者だった
福川伸陽さんがゲストホルン奏者として首席奏者を担っておられました。

幕間なし、1時間40分通し上演。

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   ステージ両サイドに建つ『ポール』は字幕日本語表示器

 劇場オペラの場合は、歌手がアリアを歌い上げると観客から拍手喝采が
有るものですが、今回は拍手する隙を与えずに音楽が進みました。

 なので全幕が終わると待ってましたとばかり大きな歓声と拍手が続きました!

 カーテンコール(カーテンはありませんが)は5回ほど。

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#九州交響楽団 #第414回定期演奏会
#リヒャルトシュトラウス #サロメ
#コンサート方式オペラ
#アクロス福岡シンフォニーホール
#2023年7月27日

   九州交響楽団は、創立70周年とのことでした!

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  九州交響楽団第414回定期演奏会 公式サイト
   http://kyukyo.or.jp/cms/14537


  月刊KYUKYO7月号掲載_曲目解説はこちら

【解説・ストーリー】
 ヨハナーン(聖人ヨハネ)に一目ぼれしたサロメ(15才くらい?)が
「キスしたい」と迫りますが、聖人ヨハネは断ります。
 殺すほど愛していることを示す為に、義理の父ヘロデ王の要求する踊り
『7つのベールの踊り』を踊れば何でも好きなものを与えると約束したので、
官能的な踊りを妖艶に踊り納め、「銀の皿に盛りつけたヨハナーンの首」を
要求するのです。ヘロデ王はなだめ断りますが、我儘娘は言うことを聞かず
ついに「銀の皿に盛りつけたヨハナーンの首」を得て口づけするのです。
 その血だらけの狂気の娘を見たヘロデ王は「サロメを殺せ」と兵士に命じ。
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【スタッフ・キャスト】

原作 : オスカー・ワイルド
作曲 : リヒャルト・シュトラウス
演奏 : 九州交響楽団+多くの支援エキストラ
指揮 : 沼尻 竜典

 役 名 : 配 役
サ ロ メ : 田崎 尚美
ヘロディアス : 谷口 睦美
ヘ ロ デ : 福井 敬
ヨハナーン : 大沼 徹
ナラボート : 清水 徹太郎
ヘロディアスの小姓 : 山下 裕賀

S席:5,700円、A席:4,700円、B席:3,600円、学生:1,500円






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

クラシック音楽ファンの一つの指標【レコード芸術】が事実上廃刊に
2023年7月18日(火)

  このニュースを聞いて驚きました!
 クラシック音楽ファンがレコード盤を聴いてきた頃から多くの人々の
レコード購入時の参考ともなり指標ともなっていた音楽専門月刊誌
【レコード芸術】(音楽之友社)が休刊するとのこと。

 事実上、廃刊になるとおもわれます。

 一番の原因は、私同様にクラシック音楽ファンの相対的高齢化。
そして、比較的高額で重い雑誌を毎月購入するのも困難なこと。
 私も十年来に渡って購入していません。

 そして、レコード盤からCDに・・・配信からサブスクリプションに。
 楽曲情報や演奏家情報および演奏の評価なども雑誌を購入
しなくてもWEB検索で容易に見つかるし、データ保存も可能。

 これは、高級音楽月刊誌だけの傾向ではなく、雑誌はもとより
新聞などにも同じような状況が拡がっています。 

 このニュースについて音楽だけではなく歴史や政治も憧憬の深い
評論家・音楽学者の片山杜秀さんが、毎日新聞の取材に応えています。

 片山杜秀さんは現在『NHK-FM』で【クラシックの迷宮】と云う
番組を毎土曜日の午後7時20分から9時までの長尺で担当されています。

【クラシックの迷宮】
 片山杜秀 NHK-FM 土曜日午後7時20分から
 https://www.nhk.jp/p/classicmeikyu/rs/ZZ592P4MN7/

 
   *******

  以下、毎日新聞の閲覧可能範囲を引用して紹介します。


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   インタビューに答える慶応大の片山杜秀教授
   =東京都千代田区で2023年6月9日、宮間俊樹撮影

音楽雑誌「レコード芸術」の休刊について、音楽評論家で慶応大教授の片山杜秀さんへのインタビュー。

【聞き手・須藤唯哉】

   *******

 4月初め、日本のクラシック音楽ファンや音楽関係者の間に衝撃が走った。国内の録音作品を紹介してきた雑誌「レコード芸術」(レコ芸)の休刊が、出版元の音楽之友社から発表されたからだ。7月号が発売され、71年の歴史に幕を閉じた今、自らも筆者として長年、批評を寄せてきた音楽評論家で慶応大教授の片山杜秀さんに「レコ芸」の果たした歴史的意義について語ってもらった。前後編2回にわたってお送りします。

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「レコード芸術」休刊 (前編)
 片山杜秀さんが指摘する「崩壊の兆し」

 毎日新聞 - 2023年7月17日 06:00(最終更新 7/18 06:32)
https://mainichi.jp/articles/20230716/k00/00m/040/240000c

「教養」としてのクラシックと「レコ芸」
 かつてレコードというものは値段が高いものでした。自動車などと同じように高価なものは、お買い物ガイドとしての雑誌が必要とされていて、どれがいいものか知りたいというニーズが高かったわけです。レコード雑誌は「レコ芸」のほかにもありました。社会的なニーズが高かったということですよね。

 そんなレコードを買う際、試聴するにしても限界があるし、やっぱり評論家の「これは良い演奏だ」とか「この曲は面白い」という情報が欲しいわけです。「レコ芸」はレコードを買うための必須のアイテムとして、長年にわたって歴史を重ね、権威を誇ってきました。

 クラシック音楽の愛好者は、今では「マニア」とか「クラオタ」(クラシック音楽オタク)と呼ばれるようになりましたが、高度経済成長期には中産階級にあたる場合が多く、彼らにとっては教養という側面が強くありました。
(以下略・有料記事)


「レコ芸」休刊の余波 (後編)
「クラシックは暗闇の世界に」片山杜秀さん

 毎日新聞 - 2023年7月18日 06:00(最終更新 7/18 10:02)
https://mainichi.jp/articles/20230716/k00/00m/040/243000c


 巨匠不在の時代へ 21世紀に入ると、物理的存在としてのCDやレコードを買うという機会が減りました。そういうものをいちいち買わなくても、インターネットで聴いたり、サブスクでお金を払ってたくさん聴いたりする鑑賞スタイルが、今の30代以下は当たり前になっています。
 一生懸命に雑誌を読んで、CDを買うという人たちは、今でもたくさんいることはいるけれども、高齢層になってしまいました。
クラシック音楽のコンサートに足を運ぶ人たちと重なるところがあるわけですが、読者層が高齢に偏ってしまっている。
結局、昔ながらの名曲名盤主義へのノスタルジーみたいなのがいつまでもある高齢の読者たちが、近年は「レコ芸」を買ってくれていたという状態だったと思うんです。
  一方で、書き手たちは世代交代していて、音楽史や音楽学の専門家たちは、昔ながらのベートーベンやバッハだけでなく、バロックや現代音楽、ロマン派の音楽でもものすごく細かい話を書くようになりました。細かい知識で、CDの種類が多様化している流れに対応する記事を書くような新世代の書き手がレコ芸でも数多く執筆するようになりました。

 趣味の多様化に対応しているような自覚は、書き手にもあります。「どれが名曲名盤か」よりも、「はるかに細かく、詳しく、学問的なことを書いているぞ」というタイプが増えました。
(以下略・有料記事)






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訃報:指揮者、作曲家の外山雄三さん死去
2023年7月15日(土)

「管弦楽のためのラプソディー」で有名な作曲家で指揮者の
外山雄三さんが亡くなられたとのこと。 7月13日に報道されました。

 朝比奈隆さんと共に大阪フィルを一流管弦楽団に育て上げ、
さまざまな社会活動にも熱心だった尊敬できる音楽家でした。

   *******


作曲家の外山雄三さん死去
  NHK交響楽団の指揮者務める

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230713/k10014128851000.html
 NHK - 2023年7月13日 19時07分

NHK交響楽団の指揮者を務め、作曲家としても活躍した外山雄三さんが11日、長野県の自宅で亡くなりました。92歳でした。

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外山さんは1931年に東京で生まれ、東京音楽学校、今の東京芸術大学で作曲を学び、1952年にNHK交響楽団に打楽器の練習員として入団しました。

その後、指揮者としてデビューしてからはNHK交響楽団の海外演奏旅行に同行するなど、世界各地で演奏活動を行ってきました。

1979年にNHK交響楽団の正指揮者に就任したほか、大阪や京都、名古屋など全国各地にあるオーケストラの指揮者や音楽監督を歴任しました。

また、作曲家としても数多くの楽曲を発表し、日本人が作曲した優れたオーケストラ作品に贈られる尾高賞を1964年に「バイオリン協奏曲第1番」で、2000年には「交響曲第2番」で受賞しています。

所属事務所によりますと、外山さんは11日、慢性腎臓病のため長野県の自宅で亡くなったということです。



外山雄三さん、死の1カ月半前まで指揮台に立つ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD064LM0W3A600C2000000/
 日本経済新聞:瀬崎久見子 - 2023年7月14日 12:00

7月11日に亡くなった外山雄三さんは92歳まで指揮台に立った。死の1カ月半ほど前の5月末には、パシフィック・フィルハーモニア東京を指揮し、演奏の途中で体調を崩して退場、それでも、終演後に車椅子で再び舞台に現れ、喝采を浴びた。

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1931年生まれで、まだ第2次世界大戦の傷痕が日本各地に残る1952年にNHK交響楽団に打楽器練習員として入団した。54年には指揮構成員となり、さまざまな日本のオケを指揮してきた。1990年代以降は、愛知県立芸術大学で管弦楽団を指導、多くの演奏家を育てた。

作曲家としての実績も大きい。中でも国内外でよく演奏されたのは「管弦楽のためのラプソディ」だ。「八木節」など日本の民謡がモチーフになった音楽で、これは、50年代末に外山さんがウィーンに留学していたころ、訪ねてきたN響草創期の有馬大五郎事務長に手渡された「日本民謡曲集」に刺激され作曲したという。これはN響の海外公演で演奏されて、多くの人に広まった。

西洋音楽を学んだ日本人が、真剣に邦楽や邦楽器と向き合ったときに名作が生まれることはしばしばあるが、この作品はその好例だった。邦楽の打楽器が高らかに鳴り、庶民のエネルギーやユーモアが西洋の管楽器や弦楽器で語られる。この作品は、演奏されるたび、国内でも海外でも、客席が大いに盛り上がった。

N響だけでなく、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団などで要職を歴任。その人生は、第2次世界大戦後の日本のオーケストラ史そのものともいえた。
(瀬崎久見子)



指揮者、作曲家の外山雄三さん死去
https://www.sankei.com/.../20230713.../
 産経新聞 - 2023年7月14日

外山雄三氏(とやま・ゆうぞう=指揮者、作曲家)
 7月11日、慢性腎臓病のため長野県の自宅で死去、92歳。
葬儀は近親者で行った。喪主は妻、弥加(みか)さん。
後日、お別れの会を開く予定。

 昭和6年、東京都生まれ。
東京音楽学校(現在の東京芸術大学)作曲科卒業後、NHK交響楽団に入り、54年に正指揮者に就任。京都市交響楽団や名古屋フィル、仙台フィル、神奈川フィルの常任指揮者などを歴任。

 35年に日本民謡を取り入れ、作曲した「管弦楽のためのラプソディー」は日本のオーケストラの海外演奏旅行で数多く演奏されている。
45年にチャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門の審査員を務めたほか、愛知県立芸術大学客員教授として後進の指導に当たった。
今年5月、東京で公演中に体調を崩し、療養していた。



外山雄三さん死去、92歳
…戦後日本を代表する指揮者・作曲家
「管弦楽のためのラプソディー」

https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20230713-OYT1T50273/
 読売新聞 - 2023年7月13日 17:33

 戦後日本を代表する指揮者・作曲家として知られた外山雄三(とやま・ゆうぞう)さんが11日、慢性腎臓病のため長野県の自宅で死去した。92歳だった。

葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く。

 東京生まれ。東京音楽学校(現・東京芸術大)で作曲を学び、1956年にNHK交響楽団を指揮してデビュー。以後、指揮者として活躍し、58~60年にはウィーンに留学した。

 60年に作曲した「管弦楽のためのラプソディー」は、八木節などのリズムや旋律を採り入れた代表作で、同年のN響世界ツアーで演奏され、世界的に名声を高めた。ほかにも交響曲、協奏曲から室内楽曲、合唱曲まで多くの作品を書いた。

 79年にN響正指揮者に就任し、その後も大阪、京都、名古屋、仙台などのオーケストラで要職を歴任。83年にはサントリー音楽賞を受賞した。

 90歳を過ぎても指揮台に立ち続けたが、今年5月に東京で開かれたコンサートの途中で体調を崩した後、自宅療養していた。






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

しんぶん赤旗【文化欄】が『左手のピアニスト』舘野泉さんへのインタビュー記事
2023年6月26日(月)

  今日(6/26)の しんぶん赤旗に
脳溢血で倒れて右半身が麻痺し『左手のピアノスト』となった
舘野泉さん へのロングインタビューが掲載されていました。

 引用して紹介します。

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会いたくて ピアニスト 舘野泉さん
大事なものは音の中に 弾ける幸せと生きがい

https://www.akahata-digital.press/article/article/20230626-1201
 しんぶん赤旗【文化】2023年6月26日

(引用)

 「左手のピアニスト」として知られる舘野泉さん。2002年に脳溢血(いっけつ)で倒れて右半身が麻痺(まひ)しながらも、左手で奏で続けています。今年数えで88歳の米寿を迎え、11月には「バースデー・コンサート」を開催します。(米重知聡)

 「ピアノを弾く以外、ほかのことをやりたいと思ったこともない」と話します。

 「毎日、目が覚めてピアノを弾き始める、音が鳴る。俺は確かに生きてるんだ、と思う。生活して大事なもの、この世界の核が、音の中にこもっている。音を、表現を紡いでいく。そうして一日がたつ。それが命で、生きがいです」

 11月のコンサートではレオシュ・ヤナーチェクのカプリチオ「挑戦」(左手ピアノと管楽器のために)、平野一郎の「鬼の学校~左手のピアノと弦楽の為(ため)の教育的五重奏」、パブロ・エスカンデの「奔放なカプリッチョ」(委嘱作品・世界初演)を披露します。

自分らしさとは 鬼の生き方学ぶ

 「『鬼の学校』は昨年11月以降あちこちで弾いています。どこでもお客さんが食い入るように見て聞いて喜んでくれます。音楽のエネルギーや生命の燃焼を受け取って、みんな幸せそうに帰っていく。やってる方としてもやりがいがある」

 ピアノが鬼の酒呑(しゅてん)童子、ヴァイオリンなど弦楽器が酒呑童子先生の教えを受ける鬼の生徒たちという割り振りです。はじめは調弦もおぼつかなかった生徒たちが、授業が進むにつれて鬼としての生き方を身につけていきます。

 「かつて鬼は恐ろしいものの象徴でしたが、今では人間の生活に慣らされて枠にはめられている。でも、かつての鬼のように、本当に自分たちが望むたくましいエネルギーや生命力を発揮して、鬼は鬼として生きていこうじゃないか。そういうことを勉強する学校です」

 曲全体で45分という長さですが、視覚的要素も強く、「演劇を見ているような感じ」だといいます。

 ヤナーチェクとエスカンデは、同じフルートや金管楽器の編成でカプリチオ(奇想曲)を奏でます。

必要だったもの 素晴らしい休憩

 左手:みで弾くようになって約20年。「僕自身は、左手で弾き始めた最初の時期から、左手で弾いてるという感覚はあまりない」と話します。

 「僕は前から変わらず音楽をやっているだけ。左しか使えないから左でやってるけど、それで劣ってるとか力が弱いということもない。左手の音楽は音が少ないとか音の厚みがない、ドラマチックじゃないなんて言う人もいるけれど、先入観の問題。半分になったから半分のことしかできないわけじゃない。実際には音楽の全体像をちゃんと弾いてる。だから、両手でやってるように聞こえますね、なんて言う人もいます」

 ピアノと共に歩んできた人生ですが、その中でも「素晴らしいポーズ(休憩)があった」といいます。

 終戦間際、空襲で焼夷(しょうい)弾が直撃して家もピアノも焼けました。栃木の田舎に疎開し、母親と子ども4人と同世代のいとこ2人、総勢7人が農家のカイコ小屋を借りて寝起きしました。

 「楽器もなくて、音楽とは無縁の自然に囲まれた生活をしていたあの頃は、僕にとって幸せな時間、忘れがたい大事な時期です」

 脳溢血で倒れた後、体も動かず、言葉もすぐには出てこなかった2年間を「今から思えば必要な時期だった」と振り返ります。

 「また弾けるようになって、音楽の世界がより素晴らしく見えました。いまでは10カ国の作曲家が100曲以上も左手の曲を作ってくれています。『音楽で生きていくほど幸せなことはない』というのが亡き父の口癖でした。たくさんの人と一緒に音楽をやって、生きていくことのポジティブな面を存分に呼吸している。自分の思うことを、自信を持ってやっていけるのが幸せですね」

 *米寿記念演奏会 舘野泉バースデー・コンサート 素晴らしい仲間たちと一緒に 11月10日午後2時、東京オペラシティコンサートホール。ほか京都、愛知で公演予定。電話0570(00)1212(ジャパン・アーツぴあ)

舘野泉:たての・いずみ 
東京生まれ。1960年東京芸術大学を首席卒業。
1964年よりヘルシンキ在住。81年以降、フィンランド政府の終身芸術家給与を受け、世界各地で演奏活動を行う。
LP/CDは約130枚。新刊『ハイクポポヤの光と風』







テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

小林研一郎さん(指揮者)リハーサルを公開演奏 音楽超えた感動を体感
2023年6月18日(日)

  おとといの『しんぶん赤旗』で、指揮者の小林研一郎さんに
ついての大きな記事が掲載されていました。

 引用して紹介します。

   *******

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小林研一郎さん(指揮者) 
 小林櫻子さん(コバケンオケプロデューサー)に聞く
 リハーサルを公開演奏 音楽超えた感動を体感

https://www.akahata-digital.press/article/article/20230616-1401
 しんぶん赤旗【文化】 - 2023年6月16日

 指揮者としてメジャーデビューし50周年が目前に迫っている小林研一郎さん。25日には「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を率いてチャイコフスキー交響曲第5番を指揮。通常のコンサートとは異なり前半にリハーサルを公開演奏します。リハーサルを公開する意図などについて小林研一郎さんと妻で楽団プロデューサーの小林櫻子さんに聞きました。
(横田和治)


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コンサートまでのプロセスを楽しく

 2005年に設立された「コバケンとその仲間たちオーケストラ」はプロ・アマチュアで構成され、障害の有無を問わず演奏に参加できる楽団です。知的障害がある人も会場に足を運ぶことのできる演奏会をこれまでに85回にわたり自主公演してきました。今回のリハーサル公開では研一郎さんがマイクをつけ、楽団員とのやりとりをじかに見ることができます。

 「一つのコンサートが出来上がるまでのプロセスは本番演奏より楽しいと私は思うのでこの感動を多くの人と分かち合い、体感してほしいです。チームで協力して音楽をつくりあげていく流れを見てもらうことによって、音楽を超えたものを感じていただきたいと思い企画しました」と櫻子さん。リハーサルを公開することについて研一郎さんは「コンサートは指揮者と演奏家の熾烈(しれつ)な関係で出来上がっています。それをどう見せるか、悩む部分もありますが、リハーサルを通してチャイコフスキーの世界を感じてもらえば聴衆の心に火をともすことができるのではと考えました」といいます。

 「公開リハーサルは他のオーケストラではありえなく、コバケンを慕って集まったオーケストラだからこそ実現できる」と櫻子さんはいいます。

 「楽団は音楽的にも、精神的にも成長しています。最初は前奏曲などの小曲しかできませんでしたが、今ではシンフォニーに挑戦しています。長年活動を続けることによって仲間が増え、輪が広がりました。また、楽団には目の見えない奏者が数名いますので、楽譜を点字にしたり、録音したりして支え合い、本番中には隣に座っている演奏家が体に触って合図を送るなど工夫しています。すべての人が輝ける場をと思って実現した楽団だからこそできるコンサートです」


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音楽通し人生表す「感性が飛び出す」

 4歳の時、父に「月の砂漠」をピアノで弾いてもらい感動を覚えた研一郎さん。小学校4年でベートーベン作曲の「第九」に出合い音楽家になれると直感したといいます。

 「今回のチャイコフスキーでは音楽を通して私の人生を表せればと思います。音楽との出合い、学生時代、指揮者としての人生。それらを音符にのせて表現したい」と研一郎さん。櫻子さんは研一郎さんの音楽を「感性が飛び出している」と表現します。

 「同じ曲を10回やっても全部違う。常に光と影があって、相対しているものがある。それは幼少期の戦争体験も影響しているのかもしれません。聴く人の心を激しく動かす、そんな彼の音楽を大切に伝えたい。それを受け継ぐのが『コバケンオケ』だと思っています」

 メジャーデビュー50周年に向け、スケジュールは2025年までびっしりです。

 「来年にはロンドンフィルハーモニー交響楽団でレコーディングや演奏会があり、ハンガリーにも行きます。年なりに肉体的につらい部分もありますが、さらに体を鍛えて残る人生をまばゆく輝いて生きていきたいです」


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 *「第86回コバケンとその仲間たちオーケストラ演奏会公開リハーサル付きコンサート」 25日午後7時、東京・サントリーホール 電話0570(55)0017(サントリーホールチケットセンター)

 こばやし・けんいちろう 1940年、福島県生まれ。74年、第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位・特別賞、ハンガリー国大十字功労勲章受章、恩賜賞・日本芸術院賞受賞など多数受賞

 こばやし・ようこ 1949年、千葉県生まれ。白百合女子大学卒業。小林音楽研究所代表取締役、コバケンとその仲間たちオーケストラ代表






テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【森下三姉妹ライブコンサート】を南区若久の『Cotonoha』で聴く!
2023年5月28日(日)

 今夜、18:30から福岡市南区若久の『Cotonoha』(言の波) で
【森下三姉妹ライブコンサート】
   が開催され会場に出向き、聴き・また見ました!

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 こちらは、会場の入り口。こじんまりしたたたずまい。

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 三姉妹とは言っても実は2姉妹+母。+ゲストピアニスト。

 私は、姉の方の森下邑里杏(ゆりあ)さんからの御案内で参加。

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 私が、福岡市出身の森下邑里杏さんを知ったのは、
元・劇団四季の女優 熊本亜記さんのミニライヴを聴きに行った時。

 いわゆる『前座』として、東京芸術大学2年生のトリオの演奏が
行われ、寧ろこれがメインイベントのような感じで、惹き込まれました!

 チェロの森下邑里杏さんの演奏中に何度もアイコンタクトしたように
勝手に思ってましたが、後日間違いではなかったと知りました(笑)

元・劇団四季の女優 熊本亜記さんのミニライヴを聴きました!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5069.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2018年9月16日(日)


 その後も度々帰福されていますが、残念ながらコロナ禍も有り
コンサートには臨席できず、今日が2度目の臨場でした。

 楽器編成は、
母上香蘭さん(三姉妹・長女役:Viola)
邑里杏さん(次女役:Cello)
星来さん(三女役:Clarinet) 
そしてゲスト・ピアニスト:月丘翔生子さん。

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 クラシックから始まりポピュラーやジャズ、アニメ主題歌まで
豊富なレパートリーで存分に楽しめました。

司会進行役は、邑里杏さん。

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 アンコールは定番の『情熱大陸』のテーマ。

 こちらが、熱演中の邑里杏さん。

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 聴衆が拍手と掛け声そしてスタンディングで一緒に楽しみました。

 最後に母上の森下香蘭さんが若い頃に作曲したと言う
『ありがとう』をお客様への感謝の意として演奏されました。

 チケット代金は、前売り価格・2500円でした。

 およそ30人ほどの入りで会場は満員。

 終演後の記念撮影(入れ替わり立ち代わりフォトセッション)

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     邑里杏さんの恩師や同級生の方々とのこと。

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     私も便乗(笑)して撮ってもらいました (-_-;)

   *******

 ここ『Cotonoha』では、様々なジャンルのライブコンサートが
度々行われているようです。

『Cotonoha』公式 Facebook サイト
 https://www.facebook.com/cs.cotonoha/
 福岡県)南区若久4-2-31,092-211-5108


コンサート終了後の『Cotonoha』外観

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なお、私の Facebook に短い映像を何本かUPしています。

森下三姉妹ライブコンサート
 2023年5月28日 『Cotonoha Special LIVE』


   *******

【関連記事】

東京藝大3年生の女子3人が結成している
 【Gtrio】のラストライブ!

http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5197.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2019年3月18日(月)


【G trio】の俄かファンになってしまいました!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-5074.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2018年9月21日





テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

アクロス福岡シンフォニーホールで九州交響楽団第412回定期演奏会を聴く!
2023年5月19日(金)

  きょう午後7時からアクロス福岡シンフォニーホールで
【九州交響楽団第412回定期演奏会】
  を聴きました。

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当日券狙いでしたが、空席は結構有って、
3階の4列目下手側縦通路横の絶好の席をGET!

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   その席からの見通し! 結構良い。

珍しい演目が多く、全ての楽曲が生演奏では初聴きかも。

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最初のデュカスの『魔法使いの弟子』は、ディズニー初期の
カラーアニメ映画『ファンタジア』で有名になった楽曲。
その映画で『魔法使いの弟子』を演じたのはミッキーマウス(笑)
演奏会では、おそらく初めて聴くみたいでした。

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中でも、プーランクの『2台のピアノのための協奏曲』と
ストラヴィンスキーの交響詩『ナイチンゲールの歌』は
完全な初聴きでCDでも放送でも聴いた覚えがありませんでした。


『2台のピアノのための協奏曲』のソリスツは、
国際コンクールでも優秀な成績を挙げている若い姉妹。
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ピアノ・デュオ坂本(彩・リサ)
ハッキリ言って正直『美人姉妹』でした。

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白黒写真は公式サイトのものらしい。

カラー画像は今日のチラシ切り取り
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および、今後行われるリサイタルのチラシから。
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ただ美形を売りにしているだけではなく、テクニックも高度でした!

アンコールも超絶技巧のもので、本編と同じく
プーランクの『シテール島への船出』 勿論初聴き!

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最後に演奏されたラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲は
有名な曲で、放送などでは何度も聴いたことがありますが、
演奏会では、これも初聴きかも?!

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指揮者とソリストの情報は以下(パンフの切り貼り)

指揮者:パスカル・ロフェ(フランス人)
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ソリスト:坂本彩・坂本リサ(福岡市出身)
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

九響【ローム・プレミアム・コンサート】in 福岡を聴く !
2023年5月3日(水)

  今日は夕方5時からアクロス福岡シンフォニーホールで
『ローム ミュージック ファンデーション』が提供する九州交響楽団の
【プレミアム・コンサート】in 福岡
 を聴きました!  指揮者は、高関 健さん。
 司会進行は、朝岡聡さん。

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 Facebook に出ていた広告を見て当日券をGET!

 3階席は閉鎖。2階席もバルコニーの前半分は閉鎖。
そう云う前提のもとで、客席は9割方埋まっていました。

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冒頭は、『ローム ミュージック ファンデーション』30周年 委嘱作品
岩城太郎作曲【東風慈音ノ賞】
委嘱時に岩代太郎さんに難解な曲にはしないように、アマオケでも
演奏可能なようにと要望したと言うことで、比較的解りやすく、且つ
繊細さも迫力もある楽曲でした。 当然福岡初演で初聴き。

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2曲目は、モーツァルトの【ピアノ協奏曲 第23番】 イ長調 K.488
こちらは、聴き慣れた楽曲でした。
ソリストは若手の菊池洋子さん
元『ローム ミュージック ファンデーション』奨学生(2002年)とのこと。

メイン・プログラムは、レスピーギの
『ローマの噴水』と『ローマの松』の連続演奏。

演奏前にMC・朝岡聡さんによる楽曲解説がありました。
これにより、楽曲の理解が深まりました。
この曲も生で聴くのは初めてだったようです。
迫力満点の演奏でした!

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九州交響楽団【プレミアム・コンサート】in 福岡
https://www.acros.or.jp/events/13291.html
 アクロス福岡公式サイト - 2023年5月3日(水) 17:00



九州交響楽団 プレミアム・コンサート in 福岡
 アクロス福岡 福岡シンフォニーホール

https://arts.mecenat.or.jp/events/11288.html
 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション

設立30周年記念曲と共に日本全国に
 オーケストラの音楽をお届けする特別企画第2弾!


ローム株式会社(本社:京都市)が支援する公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション(京都市)は、財団設立30周年を記念し日本全国でオーケストラのコンサートを開催する「ROHM MUSIC FOUNDATION 30TH ANNIVERSARY PROJECT プレミアム・コンサート」(以下、「本プロジェクト」)の第2弾として、「九州交響楽団 プレミアム・コンサート in 福岡」を2023年5月3日(水・祝)に開催いたします。

ローム ミュージック ファンデーションは1991年に設立されて以降、若手音楽家の育成やコンサート支援など、音楽文化の普及と発展のため様々な活動を継続して行ってまいりました。設立30周年を記念して、より多くの方に音楽の素晴らしさを知っていただくため、2023年1月より数年にわたって全国各地でオーケストラのコンサートを開催するプロジェクトを実施しております。
本プロジェクトの公演では、2009年「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」において奉祝曲を委嘱され、『組曲「太陽の国」』を披露するなど、テレビや映画での作品も含めて幅広く活躍されている日本屈指の作曲家、岩代太郎氏へ委嘱した設立30周年記念作品「東風慈音ノ章」を披露いたします。また、ソリストとして出演する音楽家は、ローム ミュージック ファンデーションが過去に音楽家育成事業で関わり、現在国内外で活躍する音楽家「ローム ミュージック フレンズ」です。

「九州交響楽団 プレミアム・コンサート in 福岡」では、プログラムの最後にイタリアの作曲家、レスピーギの名曲として名高い「ローマ三部作」より「ローマの噴水」と「ローマの松」というきらびやかで壮大な作品を披露いたします。また、作品の演奏前に司会の朝岡聡が楽しく楽曲を解説するプログラムもご用意しております。

ローム ミュージック ファンデーションの30年以上にわたる音楽文化支援活動で得た絆が生み出す豪華プログラムをお楽しみください。

■公演名:ROHM MUSIC FOUNDATION 30TH ANNIVERSARY PROJECT Vol.2
     九州交響楽団 プレミアム・コンサート in 福岡

■日程:2023年5月3日(水・祝)17:00開演(16:00開場)
■会場:アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(福岡市)
■オンライン:クラシック専門ストリーミングサービス「カーテンコール」内
       「ローム ミュージック チャンネル」にて配信 https://curtaincall.media/rmf

■出演者:
指揮者/高関 健
ピアノ/菊池 洋子(ローム ミュージック フレンズ)
管弦楽/九州交響楽団
司会/朝岡 聡

■演奏曲目:
岩代太郎/東風慈音ノ章(ローム ミュージック ファンデーション設立30周年記念 委嘱作品)
W.A.モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
O.レスピーギ /交響詩 「ローマの噴水」 P. 106
O.レスピーギ /交響詩 「ローマの松」 P. 141

■料金:S席/4,000円、A席/3,000円、B席/2,000円、オンライン配信チケット/500円
■チケット販売:アクロス福岡チケットセンター他にて販売中

■主催:公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
■特別協賛:ローム株式会社
■協賛:ローム・アポロ株式会社






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九州交響楽団第404回定期演奏会でショスタコーヴィチの【交響曲第12番】を聴く!
2023年3月15日(水)

  今夜7時からアクロス福岡シンフォニーホールで
【九州交響楽団第404回定期演奏会】
   を聴きました。

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当日券あたりでしたが、最も響きが良い3階3列目センターの
私にとって最高の席をGET。

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演目は全てショスタコーヴィチの楽曲で、かつ九州交響楽団初演とのこと。

第一部は、ショスタコーヴィチの若い頃の作品
民謡を元に作曲された「ロシアとキル:スの主題による序曲」と
軽妙なメロディーが降り注ぐ「ジャズ組曲第1番」
この曲は全く初めて聴く楽曲ですが日本民謡にも雰囲気が似ていました。

「ジャズ組曲第1番」ではオーケストラは舞台袖に去り、
ピアノ・ヴァイオリン・コントラバスのジャズの最小基本形に
バンジョー・サクソホン3本・トランペット1本トロンボーン1本
スチールギター・シロフォンなどのパーカッションなどを加えた
ジャズバンド編成。
この曲は、FM放送などで聞いたことがありました。


第二部メインは、交響曲第12番【レニングラード】
4楽章形式ですが楽章間の休み無しで通しで演奏されます。
この交響曲は放送やCDで何度も聴いたことがありますが、
生演奏は初めてかも知れません。

第一部の幕間にマエストロ・井上道義さんによる解説付き。
楽曲中に何度も出てくる Es・B・C の不気味な3つの音列は
スターリンを示すものであると井上道義さんが初めて解き明かした
とのこと。
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ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン
ロシア語 : Ио́сиф Виссарио́нович Ста́лин

演奏の方は大迫力大音響の素晴らしいものでした。
九州交響楽団の実力は世界的レベルだと思います。

強烈な拍手と歓声が何度も飛び交うアンコール風景

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本編があまりにも大曲なので、アンコール演奏はありませんでした。

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#九州交響楽団
#第404回定期演奏会
#ショスタコーヴィチ
#交響曲第12番
#レニングラード
#井上道義

【関連記事】

九州交響楽団 第404回定期演奏会
奇才 井上道義のショスタコーヴィチ

https://www.nishinippon.co.jp/kyushu_event/13540/
 西日本新聞-

(引用)
 日本でのショスタコーヴィチ演奏の第一人者である井上道義さんの指揮で、
民謡を元に作曲された「ロシアとキルギスの主題による序曲」、
軽妙なメロディーが降り注ぐ「ジャズ組曲第1番」、
ロシア革命を題材にした「交響曲第12番ニ短調『1917年』」を演奏する。
全曲九響初演。
井上さんは2024年12月をもって引退宣言をしているため、
最後の実演になるかもしれない貴重な機会。

インターネットライブ配信(アーカイブ配信あり)も行われる。

開催日:2023年3月15日(水)
開催時間:19:00 〜 (開場は午後6時)
開催場所:アクロス福岡シンフォニーホール
主催者:九州交響楽団
料金:全席指定S席5300円、A席4400円、B席3300円、学生席1500円、車椅子席(限定6席)3300円。
インターネットライブ配信2000円。
同料金で、約1週間のアーカイブ配信の視聴も可能。



2023.3.16 第404回定期演奏会 アーカイブ配信について
 九州交響楽団公式;3月16日(木)午後7時~3月29日(水)まで

第404回定期演奏会(2023年3月15日,福岡シンフォニーホール)のライブ配信のアーカイブを、3月16日(木)午後7時~3月29日(水)までアーカイブ配信ページにてご視聴いただけます。

配信限定のコンテンツ『楽談』では、井上道義マエストロと、首席トランペット奏者 松居洋輔の対談をお届けします。ご期待ください!

●アーカイブ配信期間:3/16(木)19:00 ~ 3/29(水) 23:59
●視聴価格:2,000円(税込)
●視聴券販売期間:3/29(水) 21:00まで
※ライブ配信の視聴券をご購入の皆様は、そのままアーカイブ配信もご視聴いただけます。
※カーテンコールを初めてご利用の場合は、新規会員登録が必要になります:新規会員登録はこちら
※アーカイブのみご視聴の方も視聴券(アーカイブ単体販売)のご購入が必要です。


ライトモチーフ解説(プログラムから)
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

「ウィーン・フィル」の女性奏者のニュースほか
2023年2月26日(日)

  ダイヤモンド・オンラインで「ウィーン・フィル」に関する二つの話題!


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世界最高峰の楽団「ウィーン・フィル」に
 女性奏者が150年以上いなかった理由

https://diamond.jp/articles/-/317955
 ダイヤモンド・オンライン:渋谷ゆう子 - 2023年2月26日

(部分引用)
 日本でもファンが多い世界最高峰の楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。実は、その運営手法は音楽界でも極めて珍しい。民主主義を徹底し、演奏プログラムや奏者の報酬を「投票」で決めている。自ら意思決定を行うことで、180年間さまざまな苦難を乗り越えてきたのだ。渋谷ゆう子氏の著書『ウィーン・フィルの哲学』(NHK出版)から、その成り立ちと実態をひも解いていこう。
 今回は、1997年まで同楽団に女性奏者が在籍していなかった理由と、そこから方針転換した背景について解説する。

なぜ女性奏者がいなかったのか


 ウィーン・フィルがもっとも遅れていたのはジェンダーバランスの問題だ。驚かれるかもしれないが、女性奏者の正会員採用が始まったのは1997年のことである。創設以来、奏者たちは「フィルハーモニカー」と呼ばれていた。これは他のオーケストラと一線を画すという音楽的賛辞を含む呼称だが、ドイツ語の男性名詞である。

 男女の雇用機会均等が世界のスタンダードとなり、1980年代にはオーストリアを含む欧米各国ですでに女性雇用におけるガイドラインや法律が制定されていた。

 もちろん当のウィーン・フィルも、奏者に力量があれば男女問わず採用したいという意向はあったようで、彼らの公式史とも言える『王たちの民主制─ウィーン・フィルハーモニー創立150年史』(1992年)の中で、著者である元楽団長のヴァイオリニスト、クレメンス・ヘルスベルクは、女性採用について「オーストリアの法律や規定とのジレンマ」があると述べている。

 どういうことだろうか。オーストリアでは1990年代当時、妊娠や出産・育児に際して、公務員や教師、看護師などの職業に就く人は3年間休職でき(報酬はなし)、また必ず復職できる権利が認められていた。第二、第三子の出産を合わせれば合計6年、9年となる。一方、男性の場合は同様の権利は1年に限定されていた。

 ウィーン・フィルはというと、男性奏者に対する出産育児休暇は国立歌劇場でもウィーン・フィルでも、退職者などの相応の奏者の代役が可能である場合にのみ認められていた。

 休暇中はCDなどの印税収入を除いて演奏料は一切支払われず、無給での休暇を強いられる。女性奏者を採用すれば、法律どおりの休暇を与えると、人数の少ないオーケストラで何年も席を空けるメンバーを抱えることになる。国の制度が整い厳格に運用されていることが、かえって現場の首を絞めることになった。
(以下略)



世界最高峰の楽団「ウィーン・フィル」、
 曲者を束ねる楽団長・事務局長コンビの妙

https://diamond.jp/articles/-/317951
 ダイヤモンド・オンライン:渋谷ゆう子 - 2023年2月25日

(部分引用)
 今回は、曲者の奏者をまとめる楽団長・事務局長の人物像と、両者の仕事内容について解説する。

音楽的にも実務的にも民主的な運営を実現


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、オーストリアの法律に則った非営利団体の「フェライン(協会)」である。その会則に基づき、現在147名の正会員(奏者)全員がウィーン・フィルの運営に参加し、収益が分配されている。

 団体の意思決定の最高機関は、全員が参加する総会である。1933年以降、ウィーン・フィルは常任指揮者を立てず、オーケストラがコンサートごとに指揮者を選ぶ方法を採用しており、音楽的な観点からもオーケストラ自身で全責任を負っている。これが彼らの音楽とその伝統継承の重要なポイントだ。

 加えて、指揮者や演奏プログラムの選定などの音楽的な面だけでなく、奏者の報酬や決算の承認などの事務的な側面についても民主的に議論され、決定される。正会員全員に総会での投票権1票が付与され、会則の変更などの重要案件は、総会での多数決による厳密な採決が必要とされる。過去には1票差で採択されなかった議題もあったという。

「楽団長」と「事務局長」の存在

 日常の実務を担うのは12名の運営委員で、監査委員会も設置されている。

 そこに総会の議長職Vorstand(ドイツ語で「代表」の意。日本での慣例的な表記は「楽団長」、英語表記の名刺はchairmanと当てられているが、口頭でpresidentを名乗ることも)やGeschaftsfuhrer(ドイツ語で「ビジネスマネージャー」の意。日本での慣例的表記は「事務局長」、英語表記ではGM、またはCEO)など4名の運営トップがいて、総会の選挙によって選ばれる。

 楽団長や事務局長は、指揮者とのコンタクト、コンサートやツアー日程の調整や、プログラムの組み立てなど運営の実務を担う。

 指揮者とのコンタクトと聞くと、スケジュールとギャラの調整などの事務手続きを想像するが、それだけでなく楽団長や事務局長らが自らウィーン国際空港に指揮者を出迎えに行くなど、他の楽団ではマネージャーが担うような細やかな業務も行なっている。
(以下略)



【関連記事】

ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター
 Vineta Sareika-Völkner(36歳) 

http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6360.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2023年2月19日(日)





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ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター:Vineta Sareika-Völkner(36歳) 
2023年2月19日(日)

ジェンダー平等先進国の欧州でもクラシック音楽界は遅れている?

ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター が就任すると言う。

第1ヴァイオリンのヴィネタ・サレイカ=フォルクナーさん(弱冠36歳)。

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去年、ベルリン・フィルのオーディションで第1ヴァイオリン奏者に
就任したばかりの新進気鋭の女性を超速抜擢とのこと。

勿論、誰か彼女を引き上げたのではなく、オーディションを経て就任。

指揮者には女性が何人かいるけど、やはりまだ主流ではないかも。

そのいう状況で欧州でも活躍する西本智実さんや沖澤のどかさんは
女性指揮者活躍の場を開拓していて素晴らしい❣❣❣

西本智実さんに関する当ブログ最新記事
junsky07.blog89.fc2.com//blog-entry-6147.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年6月5日(日)


沖澤のどかさんに関する当ブログ最新記事
junsky07.blog89.fc2.com//blog-entry-6345.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2023年2月4日(土)


   *******

ベルリン発 〓
ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター、
 第1ヴァイオリンのヴィネタ・サレイカ=フォルクナーが昇格

 https://m-festival.biz/35621
 月刊音楽祭―2023年2月18日


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(引用)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)が17日、第1ヴァイオリン奏者のヴィネタ・サレイカ=フォルクナー(Vineta Sareika-Völkner)の第1コンサートマスター昇格を発表した。
オーケストラの140年の歴史の中で初の女性コンサートマスターが誕生することになる。


サレイカ=フォルクナーはラトビア・ユールマラ生まれの36歳。
パリ国立高等音楽院でジェラール・プーレに、エリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事した。

その後、ベルギーのロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターなどを経て、2012年からアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めていたが、2021年の出産を機に退団。2022年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、第1ヴァイオリンのセクションに加わっていた。


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Neue 1. Konzertmeisterin:
Vineta Sareika-Völkner gewinnt Probespiel

 Berliner Philharmoniker - 17. Feb 2023

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ベルリン・フィルに史上初の女性コンサートマスターが誕生
 https://officeyamane.net/first-female-concertmaster-at.../
 オフィスヤマネ - 2023年2月18日

栄光のベルリン・フィル。141年のその歴史上、女性のコンサートマスターはゼロだった。そう、これまではね。

世界中のオケマンが一目も二目も三目も四目も置く名誉ある職に、ついに女性が就任。
ラトビアのユルマラ出身、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナー(Vineta Sareika-Völkner)。
1986年3月1日生まれ。いま36歳。もうすぐ37歳。

このたびベルリン・フィルで開催された第1コンサートマスターのオーディションを見事突破しこのポジションを勝ち取ったのであります。ベルリン・フィルの公式発表はここ。就任は今年の4月から。なお彼女は去年5月からベルリン・フィルのヴァイオリニストとして演奏していて、団員になって1年未満という俊足でこのジョブをゲッツしたのであります。皆様盛大な拍手を今一度!ゲッツ!!(できるだけ早口でゲッツと言ってください)

弦楽四重奏ファンの方なら彼女がアルテミス弦楽四重奏団で9年間演奏していたことをご存じかもしれませんね。カルテットからオーケストラへ!いや、実は彼女はかつてロイヤル・フランダース・フィルでコンサートマスターを2011年から13年まで務めていたし、モネ劇場管、ブリュッセル・フィルにもゲスト・コンサートマスターとして出演していたとあるので、コンサートマスターの経験は十分にあったということです。

パリ国立高等音楽院ではジェラール・プーレに、エリザベート王妃音楽院ではオーギュスタン・デュメイに師事した。すでに教育者としても活動していて、ベルリン芸大、エリザベート王妃音楽院で室内楽を教えている、とあります。つーかベルギーと関わりが深めですね。いいですね(個人的な感想です)。

素晴らしいことだ。使用期間をつつがなくクリアしての、彼女の今後のさらなる飛躍を願っております。
・・・んで、どなたの代わりで就職されるんでしたっけ?






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小林愛実さんのピアノソロで日本フィルハーモニーが九州公演
2023年2月18日(土)

午後2時から日本フィルハーモニーの九州公演を
アクロス福岡シンフォニーホールで聴きました。

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指揮者は、広上淳一さん。 動作の大きい演じ方です(笑)

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  開演10分ほど前の状況:開演時は3階バルコニー迄ほぼ満席

前半の演目は、モーツァルトの歌劇【魔笛】序曲
ショパンのピアノ協奏曲第1番・ホ短調

ソリストは2021年のショパン・コンクールで4位入賞した小林愛実さん。
同じく2位の反田恭平さんとの結婚を年初の元日に公開し
ご懐妊との話しも。

きょうの衣装はユッタリとした黒一色のロングドレス。
若しかしてマタニティ・ドレスかもしれません。

小林愛実さんのピアノは期待以上に素晴らしいものでした。

ピアノのアンコールは、ショパンの【24の前奏曲】から第17番・変イ長調。

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後半は、いわゆる『ベトヒチ』と呼ばれるベートーヴェンの交響曲第7番・イ長調

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アンコールは、バッハの管弦楽組曲第3番から『アリア』

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話の筋がちょっとそれますが、
コントラバスのスリムな女性は脚が長くて見栄えも良く、ついつい注目。
そのおかげで普段は流して聞いてしまうコントラバスの低音の動きや
ピツィカートなども存分に追うことができました。
この女性のコントラバスの糸巻きは現行のウォーム歯車式では無く
ヴァイオリンと同じような古いタイプの直接巻き取るタイプで、且つ
多くの奏者が使用している5弦ではなく、旧来の4弦タイプ。
おそらく、相当古い伝統的価値の高い楽器だと思われます。

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   日フィル協会の御挨拶(左端)と低音弦楽部の皆さん





テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

ショパン・コンクール優勝者(ブルース・リウ)が語る演奏の本質
2023年2月6日(月)

  ショパン国際ピアノコンペティション(日本読み;ショパン・コンクール)
と言えば、一昨年2位に入賞した反田恭平さんと4位に入賞した小林愛実
さんばかりが持て囃され、その上二人が結婚すると言うのでクラシック界の
大きなニュースになっていますが、
優勝した東洋系カナダ人・ブルース・リウさんのことは殆ど話題になりません。

私は、ショパン・コンクール2021の結果発表後に公式サイトで
Bruce (Xiaoyu) Liuさんの幾つかの演奏を聴きました。 素晴らしい!

 週刊東洋経済がブルース・リウさんにインタビューをされたので、
引用して紹介します。


【ショパンコンクール優勝者が語る演奏の本質】
 ブルース・リウ氏「ショパンは無限の可能性」
 山本 舞衣 : 『週刊東洋経済』編集者

https://toyokeizai.net/articles/-/647277
#東洋経済オンライン ―2023年2月5日

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ブルース・リウ/Bruce (Xiaoyu) Liu
1997年5月8日にフランス・パリで生まれ、カナダのモントリオール音楽院でリチャード・レイモンドに師事、現在はダン・タイ・ソンに師事している。2021年にポーランド、ワルシャワで開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝。仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールでも入賞している。2023年2月18日から3月2日の間に、日本各地で8公演を予定している(詳細はこちら)(撮影:梅谷秀司)

世界3大音楽コンクールの1つで、5年に1度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」。その第18回(2021年開催)で優勝したのがカナダ人ピアニスト、ブルース・リウ氏だ。

予選3ラウンドではすべての審査員から「イエス(=次のラウンドに進ませたい)」を獲得し、本選で演奏したピアノ協奏曲第1番も聴衆を魅了した。演奏技術の高さ、明るく新鮮なショパンは大いに注目を集めた。コンクール優勝を機に日本でも知られるようになり、来日公演のチケットは完売。2022年12月のリサイタルでは、ショパン、ラヴェル、リストの曲から成るプログラムに加え、アンコールで5曲もの演奏を行った。

リスト「ドン・ジョヴァンニの回想」の演奏が終わると、割れんばかりの拍手が送られた。続くアンコールでも、彼が1曲弾き終えるごとにスタンディングオベーションが起こった。最後の曲はリストの難曲「ラ・カンパネラ」。その演奏が始まって3音目、彼が演奏しようとする曲目が何であるのかに気づいた会場がどよめいた。聴衆の驚きと期待がコンサートホールに満ちていくような時間だった。

ピアノを始めたのは8歳。ピアニストを目指すには遅めだが、コンクールに出場するようになって以降、多くの高い評価を受ける。

カナダのモントリオール大学では、アジア人として初めてショパンコンクールで優勝したダン・タイ・ソンに師事し、個性を伸ばしながらショパンを学んだという。「ピアノはたくさんある選択肢の1つ」と語る25歳のピアニストは、今何を考えているのか。

音楽を弾く喜びやエネルギーを失わない

――ショパンコンクール優勝から1年と少し経ちました。優勝後、身の回りに変化はありましたか。演奏活動の中で感じていることは?

一番の違いは時間の使い方ですね。

コンクール前は「次に何をしようかな」と余裕を持って計画を立てていたのですが、優勝後は「次に休憩を取れるのはいつか」を考えなければならないくらい、緻密なスケジュールが必要になった。さらに、短期だけでなく、長期的な計画も要る。3年後に自分が何を弾くのかまで考えなければいけない。

【優勝者としての重圧は?】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=2

ただ、3年後の目標までしっかりとあって、今からその日まで多様な人たちと音楽を分かち合えるのはすごくいいことだと思っています。計画がないと、同じ曲を弾き続けてしまったり、演奏がルーティン化してしまったりする。根源的な部分、音楽を弾く喜びやエネルギーを失わないようにするのが重要だと思っています。

——ショパンコンクールで優勝したことによって環境が変わったと思いますが、優勝者の重圧のようなものはありますか。

そんなに感じていません。優勝直後は、自分にいったい何が起きているのかな、と思うこともありました。でも今は、プレッシャーがかかっているというよりも、自分に対して多くの人からの期待感があるのだと受け止めています。演奏を聞いてくれる人、待ち焦がれてくれる人たちがいるんだ、その期待に応えよう、という前向きな感じです。

僕はショパンだけではなくいろんな作曲家の曲を演奏するピアニストだと思われているので、これからもどんどん違う作曲家をレパートリーに入れたい。それを聴衆と分かち合うことに大きな喜びを感じます。

——リウさんはショパンコンクール優勝を機にアーティストとしての演奏活動を本格化されました。アジア人として初めてショパンコンクールで優勝したダン・タイ・ソンのもとで学びながら、ショパンコンクール優勝に向けて入念な準備をされてきたのでしょうか。

優勝のために何か、というふうには全然考えていませんでした。日々、自分がやらなければならないことを1つひとつこなしていった結果かなと思っています。

本当によかったのは、17歳や18歳のときではなく、この歳(出場当時24歳)になってから、ある程度、人間として成長しメンタルも成熟してきたタイミングでコンクールに出場できたことです。自分自身のマネジメントも結構うまくやれているのではないかと思っています。

自分の個性と表現したいものを出し切る

——ショパンコンクールを受けるにあたっての戦略はどのようなものでしたか。

とにかく、自分の個性と表現したいものを出し切る、それだけだったんです。「戦略」、例えば、「こういう人たちが審査員にいるから、この人たちに受けるよう狙って……」と考えると、自分らしさ、即興的な部分が失われてしまう。

それはコンクールのネガティブな部分でもあるのではないでしょうか。
僕は今回、自分らしく演奏したけれど、それがたまたま審査員の方たちに好評だった。とても運がよかった、いろいろなことがうまくいったと思っています。

――「オーソドックスなショパン演奏」とされてきたものとは一線を画すようなブルースさんの演奏が非常に高く評価されたことについて、どのように思っていますか。

僕の演奏は、確かにいわゆる「ショパンらしい演奏」ではないというふうに言われる。一方で「本当のショパンがどうだったか」は誰もわからないわけですよね。

彼は200年前の人です。残された書簡や手紙からしか、「本当のショパン像」というものはわからない。でも、実際の彼は、とても複雑で多面的な人だったと僕は思う。ショパンには知られざる部分がまだまだたくさんあると思うんです。だからこれからも、どんどんショパンを掘り下げていけば、さらに面白いものが出てくるのではないかな、と。


【演奏も時代とともに変わる】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=3

——ショパンコンクールの前、2018年にはショパン国際ピリオド楽器コンクール(※その時代の楽器を用いて演奏する)が開催されました。このコンクールや、ショパン本人が弾いていた当時の奏法も意識されていましたか。

コンクールの時点では意識していませんでした。僕がピリオド楽器に初めて触ったのはコンクール後。ショパンだけではなくて、それ以前のベートーヴェンやモーツァルトの音楽も、オリジナル楽器で弾くと新たな発見がたくさんありました。

――具体的には、どんな発見ですか?

ショパンにおいて即興は非常に重要な要素だ

とくにペダルの使い方です。ピリオド楽器を使うと、譜面2ページ分ずっとペダルを踏みっぱなしでも全然音がぶれない。それは新鮮な発見でした。ピリオド楽器では大音量を出すこともできない。ショパンの曲は本当にサロン文化のために書かれた曲なんだな、といったことがわかりました。

ただ、時代はどんどん変わっています。演奏も変わるのが当たり前。今は車に乗って移動するのが普通だし、スマートフォンを使えば夜中でも離れた場所にいる人とコミュニケーションできる。

ショパンの時代、遠くに行くためには馬に乗っていたし、夕方はサロンに集まってみんなと話をするような娯楽しかなかった。人を取り巻く環境がこれほど変わってきた中で、音楽が時代とともに変遷するのは当たり前のことだと思っています。

ショパンは日々変わっていった作曲家

——私はオーソドックスなショパンを聴く機会が多かったこともあり、リウさんの明るくて自由な演奏をとても新鮮に感じました。ただ、ショパン自身が即興を好んだことを踏まえると、リウさんは即興的なショパンを体現するピアニストなのではないか、とも思います。

ショパンにおいて即興は非常に重要な要素です。実際に譜面に書かれていなくても、意識して即興的に弾かなきゃいけないと思う。

ショパンは室内楽曲をあまり書いていませんが、実は指揮者泣かせの作曲家でもあります。合わせるのがとにかく大変。弾くたびに演奏が変わっていたというショパン自身のスタイルを踏襲すると、演奏者一人ひとりが持っている「ショパン」を別の人と組み合わせるのがなかなか難しい。

ショパンの楽曲を象徴する言葉に、テンポを基準からずらすことで演奏効果を高める「テンポ・ルバート」がありますが、その解釈は人それぞれだし、しかも毎回同じとも限らない。

ショパンは学生の指導も行っていました。ただし、ある日のショパンがエチュード(練習曲)について、「こういうアクセントで弾くといいよ」と言ったとしても、そのとおりに練習した学生が翌日褒められるかというと、「なんでそんなことやってるんだ」と言われてしまうと。そんなエピソードがあるくらい、本当に日々変わっていった作曲家なんです。


【日本人のピアニストをどう見ている?】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=4

——日本では、ショパンコンクールに非常に注目が集まります。2021年のコンクールにおける日本人出場者の印象は?

演奏を聴いたのはコンクール後ですが、全体的に見て、すごく革新的だったのではないかと思います。これまでも日本人のピアニストが大勢参加していましたが、とくに今回はみんながそれぞれすごく強い個性の持ち主だったように思っています。

参加者の中に、音楽に取り組んだのがそう早くはなかった医大生やYouTuberといった面白い人たちが出てきていたりもする。その多様性は、クラシック音楽を進化させ続けるためにとてもいいことだと思います。

ショパンひとつとっても無限の可能性がある。もちろん、史実を勉強し、ショパンの人となりについて知識を蓄え技術を高めるのは有用なことなのですが、絶対に固定観念があってはいけないと思っています。






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欧州で活躍していた沖澤のどかさんが京都市交響楽団の常任指揮者に就任
2023年2月4日(土)

 毎日新聞の記事によると
沖澤のどかさん(35)が京都市交響楽団の常任指揮者に就任
されるとのこと。2023年4月からの予定。

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     【自由と平和のためのコンサート】の画像から

沖澤のどかさんは、去年のウクライナ支援のベルリン・フィル演奏会
【自由と平和のためのコンサート】@ベルビュー宮殿で
指揮をされ国際的な認知度を高めていました。(関連記事参照)


「いいものはいい」 
 指揮者・沖澤のどかを導いたマエストロの金言

https://mainichi.jp/articles/20230201/k00/00m/200/198000c
 毎日新聞:映像・音楽 - 2023年2月4日(土) 17:00

 2023年4月に京都市交響楽団の常任指揮者に就任する沖澤のどかさん(35)。発表時には年齢や性別がことさら注目されたが、本人は「音楽家として女性であることを意識したことはありません」と言い切る。最短距離を歩むように見える指揮者としての道も、挫折を味わい「やめてしまおう」と悩んだこともあったという。重圧から解き放ち、成長を後押ししてくれたのは「いいものはいい」「Be yourself」という巨匠たちの言葉だった。

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指揮者になったわけ

 22年7月、沖澤さんの第14代常任指揮者就任が発表されると、多くのクラシックファンは「新しい風が吹いた」と沸き立った。1956年に創立された京響で初めての女性。さらに、35歳での就任は第2代、故ハンス・ヨアヒム・カウフマンと並び最年少となる。

 ところが、本人に気負いはまったくない。「音楽を共有していると、年齢も性別も国籍も全く気になりませんから」

 沖澤さんは87年、青森県で生まれた。幼少期からピアノやチェロを習い、小学5年から地元のジュニアオーケストラに所属。高校の吹奏楽部ではオーボエを始めた。

 高校2年の冬、音大への進学を考えるようになったが、指揮者になろうとは思っていなかった。…
(以下略)


【関連記事】

ベルリン・フィルのウクライナ支援コンサートで沖澤のどかさんが指揮!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6077.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年3月28日(月)

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【ベルビュー宮殿における自由と平和のためのコンサート】ベルリンフィル
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6078.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年3月29日(火)

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【ベルビュー宮殿における自由と平和のためのコンサート】映像無料配信!
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6085.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2022年4月5日(火)

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

NHK ETV【クラシック音楽館 】戦後日本のピアノ曲を大特集
2023年1月15日(日)

今夜のNHK ETV【クラシック音楽館 】は
戦後日本のピアノ曲を大特集

いわゆる現代音楽で良く解らないメロディ(殆ど調性なし)ですが、
中には、吉松隆「朱鷺によせる哀歌」 (ピアノ:黒木雪音)のように
敢えて調性や和声を意識して美しいメロディラインを活かした楽曲も。

そのピアノを演奏した黒木雪音さんは朱鷺色を取り入れた和服で演奏。

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  (画像は練習風景で、放送では管弦楽付きピアノ協奏曲)

黒木雪音さんは、2022年の【リスト・ピアノコンクール】で第1位を受賞した方。
  (放送中に名前を検索して判りました。)
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黒木雪音さんがフランツ・リスト国際ピアノコンクールで第1位を受賞
https://corporate.piano.or.jp/news/2022/10/kuroki_liszt.html
 PTNA(ピティナ)-2022年10月4日



番組では、その他にも、
矢代秋雄 武満徹 一柳慧 西村朗 松平頼暁 細川俊夫
など名だたる作曲家のピアノ曲が紹介されました。

私にとっては、殆ど初聴きの楽曲でした。

以下、番組公式サイトより

   *******


ETV【クラシック音楽館】新・日本のピアノ
https://www.nhk.jp/p/ongakukan/ts/69WR9WJKM4/
 NHK ETV - 023年1月15日(日)

▽1960年以降のピアノ曲でたどる戦後日本の芸術文化史▽矢代秋雄・武満徹・一柳慧・吉松隆・西村朗・松平頼暁・細川俊夫▽1970万博の思い出▽ピアノ高橋アキほか

▽2021年放送「日本のピアノ」続編
▽矢代秋雄「ピアノ・ソナタ」▽高橋アキ・武満徹を弾く▽一柳慧「ピアノ・メディア」人間の限界に挑む超絶技巧!
▽80年代の傑作「朱鷺によせる哀歌」「ヘテロフォニー」▽細川俊夫・混迷の現代に送る祈りの音楽▽驚き!70万博の現代音楽パビリオン▽吉松隆・西村朗・片山杜秀が語る万博の思い出
▽戦後日本の名ピアニストたち
▽あの人がピアノを?昭和の貴重映像!

豪華ピアニストにも注目🥺
高橋アキ 河村尚子 菊池洋子 中野翔太 實川風 務川慧悟 黒木雪音

▽語り:三石琴乃

1/15放送【特集】新・日本のピアノ プレイリストはこちら!

① 矢代秋雄「ピアノ・ソナタ」
  ピアノ:河村尚子

② 武満徹「ピアノ・ディスタンス」
  ピアノ:高橋アキ

③ 一柳慧「ピアノ・メディア」
  ピアノ:中野翔太

④ 吉松隆「朱鷺によせる哀歌」
  ピアノ:黒木雪音
  指揮:齋藤友香理 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

⑤ 西村朗「2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー」
  ピアノ:實川風、務川慧悟
  指揮:齋藤友香理 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

⑥ 松平頼暁「ミケランジェロの子犬」 ピアノ:中野翔太

⑦ 細川俊夫「月夜の蓮 モーツァルトへのオマージュ」
  ピアノ:菊池洋子
  指揮:齋藤友香理 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

⑧秋山邦晴 作詞、武満徹 作曲、西村朗 編曲 「さようなら」
  ピアノ:高橋アキ

新・日本のピアノ  NHK+ 配信
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2023011518871






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Brahms – Zwei Rhapsodien, Op. 79-2 in G minor
2023年1月11日(水)

ブラームス ピアノ曲【2つのラプソディ】作品79 -2

半世紀ほど前、九州芸術工科大学・音響設計学科の
必修学科『楽器学-1:ピアノ限定』の修了試験で弾いた楽曲

各自、それぞれ好きな楽曲を選んで練習に励むのです。

わたしは当時、指導教官のみちびきと猛練習の甲斐あって
どうにか最後まで弾ききりました (-_-;)

それが、70歳を超えて再練習しているのですが、幾つかの
ハードルが越え難く立ちはだかって苦戦中!

なお、選択学科『楽器学-2』では、チェロを選択。
修了試験で弾いた楽曲は『ウェルナーの練習用教則本』から。

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Brahms – Zwei Rhapsodien, Op. 79-2
https://youtu.be/RjW5geRFyfY?t=567
 ブラームス 【2つのラプソディ】 作品79 - 1&2
 楽譜付き : 演奏は Nico de Napoli さん

2018/11/02
The Rhapsodies, Op. 79, for piano were written by Johannes Brahms (1833-1897) in 1879 during his summer stay in Pörtschach, when he had reached the maturity of his career. They were inscribed to his friend, the musician and composer Elisabeth von Herzogenberg (1847-1892). At the suggestion of the dedicatee, Brahms reluctantly renamed the sophisticated compositions from "klavierstücke" (piano pieces) to "rhapsodies".

[0:00] Rhapsody no. 1 in B minor
[9:25] Rhapsody no. 2 in G minor

Performers & publishers: Harald Vetter (no. 1), Nico de Napoli (no. 2)
Sources: musopen.org, imslp.org
Licences: https://creativecommons.org/licenses/... (no.1)
https://creativecommons.org/publicdom... (no.2)



テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【新春特別配信】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 小林愛実 祝! ご結婚
2023年1月7日(土)

  【新春特別配信】
  期間限定2023年1月20日まで

【ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番】
  / 大野和士 / 小林愛実 / 東京都交響楽団
 https://youtu.be/aBtaD5u6zMA

年明けの今年1月1日に2021年の国際ショパンコンクール第2位の
反田恭平さんとの結婚と御懐妊を発表された 同じく第4位の
小林愛実さんによるピアノ協奏曲の演奏を期間限定配信。
1月20日迄とのこと。


期間限定映像
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 小林愛実
https://youtu.be/aBtaD5u6zMA



   *******

Four hands, two minds, one goal
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/ataglance/1874/
 NHK WORLD-JAPAN - 5th Jan 2023

NHK_WeddingBell_AimiKyouhei.jpg

(引用)
Two Japanese pianists who placed second and fourth in Poland’s International Chopin Piano Competition in 2021 announced on New Year’s Day they have been married.
Congratulations, Sorita Kyohei and Kobayashi Aimi!
In honor of their happy day, we look back at their partnership that began at the keyboard:
Full Video: https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/ataglance/1874/






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Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023
2023年1月1日(日)

A Happy New Year!

【ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート 2023】


Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023-03
 (photo from Vienna Philharmonic official )
   ViennaPhilharmonic 2023 New Year's Concert

NHK―ETVで聴きました❣

I have listend this Konzert on NHK-ETV in Japan.
Excellent!

指揮者は、フランツ・ウェルザーメスト(Franz Welser-Möst.)さん

Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023-02
 (photo from Vienna Philharmonic official )

ウェルザーメストさんは【ニューイヤーコンサート】の指揮は3回目だが
地元オーストリア人としては、カラヤン,アーノンクールに続いて
僅か3人目だとのこと。

ウィーン少年合唱団3年ぶりに出演するのとともに
2004年に創設されたウィーン少女合唱団も初出演!

Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023-04
 (photo from Vienna Philharmonic official )

休憩を挟んだ第2部では、幾つかの楽曲にウィーンの名勝での
バレエ・パフォーマンスがテレビで見ている人にはサービス。

2021年のショパンコンクールで2位に入賞し、この元日に4位入賞した
小林愛実さんとの結婚を発表した反田恭平さんがゲスト出演。
まだ、結婚発表直前だったのか、その話は無し(笑)

反田恭平さんと小林愛実さん結婚
…幼なじみでショパンコンクール2位と4位

 読売新聞―2023年1月1日


演奏される楽曲15曲の内、14曲が初披露の曲だと言う。
更に、その内の大半が弟のヨーゼフ・シュトラウスの楽曲。

それでもシュトラウス家の楽曲の1/3にしか演奏されていないとのこと。 

Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023-01
 (photo from Vienna Philharmonic official )

   *******


ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2023
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2023010110411
 NHK【+】 - ETV 2023年1月1日(日)午後7:00-午後9:50

Wiener Philharmoniker Neue Yahre Konzert 2023_NHK-ETV

(引用)
 NHK【+】  配信期限 :1/8(日) 午後9:50 まで

新春恒例!クラシック音楽の祭典 
▽ウィーン楽友協会大ホールから生放送
▽指揮は地元オーストリア出身のフランツ・ウェルザー・メスト 
▽驚きのプログラム!ニューイヤー初登場の曲が満載!知られざる名曲も 
▽ウィーン少年合唱団&初出演ウィーン少女合唱団 
▽華麗なバレエ映像もお楽しみに 
▽反田恭平が語る“音楽の都”ウィーンの魅力 
▽ウィーン・フィル楽団員ヘーデンボルク和樹の徹底解説&コンサートの聴きどころも!







テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

鳥栖市のコルトレーン【JAZZライブ】
2022年12月31日(土)

  きのう12月30日佐賀県鳥栖市のスナック・コルトレーンに
【JAZZライブ】を聴きに行きました。

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【JAZZライブの『公開練習』】



コロナ感染第8波のさなかにつき
実際には、ライブ・コンサートですが😁

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ピアノ・サックス・コルネット・ギター・ウッドベース・ドラム・パーカッション
の7人編成の豪華版

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(↑左隅のこの方は、コンガなどのパーカッション奏者)

その後、ボーカル(黒のコスチューム)も加わって。

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続いて、フルートやトロンボーンも参加

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最後は、10人以上のセッションで
おなじみの『Route66』を賑やかに❣

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音楽教室での著作権使用料 “生徒演奏は対象とせず” 最高裁判決
2022年10月24日(月)

 きょうのNHK報道などで、ピアノ教室などの音楽教室での
先生側の生演奏には著作権料の支払いが必要だが
生徒側の生演奏には著作権料の支払い対象とせず
との判決が最高裁で出されたとのこと。

 2017年JASRAC(日本音楽著作権協会)から、
この問題が最初に提起された際にも書きましたが
私は極めて違和感を感じる処です。

ピアノ教室などの先生が弾く演奏は、著作権使用料の対象になるって
誰がどうやってカウントするのだろう?

先生は生徒に教える時、楽曲全体を演奏することは滅多に無い。
数秒のフレーズをやって見せる程度。

また、JASRACが、得た著作権収入を著作権者本人にどうやって
配分しているのだろうか?

この裁判をJASRACが始めた時、「著作権料など貰ったことがない」
と云う作詞・作曲家の声も出ていた。

JASRACは、ボッタクリではないのか?

著作権者に配分した証拠(領収書など)を一部でも示して欲しいものです。

既に、楽譜を購入する時点で著作権料を支払っているのでは?

楽譜販売数ならカウント可能!

本来、楽曲の使用回数を管理して著作権者に著作権料を配分するべきなのに
JASRACは、管理配分する気は無いらしい。

『JASRACは2017年、JASRACが管理する楽曲を使った音楽教室について、
 受講料収入の2・5%を徴収する方針を発表した』

楽曲の使用回数と受講料の2.5%とは何の関連も無い。
著作権者に配分した証拠は?!

   *******

音楽教室の著作権使用料「生徒は対象外」
 最高裁判決ポイントは

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221024/k10013868361000.html
 NHK―2022年10月24日 15時35分

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(引用)
レッスンで使う楽曲について音楽教室が著作権使用料を支払う必要があるかどうかが争われた裁判で、最高裁判所は生徒の演奏は対象にならないとする判決を言い渡し、先生の演奏にかぎり教室側に使用料を徴収できるという判断が確定しました。

音楽教室での著作権について司法判断が確定するのは初めてです。
(以下略:超長い記事)




生徒の演奏、著作権料不要
 音楽教室、教師は徴収対象

 共同通信 - 2022年10月24日 15:03



音楽教室著作権料 「生徒演奏徴収できず」 最高裁判決
https://mainichi.jp/articles/20221025/ddm/012/040/064000c
 毎日新聞:遠山和宏 - 2022年10月24日 15:03

(引用)
 音楽教室で演奏される楽曲に関して、日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権使用料を徴収できるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は24日、「生徒の演奏からは徴収できない」とする初判断を示した。その上で、教師と生徒両方の演奏から使用料を徴収できると主張したJASRAC側の上告を棄却した。教師の演奏からのみ徴収できるとした2審・知財高裁判決(2021年3月)が確定した。裁判官5人全員一致の意見。

 JASRACは17年2月、それまで使用料を徴収してこなかった音楽教室側から、年額支払いの場合は年間受講料収入の2・5%に当たる使用料を徴収する方針を示した。
 これに対し、教室を運営する全国約250の個人・企業・団体が「音楽教育を守る会」を結成し、同6月に支払い義務がないことの確認を求めて提訴した。

 1審・東京地裁判決(20年2月)は、音楽教室は選定した課題曲の演奏で利益を上げており、教師と生徒いずれの演奏も音楽教室が主体だとして、どちらの演奏からも使用料を徴収できるとした。
 一方で、2審・知財高裁判決は、教師の演奏からの徴収は認めたものの、生徒の演奏は自身の技術向上が目的だとして徴収できないとした。

 小法廷は生徒の演奏について「演奏技術の向上を図ることが目的で、課題曲を演奏するのはそのための手段に過ぎない。教師が課題曲を選定して指導したとしても、生徒はあくまで自主的に演奏している」と判断し、演奏の主体は音楽教室ではなく生徒本人だとした2審の判断を支持した。

 他方、小法廷は教師の演奏から徴収できるかについて7月に音楽教室側の上告を棄却しており、「徴収できる」とした2審判断が先に決着していた。

 24日の判決で生徒の演奏からの徴収を認めない司法判断が確定したことで、JASRACは年間受講料収入の2・5%としていた使用料の水準を改めて検討する。
【遠山和宏】
(以下略)



生徒の演奏「著作権料は不要」
 音楽教室訴訟、JASRAC一部敗訴

https://www.asahi.com/articles/ASQBS3GJ3QBLUTIL02Q.html
 朝日新聞:根岸拓朗 - 2022年10月24日 15時02分

(一部引用)
 JASRACは2017年、JASRACが管理する楽曲を使った音楽教室について、受講料収入の2・5%を徴収する方針を発表した。

 これに対して音楽教室を運営する約250の団体や事業者が「レッスンで使う曲の選択に影響し、日本の音楽文化を損ないかねない」などと反発。「JASRACに徴収権がないことの確認」を求めて提訴した。



音楽教室での演奏「生徒分の著作権使用料徴収できず」
…最高裁がJASRAC側の上告棄却

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221024-OYT1T50121/
 読売新聞 - 2022年10月24日(月)


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 ヤクザのミカジメ料的!

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 潜入させて調査! 非道である!

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JASRACが音楽教室から一律2.5%の『みかじめ料』を
 上納させることを東京地裁が容認!

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 観劇レビュー&旅行記- 2020年2月29日(土)


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九州交響楽団 【復活】グスタフ・マーラー交響曲第2番・ハ短調を聴く!
2022年10月7日(金)

 今夜7時から アクロス福岡シンフォニーホールで
九州交響楽団 第407回定期演奏会 小泉 和裕 指揮
グスタフ・マーラー交響曲第2番ハ短調♭♭♭復活
 を聴いて来ました。

Qkyo_MahlerNo2_20221007-02.jpg


アクロス福岡シンフォニーホール・リニューアルお披露目公演。

Qkyo_MahlerNo2_20221007-01.jpg


迫力と繊細さを兼ね備えた素晴らしい演奏でした。

アルト歌手・福原寿美枝さんが抜群の声量で歌い始めた時には
圧倒されました。

トップ・トロンボーンの女性は柔らかい豊かな音色を奏でていました。

1つだけ難を言えば、Behind Stage のホルン4本の音程が揃わず、
誰かがチョット低くウナリが発生。
数回有るのに修正されないまま毎回『低いやん!ウナッてる!』
と声に出したいくらい。

こちらは、演奏会終了後のアンコールに応える演奏者の人たち。

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なお、大曲につきアンコール演奏はありませんでした。

#九州交響楽団 #復活
#マーラー交響曲第2番復活
#グスタフマーラー #交響曲第2番 #ハ短調♭♭♭
#2022年10月7日

Qkyo_MahlerNo2_20221007-03.jpg

LIVE映像配信があるとのこと。 2000円
以下の画像のQRコードをスキャンしてみてください。
Qkyo_MahlerNo2_20221007-04.jpg
Qkyo_MahlerNo2_20221007-05.jpg


第407回定期演奏会【10/7(金)開催】
マーラーここに極まる 小泉=九響「復活」

http://kyukyo.or.jp/cms/13750
 九州交響楽団公式 - 2022年10月7日(金)8日(土)

#グスタフマーラー交響曲第2番ハ短調♭♭♭

指揮 小泉和裕
九州交響楽団
ソプラノ 安井 陽子
アルト 福原 寿美枝
合唱
九響合唱団、RKB女声合唱団、九州大学男声合唱団コールアカデミー、九大混声合唱団、久留米大学附設高等学校合唱部、多目的混声合唱団”Chor Solfa!”、ちくしの混声合唱団、アクロス福岡公募メンバー、ほか ※RKB女声合唱団、九州大学男声合唱団コールアカデミー、多目的混声合唱団”Chor Solfa!”、ちくしの混声合唱団は九響合唱団オフィシャルパートナーです。

チケット料金
S席:5,700円、A席:4,700円、B席:3,600円、
学生席:1,500円 車椅子席(限定4席):3,600円


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【関連記事】

2022年10月3日
今朝の西日本新聞紙面から

九響、1年2カ月ぶりのアクロス福岡は
「復活」懸けた定演 小泉和裕音楽監督に聞く

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/996041/
 西日本新聞 - 2022年10月3日 14:30

Qkyo_MahlerNo2_20221003_Nishinippon-02.jpg
   小泉和裕・九州交響楽団音楽監督
(引用)
 九州交響楽団が7、8日の両日、改修工事を終えたアクロス福岡シンフォニーホールで約1年2カ月ぶりに定期演奏会を開く。披露するのは合唱付きのマーラー交響曲第2番「復活」。コロナ禍が長引く中、来年の創立70周年に向けた「再スタートの演奏会」と位置づける小泉和裕音楽監督に意気込みを聞いた。 (佐々木直樹)

 -「復活」という選曲は状況を象徴している。

 「ホールも復活だからね。僕が初めてこの曲をやったのはおそらく20年以上前。東京文化会館のリニューアル記念コンサートだったと思う。最近はやってないけどいい曲なんだ。純粋で、音色だけで清められるような音楽。演奏していて僕たちも感動するんだよね」
(以下略;下記新聞記事をお読みください)



Qkyo_MahlerNo2_20221003_Nishinippon-01.jpg

耐震改修が済んで復活した『新装アクロス福岡シンフォニーホール』での
九州交響楽団第407回定期演奏会は、文字通り【復活】

グスタフ・マーラーの交響曲第2番

#コロナ禍からの復活
#ホールの復活
#観客の復活
#音楽文化の復活
 の気持ちを共有

マーラー「復活」でアクロス定演再始動 10月の九響
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/994235/
 西日本新聞 - 2022年9月29日 14:30

Qkyo_MahlerNo2_20220929_Nishinippon-01.jpg
     小泉和裕・九州交響楽団音楽監督
(引用)
 7日午後7時、8日同3時からは第407回定期演奏会(福岡市・天神のアクロス福岡シンフォニーホール)。改修工事のため休館していた同ホールのリニューアルオープン記念事業。小泉和裕音楽監督の指揮で約80分におよぶ大作、マーラーの交響曲第2番「復活」を披露する。ソプラノ安井陽子、アルト福原寿美枝。九響合唱団なども出演する。S席5700円、A席4700円など。

 29日午後3時は「第47回天神でクラシック」(同FFGホール)。指揮は大友直人、ソリストに九響首席フルート奏者の大村友樹を迎える。サティ(ドビュッシー編)「ジムノペディ第1番、第3番」、イベール「フルート協奏曲」などフランス音楽を披露。A席4200円など。

 九響チケットサービス=092(823)0101。






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