Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。
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(引用)歴史上初めての中華統一はたった二人の少年からはじまった!動乱の春秋戦国時代を描く国民的大人気コミックを初の舞台化となる舞台『キングダム』時は紀元前、春秋戦国時代。未だ一度も統一されたことのない苛烈な戦乱の中にある中国を舞台に戦災孤児の少年・信とその玉座を追われ、のちの始皇帝となる若き王・嬴政(えいせい)。2人の少年が時代の荒波にもまれながらも、友との約束のために、そして己の夢のために史上初の中華統一を目指す大人気コミック。その初の舞台化となる『キングダム』は、東京『帝国劇場』につづいて2023年4月2日(日)~27日(木)まで『博多座』にて上演される。【スタッフ・キャスト】原作 : 「キングダム」原 泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載脚本 : 藤沢文翁演出 : 山田和也音楽 : KOHTA YAMAMOTO撮影 : 坂田貴広デザイン : 羽尾万里子衣裳 : 中原幸子 ヘアメイク : 宮内宏明 役 名 : 配 役信(しん) : 三浦宏規 嬴政・漂(えいせい・ひょう): 小関裕太河了貂(かりょうてん): 川島海荷(女)楊端和(ようたんわ): 梅澤美波(女)壁(へき): 有澤樟太郎成蟜(せいきょう): 神里優希左慈(さじ): 早乙女友貴バジオウ : 元木聖也紫夏(しか): 朴 璐美(女)昌文君(しょうぶんくん): 小西遼生王騎(おうき): 山口祐一郎
おととい公演会場である『鳥栖市民文化会館』の公式サイトを確認すると完売。前日である昨日の朝、念の為電話して見るとエージェントの方で当日券を発行する可能性があるとのことで電話番号を教えてくれました。そのエージェント『インプレサリオ』に電話してみると開演1時間前に当日券を販売予定とのこと。「何枚くらい用意されているのですか?」と尋ねると「今もネット販売中なので残席はそれ次第」と言う返事。前日にもネット販売中と判ったので、その後『インプレサリオ』で検索して【宝飾時計】の予約サイトに到達。会員登録から始めて、座席確認にたどり着いた時点では残席僅少。その1つを確定した処、最後列音響ブースの前でしたが、幸いほぼセンターで見通しの良い席でした。
とき/令和5年2月10日(金曜日) 開演14時30分令和5年2月11日(土曜日・祝日) 開演13時00分 17時30分令和5年2月12日(日曜日) 開演13時00分ところ/鳥栖市民文化会館大ホールS席 11,000円/A席 7,700円【キャスト】高畑充希/成田凌/小池栄子/伊藤万理華池津祥子/後藤剛範/小日向星一/八十田勇一【ミュージシャン】バイオリン:磯部舞子ヴィオラ:島岡万理子チェロ:松尾佳奈ピアノ:大谷愛
【イントロダクション】―誰か見つけて、本当の私—子供の頃から「女優」として生きてきた、主人公のゆりか30歳を迎え、自分の人生に迷う日々自分の人生は一体誰のものなのだろう彼女が選ぶ、人生の進め方とは女性ならではの独特な視点で注目作を生み出し続けている根本宗子がオリジナル脚本・演出を手掛け、女優・高畑充希と初タッグを組む。衣裳はファッションデザイナーの神田恵介(keisuke kanda)が、初めて演劇の衣裳を担当する。メインビジュアルのために作られた衣裳には、ベビー服や学生服など、主人公のゆりかの生きてきた様々な時代が詰め込まれている。
作・演出 根本宗子×主演 高畑充希それぞれの人生と生き方を描いた、至極の新作舞台【ストーリー】主人公のゆりか(高畑充希)は子役から女優として活躍しているが、驚くほど業界に染まれていない。30歳を迎え、同級生たちが次々と結婚し子供を産んでいく中、「私は何のためにこんなことをやっているのだろう」と自分の存在の意味を見つけられずにいた。そんな彼女の心を日々支えているのはマネージャーの大小路(成田凌)。ある日ゆりかのもとに「21年前にやったミュージカルの記念公演のカーテンコールで、テーマ曲を歌ってくれないか?」という依頼が飛び込んでくる。それは彼女の原点となった舞台だった。大小路に説得され仕事を引き受けたゆりか。現場で、当時一緒にトリプルキャストとして主演を務めていた真理恵(小池栄子)と杏香(伊藤万理華)と再会する。自分の人生を肯定したい3人は、他者を否定することでなんとか自分を保っていた。その会話は21年前も今も変わらない。過去と現在を行き来しながらゆりかは自分の人生を振り返り、孤独に押しつぶされそうになる。日々増える無力感の中、ゆりかは自分の人生の肯定の仕方を考え始め・・・。【スタッフ】作・演出:根本宗子美術:池田ともゆき照明:佐藤 啓音響:藤森直樹衣裳:神田恵介(keisuke kanda)ヘアメイク:二宮ミハル演出助手:相田剛志舞台監督:幸光順平、鈴木 拓テーマ曲:「青春の続き」/高畑充希 作詞作編曲:椎名林檎宣伝衣裳:神田恵介(keisuke kanda)衣裳協力:DOUBLE MAISON(やまと) familiar BEAMS【作・演出:根本宗子コメント】かれこれ5年くらい前でしょうか、充希さんから「わたしに芝居を書いて欲しい」と言っていただいたのは。それはそれはもう飛び上がるほど嬉しかったです。言葉と共にクロワッサンをくださったんですが、そんな嬉しい言葉をいただいた後ですから、人生で食べたクロワッサンの中で一番美味しく感じましたし、絶対忘れない味として記憶に残っています。そんなにストレートに、しかも本当に実現するくらい大きな声で言ってくださる方はそうそういないので、さらに嬉しかったんです。充希さんは様々な役の人生を背負ってきた俳優ですから、どんな役をお渡しするのがいいかとても悩み「最大のラブレターを渡せるわたしになってから」と思ってしまい、構想を死ぬほど練りに練ってお待たせしてしまいました。充希さんの俳優人生と、わたしの作家人生の交わり重なるポイントを捉えてこのタッグでしか出来ない舞台のプランを出すことができて、2023年ご一緒すべきベストなタイミングがやってまいりました。大好きで憧れの神田恵介(keisuke kanda)さんも衣裳で参加してくださることになり、今年に入ってからずっと胸が高なっております。「演劇」をお見せできるよう、精一杯取り組みたいですし、この冬の全てを捧げようと思っております。
(部分引用)このたび劇団四季では、2023年1月以降、「四季の会」会員先行予約および一般発売が予定されている未発売期間の公演につきまして、チケット価格の改定を行わせていただくこととなりました。下記の通り、新価格を設定させていただきます。この価格体系にて販売させていただく直近の演目としては、4月開幕の『クレイジー・フォー・ユー』横浜公演、ロングランを続けている『キャッツ』名古屋公演、『アナと雪の女王』東京公演がございます。以降にチケット予約がスタートする期間の各演目につきましても、順次、新たな価格を適用させていただきます。「四季の会」会員料金(S席のみ)につきましては、一般料金より税込1000円引きの設定とさせていただきます。新価格を導入させていただく大きな理由として、世界的な物価の上昇と円安の影響があげられます。劇団四季は多くの資材を国内のみならず、海外からも輸入し、公演のクオリティーの維持に努めております。また、海外ミュージカルのライセンサーへの著作権使用料等にも、大きな影響を及ぼしています。今後、そういった費用の上昇が続くことを念頭に置き、やむを得ずチケットの価格改定に踏み切らせていただくこととなりました。もう一つの理由として、劇団の未来を見据え、さらなる新作に積極的に取り組んでいきたいという強い願いがあります。この数年、劇団四季はオリジナル作品を立て続けに初演してまいりました。引き続き、新たな海外ミュージカルの上演にもアグレッシブに取り組んでいく所存です。これからも新作創造のために必要なコストを確保し、良質な舞台をお客様のもとにしっかりとお届けしたく、このたびの価格改定につきまして、何卒ご理解いただければ幸いです。
(部分引用) 「観に行きたいけど高い」―。食品や日用品にとどまらず、値上げの波は演劇界にも広がっている。今年に入って人気舞台のチケットが公演期間中にも関わらず次々と値上がりし、ファンは「払えない」「気軽に勧められない」などと嘆いている。 昨年7月に開幕しロングラン公演を続けている人気舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(東京・TBS赤坂ACTシアター)は6日、今年6月以降のチケット料金の値上げを発表した。5つの座席区分で値上げとなり、「平日料金と土日祝日料金を設定させていただきます」と新しい価格形態も定めた。 「平日料金」はこれまでと同額だが、6月以降の「土日祝日料金」が高くなった。最高ランクの「SS席」は2000円プラスの19000円(以下も全て税込み)。座席の最低ランクである「C席」は7000円の据え置きだが、ほかは最大2000円増となった。 値上げの理由について、公式HPでは「世界的な物価の上昇、エネルギー価格の高騰の影響があげられます。最高のクオリティの舞台をお客様にお届けするためにも、やむを得ずチケットの料金改定に踏み切らせていただくこととなりました」と説明した。チケット完売続出の人気作の値上げに、ファンは「土日祝日しか観られない人には大変」と指摘し、「舞台慣れしてない人には最初のハードルが上がる」「値段が高くなるとリピートすることも難しい」「値上げは仕方ないご時世だけれど、舞台初心者には気軽に勧められない」の声も。一方で「値上げはやむなし」「それに見合う価値はある」など、仕方ないと考えるファンもいた。 チケット値上げは「ハリー・ポッター」だけではない。「オペラ座の怪人」などの人気舞台を手がける「劇団四季」も、今年1月以降の発売を値上げした。「ライオンキング」(7月1日公演から値上げ)を例に挙げると、最も高い価格設定「ピーク料金」(土日祝日の午後3時半以降の公演)のS席は12100円から13000円に。最もお手頃とされる「バリュー料金」(平日の夜公演)のC席は2750円から4000円と大幅にアップした。また同劇団では、大人料金より2000~5000円安く設定されている「子ども料金」も全て値上がりし、最大で2050円増となった。
【週刊文春】 - 2023年1月5日・12日号記事転載(前略)「宝塚の特徴は、劇団所属の演出家が作品を作ること。脚本を書き、団員へ演技指導し、作品の総指揮を執る、いわば“全権監督”のような存在です。配役や台詞も演出家の鶴の一声で変わることがある」(演劇記者) 原田氏は今年10月1日に開幕し、12月25日に千秋楽を迎えた雪組公演「蒼穹の昴」の演出・脚本を担当していた。 だが、11月中旬、今年入団した20代の演出助手Aさんが、原田氏からセクハラを受けていたことを劇団に告発した。 原田氏とAさんの共通の知人が明かす。【『一緒に裸で寝よ』セクハラ発言はどんどんエスカレート】(以下略)原田氏は、週刊文春の電話取材にセクハラ発言を否定している、とのこと。
(引用) 宝塚歌劇団は28日、所属演出家の原田諒さんが退団したと明らかにした。同日発売の週刊文春で20代の演出スタッフにセクハラをしていたと報じられたが、歌劇団は退団理由を非公表としている。 歌劇団によると、原田さんは演出作が公演中だった今月9日付で阪急電鉄が預かる形になり、千秋楽翌日の26日付で退団した。 週刊文春は原田さんがスタッフに性的な言葉をかける行為を繰り返したり、出演者を罵倒したりしたと報道。 歌劇団は28日夕、ホームページでハラスメント事案があったことを認める文書を掲載。「事案を重く受け止め、ハラスメントの防止を徹底します」と記した。
宝塚歌劇団は28日、週刊文春で演出スタッフへのセクハラが報じられた演出家の原田諒さんが26日付で退団したと明らかにした。
【解説・ストーリー】 終戦直前の1945(昭和20)年4月に、劇作家・森本薫が文学座に書き下ろし、杉村春子が生涯947回にわたって主人公・布引けいを演じた同作。2020年には、俳優の段田安則さん演出の下、大竹さんが初演を務めた。今回は2020年に続く再演で、東京・新橋演舞場、京都・南座での公演を経て、博多座では初上演となる。 物語は、大竹さん演じる主人公・布引けいが、明治から昭和の時代を、何度も困難な壁が立ちはだかりながらもたくましく生きていく姿を描く。出演は、大竹さん、高橋克実さん、段田安則さん、風間杜夫さん、西尾まりさん、大和田美帆さんなど。■日時 11月18日(金)~30日(水)11:00、16:00■料金 A席 13,500円、特B席 10,000円、B席 7,000円、C席 4,000円【スタッフ・キャスト】原作 : 森本薫演出 : 段田安則 配 役 : 役 名大竹しのぶ : 布引けい段田安則 : 堤 伸太郎(長男;布引けいと結婚)森田涼花 : 堤 知栄(けいと伸太郎の娘)高橋克実 : 堤 栄二(次男)西尾まり : 堤 聡子(長女)大和田美帆 : 堤 ふみ(次女)林翔太 : 野村精三(ふみ の夫)銀粉蝶 : 堤 しず(3人の母)風間杜夫 : 堤 章介(叔父)
前のめりでのご観劇が後方の視界をどれくらい遮るか、動画で検証してみました🎥舞台『千と千尋の神隠し』で博多座が初めての方もいらっしゃると思いますので、ぜひ事前に知っておいていただければ幸いです。後列にお子様がいらっしゃる場合は特にご配慮くださいませ🙇博多座の2階客席で検証してみましたが、やはりかなりの影響が出てしまいます。客席のみなさま全員にお楽しみいただけるようぜひご協力をお願いいたします。もちろん「心の前のめり」は大歓迎です。
(引用)観劇やコンサート鑑賞。前の人が視界を遮り、よく見えなかったり、集中できなかったりすることも…。 誰もが楽しめるよう、博多座が公開した動画が話題です。 HuffPost 日本版ニュースエディター:若田悠希 / Yuki Wakata *******楽しみにしていた観劇やコンサート、スポーツ観戦。しかし、席についてみると前の人が視界を遮り、よく見えなかったり、集中できなかったりすることも…。そんな悲劇が、誰の身にも起きないように。福岡市博多区にある劇場「博多座」がTwitterに投稿した動画が話題になっています。前のめりになると…「推し、消えゆ」動画では、前のめりで観劇した際、後方に座る人の視界をどれくらい遮るかを検証しています。背もたれに背中をつけると、後方の人の視界は良好。少し頭で遮られますが、舞台に立つ人はよく見え、観劇には問題なさそうです。次に、背中をつけずに前のめりになると…舞台上の人が視界から丸ごと消えてしまいました。動画では「推し、消えゆ」と表現されています。検証結果は「前のめりは後ろの席のお客様の視界を想像以上に遮ります」。「背もたれに背中をつけてのご観劇をお願いします」と呼びかけ、同時に「心の前のめり」は大歓迎だとしました。多くの劇場や映画館などでは、視界が良好になるよう高さなどを工夫して座席が配置されています。しかし、前のめりに座ると、後方の人の視界を遮ってしまうことがよくわかる動画になっています。「お客様一人一人が劇場の一体感をつくる大切な仲間」なぜ、博多座はこの動画を制作したのでしょうか。担当者によると、観劇にきたお客さんからは毎日のように、「前のめりで見えにくいので注意してほしい」という声があがっているそう。アナウンスや開演前の声掛けもしているけれど、なかなか改善されず、劇場としても気にしていたといいます。博多座では、5月1日から『千と千尋の神隠し』の舞台が開演。公演は満席で、「いつにも増して前のめりの方が多くなるのでは」と予想したそうです。「特にお子様が、おそらく博多座始まって以来の数になるので、楽しみにしている親子のお客様をがっかりさせたくない。映画が2001年公開なので、ファンの方からすれば20年越しの熱い思いを持って劇場にいらっしゃる。しかも主演の橋本環奈さんは福岡県、上白石萌音さんは鹿児島県の出身。九州の劇場としてもできる限りのことをしたいと考えました」動画はアニメーションも取り入れてわかりやすく、軽快でユーモアのある内容に。一期一会の舞台の場。誰もが嫌な思いをせずに、作品を楽しんでほしいという思いがありました。「前のめりをされている方はわざとやっているわけではなく、知っているか知らないかだけで、お客様一人一人が劇場の一体感をつくる大切な仲間です。あまり細かく、“マナー警察”のようになると、演劇に興味を持ってくれた人が、逆に距離をとってしまうことになりかねない。でも演劇をずっと支えてくれている昔からのファンの方にも満足していただきたい」担当者は「私も腰痛持ちなので、2~3時間背中をつけてじっとしているのはとても疲れるのはわかります」とも話します。「個人個人で事情がある方もいらっしゃる。どういったお願いの仕方がいいのか、バランスはこれからも考えないといけない」Twitte上では「知らなかった」「私もそうなっていたかも」「これめっちゃ大事」「全ての劇場で開演前に流してほしいぐらい」などと反響が広がり、4万をこえる「いいね」が寄せられています。担当者は、この反響について「動画を作った意味があって嬉しい」と受け止めを語り、こう続けました。「この動画を見て、着席で楽しむエンターテインメントでは、こういうことが起こりえると、少しでも知っていただけたら。そして、演劇に興味を持っていただき、もっと言えば博多座で観てみたいというお客様が増えればうれしいです」
(引用)キャナルシティ劇場は、ショッピングモール・キャナルシティ博多内にある劇場。同劇場は今夏、福岡および九州における劇場文化の発展と、キャナルシティ博多のエンタテインメント性の強化を目的として、“総合エンターテイメントシアター”に生まれ変わる。オープニングを飾るのは、7月1日に上演される祝能「翁 弓矢立合」、狂言「二人袴 三段之舞」で、同公演には梅若実玄祥、野村萬斎らが出演。2・3日には立川志の輔による「志の輔らくご『大河への道 ~伊能忠敬物語~』」 が上演される。そのほかの演目には、演劇公演やコンサートなどがラインナップされた。また同劇場では、“キャナルシティ劇場 MEMBERSHIP”の会員を募集中。詳細は劇場公式サイトで確認を。キャナルシティ劇場 ラインナップ祝能「翁 弓矢立合」、狂言「二人袴 三段之舞」2022年7月1日(金)志の輔らくご「大河への道 ~伊能忠敬物語~」2022年7月2日(土)・3日(日)「石川さゆり プレミアム・アコースティック・ライブ」2022年7月5日(火)「ASKA&九州スペシャルオーケストラ公演」2022年7月6日(水)・7日(木)「ブラッド・メルドー in Japan 2022 ピアノ・ソロ」2022年7月8日(金)舞台「アナザー・カントリー」2022年7月12日(火)・13日(水)ミュージカル「スワンキング」2022年7月17日(日)・18日(月・祝)「M.バタフライ」2022年7月23日(土)・24日(日)「野口五郎・岩崎宏美 2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~」2022年7月25日(月)「中村雅俊スペシャルイベント『再生:REBIRTH』 ~キャナルシティ劇場リニューアルオープンに捧げる~」2022年7月27日(水)「逃走中 THE STAGE」2022年8月2日(火)・3日(水)パルコ・プロデュース2022「2020」2022年8月6日(土)・7日(日)「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹」2022年8月11日(木・祝)~13日(土)「スピリッツ・オブ・チック・コリア ~featuring スティーブ・ガッド、ミカ&リチャード・ストルツマン、 塩谷哲、井上陽介~」2022年8月14日(日)「ディズニー・ワールド・ビート 2022 :JAZZ ANIMALS~夢を奏でる動物たち」2022年8月23日(火)・24日(水)「が~まるちょば LIVE 2022 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”」2022年8月28日(日)「イルカ&太田裕美 ラブリー♡コンサート」2022年9月2日(金)「H ZETTRIO Kazemachizuki Tour 2022- レソラピック -」2022年9月3日(土)「森山良子コンサートツアー ~My Story~」2022年10月22日(土)「矢野顕子さとがえるコンサート 2022」2022年12月
(引用)キャナルシティ劇場は、ショッピングモール・キャナルシティ博多内にある劇場。同劇場は今夏、福岡および九州における劇場文化の発展と、キャナルシティ博多のエンタテインメント性の強化を目的として、“総合エンターテイメントシアター”に生まれ変わる。オープニングを飾るのは、7月1日に上演される祝能「翁 弓矢立合」、狂言「二人袴 三段之舞」で、同公演には梅若実玄祥、野村萬斎らが出演。2・3日には立川志の輔による「志の輔らくご『大河への道 ~伊能忠敬物語~』」 が上演される。そのほかの演目には、演劇公演やコンサートなどがラインナップされた。また同劇場では、“キャナルシティ劇場 MEMBERSHIP”の会員を募集中。詳細は劇場公式サイトで確認を。
キャナルシティ劇場 ラインナップ祝能「翁 弓矢立合」、狂言「二人袴 三段之舞」2022年7月1日(金)志の輔らくご「大河への道 ~伊能忠敬物語~」2022年7月2日(土)・3日(日)「石川さゆり プレミアム・アコースティック・ライブ」2022年7月5日(火)「ASKA&九州スペシャルオーケストラ公演」2022年7月6日(水)・7日(木)「ブラッド・メルドー in Japan 2022 ピアノ・ソロ」2022年7月8日(金)舞台「アナザー・カントリー」2022年7月12日(火)・13日(水)ミュージカル「スワンキング」2022年7月17日(日)・18日(月・祝)「M.バタフライ」2022年7月23日(土)・24日(日)「野口五郎・岩崎宏美 2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~」2022年7月25日(月)「中村雅俊スペシャルイベント『再生:REBIRTH』 ~キャナルシティ劇場リニューアルオープンに捧げる~」2022年7月27日(水)「逃走中 THE STAGE」2022年8月2日(火)・3日(水)パルコ・プロデュース2022「2020」2022年8月6日(土)・7日(日)「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹」2022年8月11日(木・祝)~13日(土)「スピリッツ・オブ・チック・コリア ~featuring スティーブ・ガッド、ミカ&リチャード・ストルツマン、 塩谷哲、井上陽介~」2022年8月14日(日)「ディズニー・ワールド・ビート 2022 :JAZZ ANIMALS~夢を奏でる動物たち」2022年8月23日(火)・24日(水)「が~まるちょば LIVE 2022 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”」2022年8月28日(日)「イルカ&太田裕美 ラブリー♡コンサート」2022年9月2日(金)「H ZETTRIO Kazemachizuki Tour 2022- レソラピック -」2022年9月3日(土)「森山良子コンサートツアー ~My Story~」2022年10月22日(土)「矢野顕子さとがえるコンサート 2022」2022年12月
逆境に打ち勝て!ビートを刻め!博多華丸主演、笑いと感動の新作舞台が今ここに!「明太子を作った男」、「吹奏楽部の熱血教師」、そして今回は、「造船会社の腕利きの溶接技師」!? さらにタップダンス&和太鼓に挑戦!! 常に進化を続ける博多華丸にご期待下さい!2015年3月「めんたいぴりり~博多座版~」、2017年3月「熱血!ブラバン少女。」、2019年4月博多座・9月明治座「めんたいぴりり~未来永劫編~」と3度の主演を務めた博多華丸。この度4度目の主演舞台に挑戦!今回も気鋭の作家・演出家であるG2とタッグを組み、完全オリジナルで新たな境地を目指します。「めんたいぴりり」シリーズでは、明太子作りに情熱を注ぐ職人役。「熱血!ブラバン少女。」では吹奏楽部を率いる熱血教師役。福岡の名門吹奏楽部 精華女子高等学校とも共演を果たし、劇中では約40人を率い、堂々とした指揮者姿を披露したことでも話題になりました。そんな華丸が今回演じることになるのは、なんと、タップダンスや和太鼓に励む溶接技師役!? 一見ミスマッチなこの組み合わせを華丸はどう表現するのか...常に進化を続ける博多華丸にとって、演技だけでなくタップダンスへの挑戦が今回の大きな見せ場となります。物語の舞台は、九州のとある港湾都市・羽世保。ジャズの盛んなこの町の造船会社で巻き起こる様々な逆境。それに真っすぐ立ち向かう社員たちの姿、そして揺るぎない家族愛を笑いと涙で描く完全オリジナルの物語です。物語の重要なカギとして描かれるのが『タップダンス』や『和太鼓』。国内でも有数のタップダンサーやジャズの生バンドも登場し、音楽的な要素もふんだんに盛り込んだ新感覚の舞台がここに誕生します。 「刻め。今がその時だ!」のキャッチコピーの通り、個性豊かな出演陣が舞台上で"刻む"、パワフルな鼓動を、リズムを、どうぞご期待ください。【ストーリ-】九州のとある港湾都市、羽世保。五代剛(博多華丸)は、羽世保造船に勤める腕利きの溶接技師。二人の子供を育てながら、市民フェスティバルでの入賞を目指し、和太鼓部の練習に精を出す毎日を過ごしていた。だが、羽世保造船の吸収合併、子供たちとのすれ違い...様々な困難に直面する五代。そんなある夜、五代はジャズバーで出会った謎の老人と口論に。まるで子どものようなこの言い争いをきっかけに、五代は羽世保造船を救うアイデアを閃いた。五代と造船所の仲間たちは雲をつかむような五代の提案に一縷の望みをかける...<作・演出>G2<出演>博多華丸南沢奈央、大場美奈(SKE48)、中村浩大(Jr.SP/ジャニーズJr.)財木琢磨、斉藤優(パラシュート部隊)、椿鬼奴幸田尚子、天津木村、松岡裕哉坂本あきら、天宮良大空ゆうひ、長谷川初範<公演日・会場>・7/16(金) ~ 7/27(火) 福岡・博多座
(以下 引用)■ このパンデミック禍でなぜ今、 五輪をやらなければいけないのですか? https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718 IOCは国民の多くが中止を求めていても知らん顔。菅首相も国会では答弁ではなく、ただ同じことを繰り返すばかりで会話を遮断。国民はそれを悶々としながら眺めている。私が一番心配しているのは、このまま何も論じ合わず、説得することもなく開催したら、国民が「どうせ、何を言っても変わらないんじゃないか」「どうせ日本はいつもこう」「いちいち選挙に行っても無駄」と無気力になったり、心が折れることです。 私は、今年1月のある世論調査で国民の約80%近くの人が、中止か再延期、つまりNOと言ったのはとても素晴らしいことだと思っています。むしろ、日本の誇りに思っていい。■ 五輪憲章を忘れた特権階級の利権『祭典』 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/2 57年前の東京五輪は素晴らしかった、でも、それは五輪憲章に基づいていたからです。しかし今はコロナ禍で世界的格差が進み、予選も出られない選手や練習状況も悪化した中、選考もフェアではなく、五輪憲章が言う「人類の尊厳や平和な社会の模範」とは、正反対の強引な弱肉強食で強権的な状況です。 憲章では、IOCは模範となって、いかなる種類の差別を受けることなく、権利及び自由を享受されなければならないとあります。でも現実は、開催地の国民の意見を聞かないだけではなく、科学者や医療関係者の意見にも耳を傾けず、利権と損得を軸に、強引に開催へと進める。菅首相やIOCの行動はどう考えてもおかしくないですか。どうしても五輪を実行するなら、単なる一つの「スポーツイベント」にして、五輪憲章を外してください。リオ五輪行きの機中で見た異様な光景 私がIOCや五輪関係者への疑問を持ち始めたのは、2016年、リオ五輪に行ったときです。航空機のエコノミー席の周りには、五輪の選手たちが鍛え上げた大きな体を小さく縮め、リクライニングを倒すこともなく座っていた。ところが、トイレへ行こうと近くのビジネスクラスのカーテンを開けると、そこは大宴会場。選手の雰囲気とはかけ離れ、背広を着たIOCや関係者がワインボトルをいくつも開け盛り上がっていた。■ 東京招致の裏で大金が(トップの自慢話) https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/3 これは初めて言いますが、東京の招致決定後、あるトップの方とお会いした時、招致が決まった会場で、裏でいかに大金の現金を札束で渡して招致を決めたか、自慢げに話してくれたのです。驚いた私は「それ本当の話ですか?」と言ったら笑われました。「亞門ちゃん若いね。そんなド正直な考え方で世の中は成り立ってないよ」 それからです、透明性のない現実の恐ろしさを知ったのは。お金や利権の場所に集まる人はいます。でも、五輪は美辞麗句を盾にした、生半可じゃない利権だらけの集合体だったのです。 途上国に対する対応や、反対意見を聞かない独裁的な判断。IOCこそが選手を守るべきはずなのに、選手も不安を感じながら、コロナ禍の強引なルールで厳しく取り締まられる。 もう一度、言います。なぜコロナ禍の今、五輪を行われなくてはならないのですか?■ 我々は何を学んできたのでしょう? https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/4 コロナによって亡くされたご家族の思いは、一人でも同じような悲しみを味わって欲しくないはずです。この世界中が苦しんだコロナ禍の一年、我々は何を学んできたのでしょう? 僕は、どんな宣誓が行われようと、誰が金メダルを取ろうと、何も感じないと思います。それがとても残念です。▽宮本亞門(みやもと・あもん) 1958年1月4日生まれ。63歳。東京都出身。両親が新橋演舞場前で喫茶店を営んでいた影響で、幼い頃から演劇に親しむ。87年に演出家デビュー。2004年、東洋人初の演出家としてニューヨークのオン・ブロードウェイにてミュージカル「太平洋序曲」を上演し、トニー賞4部門でノミネート。今年4月、スペイン風邪のパンデミック禍を生きた女優、松井須磨子を題材にしたリーディング演劇「スマコ」をYouTubeで無料公開。
(引用)***********************<映像> 【偲面影】 藤山寛美【大阪ぎらい物語】 鍋井克之 著 舘 直志 脚色 浅香哲哉 演出【口上】藤山寛美歿後三十年口上 藤山直美相勤め申し候製作:松竹株式会社主催:博多座***********************出演藤山直美喜多村緑郎、河合雪之丞、林与一、小林綾子、大津嶺子、中川雅夫、いま寛大 他世界の演劇史上例のない244ヵ月連続公演の記録をうちたて、日本中を笑いと涙で包んだ名優藤山寛美。父・寛美の歿後30年を迎えて、3年半ぶりに藤山直美が、博多座の舞台に登場いたします。亡き父藤山寛美を偲び、父の代表作『大阪ぎらい物語』を熱演!時代を超えて人々を魅了する、藤山寛美十八番の演目で泣き笑いの人情喜劇にご期待ください。<映像>【偲面影しのぶおもかげ 藤山寛美】伝説の喜劇王・藤山寛美がこの世を去ってから早30年が経過しました。令和となっても今なおその芸は、人々を魅了し続け、そのお芝居は大阪だけでなく、全国の皆様に愛され、語り継がれております。その藤山寛美を偲んで、代表作の『桂春団治』や、本公演で上演する『大阪ぎらい物語』などの舞台映像を特集してお楽しみいただきます。【大阪ぎらい物語】大阪・船場の木綿問屋「河内屋」は主人亡き後、女房のおしずが実権を握り、商売も繁昌していましたが、彼女には大きな悩みがありました。それは二人の子供のことで、長男の新太郎は性格がおとなしすぎて、目下、おしずの弟・忠平を後見にして商売を勉強させていました。問題は長女の千代子(藤山直美)の方で心根は思いやりのある優しい娘ですが、周囲の者を驚かすような風変わりなところがあり、おしずは気が気ではありません。その千代子が手代の秀吉に恋をし、嫁になりたいと言い出しました。「河内屋」は大阪でも指折りの老舗で、風変わりと噂のある娘の千代子だけに手代の嫁にするなど、おしずは猛反対です。しかたなく秀吉には因果を含めて、里へ帰してしまうことになりました。しかし、千代子は古いしきたりや格式を重んじるおしずや忠平に反抗して家を飛び出し・・・。まずは古き良き時代の船場のお話。【口上】本公演の締めくくりとして、藤山直美が、亡き父藤山寛美を偲び、みなさまにご挨拶申し上げます。
(引用)コロナ禍の重苦しいムードを笑いで吹き飛ばそうと福岡市の博多座で藤山直美さんが3日から始まるお芝居の通し稽古を公開しました。風変わりな娘役を演じているのは女優藤山直美さんです。3日から博多座で開催される公演を前に行われた通し稽古。藤山さんの亡き父で昭和の喜劇王と呼ばれた藤山寛美さんの十八番演目「大阪ぎらい物語」です。寛美さんの没後30年に合わせた演目で公演では寛美さんの名演の数々もダイジェストで上映されます。藤山直美さん3年半ぶりの博多座公演は今月21日まで行われます。
(引用) 経済産業省は19日、新型コロナウイルス感染拡大による影響でイベントを中止、延期した事業主に対し、1公演ごとに最大2500万円を支援すると明らかにした。緊急事態宣言が出た11都府県で、宣言の期間中に開催予定のイベントが対象。
(引用)政府は新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの延期・中止をした事業主に最大2500万円を支援する。緊急事態宣言を発令した11都府県が対象。会場のキャンセルやチケットの払い戻しの費用を申請できる。感染拡大防止に協力する主催者を後押しする。宣言の発令で中止・延期したコンサートや演劇、展示会、遊園地などに支給する。1公演あたり2500万円まで支給し、複数日にわたるイベントなら共通経費以外は追加で払う。同じ主催者でも複数の会場で中止すればそれぞれで最大2500万円まで費用の支援が受けられる。同じ場所で営業する遊園地は休園期間にかかわらず1件だ。宣言期間内が対象だ。1都3県は8日、後で発令した7府県は14日に遡って申請できる。中止・延期に関する動画を作成し、ネット上で流すことが条件になる。動画の作成費も支援する。11都府県以外でも自治体の要請を受けて政府が指定すれば対象になる。感染が拡大しており、自治体が①飲食店の営業時間を午後8時まで短縮②不要不急の外出自粛③イベントの開催制限④テレワークで出勤7割削減――の4つを実施することが必要だ。政府は宣言対象地域にはイベントの参加人数を上限5000人、定員で50%以内にするよう求めている。人数制限を守ると採算があわない事業者が要請を守らない懸念があるため、支援することにした。
(引用)政府は、緊急事態宣言を受けてコンサートや演劇などのイベントを中止した主催者に対し、会場のキャンセルやチケットの払い戻しなどにかかる費用を2500万円を上限に補助する新たな支援策を導入する方針を固めました。全国11の都府県に緊急事態宣言が出され、各地でイベントの中止が相次ぐと見込まれる中、政府は、主催者への新たな支援策を導入する方針を固めました。対象となるのは、緊急事態宣言が出されるか、それに準じた措置がとられた地域で、期間中に予定していたコンサートや演劇、展示会、遊園地でのイベントなどを中止した主催者です。中止に伴う会場のキャンセル料やチケットの払い戻しの手数料、PR用の動画の制作や配信にかかった費用を、2500万円を上限に国が補助します。イベントの規模による制限はありません。政府は、緊急事態宣言の対象地域でのイベントに人数の上限を設けたり、開催時間を午後8時までに短縮するよう求めたりしています。こうした条件では開催を断念せざるをえない主催者も多いとみて、今回の支援策を導入する方針を固め、今後、速やかに手続きができるよう準備を進めることにしています。
(引用) 経済産業省は20日までに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、コンサートなどのイベントを中止・延期した事業者に対し、一回当たり最大2500万円を支給すると発表した。東京都をはじめ宣言が発令された11都府県などで、宣言期間中に開催予定だったイベントが対象。2月の申請受け付け開始を目指す。 政府は宣言発令地域の大規模興行に関し、会場収容人数の50%を上限に最大5000人までとする制限を設けている。資金を回収したい事業者が制限に応じずイベントを強行する事態を防ぐため、キャンセルに伴う費用負担を補助する狙いだ。
(引用)2度目の緊急事態宣言は、文化芸術関係者にも大きな打撃となることが見込まれます。関係者が会見を開き、厳しい現状を訴えました。7割のライブハウスやクラブで、音楽関連事業の収入が50%以上減少した。3割の俳優や劇作家、演出家などのアーティストが、「先が見えない」などの理由で「死にたいと思った」――。コロナ禍が音楽・映画・演劇関係者にもたらす影響を調べたアンケート結果が公表された。 収入大幅減、「半年以上もつか」... ライブハウスの厳しい現状アンケート調査は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、文化芸術関係者の有志が立ち上げた団体が実施した。ライブハウスへの支援を求めるプロジェクト「SaveOurSpace」は、1月3日〜7日にかけ、全国のライブハウスやクラブ関係者、フリーランスで働く音楽関係者を対象にインターネットでアンケート調査を実施。2019年と比較して、音楽関係の事業による2020年の収入がどのように変化したか尋ねたところ、42.6%の人が「76%以上減少した」と回答した。「51〜75%程度減少した」と答えたのは29.4%で、収入が半分以上減少した人は、約7割にも及んだ。ライブハウス、クラブ関係者、音楽関係フリーランスの人へのアンケート調査結果 【SaveOurSpace】 (以下同様)「SaveOurSpace」やライブハウス関係団体が2020年7月〜8月にかけて行ったアンケートでは、4割以上が「半年もつかわからない」と回答。「1カ月もつかわからない」「3カ月もつかわからない」という回答と合わせると、6割が半年以上の運営を見通せないという結果だった。休業要請などがもたらした厳しい現状を浮き彫りにしていた。新しい仕事「まったくない」、 「死にたいと思った」人が3割演劇界への公的支援を求める「演劇緊急支援プロジェクト」は、2020年12月31日から21年1月7日にかけて、俳優や声優、劇作家や演出家など文化芸術に関わる人を対象としたアンケート調査を実施。5378人から回答を得た。そのうち8割がフリーランス(個人事業主)として働いている。新しい仕事の依頼について尋ねると、回答者の52.7%が「減っている」と回答。「まったくない」と答えた人は31%にも上り、多くの人が仕事に困窮していることが明らかになった。演劇緊急支援プロジェクトが実施した文化芸術に携わる人への現況とコロナの影響に関するアンケート調査より(以下同様)また、「コロナ禍で死にたいと思ったことはありますか」との質問には、32.5%の人が「ある」と回答。コロナ禍が与えるメンタルヘルスへの深刻な影響も浮き彫りになった。 休業せざるを得ないのに補償は「なし」。2度目の緊急事態宣言が発令され、政府や東京都など対象地域の自治体は、20時までの時短営業に協力するよう文化芸術事業者に対しても呼びかけている。しかし、特措法に基づく要請ではないため、時短営業に応じても、飲食店やカラオケ店に支払われる協力金などの補償はない。こうした状況を受け、「SaveOurSpace」、「演劇緊急支援プロジェクト」、ミニシアターの支援を主に行う「SAVE the CINEMA」ら3団体が1月14日に会見を開き、文化芸術業界が直面する危機的な状況を訴えた。「SaveOurSpace」の加藤梅造(LOFT PROJECT)さんは、時短営業の呼びかけに留まるとはいえ、ライブハウスや劇場などは「実質休業せざるを得ない状況にある」と指摘。「1度目の緊急事態宣言の時と同じ打撃を受けることになる」と述べ、早急な支援が必要だと訴えた。3団体は経産省や財務省、文化庁などの関係省庁に要望書を提出しており、一定割合の額の給付や売り上げ減に伴う補償など、公的支援制度を拡充するよう求めている。
(引用) 福岡県飯塚市の芝居小屋「嘉穂劇場」を運営する認定NPO法人嘉穂劇場(伊藤英昭理事長)が、経営難を理由に運営から撤退することが26日、分かった。同法人は近く理事会を開き、解散を決定する見通し。関係者は劇場存続に向けて新たな運営主体の確保を急ぎ、当面は現体制での営業を続ける。 1931年に開場した同劇場は、江戸時代の歌舞伎様式を継承する木造建築の国登録有形文化財。建物の補修や設備の更新に多額の費用が必要な上、新型コロナウイルスの影響で公演やイベントのキャンセルが相次ぎ、集客に苦慮したことが原因とみられる。 法人の2019年度の事業報告書によると、今年2月上旬から3月下旬にかけて開かれた人気イベント「ネコたちの雛(ひな)祭り」では、入場者数が前年の半数以下の約3700人にとどまった。4~6月は劇場の見学者受け入れを中止した。 関係者によると、10月に法人から市に対して支援の相談があった。市は「相談を受けたことは事実。解散が正式に機関決定されるまではコメントできない」としている。 劇場は03年7月の集中豪雨で壊滅的な被害を受けた。寄付金や助成金を円滑に活用するため、04年にNPO法人としての運営を開始。劇場主だった故伊藤英子さんの呼び掛けに演劇関係者や芸能人、市民らが支援金を寄せ、再開にこぎ着けた。17年には、寄付者が税制上の優遇を受けられる認定NPO法人になった。大衆演劇の座長が年に1度集う全国座長大会や、有名歌舞伎役者の公演などが開かれてきた。(丸田みずほ)
共同ニュース伝統演劇の殿堂である歌舞伎座(東京都中央区)は1日、観客を入れて約5カ月ぶりとなる歌舞伎公演「八月花形歌舞伎」を開催した。東京などで新型コロナウイルスの感染者が増加する中、感染防止策を徹底し、緊張感のある再開を迎えた。
期間中に出演者2人が体調不良を訴えたが、抗体検査(引用者注:PCR検査ではない)が陰性だったり、所属事務所が「持病に起因する可能性が高いと診断された」と説明したりしたため出演していた。 会場周辺では、業界団体のガイドラインが控えるよう求めていた出演者の「出待ち」が目撃され、作成を要請された感染予防の指針も作っていなかった。
東京都内の小劇場でつくる「小劇場協議会」は14日、上演劇場の新宿シアターモリエールが協議会の定めた感染防止のガイドラインを守っていなかったと公式サイトで発表した。 (中略) 観客には群馬県、神奈川県の他、少なくとも千葉県や栃木県、愛知県から訪れていた人がいたこともこの日分かった。
主催のライズコミュニケーションも、当初予定した別の小劇場に出した上演案では、ガイドラインに沿ったソーシャルディスタンスなどが保てないと難色を示されたため、急きょシアターモリエールに変更したことも判明。あやうい公演実態だった可能性が浮上した。
主催のイベント会社「ライズコミュニケーション」のウェブサイトによると、全12公演で感染者が発生し、15日までに出演者17人、スタッフ8人、観客34人の計59人の感染が分かった。 出演した俳優山本裕典さん、原案を担当した映画コメンテーター有村昆さんらも陽性反応が出たことを公表。感染者は東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城で確認、ほかに愛知、島根、長野でも確認された。 主催者側は、業界のガイドラインに沿って観客やスタッフのマスク着用などを実施。観劇した女性によると、開演前や休憩中は換気し、席の間隔も1席分ずつ空けて、定員186人の半分程度だった。 公演中に出演者2人が体調不良を訴えたが、ライズ社によると抗体検査で陰性だったことや検温結果が規定内だったため、出演を続行した。
サンスポなどによれば、川崎市の40代女性看護師は、勤務先の病院で担当した新生児11人が濃厚接触者としてPCR検査の対象に。これまで8人が陰性だった。群馬県の20代女性保育士の感染では65人の園児にPCR検査が行われている。 今回のクラスターで家庭や職場など市中感染へと広がる実情が浮き彫りになった。 とのこと。
(一部引用)日本国内で初めて舞台での新型コロナウィルス集団感染が発生した公演主催者が“体調不良の出演者が居るのを知っていながら上演を強行した”しかも、何の手も打たずに最終日まで全行程そして“罹患している可能性が有り、それを分かっていたのに出演し続けている者が居た”と云う事実だ(中略;状況の紹介)はっきり言おうこんな奴等は劇場サイド、主催者、出演者、スタッフに至るまで、どいつもこいつも素人の集まりだ何度も書いている様に来月には歌舞伎座も久々に開場される新国立劇場、帝国劇場や劇団四季、宝塚歌劇団、他にも様々な舞台が漸く再開されようとしつつあるそこに元来、舞台業界でのルールも知らない、弁えない素人と言っても過言ではない者達が考え無しでした軽率な振る舞いで集団感染が出た全舞台業界のプロフェッショナル達が血を吐き、涙を流しながら、臍を噛む思いで此処まで我慢して、踏ん張って、踏み留まって来た事が今、水泡に帰したらどう責任を取ってくれるんだ取れるのか、素人共(中略)物凄く、物凄く、病的な位に、批判が出ない様、批判を少なくする様、リスクを減らそうとこちらは気を付けているのにまた「だからまだ観客を入れてのイヴェント、ライヴや舞台はやめておいた方がいいのではないか」と云う、至極御尤もな意見が再燃して来る羽目となる我々の業界にとって他人事ではない甚大なるダメージを残してくれたな話は多少擦れるけれども、こう云う輩が無尽蔵に湧いて出て来るから「諸悪の根元は東京」なんて、呆け老人に寝言をほざかれる事になるしかも、その老い耄れのしたり顔にすら碌に反論出来なくなるじゃないか(中略)覚悟もへったくれも無い世間知らずの小僧共が生半可な気持ちで遊び半分に首突っ込んで掻き回していい世界じゃないそんな奴等に箱の大小、ジャンルは様々に分かれていても舞台、ステージに命を懸ける志に関しては一致する我々の気持ちが分かる訳等断じて無い慎め、餓鬼舞台を舐めるなよ
(引用)6月30日から今月5日まで新宿・シアターモリエールで上演された舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」の出演者やスタッフ計12人と観客2人が新型コロナウイルスに感染していたことが、10日までに明らかになった。主催者が発表した。同舞台に出演した俳優山本裕典(32)の所属事務所はこの日、公式サイトで山本が新型コロナ検査で陽性と診断されたことを発表。同公演をめぐっては7日にダンスボーカルグループ「Super Break Dawn」のTAKUYAに陽性反応が出たことが判明し、出演者やスタッフがPCR検査を受けたという。その後相次いで「イケ家!」の松村優、「AIRPEN」のKOCKYとRYOらの感染が明らかになっていた。9日には同舞台の公式サイトで、6月30日の昼公演、7月4日の昼夜公演を鑑賞した2人の観客からも感染報告を受けたことを明らかにしていた。主催社は「保健所から、全キャスト及び全スタッフが濃厚接触者と指定された旨の連絡と、全員に対し、自宅待機の指示がありました」と説明。発熱など症状がある観客は保健所などに相談するよう呼びかけた。公演は検温やマスク着用、座席間隔を空けるなど対策を講じていた。劇場は全館消毒を実施したという。
東京都は10日、新宿シアターモリエール(新宿区)で6月30日~7月5日に上演された舞台で、出演者や観客ら少なくとも14人が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。都は、クラスター(感染者集団)が発生したとみている。 都によると、出演者らの感染がわかったのは、『THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―』。8日に出演者1人の感染が都に報告され、9日に3人、10日には20~50代の男女10人の感染が確認された。劇場では公演時、マスクの着用や検温などの対応をとっていたという。
(引用)東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演で発生した新型コロナウイルスの集団感染について東京都は、保健所の調査で、▽出演者やスタッフが50人程度、▽観客が800人程度の、合わせて850人程度が濃厚接触者にあたると説明しました。都と保健所は全員に対してPCR検査を受けるよう呼びかけています。都によりますと、この劇場は観客の定員が186人で、劇場は、定員の半分の93人で開催するよう公演の主催者に要請していたということです。公演は6日間、一日2回行われていたということで、1回の公演で観客が何人いたかなどについて、都が主催者に聞き取り調査を進めています。また、劇場などの業界団体が定めた感染防止対策のガイドラインには、公演の前後や休憩中に会場内の換気を行うことが記されています。これについて主催者は、公演と公演の間に換気を行っていたと話しているということです。このほか主催者は、最前列の観客には飛まつを防ぐためフェイスシールドを渡していたということですが、実際に客が使ったかどうかは調査中だと説明しているということです。都は主催者や劇場に対してさらに聞き取り調査を行ったうえで、再発防止策を提出するよう要請することなどを検討することにしています。
(引用) 新型コロナウイルスの影響に苦しむ舞台・演劇界。状況を注視しながら数カ月ぶりに公演を再開した劇場では、新たな試みが行われていた。舞台に現れたのは、つばが飛ぶのを防ぐため、個性的なマスク姿となった俳優らだ。 新国立劇場(東京都渋谷区)で9日、「願いがかなうぐつぐつカクテル」が開幕した。北村有起哉さんら俳優は全員、舞台上で透明のマウスシールドや衣装で口元を覆って演じる。 全国公立文化施設協会が5月に出した劇場などにおける感染拡大予防ガイドラインは、公演関係者に対し「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用」を求めており、これに沿った対策という。ネコやカラス役はそれぞれ動物をかたどったマスクを着用し、ミヒャエル・エンデ原作のファンタジーならではの工夫をする。 能楽では、地謡が「演者マスク」と呼ぶポリエステル製のちりめんで顔を覆って謡をうたっている。奈良市の春日若宮おん祭で奉納される芸能「細男(せいのお)」から着想したという。金春流能楽師の本田光洋さん(77)は「マスクよりも密閉されていないので、声を出すのは自由だったようです」。 5日に東京・千駄ケ谷の国立能楽堂で催した「轍(わだち)の会」は、間隔を空けるため地謡を普段より2人減らして6人にした。本田さんは「多少ボリューム感に欠けたかな」。大鼓や小鼓の奏者に飛沫(ひまつ)がかからないよう、笛の奏者の座る位置を普段より後ろにずらした。(伊藤綾、井上秀樹)
NHK番宣から一部引用年間公演数 約3,000回、観客動員数 約300万人。日本を代表する演劇集団の「劇団四季」。新型コロナウイルスの感染拡大で、今年2月末から公演の中止を余儀なくされてきましたが、7月14日(火)から約5か月ぶりとなる公演の再開を決めました。しかし、最大の課題は、観客や俳優などの感染リスク。そこで行ったのが、飛まつのリスクを可視化するための「実験」です。実験では意外な結果も明らかになり、未知のウイルスとの向き合い方がわかってきたといいます。“「満員の客席がリスクに・・・」 創設以来 最大の危機”劇団四季は、全国に8つの専用劇場を持ち、抱える俳優・スタッフは総勢1,400人以上にのぼります。中止公演の総回数は、6月時点で1,000回を超え、売り上げの3割、約85億円を消失する事態となったのです。(以下略;この番宣も結構長いです!予告編映像付き)
(引用:リンク先で読むと画像と短い映像が見られます)新型コロナウイルスの感染が拡大する中、全国各地で音楽コンサート、演劇などのイベントの中止が相次いでいる。中止・延期となったイベントの数は少なくとも81000。5月末までにライブ・エンタメ市場9000億円のおよそ4割が消失するという試算もある。多くのアーティスト、イベントを支えるスタッフたちが生活困窮に追い込まれ、文化の衰退を危惧する声が各界の著名人から発信されている。どうすれば事態を打開できるか。ネットを駆使し新しいイベントのあり方を模索する音楽プロデューサー・つんく♂さん。安全を確保しながらコンサートを行うためのモデルケースを作り始めた音楽プロダクション…。番組は、苦境に追い込まれた現場を取材、文化を守るためにいま何が必要か考える。出演者平田オリザさん (劇作家)合田 文さん (WEBメディア「パレットーク」 編集長)武田真一 (キャスター) 、 栗原望 (アナウンサー)新型コロナ “イベント中止”の波紋去年、2年連続で紅白出場を果たした純烈。新型コロナウイルスの影響で、2月末から一度もライブを行っていません。純烈のリーダー、酒井一圭さんは悩んだ末にライブの中止を決めました。純烈 リーダー 酒井一圭さん「やっぱりお客さんのことを考えると、健康と命が一番大事なので。純烈である前に、人としてという部分で判断させていただいて。」90年代後半から、CDの売り上げが低迷している音楽業界。収入の柱になっているのがライブです。純烈も全国各地のスーパー銭湯などで、ファンとの触れ合いを大切にしながらライブを開催してきました。収入の中心がライブだった純烈の事務所。大きな損失を受けています。純烈 マネージャー 山本浩光さん「(2月27日が)最後の、お客様の前でやらせていただいたイベントの最後ですよね。あとはこんな感じで、赤字のところは中止、もしくは延期。もうダメージは計り知れなく大きい。コンサートとかディナーショーがなくなる、イコール、収入がなくなる。事務所的にもやっぱり厳しくなってきます。」ファンからは、再開を心待ちにする手紙が数多く寄せられています。純烈 リーダー 酒井一圭さん「励みですよ。SNSのメッセージもそうですし、ファンあっての純烈なので。」しかし、この状況が続けば、グループの存続すら危ういと感じています。純烈 リーダー 酒井一圭さん「純烈を続けていくというストーリーと、純烈を続けていけないストーリー、いま自分はふたつ走っているっていう状況。当然、純烈を続けたいっていう思いはあるんですけど、僕らも収入がないと生きていけなくなっていく。その時に家族を守るっていうことを考えると、できなくなりますよね、必然的に。」新型コロナウイルスの影響は、イベントを支えるさまざまな企業にも及んでいます。イベント音響会社 取締役 藤岡正博さん「こちらが音響機材ですね。現場がないので、全部 倉庫に残った状態です。」コンサートや舞台の音響システムを請け負う会社です。ほとんどのイベントが中止になり、売り上げは9割以上減りました。休ませている15人の社員の給料は、資金を切り崩して何とか払っています。イベント音響会社 取締役 藤岡正博さん「本当にこの状態だと、半年はしんどいと思いますね。転職を考えている人もいると思いますし、われわれの業界自体も人が減少していく、大きい損失だと思うんですよ。」相次ぐ音楽ライブや演劇などの中止。この状況が5月末まで続けば、市場規模9000億円のおよそ4割が失われるという試算もあります。エンターテインメントを担う業界団体のトップたちも、かつてない危機感を抱いています。コンサートプロモーターズ協会 会長 中西健夫さん「現実的な解釈としては、どんなに早くても6月いっぱいまではできないだろうなって。(経営が)もたない会社の数は半端なく出てくると思うんですよね。」日本音楽事業者協会 会長 / ホリプロ 社長 堀 義貴さん「エンターテインメント全体がもう、ちょっときついな。」コンサートプロモーターズ協会 会長 中西健夫さん「本当に産業として、膨大なジャンルの方々が関わっているんで、そのことまで含めると、どうしていいか分からないぐらいの広い範囲で、今やれないことが増えているということです。」相次ぐイベントの中止によって、文化そのものが廃れかねないという懸念も広がっています。その一つが、オーケストラです。50年近い歴史を持つ、新日本フィルハーモニー交響楽団。このホールで毎月公演してきましたが、2月末から一度も行っていません。この状況が続けば、楽団を解散せざるを得ないといいます。新日本フィルハーモニー交響楽団 専務理事 林 豊さん「(公演する)場すらなくなるということですから、消滅するという話ですよね。そういった文化がなくなる、文化もなくなるということですよね。」演奏者たちも、これまで経験したことのない事態に追い込まれています。パーカッショニストの石橋知佳さん。これまでのように練習ができなくなりました。パーカッショニスト 石橋知佳さん「集まっちゃいけない、人と接する機会を減らさなきゃいけないので。だけどオーケストラって たくさんの人数で、真逆なんですよね、今の状況と。」オーケストラは楽器が奏でるハーモニーを大切にするため、演奏者たちが集まって練習を行います。しかし、感染のリスクがあるため、それができないのです。自宅での練習を余儀なくされている石橋さん。ほかの演奏者と息を合わせることができず、技術が落ちないか不安を抱えています。パーカッショニスト 石橋知佳さん「ちゃんと復帰できるかどうかとか、そういった悩みとか かなり強くあります。考えるだけで胸が押しつぶされるような状況なので、自分たちとしては技術が落ちないように待つしかない状況。」1人で練習せざるを得なくなった演奏者たち。それぞれが自分の演奏を撮影し、1本の動画に編集。インターネットで配信しました。オーケストラの文化が失われかねないことを知ってほしい。演奏者たちの思いです。イベント中止の波紋。どうすればよいのでしょうか。武田:ステージであれほど輝いていた人たちが、今、笑顔を失っている現状に衝撃を受けました。今夜は劇作家の平田オリザさんに中継で伺います。平田さんご自身の劇団も公演が中止に追い込まれたということですけれども、当事者として、今の現状をどう受け止めていらっしゃいますか。ゲスト 平田オリザさん(劇作家)平田さん:演劇を始めて35年たつんですが、初めての経験ですね。私たちの劇団も3月のフランス公演を皮切りに、もう7会場ほど公演中止になりました。演劇は最低でも1か月、2か月稽古しなければならないので、準備期間も含めてのことなので。私が聞いている範囲では、10月ぐらいまで公演中止が決まった劇団もあります。1~2週間とか1か月我慢しろという話でもない。半年公演がなくなってしまうということですね。武田:経済的な打撃だけではなくて、文化がなくなってしまうと訴える声もありましたね。本当にそういうふうになってしまうんでしょうか。平田さん:経済と文化は連動していまして、今回、小規模の劇団なんかですと、借金を300万とか500万 全部を劇団主宰者が負わなきゃいけない。演劇をやめる人も出てくるでしょうし、先ほどVTRにあったスタッフの方なんかでやめる方も出てくると。私たちは長い文化の営みの中で、連続性を持ってやっているわけですね。例えば、カラオケでストレスを解消するにしても、そのカラオケは何かの楽器で演奏されて、それが楽譜によって記録されて、長い営みの中で大衆文化もあるので。最終的に社会全体の文化がやせ細っていってしまうということなんですね。武田:みんながその文化の恩恵を受けている、それが途絶える危機にあると。平田さん:気が付かないうちに、文化って非常に広い範囲なんですよね。栗原:今回分かった中止や延期となったイベントの数、8万1000件。これは1か月前に集計したものなので、実際はもっとはるかに多い数になっているとみられています。影響が及んでいるのは音楽や演劇だけではありません。例えば、来場者70万人を超える漫画やアニメ文化の祭典、コミックマーケットも中止になりました。また、地域で受け継がれてきました、伝統文化、京都の祇園祭のハイライトとなる山鉾巡行や青森のねぶた祭も中止になっているんです。さらに、イベントが中止されたことで、周辺のホテルや飲食店などへの打撃も大きく、その経済的な損失は計り知れない状況になっています。武田:もう一方、ウェブメディアの編集長を務め、ベンチャー企業の経営もされている合田文さんにもコメンテーターとして加わっていただきます。合田さんは、このイベント自粛によって、経済的にも文化的にも今、危機に陥っている現状をどうご覧になりました?ゲスト 合田 文さん(WEBメディア「パレットーク」 編集長)合田さん:演劇や音楽って、作品を楽しむだけじゃないんじゃないかなと私は思っていて。同じ思いを持った人たちが気持ちを共有し合うようなものだと思うんです。ライブも一体感があったりだとか、そういったイベントだけでなくて、例えば、ジェンダー平等を掲げる「国際女性デー」のイベントであったり、性的マイノリティーの人たちがもっと自分らしく生きられる社会を掲げる「東京レインボープライド」なんかも、オフラインでは中止せざるを得なくなってしまったんですね。そうなると、そういったイベントで語り合ったりだとか、エンパワーメント(湧活)し合ったりという機会を失う人も多くて、経済的だけではなく精神的に傷ついてしまったり、孤独感を感じてしまう人も多かったりするんじゃないかなと思っています。武田:こうした現状に、国はどんな支援を考えているんでしょうか。栗原:国が取りまとめている主な支援がこちらになります。感染対策のために「文化施設にサーモグラフィーを設置する費用」や「中止になった公演をインターネットで動画配信をする費用」などの助成を行うことにしています。しかし、文化活動に関わる人たちの生活を支えることに特化した策というのは、今のところ用意されていないんです。個人や中小企業向けの給付金などで対応する形になっています。では、ヨーロッパはどういう状況なのか。ヨーロッパでは各国、アーティストの生活を支えるためのさまざまな支援策が打ち出されています。イギリスでは最大で34万円。フランス最大30万円。ドイツでは、一部の州で すでに24万円を支給しているんですね。平田さん、こうして比較してみますと、ヨーロッパでは手厚い支援が行われているように感じるんですけれども、この違いはどんなところにあるのだと思いますか。平田さん:もともと日本の文化予算は先進国平均の4分の1。先進国で最もGDP比では低いと言われていて、もともとが少ないんですけれども。ヨーロッパでは劇場とか音楽ホールというのは教会に準ずるような、人々の社会生活を支える、社会的なインフラの一つとして考えられています。あるいは、人々がそこで集まって議論する、民主主義を支える場としても意識されているんですね。それから、アーティスト個人で言いますと、例えば、フランスは「アンテルミタン」という保障制度があって、ふだんから年間900時間ぐらい働くと、残り働いていない月でも最低所得保障が20万円ほどあります。これはふだんからあるので、こういうことになってもあんまり慌てないで済むんです。アーティスト、才能のある人が、経済的な理由でほかのジャンルに行かれることは国益を損ねるという、社会的なコンセンサスがあるというのが前提になっていますね。武田:本当に苦しんでいる方がたくさんいらっしゃる中で、どうしていくかということなんですけれども、合田さんはどう考えますか。合田さん:SNSでもかなり話題になったんですけれども、「クラウドファンディング」、民間から基金を集めてミニシアターを守ろうという基金があったんですけれども、本当に数日で1億円ぐらい集まって、国内最速記録だったそうで。自分たちが応援している企業に民間からお金を集めるのはすばらしいと思いつつも、こういった自粛の体制をどう整えていくかというのは、民間ではなく、あくまで国でやってほしいなと思っています。武田:このイベント中止の波紋、危機をどう乗り越えていけばいいのか。現場でも模索が始まっています。“イベント中止”文化は生き残れるのかライブを活動の中心に据えてきた、BiSH(ビッシュ)です。新型コロナウイルスの影響でライブを中止しています。BiSHが所属する音楽事務所です。「換気して。」感染が収束したとき、いち早くライブが再開できるよう、アイドルたちが練習に取り組んでいます。感染を防ぐため、歌は歌いません。振り付けの練習を何度も繰り返します。豆柴の大群 ハナエモンスターさん「パフォーマンスでお客さんに元気になってほしいというのもあるので、そのためにも私たちは、今こうやって練習をしています。」BiSH セントチヒロ・チッチさん「収束して、またライブができたときは、それまでの思いを全部ぶつけるしかない。(コロナを)ぶっとばす気持ちでやります。私たちは変わっていないんで。」この音楽事務所の代表、渡辺淳之介さんです。ライブの再開に向けて、感染リスクを徹底的に抑える方法を考えています。WACK 代表 渡辺淳之介さん「(いつ再開できるか)分からないから、準備していないと どうしようもない。メンバーをアクリル板に入れた中で、マスクしたり消毒したり。2000人規模のところを30人くらいならいけるんじゃないか。状況が落ち着いてきた段階では、こういうこともできるのかもしれない。」渡辺さんは、これを足がかりに、以前のようなライブに戻していきたいと考えています。WACK 代表 渡辺淳之介さん「やっぱり絶やせない、絶やしちゃいけないと思っているので、そこは採算が取れまいが何しようが、やっぱり続けていく姿勢を見せることが希望になっていくと考えている。」がんの手術で声帯を摘出した、音楽プロデューサーのつんく♂さんです。今、新しいイベントの形を作ろうと模索しています。6年前から母校・近畿大学の入学式のプロデュースを任されてきた、つんく♂さん。コンサートさながらの派手な演出で新入生たちを楽しませてきました。しかし、ことしは会場に人を集めることができません。そこで、つんく♂さんはインターネットで8000人の新入生に向けて、入学式を生配信することにしました。さらに入学式の後、トーク番組を配信。つんく♂さんと近畿大学OBのお笑い芸人が、SNSに寄せられた新入生たちの声を紹介しました。“おうちで入学式”“さすが近大 やることがちゃうわー”“ある意味 特別な入学式やった”お笑いコンビ 霜降り明星「『今日出会うはずやった友人がおったのにな』『早く大学生活をおう歌したい』」音楽プロデューサー つんく♂さん「出会うべき人はいつか出会う!」新入生がそれぞれの思いを自由に発信できる、これまでにない入学式になりました。全国で相次ぐイベントの中止。つんく♂さんは“アイデアを出せば できることはまだたくさんある”と考えています。音楽プロデューサー つんく♂さん「自粛の要請という枠組みの中で、どう判断していくか。なんでもかんでもストップするのではなく、例えば現場に人が来られなくても、楽しめるアイデアも並行して考えていくべきだと思います。このような状況でも我々クリエーターはもの作りを止めてはいけません。」栗原:新しいイベントの形としては、こうしたものも今あるんです。今、音楽業界では無観客のライブをネットで有料配信する動きが広がっているんです。あるバンドがライブを中止したかわりに有料配信をしたところ、5000人以上がお金を払って視聴しました。もともと予定していたライブよりも8倍集客ができて、予想以上の結果になったということなんです。ネットを活用した新しいビジネスモデルの誕生が期待されています。武田:平田さんは、こうしたアイデアいかがですか。平田さん:映像化を嫌う演出家の方もいらっしゃるんですけれども、私は、あんまりアレルギーがないほうで。実は、うちの5月の北米ツアーのニューヨーク公演も中止になってしまったんですけど、プロモーターの方が私の過去の作品に英語の字幕をつけて世界に向けて発信をしてくださったりしていて。今のバンドのように、やっぱりインターネットを通じてのほうが広がりますのでね。チャンスでもあると思うんです。映像配信というと、ニューヨークの「メトロポリタン・オペラ」が非常に力を入れていて、ライブビューイングもやっていて、非常にクオリティーが高いんですね。ただアンケート調査を取ると、9割の人が「本物が見たくなった」というふうに答えるんですね。ですから、私たちステージに生きる人間としては、最終的に、いろんなネットとかを駆使しながら、やっぱりこのウイルスが収束したら本物を見に行きたいよねって思わせるようなコンテンツを作るというのが、私たちのやらなきゃいけないことだと思っています。武田:こうした現状を知って、何かできないかと思うファンも多いと思うんですけれども、私たちにできる事ってないんでしょうか。栗原:中止になったコミケですけれども、今回、販売される本の印刷会社が窮地に陥りました。そこで、ファンたちが始めたのが「エアコミケ」というバーチャルなイベントなんです。会場で売られる予定だった本をネットで買おうと呼びかけているんです。ふだん文化や芸術を楽しんでいる人たちが支えようということも大切かと思うんですけれども、合田さん、私たちにできる支援はどんな形があると思いますか。合田さん:バーチャルというのもあると思うんですけど、コロナの影響で食品の買い占めとかがあったじゃないですか。もしも余裕のある方がいらっしゃったら、1~2週間後とか直近のことじゃなくて、コロナが終わった後の先の楽しみに投資するような形のお金を払っていく。そして、企業もその受け皿を作っていけたらいいんじゃないかなと思っています。武田:いつ再開するか分からないけれども、今お金を払える仕組みを作るということですね。平田さん、同じ空間で感動を共有する体験が今できなくなっていますけれども、こうした中で私たちが心に留めておくべきことってどんなことでしょうか。平田さん:もちろん命は大切ですよね。それから例えば、お金とか、なくてはいけないものというのは議論がしやすいと思う。だから10万円給付とか30万円給付という話になるんですけど、文化というのは人々それぞれ大事にするものが違うので、音楽が本当に大事な人もいれば、演劇で救われた経験がある人もいれば、スポーツが生きがいの人もいれば、何か映画を見た後に友達といいお酒を飲むのが大好きという人もいると思うんですね。一人一人違うから、その違う楽しみを理解する、相互理解する、寛容になるということがとても大事だと思うんですね。実は、この他者理解、異なる文化とか異なる価値観を持った人の気持ちを理解するのも芸術の役割なので、そういう皆さんが今、ストレスがたまっていると思う。ぜひ私たちが、それを早く届けたいというのが本当に一番の願いです。武田:私も本当にそういうふうに思っています。命も大事で経済も大事なんですが、私たちの心を救ってくれるようなさまざまな表現も絶やしてはいけないなというふうに思います。きょうはどうもありがとうございました。最後に、演出家の宮本亞門さんが作った この動画をご覧ください。俳優・アーティストなど600人が歌った「上を向いて歩こう」。社会に閉塞感が広がる中、少しでも前向きになって欲しいと企画された。感動や勇気を与えてくれる“音楽の力”が必要。宮本さんは考えた。演出家 宮本亞門さん「一番危険なのは、芸術家、工芸家たち、あらゆる文化に関わる人たちが自分で自分を否定してしまうことです。踏ん張っていきたい。なぜなら、その後 最も必要になるのが、演劇・アート・音楽・文化だと思うからです。今とても試されている、次の生き方を。文化は最も必要なものだと思っています。」
(引用:リンク先で読むと画像と短い映像が見られます)新型コロナウイルスの感染が拡大する中、全国各地で音楽コンサート、演劇などのイベントの中止が相次いでいる。中止・延期となったイベントの数は少なくとも81000。5月末までにライブ・エンタメ市場9000億円のおよそ4割が消失するという試算もある。多くのアーティスト、イベントを支えるスタッフたちが生活困窮に追い込まれ、文化の衰退を危惧する声が各界の著名人から発信されている。どうすれば事態を打開できるか。ネットを駆使し新しいイベントのあり方を模索する音楽プロデューサー・つんく♂さん。安全を確保しながらコンサートを行うためのモデルケースを作り始めた音楽プロダクション…。番組は、苦境に追い込まれた現場を取材、文化を守るためにいま何が必要か考える。
出演者平田オリザさん (劇作家)合田 文さん (WEBメディア「パレットーク」 編集長)武田真一 (キャスター) 、 栗原望 (アナウンサー)
(引用)このたび、文化庁より、チケットを払い戻さず「寄附」することにより、税優遇を受けられる制度が創設され、劇団四季の公演につきましても、同制度を利用できるようになりました。この制度は、新型コロナウイルス感染症に関する政府の自粛要請を受けて、中止等となった文化芸術・スポーツイベントについて、チケットの払い戻しを受けない(放棄する)ことを選択された方は、その金額分を「寄附」と見なし、税優遇(寄附金控除)を受けられるものです。詳細につきましては、文化庁ウェブサイトもご覧ください。新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について(文化庁)チケットを払い戻さず「寄附」することにより、税優遇を受けられる制度が新設されましたイベントチケット等の寄附をお考えの皆様へ
新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について(文化庁)チケットを払い戻さず「寄附」することにより、税優遇を受けられる制度が新設されましたイベントチケット等の寄附をお考えの皆様へ【寄附金控除までの具体的な流れ】(1)下記受付フォームより仮登録をお願いいたします。 寄附受付フォーム(2)仮登録後、1週間以内に劇団四季より本登録のご案内メールを配信いたします。 メールに記載のURLから寄附に関する必要事項をご登録ください。(3)劇団四季より、「払戻請求権放棄証明書」「指定行事証明書(写し)」を郵送いたします。 ※紛失などによる各種証明書の再発行はいたしかねますので、確定申告時まで大切に保管してください。(4)お客様の確定申告の際に、上記2点の証明書とともにご申告ください。 寄附金として税優遇の対象となります。 ※詳しくは最寄りの税務署にご相談ください。※お手持ちのチケット金額と同額、またはチケット金額未満のご希望額を寄附いただけます。 チケット金額を超える寄附はお受けできません。※すでにチケットの返金が完了している方でも、銀行振り込みにて寄附いただくことが可能です。 詳細につきましては、仮登録後のご案内メールにてご確認ください。これまで数多くのお客様より、寄附のご相談を頂戴しており、心より御礼申し上げます。ぜひこの制度をご活用くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。6月20日(土)更新
劇団四季の下記の公演につきましても、同制度の対象として指定されております。【チケット料金「寄附」対象公演】『キャッツ』東京公演(2月27日~8月30日)『アラジン』東京公演(2月27日~8月30日)『ライオンキング』東京公演(2月27日~8月30日)『劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~』東京公演(7月14日~8月27日)『マンマ・ミーア!』横浜公演(3月28日~8月10日)『リトルマーメイド』札幌公演(2月27日~3月15日)『ライオンキング』名古屋公演(4月1日~8月30日)『リトルマーメイド』大阪公演(2月27日~8月30日)『パリのアメリカ人』京都公演(2月27日~5月17日)『ノートルダムの鐘』福岡公演(2月27日~6月14日)『パリのアメリカ人』福岡公演(7月12日~8月30日)『コーラスライン』全国公演所沢(4月25日)、府中(4月27日)、八王子(4月29日)、札幌(5月3日~7日)、前橋(5月15日~17日)、広島(5月19日~5月22日)、三次(5月23日)、名古屋(5月25日~28日)、大阪(6月3日~7日)、北九州(6月10日)長崎(6月11日)、川崎(6月17日)、相模原(6月19日~20日)、横須賀(6月21日)、三軒茶屋(6月22日)、静岡(6月26日~28日)、菊川(6月30日)、浜松(7月2日~3日)『ジョン万次郎の夢』全国公演相模原(4月18日)、仙台(5月3日~4日)、調布(6月6日)、福山(7月20日)、廿日市(7月22日)、広島(7月23日~24日)『人間になりたがった猫』全国公演座間(5月5日)、館林(7月4日)
京都府による劇場の休業要請は解除(23日~31日)されたものの、本格的再開、劇団の公演実施のめどは立たっていません。劇団や劇場の存続、演劇関係者の仕事の継続が危ぶまれています。 #人形劇団京芸 #創立70周年記念作品 #あっちこっちサバンナ 「秋も公演が出来なければ、年は越せない」と語るのは昨年10月に創立70周年を迎えた人形劇団京芸の事務局長、小林洋介さん。同劇団の収入の柱である1月~3月の幼稚園・保育園公演、5、6月の小学校公演が3月以降ほぼ中止に。4月には、昨年京都公演で盛況だった創立70周年記念作品の東京公演が、完売していましたが中止になりました。 同劇団では近年、学校での鑑賞授業が減少してきたことにより、赤字が常態化。今回の公演中止で経営は危機的となり、劇団の「解散」も考えざるを得ない、と言います。【稽古や公演に多数の制限が】 劇団の会合、稽古が再開したものの、多くの制限があります。 稽古場として利用されている京都芸術センターは20日に再開しましたが、使用定員は3人~10人に抑えられ、大声の発声、他者との接触などは避けるよう求められています。 京都府の劇場に対するガイドラインでは▽混雑時の入場制限▽2㍍(最小1㍍)を目安にした間隔の確保▽演者の発声による飛まつ感染対策として前方席の使用を控える―ことなどを求めています。 「子どもたちが舞台の近くにひしめき合って、肌を触れ合わせながら鑑賞することが楽しいのに、距離をとって公演が出来るのだろか。せめて収束後、行政の支援による鑑賞会を企画してほしい」。一人で全国の幼稚園、保育園、親子劇場での人形劇公演を続ける「くわえ・ぱぺっとステージ」の主宰者・つげくわえさんは言います。 人間座スタジオで4月に予定していた広田ゆうみさんとのユニットの公演が延期となった二口大学さんも、「客席の半数以下しか使えず、それでもお客さんが来てくれるか分からず、とても収支が合わない」と話します。 劇団とともに、舞台を支える、フリーランスのスタッフも厳しい状況に置かれています。 音響の技術者、道野友希菜さんは「7月まで仕事はなくなり、8月以後も不透明。搬入用の車を売る人、転職の話をする人も出てきています。国の補償があればありがたいが、国はせめて国民がどう困っているのか真剣に実状を聞き、すぐに対策を考えてほしい」と話しています。【運営めど立たず、賃料補塡を】■THEATRE E9 KYOTO芸術監督 あごうさとしさん 「THEATRE E9 KYOTO」(京都市南区)の芸術監督・あごうさとしさんに劇場の実状と、支援のあり方などについて聞きました。◇ 6月、7月はごく少人数の企画をやり、8月から始められるかどうか、出演を予定していた劇団と話を始めている段階です。 劇場は、貸館業だけでは赤字なので、カフェやオフィスにスペースを貸し、公演の技術指導、企業協賛などの収入でやりくりしてきました。4月からほぼ営業できず、経営は非常に厳しい状態です。 現在、国や府から客席の間隔を確保するために、使用客席数を事実上、半分以下に減らすよう求められています。そんな状況で今後も利用してもらえるのかめどが立っていません。利用してもらえたとしても劇団の状況を考えると貸館料を下げざるを得ないでしょう。【小劇場連携しCF(クラウドファンディング)スタート】 国や府の要請には積極的に応えたいと思います。みなさん本当に厳しい状況にあると思いますが、劇場に対して貸館料の補塡をしていただければありがたいです。そうすれば、貸館料を下げ、劇団も利用しやすくなりますから。 3年前から全国の小劇場のネットワークを構築し、各自が地域と協力しながら経営を改善し、劇団を支援していく方策を模索してきました。コロナ禍のもと、このネットワークを軸に、20日から、地域と共に歩む文化拠点、全国の小劇場の「再開」に向けて、1000万円を目標に、クラウドファンディングを始めました。期日は7月末までです。協力いただけるとありがたいです。 クラウドファンディングのサイト
東宝、松竹、劇団四季、ホリプロ、東急文化村、パルコ、吉本興業、明治座、アミューズ、シス・カンパニー、NODA・MAP、劇団☆新感線、大人計画など演劇関係の約40の会社、団体、劇場が新型コロナウイルスによる公演の中止や延期に伴う演劇界の危機的状況を受けて「緊急事態舞台芸術ネットワーク」を組織し、14日、中止や延期による損害などについての緊急アンケート結果を発表した。 アンケートは4月10日以前に中止・延期を決めた5月末までの公演を対象に実施し、数万人から数十万人を動員する規模の演劇イベントを主催する16の主催団体が回答を寄せた。(以下、判り易くするため随時改行は引用者による)それによると、損失額が「30億円以上」が2団体、「10~30億円」が3団体、「5~10億円」が2団体、「1~5億円」が7団体、「1億円未満」が2団体となっている。中止・延期となったステージ数は「200以上」4団体、「101~200」2団体、「51~100」5団体、「1~50」5団体。また、現状の支援策を利用した場合の事業継続可能性については、「可能」が8団体、「困難(大幅縮小不可避)」が6団体、「どちらともいえない」が2団体で、「困難」と答えた6団体に、予想時期を質問すると「半年以内」1団体、「1年以内」が2団体、「無回答」3団体だった。自由記述では「年内の興行が難しければ、会社の休眠、あるいは倒産も致し方ない」「21年4月には事業継続が不可能」などと危機的な状況を訴えている。また、装置・照明などイベントスタッフの6つの会社も回答を寄せ、事業継続可能性については「可能」2社、「困難」3社、「無回答」1社と、同様に厳しい状況にあることが明らかになっている。
安倍晋三首相は10日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、大型イベントの自粛期間について「(政府)専門家会議が判断を示すまで、10日間程度はこれまでの取り組みを継続していただく」と述べ、少なくとも今月中旬ごろまで継続するよう呼びかけた。政府の専門家会議が9日に示した「当面感染者の増加傾向が続くと予想され、警戒を緩めるわけにはいかない」との見解を踏襲した。【堀和彦】
(一部引用) 新型コロナウイルス感染症などを巡って、10日午前の菅義偉官房長官の記者会見で質疑があった。 菅氏は、パチンコ業界への対応について「警察庁が、遊技機のハンドルなど不特定多数の人が触れる場所を消毒するなど感染防止措置を業界に要請している。業界の自主的な取り組みとして、集客目的の広告宣伝の自粛を各営業所に求めたほか、感染拡大を受けて休業日を設けた営業所もあると聞いている」と述べた。 その上で「警察庁が引き続き、政府の基本方針を踏まえ、業界において適切な対応がとられるよう指導する」と述べた。
(記事引用)【毎日新聞によるリード文】 新型コロナウイルスの感染拡大によるスポーツ・文化イベントの自粛が相次ぐ中、東京芸術劇場の芸術監督を務める劇作家で演出家、俳優の野田秀樹さん(64)が1日、「公演中止で本当に良いのか」と題した意見書を発表した。「演劇人として劇場公演の継続を望む」としている。 安倍晋三首相が2月26日に、スポーツ・文化イベントの開催を2週間自粛するよう要請したことを受けたもの。演劇企画製作会社「NODAMAP」のウェブサイト上で発表した。 意見書の中で野田さんは、スポーツイベントのように無観客では演劇は成立しないことから、「ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは『演劇の死』を意味しかねません」と主張。さらに「もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません」とした上で、「けれども劇場閉鎖の悪(あ)しき前例をつくってはなりません」と述べた。公演を目指す演劇人への風評被害への危惧や、公演収入が途絶える関係者の生活にも触れ、公演中止は「最後の最後の苦渋の決断であるべきです」と訴えている。 この意見書を見た劇作家、演出家の平田 オリザさんが、さっそくツイッターで「私も連帯を表明します」とつぶやいた。演劇関係者や演劇ファンの間でも野田さんの意見書に賛同する声が広がっている。【毎日新聞:油井雅和】
【野田さんの意見書全文】(適宜改行などは引用者による;毎日新聞ではない)【意見書 公演中止で本当に良いのか】 コロナウィルス感染症対策による公演自粛の要請を受け、一演劇人として劇場公演の継続を望む意見表明をいたします。 感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべきと考えます。 演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。 ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは「演劇の死」を意味しかねません。 もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません。 けれども劇場閉鎖の悪しき前例をつくってはなりません。現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、「身勝手な芸術家たち」という風評が出回ることを危惧します。 公演収入で生計をたてる多くの舞台関係者にも思いをいたしてください。劇場公演の中止は、考えうる限りの手を尽くした上での、最後の最後の苦渋の決断であるべきです。 「いかなる困難な時期であっても、劇場は継続されねばなりません。」使い古された言葉ではありますが、ゆえに、劇場の真髄(しんずい)をついた言葉かと思います。 野田秀樹